もっと近くで君の横顔見ていたい

2003/11/12 JBCJ-6004

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全体的な印象

 今年のZARDはえらく活動的だ。そう思わせるほど新譜が多い。ZARD名義でこれが今年3枚目のシングル,この他「TAK MATSUMOTO featuring ZARD」名義で久保田早紀の「異邦人」のカバーを発売,このシングルの後には,「時間の翼」以来3年ぶりとなるオリジナルアルバム発売が濃厚だ(本来はこのシングルが発売される時期に出るはずだった)。ファンクラブ会員にはライヴの計画さえ告知されていた。
 しかし,ZARDの動きは活発化してもなかなかセールスは付いてこない。「異邦人」は久々のロングヒットを記録したものの,このシングルはレコード店の新譜コーナーから外されるなど,ZARDを取り巻く環境はそれ程良くなっていない。タイアップは「月桂冠 月」で,特別大量にオンエアされるCMではないので,効果は限定的だろう。
 そんな中,この「もっと近くで君の横顔見ていたい」は一歩間違えば地味になりかねないバラードだ。しかし,実際に聴いてみるとちょっと驚きの連続だった。

 

もっと近くで君の横顔見ていたい

 作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:池田大介

 ビートルズに「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」というアルバムがあるのだけど,この「もっと近くで君の横顔見ていたい」を聴いて,その最後の曲「A DAY IN THE LIFE」を思い出してしまった。
 曲が似ているというわけではないのだ。「A DAY IN THE LIFE」はポール・マッカートニーが作った曲をジョン・レノンが作った曲で挟むようにしてできている。元々別だった曲を1曲にまとめているわけだ。そして,この「もっと近くで君の横顔見ていたい」もそんな感じがした。まずサビから始まり,いきなりCMサイズで終わりそうになる。そしてまるで別の曲のようなAメロが始まる。「マイ フレンド」みたいに,いきなりサビから始まる曲は良くあるとはいえ,この曲は特別なような感じがする。ZARD楽曲の中でも異色の構成だと思う。

 2回目のサビからはテンポアップ。「月桂冠 月」のCMで聴いた印象とは結構違う。

 この曲のタイトルは最初「ずっと恋人のままでこれからもいたいよ」と告知されていたのだが,その後「もっと近くで君の横顔見ていたい ずっと恋人のままでこれからもいたいよ」というえらく長いタイトルに変わり,2〜3日だか後に「もっと近くで君の横顔見ていたい」に変わった。リリース1ヶ月ほど前のことであり,ちょっと混乱している様子がうかがえた。

 歌詞はせつなさを強調した純粋なラヴソング。「月を浮かべて〜」あたりはタイアップ先を意識,「枯葉散る夕暮れ二人歩こうよ」なんて一節は,発売時期をかなり意識したものだと言えるだろう。

 作曲はビーイングの主力作曲家である大野愛果。編曲は「GOOD DAY」以来となる池田大介。

収録アルバム
「止まっていた時計が今動き出した」(若干MIXが異なる)
「Golden Best」

 

リセット

 作詞:坂井泉水 作曲:三好誠 編曲:小林哲

 聴いてびっくり,なんとディスコ・ナンバーだ!ZARDがダンスミュージック,しかもディスコ風の曲を歌おうとは。泉水さんも最後には「Yeah!」と歌っているよ。せつなさ炸裂の前の曲からえらい落差だ。そして,すごく短い!2分少しで終わってしまう。

 歌詞は元気な曲調に似合った励ましソング。

 作曲はrumania montevideoの三好誠。ZARD楽曲はアルバム「永遠」収録の「I feel fine yeah」以来かな。編曲の小林哲は「明日を夢見て」以来2作ぶり。

収録アルバム
※アルバム未収録

 

ジャケット・ブックレット

 モノクロのジャケット。ちょっとかわいらしすぎるので,昔の写真説が有力。だとしたら,他のどのジャケットと同時に撮影したのだろう?「Get U're Dream」はアルバム「揺れる想い」の際の写真だとすぐにわかったが,もうちょっと難しそうだ。

 

セールス

  • オリコン最高8位
  • 登場週数10週
  • 総売上5.0万枚

 同じ週に新譜が大量に発売されたこともあり,最高位は低かった。しかし,登場週数と総売上は「瞳閉じて」を上回った。

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