過去の雑記 03年 2月

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2月11日
高橋葉介『恐怖症博士』(チャンピオンコミックス)。さまざまな恐怖症を解決する恐怖症博士の活躍。迷走が終わり、方向性が見えてきたかというあたりで終了してしまったので特にこれということはなく。作者にしては凡庸なシリーズ。中盤以降のリリカルだったり、ハートウォーミングだったりする回には光るものもあるので、ファンならチェックする価値もあるか。同時収録の「穴」は、「死体を埋める穴を掘るとそこに死体が」というシチュエーションを展開した短篇。高橋葉介の読み切りには、こういう「ひとつの状況を生のまま描く」短篇がけっこうあり、それが意外と印象深かったりするが、これもそう。少なくとも一見の価値はある。と、自分を慰めてみても外れは外れか。次に期待。

突然、うすた京介『ピューと吹く!!ジャガー』1,2巻(ジャンプコミックス)なぞ読んでました。面白いんだけど、買って読むものではないなあ。

2月12日
/.jより宇宙の年齢は137億歳。いままでも150億くらいという話だったのだから、そんなに驚きはないな。それよりは宇宙は平坦だと分かったことの方が驚きかも。「ほぼ平坦」で「ビッグ・クランチは魅力があるけど、多分、開いてる」という話で聞いてたんで、「閉じてない」は当然と感じるんだけど鞍型じゃなく平坦というのは。曲率が0ぴったりって、ほんの少しプラスとか、ほんの少しマイナスに比べるとかなり特殊な状況のような。本当に真値で0なのか? ←一次情報に当たらないいいかげんな発言

反発力のメインが宇宙項というのは本当に驚きですね。復活しつつあるとは聞いていたが。ああ、なんか宇宙論の現状は面白そうだなあ。なにか教養書を読んでみるか。

2月13日
能田達規『ORANGE』7巻(少年チャンピオンコミックス)。おたく助っ人(ある意味)大活躍篇。チームプレイを考えず必殺シュートを打ちまくるMFがいかに迷惑かという話。このまんがはフィクションであり特定のまんがとは関係ありません。

『ORANGE』のついでにカバ絵ーを信じて買ってみたのが『ソラリウム』。中身の絵柄を見て複雑な気分になっていたら、「絵はともかくまんがとしては」という感想に行き当たり読む気がやや萎えてしまった。でも、読んでみると面白いかもしれないから、そのうち読もう。そのうち。

2月14日
縁の無いイベントの日。後悔ばかりが浮かんでくるので、今日は存在しないことにした。あんなことを言わなければ。あんなことをしなければ。悪いことをした。申し訳ないことをした。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

1年以上前のことを、相手もいない場で謝っても何にもならないってば。

2月15日
飯を食いに行ったあと、「二つの塔」先行オールナイトを観る。エピソード、キャラクターレベルはともかく、原作の精神は確かに生きている。この滅びの予兆こそ指輪だよ。うんうん。活劇の派手さも期待以上。体調が良いとはいいがたい状況で、最初の5分以外眠気の欠けらも感じなかった。すごいぞ、PJ。ただ、積み残しが多いのは気になるところ。この調子では「王の帰還」は5時間必要になりそうだ。やはり、あれか。ホビット庄の乱は無かったことになるのか。できれば、SEEで補完を。四枚組み8時間でも良いから。

2月16日
諸般の事情が溜まっていた債権を取り立てに来たので心の底から何も出来ず。いろいろと反応する振りをしてみたい話題もあるのだが、いかんせんそんな余分な気力はどこにもない。

危険な相手に捕まらず、良いことなのかもしれない。

2月17日
地球礁感想リンク集大幅追加。意外と読んでいる人はいるものだ。こんなに読者がいるのに、なぜ僕の目の前でこの本を手に取る妙齢の女性はいないのだろう。

気がつくと体重が3kg増えていた(ような気がする。体重計が不正確なのでよくわからない)。去年の春以来、酒の量が極端に増えているからなあ。体型が変ることを許容できるほど経済力に余裕がないので痩せる努力をすることを決意。とりあえず、バーボンを飲むときはつまみを食うのを止めよう。< それは体に悪くないか

