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2015年4月22日

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◆今週の記事

◆ここでも父と娘が対決

 ホントは前回で取り上げるべきタイミングの話題。今回にずれ込むうちに新聞などで同ネタ多数になってしまった。先代党首の父親と後継党首の娘の確執、なんて聞いちゃあ、誰だって大塚家具の騒動を連想しますよね。

 父娘対決のお家騒動が起こっていたのは、フランスの極右政党「国民戦線」。ヨーロッパ各国では極右政党の台頭が目立つとはよく言われるところだが、このフランスの「国民戦線」はその中でもかなり有力な政党で、これまでもたびたび物議を醸しているが、一定数の支持を集めてしまうのも事実。党を創設したのはジャン=マリ=ルペン(86)で、一時は大統領選の決選投票まで残る勢いもあったほどだが、寄る年波には勝てず、2011年に娘のマリーヌ=ルペンが党首の座を引き継いだ。どこの国でも世襲政治家は多いが、極右政党党首の「世襲」、しかも父から娘へという例は僕は知らない。
 親父ルペンの方は日本で言えば石原慎太郎的キャラクターであったようで、その極右タカ派な威勢のいい発言は良識派から眉をひそめられつつも庶民の人気を得て来たところがあった。だがさすがにそれをそのまんまやっていては政権まではなかなかとれない。そこで娘のマリーヌさんとしては「女性党首」ということもあって過激な物言いをしないソフト路線をとり、「誰でも気軽に入れやすい一般政党」への脱皮をはかっていると言われる。あー、なんかこの辺も大塚家具っぽいな。

 騒ぎが大きくなったのは4月9日発売の週刊紙インタビューで、親父ルペンの方が第二次大戦中にナチス・ドイツに協力したペタン元帥について、「裏切り者とは思ったことは一度もない」と発言したこと。ペタンは第一次世界大戦の英雄として国民の尊敬を集めたがナチスがフランスを占領した際にその傀儡政権「ヴィシー政府」の首班となり、戦後は「売国奴」呼ばわりされた人物だ。フランスの「極右」なんだからそれこそ「売国奴」に非難を浴びせそうなものだが、親父ルペンにとってはユダヤ人を迫害したナチスの方がお好みであるらしく、つい先日にもナチスのユダヤ人虐殺を「ささいなこと」と発言して騒ぎになったばかり。その伝でいけばペタンのナチス協力は「いいこと」だと彼の中では評価されているのだろう。

 しかし娘の方はこの発言を問題視。発売前日の8日の時点で父親の発言を「政治的自殺行為」と非難した。娘ルペンは親父さんに「引退勧告」を出し、親父さんが出馬を予定していた年末のフランス地域圏議会選挙への出馬を断念させた。一部にこの父娘ゲンカは、父親が極右を、娘が穏健的保守派の支持をとりつけようと狙った「芝居」との見方まで出ていたが、親父さんが実際に悔しそうな発言をしていることからケンカ自体は本物だったらしい。ただし、親父さんは自分の代わりとなる地域圏議会選挙の候補に孫娘(マレーヌの娘ではなく姪)マリオン=マルシャル=ルペン下院議員(25歳で最年少下院議員)を推してるそうで、結局「国民戦線」はルペン一族の「家族戦線」になったるするのかも。



◆トルコ大統領また暴走

 「また」とつけたのは、昨年にもこのエルドアン大統領、「アメリカ大陸にはコロンブスより先にイスラム教徒が行っていた」発言をしていたから。この説自体はこの人のアイデアではないものの、こういう説に飛びついて公の場で発言するあたり、そそっかしさは否めない。建国以来政教分離を国是とするこの国でイスラム穏健政党を率いて政権をとり、首相から大統領へとなった珍しい政治家なのだが、このところトルコは公の場でのスカーフ着用が自由化(それまではそれ自体が禁じられていた)はまだわかるとして、公共の場での飲酒に制限がかかるなど「イスラム的」な政策も進めてEUからは警戒もされている。最近ではインターネットも含めて政権に批判的なメディアを統制しようとしたり、ウクライナ問題でEUと対立するロシアと微妙に接近したり、NATO加盟国ながら対「イスラム国」でも独自な姿勢を保ち、アメリカの制止を無視して中国からミサイル防衛システムを買いつけるなど(そういやAIIBにも参加表明した)、そこはかとなく「脱西欧」な外交姿勢も見せている。
 それでいてエルドアン政権になってもトルコは「EU加盟」を国家的悲願としていて、今も交渉を続けているのが面白いところ。これでウクライナが先に加盟したりしたら激怒するんじゃないかと。

