国際グランプリ陸上 大阪大会2003 5月10日 大阪市長居陸上競技場

プロローグ

 大阪GPを観るのは、今年で2回目です。去年は、吹田の万博競技場で開催されました。今年は例年通りなのかどうかわかりませんが、長居でした。わたしのアクセスからいえば、長居のほうが嬉しいのと、それから席がちゃんとイス席になっているので、その点もいいと思いました。
 というのも昨年の観戦に苦い経験があるからです。わたしは第1コーナーあたりで観るのが好きなので、そこに座ったのですが、まわりの高校生たちの観戦マナーが最悪で、とてもイヤな思いをしました。何がイヤだっていうと、今年も同じことがあったのですが、優勝した選手が小さな花束をもらいます。それを観客席に投げ入れるというパフォーマンスをします。花束が欲しいという気持ちはわかりますが、とにかく「花束くれー」ということに一生懸命になるのです。去年なんか、女子の5000の競技中にフィールド競技の選手の花束獲得に一生懸命になって、観戦どころではないこと。それから通路や前に立って、後ろの人の視界を妨げることもしばしばでした。その度に、係員が注意するのですが、イタチごっこでした。
 そんなことがあってので、今年はB席をやめてA席にしました。観戦にきている高校生というのは、午前中に行われるジュニア競技に出場した選手で、中高生の陸上部員ということになります。彼らはタダの入場者なので、つまりB席なので、A席だとゆっくり観戦できるだろうと思ったのですが、AとBの境目はロープ1本。去年ほどではないけど、またガキどもに観戦を邪魔されるということも少しありました。アイツらの観戦態度は、ほうんとうに最悪です。わたしが知っている兵庫県の運動部系高校生といえば、みんな気持ちがいいくらい礼儀正しいのに、そういう子たちとは、根本的に違うように思います。08年には、大阪で世界陸上がありますが、大阪でやってはいかん、と思いました。大阪でやるなら、陸上の指導者たちはココロ入れ替えて生徒の指導にあたってほしいと思いました。
 もっとも、陸上の指導者云々以前の問題で、その場にいるのは自分たち高校生だけではない、自分たちは公共の場にいるんだというごく当たり前の認識をもってくれたらそれでいいんですけどね。

 うちから長居までは京阪と地下鉄。1時間半もあれば行けるだろうと思っていたら、地下鉄が天王寺止まりだったりして、長居についたのは、すでに競技が始まっている13時15分でした。でも長居へは競技場へ行く道も、練習会でたまに走られせてもらっているところで、通いなれた道です。
 プログラム1000円を買って、スタジアムの中へ。S席がメインスタンドで、その横へずーっと歩いていって席の確保。といってももう競技が始まっているので、観戦中の人の邪魔にならないように席を確保しました。

フィールド競技

 わたしが席に座ったときには、すでに棒高跳び、走幅跳び(女子)、ハンマー投げ(女子)が始まっていました。どの種目も至近ではなかったので、遠くから観る程度ですが、棒高跳びに注目していました。日本人選手の安田さん、澤野さんは、世界陸上の参加標準記録に挑戦したけれども、クリアできませんでした。でも、たしか安田さんは自己記録と同じ高さををクリアされたはずです。
 棒高跳びは、メインスタンドの反対側で行われます。近くでみたら全然、迫力が違うし、跳躍前に選手がイメージトレーニングというか集中力を高めるというか、そういう様子が見れてそれもまたいいものなんで、また機会があれば、そういうレポートも書いてみたいと思います。
 そうそう、澤野大地さんは2年前の日本選手権のときから注目選手です。今春、社会人になられました。
 
 メインスタンド下で行われている走り幅跳びは、やはりメインスタンドのすぐそばということもあって(つまり人がそれなりに埋まっている)、ときどき観客の拍手(というのか跳ぶ前に選手が手を頭の上でたたいて会場(自分?)を盛り上げる)が起こります。わたしはこの拍手、あんまり好きではないのです。でも、世界陸上の中継なんかみていると、結構、当たり前のようにやっているので、ちゃんとやればいいもんなんでしょうね。
 走り幅跳びは、日本選手では花岡麻帆さんと池田久美子さん。花岡さんは三段跳びと走り幅跳びで、池田久美子さんは、走り幅跳びと100Hの選手です。こういう組み合わせをみていると、選手の適正って何なのかなと思います。そういえば、カールルイスは、走り幅跳びでも金メダルでした。

 女子のハンマー投げは、ほとんど見れませんでした。ごめんなさい。
 3つの種目を同時にするもので、とくに棒高跳びを遠目にみていたもので。

 フィールドでは、さらに女子の砲丸投げ、ハイジャンプ(国際大会のため、全部、英語の表記をされます。ハイジャンプならわたしでもわかりますが、「ロングジャンプ」と言われると「???」になってしまいます。ちなみにロングジャンプというのは、走幅跳びです)が行われていました。
 高跳びは、第3,4コーナーのところなので、わたしが観戦しているところからはほとんど様子を窺うことすらできませんでした。
 砲丸投げは、投げる前の動作も地味で、飛ぶのも日本記録では17メートル程度ということで、投擲競技のなかでも地味さは一番。この前、日本記録を更新した森千夏さんが出てられるのに、あまりパッとした感じがしないのは、気の毒としか言いようがありません。

 さて、ようやくトラック競技も始まりました。
 女子、男子の100×4リレーです。
 女子はたしか43秒を出して、世界陸上への出場を狙っているんだったかなぁ。うーん、ちゃんと覚えてなくてすみません。
 それから男子は急遽、USAチームが編成されたそうです。世界記録保持者のモンゴメリーさんが、100の前に1本走ることを熱望して、そうなったそうです。
 そうして見ると、末つぐさんも朝原さんも、というか全員、そういう位置付けでみたらいいのかなぁ。よくわからないですけど、リレーが2本行われました。
 リレーだけでなくて、400Mもそうなんですが、レーンを走るので、見た目の順番なのは、最後のホームストレートだけなんで、誰(どのチーム)が速いっていうのがわたしにはわからないんですよね。この位置にいるこのチームが先行、というのがわかればもっと面白いんでしょうけど、そういうことを知らずに見ていると、「わからーん」状態なのです。もっと勉強しなければ。

 次は女子1500M.。
 ここからは、もう少し詳しく書けるかもしれないので、ページを変えます。

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