やっぱ2ストでしょ!
フォーゲル(QB50)



安い。早い。旨い・・・?(タイヤ交換の巻)

初稿:2006.10.10(作業日:2006.7.11)

私、まったくの「ど素人」なので、用語の使い方とかパーツの名前とか間違って使っている可能性があります。ウソは書いていないつもりですけど、書いてあることを鵜呑みにしないでください。



 昨年よりおよそ3ヶ月、フォーゲルで通勤しました。距離にして概算で80(km)×20(日)×3(ヶ月)=4,800km。
 リアタイヤの溝がなくなりました。折りしも梅雨の季節ですし、さすがにこのままではちとやばい。

リアタイヤの磨耗状況

 何だか溝が減ってきたなぁ、と感じてから、加速度的に減った気がします。
 では、フロントタイヤの磨耗具合はどうかといいますと、減っていないんですねぇ、これが。

フロントタイヤの磨耗状況

 フロントは五部山以上残っています。リアサスのアッパーマウントよりも後ろに着座するという重量バランスからしても当然といえば当然の結果なんですが。

 ということで、今回はリアタイヤのみを交換します。
 候補は3つ。これまでと同じDLのTT100か、IRCのSPか、MIのS83です。フォーゲルの標準装着タイヤは、スタイルのコンセプトに合わせたブロックパターンなんですが、オンロードしか走らない私にはブロックパターンよりはオン寄りのパターンの方がいい。BSは該当サイズにブロックパターンしかないのと、生理的にBSがダメなのでパス(その後BT390に該当サイズが出ましたけど、そんな高性能なタイヤは要らないし、何より高い。)。DLはウェブページの模様替えがあってからタイヤカタログのページがMacOSで見られなくなったのでパス。IRCとミシュランで大いに悩んで、次回前後同時に交換する時にミシュランにすることにして、今回はIRCのSPに決定。
 このSPには3.50と4.00の2種類のサイズがあり、外径が大きくなる4.00幅も魅力的だったのですが、理論上ハイギヤード化されることによる燃費の向上よりも接地面積の増加による燃費の悪化が上回りそうなので、標準サイズの3.50としました。いずれ4.00も試してみたいとは思っていますけど。ミシュランの次くらいかな。

 さて、フォーゲルのホイールはいわゆる「割りホイール」です。左右別のリムをボルトで締結してあるという原始的かつ単純な構造です。したがってチューブが必要です。今回はチューブは再利用することにします。
 チューブレスのタイヤをホイールから外すのは結構大変です。ビードが落ちなかったり、タイヤレバーで「こじこじ」したり。その点割りホイールは簡単です。ボルトを外して、蓋を外すようにホイールを外せば完了。
2分割できるホイール。

 組む時は、チューブをホイールの合わせ面やタイヤのビードに挟み込まないように注意さえすればOKです。同じくチューブが必要なリムホイールのようにリムバンドも要りませんし(たぶん)。作業に慣れてくれば、機械に頼らなくても一本の交換に30分とかからなくなるでしょう。タイヤの値段も送料込みで3,000円しないですし。

完成。

 それではタイヤのインプレッションを。
 TT100よりブロックが細かいせいか、コーナーでぐにゃぐにゃします。腰砕けな感じ。かといってグリップがないわけではなく、これまでと同じペースで走れますので、単に慣れの問題かと。タイヤ全体から感じるダンピングも軟らかく、乗り心地は向上しています。磨耗のペースはTT100とそんなに変わらない感じですが、段減りは明らかにSPの方が少ないです。っていうか、TT100の段減りはちょっと怖い。リーンの途中でグリップの感触が変わりますから。これがTT100を選ばなかった理由の一つでもあります。

 すでに次のミシュランが楽しみになっています。


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IRC/SP
ミシュラン/S83
ブリヂストン/BATTLAX BT390





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