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#3200 
徹夜城(このごろ映画掲示板がルパンネタ満載で楽しい管理人) 2002/09/14 12:05
洪武帝と永楽帝

>リリスさん
「江戸幕府の鎖国政策は明の海禁政策の真似」という意見は特に少数派の意見でもないのですが、「〜だったのですね」と断言されてしまうと言いだしっぺの僕もちょっとひるんでしまったりします(^^;)。まぁどのみち両者の関係は明確に証明はできませんし、当然ながら日本独自の事情もありますからまったく同じというわけでもありません。特に日本の場合はなんだかんだ言ってもキリスト教の問題が深く絡んできますから。
 明の「海禁政策」というのは国を閉ざす=「鎖国」ということではありません(まぁ今日本史でも「鎖国」という表現に疑問の声があがってますが)。外交関係を明が認めた各国政府との間だけに限り、貿易もその政府を通してしか行わない。民間貿易は完全にシャットアウトする、という貿易統制策の性格が強いのです。日本の鎖国政策にもこうした貿易統制策という性格が強いために「日本のも海禁と呼ぶべきではないのか」という意見があるわけ。
 明の海禁政策はかなり早い段階で有名無実化してまして、16世紀の後期倭寇時代を経て結局民間貿易も公式に認められるようになっていきます。後期倭寇最大の大物といわれる王直もあと一歩の差で公認の貿易業者になれたんですけどね〜。

>ホリー・ハンターさん
えーとですね、まず朱元璋=洪武帝には何人も息子がいたんですけど、当初皇太子に立てられたのは長男の朱標でした。しかし彼は38歳で早死にし、朱元璋はその子、つまり孫の朱允ブンを皇太子とします。これが第二代の建文帝。朱元璋の晩年は家庭的にはかなり不幸でして次男、三男にも相次いで先立たれています。柔弱な孫の先行きを案じた朱元璋は徹底した弾圧事件なんかも起こしておりますね。このあたり、朱元璋は毛沢東といろんな点でよく似ているなと思うところもあります。
 朱元璋の四男が燕王として北京にいた朱テイ。北方に追ったモンゴルと対峙し朱元璋の息子の中でも特に才能あふれる武将的性格の人物でした。朱元璋も一時彼を後継者にと考えなくも無かったといわれてますが、長男と孫が可愛かったということのようですね。
 んで、朱元璋亡き後、この燕王が挙兵し甥の建文帝を倒して帝位に就きます。これが第三代・永楽帝です。こういういきさつのため永楽帝はその帝位の正統性にいささか問題性があり、それが鄭和の大遠征や対モンゴル遠征といった対外積極策につながっていったとも言われています。
 世界史の授業なんかでも明の皇帝ってだいたい洪武帝と永楽帝しかやらないんですよねぇ。あとはだいたいろくでもないのばっかり(笑)、というのが通説です。でもまぁ割と安定してもった王朝だなというのが僕の印象ですけどね。
 「ムロタイ」でもこの永楽帝の話は出てくる予定です。義満を「日本国王」と認めたのは建文帝のほうだったんですが、使者が来日している間に永楽帝が挙兵してしまい、情報を受けた義満はどっちが勝ってもいいように建文・永楽の双方にあてた国書を用意したりしています。この時代、案外国際情報は伝わるのが早かったようですね。



#3199 
ホリ−・ハンタ− 2002/09/14 03:35
明の2代目

明は朱 サンとゆう希代の謀君?で暴君?が建国したそうですが、
2代目の人も朱サンの政策を そのまま にしてたら、あんなに
長く続いたかどうか。
確か、2代目か3代目が永楽帝ではなかったですか?
しかも、この人はク−デタ−で
朱サンの主筋一族を駆逐して政権をとったんじゃなかったかな?



#3198 
なな@寝つけない 2002/09/14 03:27
意外にも

>レイさん
「ばら戦争 装甲騎士の時代」という本がリストの中にあります。かなり下の方。
軍事作戦に焦点を当てて解説した本のようですので、もしかしたらその人物の名前が出てくるかもしれません…。それにしても面白いシリーズの本たちだわ。
http://www.ps-hiroshima.com/slg/books.htm



#3197 
レイ 2002/09/14 02:08
気になっているのですが・・・。

ばら戦争のことについて詳しく知りたいです。
というかサー・ドミニク・ウィリアム・ロングモントという騎士が
実際にいたのかどうか・・・。
彼のおこした功績・率いていた軍などについて。
本屋をまわったりインターネットで調べたのですが
わからないのでなにか分かることがあればお願いします。



#3196 
リリス 2002/09/13 23:20
鎖国のこと

 日本の鎖国って明の真似だったのですか。日本て本当に中国の真似ばかりしていますよね。でも世界の東の果ての島国だったぶん、本家本元より上手くいきましたよね。鎖国体制そのものがベストの選択だったかはともかく・・・。朱元璋が別の政策をとっていたら、日本の国運も変わっていたのでしょうか?



#3195 
徹夜城(さっきまで理科一分野を教えていた管理人) 2002/09/13 22:37
国土交通省発表

…北朝鮮の工作船「タマちゃん」と思われるアゴヒゲアザラシが再浮上!

それにしても朝日記事によれば昨年春に三河湾で半年ぐらいごろごろしていたアザラシがいたらしいじゃないですか。「名前もつかなかった」という一文が悲しい(笑)。
それにしても「史点」もネタためこんでるなぁ…何から手をつけたもんだか。

>アール・ケイさん
忙しくてお返事が遅れました、すいません。
義満の「本役」は次回から登場予定。またもう一人ある人物の「本役?」も登場します。
15歳っつっても実質中学2年ぐらいですもんねぇ。立志式とかやらされるころですな。まぁやはり結婚ばなしなどが出てくる18歳前後から本役に交代したいと考えました。一応次回、と決めてタイトルもつけちゃったものの、実は次回の中で18歳の彼を登場させるのはかなり詰め込みが必要でして…またひと騒動起こるもんで(意外とドタバタは多いんですな、この時期も)。
 過去の大河ドラマでも本役交代時期はだいたい18、19ぐらいでしたかね。西田敏行の吉宗が17歳で登場したのにはみな驚きましたが(笑。その演出も含めて)。「武田信玄」なんてなんでわざわざ第一回に子役を置いたんだろうと思う作品でしたが。

>古事記関係。
 学研の「歴史群像シリーズ」、やってくれましたねぇ。「古事記」と来ましたよ。ざっと読みましたが、なかなか面白い。
 僕が「ヘンテコ歴史本」コーナーで出雲井晶さんの日本神話本を叩いていて、これが結構反響をいただいていたりするんですが(山本弘さんのHPのリンクでもあれが紹介されてますね)、「日本神話を分かりやすく知れるような本はないだろうか?」というご相談メールをいくつかいただきました。僕も知っている範囲で応えていましたが、今ひとつこれはオススメというのがなかったんですが…この歴史群像シリーズ「古事記」は良いですよ。物語としての古事記の面白さと、学術研究面での紹介もしっかりとされています。



#3194 
アール・ケイ 2002/09/11 13:14
細川元宰相、娯楽団長に転じて中南海に現わる

書き込みが続いて申し訳ありません。

ま、ゲイジュツとは切っても切れない家系ですから、ご本人も割り切っているんでしょうが、あれじゃあ、刺身のツマじゃないですか、GLAYの(笑)。
細川護煕というヒトもよくわかりませんねえ。政界にいてもピエロか人寄せパンダ(にもならないかな)にされるだけと悟って、気ままな余生を送ることにしたんでしょうが、同系統?の海部さんほどはボロボロにされてないだけに私は政界復帰のチャンスを覗っているような気がしてなりません。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#3193 
アール・ケイ 2002/09/11 13:00
大宰府か太宰府か、それが問題だ(笑)

15歳といやあ、室町時代なら成人、やっぱり今回から子役でなくて本役でしょう(笑)。本家大河だと、昨今は12歳でも(史実通りの設定なら)8歳!でも本役というケースが出てきています。ま、こんな異常なのは見習わないほうがいいですけどネ(笑)。

歴史的には「大宰府」、いまの行政区画名、施設名だと「太宰府」なんですよねー。だからムロタイでは「大宰府」で正解なわけですが、これがいつ変わったかはよく分からないのだとか。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#3192 
徹夜城(あれから一年かと感慨にふける管理人) 2002/09/11 00:10
細川首相、また辞意(笑)

そういえば細川護煕元首相がお米のCMに出てましたな。

>奥野さん
南部から無事お戻りだそうで、何よりです。
「ムロタイ」ですが、先ほど第33回をアップしてます。細川頼之首相、また辞任騒動を起こしております(笑)。
 読めばお分かりになりますが、今回のは「狂言」だったという解釈で描いています。前回のも結構怪しいんですが、まぁそこらへんはドラマですので…あの状況じゃプッツンするのも無理は無いな、と思うところもあります。
 ところで今回のセリフでこの辞任騒動を一瞬「狂言」と言わせそうになったのですが、考えてみるとまだこの段階では芝居のことを「狂言」とは言わないんじゃなかろうか、そもそもまだ狂言は確立していないのではとかいろいろ考えちゃいまして適当に逃げました(^^;)。

 大津事件の件で謝罪が行っていたとは、僕は全く知りませんでした。日本のマスコミはキャッチしてないのかなぁ…?

>鵺さん
「七人の侍」はまさに分かりやすい娯楽作品ですよね。細かいところではやや「歴史知識のお約束」なことを知らないと理解できないところもあるかと思いますが(「落ち武者狩り」なんかは今の人には説明が要ると思う)、もともと既成の時代劇を打破したリアリズムを打ち立てようという狙いで作られた作品ですから、初めて見る人でも割とすんなり入っていけるようです。
 そもそも外国の映画監督たちがこぞって「七人の侍」の大ファンなんですよね。イギリスの映画雑誌で世界の映画批評家・監督の投票による映画ランキングを何年かごとにやってますが、監督投票では「七人の侍」がたいていベスト3には入っているはずです。批評家によるものだと黒澤の「羅生門」、小津安二郎の「東京物語」がより高位置につけるんですが。
 西部劇バージョンの「荒野の七人」もそれなりに面白いですから、ぜひご覧ください。これはちゃんと許可を取って作った映画ってこともありますが、細かいところまで実によく「移植」してます(その忠実な移植ぶりには思わず笑ってしまったりもしますが)。ただ「侍と農民」の対立構造ってのは移植不能だったようで、インディオの村をガンマンたちが守るということで処理しています。
 あとこれは個人的に思っていることですが、「ダイ・ハード」でブルース=ウィリスがテロリストたちの名前を腕に書いて倒すごとに消していくってのは「七人の侍」の移植のような気もするんですけどね。他にも疑えばきりがないほどに世界の映画に多大な影響を与えています。
 カザフスタンだったかキルギスタンだったかあの辺りの国(失礼!)の映画監督が来日時に言ってましたが、日本映画なんて上映もされないような地域でも「七人の侍」のストーリーは知れ渡っていたそうです。映画監督になって実際に「七人の侍」を見て、「こんなに重いテーマの映画だったのか」とビックリしたんだそうです。



#3191 
2002/09/10 21:56
歴史映像修行中!!

「七人の侍」十数回鑑賞とは恐れ入ります(^^;)。う〜ん、まだまだ精進せねば。僕は、率直に何だか分かり易い(呑み込みやすい?)映画だなとおもいまし、「プライベートライアン」なんかが頭に浮かびました(あれは七人いたっけな?)。日本だけじゃなく世界的にもいろんな映画に影響を及ぼした作品なので(中には露骨な引用もあるみたいですが)、これからいろんな映画でその点を発見するのも楽しみです。その「七人の侍」メイキング本は同じモノかは分かりませんが、図書館なんかでよく見かけます。今度見てみますね。いや、もう2,3回観てからかな。

 歴史映像モノは大体メジャー名ところは制覇してきたんで、これからはマニアックゾーンです…。



#3190 
奥野 2002/09/10 17:09
大津事件

こんにちは。しばらくぶりで、南ロシア・クラスノダール地方からモスクワへと帰ってまいりました。黒海の辺りだと、モスクワ周辺とは気候も風土も文化もまったく違いますね。ロシアの広さを改めて感じるところです。

室町太平記、相変わらず好調で次回が楽しみなところです。しかし頼之のような引退騒ぎって、これを本気ととるか一種の狂言ととるかで話の筋がまったく違ってきてしまいますね。こういうところが、歴史創作物の作者にとって腕の見せ所なのでしょう。実際どうだったかは当人に聞いてみるしかないのですが。
ロシア史でも、イヴァン雷帝が同じようなことをやっています(貴族たちが言うことを聞かない、という理由で突然モスクワを去った)。このときは説得によって復位したのですが、結果として雷帝は貴族層に掣肘されない絶対的な権力を手にしているため、この「隠棲」も権力抗争の一手段だったとして解釈されることが多いですね。もちろん本気でツァーリをやめるつもりだったかもしれないし、いろんな解釈ができそうです。

あと、最近聞いた「史点」ネタになりそうな小話。明治時代、皇太子時代のニコライ2世が日本で暗殺されそうになった大津事件というのがありますが、最近これに関連して、滋賀県知事と県議会の代表者がロマノフ家の子孫にパリで謝罪したそうです。明治政府の謝罪の申し入れは当時ロシア皇帝によって拒否されているそうなので、これが110年ぶりの謝罪ということになるのでしょうか。しかし何で今頃…という気もします。
こんなのを聞くとまた「謝罪外交」と怒る人が出てくるのでしょうね。もっとも、日本国としての謝罪かどうかは分からず、滋賀県側が独自の判断で進めたのかもしれません。謝った対象もロマノフ家が主体らしいし。この出来事についてロシアではほとんど報道されていませんが、日本ではどうなのでしょうか?

