●休日提案型ライフスタイルショップ企画案
1.店舗予定地の確認
@立地(地図、平面図添付)
(1)位 置:渋谷区神宮前*丁目*番地*号
(2)最寄駅:地下鉄半蔵門線表参道駅徒歩3分
地下鉄千代田線明治神宮前駅徒歩5分
A面積
288.5u(内バックヤード71u)
B使用条件
飲食サービスは相談
C事前視察の感想
(1)表参道から道路1本奥に入った閑静なところだ
が、人を誘引するには十分な条件といえる
(2)バックヤードに広いスペースがある
(3)建物はかなり古いが、丁寧に使われている
(4)通行人は散漫だが、通勤の近道に当たるらし
く、朝夕ならびに昼休みは増加する
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ポイント ショップ軒かたたり、もっとも基礎的なデ
ータとなります
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2.ショッピングコンセプト
⇒基本理念
「個人の楽しみ」の奪回
@アミューズメントやレジャーの「劇場化」戦略など
によって「集団化」させられてきた「楽しみ」を、一
人ひとりペースのなかに「位置付け」しなおすこと
がこの店の目的である
A「個人の楽しみ」が基底にあってこそ、「公約数的な
楽しみ」を存在させることができる。現行のアミュー
ズメントスポットやレジャー施設の多くは、「誰のた
めでもない公約数」によって演出されている。それ
は、生活者が自分の内に「楽しさの明確な基準」を持
っていないためではないか
B我々は、それらを楽しみの「きっかけ」となる場であ
ると考える。その中でどのように楽しむかは、「個
人」の技量や裁量に委ねられるべきであろう。そこ
で我々は、個人が工夫し開発できる「休日の楽しみ
方のヒント」を、この店から発信し提供するもので
ある
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⇒ショップコンセプト
ロンドン発「個人の休日」を売る
@個人の嗜好やスタイルを侵さない英国人の休日レジ
ャーのあり方に学ぶ
A公約数化や画一化を嫌う英国式の「個人の休日」をシ
ョップの存立基盤とする
⇒ネーミング
「Twice-a-Week」(候補案)
@「休日」を想起させるユニークなものとする
A英国的な言語感覚を反映させる
⇒マーチャンダイジング
「自分」グッズ
@休日のための一人用商品を基本とする
A「個人の休日」を基盤とした2〜3人用商品も扱う
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ポイント 問題意識から出発して、ショップコンセプト
を導き出しています。
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3.ターゲット像
@プロフィール
(1)年齢:20代以降(30代が中心)
(2)性別:男女(特に女性)
(3)職業:幅広く(クリエイティブな職種など)
Aイメージ
(1)「個人の休日」を愛する人
(独身貴族を楽しむ)
(2)多忙な平日を送っている人
(休日を効果的に楽しむ)
(3)プライベートタイムの少ない人
(自分を取り戻す)
(4)「自分」を好きな人
(健康、美、精神に関心がある)
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ポイント ターゲットのイメージを、出来るだけ具体的に
描写しています。
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4.商圏特性の把握
⇒競合店舗(ライフデザインショップの現況)
@「BODY SHOP」(表参道)
(1)英国から導入されたバス、トイレタリー専門店
(2)「入浴」をキーとして、健康、美、精神など、さ
まざまな分野へアプローチする
A「生活の木」(表参道)
(1)「ハーブ」を積極的に取り入れた暮らしの実現を
サポートする専門店
(2)食品、茶、ポプリ、装飾品、陶器など生活用品
を幅広く扱う
⇒顧客特性
@平日
(1)昼間は、近辺のクリエイターや学生が中心
(2)夕方以降は、OLや会社員がショッピング
A休日
(1)休日のOLや学生が中心
(2)近所以外の高校生が原宿方面から流入
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ポイント ○○さんが足で集めたデータをまとめています。
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5.競合状況の分析
(競合可能性および競合イメージ)
@ライフデザインショップとして
「BODY SHOP」「生活の木」などが競合店舗に
相当するが、表参道を「ライフデザイニングの街」と
位置づけるためには、むしろ共存の必要性がある
Aアミューズメントショップとして
「休日の過ごし方の提案」という点でアミューズメ
