☆歴史のトップページに戻る
過去ログ10301〜10400>>>

#10500 
徹夜城(今日も映画館に行ってた管理人) 2017/02/02 23:55
沈黙の…

 見てきましたよ、「沈黙」。
 禁教化の日本に潜入したスティーブン・セガール演じるイエズス会宣教師が得意の空手でバッタバッタと役人をなぎ倒し…というのはもちろん冗談ですが、リーアム=ニーソンやアダム=ドライヴァーがイエズス会士やってると、イエズス会ってジェダイかよ、と(笑)。
 遠藤周作の原作は未読なのですが、先行する映画化作品である篠田正浩監督版は見ています。どうも篠田版の方が話は変えてるみたいですが、大筋はスコセッシ版も当然おんなじ。どちらも「ポルトガル語」は英語で表現されます。それにしてもリーアム=ニーソンと丹波哲郎が同じ役を演じることになるとは…
 見ていていろいろ考えさせられるのですが、特に今度のスコセッシ版は宣教師たち、ひいては西洋キリスト教世界の「押しつけがましさ」と、それに対して表面的な「信仰」しかできない日本人、という構図が強調されていたような感想。原作の発表当時は内外のカトリック業界に物議を巻き起こしたらしいのですけど、今回はイエズス会士でもあるローマ法王フランシスコも鑑賞して「お墨付き」を与えているようです。
 日本人出演者たちの熱演が光ります。特に窪塚洋介。塚本晋也監督も役者として出てますが、あれ、マジで死にかけなかったかな。


>リンク先のこと
 どなたか存じませんが、歴史サイトリンクのチェック、お手数おかけしました。僕もたまにチェックしたりもするんですけどね、ここ最近リンクという手段であちこち見に行かないせいもありましてリンク切れがかなり生じてしまったようです。リンクページ自体の存在意義もなくなってるかな…

>ミドルの猫さん
 これはお久しぶりです、さっきアシモフ伝言板で確認しましたが、一昨年以来なんですね。こちらの伝言板でもよろしくお願いします。
 ちょうど今日、NHKの「ファミリーヒストリー」で目黒祐樹さんが出演して近衛十四郎、松方弘樹の家族物語をやっておりました。昨年のうちに製作が進んでいて、松方弘樹死去を受けて急きょ編集のうえ放送になったとのこと。近衛十四郎の戦争体験や、引き上げ後の時代劇禁止で映画に戻れず地方劇場周りをしていた話などが印象的でした。それにしても当時を知る90代の人たちが次々出てくることに驚いちゃいました。

>バラージさん
 「史点」感想どうもです。言われて見りゃトランプさんってエリツィンにどこか似てますね。エリツィン生前にさんざん漫画でネタにしたのが、いしいひさいち先生ですが、今ならトランプが格好のキャラなんじゃないかと。もっとも本人があまりに漫画的だとデフォルメしにくいかな?今日もオーストラリア首相との電話で悪態をついたあげくガチャ切りしたとかいう報道が…まだ二週間くらいなのに話題が豊富すぎ。
 しかし僕も「史点」でちょっと書いた気がしますが、あれだけあちこちから批判されてるようでも、選挙で勝ってるだけに「隠れトランプ支持者」が結構いるんでしょうね。あの手の発言は選挙中からで、それはさんざん批判されたように見えて表面に現れない支持者がいたから当選したし、今度はそれを行動で見せているだけで批判者と支持者の構図は変わってないってことなのかな。



#10499 
バラージ 2017/02/02 00:05
顔のないトランプたち

 史点更新、ご苦労様です。
 「トランプ ハリウッド(だけじゃなくいろんなところ)で最も嫌われた男」なんていうタイトルも考えましたが、まあ暴走に次ぐ暴走でハチャメチャなトランプさん。しかしそれよりも困ってしまうのは、入国禁止政策に対する支持率が予想以上に高い(賛成49%、反対41%)ってことでして。トランプみたいな困った人はどの時代にもいたと思うんですが、支持されなきゃ別に何も問題ないんですよね。どうなることやら……。
 しかしトランプってなんかイメージ的にエリツィンに似てるよなぁ。エリツィンさんは酔っぱらってあんな感じだったけど、トランプさんは素面でああだから余計に問題なんだけど。

>PPAP、APA
 APAホテルというと最近テレビによく出てる派手なおばちゃんのイメージしかなかったんですが、その旦那がウヨクさんだったことは今回の件まで知りませんでした。カルチャー&サブカルチャー方面で知った人が、意外にウヨクさんだったことがわかり驚くことがたまにあります。「今でしょ!」の方の同僚の着物着た日本史の塾講師とか、クイズダービー初代3枠の裏切り狸とかね。
 話の枕のPPAPさんも、特許の変な問題に巻き込まれちゃいましたねえ。ひと頃、中国でのが問題になりましたが、システムが同じなら日本国内でも同様の問題が起こってたり前なんだよな。まあ、システムを変更するとまた別の問題が発生するんだろうから仕方がないんだけど。



#10498 
ミドルの猫 2017/02/01 19:21
史劇的伝言板デビュウ

こんにちわ、メールや「アシモフ」板では何回かカキコしましたが、
この板はお初にお目にかかります。
久しぶりにあちこち拝見しまして、跡を残す次第でございます。


>松方弘樹が亡くなりましたが、テレビ的に”代表作”は「釣り」と「不倫」
一番インパクトがデカいネタってことになるのでしょう。
残念ながら「不倫」(これも相手が梨園のお嬢様なので”釣り”になるのかしら)は
高名な相手の父上が公的に謝罪かなにかをなさったらしいし(自分は見ていないが)、
「釣り」も値段が高額なので、かなりのニュースだったと記憶しております。

>弟が目黒祐樹
これも残念なことに、殆どTVではお見かけしてないからではないでしょうか。
たぶん、渡兄弟だと違うんだろうけど。

>代表作は「遠山の金さん」
ごめんなさい。これは杉良太郎か高橋英樹になるんでわ。少なくとも、自分はそうです。

にしても、平幹二郎も去り、今日は藤村俊二の訃報が入りました。
懐かしい記憶が残るひとたちが、どんどんいなくなるのは悲しい。

>田沼意次
「お主もワルよの〜越後屋」的なイメージのある御仁ですが、田沼政策に一定の評価を出す経済本を覗いたことがあるのです。
今度チャンと読んで、ご意見をお聞かせ頂ければと思います。


>時代劇時代
NHKで「たけしのこれがホントのニッポン芸能史-時代劇」があり、録画して見たら
家斉時代を舞台にした時代劇がかなり多いそうです。
農村とかは飢饉や年貢取立てで結構、大変だったらしいのですが、江戸としては
比較的安定して、”化政”で知られるように文明も爛熟した時期であったから・・・だったかな?

恥ずかしながら、自国の歴史をピンポイントでしか記憶していない自分に、最近ハタと気づいて、唖然としています。特に近現代史がアブない。
学生時代の歴史授業は、古墳期から始まり近現代は時間足らずで駆け足だったのですが
言い訳にもなりませんわな。今更ながら、日本史の本を読んでおります。

山川出版「もういちど読む山川日本史」が社会人に人気と聞き、さっそく図書館で借りてみたのですが、なんか頭に入りにくいんです。概略でその時代時代の流れを解説し、そこから政治経済文化社会などなどに分けてあるのかと思いきや、全部ピンポイントな感じで。
もし、おススメの日本史本などあれば、教えてください。

それでは長文失礼致します。



#10497 
バラージ 2017/01/26 23:16


 ありゃ、すいません、名前入れるの忘れました。



#10496 
2017/01/26 23:15
時代劇いろいろ

 ありゃ、『栄花物語』はフジテレビでしたか。見たサイトの情報が間違ってたかな。時代劇専門チャンネルはフジ系ですが、最近の大河ドラマなんかも放送してるんで放送局はそんなに関係ないんじゃないかという気も。

 高橋英樹のドラマ『桃太郎侍』は子供のころに観てましたが、家斉の御落胤設定は覚えてないというか気づきませんでした。まあ子供だったし最後のチャンバラ目当てで観てたからなあ。wiki見るとそもそも原作小説とはかなり設定が違うようですね。『長七郎江戸日記』の松平長七郎も誰かの御落胤だったなと思って調べたら、徳川忠長の御落胤でした。このドラマは観てなかったけど。
 『大江戸捜査網』はこれまた子供時代で、里見浩太朗の時は観てたんですが松方弘樹に変わったあたりから見なくなりましたね。テレ東系列局が地元にないんで放送時間や時期は本放送とは違ってたと思いますが。これも結局はチャンバラ目当てだったな。チャンバラに関しては里見と高橋が双璧なんではないかと思います。
 松方弘樹に関しては映画板にも書きましたが、『天才たけしの元気が出るテレビ』がファーストインパクトなんだよなあ。

 大河ドラマに関しては、まず日曜8時のドラマだということを念頭に置かないと。『太閤記』や『源義経』で信長・義経の助命嘆願が殺到して、前者は本能寺の変までが2ヶ月も伸び、後者でも義経の死を直接描くことは避けられたそうですから、初期からそういうスタンスのドラマだったわけです。『太閤記』『秀吉』では秀吉の暗い後半生はかなりすっ飛ばされたようですし。
 今川家は義元討死まではいいんですが、氏真の代は落ちぶれる一方なんで寿桂尼主人公は難しいかと。同様の理由で大友宗麟なんかも後半生が落ちぶれる一方なんで厳しいだろうなあ。
 上西門院(皇族という点は別に問題ないと思います)や平時子は『平清盛』にも出てきましたから、そういう意味で当分無理でしょう。まあそれ以前に人物的に無理なんじゃないかとも思いますが……。



#10495 
2017/01/26 10:51


リンク切れサイト

知ったか‐ら‐ぶりいランド
時には古代の話を
福岡の歴史と観光
大河ドラマ同好会・ 出張所
新田義貞の部屋
楠木研究所
「私見太平記」
水龍公司
黄虎堂
群龍天に在り
希臘世界
インディアンの魂の叫び〜風と空と大地と 〜
WESTWARD HO!大西部開拓史劇場!
風のささやき大地の記憶
山島猫
 以上、リンク切れサイトです。



アドレスが変わったサイト

山本弘のSF秘密基地
  http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/

望夢楼
  http://boumurou.world.coocan.jp/

明治について考えてみよう
  http://kumando.no.coocan.jp/
  
 以上、アドレスが変わったサイトです。




#10494 
2017/01/26 10:50
歴史リンクについて





#10492 
ろんた 2017/01/25 07:45
代表作は「不倫」(?)

松方弘樹が亡くなりましたが、テレビ的に”代表作”は「釣り」と「不倫」ってことになってるみたいで、某局のレポーターなどは、どうやら弟が目黒祐樹だというのも把握してない様子。せめて代表作は「遠山の金さん」にしてくれよ。

個人的には年末に映画「真田幸村の謀略」、正月にドラマ「柳生武芸帳」「柳生武芸帳 十兵衛五十人斬り」を見ていたので、闘病中なのは知っていてもビックリ。「柳生武芸帳」の十兵衛役は、映画界では不遇だった父・近衛十四郎の当たり役だったこともあり、力が入ってました。主役を十兵衛に改変したのも近衛の映画版が最初で、以後、映像化される際には踏襲されているみたい。松方弘樹版は五作あるんですが、「4」と「5」は、某受刑者が出演してるんで、当分放送される事はないでしょうけど。そういえば午後の二時間ドラマにも、朝の「大江戸捜査網」にも出演してました、松方さん。


>田沼意次
「テレビドラマデータベース」ってので検索して、確認出来た中で一番古いのが「天下御免」(NHK 1971/10/08-1972/10/06)。平賀源内(山口崇)のパトロンとして田沼意次(仲谷昇)が登場。「栄花物語」(CX 1983/11/12)は、フジテレビの二時間時代劇枠で放送したみたい(時代劇専門チャンネルって多分フジ系列)。すご〜く気長に待っていればBSフジで放送してくれるかも。あと近藤真彦主演の「大江戸風雲伝」(NHK 1994/04/08-07/15)ってのも原作が『栄花物語』で、意次役は平幹二郎。「剣客商売」以外だとテレ東の新春時代劇「大江戸捜査網2015」(TX 2015/01/02)で、隠密同心OBの瑳川哲朗が意次を演じてます。


>時代劇時代(笑)
実在人物が出てくるならともかく、そうでなければ大体「捕物帳」などは化政期が舞台に設定されるみたいですね。史料も豊富だし、風俗的に現代人にも理解されやすいらしい。例外的に捕物帳の元祖「半七捕物帳」は、古老の岡っ引きが新聞記者に旧幕時代の出来事を語る、という設定上、幕末という事になってます。あとついこの間知ったのですが、「旗本退屈男」は元禄時代、「桃太郎侍」は将軍家斉の御落胤らしいです。雷蔵の映画版「桃太郎侍」では、そんな話なかったと思うんだけど。


>直虎
せっかくだから柴咲コウが出るまでは見よう、と思ってましたが、ちょっと付き合いきれなくなってきました。ドラマとしてレベルが低すぎ。そもそも井伊と今川の関係を「今川が遠州に攻めてきて井伊が戦いました」で済ませているんで、井伊家の人々に感情移入できないんですよね。結果、直平は無鉄砲、直盛は無能、直満は脳天気という事になって、大人たちが七歳の女の子に振り回される話になっている。今川も直満の首をバカ正直に送り届けてから亀之丞捕縛に動くなど、手際が悪すぎ。第三回の「だったら蹴鞠で勝負だ」的展開には呆れました。そんなの今どき、麻雀劇画でもないよ。朝ドラならそれで良いのかも知れないけど。



#10491 
孟きょう 2017/01/24 21:28
大河ドラマ関連

>大河ドラマ関連
 寿桂尼、主役で観てみたいですね。寿桂尼をダシにして今川義元を準主役にできますし。映像ではレアな、幼少期の義元と太原雪斎も出せますし、岡部氏や朝比奈氏の活躍も見れるし。後半は大衆ヒーロー信長を出せばライト視聴者層も・・やっぱり後半憂鬱になっちゃうか・・最近の万事解決型主役像にも合わないかもしれないし。
 NHKの方針に隔年朝ドラ型女性主人公の傾向があるのなら平安末期、後白河法皇の姉妹の上西門院とか期待したいのですが無理でしょうね・・地位もある、荘園もある。八条院や九条院も出るので華やかな世界が描ける。平治の乱から壇ノ浦まで時代背景もかぶるので源頼朝の助命問題では主役になれるし白馬の王子様な平維盛も出て女性視聴者層受けにもなる、平清盛や源義経の活躍も描けるので美味しすぎる・・・ようにみえますがやはり皇族なのでアウトなんでしょうね。朝廷関連もあまりマニアックに描くとアウトでしょうし(天武朝の女帝達も当然没か・・)。 あ、清盛妻の平時子とかは駄目か。
 



#10490 
バラージ 2017/01/22 00:19
バウアーとアイヒマンがいっぱい

 先日、レンタルビデオに行ったら、『検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男』というDVDがレンタルされてるのを見つけまして、フリッツ・バウアーという名前になんか聞き覚えがあるなと思って手に取ってみたら、去年観た『顔のないヒトラーたち』に出てきた実在の人物でした(#10030参照)。TVムービーらしく少々安っぽそうなんですが、同じ時期に似たような映画がもう一つ作られたんだな〜と思ったら、『顔のない〜』では脇のエピソードだったアイヒマン逮捕の話がメインストーリーのようです。アイヒマンといえば、『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』という映画も公開され(僕の地方では未公開)、どうやらこれも同じくバウアーを主人公にアイヒマン逮捕のエピソードを扱ったものみたい。『顔のない〜』でメインだったドイツ社会とホロコーストというエピソードは逆に脇エピソードになってしまっているようで、これはどうなんだろう?という気はします。アイヒマンがらみだと、もう1本『アイヒマン・ショー 歴史を映した男』という映画も公開されたようで(これまた僕の地方では未公開)、こちらはイスラエルのアイヒマン裁判の中継の裏側を描いた作品のようです。

>大河などドラマあれこれ
 書き忘れてましたが山本周五郎原作単発ドラマ『栄花物語』は田沼意次が主人公でして、森繁久彌芸能生活50周年特別企画だったそうです。
 寿桂尼は大河化予想や希望なんかに時々あげられるんですが、彼女の生涯をドラマ化すると終盤今川家が落ちぶれて終わっていき、観てて気持ちが落ち込んでいく展開になっちゃうんで、大河ドラマ化には不向きなんですよねえ。それだったら(男なんで趣旨からは外れますが)今川義元のほうがまだドラマ化しやすいというか。
 杉文や井伊直虎はマイナーでも女性だからというのが大きいでしょうから(女性の歴史上人物が少ないのでどうしてもそうなる)、男性ではそこまでマイナーな人を取り上げることはできないだろうなあと思います。



#10489 
つね 2017/01/19 03:41
早すぎた祝福

「おっ、20周年!」と思ったのは、史点というより、管理人さんのここでの書き込みがきっかけで、「20年目に突入 ≠ 20周年」は気づいていなかったわけではないのですが、こうなると「コンサートの曲の途中で最初に拍手をしてしまい、みんながそれに続いた」ような気恥ずかしさが。経験があるわけではありません。

ところで史点の話題ですが、Wikipediaの発想は、「みんなが書き込めるので、誰かが間違ったり、極端なことを書いても、すぐに正しい(≒標準的な、多数派的な)記述に書き直される」というところにあると思います。結局は、「声が大きい人の勝ち」的なところも出てきていて、目指していたネットでの知的百科事典もやや看板倒れになりそうです。便利ですけど。ネット全体も「悪貨が良貨を駆逐する」傾向があるのは否めません。リアルと違ってこうなるのは強みであるはずの「ネットが無料で楽しめる」ところにあるのではないかと。「ただほど怖いものはない」ということです。
検索サイトの表示順って点数制で、公的機関ほど高い点数を割り振られており、リンク先が高い点数を持っていれば、そのサイトも点数が高くなるという論文の引用件数と同じような思想があったように思います。今も同じかは分かりませんが。
20年前は23時過ぎると接続料金が安くなっていたので「ピーガー」言わせながら接続していたものですが、知らない世代も多くなってきたでしょうね。

>「松陰の妹や井伊直人らでできるなら」
一瞬、「誰だろう」と記憶をたどってしまいました。「直人」というのが普通にある人名ですし(伊達直人はタイガーマスクでしたっけ)、「ら」も複数形で自然につながってしまったので。



#10488 
徹夜城(明日はまた映画を見に行く予定の管理人) 2017/01/19 00:21
ちょ、ちょっと気が早いです。

>20周年?
えーと、今回の「史点」でそんなことを枕に書いたのですが、今年で「20年目」に突入はしているものの、「20周年」にちゃんとなるのは9月のことですので、お祝い書き込みをしてくださった皆様、一応9月までとっておいてください(汗)。
ま、どっちにしても気がついたらずいぶんやってますねぇ。