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#3189 
徹夜城(各種更新がとどこおりがちな管理人) 2002/09/09 23:52
懐かしの「海」

「史点」も「ムロタイ」も書けてませんが、過去の記録を見ればわかりますように、この時期いろいろあって書けなくなるんですね。昨年も8月いっぱい「史点」が更新できず、9.11テロの直後に夏休み分の更新をしてましたから。
「史点」もそうですが、掲示板過去ログを見ていても「あれから1年」というのが信じられないぐらいですね。

>『週刊朝日百科 日本の歴史 中世II-4 海』
 秦太さんの書き込みを見て出ていることを知り、購入してしまいました。このシリーズ、以前出ていたときに週刊宅配で取っていて全冊持ってるんですが、この号への思い入れは格別なので改めて買っちゃいました。
 何を隠そう、この「海」の号は僕が倭寇史に道を踏み入れた(踏み外した?)キッカケになった号なのです。「こんな世界があったのか!」と驚き、佐久間重男さんの文章で王直、徐海といった後期倭寇の群雄たちの存在を知り、どんどんのめりこんで行っちゃったんですね。
 今回出た改訂版は基本的には以前のものとほとんど変化がありません。図版が少々とラストの貨幣関係の文章が新たに加わっている程度です。でもこの最後の貨幣問題の話がまたなかなか面白いのですな。

>明の諸政策
 明という王朝政府はなんといいますか、全体的に秩序を重視して規制を厳しくするような傾向があるんですね。自然に任せないで人為的な秩序を重んじるといいますか…。国内における里甲制という人民管理(さらに皇帝みずから「六諭」という道徳教育までしている)、私貿易を断固許さない海禁政策、明を中心とした華夷秩序・朝貢システムの明確化など、初代の朱元璋の段階から秩序管理の発想が国の内外に推し進められているという気がします。まぁ途中からほとんど有名無実化してるんですけど。なんでそういう政策を朱元璋が推進したかについてはまだまだ学問的にも大きな謎として残っていると思います。
 前にも書いたことなんですが、明っていちいち江戸時代の日本を連想させるところがあるんですよ。鎖国政策なんてのは明の海禁政策の輸入だと思ってますし、そういえば朱子学が官学として支配層に徹底されていくのも似ています(それに対抗する思想である陽明学だって明で生まれたもんですし)。六諭や里甲制だってどこか慶安の御触書だの五人組だのといった農民支配を連想させますよね(阿祥さんもお書きでしたが「士農工商」という言葉は朱元璋の勅語の中で明確に出てきます)。文化面でも明代に花開く庶民向け文学は江戸文学に多大な影響を与えたりしているわけで…などと書いていくと、いちいち思い当たる節がありますなぁ…このあたり、研究されている方はおられるのかな?
 なお、朱元璋が始めた皇帝一代は年号を変えず、しかも死後その年号を皇帝のおくり名にするという「一世一元制」は明治時代になってから導入されたりします。これもなんでそうしたんだろ?と前から思ってるんですが。

 ところで海禁政策の理由に銅銭の流出防止があった、との指摘がその「海」改訂版の斯波義信さんの文で出てくるんですが、あくまで「それもあったかも」というレベルの話です。僕なんかは倭寇とか沿海住民の研究してるんで、海禁政策のルーツにそっちを重視するんですけど…まぁとにかく明確な説はまだないはずです(江戸幕府の鎖国の原因だって簡単には説明できませんから)。
 明代中期ごろから銀が貨幣として流通するようになり、官僚たちが「銀で給料をくれ!」と騒いだ事件があったりしたような。そんな状況なのに銀不足状態があって、明代から清代にかけて日本銀・メキシコ銀などがブラックホールに吸い込まれるように中国に流入したなんて話もありますね。それがまた明清交代時代の重大な変化を引き起こした…ってあたりが今の明清時代史でホットなところだったりします。

>鵺さん
「シネマパラダイス」はムックなので映画雑誌コーナーなどのほうがみつかる可能性が高いかと。
「ラスト・サムライ」のセリフはかなりの確率で英語になると踏んでいます。「ラストエンペラー」だってそうでしたから。
ところでアメリカ人が東洋ものを作ると怖ろしいことになると言う一例がいま映画の掲示板で西遊記の話で出ておりますのでご参考までに…(^^;)

黒澤特集、ご覧になったんですね。僕は「七人の侍」は十数回は見ているはずです。リバイバル劇場公開時に五回見てます(笑)。ちょうど今も「七人の侍」の製作ドキュメントの本を読んでいます(これも再読)。あの映画、製作過程自体がそのまんま映画になりそうな…
「七人の侍」は当時としては抜きん出て徹底した時代考証をした映画なんですよ。有名な話ですが、当初は江戸時代の侍の一日を徹底した考証で描く企画だったんですが、やがて戦国時代の旅浪人はどうやって生活していたのかという話になり、農村で警備にあたって飯を食わせてもらっていたという記録にぶちあたり、あの映画のアイデアになったというお話。
今やってる「本家大河」とは、そりゃもう製作姿勢からして違います(^^;)。



#3188 
ホリ−・ハンタ− 2002/09/09 20:01
鉄鋼も制限した明?

へぇ、明が銅に関する規制をやってたとは知りませんでしたが
鉄鋼産業も抑制してた〜とゆうのは『大国の興亡』とゆう本に
書いてありましたっけ。以前に読んだので内容もよく覚えてませんが
国内の反乱分子に鉄鋼製武具を渡らせなくするためだった
とかだったかな?明は猜疑心の強い王朝だったとゆう記述。



#3187 
2002/09/09 18:22
The Last SAMURAI

いくつか気になる点を
まず、言葉の問題はどうなるんでしょう。「英語は世界の共通語デェ〜ッス」ってやつ(笑)。最近のハリウッド史劇はジャンヌダルクだろうとローマ史劇だろうと英語で話している、って言う話が過去ログにありましたね。

それと戦闘シーンの残虐描写はここんとこのハリウッド史劇で定番になっていますね。「ブレイブハート」あたりから「ジャンヌダルク」「パトリオット」「グラディエイター」など系譜を引いているように思います。ああ、SAMURAIはKATANAをもっているよなぁ…。

「シネマスペクタクル」なる本はまだ見かけませんね。「シネマウォーク」という本の20世紀編は見ましたが。

歴史映像ものは最近では衛星の黒澤特集でやっていて、まだ観てなかった「蜘蛛巣城」「七人の侍」を観ました。本家大河と比べ(ちゃいけません)るととても同じ時代を描いているとは思えない…。





#3186 
秦太 2002/09/09 02:20
『環シナ海と環日本海』

おひさしぶりです。
 上は、先日刊行された、『週刊朝日百科 日本の歴史 中世II-4 海』のサブタイトルです。内容は蝦夷、琉球を含む海の中世東アジア史で、かなりのページを割いて、倭寇を取り扱っています。
 まあ、内容はこちらのサイトを訪れている人にとっては、そう目新しい物でもないかと思います。しかし世間一般に(歴史に関心のある人でも)あまり知られていない分野であることは否めないでしょう。例えば私も、「俺たちゃ海賊」を拝見するまで、倭寇が前期と後期に分けられていることさえ知りませんでしたから。
 このシリーズ、'86〜'88年に刊行されたものの新訂増補版だそうで、どの程度の改定がなされているのか少し興味があるところです。徹夜城さんはもうご覧になったのでしょうか?

 この本に明の海禁政策の一因が、明の貨幣事情にあったという説明がなされています。広東の銅鉱が涸れはじめ、伝統的に銅銭を基本通貨としていた中国の経済環境に訪れた危機への対策であったという説明です。つまり海禁政策は銅銭の海外流出を防ぐ目的があったとのことです。皮肉にも結局この通貨危機を解決したのは日本やメキシコからもたらされた銀であったのだそうですが・・・。

話はかわって、むちゃくちゃ遅いレスをひとつ。
 韓国が竹島を国定公園に指定したことについて、あそこの守るべき自然って何があるのか?というお尋ねがありました。
 最近思い出したのですが、竹島はアシカの亜種ニホンアシカの最後の生息地でした。手元にある哺乳類図鑑には、竹島で撮影された、漁師がアシカに網をかけている白黒写真が掲載されています。竹島にはかつて数万頭のニホンアシカが生息しており、戦前には日本の漁師がこれを捕獲していました。この事実は日本が竹島の領有権を主張するひとつの根拠となっているのですが、この最後の生息地での乱獲の結果、ニホンアシカは地球上から絶滅したと考えられています。
 現在の竹島にどんな希少生物が生息しているかは知りませんが、一般的に離島の生態系は生物地理学上、保全生物学上、貴重なものであることが多く、竹島も例外でないと思われます。
 私は竹島をどの国が領有しようとかまいませんが、領土問題のいざこざに巻き込んでニホンアシカの二の舞を出すことは避けてもらいたいものです。
 なお、今ごろ竹島のアシカを思い出したの原因は、「タマちゃん」です。



#3185 
阿祥 2002/09/08 22:23
商業軽視の明朝

ホリーハンターさんのおっしゃる、“大国明のひきこもり”というのは僕も面白く思っているテーマです。この明がなぜ商業を軽視する政策をとったのかという問題ですが、その前の宋・元の時代が逆に商業重視の政策をとっていて、それが農民を基礎とする中国の社会で非常な矛盾をきたし、明の朱元璋による下からの革命で、極端な農業重視/商業軽視に変わったのだろうと考えています。そして、その政策と社会全体としての都市や軽工業生産の発達が大きく乖離していくというのが明朝の時代全体を貫く背景なのだろうと思っています。詳しいことはわかりませんが、宋や元の時代に朝貢という交易制度はあったのでしょうか?
また、“士農工商”という身分制度を作って商業従事者の価値を貶めたのが明だったという話を読んだことがあります。それがどういう経路だったか、日本の身分制度の中に思想として残ったらしいのです。その経路と人物まで特定はできていませんが、明の思想が江戸時代に影響を与えているということはあるのだろうと思っています。




#3184 
ホリ−・ハンタ− 2002/09/07 09:56
朝貢

>朝貢は倍返し
聞いたことあります、鄭和の海の遠征は
武力制圧より朝貢外交を示し逆らったら、ちょっと
威圧を加える〜とゆうような感じであったとゆうような
本が。
鄭和の大航海後、明は鎖国を始めるそうですね。
理由はイロイロ言われていますが、ああゆう
当時、自給自足でき、経済的に大きな需要と
供給が両立してる大国・明がヒキコモリを
始めたのは、何とゆうか、そんな昔から
反グロ−バリゼ−ションとゆう、やり方が
あったのか?と。日本の鎖国は明のを
なぞったのでしょうか?




#3183 
徹夜城(最近映画掲示板で暴走している管理人) 2002/09/07 01:15
「ザ・ラスト・サムライ」続報

以前にも書いたトム=クルーズ主演の明治時代映画「ザ・ラスト・サムライ」ですが、もそっと詳しい話が「週刊新潮」に載ってました。

南北戦争の英雄で明治政府に招かれて日本にやって来た軍人が主人公。彼は明治天皇(勘九郎さんの次男の七之助さんがやるとか)に依頼されて軍隊の欧米化を進めるが、渡辺謙演じるサムライらの抵抗を受ける。やがてサムライ廃止令(?)が天皇から出され、サムライたちはこれに抵抗して反乱。クルーズは近代装備の軍隊でこれを鎮圧しようとするがどういうわけか敗北。しかしサムライたちに命を助けられ、今度は彼らと一緒になって戦い、歴史の渦に巻き込まれていく…とかいうストーリーだそうです。他に原田眞人監督(「ガンヘッド」「金融腐食列島・呪縛」「突入せよ!あさま山荘事件」など)が天皇の側近役(大久保利通と木戸孝允と岩崎弥太郎をミックスしたようなキャラらしい)で出演するそうです。

 いちおう渡辺謙さんの役どころは西郷隆盛をモデルにしているようです。オリジナル脚本を書いたのは「グラディエーター」の脚本家。あれも史実をベースにしているよはいえ相当無茶な改ざんをしておりましたが、明治日本史もそんな扱いになってしまうとなんだか日本人としては悲しくなりますな(笑)。10月から日本ロケだそうで、京都や姫路城でロケが展開されるとか。

>ホリー・ハンターさん
朝貢って、実のところ中国側の持ち出しが多くって(倍返しみたいなことをしてるからですが)、本音のところは「あんまり来ないで」ってなところだったんですよ。日本は「十年一貢」と決まっていたんですが、ほっとくと毎年来ちゃいます(笑)。確かにあんなに美味しい商売はない、という感覚はあったでしょうね。それでいてむげに追い返そうとしたり規制をしようとすると下手すりゃ海賊になって暴れちゃうわけですから、もう迷惑この上ない連中だなぁと明代の史料を見ていると思います(笑)。



#3182 
ホリ−・ハンタ− 2002/09/07 00:51
貢ぎ物を持ってくる国

わたし自身は倭の国と呼ばれるのは好みません。
何やら朝貢国のような感じがしますし。
物、金を持ってきてくれるだけの国って匂いがプンプン。
今度、総理が北へ訪問予定ですが、
キム氏に、どんな貢ぎ物を持っていく予定なんでしょう?
まぁキム氏から小泉氏へのプレゼントは
例のキム氏特製・詰め襟・高級ジャンパ−?



#3181 
徹夜城(自称では倭人ということもある管理人) 2002/09/05 00:54
「倭」と「日本」

>ホリー・ハンターさん
 この話題はずいぶん前にもこの伝言板で出たことがあるのですが、なかなかに複雑、かつ大変興味深い問題なんですよ。そもそもなぜ「倭」と呼ばれたのか、そのルーツすら説明がついていません。古代においては朝鮮半島南部や中国大陸に「倭人」がいたという記述があったりしますからね。

 まず一つ確認できるのは「倭」というのは国名・地域名ではなく民族名(?)のような扱いを受けているということです。だから国名である「日本」とはもともと区別して使えるところがありまして、「倭寇」の時代までそれは続いています。
 倭が蔑称かどうかというのは難しいところですが、『古事記』なんかではヤマトタケルが「倭建」だったりしますから案外日本人自身もヤマトを意味する文字として「倭」を使っていたみたいです。一方で中国系渡来人が執筆した可能性が高い『日本書紀』は『古事記』で「倭」としている箇所を「日本」にしてますからあまりいい文字ではないという認識があったんでしょうね。

 中世になりますと、「倭」と「日本」が切り離して使われている史料にちょくちょくお目にかかります。例えば海賊たちは「倭」であるわけですが、懐良親王や足利義満は「日本」の国王に冊封されます。後期倭寇の貿易拠点が掃討され多くの捕虜が供述をとられてますが、ここでも「倭人」と「日本人」をわざわざ区別して書いている節があります(ぜんぜん更新してない「珍文漢文」参照)。朝鮮側の史料でも「倭人」と「日本人」は衣服や言語まで異なっていたように書いているものがあり、また「倭人」というのは今日の感覚から言えばかなり民族雑多な集団を指していたように思えます。例えば室町時代の瀬戸内海の海賊には朝鮮語ペラペラのものがいたりしたようで…この辺をなんとか「ムロタイ」に持ち込めないかなぁと思ってるんですけどね。

 その「ムロタイ」ですが、たぶん明日次回をアップします。



#3180 
ホリ−・ハンタ− 2002/09/04 20:26
倭寇ですか

倭寇とゆう言葉ですが、
倭とゆう〜日本を指す言葉は、当時の日本人が自分の国
を指すとゆうより、外国の人間が日本を指す時に使う言葉
なのではないか〜と思ってます。三国志の時代から
ずっと日本は倭って呼ばれてたと考えると
倭とゆう言葉は、何か蔑称のような、今でいうジャップ
のような響きすら感じます。
倭寇は、明にとっては天敵だったようですから
アチラさんからの資料には好意的なものが少ない
のかもしれませんね。



#3179 
2002/09/04 13:09






#3178 
徹夜城(17万アクセスを達成した管理人) 2002/09/03 01:00
ま、この掲示板でも倭寇ネタはあまり続きませんが

>阿祥さん
いやー、なかなか専門的な本をお読みになった上で書かれてますね。こりゃうかつな返事を書けんなぁと変に身構えてしまいました(^^;)。
お返事はまともに書くと大変な量になっちまいますので、おいおい「海上史事件簿」で書いていきたいと思います…と言い続けて数年なんだよな(爆)。いい加減書かないと…と書き続けて数年(大爆)。
 後期倭寇の背景の特色を一つ挙げておきますと、「海上史事件簿」でも触れていることなんですが、日本で大量の銀が産出され(当時の世界の三分の一が生産されたとの見方もある)それを求めて中国人商人・ポルトガル商人が積極的に日本に赴くようになっていたという点がありますね。それ以前だと文物がは圧倒的に中国にあるわけで、日本の方から商取引に行く、あるいは略奪してくるという構造だったのですが、それが16世紀半ばに日本もまた大きな「輸出元」になってしまったというところに後期倭寇の特色があると思うのです。それ以前から脈々とあった日本と大陸の民間交渉の上に、こうした経済的な変動が重なって「混沌」の情勢が生まれたことが「大倭寇」という大規模反乱につながっていったんじゃないかと。
 僕自身もまだこのあたりは未整理なのですが、「嘉靖大倭寇」で捕らえられる「賊」の多くに中国沿海の製塩の民(漁民でもある)とか長江河口の沙に住む沙民なんかが見られること、また王直が拠点とした五島・平戸など北九州の連中よりも薩摩・天草・日向といった南九州の連中が倭寇に見られることなどが僕の見方の根拠になってます。
 …ああ、ほんと、「海上史事件簿」書かないといけませんねぇ。

