核家族化が進み、生涯独身者も増え、ご自身や家族の老後の財産管理については、不安に思うことがたくさんあると思います。お元気なうちに事前に準備しておくことで大きな安心が得られることとでしょう。
高齢者の財産管理における事前準備
現在の日本国においては超高齢化社会が加速し、高齢者の割合が急増しています。
その上、核家族化が進み、生涯において独身を貫く方も増加しています増えた影響から、単身で老後を迎える方がたくさんいらっしゃいます。
ある程度の貯蓄もあり、公的年金なども受給し、自由なシングルライフを謳歌なさっているかたわら、70歳を超えると漠然とした不安が押し寄せてくるのではないでしょうか。
「突然の事故や病気により体が動かなくなったら生活はどうなるのだろうか」
「もし認知症になったらどうしよう」
「自分が死んだとき誰がお葬式をあげてくれるのだろう。遠方の相続人や友人知人に連絡を入れて欲しいが誰に頼めばいいのだろう」
などと不安が生じてくるのではないでしょうか。
介護が必要になった場合は、介護施設や訪問介護などの介護サービスを利用して生活をなされると思いますが、預金の引き出しや家賃の支払いなどを代行できるような介護サービスはありません。
また、介護サービスを利用するにあたっても前提としての契約が必要です。
上記のような老後の不安を解消する対策として、5つのご提案があります。
まず一つめは、認知症など判断能力が衰えた場合に備えて「任意後見制度」の利用をおすすめします。
この制度はあとに説明する法定後見制度とは異なり、あらかじめご自身で選択した後見人に、ご自分の判断能力が衰えた時に財産管理等をゆだねることができる制度です。
二つ目に、頭はしっかりしているが、体が思うように動かないなどで、ご自身と確認し合いながら財産管理を進める「財産管理契約」。
3つ目に、急に倒れりしていないかなどの生活状況を見守る「見守り契約」。
4つ目に、ご自身が亡くなられた時に、お葬式の手配や、友人知人への連絡、納骨などの事務を依頼する「死後事務委任契約」。
また5つ目に、ご自身が残された遺産を誰にどのうように引き継いでもらうかを決めておく「遺言」。
上記5つの準備をしておくことで、老後の不安が大きく解消されるのではないかと思います。
ただ、、今現在、判断能力が不十分な方や、ご家族などで判断能力が不十分な方の財産管理を依頼したい場合は以下の背年後見制度を利用してください。
成年後見制度とは
成年後見制度とは、精神上の障害(知的障害、認知症、精神障害など)により判断能力が不十分となった方を、穂率的に保護し、支えるための制度です。
詳細についてはタイトル(成年後見制度とは)をクリックして確認してくださいね。
成年後見制度の3類型
成年後見制度は大きく分けると、法定後見制度と任意後見制度の2つがあります。
詳細についてはタイトル(成年後見制度の種類)をクリックして確認してくださいね。
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