党勢後退テンポに志位悲鳴→「躍進月間」5月15日〜7月末
第26回大会後4カ月間−党員99.6%、3068人離党・死亡
HNとも97.2%・4カ月間で3万4780部減紙
5月度H増勢・Nわずかに後退・党員入党決意者681人
6月度H+440・N+2374・党員入党決意者1529人
7月度H+1600・N+8000・党員入党者3000人近い
「月間」中HN+12410→減紙未回復2万2370部
山下芳生(書記局長)『党創立92周年・いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間』7月2日
反戦平和の党の存在意義かけ「月間」目標を総達成しよう/全国決起集会
7月2日データを逆算すると、「躍進月間」1カ月半でも、拒否党員数・拒否支部数が激増
(1)、決議読了拒否党員数−第26回大会6カ月後、30.5万人×60%≒20.1万人
(2)、党員拡大拒否支部数−2.0万支部×91.4%≒1万8280支部
(3)、赤旗拡大拒否支部数−2.0万支部×53.6%≒1万0720支部
=(4)、賽の河原の石積み運動拒否党員数60%・20.1万人、拒否支部数53.6%・1万0720支部
(宮地作成)
〔目次〕
3、HNとも党大会比97.2%→「月間」目標大会現勢の回復・突破=+3%(表1)
5月度H増勢・Nわずかに後退・党員入党決意者??681人とは何者か
6月度H+440・N+2374・党員入党決意者1529人
7月度H+1600・N+8000・党員入党者3000人近い
「月間」中HN+12410→減紙未回復2万2370部
疑惑1、読了目標−「全党員読了」でなく→「党費納入党員を超える党員の読了」
疑惑2、党員拡大目標−「月間」中に2万人を超える党員拡大=荒唐無稽性
疑惑3、読者拡大目標−大会現勢の回復・突破=3%拡大=弱気性(表2〜4)
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志位幹部会報告『躍進月間』2014年5月15日〜7月末
山下芳生(書記局長)『党創立92周年・いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間』
長期データなし→前回比党勢力5分野全面減退の黙殺
2014年1月現数のみ 新鮮味0 党改革方針皆無
志位報告『第26回党大会中央委員会報告』 『26回大会結語』
(6)党大会後の党建設の取り組みの到達点について
その到達点は、以下のとおりとなっている。
――大会決定「3文献」を届けた党員は73・9%、読了は決議36・6%、報告31・9%、結語32・7%である。大会決定を討議した支部は74・2%、2010年代の中長期の党建設の「目標と計画」を具体化した支部が14・2%、いっせい地方選挙までの短期の党建設の「目標と計画」を具体化した支部が17・0%である。
――党勢拡大では、「持続的な前進を」という党大会のよびかけにこたえた、先駆的経験が全国各地に生まれているが、全党的には前進の流れが中断し、後退するという重大な事態となっている。
党員拡大は、大会後の3カ月で、1848人の新入党員を迎えたが、離党・死亡などでの減少を上回ることができず、党大会現勢比で99・6%となっている。
「しんぶん赤旗」読者拡大は、先進的党員や党組織の奮闘があったが、全党的には、大会後の3カ月間、連続後退となり、日刊紙、日曜版とも党大会比97・2%に後退した。前回いっせい地方選時比は日刊紙89・6%、日曜版87・1%である。
志位幹部会報告『躍進月間』末尾2014年5月15日〜7月末
党勢後退テンポにたいする志位悲鳴の内、3つだけを検証する。
〔小目次〕
3、HNとも党大会比97.2%→「月間」目標大会現勢の回復・突破=+3%
〔1、大会決議読了党員36.6%=未読了党員63.4%〕
