瞳閉じて 2003/07/09 JBCJ-6002 |
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全体的な印象 この作品は,ここ数年では珍しい,前作から3ヶ月という短いインターバルでリリースされた。発売前にはアルバムのリリースや,あくまでも予定としながらもライヴ開催の予告がされるなど,いよいよ泉水さんが活発に動き始めたという印象があった。 前作ではプロモーションビデオが制作され,スカパーの音楽専門チャンネルで特集が組まれるなどして,比較的活発に映像が流れた。この作品でもプロモーションビデオが制作され,CSで放送された。今これを書いている時点では ビーイング系のチャンネルであるThe Music 272で放送されているが,スペースシャワーTVのカウントダウン番組でも放送されるものと思われる。また,この曲のタイアップ先であるフジTV系のスポーツ番組「すぽると」にも泉水さんが登場してプロモーションしており,やる気がうかがえる。 本作では型番は前作に続くJBCJ-6002番になっている。現在ビーグラムレコードで新作を発表するアーティストはZARDだけになっており,今後はZARD専門レーベルになるのではないだろうか?
瞳閉じて 作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:徳永暁人 最初はスローバラードで,ピアノを伴奏とした「瞳閉じて(独唱)」だが,サビでコーラス・ドラム・バイオリンの伴奏が入り,1度目のサビが終わると同時にダンサブルなリズムのアップテンポな曲に急変する。曲は終わりに向けてどんどんスピードを増し,間奏ではメタル調のギターソロも入る。そしてドラマチックにエンディングに雪崩れ込む。ただし,昔だったらこれに近藤房之助や大黒摩季のパワフルなコーラスが加わってより派手に仕上ったのだろうが,残念ながら本作にはそれは無い。 歌詞はいつも通りの仕上り。ラブソングであり,未来に一歩踏み出す不安に共感しつつも,先に進むように促す励ましソングでもある。 作曲は大野愛果,編曲は徳永暁人。すっかりおなじみになった二人だ。 収録アルバム
作詞:坂井泉水 作曲:岩井勇一郎 編曲:大賀好修 タイトルを初めて見たとき,正直引いた。しかし,聴いてみるとタイトルから想像されるほど力んだ曲じゃなくて安心。 典型的ZARDナンバーからはかなりかけ離れた曲だと思う。曲への歌詞の乗せ方もかなりひねくれていて,実験してみたのかなあ,という感じがする。 編曲の大賀好修は小松未歩の曲のアレンジを数多く手掛けている人。ZARD作品への参加はこれが初めてかと思ったら,「時間の翼」収録の「窓の外はモノクローム」や「ときめきメモリアルサウンドブレンド」収録の「hero」の編曲を手掛けている。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット 最近の姿と思われる写真を使ったジャケット。最近古い写真を使わなくなってきており,良い傾向だ。ただし,ちょっと露出オーバーすぎる。 初回盤のみブックケース仕様ということだが,初回盤じゃないほうが珍しいという状況にならないと良いんだが。
セールス
正直,かなり低かった。プロモーションビデオ作成しても意味無いと思わないと良いが。
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