>バラージさん
「暴れん坊将軍」「大岡越前」は享保の改革、「鬼平犯科帳」は寛政の改革、「遠山の金さん」(江戸を斬る含む)は天保の改革の時期ということで、民放系の「一応実在人物がモデルだけどまるきり創作娯楽時代劇」は三大改革期にちょうど合うわけですね。田沼時代は「剣客商売」や平賀源内ネタがかぶると。
「歴史映像名画座」に「鬼平」だけは入れてあるんですけど、この手のドラマを入れたもんかどうかは長らく迷ってるんですよねぇ。あえて別枠にしようかという案もあるんですけど。最近は民放ではすっかりレギュラー時代劇が作られないもので、紹介する必要も感じていたりします。…といって、僕自身もこれらのドラマはあまり見てないんだよな。

>つねさん
わぁ。初登場は911テロの直前ですか。もうあれも「歴史」の一コマになってしまってますねぇ。この伝言板のログもちょっとした「同時代証言記録」として使えてしまったりします。

>onさん
お久しぶりです。某ホテルの騒ぎにつきましては知ってる人には「何を今さら」なのでありますが…あそこの近近現代史論文も歴代トンデモさん輩出状態で、分かりやすくもありますね(笑)。最初の受賞で騒がれた御方もすっかり忘れ去られたみたいですが。一方でドクター中松さんは思いのほか生きてらっしゃるようで。
順調にいけば次の史点ネタですな。

>黒駒さん
いま報じられている計画どおりなら平成は30年で終わることになりますが、平成ヒトケタ、10年代、20年代、と区切られつつ語られるようになるんでしょうかねぇ。それよりは90年代、ゼロ年代の方が通りがいい気がします。
このところ堺屋太一さんが昔書いた「近未来小説」の「平成三十年」があちこちで話題に上ってますね。当たったところ、外れたところといろいろ声をみかけましたが、僕自身は読んでないのでなんとも言えません。見かけた意見ではSNSの予見があるとか、パソコン描写にマウスがないことを当時バカにしていたらスマホやパッド時代になってキーボードもマウスも不要になっちゃった、などが挙がってました。

>孟きょうさん
 お久しぶりです。20周年は厳密にはもうちょっと先ですのでその時によろしく。


>歴史物にもよく出ていた俳優さんの訃報
 神山繁さんが亡くなられました。歴史ものだけじゃなくてジャンルを問わずよく出ていた方ですが、大河ドラマ「黄金の日日」とTBS「関ヶ原」で同じ安国寺恵瓊役で出ているところが面白いです。それぞれそれほど出番が多いというわけではないんですが。
 「関ヶ原」は映画版製作中でキャストが現在続々と発表されてます。今のところ安国寺恵瓊は発表されてないのかな。



#10487 
孟きょう 2017/01/18 00:52
20周年おめでとうございます。

徹夜城様、20周年おめでとうございます。 お久しぶりです。また時々よろしくお願いいたします。




#10486 
黒駒 2017/01/17 23:24
元号など

20周年おめでとうございます。

「昭和」はとても長いし、終戦を境に「近代」が終わり「現代」に移行したとする時代区分論もあるくらいですから(将来修正されるかもしれませんが)、戦前と戦後ではまったく違う時代ですよね。もちろん地続きではありますが、「昭和○○」など主に文化面で言われると、それは「戦後○○」と呼称したほうが適切であるなぁと思います。

平成も20年と比較的長くもあり短くもありますが、前半と後半ではえらい違いだなぁと思います。前半で55年体制の終焉・自民党政治の終わりと言われ小沢一郎氏が政界をひっかき回していたかと思えば、後半で自民党政治が大復活していて、小沢氏は最近共産党大会にも出席しているという(笑)。経済面では前半がバブルで後半がこれですしね。



#10485 
2017/01/17 21:43
on

しばらくぶりの投稿です。20周年おめでとうございます。
自分は太平記絡みでたどり着いた口でしてほぼ閲覧だけですが10年ぐらいになるのかな、最近記憶が曖昧でして(笑)
さて話しは変わりますが某ホテルの書籍の件、まぁ代表がアレな人なのでまぁ自社に何を置くのかは勝手かとは思いはするのですが、某ホテルの声明「言論の自由」「事実に基づいて本書籍の記載内容の誤りをご指摘いただけるのであれば、参考にさせていただきたいと」とのこと、なんともはや。
元々性質がネガティブ(苦笑)なので余り気にしないようにはしていますが極端な方へ全体が引っ張られている気がしてならないです。世界的に。
さらに話しは変わりますが直虎さん、昇太義元を喋らせないのは正解かと(笑)寿桂尼や氏真役考えればまぁ余り酷い描かれかたはしないかなと楽観視はしています。個人的には直虎なら寿桂尼で大河やれとは思いますが今のNHKにその度胸はないでしょうね

on


#10484 
つね 2017/01/16 23:26
20周年おめでとうございます

管理人さんの言葉がなければ気づいていませんでした(笑)。
私はいつからお邪魔しているんだろうと探してみたら2001年からでした。911直前でしたが、もう17年になるのか。そんなに常連という意識はありませんが。10周年で何かやってるかと思ったら2007年正月の書き込みを見る限り、懐かしい話題はあるもののあまり記念じみたものはやってなさそう。これまでどおり無理せず続けていただければと思います。

>元号
西暦との変換が分からなくなることはしょっちゅうですが、「昭和一桁」「昭和元禄」「平成維新」「平成の高橋是清」とか世相を表現する言葉が作れて文化を感じられて私は好きです。名前負けしている言葉もちらほらありますが。「昭和維新」よりはマシか。イニシャルがM、T、S、Hは被るのでないだろうと思っていましたが、O、I、Zなんかも数字の0、1、2と紛らわしくなるので避けられるという話をネットで見ました。たしかにI10年とか手書きでは分かりにくそうです。



#10483 
バラージ 2017/01/15 23:55
お名前

 わざわざ言うほどのことでもないかなとあえて言わないでいたんですが、最近徹夜城さんの投稿(と思われる)でちょくちょくお名前が抜けているような。#10441、#10454、映画板の#1649でお名前が抜けとります。文体などから多分徹夜城さんだろうなとはわかるんですが、ちょっと気になっておりました(と見直してたら、#10457に僕の誤投稿もありましたが)。

>映像作品の田沼意次と松平定信(と水野忠邦)
 『剣客商売』は父親が観てたんで僕も付き合いで時々観てたんですが、意次はちょくちょく出てきてましたね。僕が覚えているのは平幹次郎ですが、前記「大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典」によると近年は國村隼だったとか。大河ドラマ『八代将軍吉宗』でも終盤に若き日の意次がちょろっと出てきたらしいです。あと、山本周五郎原作の『栄花物語』がTBSで昔単発ドラマ化され、森繁久彌が意次を演じたそうです。ソフト化はされてないんですが、時代劇専門チャンネルで時々放送されてたような。BS−TBSで再放送されることがあるかもしれません。
 松平定信は僕は記憶にありませんが、子供のころに観てた『大江戸捜査網』で隠密同心を創設したのが定信という設定だったらしく、ちょこちょこ登場してたらしいです。ついでに水野忠邦は『江戸を斬る』(TBS版遠山の金さん)に悪役で一度ゲスト出演してた記憶があります。



#10482 
徹夜城(なぜか名前が入らなかった管理人) 2017/01/15 22:50
おっと

あれ?さっき「おなまえ」欄に書き込んだつもりだったんですが…なぜか消えてる。
下の書き込みはもちろん、管理人である僕自身によるものです。



#10481 
2017/01/15 22:48
正月は一応明けということで

 どんど焼きも左義長焼きもどこも住んじゃったようですし、当サイトの各コーナートップの「謹賀新年」もようやく外しました。
 さて、今年はいよいよ当サイト開設20周年が来たりするわけですが、何かやんなきゃいけないでしょうか(笑)。


>まず、先日の自分の投げ込んだ話題から。
 天皇の生前退位と新元号に関してですが、その後、退位後の称号は「上皇」ではなく「前天皇」「元天皇」が検討されている、という報道がありました。別の報道ではそれらをひっくるめて検討とありましたが、「上皇」だと天皇の上に立ってるみたいで権威の二重化につながる、という声も出てくるでしょうね。しかし「前天皇」ってのも前例がそれこそないし…一般呼称ながら「先帝」なんてのもあるけど。やはり生前退位したローマ法王は「名誉法王」だったかな?
 ご本人は「上皇になる」と発言したらしいですし、歴史、それも中世史マニアとしては「上皇」という響きにどうしても惹かれてしまいます(笑)。昭和天皇が敗戦時に、近衛文麿が画策した通り退位・出家を実行していたら「法皇」だったのかな、と思うことも。


>黒駒さん
 新田義貞はまさに「一発屋」だなぁ、とついうなずいてしまいます。それを言いだすと楠木正成とか名和長年とか、南朝方は一発屋だらけになってしまうような。


>サラマンサさん
 その映画も知りませんでしたし、山崎勝三郎という学者も今日になってウィキペディアで読んで詳しく知ったような次第。こういう人、いたんですなぁ。それにしてもよく映画にしたもんだとも思いました。こういうあんまり知られてない人の伝記映画って、結構あるみたいなんですけどね。
 ウィキペディアにも書かれてますが、ノーベル賞受賞を逃がした件について人種差別があったかどうか、という話題は野口英世など何人か噂されますが、否定的な意見が多めのようです。山崎が一番取りそうな年に受賞した学者の方はその後誤りだったと分かってるようですし、野口英世の場合も受賞してたらあとで誤りと判明するところだったかと。


>バラージさん
 そうか、「天地人」の清史郎君もそれだけでしたか。あの時は僕も第一回しか見てなかったもんで(汗)。最近話題になった子役、ということでもっと長い印象があったようdす。
 そこからさかのぼると確かに「北条時宗」の子役時代が長かった。序盤の実質主役は渡辺謙の北条時頼でしたからね。
 それより前だと、子役が二人ほど交代する例が多いかと。「八代将軍吉宗」では西田敏行に代わる瞬間が話題になりました。「独眼竜政宗」や「徳川家康」も序盤は子役で一か月くらいはやってたような。僕は見てませんが、古くは「天と地と」も子役が評判になり、石坂浩二がプレッシャーだったみたいで。

 田沼意次は一度単発でいいからドラマ化を望む歴史っ人物ですね。ドラマでは見ていないんだけど、「剣客商売」のヒロインが田沼の娘の設定なのでどれかのドラマ版では田沼が登場したんじゃないかと。ああ、西田敏行が平賀源内を演じたドラマで田沼が悪役っぽく出てたような記憶が頭に浮かんできました。
 松平定信の方は僕が見たものでは「おろしや国酔夢譚」の江守徹、「写楽」の坂東八十助の、いずれも映画での「特別出演」状態のものがあります。「鬼平犯科帳」も定信時代の話ですが、ドラマのどれかで登場していたかな?いまちょうど中村吉右衛門版を最初から見てるところでして。


>数馬さん
 ね、さっそく来るでしょ、こういうのが。
 「口をつぐむ」ってよりも(そもそも何を話題にするかは各自の勝手です)、僕なんかは面倒くさい話なので「ほっとけ」の一言です。まぁ今回の「史点」でも同じ趣旨をちょこっと書いております。



#10480 
粕谷真人 2017/01/15 11:07
あれは歴史になるかもしれないが、歴史問題ではないから、穏便に(笑)

まあ、チベット問題やウイグル問題も議論できないし、白人の人種差別も議論しないところが、ここの掲示板の特徴だから、まあ穏便に穏便に(笑)。

今の、韓国の慰安婦像問題は、政治的妥協を重ね続けて、破綻が訪れただけだろう。
ここまで来たら、平和を保つためには日本人は非アジア人としての道を選択するべきである。
ようするに、中国朝鮮とは縁を切るべきで、本来の疎遠な関係に戻すべきである。



#10479 
数馬 2017/01/15 04:14


過去に何度か燃えてるからか、今の韓国との騒ぎには皆さん口を閉ざしてますねぇ!
何か一言を歴史にか詳しい方々に聞きたいものです。




#10478 
バラージ 2017/01/15 00:27
子役のインパクト

 『おんな城主 直虎』の子役の記事は、同じものかどうかわかりませんが僕も似たような記事を読みました。
 僕の読んだ記事では『天地人』の清史郎くんにも触れてありましたが、彼は第2話までしか出てなかったとか。僕ももっと出てたような印象があったんで意外だったんですが、たまに利用する「大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典」に大河各回の出演者一覧があったなと思い出して見てみたら、確かに清四郎くんの出演は第2話まででした(一応3話以降も回想で使いまわしのシーンがあるようですが)。人間の記憶なんてあてにならんもんだなあと。
 そういえば何年か前にレンタル店に朝ドラ『おしん』のDVDが並んだことがありまして、「いまさら?」と思いつつ(リメイク映画化されたからかも)手に取って見てみたところ、全22巻のうち子役時代の小林綾子はわずか4巻までで驚いたことがあります。さほど興味がなく、また時間帯の関係もあって熱心に観たりはしてなかったんですが、何しろすさまじく話題になったドラマなんである程度記憶にはあり、小林・田中裕子・乙羽信子が3分の1ぐらいずつという印象だったんですが、そんなに少なかったんだ、と。乙羽さんは6巻で、実に半分以上の12巻が田中さんでした。よくよく考えれば朝ドラとしてはその配分が普通なんですが、なにしろ『おしん』というと子役時代のイメージが強すぎるんですよね。いまだに話題になったり映像が出てきたりするのは小林さんによる子役時代ばっかりですし。田中さんは損な役回りになっちゃったなあ。
 話を大河に戻すと、前記の「大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典」によると、やはり近年(21世紀)の大河は子役は出てきてもほぼ1〜2話でお役御免となっており、1か月子役というのはやはり異例(記事の方向性自体明らかに近年の大河を念頭に置いてますし、さすがにあんまり昔の大河は問題にしていないでしょう)。唯一21世紀一発目の『北条時宗』(2001年)が2か月子役で引っ張ったようですが、こっちは逆にあんまり記憶にないんだよなあ。

>今川義元
 僕は描写がそんなに後退したとは思いませんでした。方向性としては『徳川家康』の義元に近いのかなと(立ち位置的にも)。悪役回りなのは物語上当然ですが、スケールの大きな悪役って感じの描かれ方になるんではないかと。

>田沼意次と松平定信
 そういえば意次と定信が出てくる正月時代劇を昔も観たような記憶があるなと思って調べてみたら、『風光る剣 八獄党秘聞』というドラマでDVD化もされているようです。藤沢周平の『闇の傀儡師』のドラマ化だそうで、意次(津川雅彦)や定信(神田正輝)は脇役。中井貴一演じる架空の剣客が主人公のようですが、そのあたりさっぱり記憶にないんだよなあ。中村梅雀演じる一橋治済がキングメーカー的黒幕として出てきてたのが印象に残ってます。



#10477 
サラマンサ 2017/01/13 00:34
映画関係の書き込みは難しい

今更ながら新年おめでとうございます。皆様今年もよろしくお願いします。

 先日、近藤明男監督『うさぎ追いし ―山極勝三郎物語―』を見てきました。普段はあまり映画を見ないのですが、知り合いがエキストラで出ているというので見てみました。タイトル通り、世界で初めて人工的なガンを作り出しノーベル賞候補にもなった山極勝三郎の伝記映画です。しかしもともと映画向けの人物ではないこともあって内容は悪くはないのですが大分薄味に感じられました。
 話の軸となっている人口ガンの研究ですが、実際にやることは被験体のウサギをいかにがん発生まで死なないように飼育するかというものです。大変地味です。さすがにそれで2時間の話を作るのは難しかったのか中盤では遠藤憲一演じる山極勝三郎の影が薄くなり、助手の市川厚一や山極家の家庭を巡る問題が前に出てきます。
 撮影には大分苦労したらしく野外シーンはごく限られた場所で撮影されています。東大構内は殆ど三四郎池、街中はほぼ小金井市にある東京建物園の一角(背景CGの関係で全部同じ角度からの撮影)です。
 1時間ドラマならちょうどよかったのかもしれませんがやはり2時間映画には不向きな題材だったと感じられました。

 山極勝三郎がノーベル賞を逃した理由は私には判断できないのですが(作中では落選の知らせを受けた市川厚一が「先生が東洋人だからですか」と言っています)、科学の業績にたいする評価は大変難しく、だれを表彰するかという選択は一層困難なことに思います。たしか中谷宇吉郎だったと思うのですが、科学の基礎と応用の関係は蒸気が鍋蓋を押し上げるという原理とその原理から蒸気機関を作るということの関係が端的に表しているというようなことを書いていました。蒸気が鍋蓋を動かすことを知っているからと言ってそこから蒸気機関がやすやすと生まれてくるわけではない。基礎科学には優れた頭脳が必要だが応用にはその数十数百倍の精神的労働力が必要だというもの。理論や予測を立てた仕事とそれを実証したり実用化する仕事とどれを評価するかは判断の難しい問題です。さらに学術では同じテーマでも最先端が同時に複数並存しているのが常であり、しかもテーマが細分化されていればどれを第一に表彰するかの判断はますます難しくなります。
 山極勝三郎の落選に人種差別がなかったとは思いませんが、そういう科学分野での評価の霧のようなものの作用が大きかったのではと思います。山極勝三郎のような人物は知られていないだけで結構いるのかもしれません。
 そういえば中谷宇吉郎は上記の比較の話の中で、日本では科学といえば実用を離れた真理の探究という風に考えて、実用化の仕事を準科学として軽んじているといっています。昨今の基礎科学振興が叫ばれる時勢からすれば隔世の感を禁じえませんが、日本に科学技術が深く根付いた証拠とみるべきでしょうか。



#10476 
黒駒 2017/01/12 00:52
中世の「一発屋」

>直虎など
うーん。それを言うなら真田幸村も関係文書は20点ほどしかないですし、少ないですね。幸村の評伝を読んでいても、本当に大坂の陣でいきなり出てきて華々しく戦い死んでいくという、悪い意味ですが「一発屋」っぽいです。真田は「一族」に注目しなんとか成立させていましたが。

今川義元でも発給文書は500点くらいだと思うのですが、大名では1000とか行きますし、これに記録や軍記が加わりよく知る「物語」が形成されているように思えます。

考えてみると戦国のみならず、中世は史料の残存状態からして「一発屋」というか、ほんの一瞬だけ水面下から出てきて、再び歴史という大海に消えていくというのが「武将」の姿なのかもしれません。こう考えてみるとやはり新田義貞は唐突にあの時代に現れて、鎌倉幕府を滅ぼすという大仕事をして、消えていくというイメージがあります。



