間違い探しみたいになってしまったが、違いがお分かりだろうか?下の絵のガブリエルとマリアをアップにしてみよう。
さあ、もうお分かりであろう。ガブリエルがチョキを出しているのに対し、マリアがグーで応じているのである!この発見により、実はダ=ヴィンチが描いたのは「受胎告知」ではなく、天使代表のガブリエルと人間代表のマリアの間で行われた「ジャンケン勝負」であったことが判明したのである。
しかし人間代表が勝利してしまうこの絵に教会が難色を示すのは明らかであった。若きゆえの冒険をやってしまったダ=ヴィンチであったが、描いてからさすがに危険を感じ、マリアの手をグーからパーに描き変えて勝負を逆転させたのだろうと推測されている。さすが万能の天才というべきであろう。
実はこのジャンケン勝負をダ=ヴィンチが絵のテーマに選んだ背景には、実はイエスの子孫がその後もずっと続いており、カトリック教会の秘密組織により密かに保護されているという事実をダ=ヴィンチが知ったからであるとも言われ、『ダ・ヴィンチ・コード』続編もこれをテーマとする『天使とジャンケン』になると発表されている。