CARAを14インチ化する

(初稿:1999.2.14)


…正確にはCARAに14インチのホイール/タイヤを履かせた、ということなんですけどね。

実は、このレポートは「世界最小のスーパーカー(笑)AZ−1のページ」中で僕がレポートしているもののダイジェスト版だったりします。

'97年11月に行われたAZ-1・CARAの第1回大黒OFFを前にして、僕のCARAのタイヤ(純正のTOYOトランピオ)がボーズになってしまったので、この際だからってんで14インチ化してしまいました。
最初に買ったアルミホイールはオフセットが大きかった(確か48mm)ためトレッドが狭くなると共にポジティブキャンバーがついてしまい、コーナーでは踏ん張らない・タイヤの外側が片減りするという事態に陥ってしまいました。そこで早々にホイールを買い替えることにしたのですが、なかなか思うようなものがありません。結果、BS製K'RACING(13インチ5.5J+46mm)を選びました。
14インチ化するにあたって選んだホイールも同じ物ですが、オフセットが2種類ありました。+45mmと+40mmです。

リム幅とオフセットによる違い。(BS K'RACINGの場合)
上段はPG6Sのオリジナルサイズ・5Jオフセット45mm
中段は6JJオフセット45mm
下段は6JJオフセット40mm
数字はディスク位置からの距離(単位:mm)
カッコ内はオリジナルとの差。

内側に飛び出る分でホイールハウスに干渉しそうだったので+40mmを選びました。

次はタイヤです。今でこそ14インチタイヤを標準装備する軽自動車も増えてきましたが、当時は皆無で、アルトワークスが標準装備しはじめた頃だったと思います。
タイヤを選ぶ時点で一番のプライオリティをタイヤ外径を変えないことに置きました。

タイヤサイズと直径
タイヤサイズ直径(mm)備考
155/65-13
532PG6Sの純正サイズ
165/60-13
528
175/60-13
540ジムカーナ用のサイズ(シティ用なんですけど)
155/55-14
526最近の軽の標準サイズ
165/55-14
537
165/60-14
554
195/45-15
557今年あたり出そうなサイズ

※計算上のものです。銘柄やリム幅で異なる場合があります。

僕のCARAはフルノーマルなのでハイグリップ系のタイヤでは足が負けてしまうため、そこそこのものを選びました。
DLのル・マンRV(165/55-14)です。

左が14インチ、右が13インチです。
14インチの方が大きく見えますが、ほぼ同じ外径です。
マルチPCDの穴が13インチの方がゴチャゴチャして
見えるのは何故だろう。3つのPCDに対応しているのでした。
13インチ+155/65=約10kg/本
14インチ+165/55=約12.5kg/本
前後13インチの姿です。
前13インチ、後14インチです。
ビートがこのスタイルですね。
前後14インチです。
13インチに比べてホイールベースが短く見えますね。


 横から見たイメージは上記のとおり変化しますが、今回リム幅が1インチ大きくオフセットが5mm少ないものにしましたので、見かけ上のトレッドが大きく(+10mm)なっています。
 写真じゃ立体感がなかなか伝わらないんだよなぁ。

13インチ
フロントから見たところ
14インチ
14インチはボディぎりぎり。
いわゆるツライチってやつですね。
フルロックでもどこにも当たりません。
(サスペンションはフルノーマル)
車高を落としたPG6Sでは絶対に
当たります。
13インチに比べてわずか17.7mm
飛び出しただけですが、
これだけイメージが異なります。


14インチ
リアから見たところ
13インチ
14インチもフロントに比べると余裕ですが
フルバンプ時にフェンダーの折り返しに
当たります。
(サスペンションはノーマル)
たった1インチのことで、随分
イメージが変わるもんですねぇ。
13インチは何とも貧弱ですね。


結果。ホイールが重くなったため、ドタドタします。加速も鈍くなりました。6JJは、いくらなんでも太すぎました。
RVタイヤのくせに結構グリップします。特にウエットでは安心していられます。横向きで走ったりしない(できない!?)僕の腕くらいならちょうどいいかも。乗り心地も55偏平の割に悪くないし。
このタイヤを買ったすぐ後に、ヨコハマから同じサイズのAVIDが出たのは結構ショックだったりしています。






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