#10475 
徹夜城(明日久々に映画館に行く予定の管理人) 2017/01/12 00:15
平成もあと二年

 たぶん、話が確定するまではこの件を「史点」では扱わないと思うのでこちらに話題を振っておきます。
 昨日今日と一斉にメディアで報じられながら政府は公式には一切否定(沈黙)してるという妙な状態なんですが、「平成は三十年までで終わり。大晦日に退位して翌元日から新天皇践祚・新元号開始・その新元号は半年前に公表」というのはおおむね事実なのだと思われます。一度「女系あり」に認めた時もそうですが、「有識者会議」って方向性はほぼ決まってて形だけやってるもんみたいですしね。

 塾の中学生どもにもこの話題をしたら「平成生まれが年寄り扱いされる!」と早くも反応が(笑)。平成なんて30年だからいいけど、昭和生まれなんて64年がいっしょくただぞ、などとやりとりしておりました(笑)。
 それにしても興味深いのは「新元号は半年前に公表」ということですね。事務的・社会的な利便性を考えればよく理解できる話ですが、日本史上そんなことは前例がないはず。生前退位こそ前例は山ほどありますが、大晦日と元日で天皇交代というのも例がないはずで、いろんな意味で面白いことになりそうです。
 昭和最後の日も大騒ぎでしたが、次の節目では次の元号はとっくにみんな知ってるし、「急に来る」わけでもないので各メディアも十分準備して特番組めるし、「カウントダウン」もあるでしょうし(新年&新元号で)、ま、とにかくいろいろ待ち遠しい(笑)。

 なお、ちょっと前に「秋篠宮を皇太子待遇に」と報じられたら、皇太子を飛ばして秋篠宮を次にするんだと勘違いした人がかなり多かったようですね。「皇太弟」ってことになるんだろうけど、呼称はどうするのか…昔だったら形式的にせよ養子にするところですが。


>おんな城主直虎
 とりあえず第一回は「こんなもんかなぁ」と。ネットメディアのたぐいでは必死にネット上の声を拾って高評価をしようとしてましたけど、「真田丸」と無理矢理つなげるような記事までありまして、それはちょっと…
 一部の記事では序盤が子役続きなことを「異例」とか書いてましたが、とんでもない無知。「近年の大河では」と修正いたような記事も見かけましたが、「天地人」だって最近のですよねぇ。

 脚本家のインタビューを読みましたが、NHK側から渡された「井伊」「今川」「徳川」などの事件を並べた年表が、「井伊」のとこだけすっからかんで、とにかく他の家での事件に絡めて想像で埋めてくれ、ということなのだとか。そりゃそうでしょうけど、そもそも一年やるにはキツすぎるネタなんじゃないかと。



#10474 
黒駒 2017/01/11 23:49
直虎

あけましておめでとうございます。

「直虎」第一回見ましたけど、うーん、昇太さんの今川義元が谷原章介からさらに後退したかのような古典的な「今川義元」で、どうかなと思ってしまいました。「太平記」の後醍醐天皇のように、あとで化けさせるおつもりかもわかりませんが。義元というと三英傑まわりの第一話の桶狭間で討死するだけか、それとも「風林火山」のように武田や北条と渡り合った好敵手として描くか、どっちかという印象があります。

「直虎」は第一回で子役に演技させていたり、「女領主」という振りかぶり方からして、歴史的事実を追う話よりも「物語」風味になるのかな?と予想しています。



#10473 
バラージ 2017/01/09 23:44
戦国の中心で、愛をさけぶ

 今更ながら、あけましておめでとうございます。

 『おんな城主 直虎』、第1回を観ましたが、まあオーソドックな滑り出しかな。なかなか面白かったですね。もちろん今後次第でどうなるかわかりませんが。なんでも子役で1か月(4〜5回?)はやるみたいですね。

 正月時代劇『陽炎の辻 完結編』も観ました。こちらは○曜時代劇の連ドラ時代にも時々観てて、なかなか面白い時代劇でした。基本的にあくまでも時代劇で史実の人物が登場することはほとんどなかったんですが、7年ぶりに作られた今回の完結編では田沼意次や松平定信など実在の人物が大きく絡む物語になってましたね。役者たちも主演の山本耕史をはじめ皆好演。特に主人公の敵役でもある意次を演じる長塚京三が良かった。子供のころから好きな俳優でして、近年は好々爺的役柄が多いんですがもともとは嫌味な上司とか様々な役柄を演じている人でした。今回の意次も、悪役でありながら日本の行く末を考えたり息子の意知を愛する面も持つという複雑な陰影の役柄を見事に演じておりました。



#10472 
徹夜城(明日から仕事に出るのが嫌な管理人) 2017/01/04 00:00
謹賀新年

もう三日でございますが、皆様、謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。
今年は悪い意味で歴史に残る年にならなきゃいいんだが、と思いつつの新年。ま、毎年そういうもんでしょうが去年の流れがねぇ…
正月は完全に寝正月状態で、あっという間に休みが終わってしまいました。何か更新作業、と思いもしたし、ちょこちょこ書き物などもしましたが、とても間に合わない(汗)。とりあえずこの年末年始は「鬼平犯科帳」第1シリーズを鑑賞していたことくらいしか書くことがない。TVもほとんど見てませんし…あ、元旦にやってたアーネスト・サトウの江戸無血開城の番組は見てました。サトウさんの英和辞書、「エマージェンシー」を「いざ鎌倉」、「チープ」を「安かろう、悪かろう」と「名訳」してたり、日記にローマ字日本語で上司の悪口を書いてるところとかが大受けでした。
 サトウといえば、日テレの年末時代劇「奇兵隊」でデーブ・スペクターが演じてました。それを思い出すとあの人も芸歴はSMAP並みに長いような。


>ひでさん
「ホビット」三部作は劇場で見ましたが、今回も録画はして後で再観賞しようかと。原作の方は子供時代にずいぶん読んでまして、(大人向けの指輪物語よりずっとなじみ深かったです)、イメージ的には「ロード〜」同様にしっかり映画化してくれたとは思ってます。ただ原作の内容量からすると、あれ、水増しして大作映画にしちゃってかえって安っぽい感じもするんですよね。当初ピーター=ジャクソン監督は「ホビット」を先にやってから「指輪」と順番どおり考えていたらしいんですが、興行的には「指輪」をやるほうがリスクは小さかったでしょうね。
 で、僕は年明け直後にテレビをつけたら、「ホビット」三部作のあとに「ゴッドファーザー」三部作も一挙にやってたでしょ。DVD持ってるくせについつい一作目の中盤クライマックスまで見ちゃってましたよ。つくづく「よくできた映画」ってのはこういうもんだよなぁと改めて見入りました。「歴史映像名画座」入りしちゃったのも半分は個人的趣味ですが「歴史映画」の側面もちゃんとあると思うんですよね。「仁義なき戦い」も入れちゃってますし(笑)。

>アール・ケイさん
 こちらではお久しぶりです。mixiにはついつい最近書き込みそびれてますが、マイミク様の動向は覗いておりますし、間接的に皆さんのツイッター上の発言なども目にはしています。
 根津さんの訃報で出演作に「獅子の時代」があり、何の役だっけとしばらく思い出せませんでした(一応近年に全部見たのに)。伊藤博文役だったんですなぁ。



#10471 
アール・ケイ 2017/01/03 18:52
お久しぶりでございます。

新年のご挨拶を申し上げます。

嫌っていたわけでは決してないのですが、フォローしきれないということで
随分と失礼をしておりました。mixiやtwitterでは元気にやってるのですが(笑)。
昔ながらの掲示板もまともに起動しているところがめっきり少なくなりました。

ショーケンより根津甚八氏のほうが先に逝ってしまうだなんて、あの頃は思いも
しないことでありました。。




#10470 
ひで 2016/12/31 22:24
来年が良い年になりますように

まだ年が替わるには早いですが、「ホビット」3部作がやっているので、現在鑑賞中です。「指輪物語」に出てくる人(というか種族的にはエルフなどなどなので、人間ではないですが)も数名登場していますが、「指輪物語」の前日譚(というにはずいぶん前ですが)ですから、まあそうなるわけで。

今年は1年間大河ドラマも楽しく見られましたし、いろいろと面白い本も読めましたし、個人としてはそれなりに良い1年だったと思います。歴史物の本だと、新書では中公新書が当たりが多かったです(歴史物に限らず、いろいろな新書レーベルのなかで中公新書がここ数年では一番質が安定しているかなとは思いますが)。

世間、世界情勢としては、なんか大丈夫かと言いたくなる出来事が相次いでいますし、昭和は遠くなりにけりと言いたくなるような訃報も相次いだ年でしたが、来年が少しでも良い年になりますように。

http://historia334.web.fc2.com/index.html


#10469 
徹夜城(昨日で仕事納めした管理人) 2016/12/31 19:47
新田義貞役者逝く

今年も残すところあとわずか、ということで、湿っぽい話は今日のうりに。

すでにニュースとしては二日も古い話題になってしまいますが、大河「太平記」で新田義貞を演じられた根津甚八さんが亡くなりました。報道で代表作に「太平記」を挙げる記事は見なかったように思いますが…萩原健一降板による代役、ということもあるのかな。大河出演作では「黄金の日日」の石川五右衛門役が当時かなり新鮮だったといいますね(僕はつい最近全部見まして)。黒沢明晩期の大作「影武者」「乱」でも印象に残ります。

 「太平記」の義貞役についてですが、萩原健一が序盤演じた部分では義貞ってかなり野心家、策謀家の雰囲気を漂わせていたんですよね。それがしばらくでなくなって根津甚八に変身したら純朴キャラにも変身してしまいました。俳優変更で脚本も路線変更したのだと思いますけど、結果からいえばこれはこれで正解だったのかな。勾当内侍とのいじらしい純愛ぶりとか、後醍醐の勝手な動きにふりまわされるあたりとか、根津さんのキャラの方が合っていたように思いますね。湊川の戦いではほとんど無能扱いされちゃいましたが…
 なお、映画「竜馬を斬った男」では根津さんが龍馬、ショーケンが佐々木只三郎を演じて対決…というより一方的に殺されちまってます。


>水師提督さん
 井伊直虎の話も、いろいろと生臭いというか、危なっかしいというか…というわけですねぇ。今度も時代考証にあたる小和田哲男さんは「女性説」で強く推しているようなんですが、この方、「武功夜話」の評価でも危なっかしいところがありましたよねぇ。
 なお「南北朝列伝」は今もチビチビ追加作業はやってます。井伊家についてもできればいつか追加したいとは思うのですが、当時の井伊家については当主も含めてそれこそ正確なところがわからなそうな…



#10468 
黒駒 2016/12/28 01:01
真田丸感想

私も実はこの作品はどうも最後まで乗り切れないというか、違和感がありました。バラージさんがだいたい語ってくださったのですが、ネット界隈の妙なヨイショに対する違和感もやはり感じていました。

真田太平記とか往年のアメリカ映画とか、そういうところからモチーフを持ってくるのは結構なのですが、どうも狙い過ぎ、繰り返し過ぎな「名台詞」とか、「突っ込みどころ」「小ネタ」が非常に多い。「突っ込みどころ」「小ネタ」はネット界隈の表現らしいですが、三谷さんはそれに対して「自分は本気で人物の性格付けとしてやっている」とおっしゃっていたそうで、それは無理があるだろうと思いました(笑)。

私はそういう面白がり方にほとんど興味がなくて、普通に登場人物や物語に感情移入しようと思いながら見てましたけど、できませんでしたね。だいたいヒョウタンツギ的に真面目なシーンになると笑いで落としますし、「肩透かし」を食らって入りきれない。

私は大泉さんと山本耕史さんだけは目を引いたのですが、あとはそれほど印象に残る演技はなかったです。キャラクターとしても、昌幸はゲームのように戦を楽しみ、言い訳のように「兵一人一人にも家族がいる」とか言い出しちゃいます。古畑任三郎も推理をゲームとして楽しみ犯人をおちょくってるくせに、犯罪を憎むような発言をしていたものですが。昌幸の最後も、最後まで懲りなかった人に見えちゃいました。

淀などは個人的には最悪で(演技の話ではないです)、仮にも家を背負う女性があれじゃいけませんよね。浅井三姉妹は不幸ではあるが、あの時代珍しくもないですし、庶民などはもっと悲惨。PTSDなのかもしれませんが、何故信繁はあのような女性を優しく庇護してやらねばならぬのだと思いました。

主人公の信繁さんも、どうもこの人は最後まで何をやりたいのかわからない。知略は昌幸でやってしまい、父を超えるとか家を背負うなどは半分信之がやっている。豊臣家の忠義と挫折は石田三成や片桐且元でやってしまい、人生の蹉跌は上杉景勝でやっちゃった。

三成から加藤清正を経て信繁に何か託されるのかな?と思っていたらそれもない。ラストシーンで家康が「戦の時代は終わった。これからは支配の時代だ」と言い、それに対して「そのような事は百も承知。だが私は父のためお前を倒す」と、個人的な理由をおっしゃいます。これも論理の上で負けてると思いますし、仮にも領主の一族であり、中央政権のエリートだった人ですから、もっと何か、やりたいことがあってしかるべきではないかと思うのですが。

ただ、家康の言う「支配」を担ったのが荒廃した上田領を復興させた真田信之ですよね。スピンオフを想定しているようにも思えますけど、大泉さん好きなので信之でやってくれないかなと思います。そうしないと、どうも中途半端な話のように思えちゃいます。



#10467 
バラージ 2016/12/28 00:29
逃げるは恥だが役に立つ(by徳川秀忠)

 『真田丸』が終わったわけですが、う〜ん、肝心の大坂の陣に入ってからがいまいちでしたねえ。お話のテンポが悪いというか、登場人物が未整理というか……。秀吉編はあんなに面白かったのになあ(序盤もつまんなくてあんまり観てなかったけど)。思えばやはり関ヶ原をすっ飛ばしたのがつまずきの始まりのような。あそこからどうも物語のテンポが悪くなったように感じます。秀吉編の初登場であんなにドキドキした竹内結子さん演じる茶々も、大坂の陣編では秀頼を英邁に描こうとしたためか若干その陰に隠れたようになってしまって魅力が半減し失速してしまいました。

 最後の天王寺の戦いもなあ。史実と違う点が多々ある(戦場にいないはずの上杉景勝が登場している。秀忠が家康のもとに援軍として登場する。信繁(幸村)が討ち取られず自害している、などなど)のはとりあえず措くとしても、単純にドラマとしてもどうも盛り上がりに欠けてたんですよねえ。何より徳川方が大軍に感じられないのが痛い。徳川方を大軍に感じさせなければ、信繁らが大軍に挑んであわやというところまで追いつめるというカタルシスが失われてしまいます。最後なんでもう予算が厳しかったのかもしれないけど、ぶっちゃけ真田幸村ドラマはこの最後のカタルシスのために1年描いてきたわけなんだから……。そもそも徳川方が、家康・秀忠・真田信吉・伊達・上杉しか出てこないから登場人物が少なすぎなんだよな(しかも上杉は本当はいない)。毛利勝永に討たれた本多忠朝はまだしも、せめて信繁を討ち取った松平忠直ぐらい出さんと。長宗我部と明石については予想が外れて、思ってた以上にフィーチャーされてたのは良かったですけど。あと、冬の陣の真田丸は映画『真田十勇士』のセットをそのまんま使ってましたね。映画撮影終了後に借り受けたのか、それとも最初から共同で使う予定だったのか。

 そんな中で大坂の陣編、いやドラマ全体でも最大の殊勲賞はやはり長澤まさみさん演じる「きり」でしょう。もう彼女は素晴らしかった。特に最終回1話前の「きり」は本当に良かったですねえ。あそこはちょっとグッときました。あとは大泉洋の信之も良かったですね。

 それから『真田丸』に関しては、ネット界隈(スポーツ紙ネット版が主ですが)が初回から妙に持ち上げようとしてるのが気持ち悪かったなあ。たいして高くもない視聴率を高い高いと騒いだり、それをネット検索がYahoo!ニューストップに押し上げたり。『真田丸』と関係ない記事ですが、ネット世論を本当の世論と思うな!という話があって、僕も常日頃そう感じていたので「ほんと、そうだよな」と思ってしまいました。視聴率的には低くはないが高くもない、といったところが妥当でしょう。

 そういえば映画『真田風雲録』をDVD化されてないと書きましたが、後で知ったんですがDVD化されているようです。感想を書いたときに触れるのを忘れてました。これは買って損はないと言っておきましょう。自分はWOWOWで見といて言うのもなんだけど(笑)。

>『おんな城主 直虎』
 女戦士好きとしては、「史実ぅ〜? んなもん知るかっ!」ってな感じで、とにかくドラマとして面白く作っていただきたい。1年も続くドラマは、ドラマとして面白くなきゃ付き合うのがしんどいです。



#10466 
水師提督 2016/12/26 02:10
井伊家に群がる怪しい人たち

もともと、井伊直虎女性説そのものが、江戸時代に井伊谷に取り残され、彦根藩に面倒をみてほしい竜潭寺がゴマすり目的で提出した「井伊家伝記」なる怪しげな記録に出てくる話でありまして、かなり生臭いものがあります。徳川家康に拾われて、傍流から取り立てられた井伊直政の正統性を強調するために、直虎の継承権を否定しようとして、女性ということにした、というのが実情でしょう。

その一方で、「新説」を発表した井伊達夫なる御仁も、与板井伊氏の子孫から名跡を譲り受けて、本来の「中村」を改姓し、自分で赤備を装着した異様な写真を著書に載せるなど、なかなか怪しげな人物です。
新史料といっても、江戸時代中頃の由緒書であって、別に同時代史料に基づく発見というわけでもありません。江戸時代の由緒論においては使える史料ですが、ベタベタとポストイットを貼り付けてい画像など見ると、保存上の悪影響を与えないか、そちらの方が心配かもしれません。

その一方で、「井伊直虎は『もののけ姫』である」などとぶち上げた著書を発表した方もいて、失笑を買っていたります。

いずれ、某宗教家も井伊直虎の霊言を語り出すでしょうが、さて女となるか、男となるか・・・。

ところで、リクエストというわけでもないのですが、南北朝列伝に井伊一族が立項される予定はあるのでしょうか?



