- 12月11日
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郵便受けにチラシが入っていた。見出しには「新作ビデオ・TV・マンガ見放題」とある。まんが喫茶か何かが出来たのかとよく見るとテレクラのチラシだった。暇つぶしの道具が完備されていることを宣伝するのは、電話はかかってきませんというようなもののような。いいのか、そんなことで。
縁あってウルトラQを見る。さすがに特撮の出来は今と比ぶべくもない。それでも見せたいものが明確にわかるメリハリの利いた演出でストレスなく楽しめる。さすがは殿堂入りの名作。しかし、ファミリー劇場のマン、セブン、怪奇大作戦、ウルトラファイトという趣味的なラインナップはどうしたものか。油断するとエアチェックしてしまいそうである。
- 12月12日
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目が覚めると腰の痛みで動けず1回休み。何も思い当たるところが無いのに脚だの腰だのが痛む最近の体調は本当に困ったものである。温泉か。温泉しかないのか。でも、十二社温泉はちょっと。
とり・みき『遠くへいきたい』4巻(河出書房新社)。サイレントギャグ9コマ。少しだれてきているか。ベストは36コマで綴るテレビ史(68p)。
島本和彦『吼えろペン』6巻(小学館サンデーGXコミックス)。いい感じにバカです。自分専用チャーリーズエンジェルはうらやましいことである。
- 12月13日
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寒い。あまりにも寒い。心も財布も寒いがそれ以上にまったくもって体が寒い。っつーか、部屋が寒い。どうにも寒い。
これはさすがにコタツを導入すべしという天のお告げなのかもしれない。しかしコタツを導入するとなるとそれにあわせて部屋全体のレイアウトを構築しなおす必要がある。寒さをがまんして怠惰を取るか、労働をがまんして暖かさをとるか。実にこうまったくもって悩ましいことである。
- 12月14日
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所用で秋葉原。懸案のUSBハブおよびUSB HDDを購入するついでに一時の気の迷いでCDを買う。おかしいなあ、そんなはずではなかったんだがなあ。
買ってしまったのは『桃色闘志 スーパー戦隊ヒロインソング パーフェクトコレクション』。ネタとしてあまりにおいしそうだったもんで、つい。聞いてみると案の定たいしたことはないわけだが、稀に変なものもあったので良しとしよう。「夢見るらぶらぶラジエッタ」が聞けたし。しかし、こうやって並べてしまうと画面がかわいそうな人もいるなあ。
戦隊ヒロインの歌う曲といえば。ここには収録されてないが「ガオレンジャー吼えろ」のオールキャストバージョンだ。麗しの白虎・冴のまぬけな「がお」はほとんど萌えの域に達しているといってもいい。一度も見たこともないし役者の顔も知らないが、この「がお」だけで個人的スーパー戦隊ヒロインランキングではかなり上位だ。
- 12月15日
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今度のゴジラ映画のタイトルを見て、ふと過去のメカゴジラ登場作のタイトルが気になった。なんとなくどれも「ゴジラ対メカゴジラ」だったような気がしてならない。しかし、同じ製作会社なのに個々の区別がつかないなどという間抜けなことはないはず。ではどうやって区別をつけているのか。調べてみると古い順にそれぞれ「ゴジラ対メカゴジラ」「ゴジラVSメカゴジラ」「ゴジラ×メカゴジラ」であるらしい。……。ゴジラ属性の人はどうやって口頭で区別をつけてるんだ?
