brain_title.gif (13527 バイト)

 

真夜中の脳みそ

詩集「半熟卵」(Update:2001. 9.16.)

コラム「午前3時の天気予報」(Update:2004. 8.21.)

AIBO日記(Update:2003.11. 3.)

アルバム(Update:2003.1.31.)

「紺野」とは?(Update:2004. 8.21.)

Links(Update:2002.10.20.)

更新ログ(Update:2004. 8.21.)

Mail Me !


第45回 日記:VAIO-C1XE(目玉VAIO)奮戦/格闘記 其の二(見切り発車激闘編)


※文体を崩して表記しております。ご了承ください。

 さて、其の一から続き、実はここからが本番である。本番に入るまでが長かった。

 まずは既に購入していたUSB(Universal Serial Bus)機器を認識させねばならない。なにせVAIO-C1XEにはUSB以外に汎用機器を接続する手段がない。フロッピーディスクドライブ(付属)でさえUSB接続なのだ。しかも口は1個。CD-ROMドライブは内蔵していないし、付属もしていない。USBにはUSBハブ、という機材があってこれで複数の機材を同時接続できる(USB機器は本体の電源が入っている状態でも抜き差し可能。これは嬉しい)。このUSBハブをまずは本体のUSBソケットに挿し、FDDとマウスをつなぐ(操作性はキーボードに付属のスティックポイントよりマウスのほうが数段上だ)。画面を見るとUSBハブとFDDとマウス、一挙に認識した。よしよし、と思ったがつかの間。「USBハブの供給電力が足りません」というダイアログが表示される。供給電力の問題がないようUSBハブにはAC電源アダプタを付けていたはずだ。マウスドライバがFDとCD-ROM(内容は同じ)で供給されているためFDDとマウスを同時に接続する必要がある。おかしいなぁと思いつつケーブルを一旦全部抜いてデバイスマネージャからUSB接続機器が存在しないことを確認し、再度USBハブとFDDとマウスを接続。しかし結果は同じ。???と思ったが、力ずくで言うことをきかせようと思い、電力が足りないながらもデバイスを認識させ、その後マウスを抜いてFDDのみにしてドライバを読み込ませる。成功だ。しかし、Windowsを再起動しろという。仕方がない、再起動だ。

 そしてさらに設定作業続行だ。LANにつなぐため、USB-10baseT変換アダプタを取り付ける。相変わらず電力が足りないと言う。そこで私は考えた。ドライバFDの内容をハードディスクに一旦コピーしてFDDを抜き、そこ(HD)からインストールしようと。実行する。成功した。案の定ここでも再起動が必要だ。落胆する。

 しかし、よく考えてみる。これではUSBハブの意味がないではないか(私はそんな「ハズレ」を買ったのか?)。そこでUSBハブをよく見ると電源供給モードがPC側になっている(早く気付け)。これで供給電力が足りない、と言うメッセージにも納得がいく。確かにこれは私のミスだが、FDDは思ったより電気を食うらしい。電源モードをACアダプタに切り替える。今度は問題なく、USBハブ、FDD、マウス、10baseT変換アダプタ正常に認識する。

 よっしゃぁ、CD-ROMのマウントだぁ!C1XEには41万画素のデジタルカメラが内蔵されているが、私は既に持っている211万画素のデジカメを使いたい。そのデータをC1XEで取り込みたい。そのためにはCD-ROMから取り込みツールをインストールしなければならないが、既にご承知の通りC1XEにはCD-ROMドライブがない。よってネットワーク接続が必要なのである。デスクトップ上の「ネットワークコンピュータ」アイコンから「ネットワークドライブの割り当て」を選ぶ。しかし、ネットワークリソースが見つからない。おぉ、ネットワークサービスの設定をしていないではないか。ネットワークサービスの設定をする。案の定Windowsの再起動だ。何回すれば気が済むんだ、と思いながら再起動。

 CD-ROMドライブを接続しているメインマシンからちゃんとC1XEが認識されている。よしよし、と思いながらC1XEでマウント。さ、インストール、と思い、インストールを実行するとインストーラが動き、ガシガシとはじめるが突如「ネットワークリソースが見つかりません」という。さっきまで認識していたではないか。10baseTのハブからではメインマシンが生きていることは確認できる。そっちのケーブルの不具合ではない。が、C1XE側が電気的に切れている。ケーブルか?と思いながら一旦ケーブルを抜き、再度挿してみる。今度は接続が確認できる。???と思いながら再度マウントを試みる。できる。マウントしたCD-ROMのファイルも確認できる。インストーラを再起動。しかし、今度は起動すらできない。また「ネットワークリソースが見つかりません」だ。どうやらかなり接続が不安定らしい。これでは使い物にならん!USB-10baseT変換アダプタがハズレなのか?試しに一番電気を食っていそうなFDDを外してみる。今度は問題がない。当面LANを使うときはFDDを外すことにする(後日実はFDDを外しても接続が切れることが判明。このアダプタはハズレらしい)。

