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春になって新芽が出てきたサンショウ(実生苗)。 |
サンショウは雌雄異株ですので、実ができる雌株であれば実生が簡単です。
秋に実(完熟したもの)を採ってすぐに播いておけば、翌年の春先に発芽してきます。
播いた場所は、乾いてしまわないように時々灌水します。置き場所は外で大丈夫です。
実ができない雄株は、挿し木で増やします。梅雨時分に枝を10cmほどに切って
挿し穂とします。挿し床の土は、赤玉土、バーミキュライト、川砂など肥料分の少ない
きれいなものを用います。挿し穂は斜めにスパッと切って、余分な葉は取り除き2枚
ほどにします。挿し床の土はあらかじめ灌水しておき、箸などで穴をあけて挿していきます。
挿し終わったら、また灌水し、日陰に置いておき、乾かないように時々水をやります。
いつも湿っているようでしたら、灌水は控えて、葉に霧吹きで水をかけ、湿度を上げる
ようにします。要するに根がありませんので、水が不足してしおれないように管理すれば
よいわけです。
サンショウの挿し木は、中程度の難しさですので、園芸店で発根剤を買ってきて挿し穂に
塗布された方がよいかもしれません。1か月も経てば根が出てきます。新芽が動き出したら、
鉢上げします。その後、活着してから肥料を与えます。挿し木中は不要です。
なお、サンショウの質問は他にもありますので、参考にしてください。
NO.190
NO.289
NO.299
NO.443
また、挿し木の図が、下記の質問に載っていますので、ご覧下さい。
NO.37
NO.199