 そのエルドゥアン大統領が「激怒」した。何にかと言えば、バチカンの法王フランシスコの発言にだ。
 法王フランシスコの発言とは、第一次世界大戦中に起こったオスマン帝国内のキリスト教徒アルメニア人迫害に関するもの。4月12日にこの事件からちょうど100周年となることにちなんで開かれたミサで、フランシスコ法王は「20世紀最初のジェノサイド(大虐殺)と広く認識されている」と表現し、忘れてはならない歴史的事件として言及したのだ。これに対しトルコ大統領が激怒したわけだが、これは今に始まったことではない。この「史点」でも何度か取り上げて来ているが、とにかく欧米で「アルメニア人虐殺」の話が出るたびにトルコ政府は激しく反発してきた歴史がある。
 一応現在のトルコ政府も第一次大戦中の混乱でオスマン帝国内のアルメニア人が殺害された者も含めて大量に死んだ(少なく見積もっても20万人。アルメニア人側は100万以上とする)こと自体は認めている。だがそれが当時の政府による計画的な「民族浄化」のように批判されることには猛烈に反発する。とくにアルメニア人がキリスト教徒であり、第一次大戦後に亡命アルメニア人たちが欧米に広がってこの件を喧伝したことが欧米諸国の同情を強く呼んでいることは否めず、それがイスラム国ながらEU入りを目指すトルコにとっては自身への「いじめ」にしか感じられないらしい。
 アルメニアはソ連の構成国だったがソ連崩壊後に独立、しかし隣国のトルコとはこの件もあって長らく国交断絶状態が続いた。それでも最近はトルコ側も歩み寄りを見せていて、アルメニア人への迫害自体は一定程度認めて大統領自身が追悼発言を行い、融和ムードを作っているところでもある。それなのに今度はヨーロッパのみならず世界的に影響力のあるローマ法王自身の口から「ジェノサイド」とはっきり表現されたことに、大統領としては余計に頭に来たところではあろう。

 トルコのヨーロッパへの強烈な片思いも含めて、この件で何かといじられるトルコに個人的には同情しちゃうところもあるのだが、エルドアン大統領、そのあとは暴走気味。4月14日に「法王が同様の過ちを二度としないよう警告し、法王を非難する」「彼を聖職者とは呼ばない、あえて政治家と呼ぶ」「歴史的な出来事をその文脈から切り離し、トルコをおとしめるキャンペーンに使うのは許さない」とえらく強い口調の声明まで出した。大統領自身ではないが、トルコのイスラム教指導者の立場にあるギョルメズ宗教庁長官も「(法王発言は)政治ロビーと広告会社に吹き込まれたものであり事実無根」と発言したし、ボスキール欧州問題担当相にいたっては法王の出身国であるアルゼンチンについて「ナチスを受け入れ離散アルメニア人がメディアや財界を牛耳っている」とまで言っちゃって、そういう国の出身だからそんな発言をするのだとにおわせた。閣僚たちがこういうことを言うのだから、大統領自身もそういう考えを抱いている可能性が高い。
 亡命アルメニア人たちが欧米で喧伝した事実はあるのだが、トルコが思っているほど政財界やメディアを牛耳れるのか怪しいところだし(この辺、ユダヤ陰謀論にも似ている)、アルゼンチンがナチス残党の逃げ場所になっていた事実もあるものの(つい先日もアルゼンチンのジャングル内でナチス幹部隠れ家が発見されていた)、それと法王個人を結びつけて非難するのはさすがに言いがかり。法王だってヨーロッパでの一般的見解(正しいかどうかは別にして)をそのまま口にしただけなので個人攻撃をされても困るというものだろう。とにかくトルコがこの件に触れられると激しく感情的になるというのを改めて見せつけられた気がする。

