◎さようならエレガンス
  2000/5/6ホシガメのエレガンスを他界させてしまいました。
  ゴールデンウィーク中に帰省しており、その日は朝9時半頃、ホルスの
亀吉ともう1匹のホシガメのステラと一緒に日光浴をさせました。こうした
日光浴はGW中の晴れた日の日課でした。その後、家族とともに隣町の
温泉に出かけ、12時半に帰宅し、すでに日陰になっていた日光浴場から、
ケージに移そうと持ち上げるとエレガンスは他界しておりました。持ち上げて
すぐ直感的にそうだと分かりました。手足は出して伸ばしたまま、頭と尻尾は
引っ込んで持ち上げても触っても動きません。甲羅の中の頭を覗き込むと
閉じた目は落ち窪んでいます。今思えば、手足も硬直していたと思いますが、
その時はそうとは気付きませんでした。死んだとは思いましたが、「死ぬほど
弱っているが生きているかも知れない」という可能性を確かめたくて、
温浴してみました。「数秒はこわごわ潜っているが息をするためひょっこり
頭を出すかも知れない」と漠然と思いながらお湯に沈んだエレガンスを見て
いましたが、沈んだままです。ふと思い付き時計を確かめましたが、2分以上
動きません。甲羅の窪みにあったのでしょう頭の方から大きな泡がボコッと数回
浮かびました。とうとうあきらめがつきました。お湯からあげました、手足に
トータスフードが着いていたので取ってやりました。それは最後の食事だったの
かも知れません。
  実は数ヶ月前から餌食いが悪く、体重が落ちていました。今にして思えば
全くの手落ちですが、餌食いは全く記録しておりませんでした。記憶では
ひどい時は週に1度のトータスフードしか食べない時もありました。体重から
見ると最高で260-270gあった体重が秋口から徐々に落ちる傾向にありましたが、
1月末まで250-240g台をキープし、標準体重以上あったのですが、
2月から230gを切るようになり、特に4月下旬に15g程度落ち207g、
最後の計測になった帰省直前では205gでした。今見るとこれはくしくも
約2年前に初めて計った時と同じでした。(これに気づいた時はジンと
来ました)ちなみに甲長の伸びは9.96cmから10.27cm(最大時は10.40cm)と
約3mmでした。成長せず短命で死んでしまうホシガメがいると聞いていますが、
結果的にはその形になってしまいました。甲長のデータを見直すと、1度
テトラバイタル(熱帯魚用のビタミンB剤)を与えた時期(去年の3月末から
7月)があってこの時期には成長しましたが、止めると途端に成長が止まって
いる事が分かります。(詳しくはここ)
  またGW中は目が行き届かなく、特に前日は日光浴場に日陰がなく、
亀吉(ホルス)が暑すぎて暴れながら泡を吹いてしまいました。初めての
失敗でした。この時は体の小さいホシガメたちは狭いながら日陰にいたので
事無きを得たのですが、エレガンスにも気付かないところでこうしたミスが
ストレスになっていたのかも知れません。

  正直今はああすれば、こうすればと後悔ばかりです。

  亡骸はすぐ前に見える実家の庭に埋めした。死因究明のために解剖して
もらうべきなどとも思いましたが、「ここの土に埋めてやるのが良い」と
思いました。

  実は虫の知らせというか前日の寝入る直前、「エレガンスが明日死ぬ」と
感じたのです。その時は迷信だと相手にしませんでしたが、現実になって
しまいました。お別れを知らせてくれたのかも知れません。最後の最後まで
不義理で申し訳ない事をしました。m(_ _)m

  冥福を祈ります。(=m=)
  

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