東北ツーリングその2

2005/04/30〜2005/05/04

 

2005/04/30 新座〜もてぎ〜日立

出発前

 ゴールデンウイーク,実家に帰ることにする。
 ただ帰るだけではつまらない。2年ぶりの東北ツーリングをする。
 前回は日本海側を南下したので,今回は太平洋側を北上することにする。
 丁度インディジャパンが開催されるので,1日目は茂木に行こう。その後海岸沿いに出て,翌日以降北上すればよい。

 


今回のルート

新座〜茂木

 インディジャパンのオープニングセレモニーが11時30分なので,それに間に合うように朝早めに出ることにする。
 8時出発の予定だったが,予想以上に早く準備が終わったので7時30分に出発。外環に乗る前に朝霞でミスコース。先が思いやられる。
 外環から常磐自動車道へ走る。ゴールデンウイーク期間中のため,車は結構多い。それでも殆どの区間で制限速度は出ていたので問題なし。ジャンクションや料金所で若干渋滞発生。ただしそれほど深刻なものではなかった。
 水戸ICからR50〜県道52号と走るはずだったが,ミスコース。一体どこを走っているのかわからなくなる。県道52号を諦め,R50を西に進み,県道39号を北上することにする。

 県道39号を北上し,問題なく地図通り走れていると思っていたが,どうもおかしい。妙に道が狭い。ようやく1車線とか,本当にこれが県道39号なんだろうか?どうも走っている方角と地図の県道39号と違う。後で考えてみると,七会村の大沢開拓方面に迷い込んだらしい。それでも最終的に県道39号線と合流することができ,なんとかツインリンクもてぎに到着できそうだ。

 


水戸〜もてぎ〜日立

ツインリンクもてぎ到着

 県道39号から県道51号に入り,明らかに茂木に向かうとわかる車が増えてきた。そして,青梅の交差点で茂木のスタッフが交通案内をしているところを発見,通常閉じている東ゲートが開いていることがわかり,比較的混雑を避けられそうな東ゲートから入ることにする。

 前売り駐車券を持っていない車は入場できないとの看板が出ていて一瞬焦るが,スタッフに聞くと二輪は入ることができるとのことで安心。入場ゲートで駐車料金1000円を払って入場。持ち物チェックを行うことになっていたが,ここでは何のチェックも行われていない。

 観戦チケットは持っていないので,当日券を買う。一番安いバックストレート券10,000円を買う。一番安くてこの値段。

 この時点で11時。今朝家を少し早く出ていて良かった。予定通り8時に出ていたら,オープニングイベントに間に合わないと焦っていただろう。

 無料周遊バスに乗って中央ゲート方面に行こうと思ったら,逆方向でほぼツインリンク茂木を一周するコースに行ってしまった。しかし,これはこれで面白い。ロードコースをほぼ全て見ることができた。

 中央ゲート到着。チケットを提示して入場。持ち物検査はあったが,人の多さに対応しきれず,かなり適当だった。

 


ツインリンクもてぎ駐車場

インディジャパンスタート前

 暑い。ジャケットなんか着ていられない。ジャケット腰に巻いて歩く。ポケットが使えなくなり不便。また日射しが凄い。帽子必須。一応持ってきているが,タダの真っ黒な帽子なので,こういうイベントだと面白くない。なにか関連の帽子を買おう。

 中央ゲート周辺にはいろんな団体のブースができていて面白い。自衛隊ブースには凄い美人の女性自衛官がいてびっくり。

 ホンダ,トヨタのブースは気合いが入っているが,日本人ドライバー擁するホンダの方がさすがに上だった。ちょうど松浦,ロジャーの二人がホンダブースに登場,抱負を語っていた。

 さて,どんな帽子を買おうか。チップガナッシチームのグッズが目立っていたが,結構あちこちで見かけたので,ペンスキーチームの帽子を買う。2,600円。この日わずか1台しか出場しないシボレーエンジンの帽子も渋いと思ったが,なんかインディーカーより別の方向に向いていそうでパス。しかし,これは後で後悔することになる。
 カストロネベスの3番をつけた帽子を被りバックストレートに向かう。ボウリングブースがあった。そういえば小倉優子がボウリング大使として来場するんだな。ここには居ないけど。
 人は多い。誰だガラガラだと言ったのは。なかなか自分のペースで歩けない。

