lesson_2:基 礎 編

独学パントマイム

★パントマイムの意味★
パント....【pantos:すべての】
マイム....【mimos:まねをする】

人間でも、物でも、自然現象でも、
すべてがパントマイムの題材になる。
その題材を使って感情を伝えること。

A.練習するために必要なこと・もの

◆立って練習する: パントマイムは身体が言葉だから。
◆全身が写る鏡: 自分を自分で矯正していくために必要。
◆友達: 自分だけの思いこみは上達の道を妨げる。パントマイムのことを知らない人でもOK。その代わりその友達の意見なら素直に聞けるという信頼のおける人。
◆バレエ・ジャズダンス: 姿勢を良くし、リズム感を良くするために習うのもよい。
◆デッサン: すべての形に敏感になれる。描き続けることで物を見る目が変わってくる。特徴をとらえる感覚は似たところがある。
◆好奇心と工夫: 何事によらず、独学でうまくならない人の共通点は「自分の好きなことだけとか、得意なことだけを何回も練習している。つまみぐいのような形で系統立てた練習を継続出来ない。」と言える。練習というのは、自分の欠点を認識するところから始まる。そして、苦手なことが見つかったらそれを繰り返し練習し、出来るようにすること。つまり、早い話がしんどいのである。そのしんどいことを続けるためには、好奇心---こうしたら、どうなるのか?---がなければやっていけない、デス!
◆舞台芸を観る: 演劇・落語・狂言・能・歌舞伎・文楽・舞踏・バレエ・ダンス・音楽・・・etc.そしてプロの舞台もアマチュアの舞台も。
それぞれ表現手段やレベルが違っても、何かしら得る物はある。舞台と観客との間に流れるエネルギーを感じて蓄積していってほしい。

さあ、立ちましょう!


B.自分を見つめる

さて、ここで鏡の登場。
鏡の前に立ち、自分の目をじっと見つめる。毎日の生活の中で、みんな鏡を見てはいるが、髪型とか化粧とか衣服とかを見ているだけで、自分の目を見つめることはないと思う。これは、
鏡の中の自分=舞台にいるパントマイミスト
鏡の外の自分=観客
という風に、自分を他人の目で観察する練習です。こういう目がないと、これからの練習に効果がでない。たぶん、初めはとても照れくさいと思うが、目をそらさないで。そして、たくさんの誉め言葉をかけてあげて、いい気にさせてあげて欲しい。この訓練の成果が表れると、表情がイキイキとしてくる。しかめ面をした人や無表情の人が多い世の中、日常にもとても役に立つ練習である。

C.身体を観察する

言葉の代わりに身体を使って人とコミュニケーションを交わすパントマイムでは、身体を思い通りに動かせなくては、言葉の発音が不明瞭なのと同じ。普通の会話でも発音や言葉尻のクセが誰にでもあるもの。身体もたいていクセがついているので、どんなクセがあるか、自分の苦手はなにか、とりあえず調べてみよう。

★あなたの弱点をチェック!★
右足で立つ 左足で立つ 中腰で立つ リズムに合わせて歩く
両つま先で立つ 右つま先で立つ 左つま先で立つ 柔軟性はあるか
*注:つま先で立つ時は最大限高く上がること。

簡単に出来ることと出来ないことがあったでしょう?出来なかったことは、あなたの毎日の生活習慣にないことなので、意識して日常化しよう。

D.柔軟体操

柔軟体操は反動をつけないストレッチが望ましい。ストレッチの方法は図解入りの本を買うなどして、正確に行う。身体を言葉の代わりに使うパントマイムにおいて、筋肉や関節を痛めることは絶対避けなければならない。参考までに私の持っている本を紹介しておく。 紀伊國屋書店インターネット仮想書店 BookWebで現在のところ(1999.1)確認している。ただし、会員にならないと買えないが。
ストレッチング(誰にでもできるベーシックパターン)
著 者: 高橋 潤
発行所: 新星出版社 Tel.03-3831-0743
発 行: 1996年1月25日
定 価: \1200.-

E.身体の訓練

言葉を使う芸やアナウンサーに例えていうと、パントマイミストの発声訓練といえる。
人にきちんと伝わる発音で話さなければ伝わらない。
[1] アイソレーション:分解
   パントマイム独特の練習方法として、「アイソレーション:分解」というのがある。これは身体の一部分だけを動かす練習で、たとえて言えば、演劇部の練習の「あ・え・い・う・え・お・あ・お」とか、アナウンサーの「早口言葉」にあたる練習である。訓練した方がくっきりとした演技ができるようになる。ただし、説明するのも、練習するのもとても難しいという理由と、pantomime pageのテクニックのページに、詳しく載っているので重複するという理由で、ここでは扱わない。是非、そちらを参考にしていただきたい。動く絵などもあり、わかりやすい。他に、テクニックを写真入りでわかりやすく説明している本やドゥクルーのコーポラルマイムの本などを紹介するので参考にしてほしい。
パントマイムの本の紹介:私が購入した分なので他にもあるかもしれない。