ントスポットやレジャー施設などと相似する部分
もあるが、「個人の楽しみの提唱」という点でそれ
らとは対極関係にある(使い分け可能性)
B物販店として
このエリアは、シーズもニーズも細分化されてお
り、「どこで売るか」「どこで買うか」が重要である
(ショップ自体がブランド)
※別欄に続く
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ポイント 競合状況を分析することで、自らのショッ
プイメージが見えてきます。
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6.差別化の方向性
「商品」「情報」「コト」というトリプル価値の実現
@個のみセガ持つ独創的なテーマを、商品の情報の
双方に反映する
A発信情報の付加価値づくりにより、さらに優位性
を強化する
Bコンセプチュアルなコト価値を創造して、ショッ
プアイデンティティを確立する
7.情報発信の具体化
@基本性格:「個人の休日」のための情報を、顧客会員
向けの新聞として発行する
A編集方針:何かを考える新聞ではなく、何かに使え
る新聞を目指す
B編集内容:休日プランを構成するロンドンの情報ソ
ースそのものを掲載する
C編集方法:ロンドン支社が取材し、週1回東京へF
AX送信する(東京で編集)
D配布方法:DMおよびフリーペーパー
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8.マーチャンダイジング
⇒商品構成
@散歩グッズ(何気ない世界を楽しむための商品)
A一人用ゲーム(楽しい一人遊びを提唱)
B昼寝用品、リラクゼーション用品
C一人用ピクニック用品、一人用トラベル用品
D読書用品、趣味装飾用品
E一緒に出来る一人遊びグッズetc.
⇒商品仕入れ
@商品選定
ロンドン支社の主導で行うが、店長裁量で国内調
達も一部許可される
A売り上げ情報のフィードバック
商品の売り上情報は、まずロンドン支社に回送さ
れ、分析の後、東京本社に逐次報告される
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ポイント 実際の商品アイテムを別紙に記載したり、イメ
ージボードを作成するとわかりやすくなります。
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9.運営内容
@輸入商品販売(ロンドン発・休日グッズ)
Aオリジナル商品販売(ショップブランド創設)
Bオリジナルソフト商品販売(ショップコンセプト)を
反映したツアーなどの企画
Cティコーナー(一人で楽しむ休日空間)
Dアフター5セール(ワーカーへアピール)
10.店舗演出
@演出の基本
四季の休日を演出する(ティコーナーと連動)
(1)春:一人で行くピクニック
(2)夏:海辺の公園でのんびりと昼寝
(3)秋:缶ビールを飲みながら小高い丘で読書
(4)冬:雪景色の楽しい散歩道
A演出の留意点
私的な感覚を盛り込んだ控えめな演出とし、コン
セプトや刺激の押し売りをしない
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ポイント 演出イメージは、スケッチを添えるとわか
りやすくなります。
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11.PR計画
@広告展開
近隣エリアに影響力のあるファッション誌、ア
ート誌などを中心に広告を行う
Aパプリシティ展開
雑誌とテレビの取材は慎重に受ける(コンセプト
に)共鳴してくれる大人向けの媒体と番組に限定
※オープン前にマスコミへリリースを郵送
B開店プロモーション展開
オープン1ヶ月間は、平日の昼休みと夕方に「ワー
カーズセール」を実施する
12.人員計画
@店長と補佐役は本社から出向する
Aロンドン支社から交替で連絡員を赴かせる
Bクルーなどの人員計画は後日検討する
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ポイント パプリシティの展開に慎重さが伺えます。
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店舗企画のまとめ休日提案型スタイルショップ
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- 1.店舗予定地
- ※紙幅の都合により省略
- 2.ショッピングコンセプト
- ⇒基本理念
- 「個人の楽しみ」の奪
- ⇒ショップコンセプト
- ロンドン発「個人の休日」を売る
- @個人の嗜好やスタイルを侵さない英国人の休日レ
- ジャーのあり方に学ぶ
- A公約数化や画一化を嫌う英国式の「個人の休日」を
- ショップの存立基盤とする
- ⇒ネーミング
- 「Twice-a-Week」(候補案)
- @「休日」を想起させるユニークなものとする
