CARAのショックアブソーバを交換する

(作業日:1999.3.19〜26の車検時/初稿:1999.5.8)


CARA購入から2度目の車検です。
前回の車検時にはついでにプラグコードを永井電子のウルトラに交換しました。
今回はなんと、マツダスピード(以下MS)の4段階調整式ショックアブソーバを入れてしまいました。
ちなみにこのショック、新品ではありません。3万数千キロ走行した中古品です。しかもジムカーナでこき使われたモノです。安く譲っていただきました。

僕も若い時(!)はすぐにクルマに手を加える質だったのですが、最近は「ノーマルで充分だよなー」と思っています。
なぜ今更CARAに手を加える気になったか…。ノーマルショックが抜けてきたからです。購入時と比べると、明らかに減衰力が落ちています。路面のうねりでふわふわしたり、S字の切り返しで応答が遅れたり。
4段調整式ですから、最弱にセットすれば限りなくノーマルに近い減衰力になるかなー、と考えてもみました。
ノーマルショック

MSショック
フロントです。
ケース外径はそんなに
変わりませんね。
リアです。
スプリングのロアシート
より下がMS製は太いで
すね。

わかりにくいですが、
MS製は若草色(薄い
緑色)です。
なんでこんな色?

減衰力調整用のネジはストラットの頂部にあります。小さいマイナスドライバーで回すだけでOKです。
これは簡単だ。
昔乗ってたクルマのはケースの一番下に付いていて、回すのに一苦労しましたから。(今回もそうだったらやだなー、と思っていました。杞憂に終わってよかったです)
フロントリア

この調整ネジ、長いことほおっておくと固着して動かなくなるそうです。

さて、第一印象。
車検から帰ってきた時のタイヤはミシュランMXT155/65-13(いわゆるグリーンタイヤ:CARAに一番似合わないタイヤですね。でも、雪道に強かったりします。)でした。
最弱(減衰力の)でもポンポン跳ね、ガタゴトします。「うぇー、最弱でこれかよー」と、少し後悔したのは事実です。
タイヤが足に負けています。そこでタイヤをルマンRV165/55-14に交換しました。
すると何故かドタドタ感が少なくなりました。バネ下重量が増えているにも関わらず、です。ひょっとすると減衰力が高すぎて跳ねていたのがバネ下重量の増加によって適度に減衰されるようになったのかな?
とりあえずルマンの方がショックとのマッチングがよさそうなので、この組み合わせでセッティングを進めることにします。

とりあえずのセッティングインプレッション
(減衰力の弱いほうから1、2と数字が大きくなるにつれて減衰力が高くなります)
ちなみにスプリングはノーマルです。
前/後
コメント
1/1
ノーマルよりははるかに硬いです。この位置でも充分運動性能が上がっています。
1/2
テールハッピー。
2/1
弱アンダー。トラクションもよくかかります。
2/2
やっぱりテールハッピー。
2/3
アクセル開けられません。
3/2
2/2よりはフロントの入りは良いけどタイヤが負けてアンダーが出る。
3/3
アクセル開けられません。
4/3
ステアリングへのキックバックが大きい。
4/4
跳ねて前へ進みません。身体、悪くしそう。クルマの寿命も縮みそう。

僕のCARAにはLSDが入っていないため、路面のギャップで跳ねるとトラクションが抜けます。
従って、リアは弱めのセットで路面追従性を上げる必要があります。
また、良く跳ねるせいかブレーキのロックが早めに出るようになりました。
今のところ乗り心地やタイヤとのマッチングを考えると2/1かなぁー。
元々競技用のパーツですから、鏡のような路面のサーキットやジムカーナ場ならいざ知らず、つぎはぎだらけの公道ではその能力を持て余してしまいます。
本当はあと1ランク高いタイヤの方がいいんだろうけど、そうなると今度はスプリングが負けそう。
こうやって泥沼にはまって行くのね…。






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