[2] 足を動かしても頭が上下しないこと。
   頭のラインに注意しながら、モデルの歩き方をテレビとかで見てほしい。【余談ながら、これが人に身体を見せる時の最低条件。そのためにバレエやダンスを習うわけです。】
上半身しか写らない鏡とか窓とかに自分を写してみて、足をブラブラさせてみる。頭が動かなかったら、やや成功かな?
また、頭を動かさないもう一つの練習方法をGIFアニメで紹介します。

1.両足でまっすぐ立つ(ひざの裏がきっちりのびること:そのためにストレッチが必要になってくる)
2.右足のつま先で身体を支える。ひざは曲がる。(つま先で立つときは、足の親指の大きな丸い骨で立つ。小指側に重心が行かない)
3.左足のつま先で身体を支える。ひざは曲がる。
4.右足のかかとをつく。ひざがのびる。
5.左足のかかとをつく。(=1.に戻った)
◆つま先の位置は動かさない。
◆不安定だったら何かにつかまる。
頭の高さを変えない練習

[3] 重心を感じる
   重心ってわかりますか?
★重心はどこでしょう!★
Q. 肩幅に開いた両足の重心はどこでしょう? A. 両足のド真ん中。
Q. 階段を上がろうとして、左足を上げた時の重心はどこでしょう? A. 右足の足の裏全体。
Q. 揺れる電車で、前に倒れそうになった身体を支えた時の重心はどこでしょう? A. 両足のつま先。

わかりましたか?そうです、体重を支えている足の裏の場所のこと。

重心に身体全体を乗せて移動していくことで、「水の中を歩く」「よっぱらい」「ロボット」「マイム・ウォ−ク」「ピタッと止まる」「スローモーション」などなど、様々な動作が可能になってくる。雰囲気としては太極拳をイメージしていただいたらわかるかも。普段、何気なく立ち止まっている時に、「今重心はどこに?」と考えるのもパントマイムの練習の重要ポイントである。たぶんいつも同じ足に重心をかけていることに気が付くだろう。これが身体のクセである。

重心の位置 重心は身体を回転させる時にも必要になってくる。パントマイムではバレエやダンスのようにクルクルと回転するよりは、能や日本舞踊のように静かに回転する方が多い。回転するためには、密かに「重心の位置」の図の左前だけとか右後だけとかで立っていて、その重心を軸にして回転している。両足の真ん中に重心があるように見えていても、実はそういうタネが隠されている。






身体を倒す

次は、まっすぐ立ったままで行う、重心を感じる練習。肩の力を抜いて、手はぶらさげる。
●まっすぐ立ったまま、身体を前後左右にゆっくり倒していく。
●前に倒した時、重心を感じないとしたら、腰が曲がっている。背筋をピンと伸ばして再挑戦!
●左右に倒した時、重心を感じないとしたら、骨盤が斜めになっている。「気をつけ!」の姿勢が真ん中の重心、「休め!」の姿勢が骨盤が斜め。「気をつけ!」のまま左右に倒す。
●画像では前後左右しか描いてないが、足の裏の絵のように斜めの方向にも身体を倒していく。重心が一点になるのが感じられるだろう。
●次はランダムに重心移動をしたり、「前・右前・右・右後・後・左後・左・左前・前」と一回転させてみたりする。
●次は応用として、膝を少し曲げて同じことをやってみる。この場合、膝から上の身体の力は抜いて、グラグラにする。▲電車の中で立ったまま眠ってしまった時って、こんな感じじゃないですか?時々、膝の力が抜けて、ガクッてなるんですよね。▲酔っぱらいも似ている。酔っぱらいは上半身の重みに耐えかねて、重心を支えている足が動いてしまう。左へ行ったきりかと思えば、ちゃんと止まって、また右へ戻ってくる。自分が酔っぱらってるよりは、人を観察すると、楽しいですよ。

[4] スローモーション
   わざとゆっくり、超ゆっくり動いてみる。どういう風に動いたらいいかわからない人は、「夜中に家族に見つからないようにこっそり家を抜け出す時の忍び足」(あなたはこんなことしないとは思いますが、ネ?)をやってみてください。なにが感じられますか?
[3]で言った重心の移動も感じるし、今どの筋肉を使っているかも感じられると思う。特に足の裏のどこで着地して、どういう体重移動があり、最後に地面から足が離れる時はどの部分かに注目する。人間の身体がどうやって動いているのか、自分の身体を分析する力が生まれると、自分の思いが身体に表しやすくなる。パントマイムとは【すべてのことをまねる】という意味なので、見たことを自分の身体で再表現する力を養うことが必要になる。カッコよく言えば「身体でデッサンする」ってことかなあ。

