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#4600 
15番 2004/01/10 14:55
新年好

半年ぶりに書き込みます。あの、以前ななさんがアイヌについて大学で学びたいが近くに学べる大学がないとおっしゃってましたよね。その話どうなってますか?私、名古屋の大学に通ってるんですが、うちの学科の教授で詳しい人がいると最近知りました。授業をとってないのでしりませんでしたが、聞いたところによると担当している教養科目でアイヌのことを扱っているようです。



#4599 
なな 2004/01/10 14:48
訂正

下記のサイトにも書いてますが、件の「詩」の場面は第四巻ですね。ページまではわかりませんが。(汗)
最初に例の詩をコピペして検索したら、文部省歌の歌詞が出てきました。歌になってるんですね。



#4598 
なな 2004/01/10 14:38
児島高徳?

↓ここのサイトに少々の情報がありました。
http://japan.road.jp/History/Okayama-R2.htm

>本文から抜粋
全四十巻から構成される太平記」の中で児島高徳が登場するのは第四巻に始まり,最後の記載が第三一巻まで,計11回の奮戦が記される.時代に換算させれば,元弘2(1332)年から観応3(1352)年までのちょうと20年間の範囲にわたる

…けっこう長いですね。(^^;)
お尋ねになってるのは、もっと細かく、各巻のページや段落についてなのかもしれませんが。



#4597 
足塚玉虫 2004/01/10 12:50
謹賀新年

今年も、気ままにご当地に寄らせて頂きたく
よろしくお願いします。

>NHK新年大河ドラマ大友宗鱗
見ているうちに爆睡してました、個人的には
マツ健サンバを見た時の衝撃が脳裏に焼き付いて
いたために、松健さん って大友宗鱗のイメ−ジ


>セガ−ル=チンギスハン
その映画の邦題を付けるとしたら
沈黙の騎馬隊〜ってことになるんですか
ねぇ(笑





#4596 
2004/01/10 04:05
児島高典について

児島高典が後醍醐天皇にあてた歌(天莫空勾践・・・)が、どのような状況で、読まれたのか知りたく、初めて太平記を読んでみようと、思っております。太平記はボリュームがあるみたいで、何所を読めば良いかアドバイスをお願い致します。回答を頂ければ、幸いです。



#4595 
尾鳩 2004/01/08 13:16
訂正

「香港のスポークスマン」ではなく「中国のスポークスマン」の間違いでした。
慌てて書き込んだもので・・・失礼しました。



#4594 
尾鳩 2004/01/08 13:01
04年初 特派員リポート

>大躍進の再来?
また、SARSの季節がそろそろと近づいて参りました。
インフルエンザの流行と同じような感じで、慣れてしまえば、社会的パニックも起こることはないかも、等と昨年友人達と話してましたが、やはり恐怖心は簡単にはぬぐえないんでしょうか。
中国の広東省で、感染源の動物と思われるハクビシン絶滅運動が行われているとききます。往年の大躍進政策を思い出したのは、私だけではないでしょう。雀撲滅運動が、その後に続く大飢饉を引き起こしてしまったという・・・。
何だか、自然界の掟を無視しているような気がして、まことに怖い気がします。
張徳江・広東省共産党委員会書記には、手塚治虫氏の「ブッダ」を読むことを是非お薦めしたい(笑。
まあ、中国国内にも「やりすぎでは・・・」の声は存在するんですけどね。

>10万人のデモ
香港特派員(笑)として、今年初の当地発のニュースでも。固い内容なので、読むのが面倒くさい人は飛ばして下さい。

香港で元旦早々、民主化を求めるデモ。主催者発表10万人!
スローガンが「還政於民」、つまり政治を民に返せ!
このスローガン、香港が中国に返還される前、英国が香港の民主化を画策したときに使われた標語なのです。中国の中央政府は、今のところ大した反応はしてませんが、香港のスポークスマンとでも言える「文匯報」や「大公報」なんていう新聞は、「当時の英国同様、国家分裂を画策、煽動している。」などと申してます。
このニュース、結構重要だと思うのです。
中国の胡錦濤国家主席からすれば、リーダーシップを更に固めたいところであるのですが、今年3月の台湾総統選がそのネック。陳さん、連さん、どっちも「台湾独立」をことある毎にほのめかすような立候補者達。中国がどう対応するのか。胡さんの力量が問われるところでしょうね。もちろん、内部の強硬派をどう抑えるのかという点においてですが。
だからこそ、香港なのです。香港での政治的な意識の高まりに、どのように対処するのか。香港は、中国側にとって、中台関係の実験場的な役割を果たしてますから、今後の中台関係を観測する役割を果たすことが時としてあるのです。「香港独立!」なんてことを言わない限り、新界の人民解放軍を発動することはないでしょうけど。
以上、香港からのリポートでした。



#4593 
景虎 2004/01/07 15:03
セガールでゴザール

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

前に議論した鈴木真哉氏の最近の本を少し立ち読みしたのですが、なんだか普通の内容になってましたね。「白兵戦そのものはいつの時代もあり得た」とか。1、2年くらい前の雑誌での強引さが希薄になっているのはいいことなんでしょうが、ちょっと寂しいような気も・・・。
ただ、日本軍に対する評価は変ってないようです。「白兵戦主義とは最後は必ず白兵戦で決着をつけるという考え方であり、日本軍は白兵戦主義だった」という部分。立ち読みですませたので一語一句正確ではありませんが、そのような意味の事が書かれていました。
第二次世界大戦の頃は結構白兵戦がありましたし、結果的に白兵戦で決着をつけた戦闘があったり、ある程度白兵戦を重視していたのは事実としても、鈴木氏の主張する白兵戦主義が存在したとは思えないのですが・・・。

当時の軍人の中に白兵戦の重要性を指摘した人はいますが、その場合「歩兵の突撃をしない事には最後の勝利は得られない場合が多い」などとなっています。
さらにこの文章の少し前に、「近頃のように科学の進歩した世の中に銃剣突撃をやるなんて、それはあっても極めて稀だ、そんな演習をやる必要はなかろうという人がいるが・・・」とあります。つまり、当時白兵戦を軽視する人達がいた事と、それに対する反論として書かれているという事を無視してはいけないと思います。さらにこの後、武道の戦技化不要論までが出てきます。
まあ、武道=白兵戦ではありませんから白兵戦否定論ではありませんが、村岡中尉の武道不用論によると、「真の体育は総合的な国防能力を培う戦技訓練や特殊訓練である」とか「剣道もテニスも同じ様に思う」、「一流選手を集めて行った総合体力検査では各種運動種目、剣道、柔道の選手の半分以上が初級」となっています。
現代でも軍隊では特殊な武道を除いては、武道そのものの訓練ではなく、武道を応用した近接戦闘の訓練がありますが、それと同じ様な訓練をしろという主張でしょう。つまり、白兵戦を軽視する人、重視する人がいたにしても、白兵戦不用とか鈴木氏の主張する白兵戦主義のような極端な考え方はなかったか、あったとしても個人レベルのことでしょう。

鈴木氏の本を読むと、日本人はもともと遠戦中心だったのに、日本軍が馬鹿やった為に昔から白兵戦中心だったと誤解されているという主張のようです。
どうも鈴木氏の文章を読んでいると、日本軍が嫌いで日本軍は馬鹿だったと思いたいのでは?と
いう気がします。鈴木氏の説は研究の結果というよりも、鈴木氏の思想に合わせて史料を組み合わせているという印象が強いですね。

>セガール
スティーブン・セガールがチンギスハーンですか!!この人にはB級アクション映画をそのまま続けてほしいです。因みに、個人的にあの一族のイメージは坂東英二なんですけどね(笑)。



#4592 
尾鳩 2004/01/07 11:02
新年快楽

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

>チンギス・ハーン
スティーブン・セガールのチンギス・ハーン、別の意味で見てみたいです。いいネタになりそうで(笑。数万の敵を一人で壊滅させたりなんかして(笑。モンゴルの人達がどう思うのか・・・。なんせ、彼らにとって「これぞチンギス・ハーン」という役者を選んで、既に本場モンゴル製の「チンギス・ハーン」が存在しますからね。

>戦場にかける橋
クワイ河でしたっけ。行ったことありますよ。
タイのカンチャナブリーというところにあるんですよ。現地には、今はちゃんとした鉄橋が掛かってますけど、収容所をテーマにした博物館がありました。
近くにはエラワンという自然公園もあり、こちらも風光明媚でお薦めの場所です。
タイに行く機会がございましたら、一度いらしてみては如何?

それにしても、新年早々、高熱を出してしまいました。
広州でSARS騒動が出たところだったので、或いはと気をもんだりもしましたが、何とか熱も下がり、一段落。
皆さん、今年も楽しくまいりましょう。健康が一番!



#4591 
なな 2004/01/07 00:21
ヤフー コリア ショッピングにて

ここ数日、韓国ヤフーのショッピングで、韓国で販売されている書籍のリストを興味津々で眺めています。その感想は近いうちにお知らせするつもりですが、今日ちょっと目に留まった本があったので…。

クワイ川の橋 チョン・ドンジュ著
本の紹介記事より
作家がデービド・リーン監督の同名の映画題目をそのまま持って来たところには明らかな意図がある。イギリス軍の視線として展開される映画で日本軍は悪魔的残酷性の化身とも同じだった。
ところが、チョン・ドンジュ氏はその日本軍は実は韓国人だったと主張するのだ。
説明をしようとするならばこのようだ。
太平洋戦争が盛んでいた1942年日本は韓半島全域で英語ができる青年5千名を徴発して南洋軍司令部があるタイに送った。これらの中で英語が一番上手なことで分類された300人がクァイ川鉄橋工事現場である第4捕虜収容所と隣近捕虜収容所に投入されて連合軍捕虜たちを担当するようになった。通訳などを引き受けた朝鮮人たちはイギリス軍捕虜たちに呪いの対象だった。これらは日本の敗亡以後連合軍に逮捕して戦犯裁判に回附されて、20人の朝鮮人が死刑宣告を受ける。
小説は実存人物をモデルにしたキム・ドッキを主人公にした。キム・ドッキは自分が日本人ではなく朝鮮人で彼も被害者という事実を主張するが戦時の軍事裁判でその主張は受け入れられない。
キム・ドッキは「日本人で死ぬ事は嫌いだ」と二度にかけて自殺祈祷をした中クァイ川時代捕虜だったイギリス軍軍医の証言で無期に減刑されて、日本で移されて1955年仮釈放される。
これから彼に残された問題は「朝鮮人」という自分のアイデンティティを取り戻すのだった。
そうだが、日本はもちろん祖国「朝鮮」やはり彼の存在を徹底的に無視する。彼は徴用朝鮮人集団居住地であるウトロの撤去反対騒動に跳びこんでからブルドーザーに敷かれて死ぬ。
作家は「今度世紀がたつ前にキム・ドッキのような人々の魂を慰めようとこの小説を書いた」と明らかにした。

↑映画は「戦場に架ける橋」のことですよね。
あの映画は未見で、テレビで早川雪舟が映った場面くらいしか目にしたことがないんですが。



#4590 
みーむ 2004/01/06 23:39
羊皮紙をめぐる冒険?

ヴォイニッチ文書(Voynich Manuscipt)についてはひでさんが紹介されたサイトが詳しいですけど、かいつまんで説明しておくと、100年ほど前にフランスの修道院で発見された文書です。羊皮紙に200ページほど、幻想的な挿絵と未解読の文字によるテキストが書かれています。読めていないだけにトンデモのネタになったりしています。自分はOパーツ系の話で最初に聞いたような気が。





#4589 
徹夜城(ようやく冬期講習が終わった管理人) 2004/01/06 22:41
空手かカンフーかチンギスハーン

>鵺さん
 あけましておめでとうございます。
 げげ、初めて知りました。スティーブン=セガールのチンギスハーン…うむむ、いつまでもB級アクション映画のスターじゃねえぜ、ってことなのか?それにしてもセガールを主演に担ぎ出すとなると製作体制がかなり気になる…実現するのは正直悪夢ですが(笑)見てみたい気もする(笑)。
 セガールの顔ってどこかアジア的だと思ってたんですが(丹波哲郎がかなり入ってますよね)そうかぁ、先祖はそっちのほうだったんだ。

 ジャッキー=チェンもねぇ、以前やりたい役を聞かれて「チンギスハーン」と答えていたモンです(笑)。鵺さんご紹介の記事にある「中国人はチンギスハーンを中国の英雄にしちゃう」という例に該当しますかね。
 モンゴルで製作した「チンギスハーン」は日本公開ではさんざんな評価・成績だったみたいだけど(オリジナルから相当カットしたんですが)、チンギスハーン役の俳優さん(バレエ俳優らしいけど)はイメージぴったりでございました。ああいう顔はモンゴルにしかいなそうです。
 そういや日本からの企画「蒼き狼」はその後どうなってるんだろう…

>ひでさん
 「手稿」と検索すればそっちが出たんですね。なるほど、かなり詳しい。世の中いろんなことを調べている人がいるもので、これがネット時代のありがたさを実感できるところですな。僕も倭寇コーナーをちゃんと充実させないといかんなぁ、とちょいと脱線した感想を抱いたりしました。



#4588 
2004/01/06 05:01
明けましておめでとうございます

余り書き込みはしませんがROMはしております、今年も歴史映像関係の情報をタノシミにしております。。。
さて、その歴史映像ですけど、セガールがチンギスハーンを演じるという話が持ち上がっているようですけど、お耳に達してますでしょうか。。
http://www.worldtimes.co.jp/matikado/sm020830.html
ジョン・ウェイン、オマー・シャリフに続いての西洋人演じるテムジンとなるのでしょうか。。
確か日本・モンゴル共同制作で井上靖「蒼き狼」もやるんですよねぇ。。



#4587 
ひで 2004/01/06 00:14
すみませんm(_ _)m

自分の書いたものの訂正をしようと思ったら、文章書く前に間違ってリターン連打してしまった・・・。
酔っ払った勢いで投稿したらどうやらまちがえたらしい。
アレクサンドロス大王は前356年7月生まれ、で、今年が2004年。満年齢でいったら今年は2359歳か・・・。すみません、算数出来なくなってました。

ヴォイニッチ手稿についてはここのサイトがやたらと詳しいです。http://www.voynich.com/
個人的には手稿その物にはあまり興味はないけれど、手稿に関係した人物のうちルドルフ2世にはちょっと興味があります。プラハに文化人、というか錬金術師や占星術師をあつめたとか、ケプラーもそのもとにいたとか、ボヘミアグラスの技術の発展やチェコの工業技術の発展に(結果として)影響を与えた、とかそう言う話を聞いたことがあります。変なものを集めるのが好きな皇帝だったのでそれでヴォイニッチ手稿も買い取ったようです。もっとも政治には無関心・無能力で、結局最後は弟にオーストリア、ハンガリー、ボヘミアの大公や王位を奪われることになりますが・・・。どっかのサイトでは足利義政みたいなんて紹介がされていました。

http:/pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4586 
ひで 2004/01/05 23:44
あ、しまった・・・



http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4585 
徹夜城(冬期講習もようやく一段落した管理人) 2004/01/05 22:55
寝正月を伝染そう♪

はい、今更ですが改めて新年あけましておめでとうございます。
元旦の書き込みで危惧していたとおり、しっかりと弟から風邪を伝染され、「寝正月」の三が日を過ごしておりました。仕事に穴を開けなかったのは我ながらプロといいますか…(笑)。なんか悔しい。
てなわけで、遅れたレスをお返しいたします。

>みーむさん
すいませんが、「ヴォイニッチ文書」というやつについて少し補足説明していただけませんか?ネット検索であたってみると、どうやらイギリス版竹内文書みたいなモンらしいですけど…

>奥野さん
 どうも、あけましておめでとうございます。
 そういうのんびりしたムードのロシア人の方が僕は好きですねぇ。しかしやはり「旧暦」のほうが生きているあたりは中国・韓国なんかと似てますね。日本は旧正月なんかほとんど死滅しちゃっておりますしねぇ…僕の父の子供の時は「今年は新正月でやるかぁ」なんて言っていたそうですが。

>ひでさん
 ふむふむ、アレクサンドロス大王生誕2360周年…それで映画化の企画がいくつか挙がったわけで…ってホントかよ(笑)。まぁ有名人の生誕・逝去年表見て企画たててる輩が少なからずいる映画界、とは言われておりますが。


