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7月 1日
ロバート・オレン・バトラー『奇妙な新聞記事』(扶桑社)読了。詳細は多分、約一月後に。

なんとなく思い立ったので、半年遅れで02年1月期のハヤカワ文庫SF目録落ちチェックを行う。いやあ、あるある。くだくだしく紹介するのもなんなので、生で貼りこむ事にしよう。とにかく見て驚いて欲しい。

☆357 ア 1 6 停滞空間  アイザック・アシモフ  1979 8 
 429 ウ 1 11 最後の栄光  ジェイムズ・ブリッシュ  1981 4 宇宙大作戦
 687 ウ 1 26 閉鎖世界チャタリア  ジョー・ホールドマン  1986 10 宇宙大作戦
 1003 ウ 1 41 ヴァルカンの悪霊  J・M・ディラード  1993 2 宇宙大作戦
 1048 ウ 1 42 スポックの世界  ダイアン・デュエイン  1994 1 宇宙大作戦
 1055 ウ 1 43 ヴァルカンの栄光  D・C・フォンタナ  1994 4 宇宙大作戦
 1116 ウ 1 45 惑星パトリアの抗争  サイモン・ホーク  1995 9 宇宙大作戦
 1133 ウ 1 46 謎の遺跡惑星  V・E・ミッチェル  1996 2 宇宙大作戦
 1163 ウ 1 47 航宙艦消失!  メル・ギルデン  1996 10 宇宙大作戦
 266 ウ 14 1 モロー博士の島  H・G・ウエルズ  1977 11 
 346 ウ 14 4 神々の糧  H・G・ウエルズ  1979 6 
 1240 ウ 15 1 ホログラム街の女  F・ポール・ウィルスン  1998 7 
 1260 カ 5 1 プラネットハザード−惑星探査員帰還せず− 上 ジェイムズ・アラン・ガードナー  1999 2 
 1261 カ 5 2 プラネットハザード−惑星探査員帰還せず− 下 ジェイムズ・アラン・ガードナー  1999 2 
☆225 ク 1 1 海底牧場  アーサー・C・クラーク  1977 2 
☆235 ク 1 2 渇きの海  アーサー・C・クラーク  1977 4 
☆560 ク 1 10 天の向こう側  アーサー・C・クラーク  1984 6 
 1208 ク 1 29 グランドバンクスの幻影  アーサー・C・クラーク  1997 10 
☆643 シ 2 1 人間の手がまだ触れない  ロバート・シェクリイ  1985 12 
☆396 テ 1 4 火星のタイム・スリップ  フィリップ・K・ディック  1980 6 
☆753 テ 2 2 ノヴァ  サミュエル・R・ディレイニー  1988 1 
 1224 テ 6 1 こちら異星人対策局  ゴードン・R・ディクスン  1998 3 
 1156 ト 2 1 失われた世界−ロスト・ワールド−  アーサー・コナン・ドイル  1996 8 
 1262 ナ 3 2 幻惑の極微機械 上 リンダ・ナガタ  1999 2 
 1263 ナ 3 3 幻惑の極微機械 下 リンダ・ナガタ  1999 2 
 260 ハ 1 6 悪徳なんかこわくない 上 ロバート・A・ハインライン  1977 9 
 261 ハ 1 7 悪徳なんかこわくない 下 ロバート・A・ハインライン  1977 11 
 340 ハ 1 9 栄光の道  ロバート・A・ハインライン  1979 4 
☆487 ハ 1 13 輪廻の蛇  ロバート・A・ハインライン  1982 9 ハインライン傑作集2
☆624 ハ 1 15 時の門  ロバート・A・ハインライン  1985 8 ハインライン傑作集4
 509 ハ 1 16 自由未来  ロバート・A・ハインライン  1983 3 
☆673 ハ 1 21 地球の緑の丘  ロバート・A・ハインライン  1986 7 未来史2
