K4-GPにでたぞ(結果編)
(レポート日:2001年3月14日/追記:2001年3月19日)



【プロローグ(前回からの続き):このコーナーはしばらく画像なし】

 さて、いよいよレース前日となりました今日は2月10日。残る準備は4点ハーネスの取り付け、消火器の取り付け、スピードリミッターカット(VSD)の取り付け、それに荷物の積み込みです。(結構仕事残ってるやんか)
 最初に行なった作業は、作業場所の除雪。そうです、雪が積もっているんです。午前中に除雪を済ませ、午後からは金田君に手伝ってもらいます。まずは本番用ホイールが装着できるかチェック。…昨年暮に新品ホイールにタイヤを組んだ時点で既にスタッドレスタイヤじゃないと走れない状況でしたので、今日までチェックを延ばし延ばしにしていたのでした。ホイールをはめる瞬間までドキドキでしたよ。もし合わんかったらどうしよう・・・。たとえそうなってももはや手遅れです。もっと早くやっとけば良かったというのは自分の性格ですから仕方ないです。で、無事装着できました。そのまま金田君に慣らし運転に出てもらいました。いくらなんでもビード部分を馴染ませておかないとまずいでしょうから。タイヤはその前から履いていたものを移植しただけなので、トレッド面そのものの慣らしは不要です。慣らしに出ている間に私は予備用のCARAのタイヤを引っ張り出してきました。いくらなんでもレースに出るのにタイヤ1セットだけじゃ心もとないので、無駄になるかもしれないですけど、その辺の準備だけはしておかないと。しかし、このCARA用ホイール、6J×14インチのオフセット+40で、おまけにタイヤが175/50-14ですから、特にリアが干渉することは覚悟しておかないと。案の定、はめてみたらチョーツライチ。見てくれはカッコイイですけど、実用的じゃないです。見るからに燃費悪そうだし。どうかこのタイヤ使わないで済みますように。
 次は消火器の取り付けです。取り付け用のステーとかは、前回プラグ購入時に同時に買ってあります。ところが、いざやってみると合わないんですねー。けちって細いのを買ってきたら、ボルト穴が合わないの。ちぇっ。
 気を取りなおしてハーネスの取り付けに向かいます。ノーマルのシートベルトと共締めすべく、アイボルトも購入済だったんですが、これも軽自動車なので短いのでいいだろう、とショートタイプのものを買ってきていたんですが、やっぱりというか、なんというか、長いのじゃないと駄目でした。
 全然駄目じゃん。予定狂いまくりです。駄目なものは駄目なので、金田君にひとっ走り買い出しに出かけてもらいました。高山市まで。その間私はサポートカーのフレンディに荷物を積み込みを済ませました。
 さて、その頃もう一人のドライバー鈴木君はどこにいるのでしょうか?実は関東方面から中央高速をこちらに向かって帰ってくる途中なのでした。また今夜向こうへ行かなきゃならないというのに。で、帰り次第VSDを取り付けて、その足でFISCOへ向かう段取りになっています。
 「1時間くらいで付くんじゃない?」という鈴木君の言葉を信じて、夜暗くなってからVSDの取り付けです。すでに金田君も買い物を終えて帰ってきています。消火器とハーネスとVSDと同時に取り付けです。雪が降ってきました。寒いです。消火器とハーネスは無事付きました。残るはVSDのみです。なかなかてこずっています、鈴木君。予定時間を1時間オーバーしてもまだ完成していません。室内から引くコード類は間違いなく結線できたのですが、唯一エンジンルームから引き込むエンジン回転のパルスを拾うコードがどれなのか、よくわかりません。悩んでいても仕方ないので、えいやっ、で繋ぎました。しーらないっと。
 とりあえず全てできました。エンジンをかけてみましょう。おっ、VSDもちゃんと動いているみたいだぞ。ブリッピングでグラフがピコピコ動いています。が、動きがなんだか鈍いです。試しにレブリミットを低めに設定して、そこまで回転を上げてみると・・・ワーニングランプが点きません。あれ?・・・どうやら繋ぐべき線を間違えているようです。まぁいいか。タコメーター付いてるし、実害はなさそうだし。時間もないことだし(これが妥協の最大の理由)。
 21:00出発予定が22:00になってしまいました。いよいよ出発です。相変わらず雪が降っています。波田町へ入る辺りまで雪があったせいでペースが上がらず、予定より1時間遅れで3時頃FISCOのゲート前に到着。山中湖のコンビニで買い込んだ食料と酒でささやかな前夜祭をしました。フレンディの中で。今回、サポーターを含めて総勢6名なんですが、寝るところがありません。なにしろフレンディの3列目には荷物満載、ヴィヴィオでヒーターたくのはガソリンがもったいない。このくそ寒い中、2名はフレンディのテントで寝てもらいました。ヒーター付けっぱなしだったので、床暖状態になり、結構快適だったようです。意外な発見。
 そういえば、VSDを付けた目的のスピードリミッターカットって、ちゃんと働いたんでしょうか?(FISCOまでヴィヴィオを運転してきた)鈴木君、その辺どうなの?「○○○km/h出たよ。ちゃんと動いてるみたい。」って、おいおい。出した場所は秘密です。高速道路ではありません。