>ななさん
 僕も風邪で寝込みつついろいろ見ておりました。「宗麟」はビデオに録画したのでこれから見ますが…。
 染五郎竜馬、僕も当初ミスキャストの思いを強くしましたが、実際に見た限りでは(さすがに全編は見ませんで部分部分でしたが)割とサマになっていた、という感想でした。それでも「違う」という思いは捨てきれてませんが(やっぱり「細すぎる」んですな)、「苦労知らずのボンボン」たる竜馬の雰囲気は出でいたかと。柄本明の勝海舟も結構ソレっぽかったですしね。新聞TV欄のキャストに中村梅雀が載っていて配役は何だろうと思っていたら「ジョン万次郎」で登場したので妙にウケてました(笑)。
 「聖徳太子」は歴史事実展開が駆け足のところと妙に時間をかける心理戦のところとのバランスが悪い気はしました…もちろん時間内でまとめるために仕方なかった感もありましたが。ただやはり手間隙と金をかけて作っている、という丁寧さはここんとこの大河ドラマが失っているところではありましたね。しかしこの「聖徳太子」は予算オーバーでプロデューサーが左遷されたとかなんとか聞きますし…
 その「聖徳太子」のスタッフでいま「大化の改新」の製作が進められてますので、こちらも完成を気長に待ちたいと思います。



#4584 
なな 2004/01/05 01:24
賀正

今年の正月は歴史ドラマと歴史映画を見てます。

>NHK 聖徳太子
何度見ても素晴らしいドラマです。陰陽師も千年の恋も見習えよ…。
本放送の時は國村隼氏のファンじゃなかったんですよね。
で、元旦からホクホクして再放送を見たのですが(笑、伊真と秦河勝の韓国語の会話がけっこう聞き取れるようになっていてちょっとばかり嬉しかったです。

>NHK 大友宗麟
こっちはねぇ…。期待はずれでした。
キリスト教へ傾倒していく心の動きがあまり深く描かれていなかったと思います。
細川ガラシャに興味があるので、こちらも大いに期待したんですけど…。
どこかで聞いたような紋切り型のセリフが多かったし、脚本がぬるいと感じましたね。

>テレビ東京 竜馬がゆく
あの線の細そうな染五郎さんが竜馬ぁ?
…と思ったら、意外やのびのびと演じられていてびっくりです。
時々見ただけですけどテレビドラマの演技が板についていました。
「ブランド」という今井美樹のドラマに出ていた時は一人だけすご〜くすご〜く画面から浮いていたんですよ。棒のように硬くてね。テレビドラマはあれが初だったのかな…。
上川隆也や渡辺謙とも違い、伝統演劇は喜怒哀楽の表現からして違いますからねえ。
新之助さんもいろいろ言われていたけど、ドラマの演技はようするに「慣れ」なんですね。



#4583 
ひで 2004/01/04 01:29
謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年も気まぐれに妙な横レスを入れたりすることがあるかと
思いますが、なにとぞご容赦のほどを・・・・。
アレクサンドロス大王生誕2360周年の今年も宜しくお願いします。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4582 
奥野 2004/01/03 16:09
明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。旧年中はいろいろお世話になりました。今年も、ロシア話に片寄った書き込み(これ以外にネタがないので…)になるかと思いますが、よろしくおつき合い下さい。
ちなみにロシアでは、7日がクリスマス(ユリウス暦で祝うため)にあたるので、それまでダラダラとお休み気分が続きます。ロシア人休みすぎ。逆に日本人は働きすぎな感があるから、余計にコントラストが目立ちますね。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#4581 
みーむ 2004/01/01 22:25
気づくのが遅いですが、

ヴォイニッチ文書のテキストが機械的に生成されたという論文がでるらしいですね。
http://www.nature.com/nsu/031215/031215-5.html
ただ、似たような文章を生成することに成功したというだけのようなので、まだ解決とは言えないようですね。状況から考えてヴォイニッチ文書はでっちあげである可能性は高そうですが、15世紀にテキストを機械的に生成するという発想があったんでしょうかね。やはり、何らかの自然言語のテキストが背景にありそうな気がしますけど、どう思われますが。



#4580 
モーグリ 2004/01/01 19:31
謹賀新年

明けましておめでとうございます。
こちらこそ今年も一年よろしくお願いします。


+αさんへ

モーグリです、はじめまして。
+αさんのサイト「戦史研究所」はよく見ています。今年の冬コミでも「戦史研究所」の同人誌を購入しました。
「戦史研究所」は色々と参考になりました。が、疑問に思える記述にぶつかりましたので質問します。

http://homepage1.nifty.com/SENSHI/book/objection/4fish.htm
ここで英海軍のタラント空襲(夜間空襲)と日本海軍の真珠湾攻撃(昼間空襲)比較して『「夜間攻撃」の方が「昼間攻撃」より高度な技術を要求されるので、英海軍の方が技術が高い』としていますが、これは間違いではないでしょうか?

日本軍の雷撃機、97艦攻は近代的な金属製単葉機です。それに対して英海軍の雷撃機、ソードフィッシュは97艦攻と比較してはるかに旧式の布張り複葉機です。当然、旧式のソードフィッシュの方が操縦も簡単です。夜間空襲も容易に遂行できたはずです。
ですから、両者を単純に比較して「英国海軍の方が夜間空襲が出来たから技術が高い」と断言するのはおかしいと思いますが、どうでしょうか?

下に両者の写真をあげておきます。
これを見れば軍事に詳しくない人でも、九七艦攻と比較してソードフィッシュが旧式か分かります。

九七艦攻
http://www103.sakura.ne.jp/~key/ac/kate.htm

ソードフィッシュ
http://www103.sakura.ne.jp/~key/world/w_sord.htm



#4579 
徹夜城(やっと休みがとれてフヌケになってる管理人) 2004/01/01 10:42
あけましておめでとうございます

みなさま、謹賀新年。今年もよろしくおねがいします。
ようやく休みがとれたものの大晦日+三が日のみでありまして…ほとんど寝正月化しそうです。しかもこの慌しい時期に弟はけっこう凶悪な風邪をひいて3日連続ダウン。いつ自分に伝染するかヒヤヒヤする正月となっております。

 昨年の「史点」は回数が少なかったから「ゆく年くる年」をまとめるのは簡単かな…(笑)。



#4578 
+α 2003/12/31 08:21
ご無沙汰をしております。

 徹夜城さん、掲示板の皆さん、大変ご無沙汰しております、+αです。
 今回は、まことに申し訳ありませんが、こちらの掲示板を伝言板の代わりに使わせていただきます。

 太平洋戦争の基礎知識4 「小林よしのり「戦争論」を斬る」の55ページのグラフの出典は、1910年〜1919年が「明治大正国勢総覧」(東洋経済新報社 P476〜481)、1920年〜1943年が「昭和国勢総覧」(東洋経済新報社 P511)です。
 どちらも、都道府県レベルの図書館にはあると思います。
 以上、私事の用件のみで、まことに申し訳ありませんが、御寛恕下さいますようにお願いいたします。


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#4577 
徹夜城(冬期講習でダウンしかけている管理人) 2003/12/28 11:22
「さだむ」さんっていたんですよ。

例によってレスをためこんでおりますが…ここ連日冬期講習で一日に授業9時間とかとんでもないスケジュールを組んでまして、もうヘロヘロになっております。

>新参右衛門さん
「定(さだむ)」さんという日本人は実在しますよ。なんで分かるかといいますと、新聞ザタになったことがあるからです。
 これ、あの「VOW!」の新聞面白記事集に収録されていたのですが、湾岸戦争の時に「定」という名前のオジサンが「おれはサダムだ、フセインだ」と調子にのってソックリの口ひげも生やし、酔っ払って暴れていたとかそんな話でした。この人がその後改名したかどうかは不明です(笑)。


>秦太さん
 「MUSA」評ですが、これも好き嫌いは結構分かれそうだな、と僕も思ったものです。僕が気に入る映画はそういう傾向が強いような…(^^;)。僕的にはあの泥臭さ、民族混交状態、さらには自滅的(笑)なところがフィットしちゃったようでして。そこからいくと「ラスト・サムライ」は綺麗にまとめちゃってるな、という感想でした。
 ところで「MUSA」を「歴史映像名画座」に入れるとするとどこに分類したものやら(笑)。一応朝鮮史に入れるつもりではあるんですが、朝鮮半島は一度も出てこないしなぁ(笑)。といって中国史ネタなのかと言うとちょっと、というところもあり。


>報道官さん
 トランプ情報ありがとうございます。
 ご紹介のサイトで見てきましたが、ジョーカーは対象者を探す上での「豆知識」が載ってるわけなんですね。それにしても、こうして改めて見るとふざけたことをやっとるなぁ、という気にもなってきます。
 いままた再放送している「映像の世紀」なんか見ていると、100年後に同様の番組が作られたら、このトランプなんかさぞかし滑稽ネタに使われてるんだろうなぁ、などと思ったりしました。


>ひでさん
 お、松浦章さんがそんな本を…未チェックでした。今度探してきます。最近本屋(それも大型書店)にも行ってないしなぁ。



#4576 
新参右衛門 2003/12/27 18:06
へぇ〜

>サダム・フセイン
くだらないですけど、さだむ とキィを叩き変換しますと
定 と出ます、布施院 定とか伏院 定とゆう名前の人って
いるもんですかねぇ(苦笑

>ニルス = スウェ−デン語でサンタの愛称
そうなんですか、へぇ〜×4
(トリビアの泉って見た事ないので、へぇ〜4回って
多い方なのか分かりませんが)
ダイ・ハ−ド3で主人公はサンタを射殺してるわけですか、
(ダム坑道でテロ集団を追跡するマクレ−ン、駐車してる
一台のダンプに拳銃フル掃射、運転席の2人のテロリスト
は血塗れで息絶え、運転席の無線機から、ニルス応答せよ
との呼び掛けに、マクレ−ンはレシ−バ−を取り
ニルスは、くたばっちまったよ〜と言う場面が)




#4575 
ブッチャ−3世 2003/12/27 13:24
衝突クン

>某新聞を読みますと
イラク人民の戸籍登録を統括する今のイラク内務省・某幹部
の言として、サダムという名前を変名します〜とゆう届け出が
4月のイラク・フセイン体制退陣以来、寄せられ始め、
ヤンキ−軍、フセイン前イラク大統領・ゲッツで、
私はサダムって名前を止めます〜って届け出は
急増しているそうで。(苦笑
アラビア語ではサダムとは衝突を意味するそうで、
日本で、息子に衝突クンと名付ける親は少ないと思える
のと同様、サダムとゆう男性の名が元々イラクで
多かったわけでは無いが、サダム・フセイン氏が
権力をつけイラクの大統領に就任してゆくとともに
あやかりでサダムと命名するのが増えたらしいそうで。



#4574 
足塚玉虫 2003/12/27 11:32
大佐とゆう地位の重みは?

>リビア軍の最高地位は大佐
それは知りませんでした、ところで、非日本の軍隊の地位を
日本的に変換して表現する場合、一体、何を物差しにしている
のでしょうか?その地位が統率可能な兵力や軍団規模を物差しに
してるのかな?と漠然と想像してますけど。
リビア軍が大佐以上の地位を置かないってのは、
あまり沢山の兵員、大きい軍団を率いる階級があったら
その職の者が増長してク−デタ−とか起きるのを
恐れての事なんでしょうかねぇ、どうですか
そんなとこでしょうか?カダフィ大佐閣下(笑



#4573 
ひで 2003/12/25 20:10
あなたはだんだん欲しくなる・・・?

自分へのクリスマスプレゼント?ということで、本屋に行って色々な本を眺めてきました。
その時に見つけた本に、「中国の海商と海賊」松浦章・山川出版社(世界史リブレット)と、
「海賊の歴史」フィリップ=ジャンカン・創元社(知の再発見叢書)があり、これは買おうと
思って買ってきました。どちらも一般向けの本なので、多分中国関連のネタは管理人さんなら
既に知っているというような話が多そうですが、これから読もうかと・・。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4572 
報道官 2003/12/25 15:51
すみません、誤字です

除いて、ではなく、覗いて、です。失礼しました。



#4571 
報道官 2003/12/25 15:49
ジョーカーはイラク人名解説書

管理人様、遅ればせながら、アクセス30万人突破、おめでとうございます。久しぶりに除いてみたら、米軍トランプのことが話題になっているようなので、お力になれるかと。実はアメリカ国防省のホームページに全カードの写真が載っています。URLは以下の通り。

http://www.defenselink.mil/news/Apr2003/pipc10042003.html

ちなみに、この二枚のジョーカーの左上と右下に入っているキャラクター、Hoyle jokerは、あるトランプ製作会社が著作権を所有しているようで、アメリカでの報道によれば、国防省の下請けで別の会社がこのキャラクターを印刷したことに対して抗議をしたりして、少しもめた経緯があるようです。




#4568 
貧乏神 2003/12/24 23:41
トランプといえば

なぜか手元に "Polit-Poker 1988 Limited Edition" なるトランプがあるのですが、
絵札は以下のようになっています。

ハート
A : George Bush (説明不要のブッシュ父)
K : Felipe Gonsales (元スペイン大統領 バスク分離主義を叩いた人らしい)
Q : Gro Harlem Brundtland (ノルウェー初の女性首相)
J : Karol Wojtyla (絵を見ればわかるのですが、ヨハネ・パウロ2世)

クラブ
A : Daniel Ortega (元ニカラグア大統領…でいいのかな)
K : Raul Alfonsin (元アルゼンチン大統領、だそうです)
Q : Queen Beatrix (オランダ王)
J : Den Xiaoping (トウ小平氏ですね、例によって字のない人)

ダイヤ
A : Michail Gorbatschow (言わずと知れたゴルビー)
K : Kurt Waldheim (元国連事務総長、後にオーストリア大統領)
Q : Corazon Aquino (元フィリピン大統領、女性大統領は史上初、でしたっけ)
J : Pieter Wilhelm Botha (元南アフリカ大統領、らしい)

スペード
A : Ronald Reagan (これも説明不要ですね)
K : Jesse Jackson (元大統領候補ジャクソン師)
Q : Margaret Thatcher (やはり説明不要の鉄の女)
J : King Hussein II (これはヨルダンの方ですね)

で、ジョーカーが2枚入っていまして、カストロとカダフィ大佐になっています。
ところで、件の米軍トランプって、どっかで売ってないんですかね。

>カダフィ大佐

将軍がいない、ということだと、実は下の方の階級が異様に充実していたりして。
一番下っ端が十等兵くらいで、一等兵くらいが中隊長とか。いや、適当にでまかせ
言ってるんですが。階級の呼称は陸と海とで違ってたりするので、案外問題ないの
かも知れないですね。
ちなみに、

>元帥

北朝鮮でどうかは知らないのですが、旧日本軍の元帥というのは階級ではなく、称号の
一種だそうです。階級としてはあくまで大将ということで。

>管理人さん

そうでしたか。私はいちおうどちらも元ネタの方を先に(「中野」は名前だけですが)
知っていたのですが。当時は中野学校と吉田学校の区別がついてなかったというのは
秘密です。(^^;
「ナセルはアラブの大統領」は「パタリロ」で見た覚えがあるのですが、これが初出
かどうかはちょっと微妙ですねえ。




#4567 
ひで 2003/12/24 22:15
ニルスのふしぎな旅

>トムテとニルス
懐かしいなぁ・・何年か前まではBSで再放送も何度かやっていたけど最近見ないな・・。

それはさておき、ニルスのふしぎな旅は原作者ラーゲレーブがスウェーデン教育会からスウェーデンの地理や歴史を子供達にわかりやすく、楽しく読める本を作って欲しいと頼まれて作られたそうです。そのため、スウェーデンの地理や歴史、伝説に関する話が盛り込まれ、さらにそれだけではなく原作者自身の考え方もいろいろと反映されているようです。完訳版は全4巻(偕成社)で、子供用のダイジェスト番やアニメでは触れられていない話もかなりあるようです。ただ、教育用ということで、少々説教臭いという評価もあるようですが。




http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4566 
モーグリ 2003/12/24 21:32
ヒュセイン?

