パイプ・スモーキングについて


ここはパイプ喫煙に関するお話のページです。



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update Feb.13.1999

私は喫煙者である。それも数少ないパイプ喫煙愛好者である。 「マイ・ミクスチャア965」が吸えないと何もできない。


なぜパイプか


なぜパイプを吸うか?美味いからです。大きめのパイプにたっぷりたばこを詰めて 火をつける。一時間弱ゆっくり紫煙を味わいます。生きていて良かった、と思います。  パイプは面倒くさい、という人もいます。当たり前です。ほんの少しの手間で大きな 楽しみが待っています。


パイプ喫煙との出会い


学生の頃、つき合っていた女性(今の女房ですが)からプレゼントされたのがきっかけだった。 70年代は結構若者の一部でパイプが流行っていたのだ。 始めたらやみつきになって、以後二十数年パイプ一筋。紙巻きたばこはごくたまに飲むときに 吸うくらい。紙巻きたばこは所詮代用品にすぎない。まあ、いちばんうまいたばこは 極上品の葉巻であるのは確かです。しかし一本数千円もする葉巻を毎日吸える身分では ない。うまいたばこを吸う現実的な手段はパイプたばこということになる。 パイプを始めた頃は手に入るパイプたばこすべて試してみた。アメリカのパイプたばこは 香料が強くてまずい、ヨーロッパものはまあまあ、イギリス・タイプはたばこ本来の味がする( 法律でたばこ以外香料などは使用できないらしい)。結局、愛用たばこは「ダンヒル・マイミクスチャア 965」に落ち着いた。もう他のたばこを吸う気にはならない。今は三日で50g缶を一つ空けるペース。

学生バンドマンをやってたころはいろいろなおもしろいバンドマンに出会ったが、パイプ関連では 板橋のキャバレーでアルトを吹いていたKさんを思い出す。お酒とパイプが大好きでポール・デスモンド みたいなきれいな音色のおじさんだった。パイプ好きが高じて喫煙具メーカーの顧問だか嘱託だかになって 新宿のサブナードで手作りパイプの実演指導をやったり、パイプのデザインをやったりしていた。 最後にあったときはバンドマンはやめて新宿西口の高層ビル地下の喫煙具店で店長(だったかな?)を していた。面白い人だったけど今は何しているのかなあ。


どうやって吸うか


パイプでたばこを吸うのに必要なものは、パイプ、たばこ、コンパニオン、 モール・クリーナー、火で、私が今持ち歩いているのはパイプ・ポーチにパイプ二本 (ダンヒルの三番・リバプール・サンドブラスト、ピーターソンのデラックス・システム)と コンパニオン(火皿でたばこを押さえたり灰を掻き出したりする道具)、モール・クリーナー (パイプ内部の掃除用)、シリコン・クロスを入れたものとたばこを買うとおまけにくれるビッグの 圧電式ライターとたばこ缶。あと持ち歩かないけれど、火皿につくカーボンを削るリーマーと 堅くたばこを詰めすぎたときにつっついたり細かいところの掃除にピック(私はゼムクリップを のばした物を愛用)を使います。それに灰皿もいるか。



好きなパイプ


 いろいろ試したけれど結局単純なまっすぐな形(ビリヤード・タイプというらしい)のパイプが 使いやすい。吸っている最中に詰まり気味になったり、水分(ジュースという)がじゅるじゅる いったときにマウスピース(吸い口)からモール・クリーナーを通してすっきりさせることが出来るからです。 (買ったときにステムにヤニ取り用とかいう金属チューブが入っていることがありますが、これは 取ってしまいます)
 曲がった形の物(ベント・タイプ)はピーターソンというアイルランドのメーカーの物を愛用しています。 ベント・タイプは使うたびにまめに掃除をしないとすぐ詰まる欠点があるのですが、ピーターソンのは ちょっとした工夫で詰まりにくくなっているので快適です。


