現在、電車の中で、「絶対に非を認めない人たち」(著者・精神科医 斉藤茂太 出版社・祥伝社)を読んでいます。
この本の中に、2、『すみませんを妨げる。環境と条件』という章があり、『「謝罪」より「釈明」に終始する「肩書き」のある人たち』という項目では、「外務省の官僚をはじめ、政治家や警察、大病院、大企業、学校などの不祥事が絶えませんね」という書きだしで、「肩書」が一種の防波堤になって「すみません」を言いにくく、または言わずにすむようにさせているのです。と書かれてありました。
そして『大きな組織になればなるほど、素直に「すみません」と言いません。これはやはり「自己防衛」がはたらいていることによるのでしょう。嘘をついてでも、自分を正当化しようとするわけですね。交通事故を起こしたとき、弁護士が当事者に対して「簡単に謝ってはいけない」とアドバイスすることと同じです』と解説されていました。
で、こういう人たちと付きあうには、という解決策は書いていなかったのですが、謝罪もできない方達には、人の目は冷たいということが書かれてありました。よかったら、皆さんもご一読を。
私は、「非を認めない」のだから、認めてもらう必要なし。「認めておいたら楽だったのにね。あら残念でしたという具合に誘導するしかない」と思っているのでこのHPをやっています。注意・家族や身内、知りあいとのもめ事は絶対にやらない方がいいですよ。
近頃、色んな裁判を見たり聞いたりしていますが、「どうして、ここまで書かれないといけないの!?」、「どうして、こんな嘘ついてくるの?」と原告さんたち驚いています。
その度、私は、「そんなん当たり前。窮地に立った奴らは嘘つくのよん」と、「精神状態を無茶苦茶にされる前に、都合の悪い方は嘘をつくものだと諦めて、嘘なら、淡々とクローズアップして笑顔か笑い飛ばしながら対応。相手には決して怒り顔を見せてはならない。不安にさせなきゃ、簡単に落せない。細かい嘘が書かれているところほど、相手がつかれて一番痛い部分であり、そこにミスがあるってもんよ。そこをついてついて突きまくれ!」と原告心得をアドバイス。
心理学によると、相手はこちらが怒っているであろうシチュエーションの時には、睨みつけられたり怒鳴りつけられると安心するらしい。できる限り平常心を保ち、その都度の書面から相手の心理を読取り、その時その時の相手の期待する態度を考えることが大切だと思う。
OL時代、嘘つくお客様とほぼ5年間、連日平均2、3人のお相手してきました。
会社勤めでずっと感じていたのが、「人って金絡むと恐いなぁ、その場逃れの嘘しかつかないなぁ」ということでした。仕事中は常に、「とりあえず、裁判所に送り込まないといけなくなった時の証拠だけは押さえておくか」と日時と発言をメモメモ。嘘つきさん目の前にして、騙されたふりしとくか突っ込むべきかとか考えていました。
私は、被告医師以外に数名の医師、看護婦がつく嘘はとっても面倒だけど、同業者の目に触れられる環境に置くとイチコロと見込んだから、ネット公開を思いつきました。
裁判所は忙しすぎて証拠も見るヒマがないような激務だと知り、医療訴訟は、原告が勝てないようになっているという噂もあった。
事件を変な思い込みで見られていたら時間と金の掛け損だろうから、ネット公開は一石二鳥、いや二鳥、それ以上ものがありそうと予感しました。
ネット公開は、合法なのかも調べました。著作権法、目を皿にして項目追いました。コンピュータ関連の訴訟がまず一番に流れて最高裁は咎めなかったという記事を見つけGO!