#10465 
徹夜城(なんだかんだで大河は毎年チェックする管理人) 2016/12/26 00:10
「真田丸」余波・余話

>ろんたさん
 そうそう、「真田幸村の謀略」をBS民放で先日やってたんですよね。明らかに大河便乗企画ではないかな、と。「真田丸」ブームに乗って初めて見た人は腰が抜けたかもしれません(笑)。もっとも、僕は未見なんですが、東映にはそれ以前に「真田風雲録」というさらなる元祖の怪作があり、「謀略」は二番煎じだとの声も見かけます。
 で、「真田丸」の幸村VS家康のシーンですが、僕もやはり「謀略」へのオマージュを感じました。三谷作品はこの手の「分かる人には分かる」引用・オマージュがすこぶる多く、「真田太平記」など関連先行作品はもちろん、全く無関係の過去の名作名シーンの引用が散りばめられてるんですよね。以前「みんなのいえ」って映画がありましたが、その中でミケランジェロを描いた映画「華麗なる激情」の1シーンがそのままあって驚いたこともあります。以来何かというと「これは元ネタはなんだろ?」と勘繰るようになっちゃいまして。

 「真田丸」のラスト、意外や本多正信にスポットがいった件については三谷さん自身がどっかでコメントされてましたね。過去に光秀や三成を演じた近藤正臣さんへの敬意というか、大河マニアぶりを発揮した形です。正信つながりではTBS「関ヶ原」のラストに通じるものも感じましたが…
 真田松代藩からのちに佐久間象山が…というのはかなり強引な引っ張りですが、「風雲児たち」のこともさることながら、「新選組!」で重要キャラとして初回から出してましたよね。さりげなくそっちへもリンクするということで。
 リンクということでは大坂の陣で信繁たちが敵陣の「井伊の赤備え」を眺めて「あの家にもここまでの物語があるのだろうな」と口にする場面は、明白に来年の大河へのつなぎでありました。

 来年の大河は真田よりさらにローカルなんですよねぇ。井伊家って南北朝でもささやかに活動していて面白い家ではあるんですが。そもそも「おんな城主」という根本的な設定に疑義が入る説が直前に発表されたりしてますね。「真田丸」も製作に入ってから分かった新事実も多く、ドラマに組み込まれていたようです。



#10464 
ろんた 2016/12/25 01:56
「真田丸」最終回

地上波の再放送も終わったので感想など。

久しぶりに一年間見る気になった大河も終わってしまいました。
この成功(でいいんですよね)であらためて思うのは、日本の映画やドラマって脚本が弱いってこと。
あざとい企画優先やキャスティング優先で惨敗したのも、一度や二度じゃないだろうに。

>佐助
最終回を全部かっさらっていったのは、私見ではこの人。
「55(歳)でござる」「全身が痛うござる」に爆笑。

>幸村(信繁)と家康
ラスト近く、二人で対峙したのは、ちょっと演劇的すぎたかな。
あと「大坂の陣」なのに、戦場がどう見ても草っ原なのはいかがなものか(笑)。

ところがその後、「真田幸村の謀略」を見たら似たような場面が……。
まさか、この怪作にもオマージュを捧げてるのか?
もっとも、こちらでは家康の首が「黒ヒゲ危機一発」みたいに飛びましたけど。

>徳川秀忠
「LIFE!」を見てるんで、ドヤ顔が”うそ太郎”にしか見えません。
ていうか星野源って、秀忠というより小早川秀秋顔だなぁ。

>正信と信之
正信の「生かさず殺さず」的なセリフにニヤリ。
佐久間象山に触れたナレーションには、さすが「風雲児」ファン、とニヤリ。
でもその時の藩主が、松平定信の息子(養子)だというのには、さすがに触れられなかった(笑)。

>豊臣秀頼
司馬の『城塞』や『豊臣家の人々』を読んでも思うんだけど、何のために生まれてきたのかわかんない人。
散り際も、あがくでもなく潔くでもなく、なんだかズルズル死んじゃう不思議な人。
最後、幸村に連れられて薩摩へ逃げるんじゃないかと思ったけど、さすがにそれはなかった。

>千姫
おじいさんのところに戻ったのが、すごく嬉しそうだった。
しかし山田風太郎ファンは、この人の名を聞くと『柳生忍法帖』を連想してしまうのであります。

>おんな城主直虎
小豪族のサバイバル・ゲームだけで一年間もつのか?
結局、ホームドラマになっちゃうんじゃないのか?
盛り上がるのは、三方原の戦いとか長篠の戦いとか武田滅亡とかの第4クール?
直虎は本能寺の変の直後に死んじゃうけど、大丈夫?

不安だらけなので逆に見ちゃうかも(笑)。



#10463 
徹夜城(しばらく書き今期も更新巳億劫だった管理人) 2016/12/25 00:02
しばらくぶりです

管理人自らしばしお留守にしてました。いや、内容のチェックはしてはいたんですけどね。書き込みをするのがちと億劫になってまして…実は目にいろいろありまして、パソコンで読み書きするのがかなり面倒になったんですよ。いくらか改善はしたんで「史点」もやっと書いたし、こうして書き込みもしてますが。

>なんでも鑑定団
 昨日アップした「史点」でもこの件に振れました。といっても本題ではなくあくまで「まくら」に使ってます。鑑定自体にはプロでもないので何とも言えないですが、あの中島さんが「番組史上最大の発見」と太鼓判おしちゃったから、筋悪ではないんじゃないか、と思う程度。三好家については一部報道で「三好家の家臣の子孫」という記事があったようにも思いますが、詳細は未確認です。

>江戸とか縄文とか…
 ある時代を妙に理想化して持ち上げる、という動きに歴史をやってる者として強く警戒しちゃうのですが、ことに最近は「江戸時代」と「縄文時代」でその傾向が強くみられます。いずれも長期の平和とか、エコロジーとか、日本独自の文明だとか、その手のが好きな人をくすぐる要素があるんですよね。で、たいていそれらのものにはかなり根拠が薄く、中には明白に現代人の創作もあったりするわけで。

>歴史ドラマ関係
 もう一週間たちますが、大河ドラマ「真田丸」も終了しました。とりあえず近年の大河では成功の部類…といっても「五年ぶりの高視聴率」とか聞くと、その五年前って「江」だったりするから視聴率というのはアテにならんな、とも。「真田丸」はネット上でマニアックな盛り上がりをしていた印象が強いです。三谷作品の傾向でもあるんでしょうけど、そうそう強烈に盛り上げたり泣かせたりはせず、さらっとまとめた最終回という印象でした。

 一方、先日NHKスペシャルで4夜連続で放送された国際共同制作の歴史ドラマ「東京裁判」は実に面白く鑑賞しました。東京裁判に各国から集められた11人の判事たちの葛藤・論争をメインにしているのも意外に初めての視点のようで。しばしば「勝者が敗者を裁いた」とか天皇の面積とか政治的と批判される裁判ですが、判事たち個人個人がそれぞれの立場でそれなりに深刻に考え、葛藤し、議論していたことがドラマ仕立てだけにうまく表現されていて新鮮でした。A級戦犯容疑者たちの「無罪」を主張したインドのパル判事は有名ですが、ドラマではそのパルに同調もしつつ独自の考えで多数派意見に賛同もしたオランダ人判事が実質的主役になっていて、これがなかなかうまいポジションだな、と。侵略された当事者である中国・フィリピンの判事や、「さらなる大戦を起こさぬためにも」と有罪を下すべきと主張するイギリス系判事たちのそれぞれの考えも一定の理解ができますし、意外と死刑そのものについての是非の論議があったことも興味深いところでした。
 僕も思いましたし、ネット上で指摘してる人がいましたが、これ、「11人の怒れる判事たち」のノリですよね。そのため、あえて被告側は俳優に演じさせず記録映像をカラー化してドラマと組み合わせているのも面白いところでした。



#10462 
水師提督 2016/12/24 00:11
三好家の人々

「なんでも鑑定団」を視聴していないため、何が根拠となったのは分かりませんが、
三好長慶はとくに茶道に関心が深かったわけでもなく、さらに子孫も絶えているため、
茶器自体の価値はともかく、来歴はちょっと怪しいかな?と思っています。

三好一族で茶器収集で有名なのは、長慶の弟実休と、長慶のライバル政長であり、
この2人のいずれかのコレクションならば、十分にありそうですが。
江戸時代まで武家社会で生き残ったのは、政長の子孫だったことを考えると、
政長の収集物という可能性が相対的に高そうです。

三好政長の子孫が、長慶の子孫を名乗るというのは、なかなか皮肉な光景です。



#10461 
黒駒 2016/12/21 23:23
なんでも鑑定団

先日放送で、話題の2500万の値がついた「曜変天目」が出展されました。放送前から今夜はすごいものが出るぞとほとんど鑑定結果を言っているという異例の回でした(笑)。

結果は先述の通り中島誠之助さんが2500万の値をつけて「番組最大の発見」とまで賞賛していましたね。学術的な検討や文化財指定などはこれからなのでしょうから、まだ個人的には慎重に見ていますが。でも、「鑑定団」で偽者と判断された古文書が専門家が見たら本物だったという例も知っていますし、なかなか侮れません。

問題の「曜変天目」は現物と箱と付属史料があり、もとは東山御物の一部で三好長慶が所有してと来歴が記されているとのこと。つまり足利義満のコレクションの一部であった可能性もあるわけですよ。

偶然にも私は先日たまたま目にした鑑定団の再放送では一休の真筆(とされる、ですが)が出ていました。源氏物語の一節を書いたもので、一休本人の文章だと思われないように署名を省略したのではと推測されているとのことでした。



#10460 
黒駒 2016/12/19 00:40
江戸時代のイメージ

江戸時代、厳しいですよね。十両盗めば死罪で骨は野に捨てられちゃいます。吉村昭さんなどを読むと本当に近世も近代も厳しくて、アリューシャン列島とか小笠原のはるか南の島に流されても、自衛隊は救助に来てくれない(笑)。自力で10年以上かかって資材を集めて船を作り帰還するとか、シベリアを横断しロシア女帝に謁見し、自分で請願して帰してもらうとか、そういう時代でしたね。

大河ドラマは近世は幕末以外やってくれませんけど「龍馬伝」などは土佐の身分制社会とか、隠れキリシタンの長崎芸妓とか、維新をなさねばならぬ課題という意味で近世社会の「厳しさ」の部分が描かれてました。○曜時代劇などはさっぱり見てないので偏見なのかもしれませんが、なんとなくほのぼのとした江戸社会のような印象を持ってしまいます。

中世社会だって庶民などの目線ではとても厳しいと思うのですけどね。淀君は二度の落城に遇い、身内を多く亡くして不幸であったでしょう。でも綺麗な格好をして、貴人としていい暮らしをしている。庶民で戦乱に巻き込まれた女性はどうだったのだろうと、そんなことも考えてしまいます。



#10459 
バラージ 2016/12/18 23:15
失楽園

 年末で皆さんお忙しいのか、パタッと書き込みが止みましたね。かくいう僕も20日以上ぶりの書き込みですが。

 最近、『本当はブラックな江戸時代』(永井義男・著、辰巳出版)という本を読みました。たまたま本屋で見かけて、なんとなく立ち読みしてみたら面白くてつい買っちゃったんですよね。最近のやたらと「江戸時代は良い時代だった」とする風潮に異議を唱えた本で、江戸時代の特に江戸の街は決して楽園などではなかったことが様々な実例を挙げて説明されています。歴史の中でも庶民史・文化史に属する本で、個人的には特に食に関するテーマの話が面白かったですね。
 「江戸時代=楽園」論はおそらくそれ以前の「江戸時代=暗黒」論の反動として出てきたんじゃないかと思うんですが、それが極端から極端へと逆方向に振れすぎてしまったんでしょうねえ。

>歴史映像名画座
 すいません、また誤りを見つけてしまいました。『春の波濤』は正しくは『春の波涛』のようです。「濤」ではなく簡単な字の「涛」の字のほうなんですが、作品によってどっちの字も使われるんで間違いやすいんですよね。僕も今まで全然気づきませんでした。



#10458 
バラージ 2016/11/27 23:06
ミルカでも観るか

 もはや生きる歴史上の人物状態だったフィデル・カストロが亡くなりましたね。90歳とはまさに大往生。しかしそんなこととは全く関係なく(笑)、最近DVDなどで観た歴史関連映画の感想を。

『ミルカ』
 1950年代後半から60年代前半に活躍したインドの陸上中距離選手ミルカ・シンの半生を描いた伝記映画です。60年ローマ五輪400m走で途中まで1位で走りながらゴール間際でなぜか後ろを振り返りメダルを逃したところから映画が始まり、直後の印パ親善試合に行くことをなぜか嫌がるミルカ。そこから印パ分離独立の際に起こった悲劇で家族を失った少年時代、軍に入って走りの才能を見出され数々の大会で活躍する時代などが描かれていきます。インドでは誰でも知ってるような国民的選手だとのことで、ネルー首相なども出てきますが、やはり歴史映画というよりは伝記映画。ただ映画としてはなかなか面白かったです。

『国際市場で逢いましょう』
 朝鮮戦争から現在までを生き抜いた一人の男の半生を描くことによって、庶民の目から見た韓国現代史を描いた人情喜劇。ノリとしては『ALWAYZ 三丁目の夕日』みたいな作品で、ちょっと「泣かせ」が過ぎる気もしますが、南北離散家族の下りなんかは思わずもらい泣きしそうになるのも確か(日本でいう中国残留孤児みたいな感じ)。60年代の西ドイツ炭鉱への出稼ぎなんかは初めて知ったんでなかなっ興味深かったですね。文化方面のおそらく韓国人なら懐かしポイントなんだろうなと想像させる小ネタがちょこちょこ出てくるんですが、残念ながらこちらにはよくわかりません。ただそれを抜きにしても映画としてなかなか面白かったです。ただまあこれも歴史映画かはちょっと微妙。

『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』
 以前紹介した香港の怪奇ファンタジーアクション時代劇映画『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』(#9444)の前日譚映画。その時も説明しましたが、唐の時代の政治家・狄仁傑(ディー・レンチェ)を主人公にした清の時代の大岡越前や遠山の金さんみたいな物語にヒントを得て書かれた近代のオランダ人作家の推理小説から着想を得て作られた映画とのこと(ええい、ややこしい!)。今回はディーの若き日の話になり俳優陣も則天武后役のカリーナ・ラウ以外はガラッと若手に変わってますが、前作に比べるとやはり貫禄不足。前作同様にとにかく大予算をかけた3D大作で、前作以上に最初から最後までCGの大洪水みたいな映画で正直ちと目に余ります。出てくるのも半魚人に毒蟲に巨大海獣ともう何でもありで、もう歴史とは何の関係もありません(笑)。まあ、つまらなくはないんですけどね。



#10457 
バラージ 2016/11/27 22:20






#10456 
徹夜城(やっと史点を書きだした管理人) 2016/11/26 23:28
四つ目のネタが来て

 いや〜トランプ当選以来、いろいろと時節柄忙しく、「史点」に手を出せませんでした。ここに来てちょっと暇ができたのですが、「史点」ネタの四つ目がなかなか決まらない。
 困っていたところへ…フィデル=カストロの訃報が。これで四つ目確定です。いや、個人的にもとても悼んでいるんですけどタイミングのいい時に…という本音も。

 「史点」でも触れると思いますが、日本では「ゲバラ&カストロ」とゲバラを前面に押し出した題名でDVDが出たアメリカのテレビドラマ「Fidel & Che」は、内容はほとんど「カストロ伝」でゲバラはオマケといっていいほどなんですね。アメリカとながらく対立しているはずのキューバ政権ですが、アメリカ人(全部とは言わないけど)って「ラテン革命野郎」が大好きという系譜があるよなぁ、と思わされるドラマでした。
 ゲバラはああいう死に方をしたせいもありますが死後すぐに映画化され、その後も断続的に映像化作品が作られました。カストロは当然それらの作品の重要人物として登場しており、生きてるうちから「歴史的英雄」扱いになっちゃってた人なんですね。本人がついに亡くなったことで恐らく10年以内には一代記の映画なりドラマなりがアメリカで作られそうな気がします。

 そうそう、ご長寿つながりで思い出したのですが。
 「まだご存命だよな…」とふと思うことがよくある南北朝史の大歴史家・佐藤進一先生ですが、とうとう先日百歳(!)におなりになったとの情報をネットで見かけました。
 大河ドラマ「太平記」放送時点でもすでに最長老状態だったのですが、座談会で「あんな直義がいるわけがない」と強い不満を述べておられたのが面白かった。佐藤先生、直義ファンなんだそうですよ(笑)。
 リベンジとして、NHKは佐藤先生ご存命のうちにもう一度南北朝大河をやってほしいもんですが。

 そうそう、とさらにつながりで書いておきたい話題を。
 先日ミネルヴァ日本評伝選で刊行された「亀田俊和さんの「足利直義」、ついつい注目してしまう直義の死因については「病死」という見解を出されてました。少し前にも他の研究者が「病死説」を表明しており、続いてくると結構有力視されるかもしれません。
 そうなっちゃうと、大河「太平記」のあの壮絶な毒殺シーンは…(汗)



#10455 
サラマンサ 2016/11/18 14:38
神経衰弱

 トランプ次期大統領がいよいよ本格的に政治活動を開始しました。過激なパフォーマンスから現実的な路線に変更したとして世評も多少落ち着いてきているようです。安倍首相には気が合ったまま一緒に退場しないことを願うばかりです。以下思ったことをつらつら。
 この手の政治劇でいつも気になるのですが、選挙中の公約やら発言を翻すのは政治家の常とはいえ、それに対する批判もまた当然のように湧くものです。しかしトランプ氏のような過激政治家は公約を撤回するたびに期待値が上がっていく、しかもその結果として何をするのか不透明にも関わらず周囲が勝手に現実路線と評して各自都合のいい期待をするというのは不思議なものです。
 
 トランプ氏はアメリカ人に仕事を与えるといっています。しかしアメリカが自国産業の保護と推進を行う際には、その生産物なり権益の捌け口を他国に押し付けるというのが私のイメージなので正直期待はしていません。またインフラの総更新をするようですが財源は公債で賄うといい、一方で同時に各種の減税も実施するとか。果たしてどうなりますやら。
 日本ではトランプ氏が自主防衛推進の後押しになると期待されているようですが、世間でいう日本の役割拡大が何を指すのか私にはよくわかりません。アメリカ軍は下流層雇用の受け皿になっている側面もありますので大規模な縮小の上日本がこれを代替という路線は考え難しいでしょう。核武装容認発言は撤回されましたが、私の周囲ではなぜか核武装は日本の独自開発独自運用という風に解釈されていたので、役割拡大も日米の思惑のずれが今後出て切るのではないかとおもいます。
 またロシアと強調してISに対抗するのだとか。IS対策は重要ですがアサド政権の存続に繋がるとヨーロッパに流出した難民の帰還が難しくなるのではないかと思います。そうすると欧州が安定せずアメリカ産業の捌け口が目減りする可能性もあります。まあもしかしたらIS平定後に強制的に帰還させる気かもしれませんが。
 



#10454 
2016/11/18 00:01
つい先日再来年の話が出たのに

 大河ドラマ、いきなり2019年のものが公表されてしまいました。これはまたずいぶん思い切った…とも思う一方で東京五輪に向けての便乗企画(?)でもありまして、明治150年の「西郷どん」と合わせて政治的意向のにおいを感じてしまいます。
 と言いつつも、企画自体は面白い。久々の近現代大河ドラマということになりますし、スポーツテーマドラマという点でも新鮮。クドカンさんだし、うまいこと料理してくれそうです。

