☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ4401〜4500
過去ログ4201〜4300>>>

#4400 
徹夜城(大英博物館で韓国人ツアーに紛れてガイドの説明を聞いていた管理人) 2003/10/22 23:44
ブリティッシュ・ミュージアムのイギリス部分

いや、ちゃんとあったはずですよ、大英博物館のイギリス史部分も。
もちろんオリエント文明部分とは比べ物にならない規模でしたけど、石器時代、青銅器時代、中世といった発掘品などの展示があるコーナーをうろついた覚えがあるんですが…あんまり人気(ひとけ)がなかったですけどね。
それでも日本や韓国部分よりは展示品が充実していたと思います。日本・韓国・中国に関してはやっぱり支配地域ではなかったせいか(笑)あんまりコレクションがない感じでしたね。韓国のコーナーはなぜか実物大の韓国伝統民家が再現されていたような…北朝鮮コーナーもしっかりありまして、ここには北朝鮮のプロパガンダ芸術ポスターなどが展示されてました。そのぐらいしかないってことですけど、なんとかして世界全地域の展示コーナーを作ろうという意地が感じられました。

中国の宇宙ロケットの話題は「史点」で書くので(というか文章自体は書いちゃった)ここでは特に書くことは無いんですが…
日本発の「宇宙飛行」をしたのはTBSの秋山さんということになりますね。「宇宙飛行士」と呼ぶのはどうなんだろうか、って気もしましたけど。あれはなんか「英雄」にも祭り上げられずその後農家になっちゃったりして、日本的サラリーマン風味というかわびさびというか(笑)、個人的にはああいう感じの第一号というのは好感がありましたね。
 中国の第一号になった楊利偉飛行士も中国版ガガーリンとばかりに英雄として持ち上げようとしているみたいだけど…やっぱり時代がちょっと違うと思う。実際なんとなくですけど、中国大衆の盛り上がりってのも少し冷めている気がするんですよ、僕には。ロシアなんて「40年たってようやくガガーリンかい」と嘲笑している節がありますしね(とか言ってると今日ソユーズで打ち上げられた宇宙船が国際宇宙ステーションに無事ドッキング、飛行士を送り込んでいた)。
 でも一方で「人を宇宙へ送る!」と一つ目標を決めて国家事業として推し進めると、それだけで様々な副産物ができるでしょうし、最大の収穫として「我が国のロケットは安心です」というビジネス上のアピールになるって現実的効果は抜群にありますよね。

 半年近くぶりの史点はたぶん明日アップですが、例のニセ宮様の話題もあります。調べつつ書いているうちに逮捕され大騒ぎになっちゃってちょっと乗り遅れた気分です(笑)。

 「史点」におけるイラク戦争連載企画はもう投げ出しました。いずれまとめる機会があったらまとめてみたいと。なんつっても今なお進行形といっていい情勢ですしねぇ。 今日も米軍兵士が検査のために犬を使ったためにイスラム教徒たちの猛反発を買ったというニュースがありましたが、確かイラク戦争中にもイギリス軍がやっぱり犬でトラブル起こしていた覚えがあります。
 イスラム教徒が犬を忌むのは恐らくコーランに根拠があると思うんだけど、どういう理由からなんでしょ?



#4399 
ひで 2003/10/22 19:50
うらやましい・・・

>尾鳩様
はじめまして。
大英博物館のそばに大学があった・・・・。うらやましいです。
「大英」博物館なのに英国コーナーが無いとのことでしたが、それは意外でした。どっかの貴族の家にある美術品でも持ってきたら何かコーナーが出来そうな気もするのですが。ロンドンにはターナーのコレクション他イギリス美術を納めたテイト・ブリテン等々他にも色々美術館があるからそっちにまかせているのでしょうか・・・?
ビートルズで想い出しましたが、日本の埼玉県にあるジョン=レノンミュージアムでは作詞ノートを公開してるそうです。それにしても何で埼玉なのか未だに謎ですが・・・。誰か関係者でもいるんだろうか。



#4398 
尾鳩 2003/10/22 11:59
宇宙からは万里の長城は見えなかった

>大英博物館
大英博物館は、自分にとってはある意味古巣です。大学が隣接していたもので。懐かしい・・・。
博物館の中に、小さく日本コーナーがあるんですな。これがまた小さい(^^;。
それよりも、「大英」博物館なのに英国自身のコーナーがないとは、これ如何?ジョン・レノン直筆のイマジンの草稿なんかが置いてありますが(笑。まあ、ビートルズ・フリークの自分としては、結構感動もんでしたね。
ちなみに、香港にもうすぐビートルズ・パブが出来るんです。今から楽しみで仕様がないおじさんでした。

>中国の有人宇宙飛行
誰も書いてないような気がしたので、書かないといけない義務にかられてしまいました(笑。
ロケット打ち上げ、特に有人飛行というのは、コストの割には見返りの少ない事業、しかし何故中国は打ち上げを決行したのか。一般的には、国威発揚、軍事技術発展の誇威など、対外向けの狙いから語られているみたいですが、日付を15日に設定したのは、同時期に開催された第16期三中全会の話題性を弱める狙いがあったのだと思ってます。
胡錦濤を代表とするニュー世代登場をアピールするには、政策的には何ら目新しいところがない、ロケット打ち上げでごまかしちゃえ、ってなところですな。
しかし、拡大する貧困層と富裕層の差など、貧困問題をはじめとする重要案件が山積みになっているというのに、ロケット打ち上げ、オリンピックとお祭り三昧、大丈夫かな、本当に。現段階の中国を30年代の米国、60年代の日本とだぶらせる人も多いようですが、私は麻薬でラリってしまい、分裂症状を進行させているだけのような気もするのですが・・・。隣の大国だけに、気になるところです。
とりあえず、日本としては、毛利さんと楊さん両宇宙飛行士の「日中宇宙飛行士サミット」開催でも提唱しては如何(笑。



#4397 
なな 2003/10/22 00:23
BSで

少し前にこちらで話題になった「インディー・ジョーンズのモデル」、下記の「大英博物館」、あとは…「金鉱発見に命を賭けた男たち」だったかなぁ…。これらを5日ほどの連続で取り上げた特集がBSで放映されますよ。
総合テレビの番組の合間にBSの番組予告が流されますよね。うちにはBSがないのでぼけっと見ていただけです。NHKBSのHPで探してみたけど見つからなかったので、興味を持たれた方は明日以降のBSや総合テレビでの番組予告を注意してご覧下さい。
眠くなっちゃったので味噌の話のつづきは後日…。



#4396 
ひで 2003/10/21 23:47
都美術館

確かにあそこは何か動線がこんがらがってるんじゃないかと思うことが・・・。
何度行っても展示の後半部分で順路をはずれるし・・・。しかも、下手すると
一回出ても途中から入れそうだし・・・。
というわけであそこはあまり好きじゃないです(笑)。


http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4395 
徹夜城(大英博物館は二日連続で通ってみた管理人) 2003/10/21 23:39
ダイエーは強いですな。

…ってなわけで僕も「大英博物館展」はどのみち行く予定なんですけど…ヒマを見つけておかないとなぁ。
オフ会のネタにもいいかもしれないなぁ、とも思うんですが、いかがでしょうか?一緒に見物しようという方がおられましたら、企画してみたいと思います。

 大英博物館ですが、僕は現地で本物を見物してきてまして…まぁ面白いところですよ、確かに。全世界からの分捕り品展示会場ってのは事実ですけどね。そこらへんがまさに「大英帝国」の遺産であるわけで。
 現地で二日続けて見に行きましたが、なんといっても入場料タダなんですよね、あそこは。カンパ用の箱があっちこっちにおいてあったんですが1円も払わず(笑。千円札が入っているのは見かけた)しかし帰国後に「財政難。リストラ計画」などという話を聞いて(史点ネタでしたね)「カンパしてやってもよかったなー」と思ったもんです。
 ギリシャのパルテノン神殿からひっぺがしてきた「エルギン・マーブル」については返還の話もあるらしいですけどね…。

 上野の「大英博物館」展ですが、何が来るかはともかくそこそこは楽しませてくれるかと。
 ただあの会場って何回か展示会みたことあるけど、狭苦しく、ややこしく、あんまりいいつくりじゃないよなぁ…博物館実習受けたことある僕などは順路がすっごく気になります(笑)。

>ミソ。
「ヘンテコ歴史本」所収の「歴史は食で作られる」に名古屋付近の「豆みそ(八丁みそ)」の話が出てましたよ。秀吉はこれで天下をとった!のだそうであります(笑)。

「運を強くするための成分は「大豆」にあり。サラリーマン諸氏よ、現代の秀吉になりたければ、大豆食うべし。きな粉よし、豆腐よし、みそ汁もまたよし!そして天下を取ろうじゃないか。」(同書21Pから引用)

…だそうであります(笑)。尾張人・三河人のパワーももしかして…


>また映画。
本木雅弘・田村淳主演の「巌流島」見てきました。1時間20分足らずと短い映画なんですね。
佐々木小次郎は西村雅彦、ほかに筧利夫も出演してます。まぁ小品というべきでしょう。本音を言えば映画館でみる作品じゃない…とも思ってしまいました。出資は日本テレビなんですねぇ。
いわゆる「巌流島決闘新解釈」もの、なのですが、ややコメディに近いかも。ネタばれ致命傷の映画なので、ここで内容に触れるのはやめますけど、本木雅弘の「野獣系極悪非道傍若無人」の武蔵像はなかなか楽しめますよ。



#4394 
おやかた 2003/10/21 22:06
豆の味がする

豆腐はおいしいですよ。甘みもほのかにして。私もおいしい豆腐は醤油かけずに食べます。

大英博物館展、気になっています。どういう展示物が来てるのでしょうか。
展示されてるものによっては行きたいなあと思っています。



#4393 
ひで 2003/10/21 18:55
冷や奴

醤油もかけずにそのまま食べる私は変人だろうか・・・(笑)。
でも良い豆腐だとそれでもとてもうまいですよ。

あ、なんか歴史と全然関係ない方向に突っ走りそうなので、無理矢理
引っ張り込むか(苦笑)。
都美術館で「大英博物館の至宝展」というのをやっています。券を
もらっているけれどまだ見てません・・・。しかし、250周年ってことは、
250年のかなりの部分は各地から勝手に持ってきていたのでしょうか・・。
何か気の遠くなるような話です。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4392 
アール・ケイ 2003/10/21 10:21
そんなところがこの話のミソ

>特に渡来人の勢力が強かった土地だとは聞いたことないですが、思えばこの限られた地域で、
>隣の関西圏(しかも昔は首都)とは正反対の味覚が育ってきたなんて面白いですよね。
>天下人を輩出しても全国に普及しなかった豆味噌。(^^;

興味を持ったのでちょっと調べてみました。
要は「豆味噌」っていちばん原始的な味噌なんですな、
中国がおおもとで朝鮮半島から伝わってきたわけですが。
これって麹のつけ方だとか面倒だし、醸造に時間が掛かる。
それで、他の地方は、大量生産がし易い米味噌や麦味噌に移行していったわけで。
それでは何故東海地方のみ豆味噌が生き残っているのか…
それは三河者が頑固だったから(笑)、というのが正解のような気がします。

私(関西人)は結構味噌カツや赤だし好きですけどね。毎日飲みたいとは思いませんが。


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4391 
なな 2003/10/21 00:19
映画さながらとはこのことか

ほんとにあったんですねぇ…。>止まらないバス

>千葉大学
おぉ、ふいに大学名が出て驚かれたでしょうね。^^
北海道の大学ならたいてい、選択科目にアイヌ民族関連の講座のひとつくらいあるだろうと…いうのは私の大誤解でした。
千葉大のアイヌ文化史の講座、かな〜り心惹かれておりますよ。「予備知識のない状態で来るのが望ましい」という、担当教授のお言葉が◎。学費も安いし。さ、あとは「半年間週一回」という条件をどうクリアするかだわ。…愛知から。

>味噌の話
苦手な食べ物に味噌汁と冷や奴をあげると驚かれます。
味噌と醤油、そのまんまの味がするのが嫌なんです…って、身も蓋もないんですが。(^^;
ここで言う味噌とはもちろん東海地方限定の、あのまっ黒い豆味噌のことでして。
大人になって豆板醤・コチュジャン・テンメンジャンなどを知った時は嬉しかったです。
大陸の味噌ってこんなに美味しいのかと(笑。それにひきかえ、地元の豆味噌なんてサ…。

14世紀末の日本と高麗を調べていて、唐辛子と醤油がまだ食卓にのぼらないので(笑、共通する調味料であったろう味噌(醤)の起源について調べてみました。古代に朝鮮半島から伝わったのは大豆のみで作る豆味噌で、中部地方の豆麹味噌がもっともその影響を色濃く伝えている。
…あれ?(^^;

特に渡来人の勢力が強かった土地だとは聞いたことないですが、思えばこの限られた地域で、隣の関西圏(しかも昔は首都)とは正反対の味覚が育ってきたなんて面白いですよね。天下人を輩出しても全国に普及しなかった豆味噌。(^^;
韓国では今も大豆100%のテンジャン(韓国味噌)がよしとされてるみたいです。ならば韓国で八丁味噌はうけるんじゃないか(笑? 味噌カツや味噌煮込みうどん、いいかもね。



#4389 
ガルト政宗 2003/10/19 18:37
演出指導して下さい(★−)

オラのホームページの工事中というコーナーで、伊達武大膳大夫政宗の時代小説にチャレンジしてみました。
警備員44歳。
室町太平記みたいに面白くありません。なんかアドバイス下さい。
むろん他の方も大歓迎。

http://fruit.gaiax.com/home/gart


#4388 
徹夜城(酒好きだけど甘いものも大好きな管理人) 2003/10/16 10:24
大汗

↑モンゴルの君主ではありません(笑)。

>本田さん
そ、そーですか…4月から「しりとり」新作をずっと待たれてたんですか…うむむむむ…(大汗)。
 その…あのコーナーはこの「史劇的な物見櫓」発足時にメイン企画(!)として連載されていたものなのですが作者である僕があっちゃこっちゃ手を出しているうちにほったらかしになってしまい、休止状態になっちゃっているのです…もうかれこれ4年ぐらい(^^;)最後の「ケインズ」だって弟が執筆したものですしねぇ。
 いやもちろん復活の意思は無いわけではないんです。実際に次の「ず」から始まる人のも完成度60%ぐらいまでは書いてあるんですよ。しかしいったん休止しちゃうとなかなか復活が難しいと言うのが僕のサイト全体にいえることでありまして…とか思っているといきなり復活することもあるので油断がなりませんが(笑)。
 「しりとり」もそうですけど「ヘンテコ歴史本」も新作を途中でほったらかしてるんですよねぇ…「海賊」もしかり、「史点」もしかり(これについてはぼちぼち復活確定)「室町太平記」だって暴露編が完結してない。「旅行記」もほったらかしだし…他のコーナーでも「銀河百科事典」やら「依頼じゃベイリ」やら「語ろーぐ」やら「FX百科事典」やら休止状態の連載が多すぎる(笑)。ああ、自分で書いていて怖くなってきたな(笑)。まともに終わった企画は「太平記大全」だけなのか。

 …ま、ともかく論文も一応上げたことだし「なんとかしなくちゃ」と思っていたところですから、「しりとり」についても再開を目指したいと思います。
 中断した理由を一つ挙げますと、なんかありきたりの伝記コーナーになってきちゃってつまんなくなってきたんですよね。こう、僕ならではのオリジナリティを出せないかなぁと考えちゃいまして。選んだ人物が今ひとつノッてこれなかったということもあるかも。作者個人ではジョルダーノ=ブルーノと中江篤介がお気に入りの回でありまして、基本的に「変人」が好きなんですよ(笑)。


>尾鳩さん
そのアニメ同好会の話ですけど…そりゃ引くわなぁ…(^^;)。
 僕もアニメ同好会に近いようなサークルに入っていたこともあるのでアニメ同好会がみんなそんな調子とは思わないですけど、オウムの様々なアイテムにナウシカやらヤマトやらガンダムやらいろんなアニメネタが混入していたというのは言われているところですね。特にナウシカに関しては作者の意図を超えて「宗教的高揚感」があるのは否定できないところでして。そこらへんでナウシカを「キライ」とハッキリ言う人もいるのは事実。作者の思想遍歴をにおわせるコミック版だとまた印象が変わりますけどね。
 そういやいま東映系で幸福の科学の「エルカンターレの歴史観」とか銘打ったアニメやってますけど、どんなもんだか怖いもの見たさもあったりしますねぇ(笑)。広い意味では「歴史もの」なんだけどさ。先ごろ幸福の科学が出している雑誌の広告見ていたら「フセインは足利尊氏の転生」なんだそうで、まぁそういう「歴史観」なのでありますね(笑)。