党員数の後退データを確認する。(1)2010年1月第25回大会40.6万人→(2)2012年8月31.8万人→(3)2014年1月第26回大会30.5万人になった。4年間で10.1万人・24.8%が死亡・離党した。→(4)実質は、党費納入党員数21.5万人=20.1万人・49.5%が死亡・離党した。
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
志位悲鳴における大会決議読了党員36.6%=未読了党員63.4%とは何人なのか。2つの計算式がある。
(計算式1)、30.5万人×未読了党員63.4%≒19万3370人。党大会後4カ月間経っても、19万3370人が大会決議を読もうともしない。
(計算式2)、実質党員数21.5万人×未読了党員63.4%≒13万6310人。志位報告・大会決議とはどんな内容レベルか。長期データなし→前回比党勢力5分野全面減退の黙殺、2014年1月時点現数のみ、新鮮味0、党改革方針皆無の志位報告など読む気がしない。今後とも読まない。
〔2、党員拡大3カ月間+1848人→4カ月後99.6%に減少〕
この不可解な志位悲鳴データも謎解き計算をする必要がある。
(計算式3)、30.5万人×減少党員数0.4%≒差引1220人が減少。
(計算式4)、党大会後3カ月で、1848人の新入党員。4カ月間差引で減少党員数0.4%・1220人とはどういうことか。
1848人の新入党員+減少党員数0.4%・1220人=4カ月間で3068人が死亡・離党という計算になる。
3068人死亡・離党÷4カ月間≒1カ月平均767人が死亡・離党→党大会1年後なら、死亡・離党767人×12カ月間≒9204人が死亡・離党という計算になる。
志位が、2カ月半「月間」だけで、「2万人を超える党員拡大」という荒唐無稽目標を叫んだ恐怖心も分からないわけではない。
〔3、HNとも党大会比97.2%→「月間」目標大会現勢の回復・突破=+3%〕
志位は、赤旗HN具体的部数を隠蔽・沈黙した。この抽象的な志位悲鳴データも謎解き計算をする。一体、党大会後4カ月間で、HNが何部減ったのか。
(計算式5)、HNとも党大会比97.2%→HN減紙2.8%になった。
2014年1月第26回大会HN124.1万部×HN減紙2.8%≒4カ月間で、HN合計3万4748部減った。
(計算式6)、毎月の赤旗公表部数(表)と照合する。(表)の2014年3月後退・4月後退部数を隠蔽・沈黙した姑息な支部・党員騙し手口が分かる。
(表1) 13年10月〜14年6月の赤旗公表毎月HN増減パターン
第1次党勢拡大大運動→第2次党勢拡大大運動→26回大会
参院選後・大量減紙→第26回大会前・少量拡大→後・大量減紙
|
第1次 |
第26回大会前−少量拡大 第2次 |
第26回大会後−大量減紙 |
躍進月間2カ月半 |
躍進月間後 |
|||||||||||
|
15カ月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10 |
11 |
12 |
HN |
4354 |
2251 |
4509 |
7660 |
611 |
7909 |
後退 |
後退 |
? |
2814 |
9600 |
|
|
|
|
|
H |
1541 |
263 |
594 |
1860 |
95 |
2146 |
後退 |
後退 |
増勢 |
440 |
1600 |
|
|
|
|
|
N |
2813 |
1988 |
3915 |
5800 |
516 |
5763 |
後退 |
後退 |
後退 |
2374 |
8000 |
|
|
|
|
|
(1)、第1次「党勢拡大大運動」2011年7月4日〜12年9月
前代未聞の連続拡大運動期間15カ月間→結果HN4354大量減紙
(2)、第2次「党勢拡大大運動」2013年9月〜14年1月
10月〜12月党大会前〜1月=4カ月間の少量拡大は+15031部
(3)、第26回大会直後2月度早くもH2146減・N5763減=計7909減
→3月度HNとも後退・部数沈黙=2月度以上の大量減紙か?
→4月度HNとも後退・部数沈黙=2月度以上の大量減紙か?