【いよいよ本番準備編:ここから少しだけ画像あり】

 しっかり寝過ごしてしまいました。といっても受付開始までにはまだ時間はありますが。ゲートをくぐって、パドックへ。もうこの段階で興奮状態です。いつもはギャラリーですけど、今回はエントラントですからね。

コントロールタワーで
受付です。

 受理書にピット番号が指定してありましたので、まずそこにクルマを停めて、荷物を降ろします。その間に私は受付へ。ゼッケンとかスポンサーステッカーとかもらいました。我々の「PG6SMS隊関西なのにVVCヴィヴィオ」号はNo.22です。「スタート順のくじも引いて下さい」って言われたんで引いてみたら「B」。何なんでしょ、これ。

洗車中。

 まずは洗車から。雪道から凍結防止剤撒きからかした道まで走ってきましたので、クルマがベトベトです。

何やってるんでしょ?
たぶんエアクリ交換中
そしてテーピング。

 続いてエアクリーナーをモンスターパワーフィルターに交換。移動で汚すのがもったいなかったので、現地で交換です。これでも結構コンディションに気を遣ってるんですよ。

ゼッケンとかステッカーを貼って
いるところです。
「奥飛騨温泉郷」はシャレです。
ライト類のテーピングも忘れずに。

 次の作業はゼッケンとかステッカーとかライト類のテープとか貼る作業です。スポンサーになってもらったわけでもないのに「奥飛騨温泉郷」のステッカーまで貼ってしまいました。ライト類のテーピングは幅広の透明テープを使います。私の場合お約束的な部分です。

最後にタイヤ交換

 最後にタイヤ交換です。先に書いたとおり今日初めて履くホイールです。ホンマにダイジョーブかいな。2月の寒いFISCOで街乗りタイヤでなお且つ省燃費を狙っていますので、空気圧は標準値にセットです。(後で思えばこれが・・・と意味深に振ってますけど、何もなかったですよ。)

レース仕様車、完成です。
ノーマルのくせに何だか
それなりに決まってますね。

 この状態で車検を待ちます。その待ち時間に朝食です。あ、朝食中に「Tipoです」と、取材を受けてしまいました。4月発売号くらいに載ったらうれしいなー。実は奥飛騨温泉郷のステッカーだけでなく、パンフレットや湯の花とかも持ってきて配っていたんですよ。それが珍しかったとか、そんなところじゃないでしょうか。追記:このコーナー最下段もご覧ください。
 車検で一点指摘されたんですけど、その場で直せる些細なことだったので、指摘事項がなんだったのか覚えていません。あ、思い出した。リアスポイラーのハイマウントストップランプのテーピングでした。これは指摘されて「なるほど」と思った場所でした。
 そしてドライバーズミーティングです。一般的な注意事項に続いて出てきたのが「受付で引いたくじはグリッド順です。A、C、Bの順に並んで下さい。各組での順番は早い者順です。」あちゃー、うち、B組です。まあ、どのみちスタートで目の色変えて前に出るつもりはないので、全然オッケーですけど。

