過去の雑記 03年12月

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12月21日
たぶん、寝てた。

12月22日
昼までであがり、SFオンライン残党系忘年会に参加。半休までとった以上、余裕で間に合うはずと思ったら、ついSRWα2の2周目を進めてしまい遅刻するという落ちが。世の中、どんな落とし穴が待っているかわからない。

忘年会の後、有志でカラオケ。HOS起動画面に始まり映画の名場面をひとわたり抑えつつ歌詞との連携も忘れない、完璧な出来の「約束の土地へ」BGV(機種名は確認していないが、たぶんHyperJoy V2)に、参加者一同で感嘆する。これぞ、プロの技。P1のファンは必見ですよ、ええ。

04年2月17日記:掲示板で須藤玲司さんのツッコミを受けました。このPVはパトレイバーミュージッククリップ集に収録されてるもので、作成者はその筋では超超有名なひとなんだとか。詳細は04年2月17日に。

12月23日
昼頃起きだしていろいろと仕事を進めるはずだったのだが、ただただだるかったので半日寝て過ごす。一応、2周目のSRWα2だけは最終面直前まで進んだ。逆シャア面なので、“あの”無理落ちが再現されている。何度見ても、この落ちには呆然とする。プラネテスの考証程度でいらついていた自分の心の狭さを深く深く反省させてくれる、すばらしい落ちだ。これに比べりゃたいていのものは許せるよなあ。

12月24日
朝っぱらから、「こまわりくん、38歳の会社員として復活」などというたちの悪い冗談を聞かされるのは、前世で何か悪い事をしたからでしょうか。

「ちょっとちょっと(T_T)」というSubjectで、本文に「せっかく掲示板みてメールしたのに、何で返事くれないのよー からかってるの?(T_T)」とだけあるメールを受け取り困惑する。spamの類なのはわかるが、どんなリアクションを望み、それにどんなメリットがあるのかがわからない。返信から生きているメール・アドレスを拾うのが目的ということか。背後の意図はなんにせよ、Fromアドレスでgoogle様にお伺いを立ててみることで、spamということに確信は持てたので放置は決定。

「メリークリスマス((o(^-^)o))」というSubjectのspamが来る。こちらは、女性からの個人宛メールに見せかけポルノor出会い系サイトに誘導するというわかりやすいspam。ただ、「イブなのに一人だよ。今ピザ頼んでる(笑)」という書き出しに感心したので取り上げる次第。クリスマス・イヴ限定の本文を用意するとは、なんてまめなんだ。本気で偽装したいなら、loveaffairなどという意図丸わかりのメールアドレスの方をなんとかすべきだと思うが。

12月25日
日々是魚を蹴る 12/25より、世界の言語の数体系。複雑度最高にランクされたグワンダラ語ニンビア方言の数体系に注目。なんと、完全12進体系。これだけで伝奇小説のストーリーが浮かんでくるような。世界に散らばる12進法の名残を追ううちに、この原語にたどりついた主人公。現地の証拠から、6本指の古代民族の存在が浮かび上がる。落ちは、宇宙人と古代の超種族のどちらがお好み?という感じで。ロマンだ。 クリスマス・プレゼントとして、安田ママさんにいしいしんじの『トリツカレ男』を戴きました。多分、読むのは来月半ば以降になると思いますが、きっと読みます。たぶん、きっと。おそらく。えーと。いやほんと必ず。

12月26日
てなわけで予想もしないうちに発表になってしまいましたSFM読者賞。

海外部門がグレッグ・イーガン「決断者」というのはちと驚き。イーガンにしてはいま一つと思っていたのだが、あの程度でも受け入れられるのか。ふーん。他は、まあそんなものですかという感じ。「ディスチャージ」は長さと掲載号がマイナスになったかな。僕と細井君が、褒めながらも投票しなかったのが問題という気もする。

国内部門のトップ、小川一水「老ヴォールの惑星」というのは納得。しかし、4位の「膚の下」というのはなんなのだろう。連載の途中から途中がそんなに面白いというのか。投票者の意見が聞きたいところだ。

イラスト部門はこれ以外ないだろう。扉絵の山本ゆり子が2位に入ったのも嬉しい。

ひとつふたつを除けば納得の結果なんで、こんなものだろうとは思うけども。きっと、投票者が増えるともっと納得感が増すに違いない。というわけで、投票しようと思って躊躇している人は是非ともご参加をだ。

いや、僕は投票してないんだけどもな。

12月27日
夕方から、西葛西で西葛西系忘年会。毎回、大森さん御一家と堺さんには大変お世話になり本当にすまんことです。

耐久挑戦の決意を語る人に共感したり、英才教育の精華たる社長のその筋っぷりに感心したり、ギララと格闘したり、中村君と諦めず戦い続けることを誓い合ったりした後、有志と麻雀に。しょせん、対人麻雀経験が両手の指という程度では、百戦錬磨の雀士の相手になるわけが無い。って、せっかくトップなのに、オーラスで2位の危険牌を切ってるようじゃ、それ以前の問題ですな。二度打って、3位、2位。計マイナス17というところで、2抜けとなったので、そのまま宴会組に混ざりに行く。柳下さんへの雪辱を誓っていた福井さんの邪魔をしただけに終わってしまい大変申し訳なく思ったが、この借りはいつかお返しするということで。