#4387 
本田 2003/10/15 16:01
私が読んだ南北朝

「足利尊氏のホームページ」というのは、「太平記大全」と「しりとり人物資料館」の両方のことでした。
私が、これまでに読んだ南北朝関係の書籍や文献は、「太平記大全」の中の参考資料を見て知ったものも含めると以下の通りです。

「風の群像」(杉本苑子著/講談社文庫)・悪党の裔(北方謙三著/中公文庫)・破軍の星(北方謙三著/中公文庫)・楠木正成(北方謙三著/中央公論社…最近文庫化されました)・歴史群像シリーズI戦乱南北朝(学研)・マンガ日本史太平記(さいとうたかを著/中公文庫)・楠木正成(童門冬二著/成美堂文庫…一般向けに書かれていて非常に分かり易いです)・楠木正成(森田康之助著/新人物往来社…やや専門的ですが徹夜城様のような方に是非オススメ)
佐藤進一先生の「南北朝の動乱」は欲しかったのですが、残念ながら現在絶版、代わりに「日本の歴史J南北朝の時代」(新田一郎著/講談社)で勉強しました。また吉川栄治の「私本太平記」は全集の第1巻しか読んでません(いくらなんでも長すぎます。代わりに「随筆私本太平記」は全部読みました。

最近、森村誠一さんが「太平記」を出されたので(分厚い文庫で確か全3巻だったかな)これもいずれ読んでみようと思います。それから、前回も書きましたが、林青梧氏の「足利尊氏」(学陽書房人物文庫)が復刊されましたので、これもオススメ。

ところで徹夜城様、「しりとり人物資料館」いつ更新なさるお積りですか?4月にPC買って徹夜城様のHPを知ってからずっと期待して待っているのですが、一向にその気配無し(最も最後の人物が「ケインズ」でしたので、 "ズ" から始まる人物なんて、日本史の人物にはそうそう居ませんが。強いて挙げると江戸時代に薩摩藩の家老として活躍した"調所広郷(ズショヒロサト)"位かな) とにかく、出来るだけ早い更新を期待しております。

ではまた



#4386 
尾鳩 2003/10/15 11:36
チョコパフェ・・甘いものは、ちょっと・・

酒好きなもので・・(^^;。

>ななさん
千葉大学、馬鹿にしちゃいけませんぞ。
行けば天国、あそこは本当に、ほーーんとうにいい大学ですよ。
理由?理由は・・・私にも縁の深い、本当に縁の深い大学なのです(^^。

>管理人様
ナウシカ、見るのにどうも抵抗があったんですよ。
高校時代に所謂アニメ同好会というものがあり、どうもそこの雰囲気についていけなくて(^^;。同好会の部屋からは、電子音がんがんのゲーム音楽をBGMにして、ナウシカのポスターなんかをそこら中に貼り付けていたわけですよ。
私は、当時武道一筋のもろ硬派だったのですが、「教えてくれ」なんていう風に来る奴が結構多かったんです。ナンパ、硬派、その他大勢、いろんな連中が「教えてくれ」なんてくるんですが、大方の理由は「強くなりたい」「格好つけたい」なわけですよ。
でも、アニメ同好会だけは違ってました。「気功を見につけて、いずれ手からビームを出す」なんて、わけの判らないことを抜かしていたもので(^^;。
ナウシカを見ると、その連中のことを思い出してしまい、どうも駄目だったんです。
今となっては、いい思い出ですが(笑。

>「サハラに舞う羽根」
かみさんに聞いてみます。
どうしようもなく悲惨な話し、というようなことは聞いたことがあるような・・・ないような・・・。



#4385 
なな 2003/10/15 00:54
チョコパフェいいですね♪

…便乗してみました。(^^;

ネットでナウシカの韓国語版ポスターを見たことがありますが、ハングルで「ナウシカ」でした。
「風の谷」の方は字が小さくて読めなかったけど、一番翻訳に苦労しない言語ですね。
偶然、他のBBSで「フランスではルパン三世の"ルパン"は使えない」との書き込みを見ました。
検索したらフランスのアニメ事情をまとめたメルマガサイトがありました。面白いですよ。↓
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/7402/MAG/020504.html

>愛親覚羅さん
国内外でとばっちりをくらった方はお気の毒です…。
が、国会議員が「レイプするのは元気がある証拠だ。むしろ正常に近い」などと失言しちゃう国ですからねぇ…。この発言が海外に流れたらそれこそ国辱ものだと思うのですが、どうだったんでしょう。中国政府の威圧的な「国民を教育しろ」発言に刺激されて、政治家の間からトンデモ発言が飛び出さなくてよかったと思います。「売春は商行為。金はもらったんだろう」とかね。元ネタはわかりますね?^^;

アイヌ文化史を大学の講座で学べないかと思い…聴講生でも科目履修生でも…調べたら、北海道の大学は私学が二校だけのようだし、北海道大学は考古学でちと違うし、あとは千葉大学…千葉ぁ?^^;
アイヌ語講座なら早稲田なり外大なり、関東圏でもあるみたいですが。
どっちにしろ愛知の私にとっては「引っ越せってか?」の世界。はてさて。



#4384 
おやかた 2003/10/15 00:17
政宗テーマ曲は

チャットのようになってますが・・即レスです。
 吹奏楽業界には月刊誌がありまして、そこに毎月付録としてそのとき話題になってる曲が吹奏楽バージョンに編曲されて付いてくるのですね。
 大河テーマ曲はほぼ毎年4月ころに付いてきてました。でも、たとえ楽譜があっても、良い曲であり観客(部活の場合、中高生)に知られてなければ「やってみよう」とは思いませんから、やはりそれだけ名曲で、認知度の高い(視聴率が高い)曲だったのでしょう。
 
 虫めでる姫君は、さっき検索したら、私と同じようなことを考えてる方が数名いて、サイトもできていました。・・こんな時、インターネットが普及してよかったなあとしみじみ思います。



#4383 
徹夜城(本日二度目書き込みの管理人) 2003/10/15 00:07
「政宗」のテーマ曲は

>おやかたさん
「独眼竜政宗」のテーマ曲(池辺晋一郎作曲)は僕の高校の吹奏楽部が文化祭で演奏しておりましたねぇ。あれ、全国的にやっていたものだったのかな?

「虫めづる姫君」は僕は宮崎さんの「ナウシカ」コミック版のあとがきで先に知りまして…(オデッセイアの方はそれより先に読んでいた)その後古文で実際に読んでみました。
 なるほど、かなり印象に残る逸話で、現代人からすると非常に魅力的な女の子ですよね(あ、でもやっぱり変人扱いされる部分も無くはないな)。あの文章じたいも「変わった人だ、綺麗な子なのにもったいない」という表現はしつつも決して否定的にはとらえていないようにも思えますね。恐らくモデルがあったんじゃないか…とは僕も思います。
 彼女の「その後」が気になったのは宮崎駿監督も同様のようです。それが「ナウシカ」につながっていくんですから、何が化けるかわかったもんじゃありませんねえ(笑)。


>映画。
昨日の昼過ぎ、関東地方一部は大雨大嵐だったんですが、そんなことも全く知らずに僕は有楽町の映画館で砂漠を眺めてました(笑)。「サハラに舞う羽根」を鑑賞してたんです。
19世紀の半ば(1848年だったか?)、マーディー(マフディー)教徒の乱を鎮圧するためスーダンに出征したイギリス軍(劇中のセリフで「ゴードン将軍を救援に…」というのがある)、それに参加した青年士官達と、その親友だが直前に除隊して「臆病者」扱いされる青年が主人公です。主人公はその「臆病者」扱いされた青年なんですが、友人達から臆病者を象徴する(?)「白い羽根」を送られ、恋人にも見限られ、なんだかんだでスーダンに潜入して友人達の跡を追う、とまぁそんなお話。
ツッコミどころ満載の展開なので、その感想は映画のネタばれ掲示板の方に書いておきましたが…そのうち「歴史映像名画座」にも入れておきましょう。「アフリカ史」になるかな?

 ネタばれ掲示板ではさんざん悪く書いちゃってるんですが(笑)、これ、イギリスじゃあ古典とも言えるほど有名な原作小説で、6回も映画化されてるんですってねぇ。
 その辺、奥様に聞いておいていただけます?>尾鳩さん



#4382 
おやかた 2003/10/14 23:05
レスです。

管理人様
 役所版「武蔵」の音楽は、「オーバチュア・ファイブリングス」というタイトルで、その年の全日本吹奏楽コンクール課題曲になっており、フルートのソロ部は「お通のテーマ」が使われています。当時、時代劇に興味がないであろう全国のフルート吹きが、参考のため「武蔵」にチャンネルを合わせ、古手川祐子さんを見ていたかもしれません。
 私が吹奏楽に足を踏み入れる以前(中学入学前)のことなので、演奏しておらずタイトルバックも思い出せないのですが、「お通のテーマ」だけは今でも口ずさめたりします。印象深く美しい旋律でした。 
 時代劇音楽は吹奏楽で演奏する機会が結構ありまして、以前も書いたかもしれませんが、「政宗」のテーマ曲は放映年の吹奏楽コンサートでは定番だったのではないでしょうか。私も演奏でき大変嬉しかったことを覚えています。

 「虫愛づる姫君」
 確かに・・・ナウシカの場合、虫と言うより「蟲」ですけど。
 この物語にはモデルがいたのでしょうか?確か、当時としては常識外れのお姫様なんですよね。眉を抜かず、お歯黒もせず、昆虫採集とその観察に没頭するという・・・。
 当時、そういう考え方をする人がいたのか不思議に思えるのです。いたからこそ話が残ったのではないかと・・・。
 私は勝手に、このお姫様を、紫式部や清少納言の向こうを張る「日本の女性科学者第一号」ではないかと思っています。もしモデルがいたとすれば、こんな彼女を理解する男性が通ってきて、幸せになってほしいなあと思ったのですが、物語の中では、彼女のその後については書かれていないそうで、ちょっとさびしいです。



#4381 
徹夜城(今頃になってナニワ金融道にハマっていたりする管理人) 2003/10/14 20:18
レスためこみの恐れあり

世間では昨日まで三連休だったようですが、受験産業は休み無しでした(T_T)。おかげでレスがたまりがちであります。

>おやかたさん
 「はね駒」、懐かしいですねー。当時は時間的にもほとんど見られなかったクチでして、渡辺謙さんが出ていたこと自体知りませんでした(^^;)。渡辺謙さんはそのかもし出す雰囲気が東北系(?)なのかもしれませんね。なぜか北海道が舞台の映画ばかりに出ていた印象が有る高倉健さんが九州人だったりすることもあるので雰囲気なんてのは結構いい加減なものですけど。

 昔の小学校の男女別クラスの件については僕も分かりませんねぇ…。こういうのは何で調べりゃいいのかな。
 話が飛ぶような連想ですけど、戦時中に教師が「精神を鍛える」とかいって男女混合クラスの生徒たち全員を上半身裸にさせて授業を受けさせている、という有名な写真がありますよね(男子は前列、女子は後列。しかし教師からは全部丸見え)。あれはどう見ても小学校上級以上だと思うんですが(女子の体格からするに)。ギャグ一歩手前の無茶な写真ですけど、以前から「男女混合クラスだったのか?」とひそかに疑問は感じていたものです。もしかして単に教師の…(以下略)


>尾鳩さん
 これはいいネタを聞かせていただきました(笑)。しかし私と同世代で今頃初めて「ナウシカ」見たって人もちょっと珍しいのでは?
 「ナウシカ」が「小木蘭」になっていた、というのは僕も驚きでしたが、よく考えてみると「ナウシカ」だってホメロスの「オデッセイア」からの引用ですよね(宮崎氏いわく、これに今昔物語の「虫愛ずる姫君」のキャラがミックスされてる)。それを思えば「小木蘭」というのは巧みな「中華訳」と見ることもできるかと思います。
 …しっかし、「岳飛」はひどいよなぁ(爆笑しました)。


>景虎さん
 役所広司版「宮本武蔵」のオープニングは、僕もお気に入りでした。役所武蔵のシルエット、「二天」などの文字の乱舞、激しいリズムでの締めくくりなど、その興奮のままにドラマに入っていけたものです。記憶が確かなら、音楽は「太平記」と同じ三枝成彰氏だったかと。

 オープニングがカッコよかったといえば、「宮本武蔵」と同じ「準大河」である「真田太平記」も忘れがたいですね。林光の音楽、一本の木をバックに忍者や騎馬武者のシルエットが飛び交うやつ。
 実はいまちょうど池波正太郎の「獅子」「真田騒動」など「真田太平記」以前に書か
れた真田もの小説群を楽しく読んでる最中です。「獅子」で鈴木右近(幼名小太郎)が80過ぎの老人として出てくると、なぜかドラマ「真田太平記」での童顔が目に浮かぶ(笑)。


>本田さん
 どーもー。はじめまして。「足利尊氏のホームページ」というのは「しりとり人物館」の尊氏の回のことでしょうか?それとも「太平記大全」をひっくるめてでしょうか?ともあれお読みいただいて嬉しい限りです。
 桜田晋也氏の「足利尊氏」は僕は未読です。ただその内容の評判(というか悪評)は耳に聞こえてくるところでして…読んでないのでハッキリとは言いにくいですが、やはり戦前の「尊氏逆賊観」をひきずっちゃっている、というあたりではないでしょうか?祥伝社文庫から出ているとすると、これはチェックしておこうかな…
 杉本苑子さんの「風の群像」は一回さらっと、それもかなり飛ばし読みに近い形で(後半は図書館の返却期限のこともあって飛ばしてました)しか読んでいません。直義の評価がかなり高いというのは分かったんですが、僕自身としてはあんな文量ではなくてもっと大作に仕立てて南北朝総合小説の趣を出して欲しかったという思いがありました。「群像」と銘打っていただけに…



#4380 
報道官 2003/10/14 18:00
誤訳・名訳?

>尾鳩さん
日本語字幕付きの映画は、もうここ10年ほど見ていないので、最近はどうなっているのかわかりませんが、昔は一杯ありました、この手の「翻訳」。まあ、中国語版ナウシカほどあからさまではありませんが、やはり固有名詞などは、日本人にわかりやすいように訳されるようです。実際の具体例が手元にないので、想像上の訳例になってしまうのですが、例えば「BIGFOOTでも通ったのか?」という台詞があったとしたら、字幕では「ゴジラにやられたのか」てな感じになることが、それはもう非常によくありました。

他には固有名詞をあえて一般化するというか、日本では知られていない人名、商品、キャラクター名、ブランド名などは、原文通りであることは滅多になかったと思います。仮に「JAY LENOのTONIGHT SHOWに呼ばれてさ」という台詞があれば「今度テレビに出るんだ」となったり(これも実際の例ではなく、僕が今適当に作ったものですが)。他にもPROZACやMR. POTATO HEADなど、アメリカでは日常的に会話で使われる固有名詞も、含意が伝わらないからでしょうが、そのまま日本語になってることは、まずないのでは。これは実例ですが(とはいえ、昔のことで何の映画だったか記憶していないのですが)、「りかちゃん人形」とか「ピンク・レディー」と言う名前がハリウッド映画の字幕に踊っていて、子供心に違和感を覚えたことがありました。「ゲロゲロ」なんて訳がついてる映画を見た記憶もありますが、ああいう一過性の流行り言葉は、ビデオになるときに直されるんですかね。

逆に、英語にできない日本語なんてのも同じように一杯あるわけで、中国語版だけではなくて、日本映画の英語字幕にも、結構とんでもないのがありますよ(笑)。含意という意味では、同じスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」に出て来る「湯ばーば」と「銭ーば」や、トトロの「さつき」と「メイ」といった言葉遊びは、漢字を使う中国語圏ではそのまま訳せるかと思いますが、名前をアルファベット表記する英語字幕では、完全にその意味が失われています。まあ、そこまで細かいことを言い出したら、きりがなくなってしまうのでしょうが…。







#4378 
本田 2003/10/14 16:27
尊氏はそんなに悪者か?

初めて書き込みします。徹夜城様の「足利尊氏のホームページ」を時々拝見させてもらっています。ところで、最近、桜田晋也著のタイトルもそのままの「足利尊氏」(祥伝社文庫)という本を読んだのですが、これが、また凄い内容なのです。
この小説では、尊氏というのは、卑劣・臆病・無責任といった人物に描かれ、一方、楠木正成や、新田義貞といった南朝側の人物を忠臣として描いていることから、何故、この作家が尊氏を主人公に選んだのか本当に不思議です。
確かに、尊氏には、多少優柔不断(杉本苑子さんも、「風の群像」で、その辺のところは確かに指摘していましたが)なところがあり、性格的にも、やや、情緒に欠けるところがあったようですが、何もここまで書かなくても、ていう感じ。
尊氏は本当にそんなに悪者だったのでしょうか?最近、絶版かと思われていた林青梧著の「足利尊氏」(学陽書房人物文庫)を書店で見つけたので、念のため、こちらも読んで見てから、また考えるとしましょう。

徹夜城様、「風の群像」もう読まれたんですか?