今年の夏にトルコに行ったときに、トルコ人が(恐らくアラビア語ではフセインと思われる)出会った相手の人名を「ヒュセイン」と呼んでいました。
トルコ語でフセインの事をそう呼ぶのか、僕の聞き間違えなのかはよく分かりませんでした。

>サンタ
以前聞いた話ですが、もともと北欧にはトムテと呼ばれる小さな妖精がクリスマスにプレゼントを配るという伝説があったそうです。それがいつの頃からか、サンタクロースがトムテに代わってプレゼントを配るという話に発展していきました。そして現在の形のサンタクロース伝説が誕生したそうです。

サンタクロース(聖ニコラス)の「ニコラス」のスウェーデン語読みの愛称が「ニルス」になるそうです。「ニルスの不思議な旅」の元ネタはどうもこのあたりらしいです。

貧乏神さんへ
>詳しい人になればなるほどリベラルなものの見方をしてる
そうですね、徹夜城さんも書いているように、自分を含めて軍事マニアは戦争をよく知ってますから、基本的にリベラルな人が多いです。小林よしのりのように何も知らないで戦争を煽ったりする右翼的な人間は嫌います。



#4565 
秦太 2003/12/23 23:49
大佐と呼ばないで

 新聞記事の注釈によると、リビア軍には「大佐」より上の階級が存在しないそうです。
 てことは、出世しても中佐どまりのシケた軍隊なんですかねぇ。同じ職責の外国軍人と会ったら階級が3つくらい下でカッコつかないんじゃないでしょうか?
 そのカダフィさんに変なエールを送られている金正日さんは10年くらい前から「元帥」なのに、いつまでたっても「将軍様」ですね。現在の世界で「元帥」なんて多分この人くらいなのに、もったいない(笑)

 私も先程『MUSA』を観てまいりました。う〜〜ん、自分は『ラスト・サムライ』の方が数段楽しめました。
 同じくアラモ系全滅映画ながら、メッセージ性の強い『ラスト・サムライ』と違って、なんにも考えなくていいお話なのは構わんのです。しかし物語に起伏が乏しくやや冗長に感じました。
 また、単なる娯楽映画として観賞するには、あまりに悲惨、陰惨で、私の好むところではありませんでした。主人公たちの私情や判断ミスの犠牲になった人たちが気の毒すぎます(特に高麗の坊さん…)。
 直前に『グリーン・デスティニー』の地上波放送を観てしまったのも失敗でした。なんにもしないチャン・ツーイーを見るたび、「自分で何とかせんかい!お前一番強いやんか!」とつっこまざるを得ない(笑)
 歴史映像としては、北元の名将ククテムル(拡廓帖木児)が登場しているのが貴重ですね。



#4564 
徹夜城(冬期講習真っ最中の管理人) 2003/12/23 21:22
ちゃららら〜ちゃららららら〜ららら〜♪

↑一応加古隆「パリは燃えているか」のつもり(笑)。
さてまた再放送しておりますね、「映像の世紀」。もう本放送時から8年がたつのか…第一回で第一次大戦時と現在とを重ね合わせるネタにユーゴ内戦をとりあげているあたり、すでに「時代」を感じてしまいます。
以前再放送時にビデオにとってあるんですが、一部録り損ねていたので何よりでした。もうDVDも出てるんですけど、NHKも太っ腹に放送してくれるものです。

>足塚さん
 ふうむ…カダフィ「大佐」はナセルにならって、ですか。為せばなる、ナセルはアラブの大統領…ってな言い回しがその昔あったそうですな(笑)。ひところは強烈な存在感をもつキャラクターだったのは確かなようで。

>新参右衛門さん
はじめまして!(^^)
ご質問の米軍トランプの「ジョーカー」の件なんですが、僕もちょこっと調べてみたのですけれど…判明しませんでした。ヨーロッパの方で皮肉で作った「米高官トランプ」ではスペードのエースがラムズフェルド氏、ジョーカーはビンラディンだったそうですけど(^^;)。

>ひでさん
 「MUSA」、良かったでしょ?コリアンの二枚目二人がお姫様めぐって微妙に「三角関係」になっているあたりも個人的には面白かったです。お姫様も「どっちにしよっかな〜」って感じじゃないですか(笑)。
 見ていて思ったんですけど、「シュリ」にしても「JSA」にしても話題になる韓国映画ってどうも作り方がハリウッド風味といいますか…それでいて独自のお国柄をにじませてもいるわけですけど、「MUSA」は特に無国籍的な面白さで群を抜いていたと思います。個人的には「ラスト・サムライ」よりこっちのほうが好きですね。異国を舞台にした「武士」映画ってことではおんなじですし(笑)。

>貧乏神さん
 僕はまず「陸軍中野予備校」を読んでいて、あとからその元ネタを知ったクチでありまして。読んでいた当時はまるっきりその辺の事は知りませんでした。同じ作者で「県立地球防衛軍」ってのがありましたが、これについても同様でした(笑)。
 軍事関係ですけど、僕も覚えがあるんですが、「軍事オタク」と言われるまでにかなり詳細に、徹底してのめりこんだ人ほど戦争そのものの本質を知って(奇麗ごとではないところへ目が行かざるを得ない)平和主義的になる傾向があるんですよね。

>ブッチャー3世さん
「なまはげサンタ」にはかなりウケました(笑)。まぁもともとそんなものなのかもしれませんねぇ。そもそもサンタって夜中に大きな袋を担いで人様の家に煙突から忍び込むなんて、犯罪者としか思えない側面がありますし(笑)。

>原田さん
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の1作目では、元俳優のレーガンが大統領になったことをジェネレーションギャップ?のネタにさんざんしてますよね(笑)。「1985年にはロナルド=レーガンが大統領になってる」と言われてドクが「あの大根役者が!?」とTV放映時の吹き替え版では驚いておりましたが、オリジナル英語ではなんといっていたのだろう…。
 この映画に出てくる「時代」ネタでは、タイムマシンとなるデロリアンを1955年で修理していると日本製の部品がぞろぞろ出てきて50年代のドクがビックリ、80年代っ子のマーティーが「日本製は最高だよ」なとと言うやりとりがあったような。80年代といえば「ダイ・ハード」1作目でテロリストの標的とされたのが日系企業だったというのもちょっと「時代」を感じるところであります。

 「ハンニバル」やら他の作品でまだ「9.11」前のビンラディン氏の顔がチラチラと出てくることは耳にはしたんですが、「9.11」をほうふつとさせるテーマの映画「マーシャル・ロー」(邦題ですが)をビデオで見返したら今は亡き世界貿易センタービルがばっちり映っていて感慨深いものがあります。そういやこの映画の監督は「ラスト・サムライ」のズウィック氏でありました。
 関連話ですが、「007」シリーズの「ワールド・イズ・ノット・イナフ」では冒頭のテロリストたちの武器市場のシーンで「東京の地下鉄事件の犯人」がいるというセリフがあったりしました。



#4563 
原田 実 2003/12/23 09:30
細かいネタにて失礼

管理人さま
『バック・トウ・ザ・フューチャー』第3作にイスラム・パワー代表で登場したのは
アヤトラ・ホメイニ、で未来の70年代風カフェの中でプレジデント・レーガンと画像同士ののしりあい続けているというネタでした。この大統領、第1作でもギャグのネタにされていましたね。『バック・トウ・ザ・フューチャー』製作の当時は、フセイン大統領はアメリカの最高の友だった時代です。
ビン・ラディンもかつてはアメリカの手先だった時代があるのに、『ハンニバル』でネット上の指名手配リストに載っているチョイ役の扱いを受けたり、『ソード・フィッシュ』で「正義のアメリカ人」による暗殺対象のモデルにされたりと散々な扱いでした。もっともこれらの映画の直後に9・11があるわけで、娯楽映画を少し経ってから観ると忘れがちなことを思い起こさせてくれます。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#4562 
ブッチャ−3世 2003/12/23 08:19
サンタ と なまはげ

人物じたい は、大昔のキリスト教の聖人殿がモデルだそうですが、
めでたい紅白の衣装に、白ヒゲの、穏やかそうなプレゼントおじさん
〜ってサンタのキャラは、そう遠くない昔の北欧(グリ−ンランドあたり)で
確立したそうで、それより前、サンタは、どんなスタイルだったかとゆうと
極彩色(青または緑と黄色)のいかつい衣装に、青ヒゲもじゃら、の
赤ら顔の とげとげしい大男が各家庭を回り、素行の悪い子供らを識別し
お仕置きしてく、怖い説教おじさん ってキャラだったとかって
異説を聞いたことがあります。だから、皆さんが
フセイン氏のお縄かかりし姿がサンタに見えた〜とゆうのは
秋田の なまはげ的サンタ説なら、なるほど、ですか?(苦笑
もしかしたら、これから後世、イラクでは、ちょびヒゲに軍服、ベレ−帽
を被りアラビアンセイバ−を片手にした大男が、悪い子はいねぇか?と
各家庭を叫んで回る風習が生まれたりして(笑



#4561 
貧乏神 2003/12/22 23:51
サンタクロースはどこの人

聖ニクラウスはトルコあたりの人だったそうで、してみるとフセインサンタもむべなる
かな、というところでしょうか。
ところで、ある報道番組で、隠れてた穴を再現していましたが、あれだったら米軍の
監獄の方が居心地がよさそうです。まあ、一時的な隠れ場所だったんでしょうけど。

>モーグリさん

ふた昔くらい前は、右寄りの発言自体がはばかられるような空気があったので、どっち
寄りの意見も割と言いやすい、という意味では確かに「普通の状態」といっていいの
かも知れません。
ただ、いい若いモンが、「保守」ってのもなんだかな、とは思ったりもするのですが、
そういう自分がもうそんなに若くなくなってるというのが、なんというか。(^^;
とはいえ、今となっては議論の対立軸自体が多様化してるので、右か左かっていう区別
自体が近似以上の意味をもたなくなってたりもするのですけどね。

私もときどき軍事系のサイトを覗くことがあるのですが、詳しい人になればなるほど
リベラルなものの見方をしてるという印象がありますね。歴史系とは話が通じなさそう
というのはちょっと意外な気もしますが、まあそうなんでしょうか。

>管理人さん

とりあえず管理人さんは中野予備校知ってる人だったわけですね。
あ、遅ればせながら30万カウントおめでとうございます。

>KHの発音

ドイツ語の'ch'、ロシア語の'kh'、ギリシア語の'x'ですから、割とありがちなんじゃ
ないですかね。おなじみのところだと、ハバロフスクとかTeXとかありますよね。
あ、後者は業種限定か。

>今日の倭寇結果

ええと、海賊に出かけられるのでしたら、是非お供させていただきたいです。(^^)




#4560 
ひで 2003/12/22 23:38
MUSA、見てきました。

ちょっと口直しに、MUSAを見てきました。いやぁ、管理人さんがおっしゃるとおり、キャラクターかっこよすぎです。おととい見た映画がどうもキャラクターがあまり魅力的でない(脚本が悪いんだろう・・・)映画だっただけに、そのへんの差が大きくかんじられました。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4559 
新参右衛門 2003/12/22 17:00
はじめまして

ここに、なにげに寄りまして皆さんのかきこを読んで
感心しております、通のかたが多いですね、ここ。
そういえば、前から気になってた事あり、ここの方々の
どなたかなら私の疑問を答えていただけるかも。
アメリカ軍が勝手に作ってイラク駐留兵士らに配ってる〜
フセイン体制ウォンテッド顔写真入りトランプの
スペ−ドのエ−スはフセイン前大統領でしたが
ジョ−カ−って誰なんですか?



#4558 
足塚玉虫 2003/12/22 12:11
大佐とゆう肩書き

カダフィ氏が現在もなお大佐の肩書きを保持し続けているのは何故か
とゆうのは、諸説あるようですが、聞いたところでは
カダフィ氏が心酔し尊敬せし、かつてのエジプト大統領・ナセル氏の軍での
地位が大佐だったらしく、それになぞらえて大佐とゆう地位が
好きなんだとか、真偽の程はよく分かりませんが。



#4557 
ひで 2003/12/22 00:09
うっひゃ〜〜〜

#自分のサイトアドレスとタイトルを逆にしてしまった・・・。
#恥ずかしすぎ・・。
#と言うわけで、もう一度同じ文面を再掲します。下の奴は削除してください。
#では、あらためて・・・。

遅くなりましたが、30万アクセス達成おめでとうございます。


ホメイニといえば、アメリカのことを「大悪魔」って言った人ですし、それなりにネタにはなったのかなと言う気がします。なんていっても「大悪魔」ですよ・・・(笑)。

年末になり各局年末編成に入りつつある中、NHKでは22日から連続11回で「映像の世紀」を放送します。やはりNHKの歴史物というとあれが一番良かったような気がします。今年の「文明の道」はちょっと消化不良なところもあったからなぁ・・・。再現ドラマやCGでいくらきれいに作ったとしても、同時代に残された歴史的映像にはかなわないからしょうがないです。
さて、今度こそビデオを用意してきちんと取らねば。以前の本放送・再放送時にはことごとくビデオ設定を失敗して取れなかったからなぁ・・・。
>1421
その本、都内書店で平積みにして置いてありました。内容を検討するために一瞬購入も考えたものの、ネタ本にお金をつぎ込む余裕が無く購入は断念しました。図書館で借りるかな・・・・、って図書館でそんなものを買って欲しくもないし、やはり自費購入しかないのか。

では、気を取り直して、30万アクセス達成おめでとうございます。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4555 
徹夜城(今日は某所でちょっと酔っ払った管理人) 2003/12/21 23:39
わざわざ邦訳が出るとは…

>足塚玉虫さん、足利高義さん
お久しぶりの名前がお二人続いてますね(^^)
「ホメイニ野郎」ってのは当時のアメリカなら多少ギャグになったのかな〜「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも未来のオールドグッズ店でチラッとホメイニさんが映っていたような。
そういやこの映画、「リビア人」がテロリストとして出てくるあたりも時代を感じさせます。そのリビアのカダフィさんは金正日氏に先駆けてうまいこと話をつけちゃったようですな。降参したとも言えますが、しっかり体制保証を獲得したということのようで。それにしても誰もが思うことですが、この人ずっと「大佐」なんですよねぇ。

「ホメイニ」の発音については全然知りませんが、例の(笑)「フビライ」だって杉山氏みたいな「通」の方々は「クビライ」と表記してますよね。大河ドラマ「北条時宗」では「クビライ・カァン」と時宗たちがしっかり発音しているのがなんとも妙だったりしたものです(笑)。「KH」って発音はけっこう多いものなのかな。


>タイトルのこと。
 一時「史点」ネタにしようかなと思った話で、「中国人がアメリカ大陸にコロンブスより先に到達していた」という研究をイギリスのアマチュア研究家が発表していろんな意味で話題になっている、というネタがあったんですよ。要するに鄭和艦隊がアメリカに到達していた、ってことらしいんですけど…まぁ専門研究者にはまともに相手にされてないですけどね。
 この話題も忘れかけていたころ、ふと新聞の広告を見ていたら、この研究本の邦訳がなんと出ちゃってるじゃないですか!(笑)「1421」と題したこの本、よくまぁ翻訳して出版しようって人がいたもんだ…

 



#4554 
足利高義MK−II 2003/12/21 17:07
アラビア文字からローマ文字への翻字、そして・・・

皆様お久しぶりです。
足塚玉虫様、
たしかローマ字だと「ホメイニ」は"Khomeini"で、
「フセイン」は、"Hussein"のような綴り方になるのではないでしょうか。
だから、「ホセイン!」といった方が相手には通じると思います。
では。



#4553 
足塚玉虫 2003/12/21 16:38
祝30万アクセス

お久しぶりですぅ〜といっても新参同然で長らくご無沙汰で
通りすがり同然ではありますが。(苦笑
ご当地30万アクセスですか、それは目出度い、遅れ馳せながら
フセイン氏ゲッツも含めお祝い申し上げます(オィ!
ところで、ずいぶん前の逸話なんですけど、
プロレス選手の前田日明がアメリカで武者修行中に中東系選手と
対戦する際、相手を挑発するため、ホメイニ野郎と罵ったが
相手は無反応で、発音的にはコメイニでないと通じない〜とかゆう
のを聞きましたが、それでいくと、フセインの発音も
クセインと発音したが良いのかな? 