- A英国的な言語感覚を反映させる
- ⇒マーチャンダイジング
- 「自分」グッズ
- @休日のための一人用商品を基本とする
|
- A「個人の休日」を基盤とした2〜3人用商品も扱う
- 3.ターゲット像
- @プロフィール
- (1)年齢:20代以降(30代が中心)
- (2)性別:男女(特に女性)
- (3)職業:幅広く(クリエイティブな職種など)
- Aイメージ
- (1)「個人の休日」を愛する人
- (2)多忙な平日を送っている人
- (3)プライベートタイムの少ない人
- (4)「自分」を好きな人
- 4.商圏特性
- ⇒競合店舗(ライフデザインショップの現況)
- ※紙幅の都合により省略
- ⇒顧客特性
- @平日
- (1)昼間は、近辺のクリエイターや学生が中心
- (2)夕方以降は、OLや会社員がショッピング
- A休日
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- (1)休日のOLや学生が中心
- (2)近所以外の高校生が原宿方面から流入
- 5.競合分析
- @ライフデザインショップとして
- 表参道を「ライフデザイニングの街」として位置
- づけるため競合店舗と共存の必要性がある
- Aアミューズメントショップとして
- 「休日の過ごし方の提案」という点で既存施設と相
- 似する部分もあるが、「個人の楽しみの提唱」とい
- う点では対極関係にある(使い分け可能性)
- B物販店として
- ニーズが細分化されており、「どこで買うか」が
- 重要である(ショップ自体がブランド)
- 6.差別化の方向性
- 「商品」「情報」「コト」というトリプル価値の実現
- @個のみセガ持つ独創的なテーマを、商品の情報の
- 双方に反映する
- A発信情報の付加価値づくりにより、さらに優位性
- を強化する
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- Bコンセプチュアルなコト価値を創造して、ショッ
- プアイデンティティを確立する
- 7.情報発信の具体化
- @基本性格:「個人の休日」のための情報を、顧客会
- 員向けの新聞として発行する
- A編集方針:何かを考える新聞ではなく、何かに使
- える新聞を目指す
- B編集内容:休日プランを構成するロンドンの情報
- ソースそのものを掲載する
- C編集方法:ロンドン支社が取材し、週1回東京へ
- FAX送信する(東京で編集)
- D配布方法:DMおよびフリーペーパー
- 8.マーチャンダイジング
- ⇒商品構成
- @散歩グッズ(何気ない世界を楽しむための商品)
- A一人用ゲーム(楽しい一人遊びを提唱)
- B昼寝用品、リラクゼーション用品
- C一人用ピクニック用品、一人用トラベル用品
- D読書用品、趣味装飾用品etc.
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- ⇒商品仕入れ
- @商品選定
- ロンドン支社の主導で行うが、店長裁量で国内調
- 達も一部許可される
- A売り上げ情報のフィードバック
- 商品の売り上情報は、まずロンドン支社に回送さ
- れ、分析の後、東京本社に逐次報告される
- 9.運営内容
- @輸入商品販売(ロンドン発・休日グッズ)
- Aオリジナル商品販売(ショップブランド創設)
- Bオリジナルソフト商品販売(ショップコンセプト)を
- 反映したツアーなどの企画
- Cティコーナー(一人で楽しむ休日空間)
- Dアフター5セール(ワーカーへアピール)
- 10.店舗演出
- @演出の基本
- 四季の休日を演出する(ティコーナーと連動)
- (1)春:一人で行くピクニック
- (2)夏:海辺の公園でのんびりと昼寝
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- (3)秋:缶ビールを飲みながら小高い丘で読書
- (4)冬:雪景色の楽しい散歩道
- A演出の留意点
- 私的な感覚を盛り込んだ控えめな演出とし、コン
- セプトや刺激の押し売りをしない
- 11.PR計画
- @広告展開
- 近隣エリアに影響力のあるファッション誌、アー
- ト誌などを中心に広告を行う
- Aパプリシティ展開
- 雑誌とテレビの取材は慎重に受ける
- B開店プロモーション展開
- オープン1カ月間は、平日の昼休みと夕方に「ワー
- カーズセール」を実施する
- 12.人員計画
- @店長と補佐役は本社から出向する
- Aロンドン支社から交替で連絡員を赴かせる
- Bクルーなどの人員計画は後日検討する
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ワンポイント:独創性のあるコンセプトを樹立し、それに沿った差別化を徹底的に追求します。
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