スタート前の記念撮影。
左から鈴木君、私、金田君。
鈴木君の前にあるのが奥飛騨
温泉郷の販促グッズ。

 さあ、あとは着替えてスタートを待つのみ。まだ時間があるのでガソリンチケットを買いがてら、ほかのチームのピットなんぞを覗いてみたり。まずは通路を挟んだ隣のチケットウィンドウズ(TWR)のピットへ。ちょっと雰囲気恐かったです。結構勝ち(上位)を狙っているみたいで、ピリピリした雰囲気が伝わってきます。昨年秋には広島でお世話になったんですけどね。代表のYO-YOさんに挨拶しただけでそそくさと次のピットへ向かう小心者の私でした。次はMS隊関東のメンバーが多い「女王様とお呼び…」チームです。ここもぱっと見和気あいあいな雰囲気なんですけど、やっぱり緊張感が伝わってきます。まあ、私たちのチームとは狙うところが違うので、当然といえば当然で、むしろ私たちのチームの方が実は浮いているんではないかと、そんな気がしてきました。最後に寄ったのが「私的 IN THE GROOVE」首謀者のバキオさんチーム。「あと一人乗るはずの人が来ないんですよぉ〜」あれれ、いいのかな。
 今回、レーシングスーツなど持っていない我々ですので、「アンフィニ」のツナギで揃えてみました。ハーネスのショルダーパッドは「マツダスピード」だし、なんだか出るクルマ間違えていそうなんですけど、いいんです。

【いよいよレース編】

 そんなこんなであっという間に時が経ち、いよいよスタートの時刻が迫ってきました。パドックの整列場所までクルマを進めます。燃料がもったいないので押していこうかと向かってみたんですが、結構重いし、遅くなればなるほどグリッドが後ろになるので、エンジンかけて向かうことにしました。なにしろただでさえ最後尾組だし。

コースイン前のパドックにて。
1stドライバーの私。
行ってきまーす、の軽いノリ。

 ここで我々の立てた作戦を少し紹介しましょう。
 我々の走るクラスは、ガソリンを45リットルまで使えるGP-2クラスです。まず、凡その燃費と平均時速を想定します。3人が3人とも同じペースで走ることは、燃費的にも少々きついものがありますので、私が燃料をセーブしながら走行する係にします。残りの燃料であとの2人にそれなりのペースで走ってもらえば、相当いいところまでいけるのではないかと思われます。私に割り当てた(作戦立てたの私ですから、こういう表現になります)ノルマは、1時間で9リットル。平均時速95km/hで21周するというものです。計算上の平均燃費は10.3km/l。サーキットの全開走行としては少々きついノルマではありますが、そこはチームのため、楽しむことと割り切ってのことです。気分は「バリバリ伝説」の「ヒデヨシ」ですね。そうすることによってあとの2人はそれぞれ1時間25分で18リットルずつの燃料が使えます(燃料補給時に10分間のストップが義務付けられているので、走行時間は5分ずつ少ないです)。平均時速100km/h、平均燃費7.8km/lとなり、4時間後には85周しているはずです。ノーマル足+普通のタイヤではこの辺が限界でしょう。名付けて「カメ作戦」。