ネット公開は、裁判所は苦々しく思っても、その他メリットだらけの予感は的中。
裁判が始まってしばらくして、ずっと続いていた脳裏に描かれるフラッシュバックがピタッと止まり、食欲も回復。病院側の書面が出される度、医療従事者の方達からツッコミ所メールを戴いたおかげで以前よりも元気にさせて戴きました。ホント、救ってくださった皆さんありがとうございました。
しかし、提訴前にはある程度の病院側の嘘は覚悟していました。
書面に嘘があればあるほどラッキーだとは思いましたが、私の想像以上にびっくりする嘘が書かれてありました。
答弁書や準備書面なんて、赤良様な嘘が書かれてあり、「あらららら。これって、私にしかわからない嘘だわ。しかし、開いた口が塞がらないなんて言っている場合ではない。開いた口はちゃんと閉じて、嘘だ嘘だと騒いでいてもラチが開かないから、奴らの嘘は自分たちの口から証明させてあげましょ」と心に決めました。
勝とうが負けようが、相手の嘘はシッカリまとめあげる。転院前日の出来事なんて絶対誤診なんだし。半年間も変なこと続きだったし。
書面では、末期ガンという言葉が隠れ蓑になり、言い逃れ放題の他に、細かい嘘が書かれてあった。これは裁判官には理解不能になっていくだろう。しかし、嘘はムカツクし、ストレスは体に悪いので、嘘つきを叩きのめすくらいはさせて戴かないとと思いました。
だから、フザケました。相手がフザケたこと書いてくるなら、私は体当たりでフザケて嘘つきの深層心理に入り込むのみ。ポップな文章で顔文字使って、ほれほれと見せればギャラリー増える、真面目な人ほど原告潰そうと入院記録と病院側の主張を見てくれる。その他の、合法的、合理的、建設なやり方が頭に浮かばず。やるなら中途半端でなく徹底的に。そして、相手の主張が出揃ったところで、顔文字は撤退させると決めていました。
「そもそも裁判では嘘をついてはならないのだし、自分が正しいという主張をしているのだから、見られても平気よね〜」という具合に、情景、背景、発言の嘘に対しては、後に証言まとめてご本人さんたちに突き付けるのみ。とりあえず、こっちには立証責任があり、嘘つきがちょちょ舞ってアリ地獄のようになっていけばいいことだし。「絶対に非を認めない人たち」と、金と時間を使って闘わないといけないんだったら、知恵とアイデア使わないと。
以前、こちらの弁護士が、ホームページを見て、注意してきたことがありました。
ホームページでは、医師、看護婦らの嘘に対して、看護記録などを画像で見せながら「嘘だね(°◇°)」という書き方をしました。
すると、「そんなこと(証拠を画像で見せること)したら、彼らに言い訳を考えさせることになるからやめた方がいい」というのです。
「なんで?、嘘なんて嘘がばれる恐怖抱いてもらってどんどん付かせた方がいいやんか。裁判という長期のスパンで自分らのついた嘘が世界発信されたら、嘘つきは主張をゴロゴロ変えてくるよ」と答えました。
しかし、なんで、弁護士たちって、相手が嘘をつくことわかっていて、それを阻止することばかりに神経集中させるのかな〜。言い訳言い逃れにいちいち腹立てて歯がゆい思いしたり、心乱されるだけ損だし時間の無駄。嘘なんてどんどんつかせて自分で首絞めさせたらいいのにと思いつつ。
その時、弁護士は、呆れながら聞いていたと思うけど、現実、1審から控訴審までを、相手の主張をただ、項目別に並べるだけで、病院側の主張は、ほぼパーフェクトに支離滅裂っていうことは、ちゃんと読めばわかるレベルにあげましたよ。
訴状と最初の準備書面以外は、HPでは、こちらの一方的な主張にならないように、相手の主張だけで展開、記録と違うこと、事実にないことが書かれてある部分はなぜか物証、証拠があったので、画像でご披露しただけ。勝手に主張をゴロゴロ変えたのは相手側だし。
結局、法廷では嘘、詭弁、虚偽を誰も見抜いてくれないというか、見抜こうとしていない。見て見ぬふりで、取るに足りないことと、嘘つかれた人らに苦虫かませて平気ような気がする。
