第82回 関東学生陸上競技対抗選手権大会

 一度観戦に行きたいと思っていた大会が、思わぬことから実現してしまいました。
 いろいろと書きたいことはあるのですが、取り急ぎ、書けるものの観戦記をアップします。
 どの観戦記も同じなんですが、順番など、わたしの目視したものですから間違いがあるかもしれません。そのへんは大らかにみていただけたらと思います。正確に書くためにいろいろと努力はしているつもりなんですけどね。

2部 1万メートル  「大八木さんの檄はすごかった」

待ち時間に整理したので、いちはやくアップです。
大東の村田くん、佐々木くん、村井くんを中心にみたのですが、後半の村井くんの動きをメモしきれていません。その点のご了解ください。

 先頭は平成国際大の外国人2人。(ジェンガとキレギなんですが、わたしはゴール付近にいて各チームがラップを伝えているを聞いていると、ジェンガはスティーブンと呼ばれていました。キレギがチャールズだったかどうかは、覚えていないんですけど。どう書くのがいいのかわからないですけど、とりあえずジェンガ、キレギと書きます。)
 ジェンガくん、キレギくんの2人の次に駒大の内田くん。村田くんは7番目くらいでした。最初の
1千は3分3秒。4周目くらいに村田くんが内田くんのうしろにきて4番目、佐々木くんは7番目、村井くんは9番目と、Dのユニホームが先頭集団で幅をきかせていました。ジェンガくん、キレギくんがより先行するのかもという雰囲気もありましがた。それを察されてかどうかわかりませんが、
 
   
大八木さん「うちだぁー つけぇー」

 と、ずっしりと一言。こう言われたら、遅れるわけにいかないよなと(わたしは思った)。
 先頭集団は同じで、ジェンガくん、キレギくん、内田くん、村田くん、東京農大の横峯くん、それから拓大の選手。
2千は5分52秒(2分49秒)。2キロを過ぎたところで、内田くんが前に出るような感じでしたが、でもでませんでした。拓大の選手が後ろへいって、村田くんは同じく4番目。村井くん9番目、佐々木くん10番目ですが、佐々木くんが前をうかがうような感じでした。
 
3千は8分44秒(2分55秒)、4千は11分43秒(2分59秒)。10周目くらいで佐々木くんが村田くんにならびました。ここでキレギくんが下がり、村田くん、佐々木くんが7〜8番目に下がるというふうに大きく集団のなかで動きがありました。第1集団は15人と少し後れて3人。そのあとまた3人もついて18人となったりしました。
 
5千は14分37秒(2分56秒)。先頭からジェンガくん、内田くん、横峯くん、神大の下里くん。佐々木くんが6番目。村田くんは集団のなかのうしろのほうに下がりました。佐々木くんが積極的に前に出ようとしていました。先頭集団は18人。
 
6千は17分28秒(2分51秒)。ジェンガくん、内田くん、横峯くん、下里くん、中学大の中東くん、佐々木くん、キレギくん、村田くんの順。そのあと村田くんが少し下がり、中央学院大のユニホームが前のほうで目立っていました。(中学大ってほんとに強いですよね。名前が名前だけに気になって仕方ないです。それにユニホームが目立ちすぎ。よくわかっていいんですけど。大東大はインカレ用のユニホームなんでしょうか、わかりにくかったです。白にグリーンの文字というユニホームは他校にもあって、集団のなかに入ったら、目視が追いつきませんでした。また、ナンバーカードの番号も認識しにくくて、わたしは普段、番号を記録しながらレース経過をメモしていますが、今回は1万に限らずまったくそれができませんでした。って、ちょっと言い訳。)
 
7千は20分34秒(3分5秒)、8千は23分33秒(2分59秒)。先頭からジェンガくん、内田くん、キレギくん、横峯くん、佐々木くん。8千手前で内田くんが前へ出て、ジェンガくん、キレギくんが先頭集団から姿を消してしまいます。なんか突然だったので、あれ?と思いました。キレギくんは途中下がったところもありましたが、ジェンガくんはきつそうにも見えなかったので、あれ、あれ、あれ、でした。
 内田くんが先頭で、次に横峯くん、下里くん。佐々木くんも前に出ようとしきりに前を窺っている様子でした。残り4周のところで先頭は内田くん、下里くん、中東くん、佐々木くんの4人になりました。その後ろに1人、さらにうしろに4人という展開で、村井くん、村田くんは後ろの4人あたりのところにいたように思います。そして、そこで再び大八木さんの一言。

