メキシコには、とにかくあちこちに遺跡があります。バスの路線網は発達しているので、時間さえあれば自由に安く遺跡巡りが楽しめるでしょう。失われた文明を求めてメキシコへ行きましょう。 |
チチェンイツァ チチェンイツァはマヤ文明の遺跡の中でも特に有名な遺跡のひとつです。大リゾート地カンクンから日帰りで行ってこれるということもあって遺跡は毎日たくさんの人が訪れ、テーマパークのように賑わっています。実際ここにはその期待に応えてくれるかっこいい遺跡がたくさんあります。 もうひとつマヤの精密な暦を象徴している建物がカラコルと呼ばれる古代の天文台です。外見も現代の天文台とよく似た円形の美しい形をしています。ここでは小さな窓を利用して星の観測を行っていたと言われます。 |
ウシュマル ウシュマルの遺跡はチチェンイツァと比べるとかなり落ち着いていて、静かな遺跡です。 ウシュマル近郊にはラブナ、シュラパック、サイル、カバーといった遺跡もありますが、メリダのバスターミナルからはこれらの遺跡をまわる周遊バスが出ています。 |
エズナ エズナ遺跡は5層の美しいピラミッドが有名な遺跡です。後ろの方は植物に覆われたままになっていますが、このピラミッドも、見る角度によって様々な表情を見せてくれる独特の形をしています。基壇部分の階段には神聖文字が刻まれているのも見逃せません。3層目の左後ろのところには彩色されたレリーフも残っています。 |
トゥルム マヤの遺跡とカリブ海。このコンビネーションが見れるのがトゥルムの遺跡です。多くのマヤ遺跡が密林の中にあるのに対し、この遺跡は海岸に建ち、海水浴の楽しめるビーチまであります。遺跡の規模はそれほど大きくはないので1時間もあればゆっくり見てまわれます。 |
コバー ユカタン半島のマヤ遺跡の中でもチチェンイツァやウシュマル、トゥルムといった遺跡と比べると知名度は低いのですが、湖とジャングルに囲まれた遺跡は公園のようにきれいに整備された遺跡とは違った風情があります。いびつな形をしたイグレシアと呼ばれるピラミッドの上に登ると遠くのノーチムルの大ピラミッドまで見渡すことができます。遺跡の分布範囲はかなり広くて大ピラミッドまでは1キロぐらい離れています。それぞれの遺跡の間をつなぐ道は整備されているので迷うことはありませんが、かなり歩くことになります。ジャングルの中には瓦礫の山となったピラミッドや石碑もころがっています。ピントゥーラと呼ばれるピラミッドの上部には今でも彩色された絵が残っています。 |
シュプヒル シュプヒル遺跡は3つの塔が印象的な遺跡です。遺跡の塔は横一列に平面的に並んでいるので、離れた所から見るとなんだか迫力不足な感じなのですが、近くまで行って空にそびえる姿を見ると急角度の塔が、なかなかかっこよく見えてきます。 |
ベカン ベカン遺跡は周囲を堀に囲まれているという、他の遺跡では見られない特徴のある遺跡です。規模の大きな神殿がまとまったエリアに建っているので比較的楽に歩いて見て廻れます。 |
チカンナ チカンナ遺跡には樹海を見下ろすような大きなピラミッドはありませんが、門や神殿を飾るモザイクの装飾がとても綺麗な遺跡です。 |
バラムクー バラムとはマヤの言葉でジャガーを意味しますが、この遺跡にはその名のとおり、美しいジャガーのレリーフが残っています。ジャガーのレリーフは古い神殿の外壁を飾っていたものでしたが、その後に建てられた新しい神殿によって内部に隠された状態になっていたため、保存状態もよく、美しい原形をとどめています。 |
カラクムル カラクムルはティカル、パレンケと並ぶ先古典期マヤの三大勢力のひとつでしたが、1995年までは一般の人は近づく事が出来なかったということもあり、その規模の割にはあまり知られていない遺跡です。 |
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