 720 ハ 1 24 栄光のスペース・アカデミー  ロバート・A・ハインライン  1987 6 
 1108 ハ 1 31 ヨブ  ロバート・A・ハインライン  1995 7 
 29 ハ 4 2 さいはてのスターウルフ  エドモンド・ハミルトン  1971 6 スターウルフ・シリーズ2
 46 ハ 4 3 望郷のスターウルフ  エドモンド・ハミルトン  1971 12 スターウルフ・シリーズ3
 13 ハ 5 1 透明惑星危機一髪!  エドモンド・ハミルトン  1970 12 キャプテン・フューチャー
☆377 ハ 7 2 ハイ−ライズ  J・G・バラード  1980 2 
 1097 ハ 9 2 時間的無限大  スティーヴン・バクスター  1995 3 ジーリー
☆378 フ 7 1 恋人たち  フィリップ・ホセ・ファーマー  1980 2 
☆1046 フ 10 2 フリーゾーン大混戦  チャールズ・プラット  1994 1 
 1176 ヘ 2 11 女王天使 上 グレッグ・ベア  1997 1 ナノテク&量子論理
 1177 ヘ 2 12 女王天使 下 グレッグ・ベア  1997 1 ナノテク&量子論理
 1187 ヘ 2 13 火星転移 上 グレッグ・ベア  1997 4 ナノテク&量子論理
 1188 ヘ 2 14 火星転移 下 グレッグ・ベア  1997 4 ナノテク&量子論理
 658 ヘ 4 2 夜の大海の中で  グレゴリイ・ベンフォード  1986 3 『夜の大海の中で』六部作
 421 マ 1 1 塔のなかの姫君  アン・マキャフリイ  1981 1 
 575 マ 1 2 クリスタル・シンガー  アン・マキャフリイ  1984 10 クリスタル・シンガー
 1119 マ 1 18 青い瞳のダミア  アン・マキャフリイ  1995 10 九星系連盟
 1137 マ 1 20 ダミアの子供たち  アン・マキャフリイ  1996 3 九星系連盟
 1147 マ 1 21 ライアン家の誇り  アン・マキャフリイ  1996 6 九星系連盟
 444 ム 1 1 この人を見よ  マイクル・ムアコック  1981 8 
☆587 ム 1 14 メルニボネの皇子  マイクル・ムアコック  1984 11 エルリック・サーガ1
☆589 ム 1 15 この世の彼方の海  マイクル・ムアコック  1984 12 エルリック・サーガ2
☆595 ム 1 16 白き狼の宿命  マイクル・ムアコック  1985 1 エルリック・サーガ3
☆606 ム 1 17 暁の女王マイシェラ  マイクル・ムアコック  1985 4 エルリック・サーガ4
☆611 ム 1 18 黒き剣の呪い  マイクル・ムアコック  1985 5 エルリック・サーガ5
☆626 ム 1 19 ストームブリンガー  マイクル・ムアコック  1985 8 エルリック・サーガ6
 883 ム 1 20 真珠の砦  マイクル・ムアコック  1990 9 エルリック・サーガ7
 1040 ム 1 21 薔薇の復讐  マイクル・ムアコック  1994 4 エルリック・サーガ8
 1065 ロ 0 1 ローダン・ハンドブック  早川書房編集部  1994 6 宇宙英雄ローダン
 1214 ロ 1 236 二十万年の試練  ウィリアム・フォルツ クラーク・ダールトン 1997 12 宇宙英雄ローダン236
 1217 ロ 1 237 タケラ地下迷宮脱出!  H・G・エーヴェルス ハンス・クナイフェル 1998 1 宇宙英雄ローダン237
 1223 ロ 1 238 大家臣の目覚め  ウィリアム・フォルツ ハンス・クナイフェル 1998 3 宇宙英雄ローダン238
 1226 ロ 1 239 オリンプの攻防  H・G・エーヴェルス  1998 4 宇宙英雄ローダン239
個人的な注目点には☆を付けてみた。いやあ、<エルリック>が全滅とは。世の中変わるものだね。