 4月15日には欧州議会でもアルメニア人迫害を「ジェノサイド」と非難し、トルコにそれを認めてアルメニアと和解するよう促す決議が採択された。当然ながらトルコ政府は猛反発しているが、それでもEU入りを投げ出す気はやっぱりなさそうなんだよな。
 20日になってトルコのダウトオール首相が「オスマン帝国下のアルメニア人の記憶、アルメニア人の文化遺産を守ることは、トルコの人道的かつ歴史的義務」としてアルメニア人犠牲者を追悼する声明を発表、同時に「虐殺が始まった日」とされている4月24日にイスタンブールでアルメニア正教会総主教による追悼式を行うことも発表した。それでも「責任はトルコ側だけにあるとして、ヘイトスピーチと関連づけることは道徳的、法律的に問題がある」と釘をさすコメントもつけてはいたが(ヘイトスピーチ…というのはEU内の反イスラム・反ユダヤ言動を指すのかな)、昨年4月に公式に哀悼の意を表して注目されたエルドアン大統領の声明を引き継いだもので、EU側に可能な限り配慮ポーズを見せた形になる。



◆暗殺から150年

 こちらも大統領の話題だが、150年前に暗殺された大統領の話。そう、南北戦争を戦いアメリカを再統一に導いたアメリカ大統領リンカン(最近の歴史教科書では「リンカーン」と伸ばさない表記が多くなっている)は1865年4月15日に暗殺されたのだ。
 南北戦争の結果、強烈な差別自体は続いたものの、一応黒人奴隷は「解放」された。昨年公開されたスピルバーグ監督の歴史映画「リンカーン」は、そのリンカーンが南北戦争終結直前に奴隷制度を完全になくすために憲法修正第13条を議会で通過させる政治駆け引きドラマをメインにしていて、地味ながらなかなか興味深い映画となっていた。しかし映画のラスト、史実のとおりリンカンは劇場で南部出身者により暗殺されてしまう(暗殺の直接的な描写はない)

 リンカンがワシントンのフォード劇場で観劇中、忍びこんでいた南部出身者に銃で撃たれたのは1865年4月14日で、劇場から道路向かいの下宿屋に運び込まれて死亡したのが15日の朝だった。だから命日は15日になるわけで、アメリカ史上初の黒人大統領であるオバマ大統領は15日は全米で星条旗を半旗にし、リンカンの偉業を追悼する日とするよう要請した。そして「一つの合衆国を心から信じていた」とリンカンをたたえ、自身も「人民の、人民による、人民のための政治を実現するため国民と共に尽力する」との決意表明もしていた。
 思い返せばオバマ大統領は初の黒人大統領ということもあってか、就任以来何かとリンカンを引き合いにし、リンカンと自身を重ね合わせようとするような演出をしていたものだ。オバマさん自身は黒人奴隷の子孫ではないが、外見的に明らかに黒人の政治家が大統領になれたということ自体は、南北戦争から150年も経ったアメリカ社会の変化の現れには違いない。