 
大八木さん「うしろもいっぱい、いっぱいやぞー」

 今、冷静に考えてみると、「なんで後ろの選手がきついって決めつけるの?」と思えるのですが、そのときわたしは「内田くんの後ろが必死でついてきてるから、きつそう」と思ってしまいました。これぞ大八木マジックなんでしょうか。
 
9千は26分24秒(2分51秒)。先頭から内田くん、下里くん、佐々木くん、中東くん。その後ろが7人と2人。残り3周のところで下里くんが前にでて内田くん。前の2人が出て、3位の佐々木くんよりほんの少し前にいきます。残り2周でも下里くん、内田くんの2人。そして佐々木くん。村田くん、村井くんは9番目か10番目あたりで、3番目の佐々木くんの後ろの集団のなかにいたのだと思います。
 下里くん、内田くんの順で残り1周になりました。そこで大八木さんが内田くんへ檄。

  
大八木さん「うちだぁー、つけぇー、あけるなー、いけー」(というような言葉だったと記憶してます)

 この一言が横にいるわたしにさえ、一番ひびきました。これは内田くん、いくなと直感的に思いました。
 2コーナーをまわってしばらくしたら、ほんとうに内田くんがでて、第3コーナーのあたりで先頭に立って、そのままスパートしたままゴールでした。下里くんは、最後に抜かれてしまいましたが、快心のレースだったようで、神大応援団のほうに力強くガッツポーズしていました。前の2人がゴールしたあと、佐々木くんがゴールして3位。そのうしろは全然、みれてなかったのですが、村井くん6位、村田くん8位なんで、うしろの様子ももっとみればよかったんですけど、わたしの目が全然、追いつかなくて申し訳ありません。
 結果はいろいろなところにでていますが、陸マガ記録室のをコピーさせてもらいました。

★★★★ 10000m ◎◎◎◎ 決 勝 (16日)
1)  29.05.15  内田 直将 (駒 大 4愛知)
2)  29.07.36  下里 和義 (神奈川大 4神奈)
3)  29.08.50  佐々木 誠 (大東大 3宮城)
4)  29.13.11  中東 亨介 (中央学大 3千葉)
5)  29.13.30  蔭山 浩司 (中央学大 2兵庫)
6)  29.13.33  村井 健太 (大東大 4北海)
7)  29.15.93  S・ジェンガ(平成国大 2埼玉)
8)  29.17.63  村田 義広 (大東大 4埼玉)
9)  29.17.93  C・キレギ (平成国大 2埼玉)
10) 29.19.57  佐藤 慎悟 (駒 大 2栃木)
11) 29.23.39  彦久保文章 (専 大 2神奈)
12) 29.26.19  加藤健一朗 (拓 大 3島根)
13) 29.27.30  平 敏治 (帝京大 3佐賀)
14) 29.34.73  横峯 英実 (東農大 3鹿児)
15) 29.35.99  山内 貴司 (東農大 4山口)
16) 29.45.30  河南 耕二 (中央学大 4兵庫)
17) 29.46.91  秦 玲 (国学院大 4群馬)
18) 30.03.05  藤原 新 (拓 大 4長崎)
19) 30.09.86  小池 健太 (亜 大 4東京)
20) 30.18.91  上村 智祐 (拓 大 3熊本)
21) 30.26.46  山岡 雅義 (国学院大 4神奈)
22) 30.42.40  山口 勝也 (国学院大 3香川)
23) 30.50.06  清水 大輔 (神奈川大 3東京)
24) 31.09.09  高橋 昌義 (創価大 3宮城)
25) 31.16.00  太田 智章 (青学大 3兵庫)
26) 31.25.77  永田 景介 (関東学院大 4静岡)

花子のノート(top)
関カレ2(1部1500)
関カレ3(2部1500)
関カレ4(1部3000SC予選)
関カレ5(1部1万)