学校の授業で習った”永訣の朝”の一節が妙に頭に残っていたので、この機会(出張)を生かして、花巻に足を伸ばしてみました。
生粋の宮沢賢治ファンという訳では有りませんが、彼の故郷を訪ねてみたいと思います。
彼の想いに触れることが出来るのでしょうか? ^^;)
(注)妹トシが”いまわの際”に兄である賢治に、”雪を(器に)取って来て”と乞う言葉です。
彼女の死がその後の賢治に様々な影響を与えた事は、つとに有名ですね。^^;)
駅名 | 発着時間 | 便名 | コメント |
盛岡 | 8:40 | 601D | 今や絶滅寸前の”急行”陸中1号に乗車しました。^^*)(写真右下) |
花巻 | 9:11 | 同上 | 駅を出てバスに乗り継ぎます。 |
花巻駅バス停 | 9:32 | バス | まずは、花巻農業高校に向かいます。(片道 ¥370−) |
二枚橋バス停 | 9:48 | バス | ここから、花巻空港を横切り、一路、花巻農業高校を目指します。 |
二枚橋バス停 | 11:07 | バス | 一度、花巻駅前に戻ります。 |
花巻駅バス停 | 11:40 | バス | 今度は宮沢賢治記念館周辺に向かいます。ふ〜〜。^^;;) (片道 ¥350−?) かわいい女の子との運命的な出会いは、”見る”コーナーをご覧下さい。(笑) |
札長根バス停 (新渡戸記念館前) | 11:56 | バス | 宮沢賢治記念館直通バスでは無いのでここで降りて徒歩で坂を上ります。 |
賢治記念館前バス停 | 15:21 | バス | 今度は、記念館直通バスで再び駅に戻ります。^^;;;) |
大通二丁目バス停? | 15:35? | バス | ここで女の子ともお別れです。またね。^^*) (片道 ¥350−? 駅までだと¥370−です。) |
花巻 | 17:39 | 1548M | 北上駅から東北新幹線に乗り込みます。 |
北上 | 17:50 | 同上 | 駅前を少し歩きました。 |
北上 | 18:44 | やまびこ56号 | これで盛岡、花巻ともお別れです。ちょっと疲れました。^^;) |
待ち合わせ時間を利用して撮影しました。^^) | コレ何線なのでしょう? 分かりません。^^;) | 久々にJRの急行に乗車しました。 |
宮沢賢治記念館で購入しました。(¥1,000− 税別?)
詳しくは、駅弁コーナーをご覧下さい。
宮沢賢治記念館の外にある、「山猫軒」のお土産売場で購入した、昔なつかしい感じのお菓子です。
”市蔵”という名前に変わらなければ良いのですが・・・(笑)
賢治も愛したという地元の蕎麦屋の老舗です。^^)
70杯食べると”大関”、100杯以上食べると”横綱”の認定証を頂けるというので
と言った所、お店の仲居さんが気を利かせて途中から蕎麦の量を少なくしてくれたので、なんとか”大関”になる事が出来ました。^^;;)
ちなみに”わんこそば”10杯が、普通のかけそば1杯分だそうです。うひ〜 T^T;)
やぶ屋と並ぶ地元で有名な蕎麦屋さんだそうですが、今回は行く時間(と気力)が無かったので次回の課題にしたいと思います。^^;)
花巻駅前の「はこざき民藝」(電話:0198−23−2181)で購入しました。
<後日談>甘酸っぱいリンゴの味が利いており、まあまあ美味しかったです。^^)
”かりんとう”のチップス版といった方がわかりやすいでしょうか。
(お腹が空いていたせいも有りますが)甘さ控えめで、美味しかったです。^^)
製造者 菓子工房 しらはた(白籏武吉) 住所 岩手県花巻市松園町346−7 連絡先 0198−24−8608 価格 3枚入り ¥220−(税込み)
ここではじめて”わんこそば”に挑戦したのですが、体調を崩していた事も有って困難を極めました。
頑張ってみましたが、50杯目以降から涙目になってしまいました。T^T;)
盛岡〜花巻に至る”激闘 蕎麦二番勝負”にもひとまずピリオドを打ちたいと思います。(汗)
次回訪れた時には、じっくりと”普通の”蕎麦の味を堪能したいと思います。
住所 (総本店)花巻市吹張町7−17 電話 0198−24−1011(代表) 価格 (上)わんこそば ¥3,000−(税別)
他に子供用 ¥2,500−/(特上)¥4,000−定休日 第1、3月曜日
ただ3月いっぱいは、休まず営業しますとのこと。
(マルカンデパートの近くに有るとのこと。)
お味は、職場での品評会にて判定したいと思います。(笑)
発売元 (有)岩手物産 住所
岩手県水沢市姉体町字水の口前61番地の2 連絡先 0197−26−2105 価格 20枚入り ¥500−くらい(税別?)
元々、宮沢家の別荘として建てられたこの家は、その賢治の妹トシの療養生活の場として
トシ亡き後は、羅須地人協会の活動拠点として利用され、
現在は、農業高校の同窓会が、買収、復元して高校の敷地内に移されています。
この建物は、高校校舎内の受付で鍵を借りれば自由に中を見る事が出来ます。
賢治の意志を後世の人々に伝えたいからという目的が有るにせよ、貴重な施設
を惜しげもなく公開する”おおらかさ”に賢治がこの地を愛した理由を見いだした様な気がします。
近くに空港に飛行機が離発着する度に、窓がカタカタ鳴るのが悲しげに聴こえたのは筆者の気のせいでしょうか?
