Get U're Dream 2000.9.6 JBCJ-1031 |
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全体的な印象 久々の最高クラスのタイアップ!NHKのシドニーオリンピック中継のテーマソングだ。オリンピック中継ではガンガン流れ、この曲を知っている人はかなりいるはずだ。発売前には「2000年版負けないで」という紹介のされ方もして、かなり期待が大きかった。 NHKのオリンピック中継の発表記者会見の際には泉水さんはその場に登場こそしなかったものの、メッセージを寄せているし、プロモーションビデオ(ただし、いつもより長いが曲が途中でぶちきれる)もNHKで流れた(2000/8/2にNHKで放送)。 プロモーションビデオはシドニーの風景が映る、シドニーオリンピックを強く意識したものだったし、泉水さんがスタジオ内で歌う姿も映る、ファンにとっても嬉しい仕上がりだった。ただし、最初放送されていたバージョンはアレンジが発売バージョンとは違うらしい。 このマキシにはカップリングが収録されなかったが、別バージョンがシークレットトラックを加えて3曲、カラオケが1曲収録された。別バージョンはリミックスみたいに聞こえるが、ヴォーカルテイクが違っていたりする。この当時はカップリング収録が無いケースが増えてきていたので、時流に合わせたのだろう。 かなり期待が大きかったこの曲だが、セールスは思ったほど伸びなかった。 Get U're Dream 作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:葉山たけし 真っ正面からZARDらしいイメージで勝負した曲。 葉山たけしの手によるアレンジは軽快で、聴いていて爽快になる。そういえば葉山たけしは結構お久しぶりだ。「息もできない」以来ではないか。 歌詞はNHKのシドニーオリンピック中継のテーマソングであったために一見励ましソング風であるが、ちゃんと読むと遠距離恋愛を歌ったラブソング。実際はラブソングとして作られていた歌詞を少し励ましソング風に直したものではないだろうか。 泉水さんの歌詞にしては、フレーズ毎に景色が変わることが無く、最初から最後まで筋が通った歌詞になっていると思う。 大野愛果の手による曲はフックが大変強いが、グッドメロディーというほどではないような気がする。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット またやった。古い写真の使い回しだ。この写真を見て「あ、「揺れる想い」の頃の写真だ」とすぐに気付くならコアなZARDファンだ。横顔は美しいんだけど、昔の写真ではねえ。 歌詞カード部分にはシドニーのオペラハウスの写真があり、タイアップ先を強く意識した仕上がりになっている。 5曲目にリミックスがシークレットトラックとして収録されているが、(当然)クレジットされていない。ただし、CDの4曲目の後につながって収録されているのではなく(「この涙 星になれ」はこのパターン)、5曲目として独立して存在している。
セールス
初動は前作をかなり上回り12.2万枚。その後もまずまず粘り、初動のほぼ倍でチャートアウト。累計20万枚オーバーは「世界はきっと未来の中」以来。タイアップ効果は確かにあったが、タイアップの良さから考えると、もう少し上に行っても良かったかなあ。という感じがする。 オリンピックでは各局独自にテーマソングを決めて挑んだが、モーニング娘。や19はいつもの数字をキープし、松任谷由実はやや苦戦した。 一番オリンピックで株を上げた曲は、マラソンで金メダルをとった高橋尚子がスタート前に聴いていたhitomiの「LOVE2000」だったようだ。
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