私は、嘘については、とことん相手が悲鳴あげるほど暴いて、立証責任を徹底的に果たしたいと思った。
「原告の主張は真っ赤な嘘」とか「嘘で塗り固めたものである」と書き、ターミナルの文献だけしか出してこない病院側の弁護士のこれまでの弁護活動ぶりもキッチリまとめあげる。論より証拠、心証よりも立証のページを絶対に作ったると決めていました。
そもそも、5月には、前回、2ヶ月も準備期間があったのに、第三者の医師の意見書出さずに、準備書面は、こちらの協力医と弁護士の誹謗中傷、侮辱三昧。で、証拠提出として、このHPを出してきたのみ。法廷では、「ホームページが、ホームページが」という言葉だけ発して、7月まで期日伸ばしたり。
弁護士倫理、(裁判手続の遅延) 第五十五条 弁護士は、怠慢により、又は不当な目的のため、裁判手続を遅延させてはならないのですよ。
そして、7月に出してきた意見書というのが、こちらの鑑定事項を無視してターミナル緩和療法の設問にすり替えられた前川さんご自身が書かれたのではなかろうかというような庇いあい意見書。ナトリウム値で、『私の経験例でも100Emg/l程度にまで低下しても何の症状も呈さなかったが』って「小田先生ホンマでっか?結局、検査して計ったからわかったんですよね。100Emg/l程度にまで低下したこと。それは凄い経験例ですねぇ。そこまでほっといたんですか?」なんてネチネチツッコミいれてしまえる記載あり。ちゃんと伝えました?HP掲載されている事件ってことを?
コメントつけないという約束したけど、こちらの鑑定事項を無視して約束破られたのはあちらなので、しっかりコメント付き、実名公開。ごめんあそばせ。裁判に関わる人々皆を不幸にして自分たちが正しいとするのに無理がありすぎ。
結局、半年だから人生強制終了をしたのを認めて、何が何でもターミナルとしないといけないと思った行動なのでしょうか。
『結局、致し方なく、癌再発不告知の方針と共に同医師は化学療法を断念し、今後の治療として緩和医療としての胸水の除去、貯留の阻止と共にせめてもの延命治療としてホルモン療法を行う旨説明し控訴人も了承したのである』とか書いてきていたけど、ホルモン療法って、裁判9ヶ月目に知ったことなんですけどねぇ。
大体、弁護士は、信用の維持と品位の保持に努めるといった職務があるんです。
これが出来ていないから、最後の最後に絶対まとめあげたると決めていた。
控訴審では、HPを法廷に提出して、誠実に弁護活動してきた代理人まで噛みついてくると書いていた。自分のこと書かれたのが相当イヤだったようで。
弁護士法『第1条1項 「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」第1条2項「弁護士は、前項の使命に基づき、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない」』
弁護士倫理『第一章 倫理綱領 (使命の自覚) 第一条 弁護士は、その使命が基本的人権の擁護と社会正義の実現にあることを自覚し、その使命の達成に努める。
(信義誠実) 第四条 弁護士は、信義に従い、誠実かつ公正に職務を行う。
(信用の維持) 第五条 弁護士は、名誉を重んじ、信用を維持するとともに、常に品位を高め教養を深めるように努める』とまぁ、他にも色んな倫理があるんですから、書面出す都度、私の誹謗、中傷、侮辱攻撃する以前に、ちゃんと立証、裏付けのある主張してもらわないと。
総理官邸のページ内に司法制度改革審議会「弁護士の在り方」に関する裁判所の意見というのがあります。4 弁護士会の運営に注目。
司法改革時代、今後、司法がよくなっていくであろうという未来のことより、裁判抱えているものにとっては、今、現在が大切。
しっかり、仕事ぶり、主張ぶりをクローズアップすることが、今後の司法改革のサンプルになると思うんですけど。