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我が家のMDレコーダーは、健在です     (2012.12.1)

ミニディスク(MiniDisc)は、1990年代初期にソニーが発売した直径64mmの録音再生機用の光磁気ディスクで、最大80分のデジタル録音・再生が可能です。 アナログコンパクトカセットを代替するというのが開発の目標で、若年層を中心に人気があったのですが、日本独自の規格の製品だったことと、 MP3ファイルに対応していない、音質や情報量ではCDに劣る・・・等の要因で、iPodやメモリータイプのWALKMANが発売されると急激に衰退し、 開発元のソニーさえも、MDプレーヤー/レコーダーの製造から撤退して、今では細々とメディアのみ販売されている状況です。

そんな中、我が家では、まだMDレコーダーが元気に働いています。 我が家のプリウスのカーナビ(MOP)には、CD・DVDに加え、MDも再生できるカーオーディオが組み込まれてるため、 MDも音源の一つになっていて、CDやLPレコードから、このMDを作るために、MDレコーダーが活躍しているのです。 私が車で出かけるとき、カーナビにCDとMDの両方をセットしておきます。 カーナビは音声で操作できるので、運転中でもスイッチや画面に手を触れなくても、「シーディー」または「エムディー」と語りかけると、CDまたはMDを選択して聴けて便利です。

録音に使用しているMDレコーダーは、KENWOOD DM-SE7という機種で、2000年頃にKENWOODのミニコンポ Avino シリーズや、 SOTECのVH-7PCに付属のMDデッキとして販売されていたものです。 VH-7PCと同じコンパクトなサイズなので、机の端の本の隙間にうまく収まっています。CDを録音すると、ややソフトな感じな音になりますが、車の中で聴くには充分な耳当たりのよい音質です。 カーオーディオでは、MDの他に、WALKMANの音源をAUX経由で、USBフラッシュメモリの音源をFMトランスミッターで聴いていますが、MDの音は、CDやWALKMANには及びませんが、FMトランスミッターより、はるかに良い音です。

我が家では、LPレコードの音源の多くは、PC接続のレコードプレーヤーでMP3化してCDに移しましたが、プレーヤーを買う前はMDレコーダーでミニディスクに移していました。 そのディスクが結構残っています。 MDレコーダーは、入力がLPレコードのようなアナログ音源でも、2秒間無音の状態が続くと自動的にトラック番号を繰り上げて記録してくれます。再生時は、CDと同じように、トラック番号で曲をスキップしたり、戻したりできます。 これは、とても便利です。 このMDレコーダーは、現在はまだ録音も再生も問題なく元気に働いてくれていますが、とっくにメーカーのサポートは終了しているし、MDレコーダーを販売しているメーカーも無いことから、 耐用年数が過ぎて老朽化してしまい、故障しても修理ができない、代替機も手に入らないという最悪の状態にならないことを、祈るばかりです。


MDレコーダー : KENWOOD DM-SE7

プリウスのナビのMD(上)とCD(下)の挿入口

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