#4377 
景虎 2003/10/14 07:46
チョコレートパフェ

タイトルは気にしないでください。
私は甘いものが好きなのですが、チョコレートパフェはここ数年食べてないので、ふと食べたくなって書いてしまいました。

>「大河ドラマテーマ音楽全集」
おお、そういう物があったとは知りませんでした。
私は、アニメのオープニング、エンディングが好きで、作品によっては、本編はどうでもいいけどオープニングだけが好きなアニメとかあったりするのですが、実は大河のオープニングも好きなのです。これはいつか購入しようと思います。
因みに、武蔵のオープニングは今年の大河よりも、昔の役所広司がやってたNHKドラマの方が好きだったりします。



#4376 
愛親覚羅 2003/10/13 20:12
需要と供給(?)

>為五郎さま 徹夜城さま

返信が遅くなりすみません。為五郎さま、はじめまして。アメリカ大統領資格に関するレス、ありがとうございました。
今の雰囲気からすると法律などを改定して本気で大統領を目指してくると思いますね。ただそうなるとTV討論など州知事になるよりも大変な壁があるので、相当な準備をしないと難しいかもしれません。果たして第2のレーガンになれるのか、今後すごく楽しみです。


>ななさま 尾鳩さま

ななさま、はじめまして。
中国の集団買春の件、かなり大きな問題(話題?)になってますね。
この前香港人の知り合いから「やっぱり日本人はスケベだね」と言われましたが、
海外にいる日本人がみんなそういう目で見られるのはやはりイヤですね。

ただ売春は最も古くからあった職業というのを聞いたことがあります。それの是非はともかくとして、人間のすることは大昔から変わっていないのかもしれません。



#4375 
尾鳩 2003/10/13 11:25
スタジオジブリにディズニーのキャラクター

私が参加している某「香港似非と学会」の掲示板に書き込んだものです(笑。
こちらにも掲載します。長いかもしれませんが、読んでみて下さい。

『「風の谷のナウシカ」、いろんなところから「一度見てみろ、感動するぞ」と言われ、徹夜城さんのホームページでも、お薦めのアニメ映画として紹介されていましたので、意を決して見てみました。
買ったのが香港のVCDだったのですが、この中国語のサブタイトルが「仰天もの」というか、十分「とんでも」の域に到達しているのでは、というものだったので、紹介します。

まず、ナウシカの名前が「小木蘭」。おわかりでしょうか。木蘭とは、中国語で「ムーラン」、つまりディズニーでも紹介された中国の伝説的少女のことなんですね。ナウシカという主人公の名前を変えてどうすんねん、というお話しですが、中国名は「風之谷」。さすがに「風之谷的小木蘭」とは出来なかったみたいです(笑。

また、ナウシカの師匠にあたるであるユパ(と言う名前だったように思う)が久しぶりに村に帰ってきて、村人に生まれたばかりの赤ん坊(女)の名付け親になってくれと頼まれるシーンがあります。日本語では、
村人「ユパ様、この子の赤ん坊になって下さい。」
ユパ「いいとも。この子はきっと幸せになるぞ。」
村人「ありがとうございます、ユパ様。」

ってな会話ですが、中国語では・・・

村人「この子の名前を付けて下さい。」
ユパ「そうじゃのう。そなたの名字は岳だから、飛という名前は如何かな。」
村人「岳飛!おぉっ、これは素晴らしい名前だ。きっといい男に育ってくれるでしょう!」

・・・翻訳の仕方が正しい、正しくないの次元を超えているように思うのは、私だけでしょうか(笑。岳飛って、中国宋代の将軍の名前ですし(笑。中国では有名でしょうが、まさかナウシカを見ながら、岳飛とムーランの名前を聞くことになるとは思いませんでした(笑。それよりも、赤ん坊が女から男に変わっているし・・・。

こういうのって、著作権侵害にあたらないんですかね。まあ、海賊版と正規版の区別がほぼ無い場所だから、著作権もくそもないのかもしれませんが。
宮崎駿さん、ナウシカがムーランになっていると知ったら、どう思うのかなあ(笑。』

中国のVCDの字幕を見ていると、いきなり中国の歴史的著名人や有名人の名前が原作と関係無しに現れることが結構あるんですよ。今までの例だと、岳飛、木蘭、チョウウンファ、成龍、李小龍、包青・・・きりがないですね。こんな「翻訳」の例、日本ではあるんでしょうか。



#4374 
おやかた 2003/10/10 22:34
NHKドラマにおける渡辺謙さんと東北

 謙さんと東北、仙台が絡むドラマがもう一つ、「政宗」の前年の朝ドラ「はね駒」です。謙さんはヒロインの夫=小野寺源蔵役で出ているのですが、前半の舞台は仙台で、謙さんは仙台で商人としての土台を築き、東京に飛躍していくという役柄でした。政宗が基礎を築いた街で謙さんが活躍するというのも面白いなあと思っていました。
 歴史の流れ上は経清→泰衡→政宗→源蔵で、源蔵さんは一市民ではあるけど東京(首都)で成功したという点で前世の人々の野望を果たしたと思えないこともない。
 謙さん的には、はね駒→政宗→炎立つとなるのですが、東北との縁が深まっていったように見えます。全くの私見ですが。

 もうひとつ、やはりNHKドラマで気になったことがあるので質問します。月曜9時からやっている「夢見る葡萄」という林真理子原作で、彼女の母親がモデルのドラマです。時代設定は大正から昭和と思われるのですが、前回、尋常小学校5年生のヒロインの教室に男子生徒もいたのです。当時って3年生から男女が分かれるのではなかったでしょうか?  それとも、混合クラスもあったのでしょうか? ご存知の方いたら教えてください。



#4373 
天体仮面 2003/10/10 21:48
めざせ!打ち上げ花火!!

 はじめまして〜♪
一年ほど前より楽しく拝見させていただいております、超常現象&トンデモ好きの、天体仮面と申します。
じつは今回、みなさまにお願いしたい事がありまして、書き込みさせて頂きました。

 みなさまは、「復刊ドットコム」というサイトをご存知でしょうか?このサイトでは、絶版してしまった本を復刊させよう!という活動をしております。復刊するには、リクエストを立てた本に、復刊したら読んでみたい!と思う人達が投票していき、100票を獲得を目安に復刊交渉していきます。そして今回は、その数あるリクエスト本の中の2冊、志水一夫 「UFOの嘘」と、ロバート・D・クシュ 「魔の三角海域 その伝説の謎を解く」への投票のお願いのために書き込みさせていただきました(お付き合い票ではなく、もし復刊したら読んでみたいなぁ〜という方々へのお願いです。徹夜城さまには事前にメールにて書き込みご許可頂きましたm(__)m)。
 上記2冊の内容については、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが『UFOの嘘』はマスコミで騒がれているUFOについて懐疑的立場から検証した本で、本の後半では「UFO研究家」を自認する人達の信頼度を検証するためのヒントなども示されています。『魔の三角海域』の方は、バミューダ海域での謎の消失、失踪事件の真相について膨大な資料をもとに調査した本で、懐疑的立場からバミューダについて触れた本では、必ずと言っていいほど参考文献に載っている、古典的名著です。
 しかし!せっかくの名著も、懐疑派という立場がまだまだマイナーなせいか、現在の投票数が「UFOの嘘」・・・24票、「魔の三角海域」・・・・14票(泣)。しかもリクエストを立ててから3年(ToT)というまさに線香花火(笑)の状態です。
 そこで、この状況をなんとかせねば!と「不思議探求研究会」というサイト(ここで上記2冊の復刊活動について知りました)では復刊ドットコムのリンクをはったり、サイト内の掲示板にて投票の呼びかけなどを行っているようです。わたしも先日書き込みしてきたのですが、リクエストを立てた方によると、その掲示板だけではなかなか投票数がのびないそうです。
 と、いうことで!トンデモ好きの方、超常現象ファンの方、それ以外にも上記2冊に興味をもった方、復刊したらぜひ読んでみたい、という方などがいらっしゃれば、ぜひ投票をお願いいたします!!

復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/

いつの日か、復刊決定!!という大きな花火が打ち上げられますように・・・(祈)




 

 
 
 
 





#4372 
尾鳩 2003/10/10 11:23
大衆は大げさな話しをこそ、求めている

>ななさん

いや、やっぱりこの手の話しは遠慮すべきなのかな(^^;。
中国関連のネタが入ってくると、ついつい書き込んでしまうのです・・・。

中国という国、司馬遷を代表とする史家が存在するように、歴史に対して非常に厳しく公平な姿勢で臨む反面(春秋時代、斉の崔杼と史家の話しが有名ですね)、実は都合にあわせ捏造が繰り返されたというお国柄。
今回のことも、半分は「でっちあげ」の面が強いと考えています。騒いでいるのも、珠海当地の人間ではなく、上海や北京の活動家やネット常連者(?)のようですから。

それはともかく、海外に行ってまで、500人!?もの売春婦を呼ぶなよなあ(^^;、というのが今回一番強く感じたことで。まあ、この500人という数字も、どこまで本気にしていいのかわかりませんが。所詮、あの国で報道内容が正しいかどうかの検証をすることは、ほぼ不可能だと半分あきらめているのも本当なんですが。
まあ、よそ様の国へ行ったときは、その土地どちのお兄さん、お姐さんのごやっかいになるわけですから、自分の行いには十分気をつけましょう、っていうことですな。



#4371 
徹夜城(ちょいとお風邪を召したらしい管理人) 2003/10/10 00:32
シュワ、来ませり

↑あ、これ僕が考えたんじゃないですからね。たしか山藤章二さんが「ブラックアングル」で書いてたやつです。
 まー、それにしても終わってみれば圧勝。まぁ日本でも横山ノックと青島幸雄がそれぞれ知事に当選した際にも「お笑い大革命」などと騒がれたもんですが、やっぱりタレントというのは強いです、どこの国でも。今の都知事だってたぶんにタレントですからね。

 オーストリア出身、ボディビルダー出身の彼ですが、ハリウッドにはこの手のはゴロゴロいますね。オランダ出身で空手チャンピオンから出てきたジャン=クロード=ヴァン=ダムとか(国籍とったかどうかは知りませんが)。俳優だけでなく監督も世界中から集まってる世界ですからねぇ。ただシュワルツェネッガーって「肉体派アクション俳優」と定義されますけど、コメディやったり案外「知性派」的な売りをしていたところはありますね。そのあたりが他のアクション俳優とは一線を画してはいるのかも。あ、でも僕はああいう筋肉ムキムキタイプの俳優は大嫌いです、念のため(笑)。

 ただかなり早い段階から政治的活動はしてましたね、シュワちゃん。奥様がケネディ家というのもなーんとなくその匂いを感じざるをないのですが。でも共和党なんだよな。ハリウッドは赤狩りの記憶のために共和党嫌いが多いとか聞くんですが。
 レーガンに続く俳優出身大統領への野望は本人自身がチラチラとはにおわせてます。為五郎さんのご指摘のとおりで、現時点では移民一世である彼は大統領資格はないのですが、実際に改正案も議会で論議されるなど、一時よりは可能性が高まっているようです。議会で3分の2以上の賛成を得るんだったかな。それと50州のうちやはり3分の2以上の州議会の賛成も必要とかどこかで見かけたんですが、そう高いハードルではないとの観測が多いようです。


>尾鳩さん
 「炎立つ」、音楽がいいでしょー。最近「大河ドラマテーマ音楽全集」なるDVD(全2巻)を購入しまして、それまでのCDでの音楽だけでなくオープニング映像も楽しんだりしてます。「炎立つ」はとにかくオープニングがかっこよくて…
 ただ「炎立つ」は第三部になってガクッと評価が落ちますのでご用心を。原因は原作者であるところの高橋克彦氏(トンデモ界でも有名な方ですが)が執筆を遅らせて脚本家とモメてしまったことにあったりします。詳しいことは大河専門家に聞いてください(笑)。
 そういや確かに渡辺謙さん、伊達政宗に転生するわけですなぁ、製作時期は逆だけど(笑)。そして今度は「ラスト・サムライ」で古武士の意地を見せる役どころに転生するようです…東北じゃないんでしょうけどね、アレは。
 しっかし、いろいろな意味で注目の「ラスト・サムライ」、予告編で映画の全ストーリーが分かってしまうと言うのはいかがなもんだろうか(笑)。

 歴代大河のオープニング映像を一通り見たんですが、まぁそれぞれに面白いですね。オープニングだけ見るとみんな大傑作に見えてくる(笑)。それにしても「獅子の時代」のオープニングが本当にライオンがゾロゾロ映るものだったというのにはかなり驚きました。「太平記」のオープニングはその中ではあんまり工夫の無いほうだなぁ、と僕は思ってるんですけどね。最初に映る「カラス天狗」がそこはかとなく「太平記」世界を象徴してますが。
 最近の作品ではCGばりばりの目もくらむようなものが多くなってきてますね。「元禄繚乱」「北条時宗」でやりすぎたと思ったか、「利家とまつ」では一転穏やか映像(かつ主役二人が延々と映る)、今年の「武蔵」は印象派(?)といった感じになっています。
 来年の「新選組!」では三谷幸喜氏ご自身作詞の主題歌つきだそうで…「琉球の風」の谷村信司「階(きざはし)」に続く大河カラオケナンバーになるというわけで(笑)。


>「草の乱」
 一昨日になりますが、フジテレビの夕方のニュースショーの芸能コーナーで秩父事件映画「草の乱」のロケ現場密着取材をやってました。またもやボランティア1000人を動員したモブシーン、武装した農民たちが雄たけびをあげて川を渡りきるシーンの撮影風景が詳細に報じられてました。ボランティアには茶髪も多いため黒く染めたり頭巾をかぶらせたりと今風な苦労も描かれてました。ときの声を録音するときに助監督さんの携帯電話が鳴っちゃうというハプニングも今風ですな。
 期待作ではあるんですが、監督・神山征次郎、指導者役・緒形直人、林隆三…と来ると前作「郡上一揆」とかぶり過ぎちゃってるのが気になる。ロケ風景には新参としては杉本哲太さんが入ってましたが。



#4370 
なな 2003/10/10 00:18
実はチリのアニータも羨ましかったさ。

>中国集団買春事件
ここが「歴史BBS」であることをつい忘れて、いろんなネタをぽんぽん放り込んできたワタクシですが、さすがにこのテの話は書いちゃっていいかどうか迷ったので静観していました。(^^;)
この事件が発覚する前、日本では「元中国人留学生グループによる一家強盗殺害事件」の犯人逮捕の続報や、「激増する外国人犯罪の中でも中国人の犯罪が最も多い」といった報道がなされていて、日本人の中国人に対するイメージが悪くなっていました。
中国政府は海外に向けても中国国内に対しても、対日イメージを悪化させることで自国のマイナスイメージを隠蔽しようと、政府が裏で糸を引いてマスコミを仕向けたのだと思っていましたが。件の会社はいわば折悪しくスケープゴートにされたのだと…。(なんか日本語が変?)
中国のマスメディアってあてになるのか分かりませんが、日本のマスコミ報道も会社側が釈明しているにも関わらずハナから「集団買春した」と決めてかかっていて驚きましたね。久米宏が呆れ返った口調で断じていました。
まぁ会社が「社をあげて買春してましたぁ♪」なんて白状するはずもなく、「コンパニオンを呼んで宴会しただけ」との釈明がどこまで本当か分かりませんし、中にはほんとに買春した不心得者もいたのでしょうけど、私はあれは尾ひれのついたガセじゃないかと思っていましたが……結局マジネタだったんですか?
それにしても最初にこのニュースを耳にした時は売買春がどーのというより、「今時なんてバブリーな…」とちょっぴりうらやましかったり。(^^;)



#4368 
為五郎 2003/10/09 23:30
Re: Governor Arnold Schwarzenegger

>>個人的にはこのまま頑張って10年後くらいに大統領選挙に出てきてほしいです。

出生による合衆国市民もしくは憲法確定の時に合衆国の市民でなければ大統領となることは
できないという憲法上の規定があるので、その条項が改正されない限り、移民である人が
アメリカの大統領になることは、不可能です。



#4367 
尾鳩 2003/10/09 11:25
みんなで馬鹿をすれば怖くない

>シュワちゃん当選
まあ、誰でも政治家になれるということですね。
「ああ〜、なんもすることないなあ、そうや、政治家でもやろうかな」なんて、そのうちフリーター感覚で出馬する若者が出てくるんじゃないですかね。

>大河続報
「太平記」にはまっている自分ですが、ちょっと浮気心を出して、「炎立つ」を見てみました。なんとも勇壮な音楽!!仕事で疲れ切っている自分には、気恥ずかしささえ感じてしまいました(^^;。
それにしても、濃い顔のハンサム俳優勢揃いといった観がありますね。里見光太郎がNHK出演したのもこれが初めてなんですね。
渡辺謙の演ずる藤原経清が生まれ変わり4代当主藤原泰衡になるんですか。ならば彼の東北王国創設の野望は、死んでも尚燃え尽きることがなく、後年伊達政宗に生まれ変わることになるということですね(笑。
いや、「炎立つ」、私は結構気に入りました。こういうマイナーで、且つ新たな視点で描かれる時代劇が好きなものなので。原作を買って、読みたくなりました。

>香港ニュース
集団売春事件、もうご存じですよね。外交問題にまで発展してしまったという・・・。
珠海当地での受け止め方は、結構冷静なようですね。「売るものあれば、買うものありだろ。」ってな感じですかね。
中国政府ですが、私はことを殊更に大きくしたくないと考えている、とみています。まあ、いつものことですが、反日運動の盛り上がりが自分達のコントロールできない大衆運動に発展してしまうことへの警戒心。それに加え、15日に有人宇宙飛行の実施が控え、08年にはオリンピックが待っている中国としては、イメージを汚すような報道をされたくないんだろうと考えています。「えっ、500人もの売春婦!?そんなにいるの!?」なんていう・・・。
ただ、スターTVやBBC等、大手海外メディアに大きく報道されたのは、痛かったなあ。
売春そのものに対するコメントは控えさせて頂きますが、「旅は恥のかきすて」という内外での態度の豹変と、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という集団心理。そういう嫌な部分を見てしまったなあ、という気持ちです。



#4366 
愛親覚羅 2003/10/08 23:35
Governor Arnold Schwarzenegger (長い...)