仕事をしながら昨日買ったCDの残りを。いまさらながらの「Tribute to あずまんが大王」は作中で流れた曲に新たに詞をつけたもの。Oranges&Lemonsの歌声が心地よい。「ハラショー!」はキングゲイナーのサントラ。挿入歌がなんとも。楽しい。
広江礼威『BLACK LAGOON』(小学館サンデーGXコミックス)。東南アジアの海賊物銃撃ちまくりまんが。巻き込まれ主人公が戦闘力になってるのがちょっと。参謀役になるんじゃないのか。眼鏡娘メイド型T1000のすばらしさについて語るのはあまりに今さらなんでまあいいや。
一時の気の迷いでUSB HDDを物理フォーマットしてしまう。あー、まったくもって終わる気配がないんですが。
- 12月16日
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細井さん主催の翻訳SF短篇ファン度調査。僕は154/160。SFMを全部読んでいれば何も考えずチェックできるし、SFMをまったく読んでいなければそれはそれで簡単にチェックできそうだが、半端に読んでいると難しそう。読んだはずだが内容を覚えていない短篇の多いこと。
少し前に買った富野由悠季:原作、長谷川裕一:漫画『機動戦士 クロスボーン・ガンダム』1,2巻(カドカワコミックスA)を読む。F91を見たことがないのでいまひとつ人間関係がつかめない。ここまでは可もなく不可もなく。まあ、序盤。
何の因果か「電光超人グリッドマン」を見てしまう。自主制作?円谷も迷走していたのだなあ。
- 12月17日
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続いて登場の翻訳SF短篇ファン度調査 オールタイムベスト(SFM98/1)版。さすがに50/50。内容もだいたい覚えている。しかしあれですね。このベストリストは89/2と違って入手難度が圧倒的に低いですね。いちばん難度の高いのでリーミイかな。これならふつうに海外SFを追ってれば20〜30はいきそうな感じ。チェックの楽しさから言っても適切な調査リストってのはこんなもんかも。
なお翻訳SF短篇ファン度調査の方は本当に票が集まってない様子。短篇の不遇に憤りを覚えつつ、そらそうだろうなあという感想も隠せない今日この頃。
- 12月18日
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つい油断して箍が外れたように本を買う。『架空地名大事典』さえ見つからなければこんなことには。久しぶりにカード使っちまったよ。
翌月の請求書の恐怖を振り払うためまんがに没入。というわけで伊藤明弘『ワイルダネス』2巻(小学館サンデーGXコミックス)。主に堀田の過去篇。やあ、ハードボイルドだね。なお、登場人物表の並び順からするとどうやら堀田が主人公らしい。てっきり芹間かと思っていたよ。
改めて読み直そうと手に取った『傀儡后』で、あとがきの冷蔵庫の中の風船のイメージが気にいった。僕も水風船をと思ったが、当然風船なんてものはない。とりあえずしばらく使うあてのないゴム製品に水をいれてみた。なんだかガバドンのようで、これはこれで愛嬌がある。手に持ってみても重心が揺らぐからか謎の感触でそこはかとなく楽しい。物が物だけに冷蔵庫に入れる気にはならないが、しばし飾っておこうと思ったことである。
- 12月19日
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吉田浩美というかクラフト・エヴィング商會『a piece of cake』(筑摩書房)を読む。吉田浩美が作った12冊の小さな本。物語以外のもののほうがイメージが膨らむ、かな。ネコとの小一時間のお茶も愛らしい「夜更かしのためのパン焼きレシピ」がいい感じ。
粟岳高弘『プロキシマ1.3』をやっと。休み休みで一月近くかかったかな。実にこうまったくもってSFなんだけど、本当におきているのは何なのか気にしはじめると読みが止まるのが難といえば難。それが楽しいんだけどね。ポルノとしての側面については諸説あるが個人的には十分実用になりました。
一歩さんの所で度調査の人数比の話。ミステリ人口がSF人口より圧倒的に多いなんてのは既知の事実ではなかったのか。むしろ度調査の結果はSFが多すぎるように思う。特に海外。度調査の結果だと国内ミステリ:翻訳SFが3〜4:1くらいだけど、本来値で10:1くらいの印象があるぞ。というわけで一歩さんはもっと諦観して良いと思ったことです。
- 12月20日
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まんがを大量に買って読む。今月はそればかりだな。
雷句誠『金色のガッシュ!!』8巻はティオ大活躍の巻と香港篇。パピプリオが別のパートナーと組んで出てくること希望。貞本義行『新世紀エヴァンゲリオン』8巻は20話と21話のあたり。最初に比べて話が早く進むようになったように思ったが、気のせいらしい。このペースなら完結まであと2年というところか。島本和彦『吼えろペン』3巻は買い逃しをいまさら。仮面編集者・星紅、大活躍。この辺から面白くなってきたのか。
黒田硫黄『茄子』3巻(アフタヌーンKC)。高間先生篇が良いのはともかくとして。巻頭の空想科学茄子漫画が秀逸。むちゃなものを書く人だよ。
漆原友紀『蟲師』3巻(アフタヌーンKC)。キャラクターでは「錆の鳴く声」の少女、ガジェットでは「硯に棲む白」の硯、物語のまとまりでは「重い実」。心に残ったのは亡くした人を諦めたとき亡くした人を永遠に失う「海境より」。きれいな話だ。
岩明均『ヘウレーカ』(白泉社ジェッツコミックス)。アルキメデスの奇想兵器に守られたシラクサとローマ軍の戦い。一篇の悲劇としてきちんと話はまとまっているが、描きたかったのは奇想兵器にさくっと殺されていく人々ではないかという疑念は拭いきれない。知られざる歴史の1エピソードとしてよくできてます。いや、まんま信じていいもんではないけどな。
やっとHDDの物理フォーマットが終わった。120GのHDDをUSB1.1経由でフォーマットすると5日かかる。これが今回の結論だ。いや、一時は本当に壊れたかと思ったよ。