#4552 
徹夜城(今日は年賀状のイラストを描いていた管理人) 2003/12/18 22:36
年内に30万達成

 えー、お祝いコメントどうもです、尾鳩さん、モーグリさん。
 おかげさまで「史劇的な物見櫓」は30万アクセスを達成いたしました。昨日中にいくかな、と思って様子を細かくうかがっていましたが、今日の未明1時過ぎに達成しましたね。ちなみに僕自身は確認した際に「300001」で入っています。
 まぁもっともこれまで何度もカウンターが吹っ飛んでは予測修正してましたし、実際にはもそっと前に通算30万を突破したと思ってるんですが。
 もっとも、スポーツの貯蔵倉コーナーはとっくに40万を突破しておりまして…ああいう情報系サイトにはかなわないなぁと思うしだいです(^^;)。こちらは「今日の倭寇結果」だの出すわけにはいきませんし(笑)。

 今年は更新が滞り気味だったのでアクセスはやや伸び悩んでましたね。それでも激しく落ちもせず安定している、という印象でした。来年は各方面で更新をちゃんと進めたいものです。実は「しりとり」も「ヘンテコ」もチビチビ書き出しておりまして…それと「倭寇小説」もですね。
 えー、それでいて「史点」はしっかり遅れておりますです(笑)。



#4551 
モーグリ 2003/12/18 21:53
あくまで個人的意見ですが

30万ヒットおめでとうございます。

>近年の10〜20代が右寄りの方に共感しがちなのって
僕は普段は仮想戦記系(軍事系)サイトにいるんですが、このことについては前に仮想戦記系サイトでも話題になった事がありました。
そこで出た結論というのは「今までの日本の世論が左翼的たっだのでその反動が出ているだけで、取り立てて大騒ぎするほどの問題でもない」というものでした。

軍事系サイトにいる人間はここで話題になった「穏健保守」の人間がほとんどです。「太平洋戦争は日本が必ずしも悪いとは言いきれない」「日米安保は日本の国益から言って当然で、現在の対米追従主義は正しい」という意見が主流です。
仮想戦記の愛好者が集まるコンベンション「IFCON」に出てみましたが、自分の見た範囲ではそこに参加している人間も大体同じ感じでした。
恐らく軍事系の人間とここにいる歴史系の人間では話が通じないと思います。

ジェネレーションギャップの問題も大きいと思います。
今の20代より下の年代というのは太平洋戦争を意識しないで(単なる歴史的事実としてしか捉えていない)育ってきた世代です。10代になると冷戦時代さえほとんど体験していない世代になります。


僕自身の感想で言えばようやく日本の世論が中立的になってきた状態だと思っています。自分の立場から見ると歴史系の人間の方が左翼的だと思います。
これはあくまで僕個人の意見です。皆さんに押し付ける意図はありません・・・・・・



#4550 
尾鳩 2003/12/18 14:38
訂正

たった今、報道官さんとお話しして気づいたのですが、国際指名手配になっても、逮捕しないといけないということはないみたいですね。
そこは、日本と中国の二国間協定に基づくようで。




#4549 
尾鳩 2003/12/18 11:13
インターポールのお出ましです・・・

ええーー、まずは30万ヒットおめでとうございます。
思えば、長い道のりでしたなあ・・・(感涙。

>珠海の事件
えーーっと、書いちゃっていいのかなと思いつつ、また書いてしまいます、この事件。
例の大量買春の問題。日本人の首謀者と言われる方々、国際指名されてしまいましたね(されたんですよね、確か)。日本の警察もこれで逮捕しないといけないことになるわけですが、中国側に引き渡すことはまずないでしょうねえ。
それにしても、今回の中国側の判断、自分の首を絞めてしまった結果になったように思えます。買春の事実を内外に宣伝したこと、国内の法体系のずさんさを示したこと云々。
これで、姉ちゃん目当ての外国人親父達も珠海から足を遠のけるだろうな、馬鹿なことしたもんだよ、当局は・・・ってタクシーの運ちゃんが言ってました。いや、笑点の楽太郎師匠じゃないんですけど、こういう意見の方が、現地では圧倒的に多かったんですよ。
それだけ、中央政府が、国内の反日対策に気を遣っていることが伺えますね。結局、国内対策まずありきのお国柄ですから。

>星野之宣氏
『2001夜物語』、ありましたねえ、そういう漫画。
始まりが思いっきり、2001年宇宙の旅のぱくりだったような・・・。
>「パッと見」はすごく尤らしいリアルな科学ものなので、一般のファンは「騙されて」感動してました(笑)。
はっはっは、私もその一人でした(笑。
何せストーリーが「壮大」すぎるもんで・・。「沈黙の艦隊」が当初の潜水艦戦闘ものから、いつの間にか世界政府樹立という話しになっていたときと同様、ストーリーにはまってしまってました。
騙すよりも騙される方がいい、ふるよりもふられる方がいい(遠い目・・・。



#4548 
貧乏神 2003/12/17 23:39
The Left Staff

極左から極右といえば、なんといっても今は亡き赤尾敏先生を思い出しますね。確か
この人も元共産党員だったはず。
まあ私みたいに息抜きの合間に人生やってるちゃらんぽらんな人間には極左も極右も
つとまらないんでしょうねぇ。(^^;




#4547 
徹夜城(もう冬期講習の季節になったと準備に走る管理人) 2003/12/17 23:27
右や左の旦那様

>二本松さん
 うーん、西部邁氏のケースは極端から極端へ走る場合かもしれませんねぇ、思い込みが激しいといいますか(笑)。よく言われることですが、極右と極左ってのは蹄鉄の両端のようなもの、まるっきり反対の端のはずなのに実はかなり近いと(笑)。
 あのナベツネだって元共産党員だったりしますしね(笑)。他にもいくつか例がありますが、いまブッシュ政権に大きな影響を与えてると言われる、いわゆる「ネオコン」連中も元左翼系が多いとか言われてますね。


>ひでさん
 ジェラール=ドパルデューは「シラノ・ド・ベルジュラック」もやっておりますし、「仮面の男」でポルトス、とフランス名作映画には欠かせない俳優となっちまいまして…「バルザック」までやっちゃってましたか。
 フランス史以外では「コロンブス」もやってましたなぁ。コロンブスはイタリア人であるわけですが、イタリアの大河近代史映画「1900年」でもドパルデューは主役でバリバリの共産党活動家を演じておりました。ホント、よく仕事している人です。


>アール・ケイさん
 鎌田氏のことですが、角川映画「天と地と」の脚本もこの人でありまして、僕の弟(K.E.N)なぞはその一件だけで「武蔵」を敬遠しておりました(^^;)。まぁあの映画は脚本以外の部分でなんかおかしかったですけど。
 「MUSA」見ながら思ったんですが、史実吹っ飛ばした大ウソでも、つきようがあると言いますか…「MUSA」なんてそもそも朱元璋の娘がなんでそんなところをほっつき歩いているんだ、って最大のツッコミ点があるわけなんですけど(笑)、もうそんなツッコミも吹っ飛ばしてしまうワクワクドキドキの面白さがありました。



#4546 
二本松 2003/12/17 21:44


>徹夜城さん
>アッサリ保守化
西部邁氏など、まさにそのパターンですね。
あと、政治評論家の森田実氏は今はずいぶん穏やかな風貌の方ですが、当時は共産主義者同盟の幹部だったそうですね。

>アール・ケイさん
>「昔陸軍、いま国労」
これは総評では。



#4545 
アール・ケイ 2003/12/17 11:15
歴史ものに向き不向きあり

<『武蔵』の幸村親子、現代のカースケ親子に転生す(笑)>

鎌田敏夫氏は現代劇だけを書いてればいいのです。
感覚として歴史もの、時代劇っちゅうのがわかっとらんですな。


<星野之宣氏に前科あり>

そのマンガは読んでおりませんが、星野さんの画柄ってリアルなほうなので始末に悪そうですな。
星野氏と云えば、『2001夜物語』というマンガを描いたとき、なまじっか「本格的ハードSFマンガ」という
売りかたをしたために、その荒い科学考証が専門家筋から批判されていましたね
(「パッと見」はすごく尤らしいリアルな科学ものなので、一般のファンは「騙されて」感動してました(笑)。
あくまでもファンタジーだというノリなら、相当高レベルな出来映えと云えるんですがね)


<反体制という名の体制>

およそ労働組合ほど上下関係(組織上でも人間関係でも)の縛りがキツい世界はない(「なかった」と過去形で
書くべきか)でしょうな。
あ、軍隊があった(笑)。そういや「昔陸軍、いま国労」とか云われてませんでしたっけ。


<フセインは上野介か麻原か>

アメリカ三大ネット局は彼の裁判の独占放送権取得に動いているとか(笑)。
これ、冗談で書いたのですが、案外マジかもしれません。
裁判をいつやるかは大統領選の状況とモロに絡んでくるでしょうね。
「命だけは助けてやるから、大量破壊兵器があったことにしてよねー」
「やだ。監獄で裏切り者として殺されそうだし」
「じゃあ地中海あたりでの極秘バカンスをつけるからさあ…」
と司法取引が成立したら来年半ばあたりでしょうが、
コイツ裁判所で何言い出すかわからん、とブッシュ側が判断したら、
裁判は再選後まで持ち越されるかもしれません。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4544 
ひで 2003/12/17 00:16
見てしまいましたか(笑)

>徹夜城様
ついに御覧になってしまったのですね(笑)。
まぁ、普通の漫画雑誌の連載とかなら別に「なんかおもろいこといってるな〜」ですませられますが、
監修者がいてあれをやったらちょっと大丈夫かと心配になってしまいますね。見てしまったと言えば
例のナポレオンの後編をやってました。主要な合戦のシーンはずいぶんとすっ飛ばして、メッテルニヒ
とのおしゃべりとかそんなシーンが随分入っていて、まぁ、こじんてきにはどうでもいいや〜って番組
でしたが。で、明日かな?、バルザックをドラマでやるみたいですが、バルザック役はジェラール・ド
パルデューがやってます。フーシェをやったり、モンテ・クリスト伯をやったり、ジャン・バルジャン
をやったり・・・・。家の親はすっかり混乱してます(笑)。彼しかいないんだろうか・・・・。

本日、本屋にて「ローマ人の物語」12巻を購入しました。いつも、をいをいそんなこと言って大丈夫?
って思いながらぶちぶち愚痴をこぼしつつも、結局読んでしまう自分が悲しい(笑)。ただ、アテネは
アレクサンドロスに市民権を贈っただけじゃなくて、外国の君主に市民権を結構簡単に贈っているんだ
けど、ということやアケメネス朝の最大版図をそのまんまアレクサンドロスの遠征の地図を使っていた
り、東方=野蛮ってイメージそのままの記述が結構あったり、相変わらず女で政治に関わった人にはき
つかったり・・・・って、かなり愚痴ってるな(^ ^;)




http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4543 
徹夜城(またも韓国中国ネタで書き込む管理人) 2003/12/16 23:59
韓国と中国の狭間には

>ななさん
 まぁチベットの話と部分的には重なるけど、またかなり違う次元の話でもありまして…
というか、以前から議論になってる話ではあるんですよ。韓国と中国は交流自体最近になってから盛んになった状態ですから、その中で改めてクローズアップされたというべきでしょう。
 日本における東洋史研究でも議論はあるのですが、今となっては「そんなもんに現在の国家史の枠組みを持ち込むなよ」とツッコミを入れてしまうたぐいのものです。

 高句麗は今の中国東北部に広がる領土を有していて、あの広開土王碑も現中国領に立っています。だから中国地方政権、というわけではなくて実のところ高句麗の民族系統を現在の韓国・朝鮮人としちゃっていいのか、問題があるのは事実です。歴史的経緯、のちに高麗になってから「三国史記」なんて編纂しているところを見ると新羅・百済・高句麗にある程度の一体感があったことは否定できませんが、特に韓国の歴史観に見られるように現在の観点から単純にまとめるのは危険だと思ってます。
 高句麗よりも問題になるのは渤海国です。高句麗の遺民が建国したといわれますが、多民族国家であったでしょうし、日本でもこの国については「中国の地方政権」的な位置づけをすることが多いです。しかし韓国においては渤海は断固として「わが民族の国家」なのですな。だから「統一新羅」なんて言葉は絶対使わず「南北国時代」といい、民族統一国家は高麗が最初、ということになってるわけです。
 以前「漫画韓国の歴史」を読んでたら、高麗の北方への領土拡張のくだりで「あの地は渤海が支配した我が民族の土地」などと武将達が言いつつ進撃しておりまして、僕などはその単純、というか教条的な部分に首を傾げたりしたものです。
 どうもこの手の単一民族史観みたいのは倭寇論議でも噴出するときがありまして…それは渤海や高句麗の問題に関しても中国に「歴史を修正しておる!」ってな感じで抗議しちゃってる、そういう面に僕は目が行ってしまいます。中国側もそりゃ政治的な意図は全くないとは申しませんけどね。



#4542 
なな 2003/12/16 22:56
ネットのニュース速報に

「高句麗」の文字があがるなんて、珍しいと思ったら…。

>韓国、高句麗の中国化に反発(共同通信)
中国で最近、朝鮮半島北部から中国にかけ存在した古代国家、高句麗(紀元前1世紀後半〜紀元668年)を古代中国の地方民族政権と位置付ける動きがあることに、韓国側が反発、両国間の外交問題に発展する兆しを見せている。韓国側によると、中国が巨額の予算を投入して推進している国策研究プロジェクトで高句麗を中国の歴史の中に位置付けようとの傾向が顕著になっているという。

どう思います?
中国政府のチベットに対する態度と、根っこは同じような感じがしますが…。



#4541 
徹夜城(久々に新宿に行った管理人) 2003/12/16 20:39
MUSASHIよりMUSAか

 タイトルの通りで、韓国製歴史アクション大作「MUSA〜武士〜」見てまいりました。上映劇場数が少ないのが残念なところですね。
 時は14世紀末、モンゴルを北方に追い払った明に高麗の使節団がやってくる。しかし明政府はモンゴルにも臣従する彼らを疑って捕縛、蘭州の砂漠地帯へと流刑にしてしまう。ところがそこへモンゴル軍が襲来、自由にされた高麗人たちは祖国へ帰るべく砂漠を東へと進む。その途中でモンゴル軍に捕われていた明の姫を発見、これをモンゴルから奪ってさらに東へ。厳しい追跡を切り抜け、途中で漢族の難民も合流し、ついに彼らは海岸にたどり着くが…孤立無援のボロ砦に立てこもり、一行はモンゴル軍と壮絶な死闘を展開する…!!

