promised you 2000.11.15 JBCJ-1032 |
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全体的な印象 なんとすばらしいジャケット写真!この写真だけで買う価値あり。曲自体このジャケット写真のように、ゆったり癒される、しみじみとした曲だった。 この曲、「土曜ワイド劇場」のタイアップが付いて、3月頃から存在は知られていて、ファンから発売が期待されていた。しかし、「Get U're Dream」が先にシングルとして発売されたことから、アルバム収録曲となるのではないかと観測されていた。しかし、「Get U're Dream」発売直後に、この曲の11月15日発売がアナウンスされた。ややバタバタしていた感は否めない。 あまり積極的なプロモーションは行わなかったこともあり、セールスは前作の半分程度だった。 promised you 作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎 編曲:Cybersound 全体的な印象にもあったように、しみじみ、ゆったりした、癒し系の曲。しかし、やや地味すぎた感じがする。 作曲栗林誠一郎は久々のZARDへの楽曲提供となるが、「他のアーティストに楽曲提供しない」とライヴで宣言してからしばらく経つだけに、ストックという感じもするが、こんなに長く引っ張れるだけストックがあるんだろうかという疑問も浮かんできて、新規提供という説も捨てがたい。 アレンジが淡々としているため、曲自体のメロディーの良さとかは良く分からないが、フックの弱さはシングル表題曲としては厳しいものがあると思う。どちらかというとカップリング向けの曲ではないだろうか。 編曲は初登場のCybersound。この人達は倉木麻衣を中心に手掛けている。匿名性の高い名称であり、ビーイングスタッフ共同作業ではないかと思わせるし、また、音楽用ソフトウエアにCybersoundというソフトがあるため、ひょっとしてこのソフトのこと?とも思わせるが、雑誌情報等によると米国ボストンのサイバー・サウンド・スタジオのクリエイターたちとのこと。 間奏にギターソロが入らない。ZARD曲にしては珍しいのでは? 泉水さんのヴォーカルは、「抑え気味に、優しく包み込むように歌っている」と評されるように、アレンジに合わせて抑えて歌っている。しかし、1回聴いただけでは良さが分からないだろう。 音質はクリアになった。 歌詞は、出だしだけタイアップ先に配慮しているが、例によって幾通りにも解釈できる、ぱっと読んだだけでは意味が解らない歌詞。別れの歌のようでもあり、再出発の歌のようでもある。同時にメッセージソングのようでもある。 収録アルバム
作詞:坂井泉水 作曲・編曲:徳永暁人 カップリング曲復活。軽快なポップチューン。 軽快な、ちょっとチープなシンセサウンドに載せて、泉水さんの抑え気味ながら要所を締めたヴォーカルが跳ねるように走る!最後の方では泉水さんのラップも聴けるが、ちょっとエフェクトかけて、味付け程度に使っている。 作曲・編曲はZARDにとってはお馴染みの作家となった徳永暁人。ただし、作曲担当としては久々の登場。 こういう軽快なのも良いんだけど。もう少しゴージャスなアレンジにして、泉水さんが全力疾走する感じで歌ったら、かなり違った印象になったんではないだろうか。同じ疾走感ある曲である「Ready,Go!」のような超名曲となっていた可能性がある。 歌詞はサビ部分がラブソング、それ以外が自分の心境を描いたと思われる内省的な歌詞。泉水さんの歌詞にしては解りやすいと思う。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット ジャケット写真は・・・素晴らしい!泉水さんの魅力が全て詰まったような究極の写真。柔らかな光の中、泉水さんの優しく、かつ知的な目が、なにかをしっかり見据えている。そして流行に流されないコンサバ長髪が美しく光る!難点は、あまりに古い写真の使い回しをやりすぎたために、この写真もいつ撮った写真かわからないということだ。これが発売当時の写真だったら、ある意味化け物。33才でこの美貌だぜ・・・。 マキシシングル(というか12CMシングル)となって3作目だが、カップリングが復活し、カラオケが表題曲だけとなった。結局8センチシングル時代と同じ内容だ。そのため価格は1000円で、8センチシングルと変わらない。ジャケット写真が大きくなっただけ良いか。 セールス
初動は8万枚。前作からはかなり落ちたが、それでも事前告知の弱さからいったら健闘したと思う。しかし、トップ5に入ることができなかった。 その後も、2週目でトップ20落ちと奮わず、5週でチャートアウト。登場週数5週は2nd「不思議ね…」と並ぶZARD最短記録。
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