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 男女共同参画社会の実現を目指して 2002.6.5「なのはなサミット」

大勢の参加者で埋まった会場

 450人もの参加者は予想できなかった。千葉駅そば『ぱるる』での千葉県男女共同参画推進議員連盟主催の「なのはなサミット」である。東京都、埼玉県、長野県、群馬県、静岡県の各都県議会には男女共同参画推進議員連盟が活動している。ここ3年順番にサミットを開催してきたが450人は今までで最大の参加者だった。
 東京都議会主催時には当選間もない潮谷熊本県知事を招き基調講演を行なったが、今回はもちろん堂本暁子千葉県知事である。男女共同参画社会実現なしには地方分権も日本の格付け回復もありえない、男も女も子育て・介護と仕事や地域活動が両立するような社会を作ることなしに少子化は止められない、と大変わかりやすい話で会場の半分ほどを占めた男性にも、男女共同参画は自分たちの問題だったのかと思わせる良い講演だった。

 第2部のパネルディスカッションは、私がコーディネーターを勤めた。そこで浮かび上がったのは、国生さんのNPOの現場からという報告の中で語られた、フラットな関係の心地よさに男性が気付いていく過程の話だった。そして、男女共同参画はジェンダーフリーだが、それはハンディキャップフリー、エイジフリーにつながっていくという話だった。
 私は、男女共同参画とは、男女の平等ということに加え、障害をもつひとたちの長い差別反対運動の末に獲得されたノーマライゼイションの観念に最後につけ加わるものであり、先ず人種の入る差別が、障害を持つことによる差別が、そして、外国人が、子どもが、そして女性がそうしたひとくくりのとらえ方でなく、ひとりひとりとして、社会に受け止められる、そんな社会をめざす一つの入口が男女共同参画社会であるということである。

毎度おなじみ?
知事突撃インタビュー

 上程間近な千葉県男女共同参画社会条例が、今日の開会あいさつで力強く宣言されたように日本一のものとなるよう力をつくして行きたい。大阪府や滋賀県で条例の内容が後退してしまった原因となったジェンダーフリーに反対している人たち(その多くは新しい歴史教科書を作る会のメンバーと重なっている)の動きも活発化している。良い条例を欲しいという県民の声を大きなうねりにしていかなければならない。そのために多くの県民の皆さんの声を議会に、男女共同参画課へ、そして、男女共同参画推進懇話会へ集めましょう。あなたのFAX、メールには小さくとも確実な『力』があります。

 

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