とうとう当選しましたね。
たとえ有名俳優であっても英語を母国語としない人が知事になれるほどアメリカには許容範囲があるとは思わなかったので、いい意味で驚きました。移民が多いと言われるカリフォルニア州だったのもプラスに作用したのでしょうか。個人的にはこのまま頑張って10年後くらいに大統領選挙に出てきてほしいです。

日本でも元フィンランド人のツルネンさんがどこかの議員になっていますが(たしか補欠当選)、都道府県知事は無理でしょうね。でももし元外国人の総理大臣などでてきたら面白そうですね。デイブスペクターあたりなら日本語能力も問題ないんで、1年くらいやってみたらどうなんでしょう...(あ、彼は日本国籍じゃないのかな?)。




#4365 
貧乏神 2003/10/08 23:28
隣の家に囲いができたってねぇ

週アス、早速立ち読みしました。
しかしまあ、実際には四代目でも、本人が三代目を名乗ってるんなら、三世になる
のかなぁ、などという気も。しかし、名前につく "Jr. " とかってのは、名前の一部
という扱いなんでしょうかね。いわゆる戸籍制度がないようだと、そもそも定義
できないのかも知れませんが。
ちなみに、「パソコントリビア」では西和彦の「あの人は今」が紹介されていたのが
なんともいえないものがありましたね。

>終戦記念日
たしか、韓国では光復節ですね。




#4364 
報道官 2003/10/08 00:43
名は体を成す?

>アール・ケイさん
確かに、アメリカとイギリスでも違いってありますね。有名な話なのでご存知の方も多いと思いますが、世界中で売れに売れたハリー・ポッターシリーズの第一巻も本国UKでは "Harry Potter and the Philosopher's Stone"というタイトルですが、USAでは"Harry Potter and Sorcerer's Stone"という題名になっています。なぜそうなっているのかは知りませんが、お国柄や文化によって売れそうなタイトルが異なるということでしょうね、きっと。日本でも東京で売れてる本が必ずしも大阪でベストセラーになるわけではないようですし。ただ、上のような例の場合、作者の許可を得ていることは間違いないので、その点はビデオのタイトルなどとは違うと思いますが。

名前の違いといえば、歴史的な事件、事象も立場によってずいぶん呼び名が違いますよね。VJ-Dayは日本では終戦記念日ですが、韓国や中国ではなんと呼んでいるんだろう?



#4363 
徹夜城(ようやく大河ドラマ音楽全集DVDを購入した管理人) 2003/10/07 18:58
ゲイツ氏の真相

ちょうどタイミングよく、ということはあるようでして。

 今週の「週刊アスキー」に「パソコントリビア」なる特集がありまして、パソコン関連の雑学知識が散りばめられております。ポイントは「へぇ」ではなく「ほぉ」でしたが(笑)。
 その中に、

「ビル・ゲイツ氏の本名は本当は”ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ4世”」

 というネタがあったんですね。
 「3世」と一般には言われているし本人もそう名乗っているようですが、ゲイツ氏の父上が本当は「ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ3世」であるにも関わらず軍隊に入る際に「貴族みたいな名前だと上官にいじめられる」と懸念して「ゲイツjr.」を名乗ったんだそうで。そのため彼の息子は「3世」になったわけなんですが、本来なら「4世」が正しいのだそうです。
 しかしずいぶんいい加減なもんなのかな、という気もしてくる話ですな。



#4362 
アール・ケイ 2003/10/07 15:29
所変わればタイトル変わる

えー、映画のタイトル、原題名と劇場公開時タイトル、ビデオ化時タイトルの
違いについて話題になってますが、
同じような話をひとつ(同じ英語圏のアメリカとイギリスでもこういうことはあるようで)。

映画ではありませんが、小説のタイトルを1つ例に挙げますと、
イギリスSF界の巨匠ブライアン・W・オールディスの代表作、邦題『地球の長い午後』は、
イギリス本国では『Hothouse』(温室)というタイトルで刊行されましたが、
アメリカで刊行される際は『The Long Afternoon of Earth』と変更されました。
『Hothouse』だと地味過ぎて売れ行きに響くというアメリカ側のエージェント、出版社の意向が
あってのことだそうです。
この小説を読んだことのある人は、この2つのタイトルを見て「なるほどなあ…」と感想を抱くわけで
(遠い未来、地球が自転しなくなって、太陽光を受ける側が高温になり、生物相がすっかり変わってしまった
世界を描いた物語で、地球温暖化問題などで使われる「温室効果」の“温室”とはこの小説のイメージから
使われるようになったと聞いております)。
日本での翻訳版の刊行の際、アメリカでのタイトルをほぼ直訳したものになったのも、その方がSFのタイトルとしては
似つかわしいと思ったからなんだそうです。
USAとイギリスって言葉がほぼ同じだから、出版物などはそのまま相互流通するのかなと思うと
そうでもないようなんですよね(ご存知のかたには当たり前の話なのでしょうが)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4361 
貧乏神 2003/10/06 00:21
モンタナ・ジョーンズなんて人もいましたが

あ、あれは、「人」じゃないか。

>人名の日本語表記
ランディ・バースがバスだったとか、トマソンがトーマソンだったとか、そこら辺は
結構いろいろありますね。古くはギョエテなんて人もいたようですが。
ロナルド・レーガンもリーガンと表記されてた時があったと記憶してますが、俳優時代は
どう表記されてたんでしょうかね。

そういえば、俳優から政治家になりそうな加州のあの人のデビュー作は、深夜のテレビで
放映されたときは「SF超人ヘラクレス」でしたが、現在はDVDで「アドベンチャー・オブ・ヒーロー」
になってます。昔のタイトルの方が私は好きですが。(^^;


>2世
たしか、M$ の人はゲイツ3世だったと思います。
そういえば、プリンス・オブ・ヱールズの人もチャールズ3世ですね。ファミリー・ネームは
なんというのか知りませんが。

>タイムマシンは冷蔵庫
時間旅行後のデロリアンが冷たくなってる、というあたりにその痕跡が残ってるのでしょうか。




#4360 
報道官 2003/10/05 15:28
なるほど

>なな様、管理人様
確かに、そんなところかもしれませんね。しかし、インディアナ州はそのままインディアナ州と日本語でも言っているわけで、インディアナのままでも、語呂として興行成績に影響を与えるほど悪いとは思えないのですがねー。どうなんでしょう。ちなみにHalleはななさんのお読みになった通り、ハリーと発音されます。これはまったくの推測ですが、日本語では「L」の音と「R」の音の区別がないので、Harry という男性名と混同されるのを避けるため、ハルを呼称としたのかも。しかし、映画やアニメって、中身の著作権には結構うるさいくせに、タイトルに関しては製作者の意向や苦悩を無視した、まったくの無法状態ですね(笑)。洋画の日本語タイトル変遷史なんてのを、管理人さんの様にビデオの邦題も含めてまとめてみたら、意外に受けるかも。





#4359 
徹夜城(いつも書くネタを一つ二つ忘れる管理人) 2003/10/05 01:07
歴史に関係ない映画ネタですが…(^^;)

書き忘れたレスを。

>景虎さん
「バック・トゥ・ザ・フューチャーの近親相姦モノ?」という例えで思い出しましたが、当初この映画の企画はディズニーに持ち込まれたものの、「息子がタイムスリップして母親と危うく恋仲になりそうになる」という設定に「アメリカの良心」たるディズニーが難色を示して没になり、それをスピルバーグが拾った、という経緯があるそうです。
 さらにいえば当初のシナリオではタイムマシンは冷蔵庫だったけど、それだと子供が真似して危ないとスピルバーグが意見したとかで自動車に変更したんだとか。
 冷蔵庫の話を聞いたとき、僕などは「やっぱりドラえもんが元ネタなんじゃないか」との疑惑をさらに強めましたけどね(笑)。



#4358 
徹夜城(本日はこの掲示板常連者とミニオフ会だった管理人) 2003/10/05 01:02
映画は興行ですからねぇ。

>報道官さん
「インディ・ジョーンズ」ですが、ななさんもお書きのように、日本語タイトルとしての語呂のよさを優先したんでしょうね。「レイダース・失われたアーク」なんかは原題のまんまでも語呂がよかったんですが(でも「レイダース」の意味はみんな分からない(笑))やっぱり「インディアナ・ジョーンズ」だとタイトルとしては間延びしちゃうんですよね。劇中でも「インディ」って愛称で呼んでるからそれでいこう、ってことになったんじゃないかと。
 シリーズ見た方はご存知でしょうが、ジョーンズ博士の本名は「ヘンリー・ジョーンズ・ジュニア(2世)」なんですよね。「インディアナ」は犬の名前からとったそうですが、これもルーカス自身の愛犬の名前なんだそうで。
 そういやビル=ゲイツ氏も「2世」なんじゃなかったかな?

 外国映画の邦題については以前大学の教養課程でレポートも書いたことがある私(笑)ですので、この件ではずいぶんいろんなケースを調べたことがあります。
 「愛と青春の旅立ち」に代表される「愛」シリーズは今なお一部で生き残ってますが、90年代終わりには「古臭い」とみなされるようになったらしい。今はタイトルより宣伝コピーやポスターの構図なんかで「愛」を訴えるものが多いですね。まぁ興行側にしてみれば女性客、そしてカップルが来てくれた方が絶対にいいわけですしねぇ。
 劇場公開時は女性客呼べそうなタイトルをつけ、ビデオリリース時は男性客にも受けそうなタイトルに変える、というケースもあります。最近ですとリチャード・ギアが中国で裁判に巻き込まれる「レッド・コーナー」という作品が、劇場公開時に「北京のふたり」というタイトルで公開されたことがあります。ポスターもリチャード・ギアの恋愛もの風に仕立ててましたねぇ。ビデオリリース時には「レッド・コーナー」となりアクションもの風のパッケージになっていたものです(笑)。似た例ではダスティン=ホフマン主演映画で劇場公開時「靴をなくした天使」→ビデオリリース時「ヒーロー」というのもあります(笑)。
 あと、最近映画化されていたレクター博士ものの第一作「レッド・ドラゴン」って「羊たちの沈黙」以前に一度映画化されておりまして、そのときのタイトルは「レッド・ドラゴン刑事グラハム」でした(爆)。「羊たちの沈黙」ヒット後に慌てて「レクター博士の沈黙」と改題してビデオ再発売されてます(笑)。いやー、劇場公開のよりビデオリリースのタイトルの方が面白いということも多いですよ。パクリタイトルもやたらあるし(笑)


>景虎さん
アニメに限らず、日本の作品が海外で使用される場合、やはりタイトルをあれこれ変更することは多いようです。
「子連れ狼」が「Shogun Asassin」とか、「敦煌」が「The Silk Road」とか。



#4357 
景虎 2003/10/04 13:01
妙な題名

日本のアニメも海外では、変なタイトルが結構あるようですね。

こちら
http://www.tekipaki.jp/%7Emoonlight/misc/hate_Anime.html
が詳しいですが、『るろうに剣心』が『Samurai X』になってたりしますね。あちらのファンは何故原題で発売しなかったんだと怒っている人が多いらしいです。
『Love Hina』は日本人にも意味不明のタイトルですが、英語圏ではポルノっぽく感じるとか。
個人的には、『Tenchi Muyo In Love』が一番笑えました。
一所懸命友達に説明しても、「うん、それは本当にひどいタイトルなんだ。母親を救う為、過去に戻らなければならない話で」「バック・トゥー・ザ・フューチャーの近親相姦モノみたいな感じか?」「ちが〜う!!」 ・・・ですからね。



#4356 
なな 2003/10/04 00:45
映画「巌流島」

本木雅弘主演、ワルな武蔵を創造した作品だそうで。筧利夫はここにも。大河のMUSASHIより面白そうなストーリーです。モックンの方がしっかり役作り(体作り)して臨んでそうだな…。

>インディ≠インディアナ
インディアンが放送禁止用語にされたのはいつでしたっけ?
漠然と、インディアンを直接連想させないためにインディに変えたのかと思っていました(汗。
ただ一番の理由はやはり「言いやすさ、覚えやすさ」を優先しただけじゃないか、とも。
女優のハル・ベリーはハリー・ベリーと言うのが正しいとどこかで読んだのですが、実際は「Halle」をどう発音してるんでしょう?
洋画の原題は…人名や肩書きをそのままといった、わりと無味乾燥なつけ方なので、直訳だと興味をそそられないものもありますね。確かに。(^^;)
最近「いくらなんでもその邦題はないだろう〜」と思ったのは「めぐりあう時間"たち"」です。
原題の「数時間」を上手く訳せなくて、とうとう日本語までおかしくなってしまいました。



#4355 
報道官 2003/10/03 11:36
インディアナ・ジョーンズ

常々疑問に思っていたことが話題になっているのでお尋ねしたいのですが、日本ではなぜIndiana Jonesを「インディ・ジョーンズ」というのでしょうか。英語の原題をそのままカタカナにしたり、直訳したのでは、日本語として響きが悪いからタイトルを変更するというのは分るのですが、インディアナは、人の名前ですよね。それをあえてインディにする意図が、僕には全く不明なのですが、どなたか理由をご存知ですか?