2月〜4月度〜5月15日、HN合計3万4748部減
(4)、「躍進月間」2014年5月15日〜7月末−拡大目標HN合計3万4748部以上
5月度H増勢・Nわずかに後退・党員入党決意者681人
6月度H+440・N+2374・党員入党決意者1529人
7月度H+1600・N+8000・党員入党者3000人近い
「月間」中HN+12410→減紙未回復2万2370部
志位が隠蔽・沈黙した「後退」部数計算式は次になる。
4カ月間でHN合計3万4748部減−2月度HN7909部減紙=3月〜5月15日差引2万6839部の大量減紙だった。第2次党勢拡大「大運動」の10月〜12月党大会前〜1月=4カ月間の少量拡大は+15031部だった。第26回大会前・少量拡大部数は、党大会後の4カ月間で丸ごと吹っ飛んでしまった。
支部・党員は、「党大会までの期間限定読者」「自腹買取虚偽申請部数」を100%以上吐き出した。賽の河原の石積み運動は不毛で、もう参加しない。そろそろ、党費納入拒否党員→離党を決断するか。
ウソつき党首としては、支部・党員に真相を隠しておきたかった。しかし、5月15日〜7月末「月間」を命令するからには、4カ月間における大量減紙部数を「月間」目標大会現勢の回復・突破=+3%目標として指令するしかなかった。
2014年7月2日に党本部で開かれた「『躍進月間』目標総達成めざす全国決起集会」で山下芳生「躍進月間」推進本部長(書記局長)は要旨、次のように報告した。
「現在、党大会決議の読了は40%を超えたところです。「躍進月間」を提起した幹部会決議の討議・具体化支部は78・9%です。
6月の党勢拡大の結果は、1529人が入党を決意し、「しんぶん赤旗」読者は、日刊紙440人、日曜版2374人の増勢となりました。「月間」に入って党勢拡大で成果をあげた支部は、党員で8・6%、「しんぶん赤旗」読者で46・4%です。」
この7月2日データを逆算すると、どうなるか。「躍進月間」1カ月半でも、拒否党員数・拒否支部数が激増している。
(1)、決議読了拒否党員数−第26回大会6カ月後、30.5万人×60%≒20.1万人
(2)、党員拡大拒否支部数−2.0支部×91.4%≒18280支部
(3)、赤旗拡大拒否支部数−2.0支部×53.6%≒10720支部
山下芳生(書記局長)『党創立92周年・いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間』
反戦平和の党の存在意義かけ「月間」目標を総達成しよう/全国決起集会
3、拡大目標の荒唐無稽性と弱気性の混在→〔疑惑3つ〕
「月間」内拡大目標がどうもおかしい。荒唐無稽性と弱気性とが混在している。
志位報告「党大会後の情勢と党活動の到達点をふまえ、中央委員会幹部会として、5月15日から7月31日までを期限として、「党創立92周年・いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間」に取り組むことをよびかける。「躍進月間」の課題と目標は次のとおりとする。
(1)、党大会決定の「3文献」の全党員読了をめざしつつ、少なくとも党費納入党員を超える党員の読了をやり遂げる。
(3)、党員拡大を根幹にすえた党勢拡大を安定的前進の軌道にのせる。
党員拡大を党建設の根幹に位置づけ、「躍進月間」中に、すべての支部で新入党員を迎える。全党的には2万人を超える党員拡大をめざす。
読者拡大では、年内にいっせい地方選挙時現勢の回復・突破をはかることを展望して、「躍進月間」中に、大会現勢の回復・突破をはかる。そのために、すべての支部、地区、都道府県が、大会現勢比で3%以上の読者拡大の前進をやりとげる。」
〔小目次〕
疑惑1、読了目標−「全党員読了」でなく→「党費納入党員を超える党員の読了」
疑惑2、党員拡大目標−「月間」中に2万人を超える党員拡大=荒唐無稽性
疑惑3、読者拡大目標−大会現勢の回復・突破=3%以上拡大=弱気性
〔疑惑1〕、読了目標−「全党員読了」でなく→「少なくとも党費納入党員を超える党員の読了」
従来の党史上、幹部会決定や他決定において、「党費納入党員を超える党員」という文言など一度もなかった。しかも、党費納入党員数を隠蔽・沈黙している。2014年第26回大会党員数30.5万人とは、やはり党費納入拒否党員数を含めた支部・党員騙しのペテン数値だった。
党費納入党員数は、秘密報告のように、実質党員数21万5922人・党費納入率67.9%だったことを、志位は自白した。30.5万人−21.5922万人=8万9078人もの党費納入拒否党員数のさばを読んで、支部・党員を欺いた。ただし、実質党員数・党費納入率は、2012年8月時点の党員数31.8万人にたいする志位秘密報告数値である。それ以降、志位は、党費納入率を隠蔽している。
