やっぱ2ストでしょ!
フォーゲル(QB50)



脱、懐中電灯

初稿:2006.10.10(作業日:2006.5.29)

私、まったくの「ど素人」なので、用語の使い方とかパーツの名前とか間違って使っている可能性があります。ウソは書いていないつもりですけど、書いてあることを鵜呑みにしないでください。



 非常にコンパクトでパワフルで燃費も良くて、お気に入りのフォーゲル(改)ですが、どうしても気になる点が3つあります。

 というわけで、今回のテーマはヘッドライト。
 いくら80年代のバイクと言えども、この暗さはちょっといただけません。なにしろ田舎によくある蛍光灯の街路灯の下では、ヘッドライトの光が街路灯にかき消されてしまいます。5〜10m先を「ぼんやり」(というより「ほんのり」という表現の方が適切かもしれない)照らすだけで、被照射体の視認性を語るレベルにありません。走り慣れた道でさえ、どこまでが舗装でどこからが路肩なのかわかりません。路肩の先が土手とかならまだいいけど、崖のところもありますし。
 命を危険に晒してまで乗らなければならない理由もないんですが、積極的に危険に身を投じているわけもなく、当然巡航スピードは落としています。
 同じ6Vの電装を持つGAGのヘッドライトは、これよりは「まし」なレベルにあるので、バルブの出力不足ではなくレンズの配光特性とかリフレクターの反射能力不足とか、原因はその辺にありそうです。

 とりあえず、同じ25/25Wの出力でも、より明るいとされるバルブに交換してみました。
 色が少しだけ白くなり、少しだけくっきり照らすようになりました。巡航スピードもほんの少し高くなりました。

 そこで次に35/35Wのバルブに交換することにしました。

左から35/35W、25/25W、標準装着の25/25W

 上の画像を見て「にやっ」とされた方、そのとおりです。

 PH8という規格は、PH7と互換性がありません。

パッケージの裏面

 PH8の適合車種には当然ポッケ/フォーゲルはありません。
 私はこうやって取り付けました。

35/35Wはフランジから下が少し長い

 まず、フランジから出ている3本の爪のうち斜めに出ている2本を折り、丸く整形します。次に丸く盛り上がっているバルブの接点を平らに削ります。これで形的にはPH7とほぼ一緒になりました。

ヘッドライトハウジング側の加工

 これでPH8も入れることができます。

 さて、35Wの実力はというと、う〜ん、25Wより少しはましかな、という感覚的な違いしかありませんでした。
 っていうか、フォーゲル自身が35W分の発電をやっているのかという疑問がないわけではありませんが。

 次は違うアプローチからのチューニングに挑戦。12V化するとかの力技ではなく。


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