 某掲示板で鄭成功でスレッドお立てになったそうですが、鄭成功なんてメジャーな人でもやはり巷に情報が出回っているわけでもないから反応いまいちなんでしょうね。それに歴史ファンってどうしても陸上の政治史に集中しがちなので海上とかアウトローの世界にはなじめないというところがあるのかも。そんな中で鄭成功ってのは割と脱アウトローな人物なのですが…でも僕などは変に民族英雄化されてしまった鄭成功像って好きになれませんけどね。

 ところで昨日をもって「史劇的な物見櫓」はアクセス17万人を超えました。ありがとうございます。しかし、17万突破は弟がやってる「スポーツの貯蔵倉」に先を越されておりまして(秋の地方大会の情報が出ているため一日600〜900のアクセスがある)ちょっと悔しい思いをしたりしております(^^;)。



#3177 
阿祥 2002/09/02 21:38
密貿易者としての倭寇集団

中国の海賊の本にあった解説だったと思うのですけど、密貿易集団といっても、その商販ルートにはいくつもの組織が関与していたはずだということが書いてありました。具体的に言うと、@中国の生産者−A中国の仲介者−B出会い貿易−C日本の仲介者−D日本の消費者と言うことになります。このうちどれが欠けても商品経済としてのシステムは働きません。そして倭寇が数百年もの間存在し続けたということは、有効な経済システムとしてこの関係があり続けたということなのでしょう。このうちの出会い貿易の場として双嶼があったと思います。密貿易者としての倭寇がカバーしえたのは、一般的にはAからCまでの範囲ということになります。(ちょっと問題を経済的に見すぎている嫌いもありますが・・。中国のマルクス臭い歴史分析は、経済からの切り口という点では有効な点もありますね。)
そこで王直です。安徽省商人の出身で中国国内の流通についての知識と経験を持ち、日本の五島列島にまで勢力を伸ばしたということは、それに加えて@までをコントロールできたということなんじゃないでしょうか。それこそが王直の強みだったのでしょう。中国の商品供給先は、王直の指示に従って物を作れば確実に日本に売れると確信できたから、彼の商売は繁盛し、大きな勢力となったのではないかと推測しています。日本側の商品受け入れ先である松浦氏などは、日本に入ってきた商品をさばく役割を持っていたと思いますが、それに加え出会い貿易地まで商品を運ぶことも行っていたのでしょう。
“海上世界の秩序維持者” としての王直の存在という指摘は、もっともだと思います。そうした存在は、この密貿易のシステム自体を総体的に見ていたのではないでしょうか。とすれば“密貿易者としての倭寇”もシステム内の存在だったのじゃないかと思います。朱ガン[糸丸] 巡撫が倭寇を討伐した結果、福建・浙江沿岸の有力者の弾劾を受け失脚するに至ったということは、朱ガンがそのシステム自体にたてついてしまった、翻って言えば倭寇自体がそのシステム内の存在であったことを証明しているのではないかと考えるのですが・・・。
>“実際に大倭寇を実行したのは王直集団に入れなかった海上集団、あるいは密貿易の一時的途絶により利益を失った中国沿海の海民たちだったと考えています。”という点ですが、この間の事情については疎いので僕ではなんともいえません。推測で言うと、倭寇集団が仲間割れをして、あるいは穏健なあるいは秩序維持的な王直派と過激派的なグループに別れ、その結果虐げられた側がシステム自体をも破壊するような自棄的な行動に出たということでしょうか。“倭寇とは密貿易者なり”と命題を掲げると、確かに嘉靖大倭寇のような大規模な反乱を説明できなくなり、困ってしまいます。その点、倭寇集団内での勢力争いを想定することは、妥当だし必要な見方ですね。是非、徹夜城さんの詳しい見解を「海上史事件簿」の続きで読ませて欲しいものです。(思いつきで勝手なことを書いていますので、おかしなところがあれば指摘してください。)

実は、某掲示板で鄭成功についてのトピックを作ったのですが、興味を持ってくれている方がいなくて、がっかりというか、そんなものかという思いを強くしています。それでこの倭寇世界の話も反響はそんなにないのかなーとも思うのですが、どうでしょう。読者は多いほうがやっぱりやりがいがありますもんね。でも、少なくともここに一人は続きを楽しみにしている人間がおります。がんばってください。



#3176 
徹夜城(XPバージョンアップですったもんだの管理人) 2002/09/01 23:57
あらら、そうでしたか。

>アール・ケイさん
おや、そうでしたか。間接的、さらに間接的にあのムックと僕も関わりがあったということですかね、ってちょっと違うか。
疑惑(笑)の「チンギスハーン」のくだりですが、ドマイナー映画である「マンドハイ」とのリンクを強調したりオリジナルを大幅カットしたことに触れているあたりなどで言い回しが良く似てたんですよ。

お書きになっていたご友人の相談というのは日本時代劇に関するところでしょうね。確かにこの手の本としては意外なほど日本の時代劇映画、日本製外国史映画(大映の「釈迦」「秦・始皇帝」に触れている)の情報が多いです。トンデモ史劇(ほめ言葉)としか言いようのない「柳生一族の陰謀」なんかまで大々的にとりあげているあたりも僕の趣味にマッチしております(^^)。
そういえば海外製日本時代劇「黒船」もとりあげていたなぁ…

と、見事に話がつながるのですが(笑)。
前にも書いたトム=クルーズ主演の明治時代劇(?)「ザ・ラスト・サムライ」の噂ですが、日本側の出演者は渡辺謙さんとの話をネット上で見かけたのですがね(あまりふざけた話の出ないところだと思う)。明治政府の軍事顧問に招かれたクルーズに対し、旧来のサムライ精神をふりまわして抵抗する役どころらしい。西南戦争をモデルにしたお話になるらしんですけどね…監督はエドワード=ズウィックだったかな。

>長野県知事選
予想通り、というよりは予想以上の圧勝で決まっちゃいましたな。
「羽柴秀吉」に入れるというノリの軽い方たちは9000人ぐらいしかいなかったようでこれも予想外でした(笑)。彼の鎧兜のポスターは人気でずいぶん盗まれたらしいですがねー。

>小泉さん北朝鮮へ。
これは実現前に史点ネタにしないといかんでしょうな。これには南北首脳会談の発表並みに驚きました。一年以上前、森首相の段階から話が水面下で進んでいたらしく、南北首脳会談もそうでしたが、表面に出てくる報道もあてになりませんなぁと思うのでした。
変な連想ですけど、「ムロタイ」書いてて明の使節派遣のあたりなど調べていると、なんか当時の日本って今日の北朝鮮みたいなイメージでとらえられていたところがあるんじゃなかろうか、などと妙な事を考えてしまって(^^;)。それとも一年前ぐらいのアフガニスタンかな。



#3175 
アール・ケイ 2002/09/01 23:23
告白、懺悔…(笑)

「シネマスペクタクル・伝説的超大作史劇編」、出てましたか。
えっと、その本、間接的ですが、私関係してます(爆笑)。ま、私と某氏と某嬢で、執筆者陣の1人(=友人)に、執筆のアイディアの相談を受けただけなんですけど。
管理人さまとその人間とをそのうちお引き合わせいたしましょう。
因みに彼はパソコンが使えません。このサイトについても私のほうからお教えしたぐらいですが、見てないはずです。また「特にモンゴル版「チンギスハーン」の紹介文章、「名画座」の僕の文とかなーーりクリソツなんですけど(笑)」との疑念をお持ちのようですが、少なくとも私の友人が担当した部分ではありません、念のため。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#3174 
徹夜城(OSを今頃XPにした管理人) 2002/09/01 20:50
ようやく「ムロタイ」上げました。

上げたのは確かなんですけど、予告していた3話一挙放送はさすがに無理でした。いろいろと構想しなおしをしなきゃいけないところも出てきましてね〜。なにせこの調子で綿密に頼之さんの治世を描いていくと義満くんの話が描けなくなる恐れも出てきまして(汗)。

ところで本日書店でこんなムックを発見。
前にも戦争映画本を出してくれた新映画宝庫シリーズの第5弾で、「シネマスペクタクル・伝説的超大作史劇編」と銘打っております。ずばり、内容は我がHPの「歴史映像名画座」とおんなじ。日本史世界史とりまぜて歴史映画をてんこ盛り状態で紹介してくれる私みたいな歴史映像オタクにはよだれが出そうな内容であります。
うーーーん、読んでいて思ったのが、「こういう本作るんなら俺に一声かけてくれ!」ってことですかね(笑)。さすがにプロの編集者、ライターが作ってるだけにデータ量など「歴史映像名画座」を圧倒しており、けっこー悔しい思いをさせられます。ただ誤字というか変換ミスが多いなぁ。あといくつか事実誤認もみつかりました。

…などといろいろ書きたくなってしまうのは、その企画が僕の狙いとドンピシャなのもさることながら、関わったライターの方々の中に、どうもこのサイトを覗いていたとしか思えないところがあるからです。特にモンゴル版「チンギスハーン」の紹介文章、「名画座」の僕の文とかなーーりクリソツなんですけど(笑)。いえもちろん盗作とは申しません。調べているうちに偶然あそこを見ていたというところなんじゃないかと。どうせなら各国版ジンギスカン映画を列挙して見せてほしかったなぁ。
「愛と戦いの日々・ロマノフ王朝大帝ピョートルの生涯」をTVドラマにも関わらずちゃんと選出していたのにはこっちがビックリ。あと「忠烈図」も入ってたし…「郡上一揆」が大きく取り上げられていたり「日本のいちばん長い日」をドーンととりあげてくれているなど、いちいち僕の感性にマッチしてくるんで参りました(^^;)。
朝鮮史映画には軽く触れる程度で作品紹介がなかったのは残念なところ。ページ数の都合もあったんだろうけど、「なぜこれがない!」というのもいくつか。まぁ見やすいものを中心にしてるんだろうなぁ…



#3173 
リリス 2002/08/31 19:46
日本の武士団 海を渡る

 管理人様、お答えありがとうございます。
そうですか、モンゴルを日本から追い払ったら、今度は自分たちが半島を攻めようと考えていたのですか。田中芳樹氏の小説によると、日本は高麗が元をそそのかしたと考えていたとのことですが、それとも関係あるのでしょうか。しかし、それでは日本の武士は救いのヒーローにはなり得ませんな(笑)しかしそうするとその当時の高麗はモンゴルが支配していたはずですから、結局またモンゴルと戦うことになっていましたよね。鎌倉武士団、勝ち目はあるのか!?
井沢元彦氏も著書の中で書いていたのですが、元寇の前に高麗のモンゴル抗戦派に海を渡って助力していれば、モンゴルが日本に渡る前に食い止められただろうというのですが、そうなっていれば面白いかったろうな、と思います。秀吉出兵とは逆に、半島に恩と名を売る好機だったのに(笑)私の中では鎌倉武士団は日本のヒーロー的存在なのですよ。まあ、幸運が大いに味方してくれたことは事実でしょうが、勝ったことは勝ったんですから。れっきとした国土防衛戦だし。それが少々後ろめたい日清日露の近代戦とは違うところです(笑)
女真族を北伐し、明の再興に成功する戦国侍というのもおいしい役どころですね。そうしたら明の宮廷に雇われて、中国武将の指揮下で、活躍する日本鎧の姿が大陸で多く見られるようになっていたかもしれませんね。(うーん、明は唐と違って鎖国的だからそれは無理かな)



#3172 
徹夜城(本日で夏期講習が終わった管理人) 2002/08/29 23:57
ためこんでる連載

「ムロタイ」「史点」こそ割と真面目に連載を続けていますが、他はほとんど活動休止状態だもんなぁ…「海上史事件簿」の話が出てギクリとしております(汗)

>阿祥さん
その「海上史事件簿」の話ですが、現在アップしているものの次の章は文章だけならできてるんです。ただこれもその後の調査・考察でいろいろ変えなきゃならないところもあるのですけど。
細川氏と大内氏が派遣した遣明使節が武力衝突してしまった「寧波の乱」が後期倭寇の始まり、という見方は当時からあったのも事実です。ただ直接的な要因とは僕は思っていません。日本と明の公式の貿易はしばらくの途絶をおいて倭寇最盛期直前に再開されていたりもします。
そして公式の貿易が途絶えたあとは密貿易の全盛期を迎えることになるわけです。そして後期倭寇の場合、大航海時代の波が東アジアに押し寄せてきたこともあってさらに事情は複雑化します。後期倭寇の要因にはそうした複雑な背景があると考えられます。
双嶼はまさに寧波そのものといってもいい貿易港でして(実際、ポルトガル人たちは「リャンポー(=ニンポー)」と呼んでいました)、中国国内の産物の輸出、日本や東南アジアからの輸入とに絶好の地点だったのでありますね。そしてこの地点を押さえる密貿易業者たち(商人であり海賊である)が合従連衡、弱肉強食の状態を経て王直のような大勢力を出現させるわけです。
 ただし、僕は後期倭寇(嘉靖大倭寇)においては王直はむしろ海上世界の秩序維持者という存在であり、実際に大倭寇を実行したのは王直集団に入れなかった海上集団、あるいは密貿易の一時的途絶により利益を失った中国沿海の海民たちだったと考えています。王直=倭寇の指導者というのは半面は当たっているものの半面は冤罪に近いというのが僕の見解です。
…うーん、この手の話だと難しく書いちゃいますねぇ(^^;)。
僕もいろいろと複雑に考えているのですが、当時の海上活動者にはいくつかの階層があり、その最底辺で下支えをしていた人々(これは前期倭寇の主役達でもあります)が大倭寇と呼ばれる反乱活動の主体ではなかったかな、と考えているわけです。王直らは資本を持った商人としての性格の方が強いでしょうね。
…やっぱり「海上史事件簿」を完成させないといけませんねぇ。

>ななさん
朝鮮史サイトのご紹介どうもです。ホント、ハングルは酔いますので疲れが取れてから見て見たいと思います。

>リリスさん
鎌倉幕府も元寇のあとですが、朝鮮半島侵攻計画ってのがなかったわけではないようです(恩賞の土地の問題がやはりあったようで)。実際にやっていたらどうなったかはわかりませんけど、その辺はコーエーの「蒼き狼と白き牝鹿」シリーズなどで想像力をふくらませてください(笑)。
関連する話ですが、明清交代の際にも、清の征服に対抗する明の残存勢力「南明」は日本の江戸幕府に対し援軍の要請はしています(日本乞師という)。結局江戸幕府は乗らなかったんだけど、実際にやっていたらどうなっただろうと思うところではありますね。



#3171 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/29 06:10
国立博物館?