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
私(宮地)の名古屋中北地区・愛知県党専従13年半の実体験から見ても、いったん党費納入拒否党員になれば、党費納入党員に戻ることはほぼ100%なかった。私は数十人の党費納入拒否党員に直接会い、共産党への復帰を説得した。しかし、彼らは、それぞれの理由で一人も戻らなかった。志位は、いつまでウソつき・ペテン党首を続けるのか。
〔疑惑2〕、党員拡大目標−「月間」中に2万人を超える党員拡大=荒唐無稽性
第26回大会後の4カ月間、1848人の新入党員+減少党員数0.04%・1220人=差引3068人が死亡・離党という計算だった。
それを、死亡・離党を含めた差引で、7月末までの2カ月半で、「2万人を超える党員拡大」目標とは、荒唐無稽を越える「狂気の沙汰」である。
党員拡大の成績点検・追及システムはどうなるのか。当然、2カ月半、47都道府県委員会・315地区委員会は、書記局命令で、日報・週報体制に突入させられる。しかも、中間機関総会は開かれない。志位は、(1)幹部会決定→(2)中央委員会総会を開かず→(3)いきなり、47都道府県委員長会議招集で命令した。まどろっこしい総会を経ないで、都道府県委員長に直接指令した。
志位命令・総会省略システムに隷従し、47都道府県委員会・315地区委員会は、(4)中間機関総会を開かず→(5)いきなり、地区委員長会議招集で命令する→(6)地区委員長は全支部長会議で「党員2万人拡大」を指令する。→(7)47都道府県委員・315地区委員は、「もはや必要なく」→(8)「つんぼ桟敷」に棚上げされる。
この手口は、(1)国会審議を経ないで→(2)まず、「閣議決定」だけで突破しようとする安倍の民主主義破壊犯罪と同質である。
〔疑惑3〕、読者拡大目標−大会現勢の回復・突破=3%以上拡大=弱気性(表2〜4)
「月間」赤旗拡大目標が、「4カ月前の大会現勢の回復・突破」だけという決定は、かつて党史上出たことがない。あまりにも弱気である。志位は、1980年以降、34年間の大量連続減紙政党の悲惨な現実に目覚めたか。
資本主義世界最後の生き残りで、最期を迎えつつある「レーニン神話」政党=党内民主主義抑圧破壊・政治犯罪政党の末期的症状を食い止めるのには、(1)赤旗拡大よりも、(2)党員2万人拡大に重点移行したのか。
弱気性と荒唐無稽性という目標混在の謎を解くカギがあるのか。
(1)赤旗拡大の3年間経緯はどうなっているか=弱気性の原因
第1回、第1次「党勢拡大大運動」2011年7月4日〜12年9月−前代未聞の連続拡大運動期間15カ月間→結果HN4354大量減紙
第2回、第2次「党勢拡大大運動」2013年9月〜14年1月−10月〜12月党大会前〜1月=4カ月間の少量拡大は+15031
第3回、「第26回大会4カ月後」2014年1月〜5月15日−HNとも党大会比97.2%→HN減紙2.8%になった。
2014年1月第26回大会HN124.1万部×HN減紙2.8%≒4カ月間で、HN合計3万4748部減った。第26回大会前・少量拡大1万5031部は、党大会後の4カ月間で丸ごと吹っ飛んでしまった。党大会前4カ月間の少量拡大は+1万5031部−党大会後4カ月間で、HN合計3万4748部減≒差引1万9717部減紙
第4回、「月間」2014年5月15日〜7月末の差引増紙見込みはあるか。
「月間」の大義名分は、「(1)党創立92周年・(2)いっせい地方選挙勝利をめざす躍進月間」を掲げている。その名分は、実質1.5万支部・実質党費納入党員数21万5922人を、党大会後減紙3万4748部の回復・突破拡大に総決起させうるのか。
第1次「党勢拡大大運動」の大義名分は、(1)党創立90周年だった。支部・党員のどこも・誰も決起しなかった。そっぽを向いた。90周年とは、宮本・不破・志位による偽造歪曲党史だったからである。その前代未聞の連続拡大運動期間15カ月間→結果HN4354大量減紙に終わった。またぞろ、党創立90周年→92周年というHN4354大量減紙のスローガンを再度掲げるとは、志位が、まるで、学習能力に欠けているのか。
ソ連共産党支配下の反国民的隷従政党
ソ中両党支配下の反国民的隷従政党
『日本共産党90周年の根本的な逆説、第3期』1967年決裂〜70年代後半
隷従脱出の受動的な完全孤立政党→自主独立とウソ詭弁規定