それにしても2019年企画がこんなにさっさと出たのに、前年の2018年の企画は発表は遅れ、一度名前が出た主演俳優が否定され…と何やら準備不足な感じがしちゃいます。企画が二転三転してるんと違うかなぁ。



#10453 
バラージ 2016/11/16 17:10
五輪大河

 2019年の大河ドラマは宮藤官九郎脚本で東京とオリンピックの歴史を題材としたものになるそうです。1912年の日本五輪初参加から1964年の東京オリンピック開催までを描くとのこと。
 いやあ、NHKも久々にとばしてきましたねえ。でもこれ確かにドラマとしてはなかなか面白そうな題材。歴史上の有名人物ドラマも実を言うとちょっと飽きが来てたのも事実なんでね。楽しみにしておきます。



#10452 
マルクスの恋人 2016/11/10 01:04
わしゃあのぉ、トランプは適任じゃあ思う

「敵の敵は味方」理論には、同意できません。暴力団やインチキ宗教にも、別の暴力団やインチキ宗教が敵対している実例はいくらでもあります。
しかし今回、トランプ氏に投票した人たちへの、無知で低脳な破滅願望みたいな見下し方、あれはないだろ。殺人鬼とスケベオヤジとどちらか選べと言われて、泣く泣くスケベオヤジを選ぶ苦悩、私にでも少しはわかる。

なお、USAは三権分立が厳格なので、憲法に反するような人権侵害には裁判所がストップをかけるはずですし、2年後には中間選挙もありますから、トランプ政権が悪い方向に暴走する危険性を私はあまり心配しません。帝国主義を再起不能にしてくれるんなら、大歓迎です。

個人的に、トランプ政権の高官に誰が入るのかに注目しています。具体的に名前を出すと、マイケル・フリン退役中将(元国防省情報局長)。オバマ政権の、シリアやロシアへの敵視やテロ組織援助を痛烈に批判して追われ、トランプ氏が共和党の指名を取るはるか前の段階でトランプ陣営の顧問に就いていたという人物です。少なくとも、出世主義の風見鶏野郎じゃない。日本語の大手マスゴミでこの人の名前をほとんど見なかったのも、私がマスゴミどもへの不信感や嫌悪感をますます募らせた理由の一つです。



#10451 
徹夜城(今日も大統領選開票はリアルタイムに見ていた管理人) 2016/11/09 23:33
とうとうトランプがキングに

 やれやれ…「まさか」と思っていたら、とうとう大統領ですよ、トランプさん。ほんの半年くらい前まで冗談としか思われなかった気もします。
 さんざん言われてますが、イギリスのEU離脱の開票時の状況といろいろソックリなんですよね…株価の下げはあっちのほうが凄かったですが、少し「サプライズ」に慣れて来てるんでしょうか。
 事前の世論調査では浮かび上がらない「サイレントマジョリティ」の存在がそんなに大きいのか…メディアの在り方も含めていろいろと考えさせられる一日でした。
 近日中に「史点」ネタにもしますけど、この伝言板の書き込みも含めて、「あの年のあの日が歴史的な転換点だった」なんて当サイトのログを眺めて振り返るような時が来るんでしょうか。



#10450 
バラージ 2016/11/09 23:10
サイレントマジョリティ

 連続での書き込みになってしまいすいません。
 再来年の大河ドラマ『西郷どん』の主演が鈴木亮平に決まりましたね。当初主演と報道された堤真一は、近年の大河主演俳優の傾向から見るとちょっと年を取りすぎじゃないのかなと思っていたので、むしろこっちのほうがしっくりくる配役のような。今が旬の人ですしね。

 大河つながりですが、先日たまたまチャンネルを回したら『林修の今でしょ!講座』という番組で「教科書では教えない!本当にすごい江戸のヒロインベスト3を大発表!」という企画をやってまして、講師として日本中世史研究の本郷和人教授が出ておりました。僕は本郷さんが結構好きなんでなんとなく見てたら、街頭インタビューで各人物の印象について尋ねてる映像が流れ、その中で第1位の篤姫について答えてる中高年女性が全員「宮アあおい!」と答えておりまして、やっぱり印象強かったんだなあと思ったら、何をしたかはみんなよくわかってませんでした(笑)。ドラマ見てたのに全部忘れちゃったのかよ!(笑) でもまあそんなもんなのかもしれないな。うちの母親も熱心に朝ドラ見てても2つくらい前のやつはもう忘れちゃってるし、などと思った次第。
 でもそういう人たちが今のテレビの主力視聴者なんだろうなあ。そういう人たちはネットなんかにも触れないだろうし、感想や意見が形になって浮上してきたりはしませんが、視聴率という最も重要な形となって表れてきます。いわばサイレントマジョリティですね。
 サイレントマジョリティといえば、その後押しを受けてか、ついにトランプが大統領になっちゃいましたが、こちらはどうなることやら。

>日向彦太郎
 そういえばちょっと前に話題に出てた謎の「日向彦太郎」ですが、その後世界的にブームになったピコ太郎と何かの関係が……って、んなわきゃないか。



#10449 
つね 2016/11/09 22:33
アメリカ大統領選

クリントンさん逃げ切りかと思っていたんですけどねえ・・・。

個人的にはトランプさんが善戦してきたのはブレグジットのときと同様、不満層の既存社会に対する反発によるものだと思っていたので、オールメディアや経済学者がクリントンさん支持を表明したり、最終盤でクリントンさんがセレブを総動員していたのは「逆効果じゃないか」と思っていました。FBIの再捜査がなければ、また違った結果になった可能性は高いと思いますが、それも支持率が現実を反映していたことが前提になります。ブレグジットのときと同様、ちょっとは事前予想あてろよ、と思ってしまいます。FBIの再捜査も不作為でも選挙に影響を与えることにはなるし、結局は、本人のわきの甘さということでしょうか。トランプさんは隙だらけでしたが、それが支持層には、もともと人格を期待されていないから弱点にならないという強みがありました。

まあ結果が出てしまった以上は、現実に立ち返り冷静になってくれると期待するしかないのかな。ブレグジットも長期的にはとにかく、今のところ、事前予想よりは影響は落ち着いたものですし。それがトランプ大統領でも大丈夫という感覚になったのかもしれませんが。



#10448 
バラージ 2016/11/06 23:56
栄光なき天才たち

 ああ、懐かしいですねえ。僕も一時期読んでましたよ。確か『ヤングジャンプ』でしたか。ただ、トランボのやつは読んでません。調べたら初期のやつなんですね。
 僕が読んだのはもっと後のほうで、宇宙開発シリーズ(ツィオルコフスキー、ゴダート、オーベルト、フォン・ブラウン)や、沢村栄治(野球選手)、島田清次郎(小説家)、川島雄三(映画監督)、浮谷東次郎(カーレーサー)、ハリー・フーディニ(奇術師)、佐藤次郎(テニス選手)あたりを読んだのを覚えています。
 ヤングジャンプはそれほど熱心に読んだ漫画誌ではなく、他に覚えてるのは『Y氏の隣人』とか『のぞみウィッチィズ』ぐらいでしょうか。

 ちなみに以前、『週刊少年ジャンプ』を熱心に読んでた時期があると書きましたが、それ以前の時期には『小学○年生』『コロコロコミック』『週刊少年チャンピオン』『月刊少年ジャンプ』(『週刊』と並行した時期もあり、『週刊』卒業後も若干読んでた)などを、『週刊少年ジャンプ』卒業後は『週刊少年サンデー』『ヤングサンデー』『ビッグコミックスピリッツ』などを読んでましたね。



#10447 
徹夜城(ここに来て土日が多忙な管理人) 2016/11/05 22:53
南北朝本ラッシュ

ま、実のところ「ラッシュ」ってほどでもないんですが、現在ちっとした大型書店の日本史・中世コーナーに「護良親王」「足利直義」のタイトルの本が仲良く並んでいる、というのはなかなか凄い光景です(ミネルヴァ書房の新聞広告でもそうなってました)。たまたま連続して刊行されたんですが、この二人、被害者と殺害指示者の関係なんだよな。
まだ手に入れてませんが、「足利義満と京都」という本も出ていたはずです。
そうそう、モーニング連載の「バンデット」のほう、大塔宮尊雲すなわち後の護良親王が早くも登場してビックリ。お供に殿法印良忠がついているあたりも芸が細かいですね(この人、大河にもちゃんと出てましたが)。こうなると当然、赤松則祐が重要なポジションで登場しそう。


>バラージさん
レスが遅れてしまいましたが、「トランボ」見たいんだけどついつい見逃してます。もう劇場では見られないかな?
トランボについて僕が最初に知ったのは漫画「栄光なき天才たち」ででした。ページ数が少ないこともあり、別名でアカデミー脚本賞をとるくだりに集中してまとめてました。自ら原作小説を書き、自ら監督して映画化した「ジョニーは戦場へ行った」についてもちょこっと触れてました。この映画、youtubeにあった町山智浩さんの解説だけで十分見たような気分にさせられてしまった…(汗)

>appleさん
誤字、というか誤変換のご指摘どうもです。夜中に修正してあります。
実はアップ直後にも「999」がなぜか「000」になってたなど、とんでもない誤字をやってまして…校正作業をちゃんとやらないとなぁ。



#10446 
apple 2016/11/04 22:43
ニュースな史点の誤字

 2016/11/4のニュースな史点で以下の誤字があります。
◆ある宮様の一世紀
  「起源説」…「紀元節」ではないでしょうか
  「歴史研究社」…「歴史研究者」




#10445 
バラージ 2016/10/31 01:45
別の名前で出ています

 映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を観ました(以下多少ネタバレあり)。
 1940年代後半〜50年代米国の赤狩りで投獄された10人のハリウッド映画人の1人、脚本家のダルトン・トランボの伝記映画で、トランボが下院非米活動委員会に喚問された1947年から偽名での活動を経て本名でのクレジットが復活した1960年までを描いています(エピローグとして1970年の功労賞贈呈式での演説シーンもある)。
 いやぁ〜、面白かったです。権力の不当な圧力でハリウッドから干されても、顔の出ない脚本家という特性を生かして偽名や他人名義で脚本を書き続けるトランボの粘り腰というかたくましさが素晴らしい。友人の脚本家イアン・マクラレン・ハンター名義の『ローマの休日』、偽名ロバート・リッチで書いた『黒い牡牛』の2本でアカデミー最優秀脚本賞を受賞するなど赤狩りの時代をくぐり抜け、カーク・ダグラス製作・主演の『スパルタカス』、オットー・プレミンジャー監督の『栄光への脱出』でついにクレジット復活を果たします。終盤からエピローグは、ジーンとくる場面も多く結構ウルッときてしまいました。
 当然ながら実在の映画人がぞろぞろ登場するのも特徴で、ハリウッド裏面史としても興味深かったですね。前述のハンター、ダグラス、プレミンジャーの他にも、トランボを攻撃するゴシップ・コラムニストのヘッダ・ホッパー、ホッパー同様に非米活動委員会に協力するジョン・ウェインや映画監督のサム・ウッド、圧力に屈して転向する俳優エドワード・G・ロビンソンなどなど。特に面白かったのは偽名時代のトランボを雇う、質より量のB級映画専門会社のキング兄弟。今まで全然知らなかった人たちですが、長兄フランク・キング(ジョン・グッドマン好演!)が「トランボを使うな」と圧力をかけにオフィスに来た委員に、「俺は金と女のために映画を作ってる。思想? んなもん知るか! てめえにとやかく言われる筋合いはねえ!」とバットでオフィスをめちゃめちゃにして追い返すシーンは痛快の一言。
 演じる役者陣で個人的に感慨深かったのはダイアン・レイン。80年代の人気時代から90年代の低迷期を経て00年代に復活し、いまだに第一線で活躍してるのがうれしい。
 あと、昔から思ってたんですが、タイプライターってなんかいいですよね。ワープロやパソコンにはないかっこよさがあって、ちょっと憧れます。
 とにかくとてもいい映画でした。唯一の難点は邦題のサブタイトル。「ハリウッドに最も嫌われた男」ってのはちょっと違うと思います。



#10444 
黒駒 2016/10/23 15:11
こち亀話

話題のロシア文学が出てくる話は読んだ覚えがないのですが、似たような話で両さんが部長に漫画を読ませるという話もありましたね。漫画を低俗なものと嫌う部長に両さんが初級・中級・上級と漫画を推薦して読ませて、最後は次はお前の活字の番だと両さんが文学を読まされるというオチでした。

考えてみると部長は年上の上司であり、「大人」の側に属している存在ですね。対して両さんは主要な読者層である「少年」であり、部長の「教養」に対して両さんは漫画もそうですしおもちゃとかゲームとか、いわゆるサブカルチャーに詳しく部長と対峙するという構造になってます。

200巻でもなんだかホビー系の話が多かったなという印象を受けました。あと回転寿司肯定論(現代の食文化の肯定)とか、現代アート批判(教養への抵抗)のように、こち亀って対象年齢が比較的高そうに見えるが、少年漫画だったのだなという印象を受けました。



#10443 
バラージ 2016/10/22 23:15
真田、真田、真田

 始まる前は個人的に三谷作品が苦手なこともあって不安だった『真田丸』ですが、意外に三谷的な演劇臭さがあまりなく、わりと面白く見ています。
 特に個人的にツボなのが女性キャラが非常に魅力的なところ。竹内結子さん演じる淀殿が良いという話は以前書いたんですが、橋本マナミさんが普段のセクシーさを封印して清楚な細川ガラシャを好演してるのも予想外の収穫。そしてなんといっても長澤まさみさん演じる「きり」がいいですね。大坂に行かず九度山に残ろうとする信繁を叱咤するシーンはなかなかに良かったです。
 調べてみると「きり」のモデルになった女性は実際には信繁の側室なんですね。信繁も当時の標準的な武将と同じく複数の側室を持ってるようですが、黒木華さん演じる梅は初恋の相手にしてしまい、豊臣秀次の娘は命を救うために形だけの側室にしたという設定で、実質的に側室はいない設定にしています。このあたり、女性視点に配慮してるなぁと改めて感じました。

 真田関連ですが、映画『真田十勇士』も観てきました。真田幸村が実は運と偶然だけで名将と呼ばれるようになってしまった男で、彼とたまたま出会った猿飛佐助が十勇士を集めて彼を本物の名将に仕立て上げようとするという物語。同名舞台の映画化だそうです。
 最初は「なんだこれ?」というシーンが続くんですが、途中で「ああ、そういや監督が堤幸彦だっけ」と気づきました。でもそういう堤らしい小ネタ遊びはその序盤とエンドロールくらいで、あとは意外とまとも。それだけにコメディ調の前半とシリアス調の後半が上手くかみ合ってなくて、前半ではどうせコメディだからとあまり気にならなかった部分が後半になって気になってきてしまいます。特に肝心の佐助が幸村にそこまで入れ込む理由がよくわかりません。また10人以上の主要人物全員にそれぞれ見せ場があるので、主人公であるはずの佐助の出番が少なく、誰が主人公なんだかわからん状態なのも困りもの。ただ、後半の合戦シーンはCGと巨大セットと大量エキストラによる、野外での大規模スペクタクル・アクションでなかなか盛り上がります。全体的にはまあまあってところ。
 ちなみになぜか幸村の息子の大助が十勇士に入っていて、代わりに穴山小助が出てきません。とはいえそれで怒る小助ファンなんていないだろうけど。

 もう1本、1963年の映画『真田風雲録』も見ました。1960年の安保反対闘争の挫折を大坂の陣における真田十勇士らの戦いに置き換えて描いたカルト時代劇で、こちらも舞台の映画化とのこと。確かにそれっぽい奇抜な時代劇で、冒頭の関ヶ原戦後の主人公たちは明らかに戦災孤児を思わせます。年月が一気に飛んで大坂の陣になると、やはり雰囲気は60年安保。
 登場人物たちの描写も明らかに(当時の)現代風。それでいてちゃんと時代劇でもあり、それぞれのキャラが妙にハマっています。乳児の頃に受けた隕石の放射能の影響で超能力者になった猿飛佐助とか(超能力シーンが初期の特撮ヒーローもの並みのチープさ)、ギターをボロン♪とかき鳴らして登場するミュージシャン風の由利鎌ノ助とか、霧隠才蔵にあたる人物はお霧という女性で佐助と恋仲になるし、冷血漢でありながら心の奥には熱い幸村や十勇士への憧憬を隠す大野修理(佐藤慶が好演!)、PTAおばさんみたいな淀殿、いろいろすべてを悟りきってあきらめてる秀頼、あっけらかんと明るい現代っ子の千姫。
 にらみ合うばかりで始まらない戦に飽きた豊臣軍がダンス音楽で踊り狂ったり、そんな若者風俗に目くじらを立てた淀殿がそれをやめさせて模範としてコーラス隊に歌わせたりと、いい意味でハチャメチャ。60年安保の挫折がモチーフだけあって厭世的な雰囲気の映画ですが、時代の空気がよくわかってなかなか面白かったです。たぶん、徹夜城さんは気に入られるんじゃないでしょうか。一見の価値ありですよ。



#10442 
つね 2016/10/20 23:07
こち亀のうんちく

管理人さんがお書きのオチは「管理人さん紹介の話のオチとして」覚えていました。
どうやら一つの話の前半と後半それぞれで別の話と記憶していたみたいです。自分でも不思議。この種のうんちく話が「こち亀」には多いのですが、比較的、後期の作品では麗子が「ガンダム」について両さんに教えてもらうという話もありましたね。なぜか「ガンダム」の名前を変えていましたが。あれはもう一般名詞でしょ。初期だと頭にハサミを「ザク」と刺されて「グフ」と叫ぶという(しかも絵付き)シーンもあったのに。



#10441 
2016/10/19 22:59
こち亀の「戦争と平和」

>つねさん
 つねさんがお書きの「こち亀」ですが、僕が書いたのと同じ話です。発端はつねさんがお書きのようにゴーストライターに書かせた文学論の文章にあり、派出所に取材が来て中川が「Oヘンリー短編集」とささやいたのに両さんが「ドストエフスキーかなぁ」と答えてしまう(僕の記憶ではそうでした)。それでテレビでロシア文学研究者と対談することになってしまい…という展開でした。両さん、強引に「戦争と平和」を読んでみますがまるっきり頭に入らないので各小説のダイジェストを耳で聞いて覚える、という作戦をとったような。それでなんとかトルストイ、ドストエフスキーについてもっともらしくしゃべれるところまで訓練するんですが、当日になったら相手のロシア文学研究者が急病になり、英米文学の専門家と対談するハメになり…というオチだったはず。
 この話で中川が「アンドレイ侯爵がよかったでしょ」というセリフがあって、実際に読むときに「これが主役の一人なのだな」と目星をつけられた、という経験もあります。あれ、いきなり読み出すと誰に焦点を絞っていいのかわかんないんですよね。


