かけがえのないもの 2004/06/23 JBCJ-4001 |
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全体的な印象 初のライヴツアー「What a beautiful moment tour」開始後初のシングル。ツアー序盤にリリースが告知され,終盤に発売されたが,ツアーではこの曲は演奏されていない。
かけがえのないもの 作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:小林哲 静かなピアノ中心の伴奏からスタート,徐々に音数を増やして盛りあがりつつ,2回目のサビ後のギターソロに繋げ(ここはなかなかスリリングだ),最後の英詞部分以降は泉水さんがヴォーカリストとしての力量をやや誇示するように感情を込めて歌い上げている。 ストレートに歌詞を読むと,かつて片想い(もしくは今ひとつ関係が深くならなかった元彼?)だった男性と久しぶりに逢って声をかけて,それをきっかけにして近づきつつあるというラヴソングなのだけど(「勝ち組」の彼に近づいてうまくいきそうになるという,よく考えると少し腹が立ちそうになるシチュエーションだが),それ以上に,その出逢いから新しい自分を見つけようという歌詞なのだろうなと感じた。 作曲は最近すっかりお馴染みの大野愛果。編曲はアルバム「止まっていた時計が今動き出した」で大活躍,ビーイングが次期主力アレンジャーとして育てている感じがする小林哲。正直,まだこのサイトの掲示板等ではあまり良い評価を聞かないのだけど,今後に期待だ。 当初発売予定日は2004/06/02だったが,「生産工程上の都合」から6/23に延期されている。実際は新曲の集中リリースがあった6/2を回避したものと思われる。 収録アルバム
作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:night clubbers 前作のカップリング曲「リセット」同様のダンスナンバー。しかし,ディスコではなく,10年くらい前のユーロビートというか,そんな感じ。生まれついてのリミックス曲。 歌詞は「ですます」調が目立つ,少しおちゃらけた感じのもの。日常生活における決意表明のような感じだけど,それほど深刻な内容ではない。 作曲はこの曲も大野愛果。しかし,この曲の主役は編曲のようだ。編曲のnight clubbersは名前からしてスタッフが適当に付けた名前かと思ったが,ネットを検索してみると上原あずみ,愛内里菜,小松未歩といったビーイングの女性ヴォーカルのリミックスに「night clubbers mix」とクレジットされているものがあるので,こういう名前のユニットがあるようだ。 収録アルバム
永遠(What a beautiful moment Tour Opening Ver.) 作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人 編曲:池田大介 What a beautiful moment Tourのオープニングで使われた「永遠」のオーケストラアレンジのインスト。作詞がクレジットされているが,泉水さんのヴォーカルは無し。コンサートではこの曲のバックに「永遠」のプロモーションビデオと同じ映像が流れていた(ただし泉水さんの姿無し)。 コンサートのオープニングで使われたことを意識してか,最初と最後に拍手が入り,会場のノイズ(話し声や咳など)も終始入る。実際は曲がかかった途端に歓声が飛んでいたと思うので,実際のコンサートの時の音ではないと思うが。これでライヴの雰囲気を味わってくださいということなのかもしれない。BGMに使えないかと期待していた人にとってはがっかりだろう。 編曲はオリジナルでは作曲と同じ徳永暁人だったが,ここでは池田大介に変わっている。
ジャケット・ブックレット 最近の写真満載のツアーパンフレット(下の写真参照)で使われていた写真と同じセッションの写真。相変わらずお美しい。
セールス
発売タイミングが良かったため,前作「もっと近くで君の横顔見ていたい」より最高位は上がったが,登場集数,総売上ともに下がった。しかし,総売上は前々作「瞳閉じて」を上回っている。 このころのチャートは特に大きなムーブメントもなく,ロングセラーがやたらと目立つようになった。
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