サイティングラップ中。
あ、メインスタンドに
誰もいないぞ。

 1周のサイティングラップの後、ローリングスタートで耐久レースの幕は切って落とされます。そのサイティングラップなんですけど、想像以上に速いペースで進んでます。コーナーのRの感じとかラインとかも確かめながら行きたかったんですが、そんな余裕ありません。ひたすら前のクルマに付いていくだけです。
 さあ、最終コーナーを立ち上がってスタートです。シグナルグリーンになってもアクセル全開にはできません。なにしろ燃料が・・・。あっというまに置いていかれます。いいんです。初めて走るコースですから、いったいどれくらいで走れば目標タイムになるのか見当も付きません。とりあえず1周してきて、自分のピットサイン掲示場所を探します。・・・どこにあるのかわかりません。あっという間に通り過ぎていきます。こりゃやばいです。で、次の周。確かピットの建物が切れていたはずだから・・・この辺かな?あ、いたいた。ようやく見つけました。え?今のペースで2分59秒?うえ〜、もう少しペースアップです。1コーナーのブレーキングでキャリパーが踊っています。ちょっと恐いです。「遅いクルマはキープライトね。」というドライバーズミーティングでの言いつけを守ってインベタで回ります。立ち上がったら全開。Aコーナーもアウト−アウト−インで回ります(シケインなのでこうなる)。ここもブレーキングでキャリパー踊ります。次の100Rはインベタ。後半上りになるので、アンダー出して外に膨らまないよう調整します。ヘアピンは思いっきりアウト−ミドル−アウトです。ここはコース幅が結構広いので、内側に1台分開けてクリッピングを取り、立ち上がりはクルマにまかせてアウト一杯まで出ます。その勢いのまま300Rをインベタで行くんですが、ちょっと恐いです。その次のBコーナーのアプローチがきついんです。まだ左にGが残ったままフルブレーキングです。で、やっぱりここも右側通行。そして最終コーナーもインベタですが、昔のピットロード入り口とかがイン側にあって、コースなりに行くとステアリングの切り角が一定じゃなくなります。それまで広かったコースがクリッピング付近で急に狭くなるし、クルマはアウト側へ行こうとするし。そしてそのままホームストレートへ。ひたすら全開です。ふと後ろを見ると、先頭車両が来てる。あらー、3周目にしてラップされちゃいました。3周目は48秒台。ほぼ目標タイムです。「こんな感じで走ればいいのね」。使っているギアは4速と5速のみです。A/Bコーナーのシケインもヘアピンも4速です。はい、ペースも掴めたことだし、あとは燃料計とにらめっこしながらひたすら走るのみ。おっと、メーターとか前ばかり見ていられません。速いクルマが来ていないか、ラインを邪魔しないか、ほとんど後ろに注意がいってます。そうこうするうちに「残り30分」のサインが。えっ?もうそんな時間ですか?燃料計は・・・あ、思ったより減ってない。ってことは、もう少しペースを上げてもいいということですね。以降、30秒台に入るか入らないかというペースで周回します。私の腕ではコーナー遅いんですけど、立ち上がりとかストレートはクルマのおかげで結構速いです。1コーナーのブレーキング直前で約160km/hでした。ほっと一息つけるのが唯一ホームストレートだけ。最終コーナー立ち上がりで既に5速に入ってますから、メーターのチェックしたり、ヒーターの温度調節したり。ここでとにかく何台のクルマに抜かれたかわからないくらい抜かれました。速いクルマは最終コーナーから速いですから、最高速に達するのも早いです。NAのクルマは結構抜きましたけど、ストレートで。そうそう、後ろ見ていないクルマが結構いるんですよ。私のよりさらに速いクルマが後ろから来ていて、私は前のクルマを抜きたい時、行けないんですねぇ、危なくて。結局私が引くことになるんですけど、お願いしますよ、後ろ見てね。楽しかった1時間はあっという間に過ぎ去り、ピットインのサインが出てしまいました。燃料は予定数量を丁度使っています。う〜ん、我ながら大したもんだ。
 2ndドライバーは鈴木君です。特に注意する事項もありませんでしたので、そのまま送り出します。頑張ってきてねー。ピットで周回数を確認すると、私は19周していました。あれ?目標より2周少ないぞ。これは残り3分となった時点でピットインのサインを出すようにしていたからなのでした。きっちり1時間走っていれば20周はできていたはずですけど、仕方ないですね。

ピットのモニターでラップタイムと
経過時間と順位を確認しています。
サインボード係とは無線で連絡取り
合っています。
モニター係は和仁(弟)君。
ラップタイムタイム計測とサイン
ボード係は雅子さんと和仁(姉)
さん。
手作りのサインボードの視認性は、
結構良かったです。

 ここで本日のサポーターを紹介しておきましょう。まずは「雅子さん」。保育園へ行っている私の娘の担任だったりします。スポーツ全般的に好きみたいで、モータースポーツもその興味の範疇にあるということですね。ありがたいことです。また、こういうイベントが大好きなお祭り娘です。次に「和仁姉弟」。金田君の同級生とその姉です。私、今回が初対面でした。金田君が弟を誘ったら、姉が「私も行くー」ということで来てもらいました。以上3人がピットで活躍してくれています。勿論こういうことは初めてのようですが(8耐とかは見に行ったことがあるらしい)。