[5] すばやい動作と、じっと止まっていること。
   パントマイムとダンス(バレエ含む)の違いは動作をしっかり止める時間があるかないか。この練習は一番難しいと思う。それは、自分で“止めていると思っている”ことと、パントマイムを習熟した者が見て、“止っていると言う”ことの落差が非常に大きいからである。止めることに関しては、鏡を使っても、友達に聞いても、わかりにくいだろうと懸念する。しかし、止めることはパントマイムをパントマイムたらしめる最大のポイントなのである。しかも、ただ止まればいいというものでもなく、サッと動いてピッと止まるというリズムが必要。練習としては止めてから3秒じっとしていてほしい。 ブラブラ・パッ

何故止めることが必要なのか:
空間固定のため。
∵言葉にたとえるなら、はっきりした、口調で人に伝えるため。
∵見ている人が理解してくれるのを待って、次に進むため。

もう一つ、パッと止める練習を紹介する。ブレない!パッと止める。「止める」という意味はテーブルに手を置いたことを無対象で行っているという意味だからである。止めた時の手の形が分からなければ、テーブルに手をたたきつけるとよい。あ、何度もやると、手が痛いですよ。(画像は手になっているが、腕をグルグル回してパッと止めるのもいい練習になる。お腹にウッと力を入れないと止まらないと思う。)

[6] リズム感
   リズムに合わせて歩く。手は振らずに軽く脇につけておく。手のひらは軽く太股に添わせる。首と肩の力を抜いて楽な姿勢で、足の裏はしっかり床をつかみ、膝はピンとのばす。

   リズム感は練習したからといって、なかなか身に付くものではない。かなり生まれつきの要素が大きい分野である。最低限、オモテの拍を取って歩けなければならない。が、欲を言えば、ウラの拍が取れた方がキメの細かい動きに対応できる。練習方法としては、洋楽系のドラムがよく聞こえる音楽に合わせて歩く。私の好みではマイケル・ジャクソンとかマライア・キャリーとかのブラック系の音楽がリズムが取りやすいと思う。
リズムの基本は、1_2_3_4_5_6_7_8・・・8こ間がワンセットになっている。ラジオ体操もそうでしょう?だから、リズム感を養うためには8拍めのウラで、方向転換して、次に1拍めで反対側へ歩き始めること。

◆次の練習は重心を取ること、止まること、リズムに合わせて歩くこと、頭の高さを変えないことなど、今までの説明の複合的な練習になる。

止める・重心・リズム・頭の高さを変えない練習
4拍目:体重の乗ってない方の足を前に出す。呼吸をスッと一息で吸う。1拍目:体重を完全に乗せきる。呼吸をフッと強くはく。2・3拍目:そのまま片足でじっとしている。じっとするということは、人形のようにかたまるくらいにじっとすること。呼吸は静かにはき続ける。

リズム感が悪いと思っても、あきらめることはない。次にリズムを自分で見つける「ことばあそび」を紹介する。

[7] ことばあそび
   音楽に合わせて歩くこと以外に言葉のもつ自然なリズムを身体に感じることによって、はぎれのよい動きになる。

【言葉のもつ自然なリズム】
子供の頃、こんな遊びをしませんでしたか?じゃんけんをして勝ったら、勝った時に出していたグー・チョキ・パーのいずれかの数だけ階段を上ったり、その数だけ歩数進んだりする遊び。グーだったら「グ・リ・コ」で3歩、チョキだったら「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」で6歩、パーだったら「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」で6歩とか。

しかし、これは【言葉のもつ自然なリズム】ではない。英語でいうsyllable(音節:ある音を中心とし、ひとかたまりになっている音の集団)を感じなければリズムは生まれない。上の例でいうと、「グ・リ・コ」は3つの音節が同じリズム。「チョ・コ・レー・ト」は4つの音節があるが、長さも音のイメージも4つとも違う。「パイ・ナッ・プル」は音節が3つ。しかも「グリコ」とは違う3つのリズム。音符でいうと、四分音符や八分音符など混ざっているリズムが感じられるだろうか。(注:本当の英語の発音の音節を言っているのではなく、あくまでも日本語になってしまった外来語の発音で考えている)
まず、いろいろなリズムの言葉を書き出すので、声を出して読んでみよう。

言葉のリズム

は・さ・み/も・の・さ・し/コン・パス/けい・はん・でん・しゃ/しん・かん・せん/ス・トッ・プ・ウォッ・チ/チュー・リッ・プ/こん・に・ち・わ/こん・ばん・わ/ゆう・えん・ち/ち・きゅう・ぎ/み・かん/りん・ご/こっ・ぷ/まっ・さら/ボンゴ/コンガ/ダンス/

