電話&Fax: 06-6222-2010
住所:〒541-0048 大阪市中央区瓦町3-2-15
12:00〜15:30(L.O.13:00)、18:30〜23:00(L.O.20:00) 定休日:日曜日
2015年2月
過去の記録: 2014年7月、2014年3月、2013年8月、 2013年5月、2012年3月、2011年6月、2010年5月
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この回の点数評価は<9、4、5=18点>
フランス人パティシエが加わり、鬼に金棒のフランス料理店
食べたもの
アミューズ◎スナック4品(カモミールとパースニップのサンド、ビーツとそのクリーム、パプリカと生ハムのラヴィオリ、レーズンペーストとクルミパウダー)
前菜1◎あなごのベニエ うるいとトマトとマッシュルーム モリーユのソース
前菜2◎フォアグラテリーヌのにんじん巻、ハイビスカス、リースリングソース
魚料理◎ひらめ セロリとマッシュルームのせ 菜の花のピュレ レフォールとマスカルポーネのクリーム
メイン◎地鶏 キャベツとニラーのソース
アヴァンデセール◎パンデピス、ルタバガ(かぶ)のクリーム パッションフルーツ
デザート◎モンブラン カシスアイスと栗のクリーム
歴史が詰まっているだけでなく、おいしい。ほぼ間違いなくおいしい。新しい料理は、珍奇となり、オリジナルではあるけれどハテナなものとなりやすい。ラシームの料理は多皿構成にもかかわらず、どの皿も90点前後で、なかには100点料理も含まれる。時々不調の時もあるけれど、それでも80点以上をキープする。ちなみに今回はアナゴとデザートが抜群で、フォアグラがそれに続く。
ランチでは4〜6種類の1口でつまめるアミューズから始まり、前菜はサラダ系とフォアグラの2種類。そしてメイン、デザートそれぞれ二品からなるコース構成となっている。つまり毎回10種類以上の料理が出されるが、アミューズをのぞいて同じ料理を出されたことがない。その発想の豊かさには驚嘆する。逆にいえばスペシャリテがないともいえるが、フォアグラのムースが名物的存在で、毎回季節の野菜や果物と組合わされた、滑らかで芳醇な一皿をいただくことができる。
ワインは種類こそ多くないが、各価格帯ごとに主要産地のものがボトル6000円(シャンパーニュは9000円)くらいから揃えられている。グラスワインは赤白それぞれ5種類前後用意され、ワインペアリングもある(約6000円〜12000円)。小売価格の2.5〜3倍という適切な値づけ。頼みやすいと思う。
総合的に考えると、パリでも1つ星以上を十分にとれるレストラン。
会計は二人で12030円。内訳はコース(5300円×2)+ミネラル水(860円)+サーヴィス料(570円)。ちなみにミネラル水はイギリスのヒルドン。