 えー、予告編風に紹介させていただきましたが(笑)、シビレましたわ、ホント。これぞ時代劇アクションの醍醐味炸裂!史実うんぬんのツッコミはまさにヤボというもの。
 主人公で奴隷階級のヨソルを演じるチョン=ウスンがカッコ良すぎ!いつもうつむき加減で台詞もろくにないけどとにかく槍を持たせりゃムチャクチャに強い。それとライバル的ポジションにいる将軍を演じるチュ=ジンモもこれまた二枚目。そして隊正役のアン=ソンギは徹底して渋い!この人が李朝国王やってるのみたことあったなぁ。
 そして中国側からはお姫様役のチャン=ツィイー。ここんとこアクション映画づいてる彼女ですが、この映画ではあくまでお姫様。いや、ほんと、可愛いです。あれじゃああの「MUSA」苦しい男どもが命を投げ出して戦ってしまいます(笑)。敵役であるモンゴル軍の将軍ランブルファを演じるユー=ロングァンも渋い、カッコいい!困ったことにこの映画、敵も味方も出てくる人がみんな「いい人」だったりするんだよなぁ。

 まぁ要するに韓国製ウェスタンです。中国でも似たような映画があった気がする(見てはいないですが)。ジョン=フォードの「駅馬車」を思わせるシーンや「アラモ」「ワイルドバンチ」を念頭に置いたとしか思えないクライマックスなど、映画ファンのツボを突きまくられた気がします。それでいてカンフーでもワイヤーアクションでもない、まさにキムチ風味、辛く激しい大アクションにはシビレました。「シュリ」でも思いましたが、韓国にはアクション撮るのうまい監督がいるなぁ…
 なお、音楽は鷲巣詩郎が担当しておりまして、ときどき「エヴァンゲリオン」入っています(笑)。


 さて、モンゴルと明といえば。
 先日ひでさんが紹介されていた「コミック版・文明の道」のモンゴル編(星野之宣)、ようやく見つけて立ち読みしました。
 …ホントだ、これはマズイ(笑)。完全に義経=チンギスハーン説を力説してしまっている。クビライがマルコ=ポーロに日本のことを何やら懐かしげに話すシーンまであるオマケつき。登場人物自身が「トンデモ説と言われそうだが」などと言ってしまっては…監修ってことになってる杉山正明さん、困っちゃうじゃないですか(笑)。杉山さん、マルコ=ポーロの中国訪問自体にも懐疑的なんですけどね。
 このコミック版、一応杉山氏の著作を読んだ上で星野氏が自分のキャラ使って勝手に書いてしまってるんですね…契約時はNHK出版側もそれでOKということだったんだろうけど、出版前に監修者も交えて内容をチェックすべきだったと思う、そういうレベルになってますよ。
 杉山説の影響に間してやはり僕がチェック入れてしまったのがモンゴルを追った明の評価ですね。「貿易を禁止し、商業を抑圧し、文化・宗教も停滞した」うんぬんという説明がついてましたが(朱元璋の醜い顔バージョンが描かれてることもあってかなり印象が悪い)、やはり明代をやっているものとしては極端論としか言いようがないですね。モンゴルを賞賛するあまり「ひいきの引き倒し」になっていると以前から思っているんですが…。


>ひでさん
あ、「ナポレオン」もう放送しちゃったんだ。うーん、まぁ撮り損ねてもあまり惜しいとは思いません。そういう出来でありました。

>二本松さん
 「フセインがサンタに見えた」ネタは結構多くの人が思ったらしく、あのやくみつる氏もマンガで書いておりました。「24日までここで待機してるんだ〜!」と叫ぶサダム氏(笑)。
 学生運動が体制側と〜の件ですが、一つにはご指摘のとおり全学連のトップが右翼から資金提供を受けていた話が念頭にあります。まぁこの場合「体制側」って表現はあてはまらないかな、と思いますが、結局のところ裏ではいろいろとあったもののようです。そもそもそうした運動学生たちも社会人になったらみんなアッサリ保守化したりしているわけで。

>貧乏神さん
「中野予備校」ネタってどれほどの人がわかるのかなぁ…(^^;)



#4540 
モーグリ 2003/12/16 12:08
ええっ

>大坂夏の陣に武蔵が鎧も着けずに現れ
ええっ?そんなに凄いことになっているんですか。
「武蔵」は駄作だと聞いていたので第1話を少し見た程度で全然見ていないんですが、そんなトンデモな作品になってしまったんですか。
戦場になっている大坂夏の陣に鎧無しで行くなんて。

前にここでも話題になっていましたが、NHKの大河度ドラマに便乗して岡山に作られた武蔵ミュージアムに行って来たという人に会いました。文化の日(祝日)に行ったのに人が4〜5人くらいしかいなかったそうです。



#4539 
景虎 2003/12/16 02:00
フセインさん、そんな所に・・・

>フセインさんはまだまだ戦う気なのかもしれませんが。
こんな事を書くものじゃないですね(笑)。まさかこのタイミングで捕まるとは。しかし、本物なのでしょうか?これで偽物だったらシャレにならないですね。

ニュースステーションを観ていたら、水を飲むかと勧められたフセインさんは「水を飲んだらトイレに行きたくなる。イラクの国民は拘束されている。そんな時にトイレになど行っていられるか」と発言したという話をしてました。フセインさん、まさか米軍が出て行くまでトイレに行かないつもりなんでしょうか?まあ、それだけ国民のことを思っていると言いたいのでしょうね。

>大坂夏の陣に武蔵が鎧も着けずに現れ
私も驚きました。周囲で兵士が戦っているのに、平服の武蔵は戦いもせず悠々と城内を歩いていますし、何故か武蔵と関係ない豊臣家の人々のシーンが多かったりしましたね。さらに宗矩との戦いの後は、普通に城門から外に出て行きましたが・・・戦争中ですよね?



#4538 
貧乏神 2003/12/15 23:58
はい、アーンして

深夜の報道で、拘束時の映像を繰り返し見てるうち、ペンライトと木の棒(スタバの
マドラーがちょうどよさそう)持って、「サダム」とかいえば忘年会の宴会芸に
なるかな、などと思ってしまいました。
とりあえず、米国の得点としては大きいでしょうね。テロで下がってたと思われる
士気もかなり回復しそうですし。ところで大量破壊兵器はどこにあるんだろう。

>民主主義のなかに、資本主義の国と社会主義の国が

最近だと民主主義と社会主義は別ものとすることが多いようですが、一応、分類上
民主主義のなかに資本主義と社会主義、で合ってる気はしますね。どっちも王様は
いない(極東某国は別かも)体制なわけで。
Civilization的には共産主義と民主制と共和制がそれぞれ別だったりしますが。
ちなみに、社会主義を標榜する国はあっても、共産主義を達成した国は存在しない
ということも以外にわかってない人が多いような。

>日教組の最盛期(の末期?)

世代的に私もそのころに少年時代を過ごしたわけなんですが、付け加えると、予備校
の頃には全共闘崩れみたいな講師がよくいました。結構彼らの話っておもしろかった
りしたのですが。

近年の10〜20代が右寄りの方に共感しがちなのって、たぶんこの時代の反動なんで
しょうけど、結果として自分への管理を強める考えを支持してしまうっていうのが
なんか妙な感じです。まあしかし日教組系も往々にして管理好きだったりしたわけ
で、ここら辺、いろんな思いがいろんな方向にねじれてますね。

>中台関係

かなりやばくなっても、現状で大陸側に大規模な上陸作戦をやる能力がない、と
いう気もするのですが。というか能力があれば今ごろ台湾は占領されてるんじゃ
ないかという気も。

>武蔵

結局見たのは初回だけ(帰省してたからなんですが)になりましたが、最終回の再放送
をちょっと見てしまいました。大坂夏の陣に武蔵が鎧も着けずに現れ、柳生宗矩と
タイマン勝負とか、結構頭のクラクラする内容でした。低視聴率でしたが、実は
すごい作品だったのかも。(^^;

>弾避け

中野学校じゃなくて、中野予備校で教えてそうな技術ですね。(^^;




#4537 
二本松 2003/12/15 22:09
砂漠のサンタクロース

ニュースではフセインがやつれたと言っていますが、何だか少し思慮深そうになって、サンタクロースみたいな顔になりましたね。

>彼らは裏でしっかりと体制側と結びついていた
これは右翼から資金をもらっていたとかいう話でしたっけ。



#4536 
ひで 2003/12/15 21:07
これはひょっとして・・・

今、自宅にて「ナポレオン」を鑑賞中。前後編2回ということで、これはもしや
と思ってこちらの歴史名画座を見たら、配役がおなじでした。
どうもナポレオンがあんまり・・・・、な感じが(^ ^;)。何となく昼メロのような
雰囲気が漂ってきます。戴冠式のシーンも何か足りないというかなんというか。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4535 
徹夜城(書こうと思っていたネタをやはり書き忘れていた管理人) 2003/12/15 12:34
サダム氏逮捕の陰で

そうそう、個人的に結構気になったので書いておこうと思ったネタがありました。サダム逮捕がなければ社会面トップニュースクラスの話だったはずなんですが…

昨日、埼玉県狭山市で住宅街内の暴力団組事務所内で、会合に集まっていた会長・組長など五人がいっぺんに射殺されるという事件がおこっていました。ヤクザの構想事件は珍しいことではありませんが、一度に五人も射殺というケースはかなり珍しいんじゃないかなぁと。ひところ山口組関係の歴史など調べておりまして(どうも専門がらこういうネタに首を突っ込みやすくて)、さらに「仁義なき戦い」から実録の広島抗争本も読んだりしているのですが、日本のヤクザ抗争って案外人が死なないんですよ(もちろん外国のケースと比べて、の話ですけど)。一度に五人というのはもしかして「新記録」では、とか不謹慎なことを考えちゃってました(^^;)。

 関連話ですがつい先日、イスラエルで「発砲事件、○○人死亡」などという新聞記事をみかけまして、例によってパレスチナ側のテロとかかな、と思って読んでみたら、これがなんと犯罪組織同士の抗争事件だったんですね。いやまぁ、イスラエルでももちろんその手の方々が当然いるんでしょうけど、なにやら新鮮な思いがいたしました(笑)。



#4534 
徹夜城(出かける前に書き込みしている管理人) 2003/12/15 12:18
今日は新聞休刊日

いつだったかな、やはり新聞休刊日におおごとが起こっていたことが最近あったような…ネットで新聞記事を読んでる僕もなんだかんだ言いつつ新聞本体もしっかり読んじゃいますから、こういう時に新聞が休刊だとさみしい(笑)。

 まぁサダム氏の捕まったときの状況なんかからすると今後のテロの危険性とはあまり直接的には結びついてきなさそうな感じですね。反米活動の中で精神的な支柱になっていた可能性もありますけど、どうも各国首脳などのコメントも宣伝文句を除けばかなり慎重な物言いをしているように感じます。
 悪くするとパレスチナみたいな状態になるのかもしれませんねぇ…アフガニスタンだってちっとも状況は改善されてないみたいですし。

>アール・ケイさん
研究者でも教師でも、それぞれのいる時代状況とは無縁ではないわけで。ただ、僕は感じるんですけど、日本では右でも左でも、深く考えずにそれぞれに脳内理想化・単純化し「帰依」してしまう傾向があるのかもしれません。また深く考えてないからこそ、尊皇攘夷から文明開化へ、軍国日本から民主主義へと、何かあるとあっさりと「転向」してしまうという習性が見られるようにも思います(これ、「ケロリ主義」と名づけていた方がいましたな)。
 60年代安保のころの話は僕も両親から聞くんですが(なんせ重信房子が同級生にいた、って人ですからね)、当時の学生達はほとんど気分とノリでデモに参加していたフシもあるんですよね。だいいちデモに参加しない奴は人にあらず、ってな感じだったそうですし。そして学生運動のトップにいた連中、えてして東大生などだったわけですが、彼らは裏でしっかりと体制側と結びついていた、なんてこともあります。また大学のレベル差でデモ隊内でも「階級」があったって話も聞きますし、総じてやはり根の深いものではなかったと思えるんですね。根の深かった連中は連合赤軍などへと暴走していったわけですが。

 ところでいきなり話は飛ぶんですが、某大河掲示板でおっしゃっていた「忘八武士道」、歴史ネタとしてはどこにつながってるんでしょ?いや、その、以前から個人的には非常に興味を持ってる作品だったりするんですが(笑)。


>尾鳩さん
 おお、これはお久しぶり。先日はどうもでした。便乗して泊まらせて頂いたホテルに折り畳み傘を忘れたんですが、知りません?(笑)。
 中台関係ですが、なにせ特に中国が原則論を全く譲らないこともあって、なにかボタンの掛け違いがあると一触即発、というところはあるかと思います。もちろん波風立てなくないのは誰も一緒なんですけどね。
 先日中国首相がアメリカを訪問した際、ブッシュ政権が割と踏み込んだ物言いで陳水扁総統側を牽制しておりましたが、そもそも共和党政権は伝統的に中国と繋がりが深いというところもあるわけで、なかなかコトは一筋縄ではいきません。遅れている「史点」ネタに予定してるんですけど、ニクソンと周恩来が日本への警戒感に関して意気投合していた、なんて資料が出てきたりしまして、日本はなかなか厄介なポジションにいるのかもなぁ、と思うこのごろです。

 話は飛びますが、いま中国のTVドラマ「水滸伝」のビデオの鑑賞を再開しておりまして(以前見たけど途中でストップしてまして)、あのノリのいいエンディングの歌が脳内に反響し続けております(笑)。そういや、これ、「歴史映像名画座」に入れてませんでしたねぇ。



#4533 
尾鳩 2003/12/15 11:29
テロは、あるいは激化するだろうな・・・

大変ご無沙汰してました。
遅ればせながら、オフ会開催、ありがとうございました。
大変激しい語りになったのは当然として、うちの友人(鍋さん)、民本主義者さんから突然「民本主義者です」と紹介され、かなり動揺しておりました(笑)。ここの掲示板をあまり読んでないらしく・・・。次回、またお会いできる機会があることを楽しみにしています。

出張続きだったもので、正直見るだけに留まってました。・・・。ただし、小ネタは仕入れてきました。
あっ、読みたい人だけ読んで下さい(笑)、あくまで小ネタですから。
中国の広東省をぐるーーーっと廻ってきたんです。
で、必ずタクシーの運ちゃんと会話して小ネタ仕入れるようにするんですが、結構中国の世相を知るいい手がかりになるんですよ。
うちの娘は毛沢東のことを知らない、そんなことには興味ない、とか。
普段から歴史がどうの、政治がどうのと話していることをもって、政治意識が高まったという言い方を好む御仁もいるようですが、私はそっちの方が異常のような気がするので、こういう運ちゃんの話を聞くとこれが普通だなあと安心してしまうんですよね。
しかし、今回は違いましたね。タクシーの運ちゃん、恐ろしく政治に関心がありました。何故か。それは、生活と直結しているからなんです。何に興味あるかというと、台湾情勢なんです。広東省に香港に次いで投資額が多いのが、台湾。それが最近めっきり減ってしまったと嘆いているわけです。なんで、減ったと分かるのかと聞くと、台湾人が少ないんだよ、最近と嘆息してました。で、それを全部台湾総統の陳水扁のせいにするところが、大陸的だと感じました。あいつが台湾独立を声高に叫ぶのがいけないんだと。まあ、台湾独立をはっきりと口にしていないですけど、最近の陳総統は随分と威勢がよろしいですから。
「これで、もう確実に戦争だね」と断言してました、運ちゃん。この一言だけは、やたら人ごとのような感じでしたね。それが一番怖い・・・。

まあ、現状、戦争の可能性は低いと思いますが(軍のコントロール、江沢民−胡錦濤関係の面から鑑みた場合)、危険性が常に残ってしまうのが中台関係の怖いところ。戦争勃発なんてことになったら、日本への影響は計り知れないものがあると思いますよ、経済的にも、政治的にも。

中台関係っていうのは、米中関係の要ですから、実は凄まじく重要な事項なんですよね。
サダムのおっさんが捕まったニュースでますます扱いは小さくなるでしょうが、実は意外なところで戦争の火種は常にくすぶっているという、そんなお話しでした。
まあ、あまりいらぬ危機意識を煽ると、右寄りに見られるのがおちなのでこの辺でやめときますが、どうせなら、もっと煽った方が面白いかも。「第3次世界大戦は、中台間の戦争から始まる!」なんて。これだと、五島勉になっちゃいますけどね(笑)。



#4532 
アール・ケイ 2003/12/14 23:19
雀百までイデオロギー忘れず(笑)

私の小中学生時代って、いわゆる革新自治体華やかなりし頃(美濃部、蜷川、飛鳥田…)で、
日教組の最盛期(の末期?)だったために、そう極端なことを教えられた覚えはありませんが、
どちらかというと左派ハト派の洗礼を受けてしまった感じがあって、
未だにその“トラウマ”に苦しんでおります(笑)。
修正資本主義者、市場経済信奉者で天皇制消極支持派のくせをして、
「自衛隊イラク派遣」などと聞くと、
「賛成する奴だけが親子連れで、自腹で行けや、ボケカスあほんだら〜、×ねっ」
と思ってしまう、だけじゃなくて叫んでしまう。

「世界の国には民主主義と社会主義の国がそれぞれあるのではなくて、
 民主主義のなかに、資本主義の国と社会主義の国があるのですよ」
と、ソ連へ旅行したときの写真を見せながら教えてくれた社会科の先生の嘘つき!(笑)

私が60年安保の真っ只中に生きていたら、デモに加わっていただろうなあ。
でも火炎瓶は投げなかったかなあ、などと
当時の世相が描き出されている小林信彦氏の『テレビの黄金時代』を読んでそう思ったり…。

>フセイン見ぃーつけたっ

正直ホッとしています。むろんこれでイラクの治安が回復する保証はないし(むしろ悪化するという説もあり)、
小ブッシュの再選が濃厚になったり、自衛隊の派遣がしやすくなったり、と
愚かな為政者の思惑通りにことが進みやすくなるのは腹立たしい限りですが、
事態を改善させる1つのきっかけになってくれればと…。


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4531 
徹夜城(史点ネタ変更を余儀なくされた管理人) 2003/12/14 21:40
フセイン捕獲、らしいですね。

 ちょいと出かけておりまして、帰宅したらいきなりこのニュース。
 とりあえずフセイン氏が見つかったことで彼が存在していたことは証明されたかと(笑)。大量破壊兵器よりは見つけやすかったようですね。
 うーん、しかし正直言って複雑な心境(汗)。いえね、サダム氏に関しては人間的・政治家的にちっとも好きにはなれませんが、この拘束であのブッシュ大統領が大喜び、という構図がいただけない。これで再選となったら結果的にもっと悪いことになるかもしれないし。
 まぁ生きて捕まったことだし、せめてこれから予想されるイラク版東京裁判(笑)で父ブッシュ政権以来のズブズブの関係を暴露してもらいたいものです。まぁさせないでしょうけどね。
 あとは以後のイラクの治安が果たして思うように安定するのか…という点ですかねぇ。

>モーグリさん
 まぁ中国史に限らず歴史を学問的にやってる人に「左翼的」な人が多いのは事実ですかね。その人の場合はもしかするとより中国に近い、旧社会党的な思想背景を持っていた人だったかもしれません(非武装中立ってあたり、それとどうもワンパターンそうな教条には特に感じますね)。戦中の日本がムチャクチャだったことと天皇制反対について、そして拉致問題についてマスコミに見られた一部の底の浅い報道などについては僕も同意しますが(笑)。



#4530 
ひで 2003/12/14 20:01
本物か?

