九州北部ツーリング

2004/05/04 温泉津温泉〜玉造温泉

青の洞門〜下関

 7時起床。同室の二人は既に起きている。食堂で朝食。朝食も十分旨い。
 外は雨。昨日の夜は降っていなかったから,未明から降り出したようだ。8時40分出発。
 青の洞門横の車道を通る。ここは1車線しかないため,3分信号の交互通行なのでかなり待たされる。
 青の洞門を出て,R212を北上。中津手前でR10バイパスに入り,豊前,行橋と通過する。渋滞は殆ど無く快適。北九州手前はやたら複雑だが,案内表示通りに走り,関門トンネルに入ることができた。しかし,関門トンネルから出てすぐにミスコース。下関ではかなり遠回りしてR191に入る。
 当初は中国〜山陽自動車道を使って岡山に帰る計画だったが,温泉津温泉に行きたくなったため,これから山陰を通って,温泉津温泉に入り,米子から岡山に入ることにした。

 


青の洞門横の車道

 

温泉津温泉

 一気に下関から萩,益田,浜田をすっとばして温泉津温泉へ。途中全く観光せずに移動に徹する。雨が酷かったのが最大の理由。
 途中益田手前で道の駅の「ゆとりパークたまがわ」で天ぷらやドーナッツを少し食べて昼食代わりにする。びしょ濡れの合羽を着ているので,いちいち脱いで食堂に入る気にもならず,かといって合羽着たまま食堂にはいるわけにもいかず,外の売店で何か買って食べるしかない。
 温泉津温泉に到着。こぢんまりとしているが,無理に新しくしようとしていないので,レトロで良い雰囲気。ツーリング雑誌で見た印象だと,温泉街ではなく日帰り施設がぽつんとあるだけっていう感じだったのだけど,勘違いだった。

 


温泉津温泉

 

湯元薬師湯温泉鯰の湯

 温泉津温泉には源泉別に公衆浴場が二つあるが,まず,鯰の湯に入る。バイクは近くの倉庫に誘導される。この倉庫,少し前までは旅館だったのではないだろうか。結構外観が凝った作りだ。

 入湯料はなんと200円。激安。浴場は,コンクリート造りの大きな浴槽が一つ。鯰の形をした湯口からお湯が注がれる(明治時代に地震によってわき出したかららしい)。本物の温泉,良い湯だ。特別熱くもない,適温だ。洗い場もきちんとある。

 


薬師温泉鯰の湯

元湯温泉湯治の湯

 鯰の湯を出て,温泉津温泉に二つある公衆浴場のもう一つの方,湯治の湯に入る。斜め向かいにあるので,鰻の湯を出て数秒で辿り着く。
 ツーリング雑誌にはこちらの方が良く登場する。その理由は,この湯が無茶苦茶熱いからだ。また,鯰の湯とは源泉が異なり,こちらの方は1300年の歴史を誇る(たぬきが発見したらしい)。
 入湯料は鰻の湯と同じ200円。しかし,脱衣室,浴室ともに狭い。コンクリート製の湯船は狭く,入るには順番待ち。湯船は3つ並んでいる。熱い湯と普通の湯に別れている。
 熱い湯の方の温度計は46度を指していた。しかし,さっき鰻の湯に入って体が慣れているのか,飛び出るほど熱いとは感じなかった。それでもかなり熱いので,浴室の床で休んでいる人の方が多いくらいだ,洗い場はないのだが,湯船からお湯をかき出して体を洗っている人もいた。床や壁には温泉成分がこびりつき,歴史を感じさせるとともに,少し汚いかな?とも感じた。まあ,この位の方がいかにも効きそう!って感じはするが。

 


元湯温泉湯治の湯

玉造温泉

 温泉津温泉を出て,R9をひたすら松江方面に走る。雨は殆どやんだようで,温泉津温泉を出る時に合羽は脱いでいる。
 もう一カ所温泉に入りたいなーという気分になったので,ツーリングマップルを見て,米子までに通りがかる温泉を探す。「山陰最古,日本の名湯」という玉造温泉が目に入ったので,入ってみることにする。
 R9を松江の手前で県道25号に入り,玉造温泉に到着。日帰り温泉施設に「ゆ〜ゆ」というものがあるというので,向かってみると巨大な施設だった。
 内部に入ってみると,最近よくある日帰り温泉施設をさらに豪華にした感じ。かなり巨大だ。風呂に入ってみると,洗い場も沢山,湯船も沢山,お湯の量も沢山。しかし,このお湯を全て源泉でまかなうことは不可能と思われる。泉質も薄い感じ。しかし,温泉らしさはきちんとあった。
 外に出ると雨が強く降り出した。再び合羽を着込む羽目になる。面倒だなあ。汗だくで合羽を着る。

 


玉造温泉ゆ〜ゆ

 

この日のまとめ

 玉造温泉を出て,その後米子自動車道〜中国自動車道〜岡山自動車道と走り,岡山到着。既に日付は次の日になっていた。
 今日の走行距離586キロ。総走行距離1,761キロ。
 初日を除いて雨に悩まされた旅だった。1年に2回しかできないロングツーリングだけにもったいなかった。

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