数年前にグアムに旅行して驚いた。たばこがほとんど見あたらなかった!嗅ぎたばこと噛みたばこがわずかにあったくらい。(火をつけないたばこは興味ないので買わなかった)
25年前に新婚旅行で行ったときはパイプやパイプたばこ、葉巻などがスーパー・マーケットや免税店に山ほどあって何を買おうか迷って困ったのに。アメリカの禁煙運動は徹底してるなあ。
日本でも最近は喫煙者は肩身が狭い。マナーを守らない人は駄目だけど、ちょっとやり過ぎじゃないの?と感じることもある。
私の職場も急に来年度から全面禁煙ということになった。喫煙者には禁煙カウンセリングを紹介するという・・・
気を取り直して(笑)、僕のパイプの話題。
パイプ喫煙を初めて二十余年、ここ数年でマウスピースがすり減って壊れてしまった愛用パイプが数本ある。
マウスピース(吸い口)は歯で噛むのでどうしても消耗してしまう。ボウル(火皿)は問題ないのでマウスピースを取り替えればまだまだ使える(お金がないのでまだ直していない)。
写真左から、ピーターソン・スタンダード・システム・シェル、ダンヒル・ブルドッグ・ブリュィエール(これはマウスピースが折れた)、ダンヒル・ビリヤード・ブリュィエール、サビネリ・ノンパーレル。
友人の渡辺氏から事情あってダンヒルのウイークリー・セットがうちに来ました。
二十数年前香港で入手したものらしいです。大振り(4番5番6番)の7本セット。これは豪華です。
比較的小振りのローデシアンベント・タンシェル(4番)、アップル・シェル(5番)、リバプール・レッドバーク(5番)を愛用させてもらっています。
パイプ・スモーキングのページをつくってから、パイプの吸い方を教えて!というメールを時々もらいます。
私流のパイプの吸い方講座(笑)を書きますね。
1.用意するもの
・パイプ(初めてならまっすぐなタイプ:ビリヤード型を勧めます)
・パイプたばこ(紙巻きとは桁違いに種類によって味、香りが異なります。いろいろ試すといいです。初めはヨーロッパタイプが無難かも)
・タンパーとかコンパニオンなどと呼ばれる、火を付けてもりあがるたばこを押さえる道具。
・ライター、マッチなど
・掃除用モール・クリーナー
2.吸い方
・パイプにたばこを少しずつ、堅すぎず柔らかすぎず詰める。
・パイプをくわえて(歯でしっかり噛む)吸いながらたばこに火を付ける。たばこが盛りあがってくるのをタンパーで押さえる。もう一度火を付け、またタンパーで押さえる。これを何回か繰り返すと完全に火がついて安定します。
・紙巻きたばこと違って、吸うだけでなく普通に息をするようにパイプに息を入れるようにするのがコツ。思い切り肺まで吸い込んでもかまいませんが、普通はふかすだけで十分です。
・途中で火が消えたらまた付ければいいです。上手く燃えれば大振りのパイプなら1時間くらい吸っていられます。
3.掃除
・吸っている途中でグチュグチュ音がしたら、モールクリーナーを吸い口から差し込んで湿気を取ります(ビリヤード型の場合)
・吸い終わったらタンパーやコンパニオンを使って灰を出します。
・何回か吸ったらモールクリーナーで良くヤニを取ります。
・数十回吸うと火皿にカーボンが付いてたばこが少ししか入らなくなります。そうなったらリーマーでカーボンを削り落とします(ナイフを使う人もいますが専門の道具が無難です)
4.初めて使うとき
・カーボンを付けるのに蜂蜜だとかなんだとかいろいろ使う人もいますが、焦がさないように気を付ければ簡単です。
・初めの数回はたばこを半分程度しか詰めないで、ゆっくり丁寧に吸う。(カーボンが付くまではたばこの味がおいしくないです)
質問
1)吸うのを途中で止めて火を消すときはどうするのでしょう。
2)カーボンがついていないとパイプの内側が焦げるっていうことですか?
3)完全に火がつくっていうのは、どうやったらわかりますか?
4)なんとなく、パイプたばこも線香のように火をつけたら煙を出しながらゆっくりと燃えているというイメージなのですが。
5)おすすめのパイプ・煙草を購入できる店は?
私流の答え
パイプたばこと紙巻きたばこの一番の違いは
パイプたばこは
1)というわけで、吸わなければ消えます。
2)は、それと「カーボンがついてないとたばこ本来の味がしない」ということです。
カーボンがついてないと多少火皿の木が焦げるわけで、木を焦がした煙を吸ってもおいしくないです。
3)は、普通にふかしていて火が消えずに平均にたばこが燃えると言うことですが慣れればすぐわかるはずです。
4)前記のとおり、紙巻きや線香とは違い、ほっとくと火は消えます。もし消えないときは異常燃焼してパイプが焦げて使い物にならなくなる危険に直面しているはずです(まずありませんが)。
5)残念ながら東京の事情しか知りません。ネットで探すと詳しい人がいそうですね。
現在営業しているパイプの店は、銀座菊水と新宿加賀屋しか知りません。
パイプ喫煙は「案ずるより慣れろ」ということで、ぜひパイプ・スモーキングに挑戦してみて下さ
い。