なお、データが変な一人歩きをするとまずいので言わずもがなの注釈。これはあくまで目録落ちであって絶版ではない。実はまだ少量の在庫があったりするかもしれないし、秋にもひょっこり重版されたりするかもしれない。あくまで、ここしばらく入手が困難かも、というだけだ。「こんな名作を落とすなんて」と憤慨するときは、以上の点を踏まえて憤慨して欲しい。

7月 2日
一歩さんに改竄(笑)を指摘されたので。はい変えてみました。やはりこっちのほうがかっこいいかなと思いまして。ちなみに、このフレーズは2番のあと、間奏を挟んでいきなり始まる部分。3番というか、2.5番というか。セガカラに入っている「風は翼に乗る 翼は風に乗る」にはちゃんとあるので、ご確認いただくことも可能かと。

ところで。この歌、公式の歌詞を見たことがない(*)ので、一部わからないところがある。ひとつは2番の「世界のすべてと そうそれだけのこと きっと出来るさ ただの腕の中」の部分。これが正しいとすると、意味がさっぱり。「ただの腕の中」ってなんだろう。もうひとつはコーラス。「Don't stop thinking your dream th**n m**t! 」と聞こえるんだけど、後半二語が聞き取り不能。どなたかわかる方、ご示唆いただけると幸いです。
*:カラオケの歌詞はいまいち信用できない

昨日のリストに関して。ここ数年の早川はまめに目録再掲載をしているから絶望するほどのことはないと思うが、やはり悲しさは禁じえないラインナップだった。『渇きの海』が、『地球の緑の丘』が(一時的にでも)目録から消えねばならぬほど回転率が悪いのだとしたら、他はいったいどうなるのか。読み返しすぎてぼろぼろになってきている『九百人のお祖母さん』は買いなおしておくべきか、などいらぬ心配がわいてくる弱気な今日この頃だ。

そういえば。今回で早川のムアコックは全滅。ムーアは載ってもムアコックは載らない著者別索引を眺めていると、なにかしらの感慨がある。指輪とエターナル・チャンピオンを読むことがロープレ者の基礎教養だった日も、今は昔か。

7月 3日
一歩さんの日記を読み、「剣豪君って誰だっけ?」と気になってしまったのが昨日の晩。1巻から順に探し始めたら、勢いにのって最後まで読み耽ってしまった。困ったものである。睡眠時間が2時間を切るとさすがに辛いね。

「空(から)の腕の中」は気づきませんでした。言われてみればそうも聞こえる。が、まだいまいち納得できないので情報募集中。英語の部分もぜひに。

フレッツ・ロボ発売。自走もしない、自律制御もしない、そんなものをロボットと呼んで良いのか?携帯メールで操作できるリモート制御万能リモコンというのはそれなりに使い道がありそうだけど。

ふとした気の迷いで激甘炭酸飲料を買ってしまう。というわけで一つ目はパルパティーン議長。ドゥークー伯爵が出るまで何本飲む必要があるのだろう。

7月 4日
風邪の辛さを切々と語る同僚の愚痴を右から左に聞き流しつつ、夏風邪はなんとかが引くというしな、とからかっていたら、天罰覿面風邪引いた。

口蓋が炎症を起こしている状態で蜜柑を食べると心底痛いね。

っつーか、まさかリポDが痛いとは。

やじうまPC watchよりたぶん世界初の4つ折りノート。コンセプトは面白いけど総重量6kgってのはノートの数字じゃない。

7月 5日
咽の痛みはとどまるところを知らず、一晩痛みにのた打ち回って過ごすことに。出社は諦めうちで一日寝てました。

せっかく予期せぬ休みが手に入ったのだからいろいろと野暮用を進めておこうなどと思ったが、思っただけに。39℃まで行くと頭がまったく動きませんね。

そんなわけで1回休み。……1回だと良いなあ。

7月 6日
最悪の状態は脱したとはいえ10m歩くと頭痛がするという状況を鑑み、酒の誘いは断ることにしてユタへ。今回の参加者はSF人妻、柏崎玲央奈、高橋良平、林、山本和人(あいうえお順、敬称略)。参加者が少ないのはワールドカップ進行の後遺症でみな締切りに追われているためという説が出たが真偽の程は定かではない。主な話題は、再販制とか、取次ぎとか、コストとか、2番館とか、批評の意義とか。