 バックストレートに向かって歩いている途中から大黒摩季のライヴが始まった。場内放送スピーカーからはヴォーカルの声がやたら大きく聞こえ,伴奏とのバランスが悪かったために,やたらヴォーカルのあらが目立ち少しかわいそうだった。また,バックストレート席では遠い場所での出来事になるため全くと言っていいほど反応がなかった。
 ライヴの内容は過去のヒット曲のメドレー,インディジャパンのテーマソング,ブリヂストンCMの「どこまでも行こう」,そして最後はお約束の「ら・ら・ら」だった。

 空席の目立つホームストレートとは対照的にバックストレート席はすっかり埋まっており,やむをえず席のない斜面に座って観戦することとした。バックストレート席といっても,ここは1コーナー2コーナーの中間あたり。アクセル全開でサイドバイサイドで抜けていく区間だ。そしてバランスを崩しやすい場所でもある。
 それにしてもあんなに混雑しているように見えて,ホームストレートではあんなに空席が目立つとは。ここを一杯にしたら一体どれだけ混雑するだろう。
 関係者紹介,ドライバー紹介があり,サーキット1週のパレードがあった。バックストレート席前では小倉優子は手も振らずにでかいボーリングのピンを抱えて明後日の方向を向いていた。

 日本・アメリカ国家の演奏が終わり,(ちょっとタイミング早かったが)ブルーインパルスが飛来した。数度にわたってサーキット上空を通過。どうもジュニアチームらしい。場内放送ではブルーインパルスパイロットによる解説もあった。結構盛り上がる。

 


中央ゲート周辺


バックストレート席は大混雑


まともな席が埋まっていたため,こんな場所で観戦するハメに。

 

インディジャパンスタート!

 実はこれが初めてのサーキットでのレース観戦となる。だから,インディーカーの音が他のレースカーと比べてうるさいのか大したこと無いのかはわからない。しかし,これを書いているレース当日の23時現在,耳鳴りが止まないのだから,絶対的にはうるさかったのは確実だ。
 フォーメーションラップでは大したこと無いかなと思っていたが,グリーンフラッグから目の前をマシンが通過すると全く場内放送が聞こえなくなる。V8の図太い音だ。
 1週目いきなり目の前でクラッシュ。しかし先頭集団に気を取られていたため全然気が付かなかった。いきなりイエロー10周。
 再スタート直後またクラッシュでイエロー。今年は荒れる。

 ホンダ勢は総じて速い。そして,シボレーエンジン唯一決勝出場のトーマス・シェクターは予想以上に健闘し,トップグループから離れない。トヨタ勢は中段グループ以降。スピードが全く足りない。名門チップガナッシやペンスキーがロジャーや松浦とバトルを繰り広げていた。フロントロー獲得で期待されていた女性ドライバーのダニカ・パトリックはペースが上がらず中段グループへ。

 日本勢はロジャーは車が悪いなりに健闘していたが,エンジンブロー。松浦は序盤ペースが上がらず,ようやく調子を上げた直後にピットインで時間をロスし周回遅れに。その後のイエローで周回遅れ確定,トップ争いは絶望的に。

 150周目以降は最後まで持つか微妙な燃料量でのバトルがあり,ピット戦略をうまくやった松浦が同一ラップに復活,その後中段グループでオーバーテイクショーを繰り広げ場内を沸かす。
 それ以上に目立ったのは唯一台のシボレーエンジン車を駆るトーマス・シェクター。最後のグリーンフラッグの後トップに立つや,ホンダエンジン勢をジリジリ引き離し,ホンダ・トヨタのホームグランプリで久々のシボレー優勝かと思われた瞬間,残り2周でガス欠!
 2位を走っていたカナーンも給油で後退!7位まで上がっていた松浦も給油で脱落!テクニックでトヨタエンジンを4位まで持ってきていたサムホーニッシュJrは最後の最後で白煙を上げクラッシュ!優勝は昨年に続きダン・ウエルドンだった。
 しかし,彼はこのレースで殆ど目立っていない。そしてチェッカー後のパレードラップのバックストレートでガス欠。あまりにいろいろありすぎて最後は観客席からは何が起こっているのかわからなかった。そもそも今何週目かを把握できず,最後のドタバタがゴール直前のことだとわかったのは全てが終わった後だった。

 