業界にいる友人から、洋画のタイトルは字幕翻訳者ではなくて、映画の配給会社が決め、それに翻訳者が泣く泣くあわせているという話を聞いたことがありますが、独断と偏見を言わせてもらえば、かなり酷いのが結構ありますよね。上記と同じでAnalyze thisを「アナライズ・ミー」とするのも意味不明ですし、An Officer and a Gentlemanに「愛と青春の旅立ち」というタイトルをつけるのは、若い女性に来て欲しい興行者側の思惑が見え見えのように思います…。かといって、原題至上主義に陥ると、ア・フュー・グッドメンとか、ミッション・インポッシブルとか、うちの親父やお袋の世代にとっては理解不能で、口にする度に舌を噛みそうなタイトルになってしまうわけですが。特に後者は、なぜ往年からの邦題である「スパイ大作戦」をそのまま使用しなかったのですかね。

そういえば、タイトルではなくて映画の中身の話ですが、ラストエンペラーの配給会社が南京虐殺のシーンを勝手にカット、編集して上映し、監督のベルトルッチが激怒したなんて一件も、昔ありましたね。同系列の話ですが、アメリカのケーブルテレビで放送されているドラゴンボールは、神様がそのままKamiという名前で呼ばれています。お国の事情を考えれば、宗教色を廃したいのはわかりますが、あれ、神をGodとしないと、表裏一体であるピッコロ(Piccoloは当然DevilではなくDaimaohです、ハハハ)との関係が分らないんですよね。そこんとこ、英語版はいまいち辻褄が合っていません。まあ、神様が実はただの宇宙人だったり、人間が修行するだけで神様より強くなっちゃうあたり、そのままでは放送できないのでしょうが(笑)。



#4354 
鎮西(本格復帰まであと数十時間) 2003/10/03 06:57
二十年前

>インディ・ジョーンズ
いましたね、インディに憬れて考古学者をめざす奴。
で、学部に進学して現実を知り、愕然。
九州史学会の考古学部会で発掘成果のスライド上映やってる様子なんて、
まるで土木作業の現場監督連中が仕事場から直に集まってブルーフィルム
観てるような雰囲気が(笑)。いや、今はもっとスマートでしょう。数年前
覗いた時は、スーツ姿の参加者のほうが多かったような。

学生時代に聞き覚えた「考古学徒の歌」の一節。
「あの子は良家のお嬢さん おいらはしがない考古学徒
 どうせ実らぬこの恋なれば トレンチ掘って忘れよう」



#4353 
徹夜城(肩の荷がおりたら堕落状態の管理人) 2003/10/03 00:03
政治再現ドラマ

先日、テレビ東京で唐突に一時間ほどの「歴史再現ドラマ」番組が放送されてました。ご覧になった方、おられます?
要するに内容は映画の「小説吉田学校」とおんなじあたりですね。吉田茂と鳩山一郎の、というより鳩山の参謀だった三木武吉を中心とした政権奪取抗争劇を記録映像とドラマを交えて映像化してました。キャストが表示されなかったんですが、三木武吉は「すまけい」さんですよね?吉田茂と鳩山一郎は強引に似せてる感じでしたが、誰が演じてるかわからなかった。若いころの中曽根康弘がチラッと出るんですが、これが案外似ていたなぁ。

>尾鳩さん
「インディ・ジョーンズ」シリーズのDVDは、日本では11月からリリースされるようですよ。



#4352 
久保田七衛 2003/10/02 21:48
フィールド・ワーク

 確かに政治に利用されやすい学問でしょうね。某北○○考古学の現状(学術論文の冒頭にはなぜか必ず「偉大なる○○○」なんて書いてあったりしますが)も然り、ナチス・ドイツ期のグスタフ・コッシナ然り、、、。文体をみるかぎり、学問的に誠実な方ばかりなんでしょうけどね、不思議、、、というより我々も気をつけなければいけない、ということなのでしょうね。

 そうですか、9割図書館、、、。興味深いですね。現在の日本考古学はどうでしょうか。フィールド・ワークに誇りのある研究者が伝統的に多いですからね、「現場主義」の匂いがより強いようにおもわれます。ジョーンズ氏の意見は「安楽椅子の人類学」の伝統が色濃く残ったころの設定だからなのでしょうね。
 そのような意味では医学も全く同じですね。試験管や実験室が活動の舞台である「実験医学」「感染症学」全盛の戦前が現代に至っては、「臨床(=現場)」を極めて強く意識した「Evidence based medicine 」にまでパラダイムが変わってしまっていますからね、、、一種感慨深いものすら感じます。




#4351 
尾鳩 2003/10/02 11:37
旅人と考古学

>管理人様

インディ・ジョーンズシリーズは、考古学者ののイメージを「歪めた」のではなく、あれは最初から「トレジャー・ハンター」としてのインディと考古学者としてのジョーンズ博士を分けて描写しているのです(笑)。
映画の中でも、「考古学という学問を、宝物探しと勘違いしている奴がいるが、実際の考古学は9割を図書館で過ごす地道な学問だ」なんてジョーンズ博士自身が語ってますからね。まあ、それも極端だと思いますが、やはり、考古学のイメージというのは、未だに「地味な土いじり」というのが、ほとんどだと思いますよ。

ただ、映画の中で国家機関から調査依頼を受けたりしていますが、事実かつての考古学や考古学者というのは政治に利用されやすいものだったと思います。かのアラビアのロレンスも、彼自身は考古学者であったはずで、地域や特定言語に精通したところを買われたわけですし。また、中国大陸の考古学のパイオニアも、日本の考古学者ですからね。「五族共和」でしたっけ、当時の政府が日本の大陸政策の一環として、大陸考古学を支援し、利用していたのは有名な話しですよね。

国家を股にかけ、美女を従え冒険活劇を繰り広げる、それに憧れて考古学を歩む人間はまずいないのでは(笑)。私がレイダース・マーチを聞いて血が騒ぐのは、旅人の血が騒ぐからなのですよ。それと、聖櫃や聖杯など、古代史マニアをくすぐるグッズをきちんと用意している映画ですから。いつになったら、DVD化するんですかねえ。



#4350 
徹夜城(本日、一つ肩の荷をおろした管理人) 2003/09/30 22:42
ちょいとご無沙汰してました。

管理人自らちょいとご無沙汰しておりました。
9月の末と言いますと、年度の半分でございまして、世の中何かと「締め切り」っちゅうものがあるわけでございます。今日付けでここんとこ作業に追われていた論文(大学院紀要向け)を無事完成、提出、受理されましてホッと一息、というところです。
 いずれはこの論文もこのサイト上に載せたいとは思っておりますが…一応その紀要が印刷物として世に出てから、ということにしたいと思います。タイトルだけこっそり公開いたしますと…
「16世紀『嘉靖大倭寇』を構成する諸勢力」について」
 という簡潔といえば簡潔、工夫が無いと言えばそのとおりのタイトルになっております。中身は諸般の事情で当初の構想から大幅にカットされておりまして…中国江南地方の「大倭寇」に参加していった様々な集団(客兵、奸細、竈戸、沙民等々)をテーマに取り上げております。

 えー、ともあれ本日でそれが片付きましたので、「史点」なり倭寇小説なり、頑張って取り組んでいきたいと思っております。10月からはBIGLOBEのHP容量も大増量になっちゃうようですしね。
 で、以下に遅れたレスなどを。

>久保田さん
 ブローデルは一度ちゃんと読んでおこう…と思いつつちゃんと読んでないんです。すいません。関連解説本というか対談本は読んだんですけどね。
 15、6世紀の地中海方面の海賊については以前自分の「趣味」で調べてみたことがあります。「バルバリア海賊興亡史」なんかは物凄く面白くてですね…いっぺん映画化とかしないかな、これ、と思ったもんです。イスラムvsキリストの宗教合戦といいつつ実態としては「国家公認海賊」のドタバタ死闘というあたりがすごく面白い。

>鵺さん
 「郡上一揆」のスタッフ・キャストで秩父事件を映画化するという話は聞いていたんですが、いよいよクランクインなんですね。主演がまた緒方直人さんというのは前作とかぶっちゃって気になるところでもあるんですけどね…
 それにしても「草の乱」か。大河「花の乱」みたいであります(笑)。

>増田さん
 その八切氏の著作の方は全く知らないんですけど、先祖が仮に朝鮮半島から来たとしても「小西行長韓国人説」ってネーミングはいかがなもんでしょうか。
 大内氏が百済人の子孫を称し、朝鮮王朝にも確認を求めて「先祖の土地をくれ」と要求したエピソードは僕も「室町太平記」の最終回に書いたんですが、この件はいろいろと取りようがあるように思いますね。恐らく大内氏の先祖がそうした出自をもっていたのは事実とは思うのですが、ここではむしろ交渉の材料としてかなり恣意的に使っている節も感じるので、僕などは、一部で言われるようなこの一件をもとに「中世では朝鮮蔑視感はなかった」とは軽々しく断じないことにしています。
 この大内氏ですが、戦国期まで対外的には「日本国王」みたいにふるまっていたところもあって、なかなか興味深い一族だよなぁとは思ってますね。あの王直の上奏文にも「日本の王と相がともに死んだ」という一節があるんですがこれがどうやら大内義隆が討たれ、さらに陶晴賢も厳島で戦死したことをさしているみたいですし。
 現在の華僑と倭寇の関係ですが、ここまで来ると「倭寇」って枠組みでとらえるのが難しくなってくるんですよねぇ。実は僕が現在執筆している「倭寇小説」ってのも最終的に華僑の問題と関わってくるので、作者としてもいろいろ考えているところなんですけどね。ま、それは完成してみないとわかんないなぁ。

>尾鳩さん
 「太平記」のビデオ、楽しく見ておられるようでなによりです。「シルクロード」なんかもそっちで発売されてるんですねぇ。そういや新シリーズ作るとかNHKが言っていたような…
 ところで「レイダースマーチ」だけど、実際に考古学やってる方々はやっぱり反応しちゃうのかな?(笑)。「考古学者」のイメージを大きくひん曲げたシリーズだと思うんだけどなぁ(笑)。しかしインディ=ジョーンズ氏が日常ではちゃんと大学で教鞭をとっているあたりが僕にはえらく楽しかったりします(笑)。
 そういやこれも「4」作るって話になってましたが、どうなってるんでしょ?



#4349 
尾鳩 2003/09/29 11:57
ユーラシア大陸が恋しい季節

>増田様
はじめまして。
倭寇と華僑の間にどのような関連があったのかを「厳密」に特定するのは、困難なのではないかと。オーバーラップしていた部分は、多少あるとしても、「倭寇の植民の結果が華僑である」と規定するのは難しいと思いますよ。
まあ、ここは「その道のプロ」、管理人様にお任せしましょう。

>スタインとヘディン
最近、暇があると見ているのが「太平記」と「シルク・ロード」。
その「シルク・ロード」なんですが、やたらに出てくる名前が、ハンガリー系英国人スタインとスウェーデン人のヘディン。
この二人、ほぼ同時期に中央アジアを訪れているはずですが、二人ともお互いをどのように評価していたのか、とても興味があります。スタインは英国政府をバックに、ヘディンはドイツ政府をバックにしていたようなので、当時の世相からすれば複雑な関係にあったことだろうと想像しているのですが。
スタインとヘディン、この二人って、お互いをどのように意識していたんでしょうね。。一時期、いや今でもこの二人には、非常な憧れがあります。
バックパッカーの経験があり、考古学を専攻したことがあり、「レイダース・マーチ」を聞くと血が騒ぎ、ゴダイゴの「ガンダーラ」を聞くと目が遠いところを見てしまう(笑)、こんな方、周りにいます?もしいたら、その人は私と同類です(笑。

>久保田様
お久しぶりです。
そのようなメールは、貰ってないです。メールの調子がおかしいのかなあ。
企画書については、現在こちらで作成中です。今週中には、まとめてお送りします。
管理人様、どうもメールの調子がおもわしくないようなので、この掲示板を私用に使わせて頂きました。大変申し訳ないのですが、どうぞ、ご了承下さい。



#4348 
増田洋 2003/09/28 19:22
小西行長 韓国人説 再考2

バイクングが植民活動をおこなったなら、倭寇も同様な点があるはずで、華僑をそれにあてはめるべきでしょう。





#4347 
増田(管理人さま 岡田英弘先生の評価 2003/09/28 19:17
小西行長 韓国人説再考1 日本人という意識はいつできたのか?

作品社から 再販された 八切止夫作 武将意外史の小西行長 韓国人説の再考を行いたいと思います。

大学の卒論のときに 十分にできなかった点の補足でもありますが。

古代史のなかでは、新羅、高句麗、百済からの渡来人が、相当あったということが立証されており、問題はそれをどう捕らえるかが問題であろうとおもうのですが。

現代においても、 東京においては、歌舞伎町から新大久保にかけて、また上野にも、コリアンタウンが形成されています。

現代においては、ハングルという存在があるので、コリアンタウンというのは、多少 日本人とはちがう存在の方が住んでいるということがわかるのですが、古代においては どうなんだろうかと思います。文字は漢字、文書は漢文ということですと、はたして渡来人がどちらに帰属意識をもっていたのかということが いまひとつわからないということがいえると思います。

http://momo.hosen.okayama-c.ed.jp/okayama/rekisi/ukita.html

宇喜多氏の先祖様は、朝鮮半島からの渡来のようですし。

http://www.mirai-city.org/ithink/daigaku/ouchi.html#iminzoku

大内氏は、百済王の子孫という認識をもっていたというようです。

西日本の大名の家系を調べれば、ご先祖さまを半島においている家はまだあるはずです。

ご先祖様を半島においているということは、古代に渡来人がきたあと、急に 日本人という意識ができたのではなく、鎖国、明治という段階を経て、日本人という意識ができたのではないか?
という仮説も まとを外れていないかなと思います。

ソースを引き出せないのが残念ですが、長崎の唐人町ができるまでに、西日本各地に、唐人街があったようですし、琉球においても、海外貿易の主体を握っていたのは、明人たちにまちがいないようですから、交易があれば 人がくる。人がくれば そこに住む人間がいるとみるほうがまちがいないと思います。

倭寇をバイキングと比較しておかしいのは、バイキングが植民活動を行った



#4346 
ファイブスター物語 2003/09/28 00:45
はじめまして

みなさんの論説の内容が、多岐にわたっているので、とても興味深く読ませていただきました。かなり、深いというか、濃いというか、すごいサイトですね。容量も大きそう。また、機会があれば来たいと思います。



#4345 
2003/09/28 00:33
はじめまして

はじめまして。みなさんは、もうあのアンケートには行かれましたよね? 滝沢秀明くんが義経役にふさわしいか否かの。もしまだの方がいらっしゃったら、行ってみてください。
http://www.vote.co.jp/vote/index.phtml?cat=29036954

http://www.vote.co.jp/vote/29976841/index.phtml?cat=29036954


#4344 
2003/09/27 06:32
映画「草の乱」

「郡上一揆」の神山征二郎監督、なんと「秩父事件」を題材に映画撮るそうですねぇ!
主演は同じく緒方直人、自主制作映画らしく募金やエキストラなど協力を募っているそうです。。。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/




#4343 
久保田七衛 2003/09/27 00:24
とりとめないですが

>徹夜城様
 F.ブローデル『地中海』第7巻「戦争」の章は私掠・海賊行為を取り扱っていて、倭寇との絡みで非常に興味深く読みました。取り扱っている年代が比較的近いこともあり、徹夜城様のコメント(ひょっとすると過去ログにあるのかもしれませんが)をうかがってみたいな、と贅沢な希望が頭をかすめますが、、、いかがでしょうか?

>尾鳩様
 以前申し上げていました匈奴・大宛、、、のことですが、ホームページ『シミュレーションゲーム共用掲示板』(アドレスは下記)のHistory QuestでR/D氏とゆっくり議論している内容がそれです(2ツリーありますが)。兵站についてみるかぎり、少なくとも中国古代の戦役は生態的に規定されている部分が大きいのではないか、というのが骨子なのですが、、、。他の方の意見もうかがいながら、時間をかけてゆっくり書いてます。

http://homepage2.nifty.com/trajan/bbs/

追伸; 某S大の件で先日メールした内容ですが、届いておりますでしょうか?



#4342 
尾鳩 2003/09/26 11:16
「怠惰」は自分が最も忌み嫌うもの

たけし主演の「忠臣蔵」。
ありましねえ、そういうドラマ。江戸元禄期の武士を我々現代のサラリーマンとして描いているところが斬新的だったなあ、と記憶しています。昔の人だって、案外こんなものだったのかも、サムライというのは、創られたイメージの方が多いのかなあ、なんて思ったものです。

それにしても、北野たけし、すでにビートたけしを卒業して、「KITANO」に変貌してしまった観がありますね。外国の友人に、彼はコメディアンだったというと、びっくりしますから。
実は、「元気が出るテレビ」とか「お笑いウルトラクイズ」は、欧米の何カ国かで放送されていたらしいんですよ。日本人のイメージが「働き蜂」から「クレージー」に変わる大きな役割を果たしたとか。彼らしいといや彼らしいですがね。
次は、映画で日本人のイメージを、更に変える大きな役割を果たすことになるんでしょうか。なんか、最近のたけしを見ていると、「日本人」なんて妙に大きな看板を背負ってしまったような気がします。肩の力が抜け切れていないというか。
それが、メディア上における彼のパワーダウンの印象につながっているような気がしないでもないです。

「ボウイング・フォー・コロンバイン」
マイケル・ムーアの例の映画、ようやく見ました。銃社会の病理とでもいうか、病んだ社会がうまく描かれてました。まあ、あの映画自体は、あくまでも「アメリカ」を描いたものですから、日本にだぶらせようがないのでしょうが、何か気にかかるところがあるんですよ。
犯罪の増加を「黒人が多いから」なんて答えていたインタビュアーが一番印象に残ってます。結局、責任を他者に押しつけることは、最も単純で簡潔で、尚かつ表面的にすぎない解決方法なんだと思うんです。楽な方法ですから、「怠惰」でもありますよね。
社会不安を他者のせいにする、なにかどこかの国に似てませんか。
中国では、政治不安解消のために、とにかく経済、経済と問題の視点をそらせる傾向がある一方、日本では、経済不安解消のために、政治危機、もっと言えば対外危機を煽る傾向にあるんじゃないですかね。
銃社会の脅威を描いた「ボウリング・フォー・コロンバイン」にも関わらず、自省を忘れ安易な他者批判に流れる「怠惰」な世情に、何故か祖国をだぶらせてしまった自分でした。

>太平記
現在、建武の新政が崩壊の危機にあります。
最終回を見るまで、あと1ヶ月以上かかるかなあ。「太平記」が完了次第、平安時代を旅する予定です。
しかし、遠くシルク・ロードに飛んじゃう可能性もあるんですよね。買ったんですよ、NHKドキュメンタリー「シルク・ロード」全巻VCD版を。石坂浩二のナレーションは無く、英語と広東語のみなんですが、かみさんと見るには最適かなと。
あの頃、まさに陸の孤島だった桜蘭やカラホト城も、今ではツアー旅行に組み込まれている・・・、時の流れの速さをしみじみと感じます。

>報道官様
昨日は、どうも。自虐の左に自慰の右、まさにその通りですね。
左は言わずもがな、なんですが、最近安易なにわか右が増えているように見受けられます。結局、「怠惰」に「安易」にナショナリズムに走っているんでしょうねえ。
にわか阪神ファンと同じ現象かも(笑。
私は、昨今の日本の右傾化は、左の変種か、もしくはファッションであるとみています。結局「ふわふわ」と漂っているだけなんですがね。




#4341 
a man who knows your childhood 2003/09/23 23:20
!