え?あのドラマ中に出たアノ建物、本物なんですか?
あのドラマ、あまりにCGずくめだったんで
国立博物館とゆうか、CGかもしくは
武道館かと思いました。

たけし の怪人20面相、ドラマの最後に
『オレは沢山の顔をやってるうちに本当の
顔を失ってしまった』とコボし始めるとこが
従来の20面相モノとは違うような気が。
明智への羨望と嫉妬を告白する20面相
とゆうのは中々でした。



#3170 
おやかた 2002/08/28 23:14
昨日の明智VS二十面相に出てきた国立博物館

外観はもちろん、内部の階段や扉の模様などもかなり実物に忠実だったと
思うのですが、見た方いらっしゃいますか?
ただ、重箱の隅をつつくように、博物館の入り口付近にあった掲示板は、
現代のだなあとチェック入れてしまいました。



#3169 
リリス 2002/08/28 20:43
おひさしぶりです

 どうもお久しぶりです。しばらく書き込んでいませんでした。
なな様、どうもありがとうございます。高麗といえばモンゴルに攻め込まれたのですよね。徹底抗戦を選んだ勢力が日本の鎌倉幕府に援軍を要請したとのことですが、もし鎌倉武士団が海を渡っていたらどうなっていたかなあ、と考えます。



#3168 
かなえもり 2002/08/28 20:21
ましらの石・・・ありがとうございます。

管理人さま、アール・ケイさま、お答えありがとうございます。
管理人さまの太平記大全をずーっと読ませていただいて、
本当に何の前触れも無く、ましらの石(柳葉さん)の姿が消えてしまい
変?だなって思っていましたが、スケジュールの関係でそうなったのですか。
自分の記憶の中でも、花夜叉と会ったのまでは覚えていたのですが
その後、どう思い出しても石の記憶が無かったのは本当にいなくなってた
からなのですね。
これでスッキリとできました。
管理人さま、アール・ケイさま、お忙しいなか ありがとうございました。



#3167 
なな 2002/08/28 02:30
朝鮮半島史のサイト

高麗王朝時代に関する情報は、書籍もホームページも皆無に等しい状態だったので。
適当にぼやかして乗り切ろうと思っていたのですが、作品が長編になるにつれてそんなゴマカシがきかなくなってきました(汗。
日本語版のある韓国のサイト(主に観光情報)をいくつも見て回りましたが、やはり高麗時代については2〜3行触れてあるていどなんですね。
それでとうとう、韓国語の単語で韓国語のサイトを検索するという、目の痛くなる作業に着手…。
「数件見つかればいいだろう」と、特殊な歴史用語で高をくくって検索したら、韓国のサイトはそもそも登録数からして桁が違うのか、数十件もヒットしてきます。
その中で見つけたのが、↓
http://koryo.urinara.com/main.asp
詳しく、かつ簡略にまとめられていて、レイアウトもいいセンスだと思います。
しかも同じシリーズで古朝鮮〜朝鮮時代までそろってます。
日本史のサイトで古代〜近世をこんなに整然と紹介したものはないのではないかしら?
韓日の翻訳サイトを通せば読めますよ。
ページによってはログインが必要みたいですが、これも外国人もOKの簡単なものでしょう。
一ヶ月ほど前にリリスさんという方がいらっしゃって、韓国史のサイトが少ないとおっしゃっていましたね。今でもここをご覧になっているといいのですが。

あ、ヘロヘロ〜な方は治ってからご覧になってね。
今その状態でハングル一色のサイトを見ると”酔う”から(笑。



#3166 
アール・ケイ 2002/08/28 01:56
ましらの石は…

管理人さまのお忙しさは相当なもの、みたいですねー。
お体大切に。

さて前にも書いたような気がするのですが、
『太平記』放送当時(4月ぐらい?)に、確か週刊TVガイドでライターの池端さんとプロデューサー氏の対談が載っていまして、池端さんとしては「ましらの石」は最後には能面師となって尊氏と再会するというハナシにしたいと発言しているのに対し、プロデューサー氏はあっさり柳葉さんのスケジュール上それは無理、と答えていました。そんな内輪話を公開される場でするとはかなり異例でしょうねえ(笑)。
で、最終回、スケジュールが合わなくなった柳葉氏の代わりに、樋口さんが登場したようであります。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#3165 
阿祥 2002/08/27 22:28
寧波の乱と後期倭寇

海上史事件簿のその六に描かれる内容になるのかなと思うのですけど、寧波の乱による日明貿易の途絶とその後の双嶼等における海賊の跋扈は直接に結びつくものなのでしょうか?日明貿易により大きな利益が見込まれていたにもかかわらず、その手段を奪われた浙江の商人たちが海賊になったという事なのかなと考えています。土地的にも寧波と双嶼はほとんど同じですし。ただ、倭寇の歴史というのは、それ以前から連綿と続くものであることが気になりますが。



#3164 
徹夜城(今日もヘロヘロの管理人) 2002/08/27 21:41
ましらの石は

えー、まずお断りを。このところレスも返さない上に「ムロタイ」「史点」ともに更新されず何やってんだとお思いの方も多かったと思います。ご想像はつくでしょうが、夏期講習に追われてまして…クライマックスが過ぎたと思っていたのですが甘かった。
とくに「裏大河」である「ムロタイ」が二週連続で放送延期になったのは痛いところでして、次回でなんとか三回一挙アップにアタックして見たいと思います。今日の仕事はテスト監督でしたのでヒマだったから史料と首っ引きで構想を仕上げていましたのでなんとかなるかと。
ただ改めて思ったんですが、この企画ってもともと頼之の一代記だったものですから、義満クンについては不勉強だったんですね。次回から義満君の成長過程をきっちり描いていかねばならず、頼之と義満の人生が同時進行という形になっていくので今日改めて構想をやり直しました。そうそう、了俊さんも一躍「主役」の座にのし上がる部分でもありますので、まぁなんだかんだと情報が錯綜するんですね。

>かなえもりさん
さて、本家大河「太平記」の「ましらの石(=柳葉敏郎)」ですが、このサイトの1コーナー「太平記大全」をご参照ください。あのドラマのほぼ完璧なデータ&解説と自負するものがありあますので。「ましらの石」が唐突に退場してしまうのは第34回です。
恐らく「石」は庶民代表の主要キャラとして、尊氏、道誉と並ぶ主役の一人であったはずなのですね。特に石には「足利の者に親を殺された」という過去が伏線として存在していました。これがいつか解決されるはずだったのですが、結局触れられないまま石自体がなんの断りも泣く消えていくことになってしまったのです。まぁたぶん俳優さんの都合ではなかったかと。宮沢りえの藤夜叉も死んじゃったし、引き際と言えば確かにそうだったのですが。




#3163 
かなえもり 2002/08/27 20:02
太平記について

某、掲示板で太平記の話題がありますが、その中で大河ドラマの太平記のましらの石は、その後どうなったか・・・という書き込みがありました。
それを見てからというもの、ずーっと思い出しても思い出せません。
どなたかご存知の方、教えていただきたいのですが・・・



#3162 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/24 13:06
名所と呼ばれても嬉しく無い場合

越前の東尋坊って今も昔も絶景地ですよね、以前あそこに行った時
近くの電話ボックスに奇妙な看板がありました。文は
『決行前には、この電話でご一報を』
深くは突っ込みますまい、地元の人々が少しでも飛び込みを減らそうと
した苦肉の策なのでしょう、観光地は、やはり、自殺の名所などと
呼ばれたら、たまったものではない。青木ガ原だって付近には
土産物店があるくらい富士の観光地点だそうで、
そこの土産物店のご主人は、森へ1人で入るような人がないかと
商売しながら監視してるそうです、ご苦労サマです。



#3161 
ひで 2002/08/24 11:51
活仏再び

8月19日の毎日新聞にモンゴルのチベット仏教指導者ジェプツンダンパ9世の
インタビューという記事が掲載されていました。

それによると、
先代のジェプツンダンパ8世が1924年に死去した後は活仏の流れは途絶えたという
ことになっていたが、宗教弾圧が行われた1930年代モンゴルで9世の存在を公にす
ることはできなかったようです。ただ、中公文庫の「秘境西域八年の潜行」に少年
時代のジェプツンダンパ9世と日本人があったという記述があるそうですが。

1990年にモンゴルの大統領から彼が本物の活仏なのかという問い合わせがあった時に、
ダライ・ラマが正式に認定したそうです。ブリヤート、カルムイクといったロシアの
モンゴル系民族のいる共和国やモンゴルにおいて、モンゴル民族の精神的指導者として
使えることを目標としつつ布教活動に励んでいるそうです。

モンゴル民族の精神的指導者を目指しているそうですが、ロシア、中国、モンゴル各国
にとってある種の悩みの種になりそうな感じが・・・。チベット仏教を信じるモンゴル系
民族がいるし、なんといってもダライ・ラマの問題がありますから。



#3160 
デルタ 2002/08/23 01:36
山岳保険というのがありまして……

お久しぶりです。
事故死や飛び込み自殺は、やはりあとが高くつくようですね。
飛び込み自殺の場合、
処理で運休していた間の払い戻し金や振り替え輸送で発生した運賃の支払も請求されると聞きました(特に新幹線は高額になるとか)
2年ほど前、「MOTOR MAN」というラップがあり、
その中でも自殺事故の後始末の請求は高額になります、と車内アナウンスされるというネタとなってましたね。

さらに、山はもっと大変なんです。(山登りを少しするので、かなり身近に感じます)
いざというときに備えての山岳保険というのがあります。
遭難の場合に支払われる「捜索費用」が、最低でも150万円支払われるように組まれています
(日本山岳協会の山岳遭難共済の場合)
それくらいのオーダでお金がかかるわけですね。
それを聞いて、早速僕もハイキング保険−こちらは救援(発見されてから収容されるまで)費用だけ払われるーに入ってしまいました。
保険でも入っておかないと、とても支払えそうにないので(爆)

http://www4.ocn.ne.jp/~hosiakar/


#3159 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/21 21:34
ちと訂正

外国紙の記事での『鉄道が遺族に慰謝料を〜』とゆうくだりは
損害賠償を〜の読み間違えでした、すいません。
鉄道はダイヤが遅れれば大損害ですから、そこのところが
デカイ額になるのでしょう、また、遺体の後始末も侮れない、
こうゆう特殊な遺体処理は葬儀屋がやるのでは無く
遺体処理業者とゆう仕事人が存在して
飛び散った亡骸を回収して現場をキレイに
何事も無かったようにするとゆうプロがいるとかゆうのを
聞いたことがあります。

何はともあれ先立たれた遺族とゆうものは悲惨です、
自殺ではなく比べるのは適当ではないですが、登山で遭難した場合
捜索活動は無償では無く(特にヘリを飛ばすと額がベラボウ)
ケタ外れの請求が遺族に来るらしいです。



#3158 
徹夜城(夏期講習クライマックスが過ぎてヘロヘロになってる管理人) 2002/08/21 10:21
ヘロヘロ〜

昨日で夏期講習のクライマックスが過ぎました…夏期講習自体はまだ続いているのですが、一日6時間連チャン、それを四日間というオオヤマが終わり、現在はその余韻の中。
とてもじゃないが「史点」も「ムロタイ」も書けない状態なので、もう少しお待ちを。

>かりんさん
HPの件、了解しました。こちらで一時的にリンクを切っておきます。新サイトの公開を楽しみにさせていただきます。

>尾鳩さん
いや〜私もしみじみと感じ入らされる名文でございました(^^)。ただ「人生の達人」ってのはどうなんだ(笑)。単なる遊び人という見方もあるぞ。だいたい倭寇が専門なのに室町幕府の話に血道を上げているというのも。

>ホリー・ハンターさん
一連の外国記事を紹介した元ネタはどこなのでしょう?外国が書く日本情報として見出しだけながらなかなか興味深く読みました。

>サンクトペテルブルクタイムズ。
>『十代の自殺者が世界一多いのは日本でかの国の受験戦争が熾烈である証しだ。』

これ読んで連想したのがイアン=フレミングの「007は二度死ぬ」の原作小説。映画版同様に日本が舞台となるのですが、内容は大幅に違います。日本に関するいろいろな考察をする描写がありまして、その中で日本の新聞に「不合格の受験生が自殺」という見出しを見て驚くボンドに田中(映画だと丹波哲郎)が「その受験生の両親は息子を誇る」と説明してもっとビックリ、というシーンがあります。

>韓国中央日報
>『経済危機による働き盛りの世代の うつ病が最大の要因。』
>インデペンデント紙
>『日本は山の手線の飛び込み自殺では鉄道から自殺者の遺族へ情け容赦無く莫大な
>慰謝料が請求される。』

これはいずれもだいたい的を射てますね(慰謝料、というのは変ですが)。飛び込み自殺は遺族にムチャクチャな賠償が要求されるなど人に迷惑をかけまくる死に方ですので絶対にオススメできません(もちろん自殺全てお勧めできませんが)。もっとも実際には自殺に追い込まれるような環境の遺族には請求はするものの実質的に支払いは無理とかいう話も聞いたことがあります。

>ニュ−ヨ−クタイムス
>『ヤマト魂の一つに精神病を恥じるとゆう面があり日本に精神病者に人権は無く
>健康保険も適用されない。』

「人権後進国・日本」をよく書きたてるNYタイムスですな。「ヤマト魂」とやらに精神病を恥じる面があるとは知りませんでした。
チラッとみかけたニュースですけど、アメリカ軍内で「サムライに学べ」と「人を殺さない戦闘方法」を研究する動きがあるそうです。サムライが人を殺さないとは僕も初耳でした。

>足利義高MK−2さん
「ドイツのイラク大使館占拠事件」、昨日僕も第一報を聞いたときは「おおっ」と思い、つい先日のブッシュ政権がイラクの反フセイン各派と接触していたことと思い合わせたりもしたのですが、一部の暴走のようですね。気がついたらもう逮捕され解決していました(5時間程度とか)。


「史点」がなかなか書けないので一つネタを。
日朝赤十字会談で北朝鮮側に「李恩恵(イ・ウネ)」という女性がいたことで日本側が一時確認に追われる騒ぎがあったそうですが、北朝鮮側は「ウネはありふれた名前。日本の『山田花子』みたいなものだ」と説明したそうで。いや、この回答につい笑ってしまったのは僕だけではないはず。



#3157 
足利高義MK−II 2002/08/21 00:22
タイミングが?