ホームストレート方面

ゴール後

 ゴール後,しばらく観客席から動かず,落ち着いた後にグランドスタンドまで行ってみた。コース上に出られ,表彰式を間近で見ることができた。
 ウエルドンだけではなくチームメイトのカナーンも一緒にチーム全員ではしゃぐ。そしてその中にはマイケル・アンドレッティの姿も。
 シャンパンファイトの後はだらだらとしたスポンサー向けの記念撮影が続いた。(帽子をその都度代えていた)

 コース上にはオイル処理の跡が。ものすごい広範囲にわたってオイルが撒かれていて,なるほどこれを処理するんだからイエローが10周も続くわけだと納得させられた。

 ファンサービスのためか,松浦のマシンがしばらくピット前に置かれていた。この写真を撮った直後に撤去された。ラッキー。

 


戦いの後


 サイン会で誰も並ばず話題になったヴィットール・メイラ。看板への書き込みも寂しい上に「サイン会並んで下さい。」なんて言わされている。しかし,次戦インディ500ではなんと2位に!

 

小倉優子登場

 コースから正面ゲート付近に戻ると,ボウリングブースで「〜のような行為が行われると,即座にイベントを中止します」といった物騒なアナウンスが。ひょっとしてと思って行ってみると小倉優子登場。すげー人気。
 すぐに人だかり。みんなカメラ持ち出して撮影開始するも,事務所スタッフらしき人たちが写真撮るな!と制止。何度もそのやりとりが繰り返された。小倉はテレビで見たまんま。いつものキャラを保ったままだった。プロだ。
 イベントが終わる少し前あたりから「もう車用意してあるぞ」といった声が周囲から聞こえてくる。たしかに怪しいミニバンが一台ブースのそばに。イベントが終わると小倉駆け足で車へ。スタッフは意地でも写真撮らせないぞとばかりに黒い布を小倉の前にかざして車に駆け込む!

 


おや,なにやら人だかりが…

 

トーマス・シェクターグッズ?

 さて,駐車場に行くかと歩き出すと,売店からトーマスシェクターTシャツセット3,000円の声が。確かに黄色いマシンが書かれたTシャツとパンサーチームの帽子が。
 帽子で3,000円近くするんだから安いほうと思い今日のヒーローのグッズを買ってみた。しかし,後でTシャツよく見ると去年のシカゴのじゃん。しかもマシン違うし。

 

駐車場〜R123

 駐車場に戻ると,大半のバイクははけた後。買った2つの帽子を積み込むのに苦労し,ちょっと時間経ってから出発。東ゲートから通常とは逆方向に進み南ゲートの渋滞を回避,北ゲートの渋滞を横目に見ながらR123を日立に向かい東に進む。この時点で17時過ぎ。

 


寂しくなった駐車場

 

ごぜんやま温泉保養センター

 今日の宿泊先はビジネスホテルのため,門限はゆるい。そこで時間的余裕があるので途中温泉にはいることに。
 ツーリングマップルに絶景の露天風呂と書かれていたごぜんやま温泉保養センターに入る。
 いかにも今風の日帰り温泉施設。入湯料500円はこの手の施設にしては安い。男湯に入ろうとすると,もてぎ帰りなのだろう,チップガナッシチームのTシャツを着た男とすれ違う。
 ちゃんとした温泉だが,循環の湯船と源泉の湯船がある。源泉の湯はさすがに狭い。露天風呂は源泉っぽい色。景色は良いが,目隠しがじゃまして湯に浸かったままだと空と遠い山が少し見えるだけだ。夕焼けはないけど夕日が山に沈んでいった。

 


ごぜんやま温泉保養センター

 

ホテル日立プラザ

 R123〜県道21号〜R293〜R245と走り,太平洋沿いに出る。しかしもう真っ暗で海なんか見えない。まあ,この道はそもそも海が見えない道かもしれないが。
 R245に出てから日立市街地までが意外に長い。20時にようやく今日の宿泊場所ホテル日立プラザに到着。
 本当はユースに泊まりたかったのだが,予約で満杯であったため楽天トラベルを使い5,000円以下で空き室のあったこのホテルに決定。
 ビジネスホテルとしては十分な装備,LAN回線も室内まで来ている。LAN回線は利用無料。清潔だし,自動販売機の飲み物は安いし,言うことなし。

 


ホテル日立プラザ

 

本日のまとめ

 総走行距離214キロ。レース観戦で日焼け。腕が真っ赤だ。

2005/04/30 新座〜もてぎ〜日立
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