●「○○同好会」サークルCI企画案
1.プロフィール
200X年6月、啄木を初代会長として創立。デザイ
ナー、映画製作者、プラモデル愛好家、美術研究
者などが趣味的に同居しはじめたのが、設立の母
体となっている。メンバーが愛好会の名称を借り
て個人活動をしている寄り合い所帯が実情である。
いつの日か、全員の力を結集して、総合芸術に挑
んでみたいという目標はある
2.CI導入の理由
@「自分たちらしさ」をアピール
(1)発表の機会と場を広く求めたい
(2)同じ目的の同志をもっと募りたい
A「自分達らしさ」をアピールする
(1)メンバーのパワーを集中させたい
(2)集団としてのクリエイティビティを高めたい
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント ここでは主として、外部に対する「自分達らし
さ」のアピールについて話し合いっています。
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3.CI導入で目指すもの
⇒サークル像の確立
「視覚芸術愛好会」は、知性とポリシーに裏付けら
れた、行動力のある創作サークルを目指す
⇒CI導入による将来像
@「注目されるサークル」になる
A「ポリシーと影響力のあるサークル」になる
(1)「愛好会」から「部」へ昇格する
(2)有能なメンバーを獲得する
(3)有能なサークルと合同企画を実施する
(4)他校の有能な仲間とネットワークをつくる
(5)(予算会議でパワーを奪う)
(6)(マスコミから取材される)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 改革のポイントを探り出して、目指すべき
サークル像に結び付けています。
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4.CIの方向性
「視覚芸術愛好会」の志を、以下の3項目に集約
して内外に表明する
@「ポリシー」
「もっともトータルな視覚表現の創造の追求」を基本
的かつ一貫したポリシーとして掲げる
A「知性」
メンバーの個々の芸術的ポリシーを生かしながら知
的にコントロールして、高次元の共同制作へと結実
する
B「行動力」
ポリシーを掲げ、知性の協力を得て、前向きかつ確
実に共同製作を推進する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 言葉によって内部をまとめ、外部にイメージ
を形成しようとしています。
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5.理念の構築
@我々は、個々にポリシーを持っており、それは岩よ
りも強固である
Aしかし、我々は、お互いの強固なポリシーを柱とし
て大きな力の束をつくることができた時、さらに高
度で総合的な魅力を創造しうると信じて疑わない
B我々は、それを「もっともトータル的な視覚表現」と
呼ぶ
C我々は、サークル内のさまざまなアプローチの方法
を結集して、「もっともトータルな視覚表現」の創造
追求する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント ここで初めて「CIを確立しよう」という概念
が生まれました。
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6.戦略の統合
⇒基本的な考え方
@「視覚芸術愛好会」は研究発表サークルである
A研究発表の方式は自由である
B研究目標は「もっともトータルな視覚表現の創造」で
あり、そのためにあらゆる方法によるアプローチを
行う
⇒各派が持つ戦略の方向性
@夢二派:創作志向・映像芸術分野
A田川派:創作志向・立体芸術分野
B正木派:評論志向・分泌分野
C新人派:コレクション志向・ニューウェーブ
⇒核戦略間の統合
@各自がバラバラに行ってきた創作活動や研究活動
を、意識的に共同で行う
Aまた、それらの活動を基盤として、外部の有能な
人材も積極的に取り込む
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 考えて活動するサークルへ脱皮するために、
戦略の統合を図っています。
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7.言語の統一
@「視覚芸術愛好会」はCI導入に伴い、「視覚芸術研
究会」と改称する
A英語名称を「VISUAL ART INSTITUTE」とし、略称を
「VAINS」とする
B会報誌「視覚」を「VIS」に改称する
C部室を「VISセンター」と呼称する
D構成員の改称を行い、明確な自覚を促す
(1)会 長:代表研究員(通常「代表」と呼ぶ)
(2)副会長:代表補佐役
(3)書 記:文書記録係
(4)会 計:会計渉外係
(5)会 員:構成研究員
E研究員は「創作系」「評論系」「収集系」のいずれかを名
乗り、それを基盤として相互協力する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 戦略統合を実施するために名称改革を行い、
構成要素の役割を明確化しています
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8.VI(ビジュアルアイデンティティ)
⇒VIの構成要素
@シンボルマーク:未定
貫くような力強さ、洗練と高貴さ、果敢な実験と無
限の可能性を表現する
Aコーポレートカラー:ダークブルー&カーマイン知
性とポリシーを象徴する
⇒VIの決定方法
内部コンペティションを実施し決定する
9.言語とVIの管理運用
@言語統一の範囲
会報などの広報物、看板やポスター、その他公式の
席での発言や記述に対して行う
AVIの使用対象
名刺、封筒、レターヘッド、バッジ、看板、ポス
ター、公式印刷物、作品以外の装飾物etc.