今しがた入ってきたニュースで話し始めるのも何ですが、
「ドイツのイラク大使館をイラクの反政府勢力が占拠した」
ということで、
つい考えてしまうのは、
「アメリカがイラク国内の反政府勢力と接触した」のと呼応した動きかって・・・
あまりにもタイミングが良さすぎる、と思いましたが
たぶん偶然の一致のような行動なんでしょう。。



#3156 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/20 21:06
日本、4年連続3万人、突破

3万人とは、交通事故死亡者より、多い、自殺者の数。
しかも、この事態に各国の新聞は注目しているようです。

サンクトペテルブルクタイムズ。
『十代の自殺者が世界一多いのは日本で
かの国の受験戦争が熾烈である証しだ。』

韓国中央日報
『経済危機による働き盛りの世代の
うつ病が最大の要因。』

インデペンデント紙
『日本は山の手線の飛び込み自殺では
鉄道から自殺者の遺族へ情け容赦無く莫大な
慰謝料が請求される。』

ニュ−ヨ−クタイムス
『ヤマト魂の一つに精神病を恥じるとゆう
面があり日本に精神病者に人権は無く
健康保険も適用されない。』



#3155 
かりん 2002/08/20 01:47
残暑お見舞い舞申し上げます

お久しぶりです。私の事覚えててくれました?
『ウェスタンサイト』を開設していたんですが
サーバー環境の変更等トラブルで現在はサイトを
更新はおろか閉鎖する事も出来ない状態になって
います。事実上ほったらかし状態にせざるを得ない
状態でサイト管理者としては誠に遺憾の限りです
更新出来なくなった以上サイトとしての機能を
果たしません。そういったわけで現在リンク先
の管理者諸兄に挨拶回りしているトコです。
それまでの『ウェスタンサイト』のファイル等
を新たに作った新サイトに引継ぎ更により深く
広く更新させていくつもりです。
なにしろ不完全な歴史サイトとして放置してお
くのはリンク先の皆様にも御迷惑をおかけする
ものと考え今般、私を追い出していただくよう
お願いにあがりました。
この掲示板に記入したURLは新サイトです
がまだまだ完成には程遠い段階です。
完成した暁には改めて御挨拶に伺わせて頂き
たい所存です。
よろしくお願い申し上げます。
 
宣伝のつもりではないんですが今度の新
サイトはアメリか市全般、植民地時代の
ヨーロッパ諸国の事情、宗教的背景等
今迄現せなかった事項をアップしていく
つもりです。
もちろんメインは18世紀〜19世紀の西部
開拓時代の最盛期です。

後ほど改めて御挨拶に来ます。
よろしくどうぞ

http://karins0105.hoops.ne.jp/


#3154 
尾鳩 2002/08/19 12:15
遅れ馳せながら・・・

>アン様
尾鳩と申します。遅れ馳せながら、私にも一言ご参加させていただけませんか。
私も大学時代は、歴史を専攻していたものなので、縁がないとは言い切れないと思ったものですから。ただし、私は厳密には歴史で食べている人間ではないこと、また歴史学を卒業しつつも別の道を探っている人間であることから言えば、全く逆の人間なので参考にしては頂けないかもしれませんが、希望通りの職、あるいはやりたいことを実現しようと邁進している同じ立場にあるものとして、他人事には思えなかったもので。
私は、現在は某研究機関で政治・経済に携わる研究員をさせて頂いております。歴史学専攻で卒業したもので(文学士になっちゃうんですね)、政治や経済などの畑でそれなりの実績をつかむまでは大変なギャップがありました。そもそも、元々は考古学を専攻していたのですが、中国に留学しているうちに現代中国に興味を持ってしまい、経済などに転向しようとしたんです。そうしたら、先生からですね、「史学科として入った以上史学科として卒業しろ、政治・経済などの実務畑に携わるうえでおいても、歴史は十分役に立つ」との説得を受けて、その後は中国の近・現代史専攻として大学時代を無事終えることができました。
結局、その後は、しばらくビジネスマンとして実務の経験を経た後、中国経済・外交専攻として留学し、様々な紆余曲折の後に、現在に至っています。もちろん、最初から法律や経済などを専攻してきた方と比べるといろんな面でギャップはありますが。今でも、やりたいことはまだまだ実現していませんから、雌伏の時を過ごしているとは言えます。ただ、私の場合、人生は30代、特に35歳からが本番だと、割り切ってきたもので(35歳という年齢には、それなりに意味はあるのですが、ここでその理由を述べることは遠慮しときます)。
やっぱり、希望する職にすぐにつける人間は少ないと思いますし、20代で実現してしまうというのもその程度の夢なのかなあ、と逆にむなしくなってしまいそうで。
私の周りには、いろんな方面で名を上げた方がいらっしゃいますけど、結構紆余曲折してきた方が多いんです。また、そういう方に限って、まだまだやりたいことを実現していない、って言う人が多く、その年でまた大学に? なんて方もざらにおります。
もちろん、努力していれば必ず報われるなんていうのは嘘だと思いますし、そうならない人の方がほとんどだと思いますよ。でも、何か目標を持ってないとですね、張り合いがないというか、つまらないというか。何かこう、闘争意欲が湧いてこないんですよね。
で、まあ、いきなりのまとめですが、あせんなくても大丈夫ですよ、と。
知り合いの歴史の先生で、結構30代になってから、ようやく教職を得たって人もいますし、歴史家とは違いますけど、友人の1人で、経済学では高名な大学の博士課程を修了しながら、現在は高校の教師として、大学での教職の仕事が舞い込んでくるのを待ってるという人間も知っていますし。
徹夜城さんのように、歴史のプロフェッショナルなのか、専門家なのか、微妙な立場にありながら、まるでそれには無頓着のようにあらゆる分野に興味を示し、人生を謳歌している「達人」も存在するわけですし(^^)。



#3153 
アン 2002/08/18 19:29
感激!!

すみません……操作を誤って、題名だけで書き込んでしまいました。
さて、前の私の相談について、皆さんが色々考えて下さって感激です。本当にありがとうございます!!就職のことですが、やはり最初から希望通りの仕事にはなかなか就けないとの意見が多かったですね。私も、実際そう思います……。ですが諦めずに、できるだけの活動はしてみようと思っています。最初は希望通り行かなくても、後に自分の希望につながる仕事に就けるように努力したいです。なんだか文章が変になってしまいました。とにかく、アドバイスをしていただいた皆さん、ありがとうございました。またこのコーナーにも来たいと思っていますので、よろしくお願いします。



#3152 
2002/08/18 19:18






#3151 
アン 2002/08/18 19:17
感激!!





#3150 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/18 09:49
高山右近の墓

この間、私用で石川県へ行ってきました。
そこでのヒマつぶしに金沢の北の〜志賀町とゆう
ところに、高山右近の墓があるのを知りました。

通説では高山氏は加賀・前田に幽閉され
最終的に1614年、マニラへ流され没したと
なっており、マニラに墓があるかは知りませんが
志賀町には右近の末裔の高山家が現在も住んでおられる
そうで。
さて、どっちの墓がホント?



#3149 
徹夜城(怒涛の講習クライマックスを迎えた管理人) 2002/08/17 22:54
一応歴史のお仕事してきました

本日から四日連続で一日6時間の授業を某塾でやってます。このため「ムロタイ」も「史点」も日曜更新は厳しいだろうな、と思うところ。

さて、アンさんのご質問にすでに何人かの方がお答えになっていらっしゃいますが…僕も含めてこのサイト見ている人には史学科関係者が多いので(書き込み常連以外でも結構いるんですよ)、それぞれいろいろと思うところがあると思うのです。といっていずれもあまり参考にならない可能性が大(^^;)。史学科に進んだ時点でかなり趣味に走っているところがあるもんで、それを生かした就職となるとなかなか大変なのですね。
僕も一応教職と学芸員資格をとりましたけど、実際なってもいないしなるようなクチも無かったし、で。現在もし逮捕されたら学習塾講師などということになっているのではないでしょうか(笑)。それでも社会科だけではとても食っていけません。とりあえず英語以外は全部教えています。社会の授業はその中では僕の蓄積が生かせるオアシスのようなもので(笑)。今日の6時間はすべて歴史で楽しかったなぁ。
…もちろん下手に専門ばなしはできませんけどね。歴史教科書などの勘合貿易のところなんかツッコミまくりなんですけど、そうテストに出るのであればしょうがない。その意味では歴史知識を生かした商売ではあまり無いですね。以前世界史を通年で教える機会があって、自己流プリントなど作ったりしたのでそのときはそこそこ生かせましたが。

研究者以外で歴史に関する仕事、ということではすでに挙がっている出版関係、作家(小説家以外含む)、その他各種メディア関係というあたりですか。いずれも学芸員以上に間口が狭いだろうと思うところです。史学科卒業者でも歴史に絡んだ職業につけたらそれは大変な幸運というものでしょう。
まぁ僕などのように趣味で歴史やってるってのが一番気楽なんじゃないかと思うところもございます(^^;)。インターネットの普及であれこれ発表やら表現の場はあるわけですし。

>一転してアレクサンドロス。
原田さんがすでにお書きでしたが、イスラム圏ではアレクサンドロスは「イスカンダル」となります。以前、確かアフガニスタンじゃなかったかと思うのですが(さもなきゃイラン)、「ここにもイスカンダルさんがいっぱい!」ってな場面をTV番組で見たことがあります。某宇宙戦艦アニメでは大マゼラン雲の惑星の名前にまでなってしまってましたが(笑)。
マレーシアとシンガポールの建国神話にイスカンダルが絡んでくるというのは初めて知りました。ううむ、偉大なりアレクサンドロス。
聖書がらみ以外の名前では確かに一番多いんじゃないでしょうか、アレクサンドロス系って。唐のソグド系武将「安禄山」もそうだ、という一説もあるようですが…ホントかいな。

うっ!今叩き潰した蚊から血がドバッと!(T_T;)

>さらに一転して水滸伝
鵺さん、「水滸伝」デビューですか、おめでとうございます。
横山光輝さんの漫画版はずいぶん以前に一部を読んだことがありますが、まぁまぁうまいダイジェストです。宋江が少々カッコ良すぎますがね。横山版は短いはずなので、あれをお読みになったら駒田信二さんあたりの全訳版に挑んでください。
個人的には「三国志」よりは中国文化の気質を知るのに向いた作品だと思ってます。っていうか日本人には理解不能なところも多くて…でも江戸時代は「三国志」以上にもてはやされてたんだよな。
最近DVD化もされましたが、中国製作の大河TVドラマで完全映像化もされています。ただ、僕の見た印象では良くも悪くも「近代化」の改変がなされたドラマでした。



#3148 
2002/08/17 17:19
水滸伝デビュー

たびたびお邪魔します…

 横山光輝の「水滸伝」が文庫版で刊行されていたので買ってきて読んでいます。まだ最後まで刊行されていないので感想は書けませんが、何だか人間不信にでもなりそうな話(笑)。あと旅先での酒も御免だね。けど水滸伝独特のハチャメチャなノリってのは分かるような気がします。水滸伝って最近やたら小説書かれていますよね。杉本苑子に津本陽、北方謙三っと…杉本さんなんかはお師匠さんの事を考えれば分かりますけど、最近は水滸伝ブームなんでしょうか?それとも「幻想」の影響か?

>オリエントの「大王」
 アレクサンドロスの家庭教師(?)はかのアリストテレスでしたよね。この人も映画に出しちゃうんでしょうか。
 



#3147 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/17 08:13
発掘屋サン

↑のような人々も立派な歴史仕事人でしょう、ただ
学術調査員とゆう資格をとるまで大変だそうです。
西部警察ってTVドラマのレギュラ−こわもて刑事に扮してた
石原軍団の苅谷サンも発掘調査員の資格を取り
私が住む県の桜町遺跡の調査に来てましたっけ。




#3146 
なな 2002/08/17 01:21
漠然…

歴史に関われる就職先とは…。
「教職」を除くと、「大学院・研究所に入って研究生活」「歴史系出版社」「大手出版社中の歴史部門(?)」「学芸員」「歴史作家^^;」…私もこのくらいしか浮かばなかったです(汗。
アンさんのご質問でよく分からないのは、専攻は西洋史だったが、就職先がたとえば「きとす縄文生活研究所」でもいいってことですか?(^^;)
「せっかく専攻した西洋史の知識を生かせる就職がしたい」という質問なら、ここの掲示板には西洋史に詳しい方もいらっしゃるし、その方の学生時代のことなど、より現実的なアドバイスがいただけるのかもしれませんが…。
つまり、歴史に携わるお仕事の多くは時代・地域・対象が細分化・専門化していて、自分が好きでたまらないジャンルでないと仕事としては続かないと感じるのですが…。
逆に、歴史全般に触れられる可能性ということで大手以外の歴史系出版社のHPをいくつか見てみたのですが。
こうした会社はいずれも小規模経営で、歴史書ばかりを出してるわけではないので、「自分の得意ジャンルを深めていく+同時に他ジャンルの仕事も手がけられる+広範な知識と知識欲を日常から持つこと+出版業全般もこなす」ことが必要だと、とあるサイトの求人情報に書いてありました。ハードワークですね。それにここでも自分の得意なジャンルは必要だそうですよ。



#3145 
素人筋 2002/08/17 00:10
自分が望む職業は

アンさんへ
卒業後直に自分の思うような理想的な職業につけることは大変まれだと思います。若しそれが適えるとしたら本当に長く続くでしょうか。歴史に関する仕事と言えば、教師か出版社と言えるかもしれません。あるいは、他の仕事でも突然歴史を仕事にする事があるかもしれません。しかし、仕事=趣味、適性ということは最初から望まない方がいいかもしれません。幾つかの職種を経て徐々に自分の目指すものへ近付くことも良いのではないでしょうか。



#3144 
アン 2002/08/16 16:53
お仕事について

こんにちは。今回初めて書き込みをさせていただくものです。私は今某大学で西洋史を専攻している三回生なのですが、これから始まる就職活動について悩んでいます。私は、教師になるつもりはないのですが、歴史に関係する仕事に就きたいと思っています。しかし、博物館の学芸員などは就職口も皆無に等しい状況です。歴史に関する仕事とはどんなものがあるのでしょうか。もしよろしければ、教えてください。



#3143 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/16 13:08
アレキサンダ−とゆう国際的な名前

おそらく、アレクサンダ−とゆうファ−スト名を
持つ人は、世界中(アジアを除く)にかなり多いのではないか?
西欧、東欧を問わず、いや、エジプト人にもアレキサンダ−って
名の人がいたと、エジプトへ行った知人は言っていた。
ところが、このアレキサンダ−〜とゆう名前、気安く呼べる、
名前では無いような、舌がかみそうな名前ですね。
アル、とかアレックスとか愛称で呼んでますよね?アメさん達は。
日本人も長ったらしい名前は略す傾向にありますが、
長い名前を略して呼ばれると機嫌を損ねる気質の民族
って、やはり、あるのでしょうね。



#3142 
原田 実 2002/08/16 11:08
世界征服王としてのアレキサンダー大王

 アレキサンダー大王の名が世界征服者の代名詞となったのは東方においても同様です。世界征服者イスカンダル(アレキサンドロスのアラビア名)の活躍を語る物語は、中東世界で広く読まれ、『コーラン』にもイスカンダルが世界の東の果てに行った、という話が出てきます。
 マレーシアの建国神話では、イスカンダルの子供がマレー半島に現れて、初期王朝を建て、されにその子孫の王が遠征中にマーライオンとであったのが、今のシンガポール・・・というぐあいに話が続きます。
 もっとも、マレーのアレキサンダー(の子孫)建国神話はおそらくイスラム文化の影響で成立したものでしょうね。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#3141 
ひで 2002/08/16 01:13
確かに見かけませんねぇ。

>徹夜城さま。
アレクサンドロス大王の映画というのでちょっと調べてみたところ、1956年に上映された
リチャード・バートン主演のものくらいしか見つかりませんでした。その作品も古本屋で
パンフが売ってるらしいことしかわかりません。

ギリシア映画の「アレキサンダー大王」というのは、ギリシャ映画の巨匠アンゲロプロス
がとった奴だと思います。20世紀が始まった年を舞台にした寓話劇でした。昔衛星放送
でアンゲロプロス特集をやっていて見ましたが、なんせ3時間を超える長さで・・・
話の流れとしては、記憶に残っている限りでは、現代ギリシャにおきかえつつ、解放者から
独裁者と化していくという古代のアレクサンドロス物の基本パターンの一つにのっかって
いたような感じでしたが、もういっぺん見直してみないとまずいなぁ。

アレクサンドロス大王の映画化について、外国のサイトで、どのキャラは誰がやるべきかと
いうのを色々書いていたところがありました。
アレクサンドロス役はあまり知らない人も上がってますが、大王の脇を固める武将のほうだと、
副将のパルメニオン役にジーン・ハックマン、クラテロス役にラッセル・クロウが挙げられ
ていたりします。
http://www.geocities.com/philalexandros/fun.html

このままの内容だと、「史劇的伝言板」じゃなくて「映画板」になってしまうんで、ちょっと
歴史っぽい内容も書き加えておきましょう。

アレクサンドロスのイメージは「世界征服者」の象徴として意識されてきた面があります。
遡ればヘレニズム期のアンティオコス3世やフィリッポス5世、さらにローマのポンペイウス、
カエサル、トラヤヌス帝などがその例に入ります。一方でローマでは紀元前3世紀半ば頃から
「アレクサンドロス」の名が東方の仮想的の代名詞として用いられ、「東方の脅威」をあらわす
ものとして捉えられていたり、独裁を警戒する共和政末期・帝政期の文人により「暴君」として
のイメージが重ねられたりしたようです。ただ、時代を下るに連れて大王を賛美する声が強くな
っていったようです。
アレクサンドロスに関する史料であるクイントゥス・クルティウスの「大王伝」とユスティヌス
の「フィリッポス史」は連戦連勝の不断の幸運がアレクサンドロスを損ない、専制へとつきすすみ、
暴君と化していくという書き方になっているのも、これらの書がかかれた時期がちょうど共和政末
期・帝政初期のころであり、文人達のアレクサンドロス観が強く反映されている為だといわれてい
ます。