 さて、インストールができた。試しに手持ちの211万画素デジカメで1枚撮ってカメラからスマートメディアを抜き、スマートメディア-FDアダプタに挿してFDDに入れる(当然このときはUSDハブにFDDを挿す)。認識しない。おぉ、このスマートメディア-FDアダプタドライバを入れてないじゃないか。一旦FDDをUSBハブから抜き(もう既に面倒くさくなっている)、ネットワークCD-ROMからドライバを読み込み、さらにWindows再起動。既にこの再起動は怒りを通り越して諦め。起動後、FDDを挿し、どうだ!あれ?やっぱり認識しない。どれどれ、とスマートメディア-FDアダプタのマニュアルを見る。「USB接続のフロッピーディスクドライブには対応しておりません」。がーん。自分があさはかだった。この211万画素デジカメは諦めろということなのか!スマートメディア-FDアダプタドライバ、デジカメ画像取り込みツールを泣く泣くアンインストール。

 気を取り直し、メール環境だけは整えようと思い、メインマシンでも使っている電信八号をインストール。過去メールをコピー。またモデムにケーブルをつないで開通試験。つながらない。Webは問題ない。Internet Explorerがちゃんと動く。電信八号から自分でダイアルアップすることができないでいる。いろいろ設定をいじくってみるが、接続しようとするとサーバが見つからないと怒られる。ま、そのうちなんとかなるだろう、自分から接続しなくても別でダイアルアップ接続を確立しておけば問題ないだろうと思って放っておくことにした。

 既に格闘をはじめて4時間以上、うまくいかないときは頭を冷やすのが一番。バッテリーの充電も完璧(マニュアルには2時間で完了すると書いてある)。疲れたのでとりあえず終了しようと思い、Windowsを終了する。「Windowsを終了しています」の画面を確認しておもむろにバチバチとUSB機器を外した。ここで異常に気付く。「終了しています」の画面でハングアップしている(止まってる)。どうしたことか!とりあえずこの状態で10分待つ。まさかとは思いCtrl+Alt+Deleteキーを押す(通常これはWindows98の強制再起動を意味する)。まったくうんともすんとも言わない。ヤバい。電源キーを押して電源強制切断を試みる。なんとかこれは利いたようだ。とりあえず電源が切れた(これでダメならバッテリ抜いてAC電源アダプタ抜いて強制停止という最後の手段が残っていた)。深呼吸をし、気を落ち着かせ、電源キーを押す。とりあえずWindowsの起動が始まる。よかった!と思ったのもつかの間。いきなり青画面(Windowsのエラー画面の通称。内容はWindowsの不正な処理があった、というメッセージ)。青画面、しかも起動時では何もできない。何回再起動しても同じ。冷や汗が流れる。

 マニュアルを見る。「注意:Windowsの開始と終了の際にUSB機器を抜き差しするとWindowsが破損することがあります。この場合、復旧にはリカバリCD-ROMが必要です。」と堂々と書いてある。まさにその通りの事を私はした。そしてその通りになった。不肖私、パソコン歴20年弱。購入初日にマシンを壊す(初の事態)。不覚。もしかしたらHDDを傷つけたかもしれない。リカバリCD-ROMを使うためには当然本体に直接接続されたCD-ROMドライブが必要だ。しかし、ドライブがない。CD-ROMドライブはPCカード(旧称:PCMCIA)typeUが必要だ。しかもPCカードを認識させるためには通常はドライバが必要。ドライブをインストールするためにはOSが元気であることが必要。ちょっと待て。ということは今のままでは復旧できないではないか。冷や汗が増す。HDからWindowsが起動しないならFDでMS-DOSを起動してそこでドライバ組み込んでCD-ROMドライブを....しまった。FDDはUSB接続だ。さらに冷や汗が増す。

 マニュアルをさらに読み進む。「リカバリのしかた」。おぉ、私のようなバカ者のためにページがある!「専用CD-ROMドライブを接続し、リカバリCD-ROM Vol.1 of 3をセットし、電源を投入すると自動でリカバリが始まります」と書いてある。この記述を信じ、不安のまま一夜を明かす。

 1999年10月31日(日)。新宿の大手カメラ店でVAIO-C1専用CD-ROMドライブを買う。既に値切った意味がない。とんぼ帰りで自宅に戻り、祈りながら強制メディア排出ピンを使ってドライブの蓋を開ける(そうしろとマニュアルに書いてある。電気がないと蓋が開かないからだ。この専用CD-ROMドライブの電源は本体から供給される仕組みになっている)。リカバリCD-ROMをセットし、電源を入れる(当然原因を作ったUSB機器は一切接続しない)。なんと、さすが専用、勝手にCD-ROMを認識し、ブート(起動)する。こ、これはすごい。手品か、と正直思った。

 とりあえずバリバリとリカバリが始まる。待つこと1時間強。祈りながら再起動。またWindowsのプロダクトIDを入力する羽目となったが、この際それは些細なことだ。とにかく正常起動できれば良い。さらに祈る。正常起動を確認。神は私を見捨てなかった!(無神論者のくせに)

 疲れた。あまりにも疲れた。今度こそきちんと終了を確認した。きちんとマニュアルは読むべし、という教訓を得た(マニュアルなんて困ったときに見ればいいんだよ、という今までの意識を反省)。さて、この後どんな障害が待ち受けているのか.....

  • 商標表記は全て省略させていただきました。会社名、商品名、製品名等は一般に各社の登録商標、商標です。

(1999.11.13.)


PrevWB01343_.gif (599 バイト)   WB01345_.gif (616 バイト)Next