過去の雑記 02年12月上

雑記のトップへ

前回へ
12月 1日
朝から二日酔い。だりだりにも程があるという状態ながら、なんとか動き帰路につく。

渋谷でBook 1stに寄り、ハードカバーを中心に大量に買う。このうち一つでも役に立てばいいのだが。って国内SFの2冊とか絶対に使えないものの方が多いような。

柏に着くとなんとか頭が動くようになっていたので、出費ついでにCDを買う。……頭は動いてなかったかも。

買ったのは「灰羽連盟」のシングルと「スーパー戦隊シリーズ全主題歌集」。灰羽も非常に良いのだが、「スーパー戦隊シリーズ全主題歌集」のすばらしさにはかなわない。懐かしく、正しく、かっこよく。どれもみなどうしようもなくヒーローソングである。ここまで正しいアルバムとは思わなかった。しばらく聴き続けてしまいそうである。

ナンシー関『冷暗所保管』(文春文庫)を拾い読み。本文はまあふつうに良いとして。竹中直人の解説がちょいとつらい。突然の死なのだから親しかった人が“語って”しまうのは理解できるが、あまりにもこの本にはあってない。もっと軽く流して欲しいところである。

12月 2日
SFM 2002年12月号考課表やっと更新。個々の作品はともかく、今月号の特集全体は好評だった様子。ビーグルの評価は過去最高ですね。本来なら、この辺で年度総括をしたいところだが、1-3月の評価も有志参加で募っているので、それが出てから。来年もこのまま行くかも考えないと。

時間がある限り「スーパー戦隊シリーズ全主題歌集」を聴く。新しさを求めながらも、あくまで戦隊であることを忘れない曲のすばらしさ。ヒーローソングはこうでなきゃいけない。ライナーノートにある作曲者の語りも興味深く、実に良い買物だった。

「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー〜」は本当にプログレだったというのは驚き。風ではなくプログレなのだな。EDはテクノ、ギンガマンはウェスタン。本当に色々と遊んでいるのだなあ。「ハリケンジャー参上!」が歌舞伎のイメージというのも興味深い。あの暴力的にかっこいい三段キメはそうやって出来たのか。

ちなみにブックレット最大の見所は裏表紙の「全戦隊レッド大集合」。中期以降は見事にどれが誰だかわからない。

「ちょっと時々ごっちゃになるねん。レッドワン、レッドフラッシュ?」
「はぁ…」
「わかってるねん。わかってるねんで? バカにしたあかん。首が白いのがレッドワン「それがごっちゃに…」
「首が白いのはレッドフラッシュです」
「わかってるねんで!」

はじめて「トリビアの泉」を見ることに成功する。しまった好みだ。見逃していたことが心底悔やまれる。とりあえず来週もチェックせねば。そうかカーネル・サンダースは遠視だったのか。

12月 3日
ああ、そんな課題もあったなあと思いつつうだうだしていたら有里さんが調べて下さいました。現代用語の基礎知識におけるヤングアダルトSF。ありがとうございます。これを見ると、あくまでヤングアダルトSFであって、ヤングアダルトでは無い様子。ジュヴナイルよりは一世代上に向けた娯楽SFという感じか。SFの“内側”で使われるうちにSFがとれてただヤングアダルトになってしまい、そのうち意味も限定されだしたというところか。そのうち識者の言葉を聞いてみよう。

安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』3巻(角川書店コミックスA)を読む。麗しのキャスバル(意味がわからない若者は「麗しのアルテイシア」を検索すること)はみなかったことにするとして。民間人のエピソードの巧みさに脱帽。188ページへの流れだけでも金を払う価値があった。どんなに派生物が作られていこうとも、この「ガンダム」こそが本物という力強さがある。

派生物ついでに長谷川裕一『クロスボーン・ガンダム』を途中まで買ってきてしまった。急いで読むのはもったいないから、読むのは余裕が出来てからにしよう。

ANIMAXの「ナッキーパンチ」を見てしまう。星矢は「美少年アニメの原点」らしい。美少年アニメってジャンルだったのか。……ジャンルのような気もする。それはそれとして。加藤夏希は星矢を見たことがないらしい。それはまあ、わかる。しかし母親がはまっていたというのは。星矢世代って、もうそんな歳なのか。

12月 4日
翌日の朝食を求めて立ち寄ったコンビニで「巨乳蒸しパン」という文字に目を疑い、しばし呆然とした後「豆乳蒸しパン」の見間違いと気づく。そんな廃れた日々を送る昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。それほど忙しいわけでもないんだがなあ。

荒んだ心を、遅々としたストーブリーグの展開が責め苛む。斎藤隆の去就はともかく、4番ファースト(orライト)と6番ライト(orファースト)がどうなるかはとっとと決まらないものか。他チームが着々と戦力を整えていくのを横目で見ながら今日も進展が無かったとため息混じりにスポーツ紙を閉じるのはもう飽きた。