トヨタカップを見ていたらいきなり速報が入り、なにやらフセイン元大統領逮捕というニュースが。
ただ、色々ネットで調べてみるとまだ確認されていないようですが。


http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp


#4528 
モーグリ 2003/12/14 12:12
逆でした

僕の場合は逆で、大学時代に左翼系の中国史をやっている友人がいました。

普通の話題している時は正常なのですが、ひとたび政治の話になると左翼系になってしまい、とにかく「非武装中立」「戦前の日本は全部悪い」「天皇制反対」の一点張りでどうにも話がつかなかった記憶があります。信じられないと思う方もいるかもしれませんが、とにかく話が全然かみ合わないのです。何と説明したらいいのか、大学によくいる嫌味なインテリみたいな学生でした。
そのせいで最近まで「中国史をやっている人間=左傾」だというイメージを抱いていました。

その人はその後大学院に進んだんですが、去年の10月頃マスコミが北朝鮮拉致家族問題を取り上げた時に偶然会いました。
その時も拉致問題で大騒ぎしている日本のマスコミはバカだと主張して、日本は過去に従軍慰安婦問題を起こしているのだから日本が先に北朝鮮に謝罪すべきだと言っていたので唖然としました。それ以外にも「今年が日中国交正常化30周年なのにそれを取り上げないマスコミはけしからん」とも言っていました。



#4527 
二本松 2003/12/13 09:52
なるほど。

>産経新聞やら正論・諸君によく書く方々と言っておきましょうか(笑)。とにかく過去の日本のやったことは全て正当化するくせになぜか盲目的にアメリカについていけ、というそのひん曲がりぶりが面白いのですね。

岡崎久彦の他、中西輝政・田久保忠衛といったところなんでしょうかね。
私にはこれらの人々が「大東亜戦争を賛美」したり、「過去の日本のやったことは全て正当化」しているとは思えませんが、いろんな見方はあるでしょうね。



#4526 
景虎 2003/12/12 23:49
あっ、マトリックスまだ観てなかった

>日本で反米テロが全く無かった
そういえば、そうですねえ。
ふと思い出したのですが、GHQと交渉した老剣道家が、剣道雑誌に当時の武道禁止令と刀狩りについて書いていました。それによると、「刀や武道をこのままにしておいたら日本人はゲリラ戦をしかけてくるに違いない」と考えられていて、その剣道家は「いや、武道というのはそういうのじゃない。戦争に利用されただけなんだ」と主張したそうですが、受け入れられず、数年間武道が禁止され、刀剣も没収されたそうです。
それに対して、イラクでは民間人が銃や刀などの武器を持つ習慣があるようですが、日本占領の時のような徹底した武装解除をしていないようですから、そのあたりにも原因があるのかもしれないですね。まあ、イラクはフセイン政権自体が地下組織化しているとも言いますから、フセインさんはまだまだ戦う気なのかもしれませんが。

因みにこの時に没収された刀は、当時赤羽にあった米軍の倉庫に保管された為に赤羽刀と呼ばれています。その数は数十万本とか。数年後、美術的価値の高い物から返還され始めたそうですが、持ち主不明の刀は最近になって全国の博物館に譲与されました。ただ、全ての刀が赤羽に保管されたとも思えません。有名な名家に伝わる名刀が、未だに行方不明という話もありますから。恐らく、当時の米兵の中には刀を横流しして、一財産築いたちゃっかり者もいたのではないかと思います。



#4525 
徹夜城(ゆうべは深夜までビデオ見ていた管理人) 2003/12/12 11:07
「マリー・アントワネットの首飾り」

 先日、鵺さんに言われて今頃思い出し(笑)、ようやくビデオ借りて見てみました。
ふうむ…なんか「懐かしい」世界に誘われたような…そんな気がしましたね。映画自体は予想はしていたけど「歴史大作」なんてもんではなく、かなり俗っぽい陰謀話だし作り方もB級的なのではありますが…でも結構見入っちゃうんですよね。話の展開に。

 これ、史実の元ネタがあるわけなんですが(詳しくは知らないですが)、僕に「懐かしい」と思わせたのは、これ、「ルパン」シリーズの元ネタになってる話なんですよね。読み返してみたんですが、「ああ!この話なのかー!」と感動しちゃったものです。この映画で主人公が首飾りを盗み取り、そのダイヤを切り売りしてしまうわけですが、この首飾りが座金のみ本物、という形でルパンシリーズの「女王の首飾り」という短編に登場するのです。アルセーヌ=ルパン君6歳の初仕事のお宝なのでありました(爆)。
 ルパンシリーズは子供の時は気がつかなかったですけど、フランス史ネタがたくさん散りばめられているんですよねぇ。「奇岩城」にもマリ=アントワネットがらみのシーンがありましたし、そもそもこの話はカエサルまで関わってきます。「813」「続813」ではナポレオン話が絡みドイツ皇帝ウィルヘルム2世(実名は出ませんが)まで登場する。「三十棺桶島」はブルターニュ地方のキリスト教以前の宗教(ケルト系?)が絡んできて横溝正史みたいな世界を展開していました。
 そしてなんつっても「マリー・アントワネットの首飾り」で「あっ」と思ったのが「カリオストロ」の登場でした。いわゆる超能力詐欺師みたいな奴なんですが、これもルパンシリーズでの20歳ルパンが活躍する「カリオストロ伯爵夫人」でバックボーンに使われてました。近ごろじゃ「カリオストロ」なんて宮崎アニメでしか知らない人も多いんだよなぁ…
 なんかまたルパンシリーズを読み返したくなってきました。いや、そもそもその研究サイトを経営していたはずなんですけどね(^^;)。


>ななさん
 まぁ戦後日本の社会でヌクヌクと育った者としては、結果的にマッカーサーの「押し付け」を甘受したことを感謝しなきゃいけない側面もあるんですよね。憲法制定の過程なんかみていると、すくなくとも日本側は当初任せたらほとんど変える気なかったですし、実際にGHQ草案からたたき上げた憲法の国会審議でも「男女同権」に関して現在からすればビックリするような議員の疑義も出ています。そもそも共産党が「自衛権」を主張して戦争放棄に反対してますしね(これは一応今でもそうらしい)。ともあれ結果的にはその強制力が戦後日本を規定したのは間違いないでしょう。
 ただし戦前の旧憲法下においても民主主義的政党政治の構築がなされていた時期もありましたし、制度的に見れば結構戦前と戦後の政治体制には共通性も多いです。だから「押し付け」ではありながらもまったく根のないところに植えつけたわけではない、とも言えるんですね。


>奥野さん
 「アメリカの左傾化」って言い方も凄いですけど、産経新聞紙上の「正論」欄で「反日的日本人」という謎の単語も出てきましたからねぇ。こういう人たちにとっては自分達に都合の悪いことを言う人は全て「反日」らしいです。戦中の「非国民」と使い方は一緒ですね。
 アメリカ、というよりも特にその独走・強権的部分に対して「片思い」をこうした右派系の人々が抱いているのは確かでしょうねぇ。最近だとこの手の人たちは中国との対抗上アメリカにつくという発想からアメリカに媚びておくと言う発想があるみたいですが、過去ふりかえるといっつもその面でアメリカに裏切られ続けてます。それでも「片思い」がやまないあたりは、なにやら現実の恋愛感情にも近いのかもしれません。切れるとストーカー化してしまいそうな(笑)。
 そっち方面で良く出てくる外交評論家の岡崎久彦氏の文章だと思ったんですが、この人たちは太平洋戦争で敗れたときに「もうアングロ・サクソンには逆らうまい」と判断したようなんですね(そういう言葉をこの人の父親が言っていたらしい)。アングロ・サクソンというくくりもどうかとは思うんですが、一言で言っちゃうと「負け犬根性」になった、ってことなんじゃないかな。そう言ってしまうと酷ですが、「あくまで強いものが好き」という嗜好がそこにあるように思えます。


>二本松さん
はじめまして。
うーん、まず「保守派」の定義を一括しないで分けて考えられた方が良いのでは?保守派と言ってもピンからキリまでおりまして、僕がとくに疑問の対象としているのはその中でも特に極端に「右」に分類される人たちです。保守派でも冷静な人は太平洋戦争や軍部暴走を批判してますし(吉田茂なんかもそうですよね)、アメリカにくっついていくにあたっても戦略的な説明をちゃんとしてくれています。こういう人たちは確かに「躍起」にはなってませんよ。選択肢を戦略的に考えた上での判断ですからね。
 僕が面白いと思っているのは極端な議論を言う人たち、とご理解ください。産経新聞やら正論・諸君によく書く方々と言っておきましょうか(笑)。とにかく過去の日本のやったことは全て正当化するくせになぜか盲目的にアメリカについていけ、というそのひん曲がりぶりが面白いのですね。しかも「アメリカ」といっても様々な面があるわけですが、その一国主義的・強権的な面に強く惹かれている、というところが注目点です。そこに何やら一方的な片思いをしているところが滑稽なわけで。
 アメリカ的な民主主義を謳歌しつつ、アメリカの中東の欧米風民主化に反対に躍起になる人がいる、これも表面的に見れば矛盾でしょうけど、そもそも今のブッシュ政権がやってることってちっとも「民主的」ではないんですけどね。むしろアメリカ的民主主義の観点から批判されるべき点を多々持っていると思います。だから「アメリカ」とあえて言わず「ブッシュ政権」と使い分ける人もいるわけで。



#4524 
二本松 2003/12/12 07:28
はじめまして。

>面白いのが「大東亜戦争」を賛美し、アメリカの戦後統治の「押し付け」を批判している方々の多くが、なぜか今回のイラク戦争でアメリカを支持しそれへの協力に躍起になるという日本言論界の不思議な現象です。

いわゆる保守派でも「「大東亜戦争」を賛美」している人はそれほど多くないんじゃないですかね。
それと、北朝鮮のような異常な国家が身近に存在する以上、アメリカへの協力は不可避だと考える程度の人が多いのであって、「躍起」になっている訳でもないのでは。
皮肉な言い方をすれば、アメリカの占領統治を「民主主義の勝利」「天皇制の圧制からの解放」と賛美する方々の多くが、なぜかイラクに欧米型民主主義を広めようとようとするアメリカに反発し、それへの非協力に躍起になるという日本言論界の不思議な現象もある訳で、アメリカへの愛憎半ばの複雑な感情は、思想のいかんを問わず多くの日本人がかかえているのではないですか。



#4523 
奥野 2003/12/11 21:59
アメリカの左傾化?(小ネタです)

徹夜城さんが紹介されている産経抄の話を読んで、僕も思い出したことがあります。去年くらいだったか、アメリカの新聞で日本の戦争責任が取り上げられて話題になったとき、産経が何と書いたかと思います?「こうした大新聞の左傾化は憂うべき状況である」だそうです。「反日的」なものは何でも左翼のせい。アメリカへの片思いが通じなくてヤケになる気持ちは分かりますが、その世界観にはいくら何でも無理があります。こう言うことを書く人の頭の中って、一体どうなっているんだろう。まあ、自分の書いていることを信じているかどうかはかなり怪しいものですが。




#4522 
なな 2003/12/11 01:48
「私はマッカーサーにはなるまい」

「英語でしゃべらナイト」での明石氏のお言葉です。

私は明石さんが終戦後のアメリカ統治を批判したことが意外でした。というのも、「日本国憲法は米国から押しつけられたもの」云々の主張する人々は、全国でほんの少数だと思っていたんです(汗。
さっき調べてみたんですが、明石氏、石原都知事、今上天皇、大江健三郎氏と、皆さん同世代なんですね。で、私は以前に、少年期に終戦を迎えた大江氏が新しくもたらされた民主主義というものに理想を見てものすごく感動した…とかいう話をどこかで聞いていたので、米国の占領統治もマッカーサー元帥も、当時のとりわけ若い世代にはおおむね歓迎されたものと想像していたんです。

ただ、明石さんがGHQを反面教師としたということには、私もナルホドと思うことはありました。
少し前のNHK「週刊こどもニュース」で、アフリカのシエラレオネで活動するNGOの方がゲストでお話しされていまして。子どもたちの「NGOとして働くさいに一番大切なことは?」という質問(だったと思う)に、「今はどんなに貧しくても、その土地にも培われた伝統と文化がある。それを理解して、上からものを見るような、援助してやってるんだという姿勢はよくない」と答えていました。
↑このことを思い出し、あぁ言ってることは同じだなぁ…と。現地の人と同じ目線に立つというか…。
しかしながら明石さんがおっしゃることを、はたして戦後世代が大勢となった今の日本人が応用できるかと言えば、それは…。生まれた時から選挙権も言論の自由も保障された社会で生きてきた若い世代ですから。

個人的な意見ですけど、政治と体制を根底から覆すには外から「鋳型」をムリヤリ押しつけられることも時には必要じゃないかと思います…。例えば憲法改正論議ってかなり昔から続いていて、出口の見えない迷路みたいな印象がありました。こういうのらくらした民族が大日本帝国憲法に代わるものをちゃっちゃと作れたとは思えませんもん…。



#4521 
徹夜城(生徒に風邪引きさんがおおくなって警戒する管理人) 2003/12/10 23:41
それじゃマトリックスですがな(笑)

>景虎さん
銃弾を見極めてよける…って絵は明らかにアレそのまんまですよねぇ(笑)さすがは陸軍中野学校出か(笑)。
川上哲治の「ボールが止まって見えた」は有名ですが(「巨人の星」にも出てきますね)、なんかこう、「見切って」しまうことがあるんでしょうかね。神経の信号の通り道がどこかショートカットされていると言いますか。

「武蔵よ永遠に」のタイトルは分かっててやったんじゃないかとにらんでおります。大和と武蔵は兄弟艦みたいなもんですから(笑)。NHKの期待をになった大艦巨砲にしてはみみっちかったですが。

 「赤壁の戦いはなかった」の件は三国志マニアの間ではしつこいほどに繰り返し語られておりまして…ひところ三国志マニアだった僕なども首をつっこんだことがあります。何もなかったと言ってる人は少数派だと思いますが、「演義」で語っているようなド派手なものではもちろんなかったわけで。
 もっとも日本史でも有名な合戦で結構実像が怪しい、ということは多々あるわけです。

>ひでさん
そうですか、ディカプリオのほうはお流れみたいなんですね。ブラピ対ディカプリオのギリシャ古代史対決だったんですけどねぇ…

>阿祥さん
 その明石康さんの発言もなかなか興味深いですね。まぁ確かに日本の場合、実質的にアメリカの占領軍による上からの改革、ってよりも「革命」であったわけですが。でもどうも当時の資料とかそれに関する研究なんかを見ていると、明石さんの言うほど「辛さ」があったようには思えないんですよね。それまでの「支配層」側にはそれなりにあったとは思うけど…司馬遼太郎も言ってますが、それ以前が「占領状態」だったから解放感もあり、押し付け改革を割とスンナリ受け入れちゃったところはあるでしょう。
 イラク戦争前からブッシュ政権の周辺でこの日本占領統治を参考にイラク戦後統治を進めようとか言っていたようですが、それはやはり甘かったような…そう思うと逆に、つい直前まで「鬼畜米英」と叫んでいた日本で反米テロが全く無かったというのは興味深い問題です。これについては保阪正康さんも昭和史の謎本で考察されてました。

 しかしまぁ、面白いのが「大東亜戦争」を賛美し、アメリカの戦後統治の「押し付け」を批判している方々の多くが、なぜか今回のイラク戦争でアメリカを支持しそれへの協力に躍起になるという日本言論界の不思議な現象です。
 次回史点ネタかもしれませんが、あの産経抄が12月8日の開戦の日に凄いのを書いてましてね。全体の4分の3まで大東亜戦争は自衛戦争、戦争は始めさせられたものだと書いていて「おや、珍しくアメリカ批判か?」と思ったら、最後の段落で「アメリカがイラク戦争を起こしたのにもイラク側の責任がある!」となってアメリカを正当化するというウルトラCをかましちゃうんですな(笑)。
 真珠湾の日のブッシュ大統領の宣言文はじめアメリカにおける「テロとの戦い」では明らかにかつての日本が「テロ側」に例えられているんですが…



#4519 
景虎 2003/12/10 15:42
あっ、年賀状書かなきゃ

>小野田寛郎さん
この人は、日本武道館発行の雑誌『武道』の中で凄いこと言ってますね。
何でも「自分の鳩尾めがけて弾丸が飛んでくるのが見えたので、無意識のうちに腰を引いてかわした。剣道やってたお蔭で命拾いした。」とか。
恐らく実際に弾が見えたというより、脳が情報を処理して弾道の予測映像を脳内に作り出したのかな?と思います。巨人軍の川上選手が現役時代に、ボールが止まって見えた事があるといいますが、それと同じ様なものかもしれません。まあ、正確なことは分かりませんが。
小野田さんの場合も川上さんの場合も一時的な現象だったようですが、名人と言われた人の中には常にそれが出来たという話もありますし、背後からの不意打ちもよけたと言います。しかし、そんな名人は滅多に出現しないので、推測は出来ても実際の原理は不明ですね。

>阿房宮炎上?
そういえば、赤壁の戦いも曹操軍は病気で撤退しただけという説があったような・・・。

>MUSASHI
最終回が『武蔵よ永遠(とわ)に!』・・・何だか20年くらい前のアニメのようなタイトルだと思ったのは私だけでしょうか?