『日本共産党90周年の根本的な逆説、第4期』70年代後半〜97年宮本脳梗塞
ユーロコミュニズム運動に急接近→逆旋回→再孤立
『日本共産党90周年の根本的な逆説、第5期』1998年〜現在
孤立恐怖から党独裁・党治国家4つとの関係復活政党
大義名分の2番目は、(2)いっせい地方選挙勝利である。「月間」は、2015年4月いっせい地方選挙の11カ月前時期である。その第2名分は、実質残存支部・実質党費納入党員を、党大会後減紙3万4748部の回復・突破拡大に総決起させうるのか。彼は、支部・党員が志位命令に隷従し、11カ月前時期からでも決起するはずと、錯覚・妄想しているのか。
しかし、さすがに、志位も、第1回第1次「党勢拡大大運動」=「党創立90周年・拡大大運動」→「90周年、90周年!」と、15カ月間絶叫し続けても→結果HN4354大量減紙に終わったという悲惨なトラウマ(心的障害)を忘れ去ることができない。
そこで、志位は、「躍進月間」2カ月半を絶叫し続けても、党大会後減紙3万4748部の回復・突破拡大に支部・党員騙しつつ、総決起をさせられないと絶望した。どうしたらいいのか。「月間」目標を「これ以上の大量減紙をしてくれるな」とのウソつき・ペテン党首の泣き言をアピールするわけにもいかない。→とりあえず、「減紙3万4748部の回復・突破」→「回復・突破」と、2カ月半唱えるしかなくなった。
「躍進月間」2カ月半を絶叫し続けても、もはや赤旗拡大は成功しない→「月間」目標の弱気性の原因は、ウソつき・ペテン党首志位の絶望にある。
(2)党員2万人拡大の荒唐無稽性の原因
赤旗拡大の虚偽申請には、機関紙代の請求→全額党中央上納システムが伴う。従来は、支部・地区・都道府県の分配比率を除いた残り金額を党中央に上納していた。志位は、それをまず全額を党中央に送金せよとの官僚的的中央集権制に改悪した。
以前、都道府県委員会の機関紙代滞納などは考えられなかった。ところが、「共産党・民青悪魔の辞典」は、2012年8月7日、次のデータを「都道府県委員長会議・こっそり危機的状況も秘密報告」としてブログに載せた。大運動と特別期間終了直後に行われた都道府県委員長会議。赤旗に載らない報告は以下の通り。
「志位和夫は、2012年8月3日、都道府県委員長会議→同日、幹部会を開き、「8・9月党勢拡大運動延長」を決定した。そして、全党に15カ月間連続拡大運動継続を指令した。
大運動と特別期間終了直後に行われた都道府県委員長会議。赤旗に載らない報告は以下の通り
(1)、機関誌滞納額は一月から七月累計で1.7億円。滞納ベストスリーは長野1800万、京都1200万、兵庫800万!もともとベストスリーは京都長野大阪だったが、兵庫の伸びが目立つ
(2)、一月から六月の党費納入口数前年比23200口の減
(3)、7月の党費納入率67.9パーセント(ここ重要w)
(4)、日刊紙未購読党員数33.7パーセント」
共産党・民青悪魔辞典『都道府県委員長会議・こっそり危機的状況も秘密報告』
消費税3%アップ後、共産党は、赤旗日刊紙3497円・日曜版823円に値上げした。虚偽申請部数や減紙申請部数を、即座に党中央に減紙申請しないで、地区委員会・都道府県委員会が1カ月間だけでも抱え込めば、どうなるか。月末には、党中央から直ちに全額上納請求・催促が来る。
1967年、名古屋中北地区・愛知県党における箕浦准中央委員の極端な一面的赤旗部数追求の党内犯罪は、「先進・北守山ブロック」だけで、175万円の機関誌滞納額を積み重ねた。名古屋中北地区は、その全額にたいし、(1)専従給与遅配・(2)党員からの多額の借金手口で、党中央に支払った。長野1800万、京都1200万、兵庫800万!のような対中央への機関誌滞納は当時ありえなかった。これら3府県委員会の対中央滞納は、志位と府県委員会との官僚的的中央集権制関係が崩壊した現象ではないのか。
志位は、考え、悩みに悩んだ。私(志位)の党内外評価はどうなっているのか。
(1)、彼の党内権威は、党勢拡大の面で地に落ちた。彼は、「赤旗拡大→赤旗拡大」と命令するだけで、大量減紙傾向をどの党大会においても止められていない。志位和夫とは、賽の河原の石積み運動命令を続ける能力しかない「ペテン党首」なのか。
(2)、党内外において、志位=「ウソつき党首」という評価が広まり、定着してきた。
(3)、第26回大会志位報告は、「情勢報告が長ったらしい。独善的で、我田引水の情勢分析など読む気がしない」と言われている。その証拠データが、志位報告読了が党大会4カ月経っても31.9%だけに終わった。この数値は、党大会報告読了党員数における前代未聞の最悪結果である。
