黄河下流域で黒陶文化BC2000年ころからBC1500年ころ、中国黄河流域の文化は、大村落農耕文化である黒陶文化へ発展した。黒陶(黒色土器)を特色とし、はじめ中国山東省の竜山鎮で発見されたため竜山文化ともよばれる。 住居は地上の家屋生活に移り、土塁をめぐらせた大村落を形成した。牛・馬を飼育し、一部には獣骨による占いも行われた。 この文化は、中国の黄河河口・下流域にあたる山東省を中心とし、山東半島から河南・山西南部・陝西省にまたがり、北は遼東半島、南は浙江省北部に及ぶ。 【黒陶】 轆轤(ろくろ)を用いて作られた薄手整斉で光沢のある黒色の精巧な土器で、鼎(かなえ)、豆、鬲など十数種の器形分化をみせ、その形はすべて殷周時代の青銅器の祖形をなすとみられている。 【参考ページ】 ![]() ![]() ![]() 【LINK】 ![]() ![]() ![]() ![]() 参考文献 「新訂版チャート式シリーズ 新世界史」堀米庸三・前川貞次郎共著、数研出版、1973年 ![]() 2002/5/12 |