なんて言っていたら「HR」をまた見逃した。くぅ。かくなるうえは「灰羽連盟」だけでも確実に抑えなければ。

そんなわけで近況は速報モード。後日気が向いたら補完するかも。というか多分する。

12月 5日
「スーパー戦隊シリーズ全主題歌集」を聴きながら通勤。カラオケで人が歌うのしか聴いたことがなかったあの曲この曲がこんなにかっこいい歌だったなんて。カラオケ行きたい熱がじわじわと増殖中。土曜昼とか土曜深夜とか。と、書いてみる。

ついに作ってくれる人が現れました。というわけでV林田さんの国内SFファン度調査。僕が欲しいと思っていた機能は概ね装備の上、作者紹介までついてくるという嬉しい実装。もちろんオンライン書店への注文機能付き。必要にして十分という感じ。ラインナップは微妙な作品の混ざり具合も含めてそれなりに妥当という印象。ときどき、あれ?と思うけれどもそこはそれ。

ちなみに僕は95作品でした。100は越えたかったが。

12月 6日
すでにどこで見つけたのかも不明な真冬の悲劇。冬場には起こりがちな事故ではあるが。鴨猟に向かうハンターにはもう少し注意してもらいたい。

GBA版BPPBのデータを調整。新外国人が決まらないため、スタメンの組みようが無い。どうしたものか。今、僕の心を占めるのは、9割までが来期のオーダーだ。 < おい

12月 7日
夕方からユタのふりをしてルノアール。今日の参加者は高橋良平、林、大森望、添野知生、志村弘之、柳下毅一郎、堺三保、福井健太、さいとうよしこ(概ね到着順、敬称略)。主な話題はSF全集大放出、ポケミスの山、最近の映画、このエス結果、国内SFファン度調査、どの調査も40冊弱、年度ベスト(映画)、空気の読めない人、ウースターソース、このミス、最近の幼児雑誌、MADテープの起源・栃木説、MangaAnimeDoukoukai、SF映画ランキング(集計担当)など。おともだちにハリケンジャーや龍騎が載っているのはわかるが、東京ミュウミュウはさすがにいかがなものか。

帰りがけに買ったまんがを読む。

能田達規『オレンジ』6巻(少年チャンピオンコミックス)。シュバルツ篇後半からホーマー来日まで。熱いよ、熱すぎるよ。悲劇の予兆で終わってるあたりも、また。本誌で今後の展開知っているからなあ。ともかく、サッカーを知ってるとか知らないとかそんな細かいことはどうでもいいから読めと言いたい。

安達哲『バカ姉弟』2巻(講談社KCDX)。こちらはまた見事にまったり。なるほど地主の子供だったのかとか、それだけの財力がありゃあなあとか裏にはドロドロとしたものが流れていそうだが表には一切見せない。この匙加減はさすが安達哲という。そばかす眼鏡の作家のおねえさんが個人的にとってもツボでした。電話で『人間嫌い』を読んであげるおねえさん萌え(←ああ、使わないと星に誓っていた表現を!)。

12月 8日
新発見。雪が降ってる夜中の2時に、裸足につっかけで外に出るといくら千葉でも寒い。涙出るかと思いました。

昨日、添野さんに教えていただいた唐沢なをきの新刊を買ってくる。というわけで。

唐沢なをき『バラバラくん』1,2巻(偕成社)。福音館の絵本雑誌に連載されたものの加筆訂正版。正真正銘、唐沢なをきの絵本。でもやってることはまったくもってあいかわらず。コストパフォーマンスは確かに悪いが巻末の図解だけで元が取れたような気がする。気がするだけかも。

12月 9日
ひげを剃っていたらなにかの加減で電気髭剃りの中に溜まったひげの粉が舞い上がり目に入ってしまった。水で目を洗うと寒いので涙で流す作戦に出たのだがどうもいまいち。半日以上経ったいまでも目がごろごろするよ。ひょっとしてとっとと洗っておくべきだったのか。

そんな些細なことはどうでも良くなるくらい一日中寒い。それはもう何かの嫌がらせとしか考えられないくらいに寒い。だれだ今年は暖冬だなどと予報した奴は。

そんな些細なことはどうでも良くなるようなニュースが。横浜の新外国人決定。大リーグ最弱の呼び声高いタンパベイで3番一塁を守った28歳、スティーヴ・コックスと、韓国リーグ斗山の主砲タイロン・ウッズ。守備位置が被るので同時には使えないのが難だが、そこはそれ。保険が利くのだと納得しよう。これでやっと予想オーダが組めるよ。

というわけで現時点の予想オーダは、6石井 4種田 7鈴木尚 3コックス 8古木 5村田 9多村 2中村。外野はえらいことになっているが内野が落ち着く分でなんとかなるか。しかし不安の多い打線だなあ。主軸が全部左って。中日相手には勝てそうも無いぞ。
#他なら勝てそうというわけでもない。

12月10日
コックスのタンパベイでの打順は4番かも。っつーか多分4番。後追いで検索かけようとすると外国リーグの打者の打順というのは結構調べにくいことだ。

寒い。泣きたくなるほど寒い。筑波の最低気温予報-9度って。

次回へ

このページのトップへ