#3140 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/16 00:56
エイゼンシュタインの名は

昨晩、NHK教育でやってたアクタ−ズスタジオ
インタビュ−アワ−のゲストはフランシス.F.コッポラ。
彼いわく、青年期で好きな映画監督は?との問いに
エイゼンシュタインであると答えてました。

あと、ゴッド・ファ−ザ−製作でのキャスティングでは
配給側がマ−ロン・ブランドの起用を猛烈に反対し
コッポラは必死にマ−ロンさん を擁護、イチオシしたそうです。



#3139 
徹夜城(歴史映画ドラマ探求者の管理人) 2002/08/15 23:23
アレクサンダー

>EzoWolfさん
ああそうか、「エド・ウッド」がありましたね、確かティム・バートンが撮ったB級映画監督伝。僕はまだ見てませんが。
あとタイトルを忘れましたがイーストウッドが主演・監督した映画でジョン=ヒューストンがモデルとしか思えないものがあるとか聞いています。

さて、先ほどCNNのエンターテイメント記事を読んでおりましたら、面白そうな話が。
「ムーラン・ルージュ」のラーマン監督が次回作に「アレクサンダー大王」を企画しているそうで、主演をレオナルド=ディカプリオにオファしているというのです。
ところがややこしいことにアメリカではなんと4本もの「アレクサンダー大王」の映像化の話が進んでいたそうで、うちメル=ギブソンが企画していたTVシリーズはギブソン本人が降板したためお流れ、マーチン=スコセッシ監督もディカプリオ主演で企画していたそうですが(それって「ギャング・オブ・ニューヨーク」の組み合わせじゃん)これも今回の情報発覚でお流れになったことが判明。
まだ進行中なのがなんとオリバー=ストーン監督の企画。主演も決まっているそうですが、こちらは資金難が問題になっているとか。製作会社が「ターミネーター3」を製作しているそうで、これがまた大変な予算超過で製作STOP状態とか噂されています。

アレクサンドロス大王は超有名人の割に映画化されたことはあまりありません。少なくともビデオ化されているような大作では存在しないはず。「アレクサンダー大王」というタイトルのギリシャ映画がありますがこれは現代を舞台にした寓話劇らしいです。でも僕が知っている某ビデオ店では「歴史スペクタクル」コーナーに置かれてしまっていました(笑)。



#3138 
EzoWolf 2002/08/15 19:13
監督が主人公の映画


>エイゼンシュテイン監督の生涯を描いた映画「エイゼンシュテイン」を渋谷で見てきました。
>考えてみると劇映画の主人公になった映画監督は彼が最初か?

「エル・ウッド」があります。あとタルコフスキーの「鏡」が半自伝的な映画です。
まだ「鏡」しか見たことがないのであとの二つも見てみたい。




#3137 
奥野 2002/08/15 17:11
トルクメンバーシ

今月の末まで、友人の招きによってクラスノダールに行くことになりました。ロシアの南部で、かつてはエカテリノダールと呼ばれていた街です。本当は黒海にも行く予定だったのですが、今回の水害騒ぎでどうなることやら…竜巻がいくつも発生しているらしいし。
ところでこの地方は、歴史的・民族的にはなかなか複雑な場所らしいですね。もともとエカテリノダールは、ロシアが南方国境を押し広げる際に前線基地のような役割を果たしていたので、その先兵役を務めたコサックの子孫がたくさん住んでいます。その友人もウクライナ風の姓で、先祖はドニエプルから入植したコサックだったとのこと。一方で、カフカースなどからの移民も多く、民族間のトラブルが発生しています。さらに、スターリン時代に極東から民族ごと強制移住させられた朝鮮系の住民が多く、東洋系の顔も珍しくはないと聞きました。いずれにせよ、ロシア史の一断面を象徴するような地方ではあると思います。

遂に、ということもないのですが、「史点」でトルクメンバーシことニヤゾフが取り上げられていましたね。僕も一度はアシガバードを訪れて、巨大なニヤゾフ像でも拝みたいものです。ちなみにトルクメニスタンでは昨年、「記録的な経済発展」への褒美として、国民に一律20日間の有給休暇を与えたとか(しかも全員同じ時期)。これほどダイナミック、というかプリミティヴな人気取りは今どきあまりお目にかからないのでは?
しかしトルクメニスタンは天然ガスと石油を豊富に産するため、金回りは悪くないようですね(あくまでも国の上層部の話ですが)。そのためロシア外交も、トルクメニスタンを繋ぎ止めるために注意を払っています。まあ、資源という武器があるからこそあれだけの独裁が可能なんでしょうが。

あと、「日本海海戦」はロシアでは「対馬沖海戦」と呼ばれています。ワールドカップで日本に負けたときも、新聞の大見出しに「ツシマ」と出ていたように記憶しています。まあ、太平洋戦争の海戦名も日米で違っている場合が多いようですが。
しかしロシアにとって、「日本海」と「東海」論争にどれだけ興味があるのかは分かりません。多くのロシア人は、極東の海全般を何となく「太平洋」と認識しているような気がします。ウラジオストックに本拠地がおかれている艦隊も、帝政時代から「太平洋艦隊」と呼ばれてきました。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#3136 
徹夜城(渋谷の町で道に迷った管理人) 2002/08/15 13:41
映画の中の「現人神」たち

>ひでさん
おお、ひでさんもごらんになっていたんですか、「エイゼンシュテイン」。それにしても本当に「ミニシアター」ってなところでやってましたねぇ。収容人数64人とか出てましたが、僕が見た回ではたぶん20人弱しかいませんでした。
映画の感想などは栄耀映画の掲示板に書きましたが、スターリンの描き方についてここでもちょこっと。
ひでさんがお書きのようにこの映画でのスターリンは重要な人物であるにも関わらず、一貫して後姿、シルエットなどで表現され妙にドスの聞いた声だけが聞こえてきます。なんでもスターリン役を何度も演じた社会主義圏映画によくいるソックリさん俳優なのだそうですが、あえてこうした演出をしたのはスターリンの絶対的な独裁者ぶりを印象付けるためなのでしょうね。
かつての天皇の描き方みたい、とのご指摘がありましたが、一番似ているのは岡本喜八の「日本のいちばん長い日」の昭和天皇(松本幸四郎(先代))かな。あれもほとんど全身が映るシーンがありませんでした。手とか、後姿がほとんどで声は聞こえてくるという。でも玉音放送のセリフは全然似てなかったな(笑)。もっともあのころじゃソックリに似せるのはそれはそれでマズイと判断したかも。
映画「ラストエンペラー」でも昭和天皇が出てくるシーンがあったらしいんですが、日本版だけでなくカットされてるみたいで…?以前この映画のサントラ買ったら配役のところに昭和天皇(Emperor Hirohito)の名があって中国系らしい俳優の名が書かれていたんですけどね。

世界三大宗教の創始者たちも映画ではいろいろ面白いですね。イエスは「ベン・ハー」なんかでは後姿と手しか映りません。その後は「キングオブキングス」から「最後の誘惑」にいたってまでさしたるタブーは無くなってしまったようですが(「最後の誘惑」は一部で騒ぎになりましたけどね)。
イスラム教のムハンマド(マホメット)は「ザ・メッセージ」で拝むことができますが、やはりこれも後姿だけ。セリフもしゃべらないのでムハンマドと会話する俳優はひたすらカメラに向かって一人芝居を続けてます。メッカのカーバ神殿の神像を次々破壊するシーンでは神像を打つ杖だけが映っておりました。
仏教のお釈迦さんは日本映画「釈迦」ぐらいしかまともなのが無い(^^;)。悟りを開いたとたんに「ベン・ハー」みたいに姿がまともに映らなくなるという演出でした。ベルトリッチの「リトル・ブッダ」は悟りを開くところまでしか描いてなかったからなんとも言えませんな。ブッダを演じたのがキアヌ=リーブスだったというのが今になってみると面白い。

>ホリー・ハンターさん
海上自衛隊もそうだとは思いますが、今回の国際水路機関の提案については特に海上保安庁が「19世紀初めにすでに“日本海”と表記した世界地図がある!」として反発しているそうです。



#3135 
ホリ−ハンタ− 2002/08/15 07:03
日本海に、執着する人々

>日本海が東海に?
でも、日本から見ると日本海は西側ですよね?西海とした方が
方位的には合ってる?でも語呂がよくないなぁ。
面倒クサイから阿藤海にでもしたら?(自爆

日本海とゆう名前に特にコダわってるのは海上自衛隊の古参の
人々だとかゆう話しを聞いたことがあります。




#3134 
ひで 2002/08/15 01:00
エイゼンシュテイン

>徹夜城さん
「エイゼンシュテイン」御覧になられたんですね。
スターリンは後ろ姿と声だけしか出てきませんでしたね。
昔の映画の天皇のようだ(笑)。



#3133 
徹夜城(東京まで映画見に行ってた管理人) 2002/08/14 23:24
日本海海戦も東海海戦になるか(笑)

なんでも「国際水路機関」で「日本海」の名称白紙化が韓国の要求により提案されたようでして、ひょっとすると国際的正式名称では「東海」になるかもしれません。となると、北陸地方はいきなり東海地方になるのでしょうか(笑)。
ま、僕も別に日本海の名称にこだわるつもりはないですけど、「東海=East Sea」はいくらなんでも大雑把というものでは。何か妙案を考えてほしい。
ついでながら「日本海海戦」は日本での名称で国際的には「対馬沖海戦」になってるとか聞いたことがるんですが。

>柱国大将軍閣下。
僕も「幻の大戦果」見てました。僕はこの件はほとんど知らなかったのでなかなか面白く見てました。いや、まぁ当時も今もいろんなところで見られる現象だなぁと。そうか、瀬島さん絡んでるんだ。取材を拒否したのかもしれませんな。
今日の海上自衛隊誕生の舞台裏を扱ったものもなかなか面白かったです。旧海軍とアメリカ軍の合作、さらに昭和天皇が公職追放解除を求めるコメントをしたこと(最近いろんなところで出てきましたが、この人結構終戦直後は政治的に動いてたみたいですね)、海上自衛隊と海上保安庁の縄張り争いのルーツが見られたりと、いろいろ思うところがありました。

>鵺さん
そうそう、僕も書こうとして忘れてたんですよ、「ハングル講座」に大王が出ていた件(笑)。

>本日の映画。
エイゼンシュテイン監督の生涯を描いた映画「エイゼンシュテイン」を渋谷で見てきました。
考えてみると劇映画の主人公になった映画監督は彼が最初か?



#3131 
2002/08/14 14:41
大王か〜

>管理人さん
 それってわりと最近ですかね?って思って調べたら92年。原作は渡辺淳一で母親役は三田佳子。英世って伝記の定番みたいなものでもっとありそうなんですけどねぇ。
>ななさん
 はじめましてです。僕は多分皆さんとも年齢的にも隔たりのある若輩者でして、この掲示板は少々レベルが高くてなかなか話に入っていけないのですが、隙をついて発言して息ますので宜しくお願いします。
 世宗大王は僕でも名前くらいは知っていました。前に某局でのハングル講座をかじっていたときにマスコットキャラ(笑)として登場して大王自ら偉大なる文字についてかいせつしてくれました…



#3130 
柱国大将軍 2002/08/14 12:21
大本営発表

 昨日、NHKスペシャルで台湾沖航空戦の戦果水増しについての検証番組を見ました。新しい資料から新事実がという宣伝文句でしたが、案の定大して目新しいことは無かったです。この時の戦果については当時から疑問視されていて、当時大本営情報参謀だった堀少佐(陸軍)が大本営宛に海軍側の戦果報告を疑問視する電報を打っています。その情報を陸軍の作戦課が握りつぶしたのではないかという疑惑があって、そのことは番組でもふれていました。しかし、疑惑は、結局謎のままであるということです。堀氏は戦後、当時作戦課にいた瀬島龍三氏から情報を握りつぶしたのは私だ、すまなく思っているという趣旨の告白を受けたと証言しています。しかし、番組では瀬島氏については名前も出てきませんでした。瀬島氏はまだ生きてたと思いますが、取材しなかったのかな? 



#3129 
徹夜城(お盆休みはDVD見まくってる管理人) 2002/08/13 23:31
韓国史関係

>ななさん
韓国歴史ドラマの件、詳細な情報ありがとうございます。近日中に試みてみますね。

>鵺さん
「史点」お読みいただきどうもです(^^)。当初はそれぞれの顔を入れてやろうかと思ってたんですけどさすがにそのヒマがなく…
野口英世の映画ですが、確か三上博史主演で「遠き落日」というのがあったはず。僕は見てないんですけど。
そういえば史点ネタ関連ですが、アメリカが国際刑事裁判所つぶしに奔走していることに関してフランスの極右ルペン氏が「そりゃ自国の兵士が真っ先にその裁判にかけられるからだろ」とズバリ指摘したうえ自国の都合で他国の政府を転覆させるとはけしからんとイラク攻撃を批判していました(ルペン氏は湾岸戦争時にフセイン支持を表明して騒がれたことがある)。まぁこの人と意見が合ってもあまり嬉しくは無いんですけど(^^;)

>お札の話。
韓国のお札にも出てくる世宗大王。「大王」呼ばわりされてるのはこの人ぐらいじゃないかなぁ。とりあえずハングルを作ったというのが一番分かりやすい功績なのかな。
倭寇に関しては確かに長くなる可能性があるので短く書きますと(笑)、この人が王位に就いた最初の年に朝鮮側が倭寇の本拠撲滅のために対馬に軍勢を攻め込ませた、日本で言うところの「応永の外冦」が起こっております。もっとも当時は世宗に位を譲った上王・太宗が実権を握っていて(院政ですな)世宗は気が進まなかったのに太宗が対馬遠征を押し進めたみたいです。この事件をめぐって当時足利義持が将軍だった室町幕府と朝鮮王朝の使節がなかなか面白い戦後処理をするんですが…ま、長くなるんでやめときましょう(笑)。



#3128 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/13 23:30
竹島・国定公園

竹島が韓国の国定公園に指定されたそうです。
しかし、どんな保護される自然なのでしょうね?ウミネコ?
ただ、軍事拠点と自然保護が両立した例をあまり聞きません。
沖縄では海上ヘリポ−ト建設とジュゴンとサンゴを守れ的世論が
ぶつかり合ってますしね。




#3127 
なな 2002/08/13 21:50
韓国一万ウォン札

>鵺さん
直にレスするのは…初めてでしたでしょうか? この暑さで記憶が…(汗。
私は実物を見たことがないので、ヤフーで検索かけてみました。
お札の肖像は「世宗(セジョン)大王」でしょう。ヒットしたページの説明を引用しましょう。

世宗……李氏朝鮮四代目の王。一万ウォン札にも載っている韓国では一番人気のある王様。特にハングルを創始したことで知られるが、学問、文化的な業績のみならず、倭寇、女真族対策でも重要な業績を残している。父親の太宗は、実質的に李氏朝鮮の基礎を作った王様。偉大な父の息子、世宗には、文化事業が好き、自尊心が強いなどの二世的な性格を見て取れるように思うがいかがだろう?