>ドロップさん
 そうでしたか、あのあともう一本作ってたんですか、ワイダ監督。ホントに最後まで現役だったのですねぇ。史点の文章にも訂正を入れさせていただきました(本文に注を付ける形にしてます)



#10439 
ドロップ 2016/10/18 23:10
アンジェイ・ワイダの遺作

「ニュースな史点」をいつも興味深く読ませていただいております。
10月15日分のアンジェイ・ワイダの話の中で、『ワレサ 連帯の男』を遺作とされていますが、
その後にもう一本撮っていて、こちらが本当の遺作だそうです。日本でも来年6月の公開が決まっています。
https://www.cinemaniera.com/movie/29462



#10438 
つね 2016/10/18 22:12
「戦争と平和」の思い出

といっても読んでいません(笑)。
中学生のころに社会科の先生のお薦めで挑戦したものの挫折。今、思えば先生の推薦のほうが無茶な気がする。その後、ソ連版映画のDVDは購入して一度、通して見たものの、キャラクターのせいか演技のせいか私がひねくれているのか、どうにも主人公たちに共感できませんでした。
社会人になると時間もさることながら、どうも根気が続かなそう。哲学系の読書ができたりしたのは学生のころがピークだった気がします。

「こち亀」で「戦争と平和」に言及されていた話が他にもあった記憶があります。確か、両さんが、学生だか誰かにゴーストライターで書かせたものを投稿したところ優勝してしまい、インタビューが来て、「小学生の頃は何を読んでましたか」という質問に対し、中川が後ろから「Oヘンリー短編集」とささやいているのに、「戦争と平和」と答えて、驚かれていました。オチはどうだったかなあ。

登場人物の混乱と言えば思い出したのが、以前の同僚が通勤電車の中で2作品(「三国志演義」と「水滸伝」)、並行で読書して混乱していました。「水滸伝」は読んだことありませんが、どちらかに精通しているのであればとにかく、どちらも初見で並行するのはチャレンジャーだと感じました。



#10437 
徹夜城(近頃長い小説は読んでない管理人) 2016/10/18 12:46
戦争と平和と秘密結社

 前回、書くつもりで書き忘れた話題を。
 現在NHKで毎週日曜にBBC製作「戦争と平和」やってますね。原作も細かいところはうろ覚えなんですが割と忠実にきっちり話をドラマ化してるような気はします。ただスケール感には圧倒的に乏しく、フツーの月9的トレンディドラマになっちゃってるような…まぁ実は原作を読み通したときに僕が抱いた感想もその印象に近かったことを白状しておきます。
 さてそのドラマ版ですが、ひとつ感心したのが主人公ピエールがあの「フリーメーソン」に入るくだりをきっちりやったことです。本筋にそう絡んでこないこともあって過去の米・伊版、ソ連版の映画では完全無視されたエピソード。もひとつ言えばたぶん「フリーメーソン」に噂される陰謀組織説にひっぱられると面倒、ということもあったかと。
 今度のドラマ版では会員のみの極秘とされる入会儀式(みんなで新入りに剣を向ける)が映像化されてましたが、あれ、今も普通に運営されてるフリーメーソンのほうから抗議とかされないんでしょうかねえ。実際とは異なる「再現」だからいいってことにされてるのかもしれませんが。ああいう剣を向けることをやる、というのは僕も何かで読んでましたし。
 フリーメーソンに誘われたピエールが「僕は神を信じてませんし」と最初は断るところもポイントで、会員になるにはまず「神を信じる」ことが最低条件なんですよね。この作品のピエールはフランス革命の理想に共鳴(最初はナポレオンも英雄視する)青年で、ほぼ無神論者といっていい人物でして、それがフリーメーソンに入る、ということが何を意味するか、ドラマのセリフのやりとりだけでは視聴者にはわからないかもな、とも思いました。

 まだ小説「戦争と平和」を読んでない頃に、大学の同級生から「フリーメーソンの話が出てくるんだよね」と教えられて事前に知ってた経緯もあります。
 なお「戦争と平和」という大変な小説があるという知識を最初に得たのは「こち亀」でした(笑)。両さんがノリで「ロシア文学に精通する警官」としてテレビ出演することになってしまい大慌て、すぐに「戦争と平和」を読もうとするが大長編の上に登場人物の名前が「早口言葉やってるんじゃねぇ!」と怒鳴ってしまうようなのが大勢いる(笑)。映画版があると聞いて喜んでたらソ連版の7時間以上のやつの存在を教えられてビックリ…という話でした。僕が実際に読破したのはその数年後ですが、確かに登場人物名には「三国志」以上に泣かされたかも。整理がついてくると割と単純な人間関係の話なんですけどね。


>今回の「史点」話題の続報
 今回の「史点」でチラッと取り上げた、「奈良時代にペルシャ人役人?」の件ですが、僕自身「あぶなっかしい」と書いてたように疑問を感じる人は少なくなかったようで。いまツイッターで注目されてるのが、「破斯」は「土師(はし)」ではないか、という説。どうも木簡のなかに似た名前(一族の可能性あり)の土師氏の存在が確認できるんだそうです。



#10436 
徹夜城(南北朝マンガのコーナーも追加しないとと考える管理人) 2016/10/16 23:39
さて、南北朝までいってくれるか?

 どうも、また書き込みの間が空いてしまいました。「史点」アップしてから、とか考えてるとズルズル遅れちゃいますね。

>黒駒さん
 モーニング連載の「バンデッド」、ご教示を受けて初めて気づきました。すでに第2回まで進んでいますね。
 ここまでの展開とタイトルから察するに、「悪党」テーマで鎌倉末から南北朝を描こうという構想なんでしょう。漫画作品としては「悪党」というのは魅力的なようで、過去にも少年漫画の「山賊王」、青年漫画の「ナギ戦記」が同様の切り口を持っていました。やはり楠木正成に話の焦点がいくのだろうな、と予想してますがとりあえず架空の主人公のようで…しかし名前が「石」なのは、大河太平記の影響(というにはパクリにも見えちゃう)でしょうか?
 話の最初の舞台が赤松円心の地元で、円心や範資もちゃんと登場してるのが南北朝マニアとしては嬉しい。この流れだと赤松則祐が登場して護良親王につながっていく…という流れだと面白そう。
 あとは南北朝になじみのない読者をどこまで引っ張れるか、ですねぇ。モーニング、久々に読んだらかわぐちかいじの源平合戦ものとか、大和田秀樹の池田勇人ものとか、なにげに歴史ものが多いんですね。

>ノーベル文学賞
 ボブ=ディランについては名前は知ってた、って程度でして。松田優作がその昔彼の名をもじって「朴李蘭」の芸名を舞台で使ったことがある、という雑学経由で知ってたようなもんです(汗)。
 過去にも詩人の受賞はあるし、ここ数年候補に名前が挙がっていたそうですからいきなり無茶な話でもないんでしょう。もっとも当人は一切反応を見せてないのでもしかして拒否したりする気か。
 だいぶ以前ですが、コッポラ監督が「黒澤明にノーベル文学賞を」という運動をしたことがあるそうです。脚本は一応文学の形式の一つにはなるんですけど、黒澤映画の脚本って複数人の共同作業が多いから黒澤明が作者といえるか微妙ではあります。



#10434 
黒駒 2016/10/14 23:20
ノーベル文学賞

私もボブ・ディランを聞いていますしファンと言ってもよいのですが、それでも「あれは歌手やろ」と思ってしまいました。

村上春樹が翻訳しているレイモンド・カーヴァーというアメリカの短編作家は詩人を志していたこともあり、村上さんがインタビューしたときに「あなたの小説は詩のようですね」と感想を言ったらずいぶん喜んだそうで、アメリカの文学界においては「詩」というのが日本よりも大きいらしいのですよね。しかし日本でも詩歌で食べていける人はまずいないでしょうし、詩人で唯一食べている職業が「シンガー・ソングライター」だったということのかなと思いました。

あと今回「歌手」が受賞してしまったことであれは「文学」であるのかと当然思われるでしょうが(私も思いました)、いま日本でも純文学などは非常に厳しく、詩歌と同様に食べていくのは大変でしょうね。本来純文学の素質を持ち、活字の分野で活躍するような人が活路を求めて、映画とかアニメーションとか違う分野で活躍しているのだろうと思いますし、「文学」を活字表現と限定して文学賞を与えるような状況が、ひょっとしたら時代遅れになっているのかもしれません。



#10433 
ひで 2016/10/14 10:45
ノーベル賞

ここ数年、村上春樹が取るかどうかが話題にされるノーベル文学賞が発表されました。受賞したのはボブ・ディラン、この選出をめぐって賛否両論両方あるようですが、案外それでもいいんじゃないかなとおもいます。ノーベルの遺言では、「理想的な方向で最も傑出した」文学的業績に対して与えるようにということになっています。この「理想的」をどのように捉えるのかが選考委員会のなかでも色々と変わってきているようで、人気のある人が選ばれるときもあれば、非西欧・アメリカではないところから選ばれるときもあったりしました。過去にはローマ史家のモムゼンや哲学者のベルグソン、そしてチャーチルもとっていますし、昨年は「戦争は女の顔をしていない」などのノンフィクション的な作品を書いているアレクシェーヴィッチがとったり、いろいろな人がいます。

今回の受賞も、いわゆる「純文学」的なものとは違う分野(詩人自体は過去何人も受賞していますが、シンガーソングライターは多分いなかったとおもう)からえらぶということでは、昨年と似たような流れでもありますし、別にいいんじゃないかなあとは思います。もっとも、翻訳物読みとしては、面白い本を読む機会が一つ減ってしまい、文句をすこしは言いたくなりますが。

そして、タイのプミポン国王逝去のニュースも入ってきました。容体が悪化したというニュースは最近流れていましたがなくなったということで。後を継ぐことになる皇太子がかなり評判悪いし、はたしてどうなるのか、、、。

http://historia334.web.fc2.com/index.html


#10432 
黒駒 2016/10/12 00:02
モーニングで南北朝漫画

そういえば週刊「モーニング」で「バンデット–偽伝太平記–」という漫画がはじまりましたよね。私は立ち読みでざっと見ただけなのですが、なにせ「モーニング」という大メジャー紙の連載ですから、どうなるのでしょうね。



#10431 
ろんた 2016/10/11 22:00
やはり南北朝は冷遇されている?

書き込みに失敗してしまいました、すみません。

で、本題です。

「人生、下り坂、さいこ〜〜〜!」でおなじみ(?)、「日本縦断こころ旅」(BSプレミアム)で千早赤阪村を俳優・火野正平が自転車で走ってました。しかしこの番組は、視聴者の思い出の場所を最寄り駅などから自転車で訪ねる、というもので、歴史ネタはことごとくスルー(笑)。金剛山ロープウェイのゴンドラに描かれた、故・横山まさみちのものと思しき楠木正成のイラスト(開業50周年記念らしい)に触れず、国史赤阪城跡(下赤坂城跡)には立ち寄ったものの、感想は「日本にはお城がたくさんあるなぁ」。周辺に広がる棚田を見て「ら〜ぶれた〜ふろ〜む たな〜だ〜」と歌い出し、注目したのはナイター設備完備の近所の野球場。目的地の建水分(たけみくまり)神社に到着しても、「みずくばり」→「みくばり」→「みくまり」という呼称の由来は関係者に教えてもらったものの、楠木家の氏神だとか、本殿が重文というのには触れず。

まあ、番組の趣旨が違うと言えばそれまでです。ひょっとして、時間の関係でカットされただけかもしれません。わたしも番組自体は楽しみました。


で、南北朝ネタかどうか、上のよりかなり微妙ですが、BSフジで次の番組が放送されます。

『塔馬教授の天才推理1 隠岐島の黄金伝説殺人事件』(10/13 17:00-)
『塔馬教授の天才推理2 湯殿山麓ミイラ伝説殺人事件』(10/14 17:00-)

歴史ネタを隠し味にした浅見光彦的な2時間ドラマのようですが、原作が高橋克彦なので好事家の方はチェックしてください(笑)。


もう一つ、全然南北朝じゃないですが、故・市川團十郎(当時は海老蔵)主演の「宮本武蔵」がBSジャパンで放送されます(10/18から月−金 08:53〜09:53)。親子で武蔵をやっているとは知りませんでしたが、それもそのはず、なぜかほとんど再放送されていなかったようです。ひょっとして永久保存版かも。



#10429 
バラージ 2016/10/08 15:42
DVD化情報

 昨日の新聞に広告が掲載されてたんですが、NHK大河ドラマ『勝海舟』総集編、『いのち』完全版、新大型時代劇『武蔵坊弁慶』完全版が12月22日にDVD化されるそうです。

 以下に以前も書いた歴史映像名画座収録作品の情報も再記述。
・『鶴姫伝奇』には「興亡瀬戸内水軍」というサブタイトルがついています。
・『トルーマン』は劇場未公開でビデオ邦題は『プレジデント・トルーマン』でした。
・amazonで検索したところ、『経世済民の男(3作品、BOXもバラ売りもあり)』『ジンギスカン(ハリウッド映画)』『ピラミッド』『ワーテルロー』は日本でDVD化されているようです。
・amazonで検索したところ、『原始人100万年』『戒厳令下チリ潜入記』は日本でDVD化はされていないもののビデオ化はされているようです。

 あと細かいことですいませんが、史劇的伝言板過去ログをクリックすると1番新しい過去ログではなく9000〜10000のところに行くようになってしまっています。



#10428 
五葉 2016/10/05 22:09
「トムとジェリー」VS日本

こんばんは。ちょっと乗り遅れた感もありますが、「トムとジェリー」で思い出したことがあります。1943年制作の、「勝利を我に(原題:Yankee Doodle Mouse)」という、ミリタリーチックな話がありまして。「日本相手のトムとジェリー」って、多分それのことだと思います。
内容はトムとジェリーが戦争ごっこ…というか、それこそ本当に戦争だろ!とツッコみたくなるほどの激しい喧嘩の末、トムは花火になって打ち上がり(笑)、星条旗が空に出てきてジェリーが敬礼。そこに「Send More Cats」という字幕が出てきて終わります。
その「Send More Cats」というメッセージの元ネタが、太平洋戦争中に日本海軍を撃退した海兵隊が味方に向けて送った、「Send Us More Japs」という電文だそうです。(詳しくはよく知りませんが)
1940年代に制作された「トムとジェリー」は現在、日本ではパブリックドメインで、この頃のものは、ホームセンターや百均でも簡単に手に入れられます。私の職場は子ども相手のところですので、その手のDVDを時々一緒に観るのですが、時空を超えて子どもを笑わせる力を持つ、力のある作品だと思います。こんなもの作れる国とよく戦おうって思ったよな、当時の日本は。



#10427 
バラージ 2016/10/05 00:41
黒人選手とベルリン五輪と映画館とカンボジア

 映画『栄光のランナー 1936ベルリン』を観ました。ナチス政権下の1936年ベルリン・オリンピックの陸上競技で金メダル四冠を獲得した米国の黒人選手ジェシー・オーエンスを描いた映画です。ちなみに原題は「Race」で、「競走」と「人種差別」をかけているようです。
 1933〜36年が舞台で、オーエンスと彼の白人コーチのラリー・スナイダーや妻のルースなど周囲の人々の物語と並行して、“ヒトラーのオリンピック”と言われたベルリン五輪への米国参加・不参加をめぐる米国五輪委員会のブランデージ(後のIOC会長)とナチス宣伝相ゲッペルスによる舞台裏交渉や女性監督リーフェンシュタールによる記録映画撮影など、ベルリン五輪そのものをめぐる(オーエンス自身とは直接は関係ない)エピソードも描かれます。
 当時の米国の黒人差別やナチスのユダヤ人迫害など近現代史の暗部も押さえつつ、オーエンスとコーチの信頼関係や妻との夫婦愛、ドイツ代表ロングとの友情など人と人のつながりを感じさせるエピソードが描かれ、その一方で結末を単純なハッピーエンドにしていないのも良かった。まあ難を言えば、悪役をゲッペルス1人に集中させすぎているきらいはありますが(ヒトラーも登場するが台詞はない)、登場人物や時間的な制約もあるし仕方がないでしょう。面白かったです。
 映画的に「おっ」と思ったシーンは、コーチのスナイダーが選手時代に1924年パリ五輪で同僚選手のパドックと写った写真をオーエンスが見つけるシーンが冒頭にありますが、これは『炎のランナー』の舞台となった五輪で確かパドックもちらっと出てきた記憶があります。

 もう1本、『シアター・プノンペン』というカンボジア映画も観ました。アジア映画特集をやっている映画館が街にありまして、その中の1本。この機会を逃したらカンボジア映画なんて一生観ることがないかもってことで観てきましたが、この映画も歴史ネタです。といっても舞台はほぼ全編現在で、過去のシーンはほんのわずか。あくまでも「現在から過去を振り返った映画」になっています。
 つぶれた映画館で駐輪場の主人がかけていた古い映画に若いころの母が主演しているのを発見した女子大生。しかし母はそのことを語りたがらない。女子大生はその映画の謎を追ううちに、クメール・ルージュ(ポル・ポト派)による恐怖政治の時代に起こった悲劇を知ることになるという物語。
 後進国の映画だから、テーマはともかく質的にはどうかと思ってたんですが、非常によくできた映画で面白かったです。カンボジア人自身がクメール・ルージュによる大虐殺を取り上げているのが興味深かったんですが、実は個人的にはそれ以上に映画で描かれる現在のカンボジアの社会風俗が面白かった。僕はこういうマイナーな国の映画では、今のその国の社会風俗が見てみたいと思う人間なんで、そういう意味でも当たりでした。

 他に個人的には観る気が起きないんですが、蓮如を描いた『なぜ生きる 蓮如上人と吉崎炎上』というアニメ映画も公開中。坊さん映画はネタが尽きませんな。



#10426 
つね 2016/10/04 21:39
戦争とアニメ

>ろんたさん

情報ありがとうございます。
名前が分かれば、youtubeで2つとも見つけられました。

桃太郎の海鷲
https://www.youtube.com/watch?v=8b64STKxpN0
桃太郎 海の神兵
https://www.youtube.com/watch?v=iALuAwe2wOA

まだじっくり見られてはいませんが、少し見た感じでは、思ったよりもいい動きです。むしろ当時の記録映像のほうが、やたら動きがぎこちないというか早送りになっていて違和感があります。白黒なのは当時の標準のはずなので仕方ない。むしろアメリカのフルカラーが異常。

>手塚とアニメ
テレビアニメとアニメ映画の違いがありましたか。確かに技術的にはそう違わないのでしょうが、ビジネス的にはかなり違いそうです。



#10425 
サラマンサ 2016/10/04 01:53
日向彦太郎2

 昨日、日向彦太郎について明智光秀と関係するのではないかと書き込んだのですが、もうひとつ可能性のあることを思いつきました。

 今月からスタートした仮面ライダーの新番組「仮面ライダーエグゼイド」に俳優の野村宏伸が演じる日向恭太郎という重要キャラクターが登場します。単純に誤って検索したか、元ネタが日向彦太郎なのかはわかりませんが、とりあえず一つの可能性として書き込ませていただきます。



#10424 
ろんた 2016/10/03 21:50
桃太郎VS鬼畜米英

>戦争とアニメ
日本でも戦意高揚のアニメがあったはず……と思って"KINENOTE"を探ってみると、出てきました。

「桃太郎の海鷲」(1943)
「桃太郎 海の神兵」(1944)

「トムとジェリー」なんかと違ってこちらは長篇で、おそらくはフル・アニメーション。

やはり鬼畜と戦うのは桃太郎というわけですね(笑)。「海鷲」は「日本海軍のハワイ真珠湾攻撃をモデルに、桃太郎を隊長とする機動部隊の活躍を描く」(KINENOTE)もので、「海の神兵」は「海軍落下傘部隊に所属する桃太郎隊長と部下の猿、犬、雉、熊の活躍を描く」(同上)というものらしいです。ただ「海の神兵」の公開日は1945/04/12で、既に帝都も焼け野原……。


>手塚とアニメ
手塚治虫が元祖的に言われるのは、テレビアニメに関してですね。リミテッド・アニメを本格的に導入し、安価に大量に制作したわけです。アトムの制作費として当時の1時間ドラマと同等の金額を提示されたのに、他の会社に取られたくない、と半額で請け負ったとか。お陰でアニメ制作の赤字をキャラクタービジネスで補うパターンに陥り、テレビ局や広告代理店が分け前を要求するようになると、虫プロは潰れてしまったのでした。そのお陰で日本は、30分アニメが大量に放送される、クールなジャパンになったわけですが。

そういえば、手塚のアニメについての発言はすべて間違っている、と言っていた宮崎駿は、東映動画出身でしたね。



#10423 
サラマンサ 2016/10/03 00:58
日向彦太郎

全くの推測ですが明智光秀の幼名が彦太郎、官職が日向守ですから何か関係があるかもしれません。



#10422 
徹夜城(倭寇史料の海についつい浸る管理人) 2016/10/03 00:04
日向彦太郎?