愛用パイプ その1

ダンヒル六本。
左から4番(数字の大きいほど火皿が大きい)のローデシアン・ベント・サドル、ブリュイェール (赤)。3番のビリヤード、ブリュイェール。3番のブルドッグ、ブリュイェール。2番のブルドッグ・サドル、 ブリュイェール。4番のビリヤード、シェル(黒のサンドブラスト)。3番のリバプール、シェル。
いろいろなメーカーのパイプを試してみたけれど、毎日使うパイプはダンヒルに落ち着いた。 ダンヒルなんて今は「ブランド物」の印象が強くてイヤなんだけど、パイプに関してはとにかく 吸いやすい(のが多い)のでしかたない。全体のバランス、塗装やつくりの確かさ、吸い口の口当たり、手触りなど、私には ちょうどいい。しかし、定価はものすごく高いので「銀座菊水」の半額セールや 知り合いの海外旅行のおみやげにたのんだりして安く手に入れた(定価で買ったものは一つもない)。


愛用パイプ その2

ダンヒル三本。
奥から、5番のオーバル・ビリヤード、タン(茶色)。これは新婚旅行のときグァムで 買ったのだけれど、少し長くて重すぎるのでたまに使うだけ。6番のダブリン・サドル、ブラック・ブライアー。これは 火皿の底の肉厚が薄すぎて熱くなる失敗作。5番のビリヤード・サドル、ブリュイェール。初めに手に入れた ダンヒル。大学生の頃、父がイギリスに旅行したときに無理を言って買ってきてもらった。 ステムにひびが入ったので銀巻き修理。毎日使っているお気に入り。



愛用パイプ その3

ピーターソン4本。
ベント・タイプ(曲がった形)のパイプは銜え易いんだけれど、掃除しにくく、曲がったところが 詰まりやすいという欠点がある。その欠点を改良したのがピーターソンのパイプだ。
奥から、スタンダード・シェル。全天候型で冬は雪かきしながら、夏は砂浜で使用。 二番目はダンモア。最近使ってない。三番目は焼きメシャム。 手前は毎日使ってるデラックス・システム11S。


愛用パイプ その4

サンド・ブラスト四本。
奥の三本は今は出番がない。コモイのオーバル・リバプールとビリヤード。チャラタンのダブリン・サドル。 一番右は室内専用でよく使うサビネリ・ノンパーレル。


愛用パイプ その5

メァシャム(海泡石)・パイプ。
アンドレアス・バゥアーのベント・タイプ。結婚祝いにもらった。以後20数年 吸い続けているが色の変化はわずか。親子三代くらい吸い続けると全体が黄金色に なるらしい。これもステムにひびが入ったので銀巻き修理をした。琥珀もどきのマウスピース(吸い口)が きれい。


愛蔵パイプ その1

ベント・タイプ四本。
一番奥は初めてのパイプ。サビネリ・カデット。思い出すなあ。 二番目はピーターソン・スタンダードの小さいタイプ。三番目はチャラタンのタン・シェル。 手前はサビネリのフルベント・タイプ。それぞれ使っていた頃の想い出を秘めてお休み中。


愛蔵パイプ その2

スタンウェル三本。
 ホルベック、ミッケ、イヴァルソン、ユリエなど北欧のパイプ作家の作品にあこがれたけど、とても 本物には手が出ないので彼らのデザインを使って大量生産されたデンマークのメーカースタンウェル のパイプを買った。 すごく美しいデザイン。でも吸い心地はダンヒルにはかなわないので今は観賞用。


愛蔵パイプ その3

キャバラッシュ・パイプ。
 パイプをやるからには一度は吸ってみたいと思って買った。 アフリカ産の瓢箪と海泡石でできた、シャーロック・ホームズのパイプ。 挿し絵画家が描いて有名になったが実は小説には出てこないそうですが、物の本によると コナン・ドイル自身はこのキャバラッシュ・パイプを愛用していたそうな。 さすがに大きくて扱いにくく、鑑賞用になっています。


愛蔵パイプ その4

その他もろもろ四本。
左はクレイ・パイプ。ヨーロッパ・タイプのたばこをいっぱい詰めてばかばか吸うのに良いが クレイのにおいが残るのでいまいち。二番目、ブッショカンのビリヤード・サドル。二本目に 買ったパイプだ。ちいさいパイプは冒頭に書いたKさんのデザインで砧製作所から発売された ミニ・パイプ。Kさんからもらった。久しぶりに手に取ったら実にかわいくていいデザインだなあ。 また使ってみよう。一番右はピーターソンのビリヤード・シェル。ピーターソンはベント・タイプに かぎる。


愛蔵パイプ その5

自作パイプ四本。
昔手作りパイプが流行った頃、私もやりました。作るのは楽しいけれど、 吸い心地は・・・。マウスピースの材質が違うのだろうなあ。


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