志位の党員数虚偽報告30.5万人×読了拒否68.1%≒20万7705人もが、志位報告をもはや読まないという「ウソつき党首」政党の党内崩壊状況になっている。
私(志位)の党内外悪評を奇跡的にばん回させるのには、「2カ月半で党員2万人拡大成果」しかない。その手はあるか。
(思惑1)、たしかに、党史上、「2カ月半で党員2万人拡大成果」を挙げたことは一度もない。しかし、書記局からの厳格な日報・週報体制で、「党員拡大数」を点検・追及すれば可能になるのではないか。それには、(1)「入党申込書」提出数と、(2)「入党決意者」数を別々に報告させる。第25回大会以前は、「入党決意者」数なんかを赤旗公表したことがなかった。最近は、(1)(2)を混在させて公表している。
書記局が、47都道府県委員会にたいし、「入党決意者」数は一人もいないのかと詰問する。→都道府県委員長は、各地区委員長に叱咤する。中間機関委員長は、苦し紛れに、架空の「入党決意者」10数人と応答する。
「入党決意者」とは一体何者なのか。共産党議員への相談有権者、生活保護申請有権者にたいし、同時に「入党」を説得・強要する。その有権者が、共産党の利益誘導取引に負け、「それなら、入党を決意します」とだけ約束をする。赤旗拡大虚偽申請と違って、一銭のお金も掛からない。志位は、その数値に大喜びする。
(思惑2)、(2)「入党決意者」なら党費納入はまだ要らない。(1)「入党申込書記入者」でも、党費納入を後回しにすればよい。また、党費免除党員にする手もある。いずれにしても、「党員拡大数」日報・週報には、赤旗拡大赤旗日刊紙3497円・日曜版823円と違って、党中央への金額上納は伴わなくてよいと、秘密指令を出す。
ともかく、党中央財政における党費収入額の比率は3.1%に下がっている。しかも、毎年、激減中である。「党員2万人拡大成果」の党費収入額がなくてもかまわない。
(表2) 共産党政治資金2012年度収入分−党費3.1%
党費収入総額、機関紙誌書籍収入総額、繰越金、預貯金残高について、(1)総務省データと(2)共産党HPデータは同一金額である。ただ、共産党HPは年間党費納入者数を意図的に削除していて、総務省報告にしかない。
(表3) 共産党政治資金収入分17年間の総務省公表データ
繰越金・預貯金残高とも13年間連続激減データ
年 |
党費収入 |
機関紙誌書籍収入 |
収入合計 |
繰越金 |
預貯金残高 |
1995 |
13.4 |
277.9 |
311.0 |
69.4 |
52.9 |
96 |
14.3 |
270.4 |
304.0 |
69.2 |
59.1 |
98 |
13.7 |
272.6 |
308.5 |
83.0 |
68.0 |
99 |
13.6 |
256.0 |
302.3 |
86.0 |
71.2 |
2000 |
13.2 |
281.1 |
327.8 |
74.1 |
62.5 |
01 |
12.6 |
291.7 |
342.8 |
67.5 |
56.8 |
02 |
12.6 |
282.1 |
334.2 |
53.2 |
15.2 |
03 |
12.1 |
260.0 |
307.1 |
44.4 |
11.1 |
04 |
11.3 |
251.2 |
300.6 |
20.7 |
11.1 |
05 |
10.9 |
240.7 |
284.1 |
11.3 |
5.9 |
06 |
10.0 |
230.9 |
281.9 |
22.0 |
8.2 |
07 |
9.5 |
221.5 |
264.8 |
22.7 |
7.1 |
08 |
9.1 |
215.5 |
249.6 |
22.2 |
15.1 |
09 |
8.9 |
214.1 |
246.2 |
16.2 |
6.9 |
10 |
8.2 |
206.2 |
237.4 |
10.6 |
4.5 |
11 |
7.7 |
199.4 |
234.1 |
12.6 |
4.5 |
12 |
7.2 |
203.4 |
245.5 |
10.4 |
6.4 |
単位は億円。収入合計は、寄付・借入金などを含む
00年不破規約綱領路線・赤旗年度途中値上げ増収→01年赤旗年度当初から値上げ増収
繰越金とは、その年度から翌年への繰越金額・百万円以下切捨て―99年最高から連続激減
12年度機関紙誌の増加額は、12年赤旗日刊紙2900円→3400円への500円値上効果
預貯金残高増加額1.9億円は、「残高100万円超の借入金」6億1139万円との関連?