The number of counters is out of order.



#4340 
piro 2003/09/23 21:41
お答え有難うございます。

色々な方々に聞いたのですが、皆さん、映画のシーンを色分しているだけとのご返答で...
ただ一人中国の歴史に詳しい方が、「そ〜じゃないんだな〜あの時代にチョウの国の書の教室が赤だというのは変だ!
秦や漢ならまだ分かるけど(><)=3...」っと、詳しくは語ってくれないので...。
なので、歴史的背景が関係しているのかな(";?と思ったのですが...。






#4339 
増田 洋 2003/09/23 17:46
自民党の派閥を整理してみると。

小泉派(旧福田派)
本質的には、旧長州閥 岸信介の流れをくむだけあって、本質的には、自民党の最右派

堀内派(旧大平派)
もともと 保守本流、官僚出身者が多いはずなんだけど、古賀誠の顔を見ていると、あれ?という気がします。

江藤派(旧中曽根派)
旧中曽根派が母体、自民党党人派の中核?その筋の方と縁の深そうな線も多い。鳩山さんのスポンサーの1人が児玉サンだったのを、何人の人が覚えているかな。

橋本派(旧田中派)
思想うんぬんより、金と力がすべてという派閥、だから小沢サンのような右のような人間や、野中さんのような 一歩間違えれば 共産党に入りかねないような人間までいる。角さんの懐の深さがしのばれます。

高村派(旧三木派)
旧三木派 森財閥と三光汽船が当時はスポンサー 今は自民党最左派なんだけど、統一教会別働隊のような気がしますが。

70年代というのは、リーダーがいて、派閥もそれぞれの、行動原理(思想ということではなく、政策ということではない)がはっきりしているので、闘争が激化していたのだなという気がします。




#4338 
増田(20度も気温差があれば体調を崩してあたりまえ)洋 2003/09/23 17:21
たけしといえば

太閤記やりたいと なにかでいっていたのを思い出しました。

これもベースは、田村栄太郎の、史料からみた秀吉の正体あたりで やれないかな



#4337 
景虎 2003/09/23 11:05
日本列島改造論

田中角栄といえば、数ヶ月前に古本屋で『日本列島改造論』を買ったのですが、読み忘れて放置していた事を思い出しました。この機会に読んでみようと思います。

最近、靖国神社で武道の演武会があったそうですが、韓国に支部がある流派が出場した時に、韓国の方も参加されたようです。それだけならよいのですが、靖国神社に匿名で韓国の方を非難するファックスが送られてきたという事です。
私個人としては、日本の首相が参拝しようが、韓国人が参拝しようが自由だと思うのですが、何でそんな事を問題にしないといけないんだろう?と思ってしまいます。

そういえば、天皇陛下はエリザベス女王陛下のガーター騎士団員のはずですが、こういうのって右の人達はどう考えているんでしょうね?



#4336 
徹夜城(急に寒くなったんで体調を崩した管理人) 2003/09/23 10:42
時空を超えて因果は巡る

>増田さん
映画「小説吉田学校」見てると、ヤクザ界と政界って恐ろしく似ていると思えてきますよね。たまに人が刺されたりドンパチもあるし(笑)。自民党内の派閥抗争史なんてのはまさに「仁義なき戦い」の世界で…今度の総裁選でも少なからずそうしたところは発揮されてましたよね。
 ただ、これは政策的は180度反対側にいた共産党の不破委員長が述懐ことで即座に同意したんですが、自民党が一番「面白かった」のって1970年代なんですよね。「三角大福中」と呼ばれた個性的な総裁候補・首相候補がひしめき、一時は党を分裂させかねない壮絶な派閥抗争を演じていたのがこの時期。映画の「小説吉田学校」は池田勇人vs佐藤栄作あたりで終わってしまってましたが、実のところ70年代自民党史がそろそろドラマで見てみたい、という気持ちがあります。まー、まだまだ微妙なところdしょうけどね。

 「討ち入りは就職活動説」を前面に押し出したビートたけしの「忠臣蔵」は僕も見てました。これ、大河「太平記」の池端俊策さんの作なんですよね。実際に仇討ちで就職に成功していたために討ち入り積極派になったという設定の堀部安兵衛を陣内孝則が演じてましたし、緒形拳、確か高嶋政伸も出ていて「太平記」出演組が集結している感がありました。
 さらにいえば当初「太平記」の北条高時役はビートたけしに内定していたようなんですね。

>アール・ケイさん
 …と、思いをめぐらしていると、そーですか、その高時を実際に演じた鶴ちゃんで「角栄」の企画があったんですねぇ。北条高時と田中角栄、なんか共通点があるんでしょうか(笑)。
 日本では近い時代の実話ドラマ化が難しい…というのは確かにそうなんでしょうね。直接的な関係者も多いうちはなかなか自由な描写は認められないでしょうし。また三島由紀夫の遺族のケースみたいに「裏面」をことごとくつぶしてまわる人たちもいますしねぇ。
 してみると、今度の「たけし角栄」は目白の方からOKが出た、ってことなんでしょうか。となると、やっぱり「裏面史」は描けないのだろうなぁ…愛人とか隠し子の件とか…ってなんだか演じる人の方の話に近づいてきたような(汗)。



#4335 
増田 洋 2003/09/22 12:31
小説 吉田学校は仁義なき戦いみたい

ほんとに、そうでしたね。あの当時の 党人派には、任侠の方々もいっぱいいましたから。

あと たけしは、田村栄太郎の忠臣蔵就職運動説をベースにした 忠臣蔵でも大石をやったことがあります。



#4334 
アール・ケイ 2003/09/22 02:40
他掲示版書き込み、再利用(笑)

以下はテレビドラマデータベースさんとこに、私が先だって書き込んだものを
コピペしたものです。
これを書き込んだすぐあとに、『異形の将軍』ドラマ化が発表になって
自分でもびっくりしました。
津本陽さんって『加賀百万石〜母と子の戦国サバイバル〜 』ぐらいしか
時代劇の映像化がないくせに(というか、ご本人が拒否してるらしい)、
こうして現代を描いた作品(とも言い切れないかなあ、もはや)がドラマになるとは
皮肉なものでありますな。

------------------------------------------------------------------

映画やテレビドラマにはノンフィクションものというか、実話ネタというのがございますよね。
昨今の流行りは北朝鮮拉致ものなんでしょうな。考えてみれば、去年日テレが放送した「よど号
ハイジャック事件」のドラマって先鞭をつけていたのかもしれません。
アメリカなんかだと、事件が起こったらもうものの数ヶ月も立たないうちに、そのエピソードが
ドラマになっちゃってます。私がびっくらこいたのが、ウディ・アレンとその養女を巡る
スキャンダルをミア・ファローの視点から描いたドラマ。どう見てもあまり似てないウディとミアが
マンハッタンのビルの屋上で言い争いをしてるわけ。ドラマの出来は酷いものでしたが、よくもまあ当事者、
関係者らがドラマ化を了承したものだと。聞いてみると、ドラマのモデル、関係者に了承を取る
専門のエージェントがいて、アメリカ中を飛びまくっていくらかのギャラと引き換えに文句を言わないという
契約書を取り交わさせているのだとか。それでもあの訴訟社会のアメリカでよくもまあ
作ってるなあ、と感心したり、呆れたり。

省みて我がニッポンでは、モデル問題が怖くて近代史ドラマがなかなか作れないと聞き及んでおります。
調整役が不在なのと、先祖の名誉を傷付ける要素のあることはお金で解決したくないという思いが
遺族や祖先に強いのでしょうねえ。
で、作られるのは当たり障りのない、『いつみても波乱万丈』に毛が生えたような腰の引けた芸能人ものか、
話題の事件の主をドキュメンタリー風に描いたものばかりになってしまって、
赤裸々に人間関係のドロドロとしたところをしっかり描いてくれるようなドラマって
数が少ないように思います。
最近だと先だっての佐藤紅緑一族を描いた『血脈』ぐらいかな(ドラマの出来はイマイチでしたが)。
数年前『美空ひばり物語』のヒットに気を良くしたTBSが『田中角栄物語』を
片岡の鶴ちゃん主演でやろうとしたときも、「目白の筋」から横槍が入ってポシャリましたし、
その『美空ひばり物語』自体が「その筋」(神戸あたりかな)からのクレームがあって
ビデオ化が危ぶまれたぐらいですから。


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4333 
徹夜城(NHKの巌流島は悪い意味で期待どおりだったと思った管理人) 2003/09/21 21:39
福田赳夫元首相役は…

>増田さん
 そりゃもう、福田元首相役はご子息の福田康夫さんがメガネを外して演じると(笑)。
この角栄ドラマ、どのぐらいのスケールでやる気か分かりませんが、佐藤栄作なんかも当然出てくるでしょうしねぇ。昭和政治史の政治家たちがどんな風に出てくるかは見ものでしょう。
 戦後政治史ドラマとしては映画「小説吉田学校」がありまして、そこでは西郷輝彦が角栄を演じてました。佐藤栄作は竹脇無我、吉田茂は森繁久弥、鳩山一郎が芦田伸介…と。梅宮辰夫(河野一郎)と若山富三郎(三木武吉)の密談シーンはなにやら「仁義なき戦い」になっちゃってて笑っちゃった覚えがあります。
 まぁでもたけし主演の「角栄」もホームドラマ的なノリが強くなるんじゃないかなぁとにらんでますが。となると、誰が真紀子さんを演るのかが注目ですね、確かに。

 なお、美空ひばりのドラマは亡くなったその年(1989)に岸本加代子主演で作られていたようです。この年は手塚治虫も亡くなっていて、確か年内にドラマ化していたはずです。



#4332 
増田洋 2003/09/20 21:45
角さんの次は 美空ひばりかな

たけし 単発ドラマで故田中元首相役(スポニチ)  

 「座頭市」で第60回ベネチア国際映画祭の監督賞を受賞したビートたけし(56)=北野武監督=が、フジテレビの来年春の大型単発ドラマで故田中角栄元首相を演じることになった。役者たけしが、強烈な個性の大物政治家をどう演じるか注目だ。

 原作は、人気作家の津本陽さん(74)の「異形の将軍―田中角栄の生涯(上・下)」(幻冬舎)。フジテレビが、たけしを主演にドラマ化の企画を進め、来春放送予定の単発ドラマとして制作することがこの日までに決まった。

 「異形の〜」は、吃音(きつおん)に苦しむ少年が小学校卒の革命的政治家となって日本に君臨するまでの波乱の人生、さらに、金と女、権力を高らかに肯定した情念の男が、ロッキード事件後も、その力と権謀術数で戦後最大のキングメーカーになる“伝説”を描いている。

 関係者によると、圧倒的な存在感を誇った田中元首相を演じられるのは「日本の俳優ではたけしさんしかいない」(放送関係者)と白羽の矢を立てたという。これまでに、たけしは個性的な役を演じて「俳優たけし」の魅力をいかんなく発揮してきた。「強烈な役はおれのところに全部来るもんだ」と自信を見せているといい、今回も周囲のラブコールに応じた格好だ。

 プロデューサーは、「ピュア」「ドク」などを手掛けた栗原美和子さん(38)、演出は「抱きしめたい!」「君が嘘をついた」などの河毛俊作氏(51)が担当する。


小佐野賢治はだれかな、福田元首相は?興味津々。ただ、たけしの角さんは、少し 太らないと駄目な気がする。その次は前にもやったけど、かなり危ないところまで描いた お嬢こと、美空ひばりをドラマでやってほしい。もう歴史だとおもうんだけど。



#4331 
徹夜城(電車の中が読書タイムの管理人) 2003/09/20 21:29
かなり前の歴史本

先日、僕の母が近所のバザーで入手してきた古本「歴史よもやま話」を大変面白く読んでます。世界史編もあったようですが、日本史編上下巻のみを手に入れました。
文芸春秋刊で昭和41年発行。もともとはNHKラジオ番組で放送されたものらしく、元文芸春秋編集長が司会して毎回いろんなゲストを呼んで歴史話をする、というものです。放送は昭和38から39年ごろですね。
 ゲストは毎回2〜3人で、その回のテーマの研究者、あるいはそのテーマの関係者が呼ばれています。たとえば南北朝時代の回では足利家の子孫である歴史家の足利惇氏さんが登場してました。
 この人が戦前学習院で「逆賊の子孫」ということでいろいろと嫌な思いをしたことは他のところで読んだことがあったんですが、この本で実は直接尊氏の血統を引くご子孫ではなかったことを初めて知りました。ご本人の口からこの辺の裏事情が明かされていたんです。
 これがまたなかなか面白い話で…足利尊氏を逆賊に「認定」したのはあの水戸光圀なのでありますが、光圀本人が「こんな逆賊の家では養子の来てがなくて断絶の恐れがある。気の毒だからもし断絶の危機が来たときは水戸家から養子を出すように」との遺訓を残していたそうなんですな。てめぇで逆賊認定しておいて…という妙な「親切」だとは思いますが、のちにこの遺訓は実行されます。幕末も近づいた時期に足利家に徳川斉昭のお子さんが養子に入っているんだそうな…それが惇氏さんの祖父だ、というんですね。
 それでも家の中では物心がつくころには「足利家の子孫」という心構えの教育がされていたというから、なかなか凄い話です。


 この本、まだ昭和30年代の対談集ということもあって、幕末史になってくるとかなり近い「関係者」が登場してきます。例えば徳川家についての座談会では徳川家17代目当主が出席してますし、西南戦争の回では西郷隆盛の孫・西郷吉之助さん(貴族院・参議院議員)が出席してます。吉之助さん、名前だけでなく写真の風貌もお祖父さんそっくりです(笑)。福沢諭吉と大隈重信の回ではなぜか大久保利通のお孫さんが出席してました。最終回の満州事変に至っては、本物の「関係者」が出席してますね。


>ついにやってしまうか。
何のことかと言いますと、以前この掲示板でも「たぶんそのうち作るだろう」と言われていた、ある近い時代の歴史人物のドラマ化です。そう、「田中角栄」なんであります。
 演じるのはビートたけし(笑)。あー、まぁなんか分かるような気がするキャスティングではあります。たけし本人も言ってましたが、過去に大久保清、金嬉老、三億円事件犯人など世情を騒がせた事件の犯人役が多いんですね、この人。それで「ついに総理大臣役だー」と思ったら、「やっぱり捕まった人でした」とギャグにしておりました(笑)。



#4330 
徹夜城(明日も仕事で出かける管理人) 2003/09/20 00:39
ちょっと前なら

北朝鮮が韓国のことを「アメリカ帝国主義の傀儡政権」と言っておりましたがねぇ…。
あの、今となってはいろいろと裏取引が暴かれている南北首脳会談以後は「大韓民国」およびその大統領の存在を認めた形になっています。

>尾鳩さん
「太平記」に続き「炎立つ」ですか〜大河ドラマの重症マニアにはこたえられないマニアック・ラインナップですな(笑)。いずれも「大衆的支持を受けたわけではないが時代劇・歴史劇ファンには評価が高い」という共通点があります。
重度の時代劇ファンがいたのかな?貴君の職場には。
「炎立つ」は「琉球の風」と対をなす「“辺境”歴史ドラマ」といいましょうかね。「奥州藤原四代」の歴史を主役リレー方式で描いた画期的な企画だったと僕は思ってます。こういう企画がもっとあってもよかった…と思うんですよね。
冒頭に坂上田村麻呂vsアテルイの戦いまで見られますしねー。この点でも貴重です。少なくとも「大河ドラマの映像」としてはこのシーンが現時点で最古の時代を描いていることになります。