鈴木君ドライブ中。
本日のハイライト。

 役目を終えた私は、サインボード係を交代したり、タイムキーパーやったり。鈴木君は結構いいペースで走っています。残り1時間を切ったあたりで20秒台に入れてきました。燃料持つんかいな。30秒前後で周回を重ねているうちに残り30分頃には総合10位前後にいます!その後も周回ごとに順位がどんどん上がり、残り10分頃にはついに7位!!あと1つでコントロールタワー上の掲示板にナンバーが出るんですけど・・・そこまででした。他のチームとは給油のタイミングが異なったため、カメ作戦の私たちが見かけ上この位置にいるだけのことなんですけどね。それでもうれしいですよ。
 いよいよ最後のドライバー、金田君に交代する時間がやってきました。残り3分を切ったところでピットインのサインを出します。給油をしてからドライバー交代ですが、10分間のストップが長く感じられます。実際、私は歩いて給油所近くの車両保管場所まで行って様子を見て帰ってこれましたから。
 金田君に交代した翌周、順位は28位になっていました。当然といえば当然のことなんですが、エントリーリストには67台登録してありましたから、この段階で上出来です。既にほとんどのチームが給油を終えているでしょうから、あとはいかにこの順位をキープするか、ですね。金田君も大体目標タイム近辺をキープしながら走っています。残り45分くらいでしょうか、セーフティーカーが入りました。これはある意味ラッキーです。燃費が稼げます。
 残り30分を切った頃、レース再開です。この時点で22位です。この頃になると明らかにペースダウンしているクルマが見受けられますが、燃料でしょうね。順位を上げるチャンスです。ところが金田君もペースが上がりません。「↑」のサインとゼスチャーで「ペース上げろー!」の指示を出しますが、金田君、頷くもののペースは変わりません。ピットにいる全員がやきもきしています。そうこうしているうちにチェッカーです。

戦い済んで日が暮れて。
お疲れさまでした。

 どうやら総合18位でゴールしたようです。周回数は83周、トップから13周遅れでした。って、トップのキャラR、キャラのカッコしたレーシングカーですから、お話になりませんて。だって2位に6周差つけているんですよ。しかも我々と同じGP2クラスだし。ピットインしてドライバー交代するロスタイムを見込んでいませんでしたから、結果的に作戦どおりのペースで周回したことになりますね。
 さて、これから表彰式があるんですけど、色々片付けなくちゃいけないし、鈴木君に代表で参加してもらいました。もしかしたらクラス入賞しているかもしれないし。片付けが終わりかけた頃、鈴木君が戻ってきました。「入賞してなかったよ。クラス10位だって。」残念。てことは、今回のレースはGP2クラスが結構有利だったのかもしれません。GP3はGP2より燃料を15リットル多く使える(60リットル)かわりに給油時の停止時間が20分になりますから。

【エピローグ】

 帰りのレストランで夕食をとりながら簡単な反省会。「(私)金田〜、ペースアップのサイン見えなんだんか?」「(金)だってぇ〜、燃料がヤバそうやったんやも。」(方言です。適当に想像しながら翻訳してみて下さい)「(私)そやけど、ヴィヴィオって結構速ぇーなー」「(鈴)俺、165km/h出した」(注:マフラーすらノーマルのヴィヴィオでの話です)「(金)また出てぇ〜」「(私)そしゃ夏の500マイルも出るか?」「(金)会社で岩塚さんに話したら岩塚さんも出たいって言っとったよ。」(注:岩塚さんとは、私が昔所属していたクラブの先輩で、その頃ダートラで東海北陸地区のB1クラス年間2位になったことがある人です。)「(私)そやけど、次はもうちょっとちゃんとしたクルマにせんならんな。コーナーとか恐かったろ?」「(鈴)1コーナーでスピンして横向きそうになったけど、でーれー面白かった。」
 話は尽きません。とにかく皆さんお疲れさまでした。そしてありがとう。

【おまけ】

 リザルト表によると、出走66台、完走52台でした。我がチームは総合18位、クラス10位でした。
 目標であった「一台でも多くのPG6Sを食う」ですが、結果的に2台食うことができました。もっとも、そのうちの1台は1コーナーでコースアウト→転倒したんですけど。逃がしたPG6Sは5台でした。(キャラR含む)
 今回ヴィヴィオは6台出走していました。RX-R(RA含む)5台とバン1台。なんと我がチームがその中の最上位でした。5台のRX-R中、我がチームがベストタイム一番遅いんですけど。やっぱりヴィヴィオって燃費きつそうです。
 帰りがけにFISCOゲート横にあるガソリンスタンドで燃料を入れたら、計算上7リットル余っていたことが判明しました。後悔させたくないので言ってませんけど。
 CARA乗りの「なかださん」が見学に来てみえました。こちらにレポートがあります。うひ。

【追記】

「J's Tipo」2001年4月号(No.99)に掲載されました






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