次に身体を動かしてみよう。
何度も声に出しているうちに、言葉の持つリズムが感じられたと思うが、身体で表現するときにルールを決める。1つの音節で1歩。右・左・右・左と足を変えて歩く。飛んでみたい音やクルッと回りたくなる音や、すべってみたくなる音など、いろいろ感じていくと思うが、右・左・右・左のルールを守れば好きなように歩いてもらえばよい。また、言葉を組み合わせて続けていくと、音楽の時間には習わないような不思議なリズムが生まれる。例えば「あ・か/き・い・ろ/あ・お/み・ど・り」と歩いていくと、音楽で言えば2拍子と3拍子の混ざったリズムになる。「1・2・1・2・3・1・2・1・2・3」・・・1回やってみてやめるよりは、同じ言葉または言葉群をくりかえし言いながら、広い部屋を何周も回ってみるほうが身体で覚えられる。

次は、短い文章を作り、同じようにリズム=イントネーションを感じて動いてみる。さっきのルール1つの音節で1歩を守ること。自分たちの地域の言葉でいい。
例えば「今夜のごはんはイクラどんぶり!」「ちょっとまって」「やあげんき」「そうそう、それはそうと、年賀状出した?」「ああ、どうしよう、まだなんだ」
文章になると、感情が入ってくるでしょう?楽しかったり悲しかったり歩くときも感情のまま、歩いてみよう。イクラどんぶりの嫌いな人は「今夜のごはんはイクラどんぶり・・・」と言う時にあまり元気に言えないだろう。“ああ、キライだ〜”という感情のまま、歩けばいいのです。「ちょっとまって」でも、「ちょっとまって」と言いたい時と、もうかなり頭にきてて、「ちょっとまっ」と言いたい時ではイントネーションが違うでしょ。歩き方も自然に変わるといいですね。

F.空間固定

E−[5]の「止まる」ことと並んで、重要なテクニックである。 空間固定が出来なくてはパントマイムにならない。つまり、動かない物に触っているとき、例えばテーブルに手をつく、電車の入り口の棒につかまるなど、実際に物があれば、どんなに引っ張っても手(手のひら)の位置が物から動くはずがない。動くのは引っ張っている腕・身体・足である。しかし無対象(実際に物がないこと)で表現するときは、本物に触っていないため、手のひらは自由に動いてしまう。それを物があるはずの位置から動かさないことを空間固定という。
例えば、有名な「壁」のテクニックも空間固定の最たるものなのだが、手がズリズリと動いてしまうと、まるで、壁を手に吸いつけて歩いているように見えて、「あれは吸盤の手か!」と思わせてしまう!

【練習方法】
1.いすの背に手を置いて(触って)前後左右上下に身体を移動させる(歩いてよい)
2.今手を置いていたすぐ真上に浮かして(触らずに)同じように前後左右上下に身体を移動させる
3.いすのないところで手を空間に置いて同じようにする。
4.上記3パターンで身体と手の関係を覚える。手と身体が近くなったらどこが曲がるか。遠くなったら、どこが伸びるか。身体が下に下がったら、手は上に上がるわけだが、手がどういう角度で見えるか。
5.いすに置いた手を、テーブルに置いたつもり、棒を持ったつもり、壁にさわったつもりになって手のひらの形を変えると何に触っているかが変わってくる。
6.ここでも、「止まる」のところで説明したように、 サッと動いてピッと止まるというリズムが必要。

G.同化(どうか)

パントマイムでは持っている物や見ている物が観客に見えないので、「対象物」と「身体」を同じ性質に表現して、何を持っているか、何を見ているかということを観客にわかってもらう。これを同化という。

硬い棒を持っている時は手・腕・身体も硬い棒のように。
ロープのようにくねくねする物を持っている時はロープのようにくねくね。
糸のように細くて柔らかい物を持っている時はふわふわと。

●もし私が○○だったら・・・と仮定して、いろいろな物になってみる。

風船:まだふくらんでない風船に空気を入れられ、だんだんふくらんでいき、人が手でついて、ポーンポーンと宙に舞う様子。
花:種から芽が出て茎が伸び、花が咲いて風にゆれて、しぼんで枯れていく様子。
ほかに「水」「風」「棒」「布」など。

「風船」のマイムをするときに、ふくらませているときは自分もふくらんでいく・・・というのが同化のテクニックである。

対象物の説明をするときに、見ている物と同じ動作をするとか、見たことによって起こる感情で説明することがある。例えば、テレビで野球を見ているときは、野球のまねをするとか、悲しい映画だったら目が一点に集中するとか、CDを聞いているときは、リズムを取るとか、ケーキをもらったら喜ぶとか。
次は無対象の練習/グループでの練習
これは楽しいと思うよ。

★lesson_introduction★
★lesson_1★
★lesson_2★
★lesson_3★
★lesson_epilogue★
★F A Q★