 ちょうど僕が倭寇ネタに頭を突っ込んだ直後、一昨日のことになるんですが、突然「俺たちゃ海賊!」コーナー内の「徐海」伝記と「日本一鑑」のやはり徐海伝のくだりにアクセスが急増するという「事件」がありました。
 どうした、まさかついに徐海ブームが来たか!と思ったりもしましたが二日ほどでブームは過ぎたようで(笑)。僕自身が徐海ファン(?)なんですが、さすがに日本で彼について知ってるって人はそうそういないだろうしなぁ…ベトナムからのアクセスかな?とも思いましたが(実はベトナムの古典文学で徐海が主役のがある)そうでもない模様。明らかに日本国内からのアクセスです(ベトナムからも2アクセスほどありましたが)。
 解析したところ、検索キーワードが「日向彦太郎」と判明。確かに徐海集団に参加した日本人のなかに日向出身の「彦太郎」という人物がいます。それでその2つのページにアクセスがあったことが分かったんですが、今度はなぜ「日向彦太郎」の検索が急増したのか謎。今日まで余波は続いていますが、自分でも「日向彦太郎」で検索してみても自分のサイトしかヒットしないんです。何かゲームか漫画のキャラかなぁ…?


>漫画と戦争
 「のらくろ」はもともと戦争ごっこ漫画でしたからねぇ。日中戦争当時の空気を反映してはいるんですが、やがて軍部から「軍をバカにしている」とにらまれ掲載中止に追い込まれたりしてます。
 「フクちゃん」といえば、アメリカ軍が日本にばらまいた宣伝ビラに「フクちゃん」が勝手に使われていた例があり、1990年代になってから作者の横山隆一がアメリカ大使館に「使用料」の請求をしたことがあります。戦争当時の額そのまま「180円」を請求、もちろんこれは横山隆一一流のジョークでもありまして、アメリカ大使館もちゃんと「180円」だけ払って「和解」したそうであります。
 横山隆一も実はアニメ製作では手塚治虫に先駆けてるんですよね。手塚のデビュー作「マァちゃんの日記帳」も明らかに「フクちゃん」を念頭…というより模倣したものです。



#10421 
つね 2016/09/29 19:59
戦争と漫画

「ポパイ」もそうですし、ミッキーマウスも戦闘機に乗ってましたね。
「トムとジェリー」は、日本相手は記憶にありませんが、ヒトラーを茶化したのは見たことがあります。
日本も「のらくら」とか「フクちゃん」とか、戦争時には戦意高揚に使われてますね。「フクちゃん」は、新聞掲載漫画で、「(山本五十六)元帥の仇を討とう」と歌っているのが紹介されているのを見たことがあります。キャラクターで負けているとは思いませんが、アニメと新聞漫画ではやっぱり技術力に差が・・・。戦後、手塚治虫がアニメに情熱を燃やして、アニメ界でも元祖的な扱い(&現在のアニメ業界の貧困構造の根源)と聞いたことがありますが、アメリカとは20年以上の差ということでしょうか。

>ふと思い立って後期倭寇史料の再読整理を始めた
徹夜城先生、いよいよ「鳳」の連載再開間近でしょうか。



#10420 
バラージ 2016/09/28 21:51
忍法省略の術!

 僕は『真田太平記』は大坂の陣の前後あたりしか観てないんではっきりとはわからないんですが、確かに『真田丸』は過去の大河ドラマが描いていないところを描こうとしているというのは感じますね。北条氏政があれだけフィーチャーされた大河ドラマは記憶にありませんし、逆に前田家があまり描かれなかったのは最近の『利家とまつ』で散々描いたからいいだろうってこともあるのかもしれません。黒田官兵衛や山内一豊も全然出てきませんでしたしね。関ヶ原もちょっと古いけど『葵 徳川三代』で描いちゃったとも言えます。まあ、あれは大坂の陣もがっつり描いちゃってるけど。
 その一方で『黄金の日日』で松本幸四郎が演じた呂宋助左衛門をそのまんま出したり(三谷幸喜は『黄金の日日』が一番好きな大河で、松本に直々にオファーしたとか)、小早川秀秋の死に方が『関ヶ原』そのまんまだったりしますが(『関ヶ原』はなぜかそのあたりだけ観てた)。

>映画とアニメの話
 シンガポールで接収されたハリウッド映画の『風と共に去りぬ』を小津安二郎が現地で観て、「こんな映画を作れる国には勝てない」と思ったという話は何かで読んだことがあります。
 米国の戦前からあるアニメだと『ポパイ』もそうでして、ポパイは水兵だけあって彼が海軍に参加して日本海軍をやっつける戦意高揚アニメ映画があり、テレビの特集番組か何かでちょっとだけ流してるのを観た記憶がありますね。
 ドラえもんに関しては、最近テレビアニメでしずかちゃんの入浴シーンがなくなったというネットニュースをどこかでちらっと見たような気が。

>こち亀
 僕も週刊少年ジャンプを読んでたのはもっぱら80年代中盤〜末頃で、その頃から『こち亀』は常に7、8番目の面白さという立ち位置(個人的にも)でした。その後、90年代にはジャンプ本誌は読まなくなっちゃいますが、『こち亀』はよくコンビニにコミックス最新刊や大判の編集本が置かれてることもあって、ちょくちょく立ち読みで読んでました。なので90年代以後の『こち亀』もわりと知ってたりします。ただ、「常に7、8番目の面白さ」だったせいもあってか、終了と聞いてもあまり感慨深さは浮かんでこなかったんですよね。長くやってるんで時代性というものと無縁ということもあるんでしょう。

>数馬さん
 どうも僕の言わんとしてることがご理解いただけてないようで残念ですね。



#10419 
水師提督 2016/09/28 08:14
ワープ

真田太平記の場合、忍者のエピソードで話をかなり水増ししていますが(それこそ話のほぼ半分は忍者だったような・・・)、真田丸は忍者成分をほぼ藤井佐助一人に集中させていますので、代わりに豊臣政権の事件史で水増しをしたのでしょうね。
あと、関ヶ原合戦はこの1・2年でかなり研究が進み、東軍・西軍の激闘→小早川秀秋の劇的裏切りで決着、という流れは講談の産物で、どうも西軍は2時間も保たずに敗走したのが実情らしく、真田丸の「超高速関ヶ原」もそれを反映した、と言えなくもないのかもしれません。

なお、真田太平記も関ヶ原合戦から二条城会見まで十年ほどワープしています。真田丸でがっつり描いた天正壬午の乱(武田氏滅亡後の甲信動乱)もほぼカットしていますので、どこに話の重点を置くかで、ワープする時期も変わってくる、ということでしょうね。



#10418 
徹夜城(ふと思い立って後期倭寇史料の再読整理を始めた管理人) 2016/09/28 00:44
「参勤交代」リターンズなど

 ちょいと報告が遅れたのですが、先日映画「超高速!参勤交代リターンズ」を見てきました。一作目が思いの他のヒットだったため続編、ということになったわけですが、よくあるスケールアップによる続編失敗の例にはかろうじてならずに済んだかな。すぐに作ったせいか前作の雰囲気のまま、最初から2作作る気だったかな、と思えるほどのまとまり具合です。
 まぁ、コメディですので、時代考証やらなにやらツッコみ始めるとキリがないです。もともと「ありえねぇ」とツッコむ設定の映画でしたから、そこは続編では開き直った感もありましたね。
 一応登場人物は実在の人なんだよなぁ。徳川吉宗は前作より出番増えてるし、大岡越前も徳川宗春も登場しちゃってます。

 もひとつ報告忘れ…といっても本来報告する義務もないですけど、南北朝関連ということで。ミネルヴァ日本評伝選の新刊で新井孝重著「護良親王」が出ました。この人だけ一冊の伝記本というのも珍しいのではないでyそうか。
 楠木正成もそうですが、歴史上で活躍した期間はすこぶる短い人です。そのせいか最終章では護良の皇子「赤松宮」=興良親王(?)にも触れていて、彼が最後に南朝に反逆した事情にも考察が入ってました。実はこの興良を主人公に長編歴史小説を書いた人がいるんですよね。
 ミネルヴァ日本評伝選、来月は護良を殺した方、「足利直義」が刊行されることになってます。


>バラージさん
 「真田丸」のスケジュールの件ですが、確かに秀吉時代に時間をとりすぎた感はありました。関ヶ原のすっ飛ばしは分かるとして、前回のあわただしさは目算の狂いを感じなくもなかったです。
 素材がほぼ同じである「真田太平記」と比較してみると…
第一次上田合戦が第8回、小田原攻めが第11回、秀吉の死が第18回、犬伏の陣が第21回、第二次上田合戦が第24回、関ケ原が第26回、昌幸の死が第32回…という展開でした。
 改めて「真田太平記」の放送順を眺めてみると全体の回数のなかで関ケ原周辺にやたらに時間をとったことが分かります。また九度山生活の描写もかなり長かったんですね。どっちがいいとか悪いとかではなく、作り手がどこび重点を置こうとしているか、の違いでもありましょう。また三谷さん、絶対「真田太平記」を意識してあっちでは描かなかったところに時間を割こうといてますよね。

>つねさん
ソ連機亡命事件をモデルにした話で「ブラック・ジャック」にあったのは「空から来た子ども」って話でしたよね。手塚マニア的には亡命してくる「ウラン連邦」の夫婦が「ブッダ」に出てくるタッタ・ミゲーラが「スターシステム」で出演してるのがみどころです。これ、確か事件の直後に描かれたんじゃなかったかな。「ブラック・ジャック」では雫石航空機事故をモデルにした一話もありました。他にも探せば実際に起こった事件をモデルにしたものあありそうです。
 「トムとジェリー」といえば、太平洋戦争の最中に日本を「敵国」として茶化したような作品もあったような…

>黒駒さん
「こち亀」も40年もやってますから、時期により内容も変遷がありますね。最初期はキャラが固定するまでに時間がかかるのはどの漫画でもそうですが、今になって第1巻から数巻を読んでみると両さんおよび中川のハチャメチャ度が「悪乗り」のようでもあります。結局レギュラー脇役は常識人の方が面白い、ということになっていったようで。その中川にしてもここ最近のものを読むとまたずいぶんキャラが変わってるんですよね。
 何かと比較されますが寅さんだってもともとは結構ヤクザな渡世人だったのが(そもそも任侠映画ブームに対して松竹が打ち出した路線と言われます)だんだん「いい人」化が進みましたもんね。両さんもハチャメチャなのは一貫してるけど、微妙に人情路線化したところはあったかな。
 まぁ10年くらい前から「こち亀」がマスコミで取り上げられると「下町人情もの」みたいに語られがちで、僕は抵抗を感じておりましたもんで、今度のような文を書いたわけです。
 それにしても自分で列挙して驚きましたが70年代以来40年前後続いてる漫画って、案外ありますねぇ…80年代に入ると「続編」という形で続いてる漫画がさらに多くなっちゃいます、



#10417 
黒駒 2016/09/28 00:06
こち亀

私も連載開始時からではないですが、やはり長い付き合いがありますので、けっこう感慨深かったものです。こち亀はやはり、がきデカ・マカロニに繋がる流れなのでしょうね。スラップスティック・コメディを基本に、趣味性とか不条理とか、要素としてもいろいろ入ってると思います。人情・泣かせもありますし、後年は両さんが寿司屋で働いたりと、ストーリー性を高めた印象があります。

みなもと太郎さんは「お楽しみははこれもなのじゃ」の中で、不祥事を引き起こして北海道の派出へ飛ばされた両さんと中川が「先輩。今日は天気がいいから北方領土が良く見えますよ」「もういい。見飽きたよ」という台詞を引用してました(笑)。私も実はドタバタよりはああいう独自のギャグセンスみたいなものが好きでしたね。

公園でやくざが足を洗って(?)たこ焼き屋の屋台をやっていると、そこへ両さんたちが対抗してたこ焼き屋を始める。話自体は双方が次々に新製品を開発し最後にオチというドタバタのパターンなのですが、やくざ二人が両さんたちに文句言ってやると出て行く前に、たこ焼きを焼いておかないと客を待たせると言い出して「ちょっととろ火にしておこう」と火を弱めてから文句を言いに行きます(笑)。

私はこういう静かなギャグセンスのほうが好きなのですが、そういうのも時代なのでしょうかね。故・米沢嘉博氏に『戦後ギャグ漫画史』という著作がありますが、読んだことがありません。ギャグ漫画とかお笑いを評論することは馬鹿馬鹿しいとか言われて、評論家もなかなか笑いについて評論したがらないのですよね。時代との相関関係など論じて欲しいのですが。



#10416 
数馬 2016/09/27 05:33
悪かったですねバラージさん

私は徹夜城さんに投稿時、接続時のログを観てもらえば
証明できますが、午前から正午、深夜とバラバラです。
それは仕事の内容と家族の介護の関係があるからです。
覗くことは度々するけど、書きこみはジカンタイが限られて、連続せざる得ない。
誰もが同じ雇用条件や福祉に接している訳ではない。
バラージさんとは別なライフサイクルで生きてるいる者もいるんです。どんだけ偉い方なのか知りませんが、悪かったね連続投稿者で。



#10415 
数馬 2016/09/27 04:53
いかがなものでしょう?

幼児ポルノや性犯罪に関する話題と、弥生豚に関する話題を一緒に書くことが「正しい」のでしょうか?
前コメントは徹底城さんへ当てたもの。
後コメントは黒駒さんへ当てたもの。
別々の話題を別な方に書いたものですが。それを無理矢理一つにまとめるのが正しいやり方でしょうか?
少なくとも徹夜城さんからは「配慮はして欲しいが、拘束はしない」と御返事いたたいてます。私も配慮はします。してます。実は訳がありパラオ共和国のペリリュー島に行ってきたのだすが、そこで感じた事も書きたかったのですが貴殿への配慮から削除いたしました。
でも、そもそもこのサイトを運営なさってるのは何方でしょうか?
徹夜城さんは「この程度でメゲはいけない」と叱責下さりました。なので書いておりますが、歴史に詳しいからって、そんなに偉いのですか?
私は自分の職域の専門分野なら貴方には死んでも負けませんが。専門職ですから。私の分野でも他でも専門の世界には「それなりのルール」があります。プロですからね。業界に迷惑をかけるような発言はしない。疑問を感じていても、それが内部事情を全く知らない方に余計な
疑惑を持たすような事はしない。
だから歴史業界にもプロの掟はあると思います。
ところで貴兄は徹夜城さんのような「歴史で飯を食うプロ」なんですか?



#10414 
数馬 2016/09/27 04:20
バラージさんへ!