>北京の半日デモ規制
報道官様、はじめまして。それにしても尾鳩氏経由でこの掲示板のぞいている方がいろいろといるのだな、と思った次第。
 掲示板に書き込むのって最初は緊張するんですよねー。特にこの掲示板は「書き捨て」ムードがほとんどないですから。ここで書いたものが過去ログとしても残るのか…と思うとそれなりに緊張感が漂うものです。ただそのぐらいの緊張感はほしいものだ、と世間の掲示板を見ていると思うところもあります。
 この掲示板、過去ログでも歴史関係から時事問題までずいぶん情報が蓄積されていますし我ながら凄い掲示板だなぁと思うところもありますね。
 でも、まぁ気軽に書いてくださいませ(笑)。僕もあんまり深く考えないで書いてることが多いですし。

 それはそうとこのCNN日本版サイトの記事、僕も見てました。まさか北京の話とは思いませんでしたが…くわばら、くわばら(汗)。
 前にもちょっと書いたような気がしますが、今の中国共産党政府ってのは本音のところ国民レベルで「反日運動」など起こされるのは困る、というところがあると思うんですよね。というより民衆レベルで草の根的な政治運動起こされるのは困るわけでしょう。将来的に民主主義的な体制を整えることも視野にあるかもしれないけれど、草の根からやられると体制崩壊につながりかねない、と。一方で草の根政治運動をしたい側にとって「反日」ってのは「民主化」なんかに比べてネタにしやすい、ってところもあるでしょうね。

>増田さん
うーん、「文明」に高い低いとか上下はつけたくない立場なんですが…
倭寇に関して言えば、少なくとも「富の所在」が明や朝鮮側にあったことは確かだと思います。倭寇の大半が中国人だったにせよ、少なくとも彼らは九州沿岸とか近畿地方をを襲ったりはしませんでしたからね。
 それと、後期倭寇に加わった要素の一つに明沿岸の貧民層やアウトロー集団の存在が確かにあります。つまり明の地方においても確かに「富の偏在」があったわけです。同じことはおそらく朝鮮半島における前期倭寇にもあって、「倭寇」というものの実態を探る上で見逃せない要素なんじゃないか、と僕は思ってるんですよね。



#4329 
モーグリ 2003/09/19 19:48
現代の傀儡政府

報道官さんへ

>傀儡政府
現在でもある傀儡政府としては「北キプロス共和国」があります。
日本ではほとんど知られていない国名だと思いますが、これは1974年のキプロス紛争でキプロスの北半分を占領したトルコが建国した国家です。

北キプロス政府や国旗はありますが、事実上政府を動かしているのはトルコで、北キプロスを承認しているのがトルコただ一ヶ国という面では傀儡政府といえるのではないでしょうか?
(そのため北キプロスに観光に行くためにはトルコを経由するしかないそうです)



#4328 
愛親覚羅 2003/09/19 17:20
なるほど

報道官さま

ご指摘ありがとうございました(報道官さまは「あの方」ですよね?)。
まさかこの記事が誤訳とは思いませんでした。世の中の出来事は
ひとつの情報源だけに頼ってはいけないということを再認識しました。

香港政府は中国中央政府と香港市民との間に挟まれている
つらい立場なのかもしれませんね。中国人は本音と建前のやりくりが
うまい人が多いですが、それでも1国2制度は難しいようですね。
あと44年後に香港が中国に正式に返還になるころには、世界情勢は
いったいどうなっているんでしょう?




#4327 
報道官 2003/09/19 16:18
歴史と外交、傀儡政権

> 尾鳩さん

そうなんですよ、立場上、どうしてもね(笑)。中国政府の、いわゆる「民主派」に対する締め付けという点では、(根拠らしい根拠はあまりない)個人的な見解ですが、僕は尾鳩さんとまったく同感で、デモ恐怖症というタイトルは言いえて妙だと思います。ただ、香港政府は、半ば中国政府の傀儡だとはいえ、一応は一国二制度の下でそれなりの自主性を持っているように僕の目には移りますが。いや、自主性というよりも、保身ですかね。北京寄りとはいえ、地盤がここにある以上、香港の政治家は大陸のお偉方と違い、地元の財界のみならず、民衆、マスコミをも相手にせざるをえませんからね。7・1デモの後辞職した某議員なども、タブロイド誌の標的になるばかりでなく、子供が小学校でいじめられたりと大変でしたし、ここで柳条湖事件のデモごときで下手を打つような真似はやはり…。それにしても、CNNの日本語版ホームページは誰が訳しているのでしょうね。ページを見る限り、朝日新聞と完全提携しているようですが、大失態ですよね、これ。

さて、そこでちょっとした疑問が浮かんだのですが、歴史的に見て、過去の事件、戦争などの禍根が、その後国と国との交渉(いわゆる現在の外交ですね)の武器として、使われるケースというのは、最近(20世紀前後)の現象なのですかね?それともローマ帝国とか、始皇帝の時代とか、大昔から繰り返されてきていることなのでしょうか?

それからもう一つ疑問なのですが、洋の東西を問わず傀儡政権というのは多々存在したと思うのですが、その明確な定義とは何ですかね。日本政府は実質アメリカの傀儡だという政治見解などは横に置くとして、歴史家の定義する傀儡政権とは、どういう制度、仕組みのことを言うのか、という疑問なのですが。現在のイラク政府は明らかに傀儡だと言えると思うのですが、もちろん傀儡政府と言う言葉を使用しているメディアはないわけですし、歴史上も臨時政府、暫定政権などと記録されていくわけですよね。傀儡政府と言う言葉は、帝国主義の終焉と共に消滅したのでしょうか。



#4326 
尾鳩 2003/09/19 13:24
炎立つ

>報道官どの

どなたなのかは、大体検討はついてます。そりゃ、立場上見過ごすわけには、いきませんわな(笑。

そうですか、誤訳でしたか。何か変だなあ、という気はうすうすしてはいたのですが。
私は、中国政府が「反日」と「民主派瓦解」をはかりにかけて、今回は後者の方を重要視したのかなあ、という風にみてしまいました。

>大河ドラマ
勤務先の倉庫で、「太平記」全話に続き、さらに新しい宝物を発見しました。
何と「炎立つ」全話、大型時代劇「織田信長」(94年正月放送:高橋英樹主演)。
次は何が出てくるんだろう。TBSドラマの「関ヶ原」なんか出てこないかなあ(笑。




#4325 
報道官 2003/09/19 12:54


>愛親覚羅、尾鳩 さま
えーと、懸案になっているCNNの記事ですが、日本語版のページには明らかな誤訳があります。以下のURLで原文が読めますが、警察当局が申請を却下したという話は、香港ではなくて、北京です! なお私見ですが、尾鳩さんのおっしゃる通り、香港の当局も過敏になってはいるのは事実だと思うのですが、一応報道の自由が認められているこの地で、わずか50人ばかりのデモを禁止して、またまたマスコミに政府攻撃の材料を与えてしまうような真似はしないような気がします。

http://edition.cnn.com/2003/WORLD/asiapcf/east/09/16/china.demo/index.html

追伸。尾鳩さんの誘いを受けてこのページはたまに覗いていたのですが、上記の件は立場上見捨てておくわけにいかず、生まれて初めて掲示板なるものに書き込みをしました。いやー、ボタンを押したとたんこの文章が公になってしまうのかと思うと、緊張しますね。



#4324 
増田洋 2003/09/18 21:44
むこうのほうが進んでいる

すくなくても、江戸時代以前は、朝鮮、中国の方が 日本より文明は進んでいたはずだし、前期にしても後期にしても、日本人主体で、倭寇が動いていたら、秀吉の朝鮮出兵で、制海権も取れずに、ボロ負けということにはならなかったと思うのです。(こういうこと あまりいわれんな)





#4323 
増田洋 2003/09/18 21:39
むこうのほうが進んでいる





#4322 
尾鳩 2003/09/18 18:55
デモ恐怖症

>愛親覚羅さま

こちらでは、はじめまして。
いやあ、約束通りのハンドル・ネームということで、大変ありがとうございます(笑。
また、近いうち一緒に遊びましょう。

と、ローカルネタはさておき、香港でのデモ活動ですが、当局が取締を強めているとは言え、今日一日、香港総領事館を訪れたデモ隊は5件あったそうです。
中国当局としては、前回7月1日の50万人デモに相当懲りているんだと思います。NGOや市民運動のパワーを軽視できないと思い始めているんでしょうね。また、当地の立法会議員が台湾独立に言及したことも、相当当局の危機感を煽っているのではないでしょうか。いわゆる「民主派」を放置しておくと、手遅れになるかも、という判断が働いたのでしょう。
中国当局は今後、市民団体やNGO、民主派政党などの「民主派」に対して、適度に干渉、管理を加えることで、「民主派」の瓦解を目指していくのではないかと考えます。
その一方で、経済政策にてこ入れして、市民の不満をそらせるという戦略をとるでしょうね。香港にとっては、結構おいしい話しが大陸から続々と出てきているようですし。

適度な管理と干渉、これはやはり中国のお家芸という気がしますよ。
香港の「民主化」も、管理と干渉の連続で中国が「与えた」という形式にしないと、面子が立たない、中国にとっての本音はそこにあるのだと思いますよ。



#4321 
愛新覚羅 2003/09/18 12:55
反日デモ却下

詳細はこちら(↓)です。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200309180003.html

こんなのまで規制しなくてもいいんじゃない?と思ってしまいましたが、
これも香港が中国の一部になった影響のひとつでしょうね。

それにしても表現の自由が規制されるのは、やはりいい気がしません。
中国に自由が存在できるのはいつの日になるんでしょう...。




#4320 
徹夜城(最近神保町の専門書店はたまに行く管理人) 2003/09/17 23:46
反省、反省

>ひでさん
>太田弘毅「倭寇 商業・軍事史的研究」2002年、春風社
うっ…完全に未チェックでした、この本。僕は完全に見たこと無いです。しまった。
ネット検索であたってみると、なかなか面白そうな本ですね。かなり堅そうですけど(笑)。マージナル集団としての倭寇観など最新研究もふまえているようで、これは見ておかなきゃいかんな。ついつい専門書籍でも見落としてるのあるからなー。
 先日久々に神保町は東方書店に立ち寄りまして、中国の研究書「戚継光伝」なんぞ買っておりました。これがまぁ分厚いやつで…個人の伝記というより軍事史研究の側面が強い感じですね。倭寇との戦闘に於ける行軍図(予想でしょうけど)なんかまで入れてある。
 ただこういうのってなかなか集中して読まなくって(汗)。ロンドン行ったときも分厚い「ドレーク伝」(むろん英語)なんか買って来たんですが、ほったらかしです(^^;)。


>増田さん
「黄金の日日」は最近DVDで全話完全版が出るんですよね。「獅子の時代」も出ますし、そのうち待ってりゃ「太平記」も完全版が出るのかもしれません。まぁまだ総集編DVDもこれから、という状況なんで当分先でしょうが。

 「黄金の日日」はテーマ的に興味はあるもののまだ手をつけてないんです。これ「原作」は城山三郎なんですよね。最近ドラマ「男子の本懐」を見たこともあって、城山氏の小説「男子の本懐」および「落日燃ゆ」にも手を出してました。前者は同じ内閣で首相と蔵相をつとめいずれも凶弾に倒れた浜口雄幸と井上準之助、後者は東京裁判で文民で唯一A級戦犯で処刑された広田弘毅が主人公です。いずれも有能かつ真面目な官僚として歩んでいた人物が流れ流れて政治家、それも一国のトップとなってしまい、あれこれ苦闘するけどついには時代に押し流されてゆく…というような共通性があります。
 特に「落日燃ゆ」の広田弘毅については読んでいて泣けてきましたねぇ。軍部の横暴に引きずり回された挙句、巻き添え食って処刑されちゃう、って感じで。


>ななさん
名古屋の事件はまさにビックリ仰天、でした。おかげで阪神優勝フィーバーネタがTV的にはちょっと霞みましたが。
 これで名古屋で阪神が優勝を決めていたらどうなったんだろうか、などとヘンなことを考えてました(^^;)。それにしても阪神ファンの、世界までも舞台にした騒ぎぶりはなんなんだろ、と。「トラ」ファルガー広場でまで「ダイブ」するとはなぁ(^^;)

 話は変わって「倭寇」のことですが、豊臣秀吉の遠征まで「倭寇」に含めるのは中国の研究者も同様なんですね。中国じゃ「万暦倭寇」と呼んでますから。まぁ「倭寇」を「倭(=日本)の侵略」ととってしまえば一番明白な「倭寇」には違いないんですけどね。
 あまりアテにならない史料ですが、「明史・日本伝」には王直の残党が秀吉をそそのかしたという話が載っています。少なくとも明側では秀吉の軍事行動を倭寇の延長線上でとらえていた、とは思えます。
 日本では倭寇研究と秀吉の出兵を同一線上で語る研究はなかったんですけど、「環東シナ海世界」を舞台にした現象の一つとしてみれば、倭寇と秀吉の侵略も根っこでは通ずるところがある、とは思えます。そう思ってみれば秀吉のあの遠征も違った観点から論じることができるのでは…という意見は実際出てきています。もっともこれ、ヘンな誤解を生むところもあるのは事実で、あの西尾幹二氏の「国民の歴史」で思いっきり曲解されて引用されておりましたっけ。



#4319 
なな 2003/09/16 22:57
大変…

名古屋市では少し前に二件続けて通り魔事件があり、今朝方のニュースで二件目の犯人の自宅から一件目の被害者の所持品が見つかったとかで、あの不気味な事件も解決するかもしれないと少し安堵したところだったんです。
それが、昼には一件目の通り魔事件とわりあい近いところで立てこもり発生と聞き、立てこもりなら時間がかかっても解決するだろうと楽観してたら、後で知ったら午後にビル爆発ですからねぇ…。合掌。
面識がない、動機が不透明なケースはもう前からだけど、バッグを奪うだけで刺殺したり簡単にガソリンを使ったりと、なんだか手口が過激だし、犯人にためらいがなさそうで怖いですね。
他にも愛知では高速道路の大事故が数件、三重の発電所火災、ガソリンタンク火災、新日鉄の火災…と、ほんとどーなっちゃってるんでしょうか。

>「倭」の言葉の呪縛
韓国サイトで「倭寇」と検索すると、前期後期の倭寇はもちろん、秀吉の朝鮮出兵も明治以降のことも、いろいろな出来事を「倭寇」と表現しているらしくてかなりの件数がヒットしてきます。
それでもって倭(人)=日本(人)という揺るがざる観念がまず最初にあるから、日本のように「『倭』の中身を探ってみようか?」などという発想にはならないみたいですね…。

李領先生については、あんなに日本語ができて古典の漢文も読めて、高麗史と節要をあれだけ読み込んでいるのなら、「…ついでに日本語訳もやってくれたらよかったのにぃ」とひそかに毒づいているのは私だけですか?(^^;)



#4318 
増田洋  2003/09/16 22:49
映画 みてますね。

ロシア系では、スターリンと 映写技師は見ていたが 必見。この2つで、スターリン時代がわかります。

日本では、萬屋サンの桶狭間かな(昔はテレビでもよくやっていたのだが)




#4317 
増田洋 2003/09/16 22:03
ほっと一息

今年は公私ともども散々でした 会社からの指示の大型免許も仮免までいき ほつと一息です。

大河物語といえば、最近は太平記ですね。高島の弟の直義は絶品でした。
ただ 私的には まだ小学生でしたが、黄金の日々かな(これも部分的には倭寇がらみ)
鶴田浩二の利休とか、丹波センセイと林隆三の今井親子、子供の目には、男というものはああでないと そう思った次第です。そして私 島田陽子が初恋でした(今は悲惨だよな)



#4316 
増田 洋 2003/09/16 21:57






#4315 
ひで 2003/09/16 21:35
そういえば

>徹夜城様
太田弘毅「倭寇 商業・軍事史的研究」2002年、春風社
という本がありますが、どうでしょう?
随分前に神保町の某中国関係書籍専門店でちょっと立ち読みしたのですが、
以前ここの掲示板で話題になっていた倭寇と日本刀に関係するような内容も
含まれていたと記憶しております。値段が値段だっただけに、購入をためらって
いたら本屋から消えていたので現在は確かめようもありませんが・・・。




#4314 
徹夜城(最近家庭内に無線LANなんぞ構築して大変な管理人) 2003/09/16 21:01
ただいまその倭寇と格闘中で。

論文と倭寇、言ってみりゃ「本職」と「趣味」の両方で倭寇と格闘中でして。もうグチャグチャ(^^;)。
そんなわけで増田様、いまちょいと前期倭寇の研究動向などについて正確かつ細かい話は書けない情勢なんで、それはご勘弁ください。

ななさんも書いておられます李領氏の「倭寇と日麗関係史」は僕も読んでまして、海賊コーナーに掲載している研究ノートでもチラッと触れています(注も参照のこと)。日本人研究者では浜口昇氏の論文がありますね。これらは村井章介氏あたりから流行ってきた倭寇=民族雑多集団という見解に「ちょっと待て」と異議を唱えることに主眼があります。

