人間の精神と脳人間の精神は、脳の働きによって形作られている。 生物の進化の過程で、脳も進化してきた。 脳のはたらきは、おおまかにみると、次のものがみられる。 (1)生命維持の機能(呼吸・心拍・まばたき・反射行動など) (2)基本的な欲求(食欲・性欲・母性本能・闘争本能など) (3)複雑な思考(特に人間で著しい大脳の発達による) 生物の進化によって人間が得た脳は、動物としての欲求や本能を、大脳の思考によってコントロールする仕組みになっている。 したがって、自己の欲望と、社会的な行動をしようとする意思とに、時として矛盾を生み出し、人間に精神的な苦悩を与えることになる。 欲望のままに行動して反社会的との烙印を押されることは身の破滅であるし、欲望をすべて否定して僧院などで無為に生きることは人生を無駄にすることだと思う。 人がより良く生きるためには(あるいは、より正しく生きるためには)、自己の欲望を適度に制御しながら、社会的に貢献できることを為す必要がある。 世の中のために良かれと思うことに人生を捧げた多くの偉人に、人間としての高貴な生き方をみることができる。 【LINK】 Wikipedia(日本語) ≫ 脳−Wikipedia 【参考ページ】 社会を動かす3つの要素 人間の精神と脳 〜このページ 人間の精神段階 更新 2013/8/6
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