あ、「倭寇」って出てきた。そうです。
徹夜城さんが説明を始めると勢いが止まらなくなって長ーーーくなりますよ。きっと(笑。



#3126 
2002/08/13 21:38
お札の顔の座談会

お盆前なもんで、「フルメタ」も「キリング」もレンタル中でした…
>お札の顔の座談会
「贋作首脳会議」同様、よく色々考えますね。面白いんで、どんどんやってください。僕は小学校の頃、稲造の伝記で感想文を書いた記憶があります。ホントにマイナーなままお役ご免ですねぇ。英世も小学校の頃アニメでその生涯を見せられましたが、この人は母親、野口シカさんの方が有名ですよね。川でドジョウだかを採っているときに、英世少年が手伝おうとしてベンキョしろと叱るエピソードは有名ですが、昔知ってるつもりだかで見たときには、このときシカさんは24、5歳だったんですよね。当時ビックリしました。小学校で見たアニメではそれなりの年にかかれていたような…英世は映像かされたものはあるんですかね?
ところで前から気になっているんですが、僕は貰い物ですが韓国札をもっているんですが、是に描かれている人物は誰なんでしょうか?額は10000なんですけど…



#3125 
なな 2002/08/13 16:37
韓国ドラマが見られそうです。

ごぶさたしてます。皆様はこの暑い中、ぶじに生きていますか?

>徹夜城さん
韓国KBSTVの大河ドラマ、「太祖王建(2000年)」と現在放送中(2002年)の「帝国の朝」(王建から三代国王までの物語)をネットで、しかも無料で見られそうですよ。(^_^)v

まず始めにオンライン翻訳サービスのサイトをご紹介しておきます。
http://www.ocn.ne.jp/translation/
ウエブ翻訳を通しながらご覧下さい。ただし重くなるし、翻訳サイトを通すと会員登録の際に直接送信できないようなので、デスクトップにウインドウを2つ並べて交互に見ながらやるといいかも。

http://www.crezio.com/
トップ→エンターテイメンツ→ドラマ→長編ドラマ→ドラマリスト→長編ドラマ目録[3]→リストの最上段に「大河ドラマ 帝国の朝」↓

→ここから始めても可
http://www.crezio.com/drama/series/empire.htm
ページを開いたら、画面右側の放送リストで「VOD」の欄を、どの放送分(56kか300k)でもいいのでまずはクリック。ログイン画面が出ます。
「ID」「パスワード」「GO」と書いてあるボックスで、「鉛筆マーク(?)のついたボタン」をクリック。「クレジオ会員加入」と書いてあるのです。
利用規約はきちんと翻訳されるので読んで下さい。一番下の左のボタンが「同意する」方です。
登録フォームが出ます。必要事項を記入。外国人もOK。これですぐにサービス開始です。

もう一度「帝国の朝」のページに戻り、「VOD」欄から選んでクリック。
ログインすると小さいウインドウが開き、再生に必要なプレーヤーを自動的にダウンロードしてから、選んだ放送分が再生されます。最初に「add V MARK」ボタンを押すみたい…?
「ノーマル」は画面の大きさがそのまま、「full」で最大画面になります。

「帝国の朝」のページの右上、男二人の写真の真下、同番組の公式サイトへジャンプ。
「帝国の朝」公式サイトの画面下の方に、小さく「太祖王建」の公式サイトが。
「王建」公式サイトの画面一番下、白文字で右から二番目の「VOD/・・・」ボタンをクリック。
上段のリストが各回のVOD、下段は各回のあらすじのようです。
両方あわせて見れば、なんとか大意はつかめるかもしれないですね。
ただし、「帝国の朝」VODとは再生するプレーヤーが異なるそうで、私はまだ「王建」VODファイルを開けていないんです。
ここまで、パソコン音痴の私でもどーにかこーにかできたので、徹夜城さんならおわかりになるでしょう。

現在リストに載ってる歴史物長編ドラマは、他は「明成皇后」があるだけです。
映画や音楽もあるので、時折チェックすると掘り出し物が見つかるかもしれません。
日本だと再放送かビデオ発売を待つのが普通ですが、さすがはIT大国と感心しましたよ。
ADSLでも動画が「おっそーい!(TT)」ので、インターネットカフェなどよりブロードバンド環境の整ったパソコンで見る方がいいでしょう。あ〜日本はまだまだネットの後進国。



#3124 
つね 2002/08/12 23:45
一尺の人

ベラスケスの名作「女官たち(ラス・メニナス)」(ホームページ参照)
の右のほうには大人の女性なのに、10歳前後の王女と変わらない背丈の
人が出ています。また、映画「アマデウス」でも身長1メートルにも満たない
小人たちが歌劇の引き立て役として出ています。
こうした人たちは「矮人」と言われることもあるようですが、
(差別の意味は込めていません。他に言い方知らないだけです。)
この誇張表現が「一尺の人」の正体なのでは?
徳川将軍で京都から下向してきたお姫様で身長ニ尺の方もいたようですし。

ちなみに浦島太郎のラストとしては、わが身を儚んだ浦島は、
そのまま海に入水してしまう、というバージョンを聞いたことがあります。

http://members.jcom.home.ne.jp/kazuhiro-ota/spain/prado/ve01.html


#3123 
徹夜城(二週分の史点に苦闘する管理人) 2002/08/12 10:27
お盆休みですねぇ。

「覆水盆に帰らず」を英訳せよ、という問題に“Mr.Hukusui don't return in Bon”(フクスイさんは盆に帰らない)と答えるというギャグがそのむかしウッチャンナンチャンのネタでありました(こういう問題やった方は本当の正解がおわかりかと思いますが…)。
ともあれお盆休みの効果は絶大のようで、我がHPの各コーナーもほぼ20%OFF状態ですね。

>ホリー・ハンターさん
チャールトン=ヘストンのアルツハイマー告白は僕もちょっとビックリしました。「ホントに発病したらこんな風に会見できなくなるから」ということでしたが、まぁあそこまでやるからには事実なんでしょう。
ただ、ヘストンってあの全米ライフル協会(銃規制に断固反対する圧力団体)の会長でシンボル的存在となっており、その言動などで僕にとっては大嫌いな俳優となってしまいました。
ま、それはともかく俳優としてのヘストンのキャリアは確かにそうそうたるものですよね。特に往年の歴史スペクタクル映画ではほとんど御用達俳優の観がありました。「十戒」「ベン・ハー」「ジュリアス・シーザー」「アントニーとクラオパトラ」「エル・シド」などなど…今回の会見でも「十戒」を引き合いに「私が紅海を割って見せたように皆さんと私を分かつことは出来ない」とか言ってました。
僕は「猿の惑星」の方は未見だったりします。ヘストンが出ていたSF映画では日本が出資した珍作大作「クライシス2050」(学研とNHKが出したんじゃなかったか)で特別出演のように出ていたのを目撃してますが。



#3122 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/12 00:43
チャ−ルストン・ヘストンが告白

かの俳優が出た映画といえば猿の惑星しか見てませんが(自爆
しかし、そんなに、お年を召されてたとは知りませんでした、
そう言えばレ−ガンさん も同じ告白をされてましたね?

未だ、原因を特定できてないアルツハイマ−病ではありますが
以前、アルミニウムが脳に入ると結構、脳に良くないってのを
聞いたことが。アルミ鍋で料理ってのはマズイのか?と
ウチでは以来、ステンレス鍋に変えました。
アルミは融点が低いですからね。



#3121 
徹夜城(厳格ということになっている管理人) 2002/08/11 23:36
気がついたらNHK大河に一回後れを取っていた

急ピッチで30回をあげましたけど、さきほど珍しく「利家とまつ」を見て(「賎ヶ岳」だったのでどんなもんかと)気がついたんですが、あちらはもう31回だったのね。
ま、それにしても利家を主役に一年やろうってのがそもそも無謀なんだと思い知らされますな。

>原田実さん
その「一尺の人」は面白いですねぇ。操り人形なのか、からくりなのか、はたまた「一尺」というのはある種の誇張表現なのか…
「一寸法師」にしてももともとは「御椀の船に箸の櫂」というほどミニサイズではなかったみたいですよね。まぁそれこそ一尺ぐらいだったとかいう話を聞いたことが。



#3120 
原田 実 2002/08/10 15:49
一尺の人?

一寸法師のきわどい?話に関連して、以前、広島大学の学生と『看聞御記』の読み合わせをやっていた時に、身の丈一尺ばかりの人の芸をやんごとなき方々が見た、というくだりがあって、これはなにか、と一同首をかしげたことがあります。
 後世の浄瑠璃か、からくり細工につながるような動く人形があったのかも知れませんが、よくわかりません。
 中世のやんごとなき方々には、なにやらえらく小さい人(のような何か)を愛でるといった趣味があって、それが御伽草子の一寸法師に同時代的なリアリテイを与えていたのかもしれません。ちなみに、その読み合わせの最中、「ニナ川新衛門」という人名が出るごとに一同、いったん「わー、しんえもん様だー」と喜び、それから、「でも時代が違うから、あのしンえもん様ではないんだよね」といって平静さを取り戻しておりました。


http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#3118 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/10 13:46
マブチ・モ−タ−

マブチモ−タ−の社長宅が恐ろしいことになったそうで
お悔やみ申し上げます、いえねっ、マブチモ−タ−には小生
小学校の頃、プラモやら夏休みの工作の動力に、さんざん
使い、世話になったもので。今やマブチモ−タ−は
オモチャはおろか電化製品の小型動力に使われ、世界シェアの
50%を占めてるとは、この不景気に奮闘してる大企業ですね。
もっとも、そういう事実を 放火殺人事件をキッカケに知るとは
何とゆう事だろう、合掌。

>夜の一寸法師

カンタベリ−様、そうゆうネタはレスしてもいいですが、
ここの管理人サマは厳格な人なので、ほどほどにしましょうか?
お姫サマにとって一寸法師はペットだったんでは?
大きくならなくても、ペットとして末永く姫サマに
仕えていたことでしょう。



#3117 
素人筋 2002/08/10 11:39
第二次大戦中の日系アメリカ人を収容所に入れた件

>第二次大戦中の日系アメリカ人を収容所に入れた件は、クリントン大統領が謝罪して
慰謝料も支払われたはずですが?

私の記憶では、生存者に対して行われ、既に死亡している人には行われなかった、遺族(特に配偶者)に対しては行われなかったのではないか。(記憶が定かではありません)



#3116 
カンタベリー 2002/08/10 09:45


>一寸法師も本当は小さいままでいた方が、希少人種として可愛がられて幸せだったかも、

 でも、せめて夜間は大きくしないとサイズが合わないのでは?



#3115 
カンタベリー 2002/08/10 09:43
クリントン大統領が謝罪したのでは?

>他国に対して強く民主主義を求めるアメリカも、自国内ではどうなっているのでしょうか。

 第二次大戦中の日系アメリカ人を収容所に入れた件は、クリントン大統領が謝罪して
慰謝料も支払われたはずですが?
 スタートレックにミスター・カトウの役で出演していたジョージ・タケイさんらも謝罪と
補償を求める運動に加わっていましたよ。以前彼のインタビュー記事で読んだ事があります。





#3114 
徹夜城(暑いのは大嫌いだと改めて言う管理人) 2002/08/08 18:14
「ムロタイ」、上がりました。

4日遅れでようやく更新。なお、「史点」は二週合併にさせてください。ちまたの週刊誌もだいたいそうだしさ(笑)。

今回の「ムロタイ」の難航の原因は読んでいただければお分かりになるかと。とにかく政治はドラマにしにくいのです。権力闘争とか政治紛争ならそれなりにドラマになりますが、次々と政策を出していくという行政そのものはお話としてはちっとも面白くなくって。しかも本文中で解説までしているからますます本文が長くなる(^^;)。
書いていてつくづく思ったけど、やっぱ宰相は大変です(笑)。次から次へとふりかかる難題の数々。史料読んでいるこっちの方が頭が痛くなったぐらいですから、頼之さんはなおさらでしょう。なんか周囲みな敵、って感じだな。



#3113 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/07 06:07
昔話し

浦島太郎が玉手箱を開けたらケムリが出て爺さんになっちゃった。
しかし、このあと、どうなったかは、うやむや ですよね?
私が聞いた話しでは、その後、当人は、白鳥となり空を飛んでいった
とゆう結末、あまりにも訳わからん結末なので、エンドはカットしたとか
ゆう話しで。

このように我々が知っている民話は、だいたい、識者の手が加えられ
帳尻合わせを付けて分かりやすく、あるいは勧善懲悪な話しにしてある
場合が多いそうで、それは桐生操さん の『本当は怖かった〜』シリ−ズ
を読めば、なるほど〜と思うような、実際はかなり俗っぽかったり
不条理な童話が多いのに驚きました。

一寸法師も本当は小さいままでいた方が、希少人種として
可愛がられて幸せだったかも、お姫さまが打ち出の小槌など
振らなかったら、もっと違う結末が?



#3112 
若水 2002/08/07 02:19
レスありがとうございます

>徹夜城様
早速のレス、ありがとうございます。
また、私の若狭の話に応じてくださって重ねて感謝します。

敦賀八幡参拝シーンがあるとのこと。
敦賀は越前ですが私の家からも結構近く、時々遊びに行くところですので嬉しいです。
明鏡洞は未チェックとのことですが・・・ごもっともです。
実は私大嘘をついてしまいました。

義満さんの明鏡洞観光はてっきり気比神宮参拝(1390・明徳元)のついでだったと思ったんですが、
書き込んだあと見つけた『福井県史 年表』(福井県庁HPより)によると義満さんは気比参拝とは関係なく少なくとも4回(1393・明徳4 1395・応永2 1404・応永11 1407・応永14)若狭を訪れています。
明鏡洞観光はその4回のうちのどれかです。
しかしいったい何しに来てたんだ?

ともあれよく調べもせず、いいかげんな書き込みをしたこと、深くお詫びします。
この4回の若狭訪問についてはわかる限り調べてみます。
お騒がせして申し訳ありません。




#3111 
三年寝太郎 2002/08/07 00:25
初めまして

すいません。一寸法師ではなく浦島太郎でした。




#3110 
三年寝太郎 2002/08/07 00:24
初めまして

初めまして。いきなり唐突な質問なのですが。
なぜ、現代の今日まで一寸法師の話は、何千年も語り継がれ、世の庶民に忘れ去られないのか?長い歴史背景を考えながらその理由を、お聞かせ願いたいのですが。よろしくおねがいします。




#3109 
徹夜城(中学生に数学を教えて帰ってきた管理人) 2002/08/05 23:24
三週連続で続いたら息切れ?