はじめてWizardry #1に触った15年前からの幻のアイテム、SHIELD+2をついに発見!!「どーして、たかがSHIELD+2が出せね〜〜んだよっっ!!」と冬の日本海に叫んでしまうほどの幻のアイテム。なんの役にも立たないとわかっていても、やはり嬉しい。しかし、出現箇所を知っているとこんなに簡単に見つかるものだったとはなあ。基本は重要ということか。

えー、こなみ詔子の『鈍色幻視行』1,2巻(アスカコミックス:表紙買い。妖怪ハンター物としては並。買うほどではなかったか)とか、長田裕幸『歯車競争』(九龍コミックス:前作を発単行本と勘違いした罪滅ぼし。やはり若いです)とか、安田弘之『冴木さんってば…』(F×コミックス:若い頃から頭良かったんだなあ)とか、あるまじろう『猫のゆりかご』(Zコミックス:表紙と中身の絵柄が大分違う。悪くはないか)とかいろいろ買いました。ほとんど読めてないのが、どうにもこうにもだ。

2月18日
朝から体調が悪く、一日中「いるにはいる」という状態で作業。それくらいなら帰ったほうがマシという声もあろうが、いないと進まない作業もあったので低レベル運転を敢行したという。一応、それなりになんとかしたあたりで帰宅。年とともに順調に胃腸の状態は悪化している。

帰宅後も当然のようにテンションは上がらず。のんべんだらりとWizardry #1を進める。MURAMASA BLADE!、BLADE CUSINART'など、ゲームを一気に楽にするアイテムが出たのに感動すら起きず。どうも本格的に気力が無いらしい。こんなことではいけない。やはり景気付けに、別パーティーを作ってプレイすべきか。 < 20年前のゲーム以外にやることは無いのか

2月19日
千葉ロッテに入団したR.R.ローズが心労のため退団。二年ものブランクがある選手だけにどうなることやらとは思っていたが、まさかシーズンが始まる前に退団とは。横浜マシンガン打線の核として思い入れのある選手だけに、晩節を汚す形になったのが残念。しかしミラーに来日前に逃げられた中日といい、このロッテといい、よくよくついてない。中日はなんとかオチョア獲得が間に合ったからまだいいが、ロッテはどうするのだろう。こうしてみるとコックスが怪我をしても、一応、ウッズがいるうち(横浜)はまだ恵まれているのか。

帰りがけにイダタツヒコ『美女で野獣』2巻(サンデーGXコミックス)を買う。作者が作者だけに伝奇かホラーに振れるかと思いきや、1巻の流れのまま一話完結のキャットファイトまんがに。女子高生が、小学生とバニーのコスプレで格闘したり、スクール水着でバトルロイヤルだったり。圧倒的な世界構築力を誇る伝奇ホラーの達人の才が勿体ないという思いと、でもそれなりに面白いし楽しそうだからいいか、という思いが交錯し複雑な気分。いいか面白いから。

「ガンパレード・マーチ」第二話を見る。うーむ、これが緊張と弛緩という奴か。「戦時下の学園生活」という基本設定からすれば、これくらい力を抜くのは当然とは思う、思うが、一話前半の悲愴さの方が好みであるのはどうしようもないところ。とはいえ技術に劣るということはなく、しばらく追う気力は持てそうである。

RING OF HEALINGも出ました。Wiz#1。GARB OF LORD'S の2個目を拾ってしまったので、+持ちが3人だ。あとはしばらくアイテムの落穂拾いをして、次代パーティーに財産を渡して、#2に移動すればOK。なんだけど、残り5種類の時点で、AMULET OF MANIFOが出てないというのは哀しい。こんなどうでもいいアイテムが、最後になったりしたらやだなあ。

2月20日
谷山さん(2)の日記に「マイナスイオン発生器の元ネタは『ユービック』」というネタが(日記の過去ログはまだ存在しないので掲示板の関連発言にリンク)。ディックがどんどん現実になる世界というのは、あまりにディック的で嫌過ぎる。

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