総務省日本共産党中央委員会(1/10)〔表紙、収支の総括表、収入(1)〕
日本共産党中央委員会(6/10)〔支出(1)〕党員数掲載13年11月30日
共産党『2012年政治資金収支報告』党員数隠蔽
共産党『日本共産党の財政−政治資金収支報告』95年〜09年度預貯金残高激減
(表4) 余命6年・2019年説の収入シミュレーション
03年〜12年の減収額・率→7年間後2019年の想定
年 |
党費収入 |
機関紙誌書籍収入 |
収入合計 |
党費増減・率 |
機関紙増減・率 |
2003 |
12.1 |
260.0 |
307.1 |
||
2012 |
7.2 |
203.4 |
245.5 |
−4.9億円・40.4% |
−56.6億円・21.7% |
年平均 |
|
|
|
−0.54億円 |
−6.2億円 |
2019 |
3.4 |
139.4 |
|
−3.78億円 |
−43.4億円 |
単位は億円。収入合計は、寄付・借入金などを含む
総務省の2013年度政治資金報告書公表は、14年11月末の予定
2019年度収入想定額は、2012年度×年平均減少額の7年分
資本主義世界で最後に生き残っているコミンテルン型共産党の余命
(思惑3)、この赤色配慮なら、「党員拡大数」「入党決意者数」日報・週報は、でたらめな虚偽数字報告だらけになる危険もある。しかし、私(志位)の党内外悪評を奇跡的にばん回させるという崇高な革命目的なら、手段を選ばない。この赤色原理は、レーニンがクーデター権力維持・強化目的のために打ち立てた政治犯罪鉄則である。
とにかく、「2カ月半で党員2万人拡大成果数値」こそが、肝心である。なんとしてでも「2万人だ! 2万人だ!」。スターリン時代に、この腐敗現象が蔓延した歴史的事実を知ってはいるが。
『党員50万人5カ年計画の空想性と犯罪性』党員数欺瞞とトゥフタ政党
志位の50万党員達成予定期日2005年11月は、当然ながらマイナス決算となった。目標数値・拡大比率を具体化・決定した47都道府県常任委員会、315地区常任委員会、政策と計画を立てた50%・12000支部LCは、志位・市田・不破らトップの総括放棄・隠蔽に倣って、沈黙し、頬かむりした。
(1)空想的欺瞞的目標・拡大比率の決定をしたこととともに、(2)マイナス結果に関する総括放棄・隠蔽により、(3)日本共産党の全機関とその幹部たちが質的に腐敗した。(4)それは、日本共産党全体をトゥフタ政党に変質させた。この用語とスターリン5カ年計画の犯罪性については、別ファイルに詳しく検証した。
トゥフタの意味と実態
その一部のみを簡単に書く。トゥフタとは、ソ連のラーゲリ用語である。ジャック・ロッシ『ラーゲリ強制収容所注解事典』(恵雅堂出版、1996年)から、一部引用する。トゥフタ=偽物、うそ、ごまかし、見せかけだけの仕事、公式の報告の中ではじめから嘘と承知の過大に見積もった指数。≪トゥフタ」という用語は1920年代半ば、ソロフキー監獄の刑事常習犯の使う言葉の中で初めて現れた。ここからトゥフタという言葉と制度はソ連邦の全ラーゲリに広がり、1930年代終わりには世界初の社会主義国の全土にわたるものとなる。
≪トゥフタ≫は≪TFT≫(重肉体労働の頭文字3字)に由来する。ソロフキー島の刑事常習犯はTFT(重肉体労働)のカテゴリーに入れられると、こう考えたのだろう:≪俺たちにTFTをやれっていうのかい? それならtefetaを見せてやろう!≫。後にトゥフタはこう解釈された:架空労働算出技術。トゥフタ隆盛の環境を生み出したのはレーニンである。トゥフタの誕生は論理的帰結にすぎなかった。生産の収益性と能率によってではなく、計画遂行の量的指標によって、指導職員の評価と報奨の原則があるからである(P.209)。
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〔関連ファイル〕
志位幹部会報告『躍進月間』2014年5月15日〜7月末
長期データなし→前回比党勢力5分野全面減退の黙殺
2014年1月現数のみ 新鮮味0 党改革方針皆無
志位報告『第26回党大会中央委員会報告』 『26回大会結語』