B管理運用のチェック
文書記録係、これらが正常かつ積極的に管理運用さ
れているかを常時チェックする
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10.活動形態の発展
CI導入後、我々は先ず以下の事柄を実行する
@表現分野における他流試合的交流
演劇、書道、合唱などさまざまな表現系サークル
とのジョイント創作活動を提唱し実践する
A学外団体との非公式交流
愛好会の資格では校名を冠した公式交流はできな
いが、各種イベントへの招待状や会報誌を各校に
送付して、ネットワーク的交流を行う
B会報誌「VIS」の学外販売
(1)自費出版取り扱い書店などを通じて一般向けに
販売する
(2)定期購読希望者へ通信販売も行う
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント CI導入を外部に広く認知させるための活動
を考えます
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11.CI導入のスケジュール
文化祭でのCI導入に向けて、以下のスケジュール
で準備作業を進める
6月 CI導入プロジェクトの発足
シンボルマークのコンペティションの実施
文化祭予算会議への参加、出展の申し込み
7月 看板、ポスターなどの制作
「VIS」創刊0号発行(CI導入予告)
文化祭イベントの内容決定
他サークルとのジョイント交渉
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8月 文化祭イベントの準備
名刺、封筒、レターヘッドなどの発注
9月 文化祭イベントへの招待状の送付
「VIS」第1号発行(イベント通知)
※学外諸団体への送付、書店での販売
10月 文化祭イベントの実施(CI導入発表)
文化祭会場で「VIS」第1号を販売
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CI導入企画のまとめ「○○同好会」サークルCI企画案
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- 1.CI導入の理由
- @「自分たちらしさ」をアピール
- (1)発表の機会と場を広く求めたい
- (2)同じ目的の同志をもっと募りたい
- A「自分達らしさ」をアピールする
- (1)メンバーのパワーを集中させたい
- (2)集団としてのクリエイティビティを高めたい
- 2.CI導入で目指すもの
- ⇒サークル像の確立
- 「視覚芸術愛好会」は、知性とポリシーに裏付けら
- れた、行動力のある創作サークルを目指す
- ⇒CI導入による将来像
- @「注目されるサークル」になる
- A「ポリシーと影響力のあるサークル」になる
- (1)「愛好会」から「部」へ昇格する
- (2)有能なメンバーを獲得する
- (3)有能なサークルと合同企画を実施する
- (4)他校の有能な仲間とネットワークをつくる
- (5)(予算会議でパワーを奪う)
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- (5)(予算会議でパワーを奪う)
- (6)(マスコミから取材される)
- 3.CIの方向性
- @「ポリシー」の表明
- 「もっともトータルな視覚表現の創造の追求」を基本
- 的かつ一貫したポリシーとして掲げる
- A「知性」の表明
- メンバーの個々の芸術的ポリシーを生かしながら知
- 的にコントロールして、高次元の共同制作へと結実
- する
- B「行動力」の表明
- ポリシーを掲げ、知性の協力を得て、前向きかつ確
- 実に共同製作を推進する
- 4.理念の構築
- @我々は、個々にポリシーを持っており、それは岩よ
- りも強固である
- Aしかし、我々は、お互いの強固なポリシーを柱とし
- て大きな力の束をつくることができた時、さらに高
- 度で総合的な魅力を創造しうると信じて疑わない
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- B我々は、それを「もっともトータル的な視覚表現」と
- 呼ぶ
- C我々は、サークル内のさまざまなアプローチの方法
- を結集して、「もっともトータルな視覚表現」の創造
- 追求する
- 5.戦略の統合
- ⇒基本的な考え方
- @「視覚芸術愛好会」は研究発表サークルである
- A研究発表の方式は自由である
- B研究目標は「もっともトータルな視覚表現の創造」で
- あり、そのためにあらゆる方法によるアプローチを
- 行う
- ⇒各派が持つ戦略の方向性
- @夢二派:創作志向・映像芸術分野
- A田川派:創作志向・立体芸術分野
- B正木派:評論志向・分泌分野
- C新人派:コレクション志向・ニューウェーブ
- ⇒核戦略間の統合
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- @各自がバラバラに行ってきた創作活動や研究活動
- を、意識的に共同で行う
- Aまた、それらの活動を基盤として、外部の有能な
- 人材も積極的に取り込む
- 6.言語の統一
- @「視覚芸術愛好会」はCI導入に伴い、「視覚芸術研
- 究会」と改称する
- A英語名称を「VISUAL ART INSTITUTE」とし、略称を
- 「VAINS」とする
- B会報誌「視覚」を「VIS」に改称する
- C部室を「VISセンター」と呼称する
- D構成員の改称を行い、明確な自覚を促す
- (1)会 長:代表研究員(通常「代表」と呼ぶ)
- (2)副会長:代表補佐役
- (3)書 記:文書記録係
- (4)会 計:会計渉外係
- (5)会 員:構成研究員
- E研究員は「創作系」「評論系」「収集系」のいずれかを名
- 乗り、それを基盤として相互協力する
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- 7.VI(ビジュアルアイデンティティ)
- ⇒VIの構成要素
- @シンボルマーク:未定
- 貫くような力強さ、洗練と高貴さ、果敢な実験と無
- 限の可能性を表現する
- Aコーポレートカラー:ダークブルー&カーマイン知
- 性とポリシーを象徴する
- ⇒VIの決定方法
- 内部コンペティションを実施し決定する
- 8.言語とVIの管理運用
- @言語統一の範囲
- 会報などの広報物、看板やポスター、その他公式の
- 席での発言や記述に対して行う
- AVIの使用対象
- 名刺、封筒、レターヘッド、バッジ、看板、ポス
- ター、公式印刷物、作品以外の装飾物etc.
- B管理運用のチェック
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- 文書記録係、これらが正常かつ積極的に管理運用さ
- れているかを常時チェックする
- 9.活動形態の発展
- @表現分野における他流試合的交流
- 演劇、書道、合唱などさまざまな表現系サークル
- とのジョイント創作活動を提唱し実践する
- A学外団体との非公式交流
- 愛好会の資格では校名を冠した公式交流はできな
- いが、各種イベントへの招待状や会報誌を各校に
- 送付して、ネットワーク的交流を行う
- B会報誌「VIS」の学外販売
- (1)自費出版取り扱い書店などを通じて一般向けに
- 販売する
- (2)定期購読希望者へ通信販売も行う
- 10.CI導入のスケジュール
- ※紙幅の都合により省略
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ワンポイント:CI導入という大事をなすにあたり、前段ではその理由やメリット、あり方などについて徹底した考察を行い、後段で具体的な展開や運営の方法を提示されてます。
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