 さてそのリンカンが暗殺された際の「血痕」が残っているのでは、なんて話も出てきた。
 ウィスコンシン大学がリンカン暗殺150周年にちなみ、リンカンが狙撃直後に使った可能性のあるベッドカバーについた「染み」が、リンカンの血痕なのかどうか科学的検証を始めると発表したのだ。先述のようにリンカンは狙撃された直後、劇場の向かいにあった下宿屋「ピーターセンハウス」に運び込まれたのだが、その下宿屋の関係者という女性が「その時に使ったベッドカバーだ」とウィスコンシンの新聞経営者に譲っていた。それが1919年に地元の博物館に寄贈されて現在に至っていたとのこと。このベッドカバーに実際に染みがあるそうで、これが「リンカンの血痕」ということにされていたが、このたびやっと科学的に検証することにしたわけだ。しかしリンカンの血痕かどうかどうやって判断するのか。子孫の血と比較したりするのかな?ロシアのニコライ2世が皇太子時代に日本の大津で襲撃された際に布についた血痕ってのがあったけど、あれはさすがにDNA鑑定できなかったんだよな…。



◆5000年なんてつい最近

 人類が「文明」なんてものを各地で作りだしたのはだいたい5000年前。ずいぶん古い話だと思うが、現生人類が出現したのがおおむね15万年前くらいと言われているし、そもそも「人類」とされる動物が登場したのは600万年前と言われる。それから比べれば文明の発生なんて「つい最近」のことに過ぎない。

 その「つい最近」の5000年前に埋葬されたとみられる人骨が発見されたと4月15日にインドで報じられた(僕が読んだのはそれらをもとにしたAFP=時事記事)。インドと韓国の考古学チームがインド北部ハリヤナ州ヒサールにある村落遺跡から発見したもので、男性二人、女性一人、子供一人の4人分の人骨がほぼ完全な形で出土したという。
 およそ5000年前と言えば、インドの古代文明「インダス文明」の初期にあたる。今回人骨が発見された遺跡は「村落」とのことなので、インダス文明を代表する「モヘンジョ・ダロ」みたいな都市遺跡ではないようだが、時期的・地域的に無関係とは思われない。

 発掘に当たっている研究者たちによると、人骨のそばにあった副葬品と思われるものには穀物類の入った陶器や貝製の装飾品などがあったといい、研究者の一人はこのことを根拠に「彼らは輪廻転生(りんねてんせい)を信じていた」と結論付けたと話していた。「輪廻転生」とは漫画「火の鳥」にも出て来るからご存じの方も多いだろうが、全ての生物は死ぬとまた別の生物に生まれ変わるという古代インドにルーツをもつ思想で、それがインダス文明初期の埋葬遺跡にも出て来るとすると興味深い話ではある。ただ、「死後の食事」「死後の装飾品」を墓に入れてるというだけのことで「輪廻転生」と断定しちゃうのはいささか飛躍なのでは、とも思う。別に輪廻転生でなくても「死後の生活」を考えて副葬品を供えること自体は世界的に広くみられる現象だと思うのだが…
 他にも「首ひもにつながれた犬」や、架空の動物である「一角獣」を思わせる小さなフィギュアも出土したという。前者は当時犬が飼われていたことを示すし、後者はインダス文明の「印章」の中に一角獣と思われる動物(真横から見た牛との見方もあるが)がデザインされていることとリンクするようで、インダス文明の神話世界を想像させて面白い。

 ニュースとしては以上のような話にとどまるのだが、僕が興味を持ったのはその「完全な人骨」4体の方だ。男性女性子供がまとまって埋められているのは、それは一家なのか、同時期に死んだものなのか、死因は何か、といったことが知りたい。さらには骨のDNA解析から彼らの民族系統が分かったりするといっそう面白いと思う。
 なにせインダス文明は謎が多い。都市遺跡は出て来るものの「インダス文字」はサンプルが少なくて解読できず、おまけにインダス文明自体がある時期から急速に衰退してしまい、その原因や、その後のインド文化とどうつながるのかといった多々の議論がある。世界史教科書的な「通説」としては、インダス文明の担い手は現在の南インドにいるドラヴィダ人の先祖とされ、そこへ中央アジアからバラモン教を奉じる「アーリア人」が侵入、先住民を征服、ないしは追い出してガンジス流域に国家群を作るようになった、というシナリオが語られるのだが、疑問点もまだまだ多い。アーリア人たちの古典「リグ・ヴェーダ」などに先住民を征服していったような神話が語られているのが根拠の一つだが、神話にどれだけの史実が反映されているのか読み解くのはかなり注意を要する作業だ。