宴会では、すっかり人間だか猫だかが出来てきたテツヤを眺めたり、コハマさんに遊んでいただいたり、颯爽と難題を解決して宇宙の人の株を上げたりして過ごす。アバレンオーを恐竜形態にしてから、ロボット形態に戻すことが本当に難題かどうかはともかく。しかし、あれですね。最近の戦隊ロボは変形ギミックが凝ってますね。腰関節の処置なんて、感動物。

その後、カラオケ。素DAM((C)カラオケ番長)ということで、選択幅が大変狭く微妙にストレスが溜まることでした。それでもラストに良い歌が聴けたので良し。

「老人がビルから落ちそうになる話はDVD『チェコアニメ新世代II』(コロムビア COBM-5240)収録です、M村さん」というのは、ここで書いてもしかたが無いのか。砂の上の足跡と音だけでドラマを描く「足跡」、少女の書いた絵がそのままのタッチでアニメーションする「おたふく風邪」など技巧が走るプロハースコヴァーのアニメを収録した『III』もお薦めですよ。みなさん。
#誰に向けた文だかわからなくなっている。

12月28日
夕方から、アンサンブル忘年会。12時間ばかり前に会ったばかりの人が何人かいるというのはなんだかな。

久しぶりの方や、はじめての方もおり、いろいろと話してみたかったのだが、気がつくと12時間前に会ったばかりの山岸さんの向いにいたりするのだった。いや、ほら、山岸さんとお会いするのが嬉しくないわけではないですが、徹夜カラオケ明けに再びというのではありがたみが。それはそれとして。yama-gatさんの姿を拝めたのは収獲。なるほど。

2次会にパセラでカラオケ。先日感動した、HyperJOY V2版「約束の土地へ」を歌い、人々に無理矢理鑑賞させる。一年限定という話もあるし、やはり機会があるなら見ておくべきだと思うのですよ。だから、そんな酷いことをしたのではないはずだ。たぶん、きっと。

2時間半ばかり歌った後、まだ歌い足りないという気分の人がごく少数いたので、徹カラに突入。パセラのナイトパックが空いてなかったので、別の店に入ったのだがこれはやや失敗。パセラの方が三割近く安かった。不景気の折に無意味な出費を強いてしまい、大変申し訳ないことである。総合カラオケではなくHyper JOY V2そのものになったので、絵が確実に出るようになったのが、せめてもの利点か。

そんなわけで、ギミックいっぱいでおもちゃのようなHyperJOYのリモコンをいじくりまわしつつ3時間ほど。歌自体は十分楽しめました。収獲は、「1st Priority」のBGV。「約束の土地へ」に匹敵する完成度。このツートップには劣るが、「コンディション・グリーン」「未来派Lovers」もなかなか。それぞれ、テレビ版、旧OVA版から画を引いており、どのヴァージョンも同じ画が流れるエヴァあたりと比べると遥かに良く出来ている。

12月29日
二日酔いだかカラオケ疲れだかでだらだら。飲み会とカラオケの誘いを断って仕事に集中するはずだったのだが、果たせなかった。この恥じる気持ちを明日のばねに。

ケーブルの番組表に「The History of Nippon Animation」なる項を見つける。「日本のアニメーション史か。戦前のアニメとかあるといいな」とわくわくしつつ見てみると、いきなり「フランダースの犬」が。日本アニメーションの作品史だった。これはこれで面白くはあるが。が。

技術評論社から『史上最強科学のムダ知識〈@〉Science』なる本が出ていたことを知る。理系テキストサイトの高峰、hirax.netの本であるらしい。「ムダ知識」というフレーズに微妙にもにょるとことはあるが、hiraxの本なら内容は大丈夫だろう。明日か明後日にでも探してみたい。

12月30日
村枝賢一『RED』14巻(講談社アッパーズKC)。対テレンス決着。あと2,3巻かなあ。

真島ヒロ『ましまえん』1,2巻(講談社KCDX)。『RAVE』の作者による短篇集。僕が、もう20歳ほど若ければ作品は楽しんだかもしれない。自分の趣味嗜好を前後に延長する限りでは、著者による作品解説を楽しめるとは思えない。そんな感じで。

鋼の錬金術師13話を観る。大佐対エルリックにネコ、ブラックハヤテ号を絡めたコメディ色の強い回。短篇二本に四コマを加えて作ったとは思えないまとまりの良さで、時間帯変更に気づかず15分欠けてしまったのがほんとうに残念。

「ウルトラQ」の一挙放映を中盤から観ている。全篇コメディタッチの「地底超特急西へ」、五〇年代SFテイスト全開の「バルンガ」と傑作が多い。東京の上空に浮かぶバルンガの不気味さは筆舌に尽くし難いものがある。

12月31日
昨日、四苦八苦して作成した年賀状を投函。なにをどうしようと黒い文字が印字できないという問題にさんざん悩まされたが、赤茶色で印字するという方法でなんとか解決した。次の印字機会までにはプリンタ・ヘッドを交換しておかないと。

時間を盗んでゆうきまさみ『鉄腕バーディー』3巻(小学館YSコミックス)を読む。対オンディーヌ編。バチルスが生き残っていたり、サラマンデル、オンディーヌの同系機が新たに2機(おそらく、ノームとシルフィードなのだろう)登場したり、書き直しではない新作として読めるようになってきた。めでたい。

ウルトラQの後半14話を録りっぱなしで録画しつつ、年越し宴会へ。文化史や、地域ごとの文化格差(まあ、言ってみれば)の話などをしつつ5、6時間ほど。年始増発の便で帰宅。

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