- 12月11日
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帰りのバスで、ゲームをする高校生を見た。男子はクラスの人気者風、女子はムードメイカーっぽい。はじめはしりとりか何かかと思ったが、どうやら山手線ゲームのようだ。互いにアニメのタイトルを言い合っている。そこまではいいのだが、女の子の挙げるタイトルが「魔法騎士レイアース」だの「ちっちゃな雪使いシュガー」だのと微妙なラインナップなのが気になった。しかも必ずフルネームだし。ノンケのように見えたのだが、その筋の子だったのだろうか。世の中、なかなか侮れない。
それはそれとして。アニメタイトル山手線ゲームなんてやったら、いつまでたっても終わらなくてゲームにならないよなあ、などと思ってしまった自分に哀しみを感じた今日この頃です。
- 12月12日
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『ミヨリの森』を眺める。巻末の参考文献に五十嵐大介の名を見つけてから、小田ひで次の絵柄が五十嵐大介に見えて仕方がない。なんとかならないものか。
世界をはかる天才たちを観たり観なかったりする。ピラミッドをメインに人類の“はかる”技術の進歩を追う科学番組。意味もなく登場する手塚キャラは観なかったことにするとして。科学翼賛系として良いプロパガンダになっていた。こういう翼賛番組はもっともっと出てきて欲しいね。
同時に金曜エンタテイメント「爆笑問題の楽しい地球」も観たり観なかったりする。コントのBGMに「Always look on the bright side of life」を使うなど微妙にモンティ・パイソンを意識している様子。コント自体は日本のバラエティ路線でモンティ・パイソン系スケッチの味は微塵もないあたりが、なんとも。
- 12月13日
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近所の書店の文庫棚が完全作者あいうえお順になってしまったことに気づく。慣れてると出版社別の方が圧倒的に使いやすいので、この改変は残念だ。利用頻度が低ければ、著者順の方が便利というのはわかるが。しかし、ちくま文庫までばらすのはやりすぎだろう。
他人事なので多くを語る気はないですが。入来騒動を見るにつけても、三山代表は面白すぎます。
心の底から牛という気分だったので、近所のステーキ屋に一人で入り、ビールとステーキセット。あまつさえチョリソとバーボンまで食べたり。必要量を遥かに越えてアミノ基を摂取した一日。通風にならんように気をつけないとなあ。
- 12月14日
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やらねばならぬことがあったので切羽詰るまで、寝たりビデオを観たりして神経を集中する。
そんなわけで付き合えず申し訳ない。> 堀川(12)
- 12月15日
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阪神と横浜の間で揺れているふりをしていたFAの下柳が断ってくれた。非常にめでたい。無茶な勝負を続けたおかげで、防御率5点台の投手とは思えない額まで行っていたからなあ。結果的に阪神に無駄金を使わせたという面からも、大変良い無補強であった。無補強はこれで十分だから、今後は補強も狙って欲しいところだ。だから、ムーアだってば、ムーア。投手として役に立たなくても、左の代打の2枚目として使えるんだからお買い得だって。あの打棒を埋もれさせないためにも、パリーグ行きを防がなくては。
- 12月16日
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夜中に腹が減ったので、部屋にあったバーボンを飲みきる。これで部屋の中には飲料用アルコールが一滴も無い状態。なんて健康的なんだろう。
Knob Creekは大変美味かったのでまた買ってこよう、と次回購入用のメモ。
- 12月17日
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定時ちょい過ぎにあがれたので、久しぶりに書店に寄り、いくつかお買物。TKSC勤務の何が辛いって、普通に帰るとまともな書店に寄れないのが一番辛い。中野や竹園なら昼休みに寄れるのに。
一條裕子『すてきな奥さん』(フリースタイル)。アフタヌーン掲載の「俺について来い。」「蔵野婦人」に書き下ろし「すてきな奥さん」を加え、ひとつの作品として再構成したもの。例によって例の如く、日常に対する身も蓋もない視線が痛快。延々リアクションの仕方に困る長話をする隣の奥さんの話「蔵野婦人」の結末には驚かされた。今回もまた高いレベルで安定した出来。やはり「一條裕子に外れなし」の法則は健在。
- 12月18日
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帰り道、持ち歩いているハードカバーを読むだけの気力がわかなかったので、久しぶりにNumber 591号を購入。松井秀、朝青龍、川相など、読むべき記事が多かった。なかでも心に響いたのが、小川勝「スポーツを数字で読む。 83回 観客動員を考える。」の、今季のJリーグ、プロ野球観客動員15傑表。横浜ベイスターズは20486人/試合で、14位。鹿島や大分より客が入らないとは。背景人口を考えるとあまりにも悲しい事実である。
最初にこの表を見たときには、「プロ野球の最下位、近鉄と15人差のブービー」と読んでしまったのでより衝撃が大きかった。Jリーグのクラブ7チームがランクインしているから、あと4チームは下にいるのだな。よかった。オリックス、ロッテ、日ハムより客が入っていないのだとしたら悲しすぎるものなあ。ところで。表にないのでわからないのだが、広島カープとサンフレッチェ広島はどちらが客多かったんだろう。
ムーアは本気で取りに行かない気配。もったいないなあ。あんなに打てる投手、めったにいないのに。投手が好打者の試合は、それだけで楽しいじゃないか。
- 12月19日
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夕食に関東煮を食べる。メニューの説明には「おでん」と書いてあったが、赤味噌が使われてないのだから、おでんなわけがない。なぜ、そんな単純なことがわからないのだろう。「おでん」は「おでん」であり、「関東煮」は「関東煮」だ。「中華飯」を「中華丼」と言い張ったり、関東の人間は物の名前を知らないので困る。
録り溜めていた先々週の土曜のアニメを消化。「プラネテス」はユーリとデブリの話。クライマックスで物事が起こるスピードは気になったが、これは原作準拠なのでテレビ版にだけあれこれいうのはフェアじゃないだろう。良い話として、ふつうに楽しめた。やはりタナベが前に出ないと素直に楽しめるな。
「ふたつのスピカ」は順調。媒体のせいか、原作よりも自然に見られる。
「鋼の錬金術師」は捨て回。錬金術師同士の対戦が多いアニメ版だと、「体に刺青があれば練成陣はいりません」という設定のせいで、「真実を見たので練成陣不要」というエドの天才が死んでしまっていることがよくわかるな。
- 12月20日
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夕方から、猫の人の部屋で鍋。触れたもの皆に匂いの刻印をする呪われたアプリコット・ブランデーをふるまってしまったり、悪の限りを尽くしつつも楽しんだ。猫の人の部屋は、猫柱だの、猫用中2階だの、猫用2階部屋だの猫設備が充実しており、非常に興味深い。なるほど、部屋を縦方向に使えば、これほど猫空間が広がるのか。最近の猫事情では常識なのかもしれないが、旧態然とした猫空間しか知らない身では、大変勉強になった。犬者なんで、この知識が役に立つことはないと思いますが。
ああ、犬飼いたいな。犬。柴の雑種。庭で。
宝籤でも当らない限り無理だ。しかも、宝籤は買ってないし。