CARAのブレーキパッドを交換する

(作業日:1999.3.7/初稿:1999.4.2)


購入以来約25,000km走行した時点でブレーキパッドを交換することにしました。
この間、サーキット走行で1回、峠の下りで1回フェードさせています。普通に走行する分には問題なさげだったので、もったいないこともあって減ってしまうまで交換を我慢していました。
パッドは新規に購入したものでなく、'98秋に不動車を譲ってもらった時にオマケでいただていたものです。
「PIT WORK」という日産関連会社のブランドで、純正互換品です。

実際の作業はカタナの分解の時にも手伝ってもらった元メカニック(整備士の資格あり)の鈴木君にやってもらいました。
手順さえわかってしまえば自分でも簡単にできる作業なんですが、なんといってもブレーキは最重要保安部品。ちょっと責任もてません。(いや、鈴木君に責任なすりつけるわけでなくて、自分自身のこととして)

さて、それでは交換してみましょう。
まずはフロントから。



キャリパーの裏下側のボルトを外して(あれっ?緩めるだけだったかなぁ)ぐいっと回すだけでパッドが露出します。
古いパッドを外して、新しいパッドの裏(ピストンの当たるとこ)にグリスを塗って、…あら、グリスがない。なんとかグリスっていうやつなんですけど、なければ普通のグリスでもまぁいいそうです。それもない。別に塗らなければならないものではなく、「ブレーキ鳴くよ」だけなのだそうだ。だったらいいや、近いうちに車検だし、その時どのみち分解整備してくれるだろうから、というわけでグリスなしで組み付けることにしました。



ピストンが飛び出ていると新しいパッドは入りません。ウォーターポンププライヤーがあると作業は楽なんですが、あいにくそんなものは持っていません。ヤットコでやっとこさ押し戻しました。
この時一番注意しなければならないことは、リザーバータンクの液面です。パッドが減るとその分ピストンストロークが増えますから、リザーバータンクのフルード液面は下がります。下がった分だけフルードを継ぎ足すと、ピストンを戻した時に最悪あふれ出ることがあります。今回注意しながら眺めていたのですが、MAXの線よりちょい上までしか上がりませんでしたのでOKでした。



左新品、右使い古しです。残り0.5mmくらいでした。あぶない、あぶない。
リアも一応外してみたんですが、半分くらい残っていたので交換しませんでした。サイクルとしてはフロント2回でリア1回の割合でしょうか。リアの重いクルマなのでもう少しリアも減っていると思ったんですが、こんなもんなのかなぁ。

あたりをつけるために、しばらくブレーキを引きずりながら走って慣らし完了。
交換前となんら変わらないフィーリングです。メーカーは違えど純正互換品なので当然といえば当然ですが。

その後車検から帰ってきてもブレーキの鳴きは止まないどころか、雨の日など湿度の高い時の走り始めには運転するのがはばかられる程鳴きます。温度が上がれば鳴き止みますけど。ちゃんと分解整備したんかいな。それともこのパッドの持って生まれたクセなんでしょうか。






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