今回は案件がまるで違うので「連続投稿」させて頂きました。あしからず。



#10413 
数馬 2016/09/27 04:13
幼児ポルノとは

機械的操作の説が正しいと思いますが、そうでないのならば、判定した人が心にヤマシイ闇を抱えていたのでないですかね。
判定者自身がロリコンであるとか。
言い掛りのようですが、昨今、教職者による性犯罪がやたらとマスコミに騒がれる実情を観るに、ありそうなこった!という感想を持ちます。
いずれにせよ、性犯罪者の再犯率は非常に高い。フィリピンの暴れん坊将軍がレイプ犯人まで抹殺対象に加えていた発言を聞き、考え方としては合理的であると思いました。事が本能に関わる事ですから、出獄後にモテ期に遭遇するとかの事でもない限り、またやる可能性は高いと思います。殺害はともかくとして、薬剤で不能にするとか、追跡装置を体内に埋め込むくらいの事は人権の侵害に当たらないと思います。何故ならば勝手な欲望で卑劣な罪をを犯したわけで、更正したのならば、その事を生涯に社会に保証する責任もあると思いますので。
そういう事を言うと、すぐにレイシストと言う人がいますが、刑務所に服役したから罪は赦された…てのは違うと思います。



#10412 
数馬 2016/09/27 03:43
人と動物の日本史を探してみます

知人に猟友会の人がいるので聞いた話ですが、
現在の日本では本州の北の方は鹿の増殖が顕著であり、
関西の方は猪が顕著だそうです。
これは関東以北に杉林の放置が多く、これが鹿害を拡大している。一方で関西はドングリを生やす樹木が多く、里山の管理が疎かになった結果、そのドングリを食べる猪が増えていると。もちろん鹿害も増えているのですか。確かに猪がドングリを食べて太ることは言われてきていました。
すると縄文人は土器でドングリや栗をを食べていたと聞いた事があるので、ドングリで猪を養殖しても変ではありませんね。主要な食物がバッテイングしてしまうという問題は残りますが。
歴史初心者の故、縄文後期に農業が行われていたのか解らないのですが、米とか稗とか蕎麦とかが畑作されていたのならば、蛋白質補給の為にドングリを猪にやっても
見返りはあると思うのです。
問題は形質的・解剖学的に変化があったのかどうかです。生理的・機能的に変化があったとしても、形質に変化が見られないならば「家畜」とは言えない気がします。逆の家畜→野豚の例を見たことがあるのですが、
野生化すると豚は牙が生えてきて、次世代には猪と変わらなくなると聞いています。ならば逆てあっても変化は
現れるはずですから。実際上、猪豚の種付けに猪を用いた繁殖業者に聞きますと、アーマーを着なくなる。
アーマーとは、繁殖期の雄猪が雌を巡る争いに備えて、
皮下脂肪が樹脂のようにカチカチになる事です。
牙が内蔵に達しないようにプロテクトする訳です。これが人に飼われて食と性の保証がされると、鎧を着なくなるそうです。それも一世代で。
縄文から弥生に掛けて家畜化されたのならば、牙の退行など形質的な変化が現れるはずと思うのですが。
もしも渡来の者が猪の祖先ならば、弥生時期に導入された外来種の豚が、野生化して先祖がえりした、それが日本の猪の先祖という説は成り立ちませんか?
もしも猪が日本列島の在来種の子孫であるならば、日本列島が大陸から分断されて12000年くらい経つと聞きますから、大陸の猪とは形質的な違いがあると思うのでさが。それと鹿との分布領域や発掘例の差があるのならば、日本列島が何らかの理由で温暖化または寒冷化した
気象の変化があったのでは無いでしょうか。



#10411 
つね 2016/09/26 22:22
史点感想ほか

>児童ポルノ
「国によっては児童ポルノ扱いになる。そうでないものとの線引きは困難」というのは、昔聞いた、「ドラえもん」の漫画はイスラム圏に持っていくとしずかちゃんの入浴シーンが問題になって没収される、という話を思い出しました。そもそも本当の話だったのか、今でもそうなのか不明ですが。日本のアニメでは、今でもしずかちゃんの入浴シーンはあるのでしょうか。なんでも規制というのは、一種の言葉狩りのような感じで問題だと思いますが、ではどうすればいいのかとなると難しい。

>こち亀
私も管理人さんとほとんど同じ印象です。「ベレンコ中尉亡命事件」は、書かれていたのを見てこち亀にもあったのを思い出しましたが、「ブラック・ジャック」でもあったのを思い出しました。今はあまり話題になりませんが、当時は相当なニュースだったんでしょうね。さらっと書いていますが、「最近になって全巻通読してみたら」というのは並大抵のことではありませんよ。

>ディズニーアニメ
ディズニーではないですが、「トムとジェリー」も戦前からあるアニメです。
たしか2作目が真珠湾前日公開のクリスマスの話ですが、絵も音楽もよくできていて、かついい話です。もう著作権切れです。

https://www.youtube.com/watch?v=JeFsx-Y66LY

75年前にこんなアニメを作っていた国には勝てません。
「トムとジェリー」も長いので、絵柄はもちろん、最近のだとトムとジェリーが喧嘩しなくなったという噂があります。



#10410 
バラージ 2016/09/26 16:26
徳川に……倍返しだ!

 という視聴者の9割が思いついたであろうダジャレがどうしても言いたかった。

 『真田丸』、関ヶ原がすっ飛ばされたのが話題になってますね。確かにあくまで信繁を主人公として描くとそうなるという話もわかるんですが、でもいかにも関ヶ原もきっちりやりそうな前ふりだったんで、ちょっと肩透かしなのも確かなんだよなあ。九度山配流中も確かにあまりネタはないとはいえ昌幸の死まで一気でしたね。
 ちょっとうがった見方になりますが、ひょっとしてそこまでが細かく描きすぎてスケジュールがちょっと押してしまっているのでは? 三谷「やべえ! このままじゃ12月までに終わらねえ!」という(笑)。というのも昨日の家康と秀頼の二条城会見の回に淀殿が全く出てこないのが不自然に感じたんですが、これはたぶん竹内結子さんのスケジュールの関係ではないかと。話が後ろに押してしまって、役者のスケジュール調整が難しくなっているんではないかと感じてしまいました。

 もう1つちょっと気になるのが、役者の「格」というか知名度で、その役者が演じている人物の物語での重要度が推測できてしまう、要するにネタバレしちゃうってのが気になります。前田利家がなかなか出てこないんで「どうした?」と思ってたら、秀吉死後にようやく出てきた利家役の役者が(失礼ながら)あまり知らない方で「ああ、こりゃ前田はあまり描かれねえな」とわかっちゃいました。三成蟄居後から関ヶ原までの間に行われた前田利長征伐もすっ飛ばされちゃったし。加藤清正と福島正則にも明らかに格差があるなというのが最初からわかっちゃいましたしね。正則役の深水元喜さんもそれなりの役者さんですが、清正役は今乗りに乗ってる新井浩文さんですから。新たに登場した長宗我部盛親や明石全澄も知らない役者さんで、「ああ、こいつらは後藤又兵衛や毛利勝永ほどにはフィーチャーされねえんだな」とわかっちゃいました。

 ちなみに木之元亮さんというと僕はどうしても『太陽にほえろ』のロッキーの印象が強すぎて……。テレビで見ても失礼ながら「あっ、ロッキー」とか「太陽にほえろの人」というのが先に出て、お名前がなかなか出てきません(笑)。



#10409 
黒駒 2016/09/26 11:40
弥生のブタ

先述の弥生のブタの件ですが、弥生時代になるとなぜかシカよりイノシシの骨が増えるという謎を解いたのは、西本豊弘氏という動物考古学の先生です。吉川弘文館の『人と動物の日本史』の第一巻が手に入りやすい一般書ではないかと思います。興味がありましたら是非。

一方で、古DNA分析では大陸からのイノシシの伝播は一部であり、日本列島の野生のイノシシとも関係が強いのではないかと指摘されています。縄文時代の「飼養」段階を越えてもしかしたら列島でも「家畜化」に至っていたのかもしれず、そこへ大陸産のイノシシが混入し、複合して「弥生ブタ」が出来たのかもしれないなと思います。

稲作などでもそうですが、実際には単純なルートではなくて複雑な経路を辿ってもたらされたというのが本当のところではないかと考えます。



#10408 
徹夜城(チェックしなければならないドラマがまた増えた管理人) 2016/09/26 00:22
真田と戦争と平和と

どうも。気がついたら二週間ぶりの書き込みになるようです。「史点」アップしたら書き込もう、などと考えているとズルズルアップが遅れちゃうんですよね。
思えば前回の「史点」記事に対して黒駒さんからウサギの話、数馬さんからブタの家畜化の話が出てましたが、レスするタイミングを逸してしまった感あり。特にブタの話は、佐倉の歴博の弥生時代の再現展示でブタを飼っている設定になっているのが以前から気になってまして、調べてみたらこれも面白そうではあります。

>真田丸
関ケ原から一気に話を短縮して昌幸の死まで10年もすっ飛びました。「真田太平記」に続き加藤清正暗殺説でしたね。服部半蔵が二代目、というのも細かい話ではあります。
「真田太平記」といえば、今回チラッと出てきた九度山の村の村長さんを演じてたのが木之元亮さん。「真田太平記」では冒頭から幸村戦死まで出ずっぱりの役で、その時幸村を演じていた草刈正雄さんと向き合ってる図が知ってる人にはなんとも嬉しい。三谷さん、前からこういう配役のいたずらをよくやりますよね。

>戦争と平和
BBC版、とりあえず第1回を見終えました。原作読み通してるんですが、細かいところは忘れちゃってる(というより脳内に残りにくい)から、複数進行の男女関係の話は「こんなんだったっけ」と思いながら見てました。今回のラストでアウステルリッツ会戦に入ってましたが、スペクタクル的には、TVドラマではあんなもんかなぁ…という感想。なにせソ連版のすさまじいのを見ちゃってますとねぇ。
 毎回40分ちょっとで全8回、ということですからソ連製映画版と時間の長さでは張り合えそう。第1回見た限りですが映画版がはしょり気味だった貴族たちの人間関係部分がもそっとしつこくなるのかもしれません。
 「戦争と平和」は黒澤明も映画化を熱望していたのですが、ソ連版については戦闘スペクタクル以外の部分で不満をいろいろ言ってたみたいですね。



>ろんたさん
BSーTBS、たまにしかチェックしてなくて、その「熱い嵐」とかはしまった、見逃した!と悔しがるばかり。かつての正月大型時代劇を放送してるのは気付くこともあったんですが。
今にして思えばあのころがバブルだったということですなぁ。

>明彦さん
 映像作品ではないですけど、こういう歴史ものの舞台劇というのも、時々気になるものが見つかりますよね。映像作品がめったにない南北朝歴史ものでも舞台劇がいくつか上演されています。どれも見てはいないんですけど。
 大正天皇というのも最近また新たな観点で見直されてる人ですね。その舞台もそれを意識したように見えますが、「治天の君」というタイトルは深読みしだすといろいろ考えちゃいます。

>黒駒さん
ほほう、昭和天皇の鑑賞映画ラインナップというのは眺めてみたいもんですね。抗日映画やディズニーまで宮中で見ていたとなると、結構積極的に情報を得ようとしていたのか。ディズニーのアニメ映画はシンガポールなどで接収されてて日本の映画関係者などに極秘のうちに「参考」として上映会が行われていて、映画関係者は「こりゃ勝てない」と確信したなんて話も聞きますが、それは天皇でも思うところあったんじゃないかと。
昭和天皇は大河ドラマ、ことに「国盗り物語」を熱心に見ていたそうで、NHKの収録現場の見学もしてます。俳優たちは実際の撮影ではなく、天皇だけに演技を見せる「天覧リハーサル」をしてみせたそうですが、高橋英樹さんはえらく緊張した、と何かで読んだ記憶が。



#10407 
黒駒 2016/09/25 22:46
昭和天皇の映画趣味

ご存知かもしれませんが雑誌『にほんれきし』9月号では「昭和天皇実録を読み解く」という座談会が開かれてまして、その中で昭和天皇が戦前からすでに宮中でかなり映画を見ていることに触れられています。

国民党政府の抗日映画やディズニー映画も見ているようで、「これは誰かが研究するべきテーマだ」と指摘されています。確かに、興味深いテーマですね。戦後は「日本のいちばん長い日」もちゃんと見ているそうです。



#10406 
明彦 2016/09/22 23:50
舞台劇『治天の君』

久々にお邪魔します。
先程、大正天皇を描く舞台劇『治天の君』を観て来ました。
http://www.aihall.com/choco-cake_interview/
父親とは違った人間的な生き方を目指しながら、障碍者となったために跡取り息子から葬られる主人公。
史実はどうであれ、劇中の「嘉仁さん」が好きになり、何度か彼のために泣きました。
その一方で、憎まれ役である父親の威厳・「跡取り」の冷酷さ、そしてほとんどゲッベルスな牧野伸顕にも、魅力を感じてしまったのですが・・・。
ともあれ、舞台劇で英国映画『クイーン』以上に大胆不敵な作品が作られていることを、お知らせしたいと思いました。
松本紀保さんの貞明皇后も、岡本版『日本のいちばん長い日』以来の因縁ですね。





#10405 
ろんた 2016/09/16 21:55
歴史ドラマ

BS−TBSでは月に一本、TBSで制作した長時間歴史ドラマを放映することになっているみたいで、「関ヶ原」も放送されましたし、先月は「熱い嵐」(高橋是清の伝記もの)が放送されたりしました。もっとも例の実在人物が主人公だがノリは「柳生一族の陰謀」な正月時代劇も混じっているんですけど。

で、今月は日本初の3時間ドラマ「海は甦える」。放送は次の日曜日の午後。山本権兵衛(仲代達矢)を主人公に帝国海軍草創期から日露戦争までを描いたドラマで、後半は広瀬中佐(加藤剛)が副主人公格で活躍。原作は"日本は無条件降伏していなかった論"の江藤淳ですが、変なところはなかったような。


>戦争と平和
BSでハリウッド版を放送していたのは番宣? そういえば、こちらもラブストーリー仕立て。ソ連版は「歴史を作るのは英雄ではなく名もなき人民である」ってのをテーマに持ってきているけど、これ、どちらも原作にあるんですよね。BBC制作なら内容的には大丈夫でしょうが、ソ連版の物量にはCGで対抗って感じ? あと「マスケティアーズ」の残り10回はどうなるのか? ついでに「刑事フォイル」も続きを放送してくれ。

そして同じNHKでもBSの方では「クイーン・メアリー」というのが始まります(09/28〜 23:15-24:00)。主人公はもちろん、エリザベス一世の最大のライバルであるメアリー・スチュアートですが、物語の舞台はフランス宮廷。王太子フランソワとの結婚生活を描くようです。ということならば舅はアンリ二世、姑はカトリーヌ・ド・メディシス。で、アンリ二世といえば「大予言」! ってことでノストラダムスも登場。大丈夫か?と思いますが、本国アメリカではシーズン3の制作が決定したそうです。


>人斬り
貫禄のつきすぎた勝新が以蔵ってのは、無理がありすぎ(笑)。同じく貫禄がつき始めた裕次郎の龍馬も、違和感ありましたが。勝新の役者としてのピークは「兵隊やくざ」だったのかなぁ。


>西郷どん
原作者と脚本家から、どんなドラマか見え見えのような……。西郷さんの妹が真の主人公、とかだったら笑いますが。


>テレ東長時間ドラマ
長時間ドラマは、再放送や系列のBSジャパンで放送する際、10時間ドラマなら全10回、7時間ドラマなら全7回、と1時間ドラマに編集しているようです。おそらく、この方が地方局に売り込みやすいからだと思われます。

さて「石川五右衛門」の放送はいつになるのか。二時間ドラマなら、二週間ぐらいあけて金曜日の午後に流してるんですが。BSジャパンでの放送は、地方局に営業かけてからって事になるんだろうなぁ。



#10404 
バラージ 2016/09/14 00:07
歴史映像名画座

 更新、ご苦労様です。今回追加されたもので、僕が観たのは『殿、利息でござる!』(#10243に感想)とテレ東長時間ドラマ『徳川風雲録』だけ。僕の地方にはテレ東系列局がないんですが(なので『石川五右衛門』も放送はない)、なぜかこの作品は翌年半ばごろに1日1時間ずつ10日に渡って夕方の時間帯に放送されたんですよね(あるいはこのころにはテレ東長時間ドラマは毎年同じ形態で放送されていたかも)。なぜこのドラマを観たかというと、好きな女優の星野真里さんが出てたからというただそれだけの理由なんですが、彼女に限らず女優陣が良かったドラマという印象です。

>徹夜城さん
 ま、お気持ちはわかります(笑)。僕も『琉球の風』(1993年)以来「次はアイヌを」と思ったり、90年代に今谷明の『室町の王権』を読み、『北条時宗』(1999年)が放送された後は「次は10年くらい経ったら足利義満を」と望んだりしてきましたからねえ。
 改めて見渡してみると、戦国大河はいつの時代も一貫して多いんですが、幕末大河は近年になって増加したイメージがあると思ったら、やはり僕のリアルタイムとも言えた80年代には『翔ぶが如く』のみ、90年代も『徳川慶喜』のみで、急増したのは21世紀大河で最高平均視聴率を上げた2008年の『篤姫』以後のようですね。60〜70年代も幕末は多いんですが逆に戦国は少なく、これは予算的な理由が大きかったと思われます。
 あと、源平大河よりは江戸大河のほうが多く、戦国>幕末>江戸>源平>その他という感じ。平均30%を超えるメガヒット作は初期の『赤穂浪士』を除けば、80年代の『おんな太閤記』『徳川家康』『独眼竜政宗』『武田信玄』『春日局』、90年代の『秀吉』と見事に戦国ばっかりです。



#10403 
数馬 2016/09/13 15:20
すみません一言だけ!

前述のフクロオオカミの変化ですが、絶滅間際の彼らがゲノム的に「進化した」のは僅か20年間での事だそうです。外観は変わらずとも遺伝子が確実に変化している。
これは従来の進化論を書き換える事と思われます。



#10402 
数馬 2016/09/13 15:15
家畜と野生の境目

ウサギの件で養殖していたなら家畜でないかと私は思ったのですが、ネットNEWSで「オランダ政府が鷹をドローン捕獲に使用」との報道を観て思い直しました。
近在の神主さんの伜がアマチュア鷹匠でして何度か鷹を用いた猟を見学させてもらった事があります。
山野に自生して獲物を取るでなく、ヒトに飼育されて餌を貰う禽獣は全て「家畜・家禽」と考えてました。
しかし…鷹匠の訓練された鷹を「家禽」というのは苦しい。見てくれが野生だし、そもそも持っている「野生の能力」を利用した存在ですから。家禽では狩に使えないでしょう。
つまり家畜か否かは、形質的な違いが存在するか否かによるのと感心しました。
例えば豚の一般的に流通している種類は猪よりも肋骨が数対多い。肉を多く取る為に体幹を長くなるように交配してきたかだそうです。
動物の体は生物学者が進化で説明するよりも短期間に環境で変わるもので、つい先月は顔面のウィルス伝染性悪性腫瘍で絶滅しかけたフクロオオカミが、問題のウィルスを無効化する体質に、遺伝子が進化しているのが認められました。自然環境下でこれならば、
野生の鳥獣を飼育環境下で世代交替させれば、短期間に形質的な変化が現れるのだと思います。
野性か家畜かは「形質変化」で見分けるもので、「機能的側面」で見分けるものではない。
この境界がはっきりした点で、ウサギの話は私には有益でした。





#10401 
黒駒 2016/09/11 23:50
ウサギの件

「史点」で触れられている古代メキシコにおけるウサギ家畜化の件ですが、原著論文を見てみないとわからないものの、私は「家畜化」と判断するには根拠薄弱かな?と思います。

日本では果たして縄文時代にイノシシが家畜化されブタになったのか?という議論があるのですが、縄文時代はシカとイノシシの骨が同じ比率で出土するのですが、弥生になると何故かイノシシの骨が多く出土するようになり、長いこと謎とされていました。それがようやく近年になって、イノシシの骨の形態から家畜化の証拠が認められるようになり、弥生遺跡に「イノシシ」が多い理由は家畜化された「ブタ」が混じっていたからだと、考えられるようになりました。

かかる視点から考えると、ウサギの骨自体に野生種とは異なる変化が認められなければ、それは「家畜化」と呼ぶことは難しいかなぁと思います。ただ、家畜化でなくとも縄文時代にはイノシシを捕獲して管理しておくだけの「飼養」は行われていたとされていますし古代メキシコにおけるウサギも「飼養」ではないかな?と思うところです。

日本では東北など北国におけるウサギ猟が有名ですね。三内丸山遺跡などは集落の規模が大きく、シカ・イノシシ資源がかなり枯渇していて、仕方なく小動物が狩猟対象になったと言われています。

また、イノシシは雪に弱く、北海道では自然分布していません。そういう事情もあり、北国ではウサギ猟が重要だったのでしょうね。



☆歴史のトップページに戻る
過去ログ10301〜10400>>>