#4518 
阿祥 2003/12/09 23:37
>英語でしゃべらナイト

ななさんの書いている明石さんのゲストの回、僕も見ました。
その中で、パックンが感動していた明石さんの発言になるほどと思ったのですが、ななさんはどうでしたか?

今のイラク情勢に対してどう思いますか?と言う質問だったように思いますが、それに対して、氏はカンボジアで行ってきたことをベースにして、こんな風に言っていました。
「アメリカ式の、上から押付けるようなやり方では、よその国で民主化を進めることは難しい。私はカンボジアで、国民の自主性を尊重して民主化を進めるように政策を誘導した。そうすることでこそ、身についた長く続く民主社会ができる。
私たちの日本はアメリカとの戦争に負け、彼らから無理矢理に政治方式を押し付けられ、非常に辛い思いをした。日本人だからこそその辛さが分かる。だから、上から強制するのではない、国民の自主性に立脚した、下からの民主化を進めるべきだと考えている。」

カンボジアでの国連の活動がうまくいったのか、民主主義がうまく根づいているのか、それは分かりません。しかしながら、氏の言うような、日本が独自の歴史的経験を生かして、かつ国際的に訴えることができる方法論を提案しうるという点に、僕もなるほどと思いました。

新選組の予告編は見ませんでしたが、今度の “ラストサムライ”のような、 文明史上の過渡期における武士の悲劇、といった要素をうまく表現できれば、面白いものになるんじゃないかな、とこの番組を見ていて思いました。でも、どうもそこまで期待できそうにありませんかね。



#4517 
ひで 2003/12/09 15:54
来年には見られるかな

>トロイ
トロイア戦争ですが、アキレウスが一時拗ねてしまって戦場に出てこなくなるのは総大将のアガメムノンと戦利品の女の処遇を巡って対立したことが原因ではありますが、別に愛は関係ないからなぁ・・。海上を埋め尽くす船に関しては、イリアス第2歌でギリシア側の軍船の一覧が出されてますが、それを併せていくと合計で1166隻、他にアポロドロスのギリシア神話にもおなじようなものがでてきますが、そちらでは1000近い軍船が集まってます。それをかんがえると海を埋め尽くさんばかりの軍船というのも一応ありかな、と。

>アレクサンドロス映画
ディカプリオ版は確かこのまま行くとダメになりそうだという話が・・・。オリバー・ストーン監督、コリン・ファレル主演のほうは順調に進み、2004年11月公開予定だそうです。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4516 
徹夜城(一つのネタで三つの掲示板に書き込んだ管理人) 2003/12/09 12:39
そういえば

 先ほど書き忘れたネタなのですが(いつもこのパターンですけど)。
 「ラスト・サムライ」を見た劇場の予告編でブラッド=ピット主演、ウォルフガング=ペターゼン監督の「トロイ」の映像を初めて見ました。公開は来年4月予定だそうで。
 うーん…なんか予告編だと「グラディエーター」そのまんま(笑)。ギリシャ軍の大船団が映るCGシーンは圧巻ではありましたけど、いくらなんでも多すぎないか、あれは(笑)。本当に海面を埋め尽くして…という感じになってました。
 予告編のナレーションの字幕の中で「愛のための戦い」などという陳腐な文句が相変わらず出てまいりましたが、トロイア戦争が本質的には美女の奪い合いということにひっかけてはいるらしい。でもアキレウスは無関係だろうに。
 そろそろディカプリオの「アレクサンダー」も予告が出るころかな。
 そういえば韓国版元明交代武侠映画「ムサ」も12月中に日本公開のようです。

 一方で先日やっと終わった大河ドラマ「武蔵」ですが。僕は一応ラスト10分だけは見てましたけどね(^^;)。
 平均視聴率としては過去ワースト3位の記録になったようです。ワースト1は「花の生涯」…って一作目の話ですもんねぇ。2位は「竜馬がゆく」。僕が「歴史映像名画座」でこれがワースト1位とか書いてましたが、あれは「花の生涯」を除いた話だったのかな。
 まぁ何にせよ、企画から何か勘違いしたドラマではありました。全てがかみ合わず悪い方向へ突っ走ったといいますか…それでいてどうも作り手の側に何を勘違いしたのか理解できていないフシを感じるのが絶望的です。
 それと多少関係する話ですけど…岡山県大原市で大河ドラマと連動した「武蔵 MUSASHI」のテーマ館が、予想入場者30万人を見込んでいたら11月末の時点で13万人台とかで、監査請求をされちゃったみたいですな。まぁこれは高速道路の予想と同様で甘めに設定しちゃうもんなんではありますけど。



#4515 
通りすがり 2003/12/09 11:54
そんなに難しい話ではありません。

真紀子の気が変わっただけです。
一度はOKを出したのに、何の説明もなくただ拒否。




#4514 
徹夜城(長文化の傾向が非常に強い管理人) 2003/12/09 10:06
圧力…かもしれません

>ひでさん
ビートたけしの「田中角栄」ドラマの中止に続き、年末放送予定だった日本テレビの「ロッキード事件」も放送延期とのこと。こちらは撮影等は済んじゃってるそうですが、局側は「編成上の理由」としか延期の理由を説明していません。
 …どうも臭いですね、これは。フジテレビの「角栄」にしてもあれだけ大々的に発表しておいて「田中家との話し合いがつかなかった」というのはヘン。発表時点では話がついていたはずでしょう。フジテレビのあれだけでなくロッキードのほうも延期と相次いで決まったというのはどうみても偶然ではありますまい。
 じゃあ田中家が圧力をかけたのか…というとこれもやや考えにくいと思ってます。今のところはそんなに力ないですから、あの家も。



#4513 
徹夜城(こいつは「歴史映像」なのかちょっと迷う管理人) 2003/12/09 09:59
最終侍

「ラスト・サムライ」、僕も見てまいりました。アール・ケイさんもお書きのとおりで、客足は平日の真昼間だというのにかなり良かったですね。アメリカのほうでもとびきりのヒットとは言えないそうですが(ブリザードのせいと配給元は言い訳している)とにかくその週末の第一位は確保。
 映画評は割れてますかね。いわゆる高級紙系は辛い評価、一方でCNNに載ってた評はかなり褒めてました。日本での試写会評価としては週刊文春の映画評をよく見るんですが、いつも星数が割れる面子のそろった中で全体的に高評価でした。

 さてと、ここでは「歴史劇」としての視点からコメントを。ネタばれは可能な限り避けますが。
 発表時から分かっていたことですが、渡辺謙が演じる「勝元」なる武士、明らかにモデルは西郷隆盛ですね。天皇の「師」であったこと、参議の一員であることなどにそれが現れてます。「今の政府は剣でつくった」という台詞があったと思うんですが、それも彼自身が「維新」の立役者だったということを示しているようで。
 悪役まわりなのは原田眞人演じる「大村」なる人物ですがモデルは大村益次郎…ではなく(名前は参考にしたかもしれない)どうやら岩崎弥太郎+大久保利通らしい。あ、でも軍の近代化を推進して士族に恨まれるという点では大村益次郎もかなり入っているのかな。
 「明治天皇」役は中村七之助…ああ、勘九郎さんの息子がこんなに大きくなっちゃって…と思うばかり。やっぱりこういう古典芸能の家育ちは強いですねぇ。もうあのお年で貫禄十分。繊細で悩み多き青年君主を好演しておりますね。ラストで突然英語で延々としゃべるのには「?」でしたが(笑)。

 全体としてみればよく出来てはいます。これまでに製作された日本を舞台にしたアメリカ作品としては明らかに最高の出来でしょう。ただし、「歴史映像」コーナーに入れるかどうかは自分でも迷うなぁ。これ、あくまで「日本に良く似た世界を舞台にしたファンタジー」ですよ。まぁ「プルガサリ」を朝鮮史に入れてるぐらいだからいいんですけどね(笑)。
 予告編でさんざん流れた「戦国騎馬軍団vs明治陸軍」の映像で先入観があったんですが、実際の映画では横浜や銀座?などちょうど欧米文化が入ってきてゴッタ煮状態になっている当時の日本の風景がわりと正確に描かれています。衣装デザイン担当の人もあの戦国武者の格好については当時の士族反乱にそんなのなかったと調べて知ってはいたようですね。設定上、「ラスト・サムライ」たちはあえて古風なスタイルで戦いに臨んでます、ってことらしい。
 「勝元」たちが反乱の拠点とし、トム=クルーズ演じるネイサン(この名前で日本語ギャグやるんじゃないかと思ってたんですが…)が一時期過ごすのが「吉野」地方。ソテツらしき熱帯植物が生えているわ、そのくせ冬場は雪で外界と閉ざされる山の中だとか、近くに西部開拓時代を思わせる鉄道が走っているとか、ツッコミたいところは山とありますが(笑)、日本家屋や田畑の風景など、村一つまるごと作って日本俳優陣を驚かせたというあたりは最近の邦画では真似できないところではありました。そういやー「七人の侍」の村にソックリのような(笑)。
 なんで吉野?という謎があったんですが、これは解決しました。ネタばれなんで書きません。

 アメリカ史ものの観点からするとカスター将軍の全滅の件に触れているのが注目点ですかねぇ。南北戦争の直後で、ウィンチェスター銃の宣伝をしている場面があります。
 それにしても民本主義者さんの書き込みを見て「言われていたか…」と思ったのが、「ダンス・ウィズ・サムライ」って評価ですね。僕もまずそれを思いました。「ダンス・ウィズ・ウルブス」のケビン=コスナーが西へ行き過ぎるとああなる、って映画なんですよね。滅亡しかかっている種族に白人が紛れ込み共感していくって構造はまるっきり一緒ですし。
 だからまた気になるんですよねぇ。あそこで描かれてる「武士道」ってホンマかいな、と日本人はかえって思っちゃうわけ。あれはやっぱり白人近代人が思い描くファンタジーなんだろうということで割り切ってます。
 あ、そうそう、ひそかに注目していたことなんですが、「ニンジャ」はやっぱり登場しました!(笑)。出さずにおくものか、って感じで。



#4512 
アール・ケイ 2003/12/09 01:57
戯言御免

SAMURAIは複数形でもSAMURAIなんですよ。
1人でも大勢たーくさんいても塊りでも、なんかわからんけどSAMURAI(笑)。

向こうのクオリティペーパーでの評はよくないようですが、
客足は日米とも上々のようですね。
しかし、私は忘れない。渡辺謙氏がいかにしてスキャンダルから逃げたかを(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4511 
民本主義者 2003/12/09 01:18
ラスト・サムライ抽象評

観ました!「ラスト・サムライ」。けっこう面白かった。
荒唐無稽なシーンには、それなりに史実に基づいた、とまでは言えませんが、史実に関係した理由があって、知的な意味でも楽しめました。第二次世界大戦終結、あるいはそれ以降の日米関係も反映しています。このことは、この映画のパンフレットに収録された明治大学教授・越智道雄氏の文章が参考になりますが、この文章は冒頭に思いっきりネタバレが書かれているので、パンフレットを読むのは、映画鑑賞の後にした方が良い、とアドバイスいたします。
ラストは一見、よくありがちなハリウッド映画の結末でありながら、よく考えると、二重の意味を考えさせます。
「ニューズウィーク日本版」12月10日号54ページにあるデービッド・アンセンの「ラスト・サムライ」評、「武士の世界を愛しすぎて」の原題が「Dances With Samurai」で、嗚呼うまいことを言うな、と思いました。しかし何故「Samurais」と複数形を使わないのだろう?外来語だからかな?



#4510 
なな 2003/12/09 01:13
「新撰組!」は軽すぎ…。

>英語でしゃべらナイト&大河ドラマMUSASHI最終回
今夜の「英語で〜」は、ゲストの明石康さんのお話を交えつつ、
「ラストサムライ」と次の大河「新撰組」のシーンおよび出演者のコメントを織り交ぜつつ、
幕末明治初期を生きた武士たちの身の振り方および新渡戸稲造の「武士道」を紹介、
さらに当時の日本人が出会った「英語」についても紹介していました。(盛りだくさん…)

トム・クルーズのインタビューがあって、「サムライは哲学者であり、芸術家であり、究道者である…」と語っていました。それはまさしく、私がMUSASHIで見たかった、晩年の武蔵の姿なんですがね? NHKさん?(^^;
野生児だったタケゾウがラストでどんな変貌を遂げるのかに興味がありました。剣術やお通のことよりも。歌舞伎役者の新之助さんなら「静」のたたずまいをきれいに体現できそうだと期待したんですよね。野村万斎さんみたいに。最後十分ていどでささっとごまかされた感じです。

>新撰組の予告編
なんだかすごい違和感がありました。香取慎吾の近藤勇および新撰組隊士の方々…。
よく衆議院選挙や地方選挙で二十代の若い候補者がいるじゃない? その支持者もみんな若くて、事務所が学生のサークルみたいなの。「俺たちが国を変えるぜぇ〜っ」なんていう熱気がみなぎってて、全員が妙にハイテンションで…。
…予告編を見ただけで引いてしまったのは初めてじゃないかなあ。キャストの違和感だけなら、緒方直人の信長役の方がいまだにbPですが。

>流転の王妃・最後の皇弟
常磐貴子以外にも、このドラマに出たほとんどの若手役者に香港映画や日中合作映画・ドラマの出演作品が過去にありまして、日本人俳優の中では中国での知名度が高い方々ばかりなんだそうです。紫禁城を借り切ってロケができたということは、中国の検閲もパスしたんじゃないかという話も。つまりは最初から中国での放映を視野に入れての制作だったのかもしれませんね。



#4509 
ひで 2003/12/08 19:36
結局中止・・・

以前こちらの掲示板でも話題になっていたビートたけし主演の田中角栄元首相のドラマは制作中止になったそうです。11月末から収録開始のはずが、脚本や他の配役もそうですが、やはり元首相の遺族から同意が最後までとれなかったということで・・。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#4508 
アール・ケイ 2003/12/07 23:09
腐っていく大河という果実…

