過去の雑記 01年 7月

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7月11日
調べてみたら高橋由(G)は問題外の成績だった。盗塁数で金本(C)か、率と長打で稲葉(S)かというあたりが常識ですね。また新井は気づいたらファーストにコンバートされていたのでゴメスに変更。とすると、
セ:8真中(S) 6石井琢(YB) 7金本(C) 9松井(G) 3清原(G) 5ゴメス(D) 4木村(C) 2古田(S)
石井一(S)→岩瀬(D)→ギャラード(D)
パ:6松井(L) 4井口(H) 7ローズ(Bu) 3カブレラ(L) 5中村(Bu) Dボーリック(M) 8秋山(H) 2城島(H) 9田口(BW)
黒木(M)→盛田(Bu)→小林雅(M)
か。あ、パの野手が外国人3人になっちったい。
かなり妥協している割りには悪くない打線だな。右左の偏りはあるけど。

夜中に驚かされて驚いた。そう来るか。

7月12日
何はともあれ仕事に行こう、と暑サニモ負ケズ柏駅に着いたらいつもに倍する人が。どうやら事故らしい。しばらくその場に佇みはしたが、15分遅れの電車に乗り、荒川沖で30分バスを待ち、30分遅刻して仕事場に着く自分を想像してみたらどっと疲れたので帰って寝る。風邪引いているのは確かだからたまには静養もいいだろう。
# たまには?

そんなわけで久しぶりにモスで昼食。ベリー系のジャムをヨーグルトシェークにトッピングってのは、いくらなんでも味が重なってると思うんだが。

久しぶりにガンダムを見てしまう。予告でララァ=スン専用モビルアーマーが映っていた。ララァ=スン専用モビルアーマーって、他のモビルアーマーに比べて圧倒的に小さく見える気が。「とんがり帽子」というニックネームがまずいのか。

いきなりビットを飛ばしてオールレンジをかけてくる「とんがり帽子(ララァ=スン専用モビルアーマー)のメモル」というネタはどうか。< ベタです

あるいは大きくなったり小さくなったりするがしょせん数センチ程度の小人なんでよくわからない「メモルちゃん」というのは……。< ベタ過ぎです

7月13日
一日ぶりに職場へ。なまじ普段の作業場がクーラーの利きまくったマシン室なだけに、昼休みに厚生棟に行くため戸外に出ると死にそうになる。室温ベースで13度は違うぞ。なんせ仕事中はスーツの上を着て快適なのである。そこから急に36℃にもなろうかという戸外に出た日にゃ。風邪が治らないのもむべなるかな。

7月14日
所用で近所の高島屋に寄った折、入り口のところにうずくまったまま抱き合っているカップルがいた。
30分ほどで用を済ませ出てくると、先ほどのカップルが微動だにせずにそこにいる。

君たちがどこでどういう行動を取ろうと僕の人生に影響を与えない限り全く持ってかまわないのだが。……暑くはないのか?

どうも恋する人々の行動というのは信じ難い。

縁あって「ウルトラマンコスモス」を後半から見る。
後半からなので脚本の出来について云々する資格はない。が、あの殺陣はどうか。ヒーロー物の魅力は煎じ詰めれば殺陣の魅力であり、脚本がどうあろうが、演技がどうあろうが、いやさ造形がどうあろうが、殺陣に魅力がないのでは価値は半減以下だと思う。過去にない動きを狙うこと自体はかまわないが、結果がかっこいいかどうかくらい判断できなかったのか。関係者には猛省を促したい。

7月15日
暑いので部屋に閉じこもり、日がな一日洗濯と昼寝。

という生活をしたかったのだがそうもいかず。資料を読み返したり、逃避したり、逃避したり、逃避したり、ディスプレイに向かったり、逃避したりして過ごす。

昼飯に食った銀だこの山葵マヨネーズたこやきはそこそこの味だった。小さな幸せ。

7月16日
例によって茨城の交通事情に敗北する。
いつも5分遅れで来るバスが2分遅れで来たせいでバスに乗り損ねたのがそもそもの発端。暑さで判断力が鈍っていたので、30分バスを待って30分バスに乗るなら1時間歩いても一緒じゃないかと、つい歩き始めてしまう。一見大きな穴は無いように見えるこの計算、外気温、革靴、スーツ姿、道を知らないなどの諸条件を考慮してなかったことに気づくのは、いまさらバスに乗る気にはなれないほど歩いた後だった。30分を過ぎたあたりから急に重くなった両足に鞭打ち、普段からは考えられない早さで停留所についたらしいバスに追い抜かれ、駅への曲がり角を数10メートル行き過ぎてから脱力して戻り、最後の100メートルを走って駆け抜けホームにたどり着いてみれば、そこにいるのはいままさにドアが閉まった上り電車。30秒差でバスに乗り遅れたせいで、10秒差で電車に乗り遅れるはめになろうとは。汗まみれのまま呆然と立ち尽くす20分がいかに切なく、悲しいものだったかについてはまた別の時間、別の場所で。

つい油断するうちにこんなものを見つけてしまった。フランソワーズ・アルヌール! ジェロニモ・Jr! ジェット・リンク!! グレート・ブリテン!!!!!
とりあえず回すことは決定なのだが……。ハインリッヒは。ハインリッヒは。ハインリッヒはどうした!!!!!!!!!
# 第二段の目玉用に取ってあるんだろうけど、それはジェットにしてハインリッヒは本シリーズで出して欲しかったよ。
## で、第二段には腕ミサイルを構えたハインリッヒを入れると。

7月17日
たかだか6kmを50分で歩いたくらいで筋肉痛に悩まされてしまい1回休み。

大熊君の忠告(7月10日)に従い「極めて辛辣なお嬢さん」との邂逅に備えようと思い立ったのだが、「極めて辛辣なお嬢さん」とは誰かが分からないことに気づく。誰に対して備えればいいのだろう。組長とかか?