 実は最近のインドではヒンドゥー・ナショナリズムというのか、インダス文明をインド文化の源流とみなすのは当然として、その担い手をインド・アーリア人自身であったと考え、インダス文明後にアーリア人がインドに「侵入」したことを激しく否定する言説が広がっているらしいのだ。僕がたまたまそれを知ったのは、ネット上で歴史ものの映像をあさるうちに、インドで1980年代に放送されたドラマ仕立てのインド通史番組を見た時だった。ネルーの著作を原作としていて、同時期の映画「ガンジー」でネルーを演じた俳優が語り役となってインド通史を語るという趣向で、ここでもやはり通説の「アーリア人侵入説」が説明されていたわけだが、そこにつけられたインド人によると思われるコメントが激烈で、「アーリア人侵入説」をかなり汚い言葉で罵倒し、俳優ネルーにも罵声を浴びせるという、かなり感情的なものだったのだ。それをきっかけにちょっと調べて見ても、この手の意見は結構広がっていること、なかには「インド・ヨーロッパ語族」のルーツをインドに置いて、そこから世界中に広がったのだ、とする「説」まであること、逆にドラヴィダ系の南インド側から「インダス文明は我らの祖先が作った」として北インド人を侵略者と非難する声まであることなどを知った。
 「通説」だって不動のものではないので、それへの批判や検証は大いに結構。しかし経済的に成長して来て国際的地位が上がって来ると、この手の民族主義的歴史言説(しばしばトンデモ説を含む)は目立って来るものではあり、ともすれば感情的独善的な歴史観に走りやすい。そんなことを考えていたものだから、今度見つかった骨からその辺のことが何か分かって来ないかな、と思った次第だ。


 ほとんど上記の話に関係ないのだが、古代文明つながりで強引につないだ話題を。
 世界気象機関(WMO)が4月17日に、北東太平洋で発生するハリケーンの名前にこれまで使われていた名前「Isis(アイシス)」を今後は使わないことに決めた、と発表した。スペルでお分かりのように、現在世界的な問題となっている過激派組織「イスラム国」の略称のひとつ「Isis」とかぶってしまうためだ。
 彼らが名乗る「イスラム国」という組織名については、イスラム諸国がみんな同じようにとられては困る、ということで略称にしたり遠回しな言い方にしたりといった扱いが多くなっている。日本でも「イスラミック・ステート」「IS」といった表現を一部メディアがしているが、単に遠回しにしただけということもあって結局「イスラム国」とカギカッコつき(あるいは「いわゆる」「自称」つき)で表現することが多い。アメリカのメディアでは「Isis」が多数派らしいのだが、それがハリケーンの名前にかぶってしまうという別の問題が起こってしまったわけだ。
 なんでハリケーンの名前に「Isis」なのかといえば、これはエジプトの女神「イシス」にちなんだもの。台風の国際的な呼称も同じなのだが、ハリケーンもアルファベット順に決められた24個の名前リストが6パターン用意されていて、その中にたまたま「Isis」があったわけ。「Isis」が含まれるパターンは6年ごとに使われ、その年の9番目のハリケーンが発生すれば「Isis」と命名されることになる。調べてみたところ、過去の北東太平洋のハリケーンでは1980年、1986年、1998年、2004年に「Isis」が命名されている。前回の2010年には9つ目のハリケーンが発生しなかったが、来年2016年に9つ目が発生すれば「Isis」と命名せざるをえないため、今年のうちに変えておこうということになったみたい。今度は同じ「I」から始まる女性名の「Ivette」が使用されるとのこと。
 本来無関係なんだから別にいいじゃん、とも思うのだが、「Isisがロサンゼルスに上陸して多大な被害!」なんて事態になったら、シャレにもならない、という危惧もわからんではない。しかし「Ivette」と名乗るテロ組織が出現したりしたらどうするんだか。
 

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