ま、大河と比べて良いなどと云われて喜ぶドラマ関係者もおりますまい(笑)。
あの『流転の王妃』(昔、同じネタの映画があったそうな)はそれなりに面白かったですが、
お気付きの通り、あれって研音系の俳優によるドラマなんですよね。
昨年のトシマツがそうであったように。さぞや鼻高々でしょうなあ…。

さて、第二次アポロ計画(笑、うしかない)ですが、
しかしアメリカってここまであざとくなってしまったんですねえ。
選挙戦のためには何でもありかよ。
小ブッシュの再選が危ぶまれたら、イランか北朝鮮空爆でもやってしまいそうです、マジで。
でも今さらただ有人飛行して月まで行っても、ほとんど意味もないんですがねえ
(月面基地でも作るのならいざ知らず)。
ただでさえ、NASAの予算を削って、そのためにシャトルの事故が起こったと云われている状況だと
いうのに、巨額の予算をどうするつもりなんでしょうか。
ま、ただのアドバルーンっぽいですけどね。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#4507 
徹夜城(相変わらずそそっかしい管理人) 2003/12/06 12:13
アドレス。

下の書き込みで「下にアドレス」とか書いておいてすっかり忘れてました。
下のアドレスが我がサイトの映画コーナー「栄耀映画なる回廊」です。ネタバレ禁止とありの掲示板があります。近々ちゃんと整備を進める予定。

付け足しで。
>景虎さん
あの溥傑・浩ドラマについて「最近の大河より良かったのでは」とお書きでしたが、その「最近の大河」ってやつがかなり悲惨な状態になってますからねぇ…。特に今年の「武蔵」は惨憺たる状態になっておるようです(見てないもんで断言は一応避ける)。横目でその展開を見ていても、歴代大河で最悪の企画・脚本だったのではないかと思える珍作なんですが…
 と思っていたら、週刊文春の今年のドラマの総括、というよりイチャモン特集で今年の最悪ドラマの二本のうちの一本に「武蔵」が挙がっておりました。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/EIGA/eigamenu.html


#4506 
徹夜城(長文化しやすいのでネタを分けた管理人) 2003/12/06 12:06
映画のネタバレは書かないでねー

「ラスト・サムライ」がいろんな意味で注目されておりますが、念のため。
早く見に行っちゃった方、ネタバレ等はこの伝言板に書き込まないでくださいね。ネタバレをどうしても書きたい方は、「栄耀映画なる回廊」コーナーにネタバレ専用掲示板がありますんで、そちらをご利用ください。下にアドレス。
僕自身はたぶん月曜ごろに見るのではないかと思います。

>原田さん
 「王様と私」は僕も見ましたが、もともとミュージカルなんでウソっぽいから外国人である僕らが見てもそれほど気にならないですけど、タイ人には明らかに噴飯ものなんでしょうね。いまだにタイ国内では上映禁止になっているとか聞いてます。
 最近では「まだマシ」な考証を加えたリメイク「アンナと王様」がありましたが、これもやはりタイでは上映禁止。当初撮影をタイで行う話があったみたいですが、やっぱり断られてマレーシアに大セット作って撮影してました。主演は亜州影帝チョウ=ユンファでユル=ブリンナーよりはそれっぽく、かつ「名君」ぶりを発揮しておりましたが、タイ人からすればやはりヘンなんだろうなー。
 聞くところではタイ憲法には「国王は神聖にして侵すべからず」という大日本帝国憲法みたいな条項があるようです。今でも一定の政治的役割を果たすところがあって、昨日見かけた記事でもタクシン現首相の政治手法に「苦言」を呈しているとか報じられてました。
 山田長政のことは僕も興味はあるんですけど本格的に調べてみたことはないんです。以前日泰友好協会だったか何かで長政の銅像を立てようとして現地の猛反発を買った、という話を見たことがあります(結局折り合いをつけて建てたようですが)。なんでも長政を毒殺(?)したと言われている王様があちらでは結構名君とされているらしく、それも一因…とか聞いたんですが、詳しいことは分かりません。


>Etsushoさん
 なるほど、その南方民族について講義されていたという史学科の教官の方…ですけど、僕も知っているかもしれないなぁ。あるところでその手の話をされていた方がいて、その後の親睦会でちょっとお声をおかけしてチワン族関係で話をうかがったことがあり…この業界狭いですから同一人物じゃないかなぁ。
 倭寇関係で追いかけているもので、「広西通志」には目を通してなかったです。時間があったらこっちも調べてみますね。


>秦太さん
そうですか、イタリアへお行きでしたか。偶然ながら重要な場面に出くわしましたね。
やはり一度に亡くなった人数が多いとショックも大きいでしょうねぇ。日本でも外交官二人亡くなったことでほとんど国葬状態になっている感もありますが、これで派遣部隊が出てもっと大勢犠牲者が出たらあんな場面がもっと繰り返されることになるんでしょうか。それとも麻痺してくるのかなぁ…犠牲者としてはもっと多くの数が出ているアメリカなんかどんな風に報じているのか、よく分からないんですが。
 聞くところではイタリア警察軍の犠牲者をどう扱うかについてはカトリック教会でも議論があったようです。犠牲になったのは気の毒として、「正義の殉教者」みたいに称えるのは戦争の性格上どうなんだ、という声があるにはあったみたい。
 先日スペインの情報部員7名も亡くなっておりましたが、スペインでも同様の議論が起こっているようです。カルロス国王が犠牲者の棺に自ら勲章をつけてやると言う儀式をしておりましたが、そもそもなんで情報部員がそんなところに行っていたんだ、と野党などは騒いでいるようで。



#4505 
徹夜城(映画を見ると駄洒落を考える習慣のある管理人) 2003/12/06 11:41
「露天の王妃・迷子の皇弟」「宮廷料理人バテる」

…などとくだらないねたを考えつつ、いろいろと見てます(^^;)

>「流転の王妃・最後の皇弟」
 さてと、見終えました。全体を見終えたあとの感想としてはおおむね好感。ドラマとしての作りは下手ではないですし(凄く上手いともいいませんが)セット等にも目に見えるほどの手抜きも無く、俳優さんたちもそれぞれに頑張ってくれてました。
 一つ難点を言えば、時間は半分ぐらいで済んだんじゃないでしょうか(笑)。大作感を出すためにただただ長くしたという印象も強いです。史実の方はちゃんと調べたことはありませんが、溥傑さんと浩さん夫妻の人生は確かに歴史に翻弄されるドラマチックなものではありますけど、大河ドラマな話にするにはもう一つネタ不足なんですよね。だから架空キャラもとりまぜて話を膨らまさなきゃいけなくなる。
 で、この架空部分がやはり根っこがないために弱いんですね。木村佳乃さんのハルってキャラが典型。これもうちょっとどうにかなったはず。それとどうしても違和感がぬぐえなかったのが、皇帝の弟夫妻が満州の庶民のお店へヒョコヒョコ出かけている描写ですかねぇ。実態がどうだったかは知りませんが、「満州国」における矛盾や民族間憎悪を視聴者に分かりやすく提示するためのドラマ作法というところでしょう。このドラマではとにかく溥傑と浩が様々な問題を直接的に体験するようにしてありますね。まぁ歴史ものドラマではよくあることなのではありますけど。ここでの主人公夫妻はいわば視聴者の代理人として時代を目撃する格好でして、そのためにこの夫妻はやたらに「いい人」過ぎる嫌いもありましたね。
 それでもやや日本人には扱いにくいテーマを選んで、歴史の奇麗事ではすまない部分にそれなりに目をそらさず向かい合っているシナリオの姿勢は評価できるかと。「日本と中国のなんとやら」が乱発されるのが鼻についたのは事実ですが(まぁ単純に用語の問題として、TVドラマとしては「支那」は使えなかったでしょう)。

 俳優陣に関してですが、やはり竹野内豊がお見事だったかと。っていうか、日ごろドラマなどほとんど見ない僕には彼の演技じたいちゃんと見たことが無いんですけど(笑)。あのそれっぽくたどたどしい発音(それでも流暢すぎるとは言えますがドラマ表現のってことで)、歴史に翻弄され懊悩する表情など、かなり「溥傑」の空気をかもし出してくれてました。発表当初「中国の俳優にやらせりゃいいじゃん」と思ったんですけど、いい意味で予想を裏切ってくれたと思います。
 実質的主役はこちらと思える常盤貴子さんですが、あんまり良家のお嬢様風ではなかったのは事実(^^;)。でもドラマの内容ではそういうキャラになってしまっているのでそれでいいのかな、と。溥傑よりも視聴者代理人という性格が強い役でしたし。常盤さんは「赤い月」も出てますし、なにやら満州づいておりますな(笑)
 竹中直人=甘粕正彦、天海祐希=李香蘭、江角マキコ=川島芳子の面々は完全に「顔見せ」のみですな。「満州もの」には欠かせない面々でありますが拘束する時間がとれなかったか、出番はオマケ程度だったような。仲村トオルもほとんどオマケでしたなぁ。反町隆史は「いい人」役なんでありますが、結構存在感がありました。軍服が似合うタイプの人でしたね。

>「宮廷料理人ヴァテール」
 単館公開以来、久々に見ました。ほとんど忘れてましたが(笑)、ヒロインは「KILL B ILL」で大チャンバラやってくれてるユマ=サーマンだったんだなぁ。
 これ、歴史ものとしては覗き見的なところで面白いんだけど、ドラマ自体はやや陳腐なのが残念。宴会スペクタクル(笑)に関してはローランド=ジョフィ監督らしいドキュメント的こだわりが炸裂してますけどね。本物の料理を並べる撮影現場での監督の要求に助監督たちが悲惨なことになったらしい…



#4504 
秦太 2003/12/06 02:12
ローマの泣日(長くてすいません)

 ちょっとした機会を得まして、先月イタリア観光に行ってきました。
 ミラノの空港に着いたのが12日の夜でした。この数時間前、私たち一行がシベリア上空を飛んでいた頃に、イラクのナシリアでイタリア軍警察に対する自爆テロ事件が発生していたのです。
 ホテルのテレビで事件を知りましたが、はじめは「ナシリア」が聴き取れずシリアでテロがあったのかと思いました。翌朝街に出てみると、あちこちで事件を報じた号外が配られ、公共機関に並んで掲げられたイタリア国旗とEU旗が半旗になっていました。これから1週間、どの都市を訪れても、この一対の半旗を何度も目にしました。
 ローマに入ったのは17日で、この日犠牲者19人の遺体もローマに到着し、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂に安置されました。記念堂はパルテノン神殿豪華版といった趣きの巨大石像建築で、コロッセオのすぐ隣、スペイン広場やトレヴィの泉からも徒歩の距離にあります。その記念堂前の広場は、千人は下らないであろう警官・軍人と、途方もない数の一般市民で埋め尽くされていました。弔問に訪れた人たちは古代ローマの遺構の横に静かな大行列を作って記念堂に入る順番を待っていました。最後尾が入場するまでに4,5時間はかかったでしょう。旅行に発つ前、福岡でホークス優勝パレードの観衆35万人にも遭遇したのですが、この葬列(国葬は翌日教会で催されたので「お通夜」と言った方が正確か)は翌朝まで途切れなかったそうですから、それ以上の人出であったと思います。
 イタリアの兵士が海外で殺害されたのはボスニア派兵(現在も継続中だそうな)以来で、一度にこれだけ多数の犠牲者が出たのは実に第二次大戦後初めてなのですから、衝撃は大きかったのです。
 犠牲者の多くは軍警察の兵士で、ガイドの人は「憲兵」と訳してくれましたが、この日本語ほど威圧的な組織ではないらしく市民にも人気があったそうです。イタリア国民も、大半がイラク派兵には反対ないし懐疑的です。虹の模様に白字で「PACE(平和)」と書かれた戦争反対の垂れ幕を窓から垂らした住宅を普通に見かけました。それはそれとして、犠牲になった兵士に対しては深い哀悼を行動で示すというのが彼らの流儀なのでしょう。
 このままいくと自衛官がイラク殺害される可能性が多分にあって、その時には日本も騒然となるだろうけど、明治神宮や靖国神社にこんな静かな葬列が出来るなんてこと有りえんなぁ・・・などと思いながら帰国すると、日本人からも予想以上に早く犠牲者が出てしまいました。

 暗い話になってしまいましたが、観光自体は満喫しまして、史跡・美術品をうんざりするほど観まくってきました。石の文明は平気で何千年も残りますねぇ。
 で、帰国した21日、京都は二条城にて城を取り囲む謎の群衆(上記の数百分の1だけど)を目撃しました。後で知ったんですがこれ、『ラスト・サムライ』の二条城試写会にやって来たトム・クルーズの追っかけだったんですね。



#4503 
なな 2003/12/05 23:44
どんな映画なんでしょ?

>ラスト・サムライ
番宣の映像があまりに美しいのですっかりほだされていました。(^^;)
そうですね〜、「実際に映画を見たら番宣で見たシーンがすべてだった(汗)」という経験も多いですからね。マトリックス1、陰陽師1、千と千尋などなど。
ただ、ニュースによるとトム・クルーズや監督と一緒に会場に現れた渡辺謙さんがとても満ち足りたご様子だったらしいので、日本人俳優が内心で苦虫を噛み潰しながら参加せざるをえないような内容ではなかったんだろうな…と直感で思ったんですよね。

というのも、スピルバーグの「太陽の帝国」に出ていたのは伊武雅刀でしたっけ?
映画公開よりずいぶん後のことですけど、何かのトーク番組で雅刀さんが撮影現場の裏話を語っていまして。「日本軍なのに俳優は中国人ばかりだし、撮影していてあまりにヘンなところが多いからとうとう監督に直訴した」というようなことを渋〜い顔でお話ししてました。
出来上がりの酷さにびっくりしても、笑顔で「皆さんぜひ見に来て下さい」と言わなきゃならない。トンデモ映画に出演してしまった俳優さんこそが一番大変なんでしょうね。



#4502 
景虎 2003/12/05 22:00
どんな映画なんだろう

『流転の王妃・最後の皇弟』は私も観ましたが、竹野内さんは確かによかったですね。最初は中国の人を使ってるのか?と思ってしまいました。個人的には最近の大河(殆ど観てませんが)よりよかったのではないかと。

『ラスト・サムライ』は、あるサイトで「観たけど結構よかった」と書いてありました。そのサイトは歴史系ではないので、歴史系に詳しい人が観たらどう思うか分かりませんが。また、別のサイトでは「ケント・デリカットが面白いと言っていた」というビミョ〜な感じがする情報もありました。
所々植生が違うのが目に付くという意見もあるようですが、私はカナダ川中島があまり気にならなかったので、その辺は心配していません。本当は映画そのものよりも、ここの常連さん達の感想が楽しみなのですが(笑)。



#4501 
Etusho 2003/12/05 01:30
腰折りついでに

再びお邪魔します。
まずは、私は専門家ではないと言わなければなりません。マニアなアマチュアです(^_^;)。まぁ、学生時代、史学科の教官が中国南部の少数民族についてみっちり講義してくれはしました。私自身の専攻とは多少ずれていましたけれど、なかなか参考になりましたね。

> 他の資料
さて、史料についてですけれども、その教官は瓦氏夫人については『明史』(+実録)と、こちらでも大活躍の史料・鄭若曽『籌海図編』の他、同じく鄭若曽『江南経略』や嘉慶版『広西通志』等々を使っていました。

> 瓦氏以外にも女性指揮官
首長の後継者が幼少の場合、その母親が一時的に土官位を継ぐということが行われていますので、指揮官として戦場に出る女性はいました。ただ、身の回りの世話をする女性達が武装することはありえても、女性だけの軍隊は無かったかと思います(私が知らないだけかもしれませんが)。

>「狼兵」の掠奪
これについては様々なケースがあるのでなんとも(苦笑)。示威、防衛、掠奪‥‥と戦争の意味も目的も違うでしょうし。そこに差別意識が働いてもおかしくはありません。
ただ、掠奪という行為に限って言えば、明代の少数民族動員方法も原因の一つではあります。狼兵をはじめとする少数民族兵は「基本的に食糧は手弁当」で動員されているので。戦いが予想より長期化して持参した食糧が無くなると掠奪せざるを得ない状況となるわけです(ミャオ族首長の楊応竜はまさにそれで追いつめられて反乱を起こしたクチ)。

それでは、このあたりで。長文失礼しました。




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