
カラーリバーサルの個性を知る
フォトテクニック9/10号より抜粋
フジクロームベルビア、ISO50 |
メリハリのきいた鮮やかな色合い |
コダクローム64プロ、ISO64 |
もっとも地味な発色をする、深みのある色が出る |
フジクロームプロビア100プロ |
記憶色に近い、やや鮮やかな発色 |
コニカクローム森羅100ハイグレード |
暖かみのある少し落ち着いた発色で、フワッとした描写 |
エクタクロームダイナEX100 |
柔らかい調子で中間色がきれいに出る。
猫の毛の質感や微妙な色を表現するのに良い。 |
私が初めて購入したリバーサルフィルム:粒状性が凄いらしいぞ!楽しみ。
フジクロームプロビア100Fプロ |
発色はナチュラルでカラーバランスが良い
ISO100版ベルビア?かといってベルビアのような派手さは無い。 |
フジクロームプロビア400Fプロ |
100Fプロの高感度タイプといったフィルムらしい |
- カラーリバーサルは、現像したフィルムが完成品となる。
- 種類はデーライト(D)とタングステン(T) 普通の撮影はDでOK。
Dは色温度5500K(昼光)の時に忠実な発色をするように作られている。
- 一般に感度が低い物=粒状性が良く、高感度になるにしたがって悪くなる。
- ISO100:中感度、ISO400:高感度
感度が高い=少ない光で撮影できる、絞りを絞り込んだり、早いシャッタースピードを使用できる。
- リバーサルフィルムの仕上げは、マウント仕上げとスリーブ仕上げの2種類
気に入ったカットはスリーブから切り出してマウントするのが一般的。
- リバーサルからのダイレクトプリントは、カラーネガからのプリントに比べると、コントラストが高めになる傾向がある。
リバーサルを使うからには、露出を勉強しないとダメだーーー。そこで露出についてまとめてみました。
- 露出計は、被写体の標準反射率が18%であることを前提として作られているので、それ以外の反射率をを持つ被写体でも
反射率18%相当の明るさに再現しようとするために、適正な露出にならない。
そこで
白い被写体⇒+補正
黒い被写体⇒−補正
- フィルム上に、中間の濃度で再現したい部分を測光すれば良い。標準的な反射率の部分を測光しAEロックする。
画面内のどの部分が標準反射率なのかを見極める。
例:白いコスチュームを着て黒い背景の前に立った人物を撮る場合
・人物の顔をスポット測光する。
・白いコスチュームのハイライト部分を測光し2段の+補正をする。
- 淡い色調の被写体の場合は、+1/2〜1段
白い被写体なら+1〜2段の露出補正を。
- 画面内に占める主被写体の面積が小さく、周囲や背景が暗いときにはマイナス補正を。
- 光の印象を際立たせたいときは、マイナス補正を。