 とりあえず読んでみた印象なんですが(あの研究ノートにも書いてますが)、これらの「異議」には史料精読と緻密な検証によるところは確かにあるのですが、どうも大前提として「倭寇はやっぱり日本人なのだ!」ということを言おうという意識が根底に働いているように感じちゃうんですね。その結論に何が何でも引っ張り込むためにいささか極端と思える検証も目に付きます。倭寇に高麗人が混じっているという証言をした人物についてその「人格」を問題にするとか、高麗・朝鮮側の参加者がいたと考えた方がすんなりいきそうな件についても日本人集団でなんとか説明しちゃおうとするとか…
 実際これまでいくつか出た専門家の書評でも「倭寇以前の時代の日麗交流の活発さを指摘しながら、倭寇になると突然両者が分断されるのは不自然」との批判があがっています。
 まぁ僕もそんなところなのですが、後期倭寇を研究している立場からすると倭寇活動が活発に行われるということは「民族雑多状態」であるのが当然なんであって、前期倭寇にはそれがない、というのはやっぱ不自然だと思うんですよね。

 ところで日本水軍の話ですが、後期倭寇については増田さんのおっしゃるとおり、まともな史料には日本の海賊=水軍が参加していた形跡はまず見つかりません。しいて言えば松浦水軍の流れを汲む平戸。五島などの連中が、王直ら明からの密貿易商人と結託したところはあるでしょう。しかしそれは「松浦水軍」といったようなまとまった組織として参加していったものとはとても思えない…というところです。瀬戸内水軍についてはなおさらで、あれはあくまで海上の縄張りを支配する「土着(水着?)」の勢力とみなした方がいいでしょうね。
 前期倭寇については対馬・壱岐・松浦が「三島」として倭寇の根拠地と朝鮮側にみなされていたわけですが、これについては後日…もそっと調べてからお答えしたほうがよさそうですね。


>尾鳩さん
おおー、「太平記」が全巻!うむむ、意外にいたのか、海外在住の間にもファンが(笑)。それにしても大河史上でもマイナーといっていい「太平記」をちゃんとそろえていたとはホントに感動します。
 それにしても最終回から見たんですか(笑)。高嶋政伸の直義の最期、凄かったですよねぇ。最終回にしてまことに壮絶なシーンでした。真田広之の尊氏ももうハマりにハマってしまって…まさに号泣!「よくぞご決断なされた。兄上はまことの大将軍じゃ…!」は直義最高の名セリフでしょうね。
 ところで最終回には「常盤貴子」さんもクレジットされてますので、目を皿のようにして探してくださいな(笑)。「侍女」の一人で出てまして、セリフももちろんありません。最終回の一回手前の48回では一言だけセリフがあります。


>真田広之といえば。
トム・クルーズ主演、渡辺謙・真田広之・小雪ら出演の久々のハリウッド製日本時代劇「ラスト・サムライ」ですが、予告編がいよいよ長くなってまいりました。
西南戦争をモデルにしたらしいストーリーなのですが(明治天皇も出てくるとか)、予告編で流れる映像は…「明治陸軍vs戦国騎馬軍団」。「士族反乱」にそれはないだろう…と言いたくなるけど、なんか見たくもある(笑)映像が流れております。それこそクロサワ時代劇を髣髴とさせるバリバリの戦国武者が…真田広之の着ている鎧のデザインがなんかヘン、とか別の意味で楽しみでもあります(笑)。



#4313 
増田 洋 2003/09/16 13:05
沖縄の話

どこかの水軍の家系の蔵から、武功夜話みたいに、当時の記録なんか でてこないかなと思いつつ。

沖縄に久米村なんて ところがありまして、いまでいうところの 波のうえなんて 男衆の大好きなところなんですが。

琉球という時代でも、ここに住んでいた明人が、琉球の対外貿易を一手に押さえていたという記録があるそうです、その文献がでてきた昭和まで 琉球の対外貿易の事情がまったく表にでてこなかったようです。可能性は薄いけど 倭寇にもこういう可能性はあるとおもうのだけれども。



#4312 
尾鳩 2003/09/16 11:24
ポリポリと菓子を食う

倭寇の話しが続いているようなので、関連話を一つ。

9月18日が近づいて来ました。
この日は、満州事変勃発のきっかけとなった満鉄爆破事件が起きたということで、当地香港では例年の如くデモが繰り返されるのです。
で、それにあわせて尖閣諸島(中国名:釣魚島)へ再上陸を図ろうとしているグループがあるようで。
で、どこが倭寇関連なのかと言えば、再上陸を図るグループの合い言葉が、「東シナ海にのさばる現代の倭寇を駆逐せよ」なのだそうで。こんなところに倭寇が出てくるとは・・・。
前期・後期倭寇の違いはあるとして、東シナ海を中心にのさばった倭寇においては、日本人の比率って、結構低いんですよね、管理人様。
まあ、日本の海上保安庁以外にも、中国の調査船が盛んに活動している海域だから、それも含めて「倭寇」呼ばわりしているのかな(笑。海の秩序構築ってのは、今も昔も大変ですねえ。

太平記
管理人様、私も遂に、というかようやく「太平記」デビューを果たしました。
勤め先の倉庫で、NHK大河ドラマ「太平記」が全部入ったビデオを発見したのです!
前にも、「映像の世紀」が発見されたりと、何だか宝箱のような場所ですよ、ほんま。
で、早速、見ました。最終回から見ました。何かと有名な高島直義毒殺のシーンを見たいがために。いやあ、迫力あるシーンでした。とにかく迫真の演技ですねえ。ウイスキーグラスを持つ手を奮わせながら、拝見しました。一番感動したのは、直義が本当に「ポリポリ」と菓子を食ってたとこですね(笑。いえね、太平記大全において、ポリポリと菓子を食う直義という箇所での「ポリポリ」という擬音が非常に気に入ってたもので。
それにしても、高島弟さん、弟だけあって弟の役が板についてますね。「秀吉」でも大納言秀長を好演してますし。
これからもちょくちょく暇を見つけて、「太平記」を見ていくつもりです。
史劇的の「太平記大全」を読みながら、ビデオを見るのも乙かも(笑。




#4311 
なな 2003/09/16 00:50
((((^▽^;)

う゛…いや、もちろん忘れちゃいませんよ!?(←声が裏返っている)
ちゃんと「あとからご自身で解説できるように」、余地を残しておいたんですよ〜。(←ホンマか?)

あ〜汗かいちゃった(笑。横レスなんてそんな、フォローありがとうございました〜。
送信してから思ったんですけど、私の返答ってそもそもご質問からはズレてましたね?
専門のお二方からお話を伺えれば万全ですよ。
んでもって「前期倭寇」の迷宮に入り込む人が一人でも増えるとうれし〜な〜…なんちゃってね。



#4310 
ひで 2003/09/16 00:06
横レス失礼

>なな様
家主様の本業を忘れてはいけませんよぅ(笑)。
此方のサイトの「俺たちゃ海賊」で、徹夜城さんご自身の論文の中で倭寇の研究動向にふれています。
論文のメインは後期倭寇の話のようですが、前期倭寇に関する研究動向もふれられています。



#4309 
なな 2003/09/15 23:47
僭越ながら

徹夜城さんより先に書いちゃっていいかなぁ…と思いつつ。

前期倭寇を研究した本は、実は十年前も今もほとんど状況は変わってないよ〜な気がします…。
私は研究者じゃないんで書店や図書館やネットで手に入る本を調べていての感想ですけど。
新しいものはこれくらいでしょうか。
「李領(イ・ヨン)著 倭寇と日麗関係史 東京大学出版会」1999年11月初版

昨今の研究の進み具合をお知りになりたいなら、こちらのリンク集から中西豪さんのサイトへ飛んで、掲示板に質問されるといいですよ。掲示板を下に少しスクロールすると、中西さんと私のやりとりもちょこっと載ってますのでこれもご参考になるかと思います。

韓国側が出した新説(珍説?)ならば、この伝言板を下にスクロールして、私が書いた「前期倭寇は美術品窃盗団か」の記事を探してみて下さい。「岐阜コリアネットワーク」というサイトの掲示板にそこの管理者が要旨をまとめています。私はここ一年ほどは韓国のサイトもサーフィンしていますが、前期倭寇を扱うサイトはおろか、少しでも詳しいことを書いたページは見つけられていません。

さ、あとの解説は専門家に任せて、私は夜食でも食べよっかな…。



#4308 
増田洋 2003/09/15 18:56
質問です。

大学の時の論文といっても、もう10年以上も前の話ですが、あの当時 雑兵たちの戦場とか、家船の研究、朝鮮王朝実録がでてれば と悔やむ今日この頃ですが。

さて質問です。

後期倭寇に関しては、明確な形での、日本人水軍の参加の資料(個人的には可能性はありますが)はまったく見つかりませんでした。
よく 松浦党がとか、村上水軍がとか 島津のだれそれがというのは 創作ではありますが
客観的にも、資料的にもありえないと思うのですが、前期倭寇については、調べが不十分なために、まだ自分にも断定できないのですが、前期倭寇への日本主体説を唱えるかたがたは どこから資料を引っ張られるのでしょうか?




#4307 
徹夜城(昨日は大河のオフ会に出かけていた管理人) 2003/09/14 22:43
オフ会に出てました

僕もネット上あっちゃこっちゃ首を突っ込んではいるんですが、オフ会に出かけることはめったにないです。これまでに「大河ドラマの歴史」サイトのオフ会に3度ほど行ったのと、奥野さん来日時のオフ会(?)に出た程度です。
ともかく昨日13日の土曜日に、近頃なにかと話題の渋谷で大河オフ会に参加してました。参加者にはこの伝言板見ている方も幾人かいらっしゃいますので、この場を借りて(って僕が持ち主ですが)楽しいオフ会に参加させていただいたことに感謝を捧げたいと思います。
上映プログラムは「天と地と」やら「新平家物語」やら僕が見ているわけもない昔の大河映像でした。ついでに時間の合間に一部だけ上映された「日本暗殺秘録」の10分程度(井伊直弼暗殺、大久保利通暗殺、大隈重信暗殺未遂など)がなかなか面白かったりして。
この「史劇的」でもオフ会をやろうかという話はこれまでにもなかったわけではないんですけど…こちとらやってみたこともないもんで。しかも海外組(笑)が多かったり共通の話題が意外になかったりと難しいところです。
貴重な映像資料、ということでは大河「太平記」全話があるんですけど…南北朝一辺倒でもつまらんしなぁ。

>増田洋さん
そうですかぁ、卒論で倭寇を。それはまた大変なものを選ばれたもので…と倭寇ばっかりで論文書いてきている僕などは思います。何しろ「本人」が史料を残してくれていない、おまけにいわばアンダーグラウンドな話だから不透明な部分ばかり、と歴史研究の対象としてはかなりやっかいな存在ではありますね。

 倭寇の「日本人」比率についてはもうずいぶんいろんな話が出ておりまして、僕がこのサイトに乗っけている論文もその件についてちょっと考察したものです(あくまで16世紀倭寇が対象ですが)。まぁ1割ぐらいかな、と僕などは思ってます。しかもほとんどは使いっぱしりというか用心棒的な連中かと。ザビエルを日本に連れてきた「ヤジロー(アンジロー)」も倭寇に加わっているところを見ると、九州などの食い詰めた武士だのも加わっていたみたいですね。
 増田さんもお書きですが、とにかく「倭寇世界」は汲めども尽きぬ「ネタ」の宝庫ですね。僕もなんとかその世界を一般的に知ってもらおうとあんなコーナー作ってるわけですが…なかなか書き進んでません(^^;)。小説の形で後期倭寇の末期を書こうと現在書く作中ですが、これもまぁキャラクターが怒涛のように出てきて(一応実在人物しか出てこない予定)その行動の整理に苦労してます。これがまた90%以上中国人なんですけど(笑)。まぁ副主人公クラスに日本人が混じる予定でいます。



#4306 
増田洋 2003/09/14 22:14
倭寇ですか

故 八切止夫のエッセイにインスパイヤーされて、大学の卒論で 倭寇を取り上げました。
倭寇といったって ほとんど日本人はいないじゃないか?主導権は韓国、中国人がにぎっていたくせに。明末はあちらこちらで 争乱がおきていたじゃないか 家船のこととか 琉球なんて明の属国じゃないか 鉄砲の伝来の噺とか 奴隷のこととか いろんな噺がでてきました。 

確かに、戦国史のことも含めて、押さえておきたいところですね。





#4305 
増田 洋 2003/09/14 22:02






#4304 
秦太 2003/09/11 02:05
冗談(1972)と雑談(2003)

三谷・みなもと両氏の対談は3月24日だったそうで、今ごろ公表されてちょっと驚きました。
時代劇と喜劇に造詣が深く、最も尊敬する映像作家はビリー・ワイルダーというみなもと氏、さぞ三谷氏と話がはずんだことでしょう。

三谷氏は、「近藤のイメージがつかめない」と言ってた香取慎吾にも『冗談新選組』を読ませたそうです。最近香取氏が「漫画などで史実を勉強中です」とインタビューに答えているのはこのことを指すようです。

でもね、みなもとファンの私でさえ、『冗談〜』のノリで大河ドラマ作られたら頭抱えますよ。ほとんどチャンバラトリオか『コメディーお江戸でござる』の世界ですから(笑)まあ、三谷さんもその辺はわかっていると信じます。

前にも書きましたが、『冗談新選組』は作者自費出版で復刊されています。また先月には続編(?)の新作『雑談新選組』が刊行されました。私は、『雑談〜』に収録されている自伝マンガが特に好きです。作者と、往年の名脇役吉田義夫氏との知られざる交流を描いた短編です。一読して、演じる姿も知らないこの役者のファンになりました。
『冗談〜』『雑談〜』は、みなもと先生に直接注文すれば購入できますが、『冗談〜』は残部僅少とのこと。



#4303 
徹夜城(ネット経由で海外在住知人が多くなった気がする管理人) 2003/09/10 23:59
こちらこそはじめまして。

>愛新覚羅さん
どーもー初めまして。ワンヤンアクダの話が出たと思ったら「愛新覚羅」か、などと思ってしまった私でした(笑)。
関連話ですが、近々TV朝日が開局ウン周年記念作品とかで愛新覚羅・溥傑とその妻・浩のドラマをやるそうで。
 それにしても尾鳩氏経由で海外でこのHPを見てくださる方が次々出てくるというのは嬉しいですねー。それ以外の経路でも、なぜか海外から見ているという方が多いのがこのサイトの不思議な特徴でありまして。もちろん世界とつながるインターネットだから、なんだけど…「海外組」の比率は意外に高いのではないかと思っています。僕自身はちっとも海外遠征派ではないんですけどねー。
 このコーナーじゃないけどアシモフコーナーについてはオランダのアシモフファンとちょっとやりとりしたことがあります(笑)。

>あのご両人の対談
以前この掲示板でも話題にのぼりました、脚本家・三谷幸喜氏と漫画家・みなもと太郎氏の対談の内容について、三谷氏が朝日新聞夕刊の連載コラムでお書きになってました。来年の大河ドラマ「新選組!」の脚本を担当している三谷氏ですが(そういえば収録はもう開始されてるんですよね)、初めて新撰組について知ったのはみなもと氏の「冗談新撰組」だったんだそうで。
 この対談の中で三谷氏がみなもと氏の「風雲児たち」について「どうして歴史資料からあんな魅力的な人間群像が描き出せるのか?」との質問したのに対して、「やっぱり漫画だから、一こまごとに絵で繰り返し描いているからキャラに深みが出るんじゃないか」(かなり趣旨のみ)とみなもと氏が自己推測していたのには「なるほど」と僕が思ってました。僕も漫画描くんで(しかも歴史系もある)その辺の感覚はある程度分かる気がします。
 実際、いまだ準備中(笑)の倭寇小説も、登場キャラ一人一人絵に起こしてキャラクターデザインしていたりしまして…なかなか形にならないのもそのせいか(汗)



#4302 
愛新覚羅 2003/09/10 22:41
はじめまして

はじめまして、愛新覚羅といいます。

実は私、尾鳩さんの知り合いで、昨日は尾鳩さん/久保田さんのオフ会(?)に
同席してました。前からここの掲示板のことはいろいろ聞いていました。
これから時々顔出すかもしれませんが、よろしくお願いします。




#4301 
徹夜城(珍しくトップページにちょっと風流してみた管理人) 2003/09/09 21:22
HPがとりもつ縁

>尾鳩さん、久保田さん
おお、これはおそろいで。
気がつくとこの掲示板経由で直接の知り合いになった人がいろいろとおりますねー。僕自身はもちろんですが、僕自身が会ってなくてもお会いになっている方はいるようで。
小オフ会、お楽しみくださいませ。



☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ4401〜4500
過去ログ4201〜4300>>>