中には”風の又三郎”のマントが展示されており、この逸話も心温まります。^^*)
(教え子が寒さに震えているのを見て、賢治が進呈したそうですが、その心遣いにいたく感激した教え子は、終生大事に保管し、
遺族もその意志を尊重して寄付するまで、ずっと大切に保管していたそうです。実際に殆どマントに傷みは有りませんでしたよ。)
<追伸>
この時の「こぼれ話」を「看板娘」にて紹介しています。宜しければご覧下さい。^^)
二枚橋バス停付近、ここから結構歩きます。^^;) |
小春日和でポカポカと気持ちのいい日でした。^^*) |
中に入る為には、高校の事務所で鍵を借りましょう! |
有名な賢治の看板(?)ですね。 |
電話 | 0198−26−3131(花巻農業高等学校) |
1Fは、展示室、200席からなるホール、
2Fは、講義室、図書室
から構成されている資料館的な色合いの濃い設備です。
宮沢賢治を専門的に研究されている方には、文献収集の為に便利かも知れませんが素人向けでは無いと思います。
個人的には、「宮沢賢治記念館」の方をお薦めします。
住所 | 〒025 岩手県花巻市高松1−1−1 |
電話 | 0198−31−2116 |
入場料 | 無料 |
休館日 | 12月28日〜翌年1月4日 |
賢治の生い立ちや、多方面に渡る功績を作家、科学者(かな?)、芸術、農村などテーマ毎に分類し
分かりやすいレイアウトで構成し、お子さまから賢治フリーク(笑)まで楽しめる構成になっています。
主な展示物としては、作品に出てくる星座のプラネタリウム(ドーム)や、
地質学の研究中に収集した岩石標本、賢治直筆のイラスト、賢治愛用のセロ(チェロ?)
「注文の多い料理店」などの代表作品の切り絵風のスライド、書簡、レコードのコレクション
「雨ニモ負ケズ」等がメモされた手帳など興味深いものが目白押しです。
いろいろ眺めていると、あっという間に時間が過ぎてしまうので時間に余裕を持ってご覧になられると良いかと思います。
<追伸>
童話村との共通入場券は、バラ売りより¥100−お得です。
住所 | 〒025 花巻市矢沢1−1−36 |
電話 | 0198−31−2319 |
入場料 | ¥350− |
開館時間 | 9:00〜16:30 |
休館日 | 12月28日〜1月4日 |
”賢治の学校”は、アトラクションなのですが、お子さま向けで大きなお友達には不向きかも知れません。(汗笑)
童話村自体が大きな公園(芝生の広場)みたいな所なので、青空の下でピクニック気分でお弁当を食べてみては如何でしょうか?^^)
(広場自体は、無料の模様です。)
<補足> 童話村内の”山野草園”は、4月から公開だそうです。
住所 | 岩手県花巻市高松26−19 |
電話 | 0198−31−2211 |
入場料 | 大人¥300−(賢治の学校) |
開館時間 | 9:00〜16:30 |
休館日 | 月曜日(祭日の場合は、翌日) 12月28日〜翌年1月4日 |
大正初期に開業された東北地方最初の電車 花巻温泉線、併用軌道 を駆け抜けた車両の一つ「デハ3号」ちゃん が静かに眠っています。
車用の道路を間借りしている都合上、車両の最大幅が1.6mに
元祖「たびてつ」第3巻では、描かれていないのですが、 |
1時間毎に音楽が流れ、時計の中から人形やら何やら出てくるらしいのですが残念ながら見る事は、出来ませんでした。
なはんプラザ内のなんとかホテル(汗)側に小さな石碑が有るだけなので 見過ごしやすいので要注意です。
こうした軽便鉄道の「足跡」が市内各地に有るらしいので、
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花巻駅から徒歩3〜4分、線路沿いの坂を下りた所に有ります。
銀河を駆け抜ける2台の蒸気機関車(銀河鉄道)の壁画が描かれていますが
昼間に行ったので、真っ白で不明瞭な輪郭が見えるだけでした。(涙)
花巻駅前のバス停で記念館方面行きのバスを待っていたところ、一人の女の子がふと声を掛けて来ました。
女の子 | 「これから、どこに行くの?」 |
ゆう | 「宮沢賢治記念館だよ。」 |
女の子 | 「じゃ、わたしといっしょだね。」 |
ゆう | 「そうだね。」 |
その後、特に話をする訳ではなく、向かうバス停を降り、 それぞれ思う順番でイーハトーヴ館、賢治記念館、童話村を歩きましたが時々すれ違う時にも彼女は笑顔を絶やしません。(笑) 最後に記念館前バス停で、花巻駅に向かうバスを待つ間に再度彼女と出会った時に話しかけてきました。 | |
女の子 | 「おじちゃ〜ん、ジャンケンしよ〜。最初はグーだよぉ。」 |
ゆう | 「いいよ〜。」(笑) |
そう、彼女とは、小さな女の子だったのです。(もちろん家族連れです。笑) バスに乗った後も話しかけて来ました。 | |
女の子 | 「おじちゃんの近くに座れば、いっぱいお話出来るね〜。」 |
ゆう | 「そうだね。」(笑) |
でも疲れていたのか、女の子は、すぐ寝入ってしまいました。 筆者は、マッチ箱電車に見るべく、辛い別れを胸に秘め(笑)駅のちょっと手前のバス停で下車しました。
<追伸> |