7月18日
このところ、アベレージの睡眠時間が3時間を切っている。それでいながらやらなきゃいけない仕事は遅々として進まない。そんな訳で、せめてポーズだけでもと、雑記の更新はしないつもりだったのだが、煮詰まっている上に我慢できなくなったので少しだけ。

愛読している奇妙愛博士の所長室。とりとめなし日記の[おまけ劇場:今日の博士&Bたれ]にやられてしまった。『超約』。これは面白いんだよなあ。

引用元にもあるように、要は「映画や小説のストーリーを、大胆に要約してしまう遊び」な訳だがこれがなかなか難しい。脇をことさらに取り上げて受けを狙うのは容易なのだが、それでは「ストーリーを、大胆に要約」にならないのだ。あくまでメインストーリーを扱い、それでいて周囲を脱力させる要約。これは非常に高度な技術といえる。

例を挙げよう。イーガンの『宇宙消失』を、「サイコロを振る話」と要約するのは簡単だ。これを聞けば誰もが「ああ、『宇宙消失』のことだな」と思うだろう。しかし、それでは正しいストーリーの要約とはいえない。ストーリーに一言も触れてないのだから。正しく要約すればこうなるはずだ。
 「量子状態が拡散したかもしれない話」
しまったとんでもないネタバレかも。

このネタで究極のものといえば、やはり清水義範による『金色夜叉』の要約か。曰く、

「色々あった」

そらまあそうだ。

7月19日
やらねばならぬという思いを抱えつつ野球のはしごをしてしまう。それはまあ良いとして、その後2ch野球版のスレッドはしごをしてしまうのは責任感のある社会人としてどうか。> おれ

しかしこうやって見てみると、セントラルファンよりもパシフィックファンのほうが質の高いファン率が高いなあ。人数が少ないとディープな人しか存在し得ないということかもしれないが。質の低いファンが多いため、色眼鏡で見られやすい読売ファンと阪神ファンはかわいそうだと思ったことである。

7月20日
昼過ぎに何とか懸案事項も片付いたので、眠い目をこすりながら中野へ。今年のチェコアニメ、「ぼくらと遊ぼう!」Aプログラムを観る。上映作は、ベネシュ「Pat&Mat」4話(「洗濯」「運動」「ワイン作り」「遠出」)、ポヤル「ぼくらと遊ぼう」2話(「出会いの話」「お魚の話」)、ポヤル(美術トルンカ)「魔法の森のお菓子の家」の3作7話。
二つのシリーズものはいままで観てきたのと同様。「Pat&Mat」は出来のいいスラップスティックだし、「ぼくらと遊ぼう」は冗長なカートゥーンだ。ああ、今回は「Pat&Mat」のテンポがちょっと悪かったかも。おかげで半分くらいは寝てしまったよ。
「魔法の森のお菓子の家」は、怠け者の兄妹がカラスに騙されてお菓子の家の魔女のもとに連れて行かれる話。やや説教くさいが映像は悪くない。人形たちの意思のこもった目には、いかにもトルンカという魅力があるね。

ところで。夏休み初日で(人形)アニメ映画ということもあり、お子様連れの客も結構いた。しかし、ここは武蔵野ホール。上映前の予告は「I.K.U.」だの「息もできない長いKISS」だの「Romance X」だの最低1箇所はセックスシーン入りというものの連続。前の席の子連れの空気がどんどん重くなっていったのが印象的だったことだよ。

その後、少しブロードウェイを歩く。予定通りだったり予定外だったりでブロードウェイのまんだらけはまた増えていた。いま2階以上は4割がまんだらけなのでは。だからどうということではないが、色々と感慨深いものがある。
変わっていたといえば、古書ワタナベはさらに本が増えていた。現在、店内のどこからも店主の姿が見えないという域に達しているのだが、大丈夫なのかあれは。だれかブルドーザーのような人が30人くらいで買い物をしてやらないと、本が多すぎて客が店に入れないことになりそうだ。

池袋まで出て本を買う。買ったものは以下の通り。
火浦功『死に急ぐ奴らの街』(徳間デュアル文庫)。珍しく純シリアスなハードボイルド風SF連作集の再再刊。ノベルズ版で持ってはいるが敢えて買いなおしてみた。作品の出来は評価するまでも無く中の上、出会うなら大学生までにしろってところだが、イラストはちょっと微妙。
炎尾燃島本和彦『吼えろペン』(小学館サンデーGXコミックス)。面白いのは面白いんだが、前作に比べシチュエーションにリアリティーが無いのが気になるところ。殺し屋に銀行強盗って言われてもなあ。
とり・みき『ひいびい・じいびい』(ぶんか社)は50音順連作短篇漫画。こちらも改装版の買いなおしなのでいまさら褒めるのはやめておく。祖父江慎の「何もそこまで」という装丁を見るためだけでも手にとる価値はある。
吉野朔実『こんな映画が、』(PARCO出版)。まだ読んでません。

飲茶屋を求めて北口をさまよったりした後、帰宅。睡魔との戦いに敗れ泥のように眠る。
泥ってどんな風に……。< 既出

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