ってことなのかもしれませんねえ。史点もムロタイも上がりません。ここしばらく夏期講習やら大検の解答作成とかいろいろやってたもんで時間がとれなかったってこともありますけど。
「ムロタイ」についてはこれまでと違った意味で難しいところが出てきました。
「政治劇って“絵”になりにくい!」
ってことなんですな。今回で頼之さんが管領、いわば首相となり(義満君は幼少のため彼に全権が握られてる)次々と「骨太の方針」を打ち出すわけなんですが、ドラマにしにくいです、このあたりは。一歩間違えると室町政治史概説になってしまう(笑)。それはそれで面白いですけど一応「仮想大河」である以上映像的に処理したいのですね。一応目標は「小説・吉田学校」なのですが…(^^;)
それと、ついに大陸では朱元璋が帝位につき明の建国を宣言します。義満君が父親のあとを継ぐのとほぼ同時のことでして、これが後に義満君になにがしかの心理的影響を与える予定なのですね。そのへんの処理もいま苦労してまして。

>若水さん
はじめまして。当サイトのご愛読ありがとうございます。
若狭の方でいらっしゃいますか〜。確かに歴代大河ドラマなどでも今ひとつ出てこない地方ですよね。福井県で「継体天皇」の大河ドラマ化運動が行われているなどという噂も聞きましたが、あれも越前ですしねぇ。
守護代・頓宮の寝返りは清氏には相当なショックだったでしょうね。確か『太平記』によれば清氏はこの頓宮が持っていた備後だったか備中だったかの領地をめぐって幕府内で揉めたこともあるんですよね。しかしやはり清氏は自分の守護領国がためをしっかりとしていなかった(その暇もなかった?)のが敗因のようです。このあたり、頼之がのちに清氏同様に政変で幕府を追われ、追討令まで出されたのに家臣から一人の寝返り者も出さず、逆に追討軍を返り討ちにしてしまっていることと対照的です。
まぁ二世議員・頼之の地盤は伯父・父の代から継いだものですから清氏よりはずっと有利だったでしょうけどね。
義満君の敦賀八幡参詣は描かれることにはなると思います。明鏡洞の方は僕は未チェックでした。

イスラム国家パキスタンの話題を提供なさっておられましたが、お隣インドの大統領にイスラム教徒がなってしまってましたねぇ。パキスタン=イスラム、インド=ヒンドゥーと単純に割り切ってはいけないな、と改めて思ったりもしました。あれでいて両者はやっぱり同じインド世界の住人と言う一体感もあるみたいですしね。

>素人筋さん
アメリカが太平洋戦争時に日系アメリカ人を迫害したのは伏線がありまして、日露戦争以後から日系移民に対する黄禍論的警戒心、人種差別意識がたぶんにあったようです。それが対日開戦で具体的な政策として実行されたってことなんでしょうね。実はアメリカ国内だけでなく中南米の日系人も狩り出して収容した事実もあるようです。
確かにこれが一般に知られアメリカ政府が謝罪するまで数十年がかかりましたが、一応大統領の口から公式の謝罪と補償はしたんですよね。これをテーマにした映画も製作されておりましたし。「アメリカ人」にしたことについては一応きっちり落とし前をつけたとは言えるのです。でも原爆投下とか大空襲だとかについては絶対に言わないだろうなぁ…。いまだに「正義の戦争」の看板を平気で振りまわす国ですから。ヴェトナムで少しは懲りたかと思ったんだけど、昨年来の動きを見ているとどうもそれは甘かったみたい。



#3108 
素人筋 2002/08/05 15:50
「アメリカ獄中より 同胞に告ぐ」(中澤 健著)

8月15日が近いからと言って読み始めたわけではありません。先日古書展で山のように積んであった本の中から拾った(200円ですから)1冊です。昭和18年4月に出版されたもので、政府のプロパガンダに近い内容だと思いつつ読んでいます。著者は、南カリフォルニア大学で教鞭をとっていた人で、駐米公使館の仕事も委嘱されていたようです。米国の大学を出ていて教鞭をとっているという人ですから、アメリカの政治、経済、社会の事情も大変詳しく、知人も多くいるとのことです。日本へ強制送還されるわけですが、向こうで、開戦と同時に捕虜として取り扱いを受けたことを大変残念に思うと同時に、同胞の受けた扱いを日本に知らしめるために、この本を書いたと思われます。ただし、アメリカを出国するときに書いたものは総て廃棄し、日本へ帰ってきてから思い出しながら書いたといっています。日記形式に書いてあるため、内容的には判りやすいものとなっています。ここに書かれた事が総て正しい事かどうかは、検証してみないとわかりませんが、戦後、アメリカ国内での在敵国人収容所の問題が持ち上がったところを見ると、あながちウソばかりではないような気がします。捕虜に関しては、A級戦犯の東京裁判でもBC級戦犯でも問題になりましたが、アメリカ国内の収容所に関しては、数十年経ってから表面化しました。他国に対して強く民主主義を求めるアメリカも、自国内ではどうなっているのでしょうか。この本を読んで感じたことは、戦争が引き起こした悲劇、では片付けられないと感じました。



#3107 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/04 23:42
盗難車の横流しル−ト

この間、富山新港に出航直前の中古車満載のロシア貨物船から
多くの盗難車が発見、摘発、ロシア船員が逮捕。当局は
これを期に、富山の盗難車・密輸ル−トの壊滅に本腰を?

というニュ−スで、富山は揺れてますが、摘発は遅すぎたとゆうか
国道8号線沿いのロシア・パキスタン中古車屋界隈は
険悪な雰囲気が。当の大量の盗難車はパキスタン人の店の売り物を
ロシア船員群が盗んだそうで、パキスタン人は富山県警は
たるんどる、麻薬事件揉み消しはやるし、と おかんむり。



#3106 
若水 2002/08/04 21:57
はじめまして

徹夜城さま、常連の皆様、はじめまして。
若水(ジャクスイ)と申します。
半年ほど前からロムしていましたが、初めて書き込みします。

「室町太平記」毎回楽しみに拝見しております。
とっくに時期外れな書き込みですが、
若狭の国人である若水としましては、頓宮四郎左衛門が清氏さんを裏切ったことを心苦しく思っています。
でもそれがあったから頼之さんが出馬できたので良いか。(^-^)

若狭って古代より交通の要所ですが、中途半端に京都に近くて、でも広大な平地が無いため大勢力の根拠地にはなりにくく、なかなか歴史ドラマの表舞台には出てきません。(T-T)
清氏さんがあっけなく若狭で負けて、もう「ムロタイ」で若狭が舞台になることは無いんでしょうね。
後年、義満さんが敦賀気比神宮を参拝する途中、若狭で奇勝「明鏡洞」を見物されてますが・・・・無理でしょうね・・・
ただの観光でしかないうえ、その時分管領は斯波義将さんで、頼之さんは四国に引っ込んでますもんね。

さてここで話の腰をタワーブリッジでへし折って(ボキィッ!)、8月1日の福井新聞朝刊・3面より。
パキスタン航空が対テロ対策の為、女性9名を含む搭乗要員を陸軍の訓練に10週間参加させたとのこと。
多数の男性が途中脱落し、女性も1名手首の骨を折ってリタイヤするなど、かなり本気の訓練だったようで。
イスラム国家パキスタンも変わりつつあるんでしょうか?
訓練の指揮に当たったハミド・ラザ少佐のセリフがなかなか・・・
「イスラム国で女性が男性と平等に訓練を受けた初のケース。女性は強い意志と勇気を証明した。(略)ハイジャック犯もまさか女性の対テロ要員がいるとは思わないだろう。」
って、ニュースで世界中に配信されとるがな!

初投稿なのも心得ず、長文乱筆失礼しました。
こんな私ですが、皆様どうぞよろしくお引き回し下さい。



#3105 
2002/08/03 11:11
即座のレスありがとうございます

躊躇しないでまず観てみますね。
個人的により興味のるのは「フルメタ」の方ですかね。民主的なイメージのあるアメリカ軍ですが、実体は旧日本軍とそう変わらない、やはり軍隊というのは非人間的な組織なんだなぁ、ってスイマセン、四の五の言わずにとっとと観ます。




#3104 
奥野 2002/08/03 06:36
ロシアのお札は肖像画ではなく都市の絵を使っています

8月2日はモスクワも激しい雷雨でした。ちなみに、ロシアでは空挺部隊創設72周年の記念日だったそうです。

しかし、新紙幣発行ですか…今の夏目漱石やら福沢諭吉やらが現れたときの強烈な違和感をまだおぼえている僕としては、「もう交替か?」と思ってしまいます。まあ、それだけ年をとったということなのでしょう。これで、「新二千円札も発行!」とかだったら愉快ですが。
そういえば、「北斗の拳」第一巻に聖徳太子の1万円札が出てくるのはご存知でしょうか?核戦争後の地球で、お金などの古い価値が通用しなくなった…という場面で、モヒカンの悪党たちが紙幣をぶちまけながら「今じゃケツふく紙にもなりゃしねえぜ!」とか言っているシーン。この札が聖徳太子なのです。最終戦争が起こっても古銭収集家は存在するのか?というわけで、今回も紙幣の切り替えによって似たようなネタが提供されてしまうのかも。
すっかり歴史と関係のない話ですみません。

>徹夜城様

天皇に名前を選んでもらうのは珍しい例だったのでしょうか。そうすると義満、やはりただ者ではなかったのかも。それから、京都にいた頃どこかの寺に足利義詮と楠正行のお墓が並んでいたのを思い出しました。確か、天竜寺の近くだったかと思います。せっかく京都に住んでいたのだから、もっといろんな史跡を回っておけばよかったと後悔しきりですね。学校のすぐ側にあったので、等持院なんかにはよく行って歴代足利将軍の木像と対面していました。

アレクサンドル2世については、政府が持ち上げようとする意図は感じられますが、まだ一般の人気が高まるまでには至っていないように思います。同じ「改革者」でも、ピョートル1世ほど印象的なエピソードが少ないからでしょうか。年の離れた女学生に恋して、皇后の死後に再婚しちゃったとかそういうのはあるんですが。

あと、チェチェンの日本人傭兵。情報源はタス通信だったと思いますが、あまり大きな扱いにはなっていないようです。グルジア領内からの越境攻撃が意外に大きな規模で、日本人どころではなくなってしまったのかも。おかげで、ロシアとグルジアの関係もかなりギクシャクしてきています。
もともと、ロシア政府はチェチェンの武装勢力について「外国人傭兵の力を借りている」と宣伝することが多いです。独立派がチェチェン人一般に支持されているわけではなく、国際的な過激派イスラム勢力の支援を受けるテロ集団、とのイメージを植えつけたいのでしょう。今回グルジアからの突破を試みたグループの中にも、外国人傭兵が含まれていた、とわざわざ発表していました。実態がどうなのかは何とも言えません。

>貧乏神様

調べてみると、モスクワでも都心を離れた端の方や地方都市ではソ連時代の名前がよく残っているようです。モスクワの地図を見ても、「若きレーニン通り」「10月革命60周年通り」「アンドロポフ通り」「チュイコフ元帥通り」「マルクス主義者通り」など面白いものがたくさんありますが、だいたいは都心からちょっと外れた地名ですね。
理由はよく分かりません。ただ推測するに、地名の変更は主に目立ちやすい都心部だけで進められ、端の方では手つかずのまま放置されたのでは、と思われます。改革をアピールするにはソヴィエト的な地名の変更がいちばん手っ取り早く、注目されやすい都心で強引に改名が進められました。(エリツィンはこの手の中身を伴わないパフォーマンスが得意な人でしたね)。しかし多くのロシア人は、生まれたときからソヴィエト地名になじんでいて、必ずしも改名を歓迎していなかったようです。だから、当局があまり注目しない郊外では古い地名が手つかずで残されたのではないでしょうか。
あと、都心を離れた地区はソ連時代に開発され、元に戻そうにも古い地名がなかった、という事情も考えられます。こういう地区では、「自動車工場通り」などという味も素っ気もない地名が目立ちます。ある意味、こういうタイプが一番ソヴィエト的な地名と言えるのかもしれませんが。

もちろん、ロシアとそれ以外だと話はおのずから別だと思います。特にバルトの辺りは、ソ連併合の経緯から言ってもソヴィエト的な地名にノスタルジーを感じる理由はないでしょう。一方で他のCIS諸国だとどうなのか、実際に行って確かめてみたいところではあります。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#3103 
ホリ−・ハンタ− 2002/08/03 00:33
フルメタル・ジャケット?見ましたよ

あの映画、後半の戦地でのロング映像は結構、見ごたえ
が、ありましたよ、カット無しのシ−ンがかなり長かった気
がしましたが、アレはハンディで撮ったんでしょうか?
スネ−クアイって全編ロングの映画ってのがあったそうですが
見てないんで、あんなにロングがあった映画を見たのは
初めてだった私、それが、どんな効果をもたらしてたのかは
フルメタを見た当初はよく分かりませんでしたが、
どこから敵に狙撃されるか分からない混戦に陥った戦地での
兵士の心理を観客に味わってもらうためだろう〜
こうキュ−ブリックを誉めてた評論家がいたっけ、
誰でしたっけ?



#3102 
徹夜城(映画ネタなので即座にレスする管理人) 2002/08/02 23:57
「敵の新兵器か!」

 と、連邦軍もジオン軍も思ってしまいそうな雷雨が二日連続でつづいておりますねぇ(汗)。

>鵺さん
「キリングフィールド」「フルメタル・ジャケット」共にオススメです。一見の価値は保証します。
「衝撃作」といえばその通りですが、特にグロだとかそういうわけではありません(「プライベート・ライアン」で残虐描写はもう頂点にいっちゃったかもしれません)。ただどちらも下手なホラー以上に「国家」「思想」「戦争」等の恐怖をあおってくれますよ。
「フルメタル・ジャケット」はキューブリックがひょっこり作ったヴェトナムものですね。「地獄の黙示録」「プラトーン」などと比べると注目はあまりされてませんが、こちらは海兵隊に入隊した若者達が地獄の特訓を受けて殺人マシーンに叩き上げられていく前半の描写の凄まじさは必見です。そのぶん後半の戦地でのシーンはもう一つ…かもしれない。
「キリングフィールド」は絶対オススメ。ストーリーじたい実話に基づいているわけですが、ドキュメンタリー出身のローランド=ジョフィ監督の演出する映像はまさに報道カメラマンのそれ。マジな話、演技・演出であることをいつしか忘れさせられてしまう映画です。こちらは直接的な殺戮などはほとんど描かれませんが、ポル・ポト派の行ったことの恐ろしさをとことん思い知らされます。もう一つ付け加えておくと、重いテーマの作品でありながらまさに手に汗握るサスペンス満載の映画でもありますので、変に身構えないでご鑑賞ください(^^)
 僕は「キリングフィールド」は、同じ東洋近代史ゼミにいたポル・ポトを卒論テーマに選んだ先輩にこの映画のビデオを見させられ、物凄い衝撃を受けたものです。

>「室町源氏物語」
 さてどのあたりで話が終わるかもバレたところで(笑)、最近構想上で楽しい悩みをしております。
 「ムロタイ」後半は女優陣大募集!しなきゃならんのですな。なぜかといえば義満君が手当たり次第(笑)に女性関係をつくりまくるからです(この人の場合お稚児趣味も凄まじいんだが)。いま資料みてて義満の周辺の女性達の交通整理が大変で…子供もいっぱいいましてどの女性にどの段階で産ませちゃったかと年表と首っ引きで整理しなきゃならない(汗)。ドラマとしてもどうやって個性を識別したもんだか、ってぐらいの数でして。なかには側室間で血縁関係があるのもいるし、人妻も我が物にしちゃってるし…この点でもNHK、放映不能だな(笑)。
 宮中の女性にも何人も手をつけちゃってますし、読んでいてまさに気分は「源氏物語」。あ、義満君はもちろん源氏の長者ですがね(笑)。



#3101 
2002/08/02 22:15
「キリングフィールド」と「フルメタルジャケット」

ってかなりの衝撃作らしいんですがどうなんでしょうか?
「歴史映像名画座」を参考に色々観ていましてそろそろコレを、と思ってるんですが、おっかなくてなかなか手が伸びなくて…

 「太平記大全」をようやく読み終わりました。これから(!)「ムロタイ」に取りかかります。実は途中までは読んでいたんですが、やっぱり「太平記」の方を先に読んでおこうと思いまして原作本と併せて読んでいました。原作本は「武蔵」が山積みされているのを後目に買ってきて読んでいました(笑)。「大全」の方はラストの長文がなかなか辛かったんですが、図書館で「大河ドラマストーリー」を見つけて(皆さん若い…)だいたい雰囲気はつかめました。総集編ビデオは今のところ扱っているところがないんですが(泣)。

>新札の話
 小泉首相と塩川蔵相は慶応出身らしいですよ。ユキチを護ったのはそのためでは?ちなみに福田官房長官は早稲田だそうです(笑)。





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