帰宅すると、どうにか頭痛は引いた。症状が咳と異常発汗だけになればこっちのものだ。あとは来週のコンサート鑑賞までに咳を抑えるだけだな。

咳と昨日の睡眠過多で朝まで眠れず。しかたなく、「キカイダー01 The Animation」の2〜4話を観る。概ね面白いが突っ込みどころも多数。「ピノキオの物語」として語りきったところは評価できる、ってこれは原作そのままなのか(←今調べた)。タイトルに反して01がただの端役なのが悲しい。いや、森久保祥太郎の軽薄声じゃしかたがないとは思うが。聞いた瞬間、「ジェットじゃ主役になれねえな」と思ったし。見せ場のはずの戦闘シーンまで、井上<009>和彦演じるOOに盗られていたのは、さすがにいかがなものか。

7月 7日
發發 白白白白 中中中 南南南 三萬四萬五萬
南が裏ドラでかつ有効ということなので、立直、裏3が確定。小三元、混一色も確定だから、最低三倍満。三暗刻(發または数牌であがった場合)、ダブ南、あるいは表ドラ次第で役満もあり。というわけで、「ぼく」が子なら2万4千または3万2千、親なら3万6千または4万8千点の放銃となります。> 鈴木さん
mercy snow official homepageDream Media 13 放課後に麻雀 より。

裏ドラ確認前でも立直、小三元、混一色で倍満確定だから、1万2千点という提案は少なすぎますね。> 鈴木さん
#この程度の点数も計算できないという設定だから、立直時以外は裏ドラは無効という事実に気づいていない可能性もあるが、そこまでは考慮しない。

夕方、がまんできなくなったので石森章太郎『キカイダー』を買いに行く。バージョンが多すぎて迷いそうになったが、揃いは1種類しかなかったので素直に秋田書店サンデーコミックス版を購入。うわあ、初版が生まれた年だよ。アニメーションにもあった(この表現、本末転倒気味)「ロボットが人間になることは幸福か」というテーマを盛り込んでいるのはいいが、ナレーション処理だけで良しとしているかのようでいまひとつ盛り上がりに欠ける。ラストもキカイダーの行動に溜めが足りず、そこまでのストーリーの長さをひっくり返すに到っていない。ラストだけは「01アニメーション」の方が良い。
その01だが。確かに森久保声だわ、こりゃ。ちょいと軽薄だが一本気。悩むより先に手が出るお調子者。見事なまでのチンピラ体質。森久保祥太郎のためにあるようなキャラだ。「01アニメーション」は配役に関しては完璧だね。

おっと、最後にとってつけたようなフォローを。全体としてはかなり面白かった。

7月 8日
なんだかSFミステリの話を展開しようと思ったのだが、時間と気力と(特に)体力がなかったのでまた後日。「SFミステリというとSFガジェットを用いたミステリという印象があるが、ミステリSFというと「ミステリとは何か」について考察したSFという雰囲気があるね」とか、「ファンタジーミステリという奴は、その本質において矛盾しあうジャンルを結び付けてないか」とか、「ホラーミステリはホラーに落ちてもミステリに落ちても相手を否定していまうような」とかを考えたかったように思う。たぶん。

7月 9日
病み上がりという事実を鑑み、早めに帰ろうとしていたら突然の雷雨。傘も役に立たないほどの豪雨と成り果てたので諦めて残業をする。こんなこともあろうかと、いつも残業するくらいの仕事はとってあるし。 < 駄目だろう

処理待ちの間に、「ときめきメモリアルonline」というのを思いつく。プレイヤーはそれぞれ男子生徒となり(女子生徒となるサーバもあり)任意の異性のハートをゲットすべく争うのだ。あ、「異性の」というのも考えようによっては差別的か。

では、場にいるのはプレイヤーだけで、相互に好きな相手をゲットすべく争うというのはどうだ。イベントを設定するのは難しそうだから、会話メインで。もちろん選択肢なんてものは出ず、チャットだけで真剣勝負……。そりは出会い系サイトというのでは。

しかも実在しかねないし。

7月10日
今号の「マガジンZ」から長谷川裕一「クロノアイズ」の第二部、「クロノアイズ グランサー」が始まった(らしい)。まだ実物を見ていないので中身はわからないのだが。しかし。「時から時へ泣く人の 涙背負って時間の始末!!」という惹句は狙いすぎではないか(証拠)。

しかも、狙っている範囲が狭いし。

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