真空管アンプのコーナー


パソコン用CDROMドライブを応用したCDトランスポート
とDACの制作
Feb.13.2003 update

古いATAPIのCD-ROMドライブを利用したCDトランスポートとDACを制作しましたので紹介します。

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Mcintosh MX110 チューナ・プリアンプの紹介May.18 2002 update

製作の記事ではありませんが,最近、以前からほしかったマッキントッシュの真空管式FMチューナを入手しましたので、その使用した感想などをリポートしました。

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マランツタイプ イコライザーアンプJun.04 2001 update

このアンプは、前述の6CA7シングルアンプと一緒に使うプリアンプとして製作しました。このアンプも子供たちがお世話になっています美術教室の先生とそのご主人からの依頼で、「先日のパワーアンプで、LPレコードを聞きたい」という要望にお応えするために製作したプリアンプ(イコライザー部のみ)です。

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6CA7(EL34)シングルステレオパワーアンプMay.14 2001 update

このアンプは、久しぶりに人から依頼されて製作しました。子供たちがお世話になっています美術教室の先生とそのご主人からの依頼です。拙作のホームページをご覧になり、真空管アンプに興味をもたれました。
予算¥5万で製作したアンプです。ここでは、このアンプの製作始終を紹介したいと思います

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ユニバーサル・シングルステレオパワーアンプ

手持ちの真空管を簡単に差し替えて楽しめるアンプとして製作しました。3極管はそのままで、4、5極管は3極管接続としてシングル動作のパワーアンプです。プレート電圧、コントールグリッド電圧、ヒータ(フィラメント)電圧は、任意に設定できるようになっています。カソード抵抗も100オーム、500オーム、1500オームの3選択が可能になっています。初段は6SN7のSRPP、インターステージがML−6のトランス結合で、終段につながります。
なんといってもこのアンプのユニークなところは、終段管のソケットが、簡単取り替えられるようになっていることです。手持ちの真空管のほとんどが使えるように7ピンMTからコンパクトロンまでソケットパネルを準備しました。

ユニバーサルアンプの外観

ソケットパネルをはずしたところ

PX25Aを取り付けた

ソケットパネル群

シャーシ裏

回路図


WE205D(WE205F)シングルステレオパワーアンプ

WE205Dシングルステレオアンプです。 左の写真は、テニスボール球を搭載しています。前段はWE102Dでドライブしたシンプルな構成です。
WE102D,WE205D共、真空管の原理どおりの平行平板のプレート構造の球です。一度こういうシンプル構造の球でかつシンプルな回路構成で鳴らしてみたいと思い製作しました。整流管にも古典管でそろえるべく80のナス管をさしています。
右側の写真は、ST管構成での場合です(WE102F−WE205F)。整流管は、ST管の80をさしています。
出力は、片チャネル2Wです。このアンプでALTEC 409−8Dを鳴らしていますが、小ワットでも申し分ない音量でなってくれます。
シャックのサブシステムとしてほとんど毎日働いています。

ALTEC 409−8DをFostex BK−25A(エンクロージャキット 25リットル)

おもに女性JAZZボーカル(Jeanie BrysonやDiana Krall)を聞いていますが、いつまで聞いていても飽きの来ないアンプに仕上がりました。回路図ならびに特性図を添付しておきます。

回路図 特性図(工事中)


6BX7プッシュプル ステレオパワーアンプ

このアンプはひょんなきっかけで製作しました。上の娘が、「友達がミニコンポを買ってもらったので自分もほしい。」と言い出しました。「じゃ一度電気店に見に行こう。」ということで出かけたのですが、ちょっといいものは、8万円位はしておりました。2万円程度で安いのもあったのですが、娘は耳が肥えている(私が使っているシステムの音を、彼女もいつも耳にしている?)せいか、安物には納得してくれませんでした。
そこで、「では、お父さんが、いい音がするコンポをひとつ作ってやろう。」ということで、結局、高級ミニコンポは買わずに帰ってきました。
ここに、紹介するのがそんなきっかけで製作したアンプです。(実は安く済ませただけかも知れません!?)。
アンプは、手持ちの部品を集めて製作しました。ただ真空管アンプなので、やけどをしないようにボンネット付きのケースだけは買ってきました。CDプレーヤとスピーカは、近所の「H*RD OFF」というジャンク店で、程度のよさそうなものを2千円で買ってきました。早速動作試験をして、スピーカはOK。CDプレーヤは、音が出るのですが、ハムがひどく出ていました。電源系かなとあたりをつけて、早速オシロで信号をあたると、+12Vラインにかなりのリップルが乗っていました。
電解コンデンサの容量抜けか、整流回路の不良か、ということで順番に部品をチェックしていき、単にコンデンサの容量抜けが原因と判明。きちんと部品を交換して、ハムは消え去りました。埃を取って、接点部をクリーニングして新品同様に戻りました。
この有り合わせのミニコンポですが、娘も音に満足しているようで、ブラビ(ブラック・ビスケッツ)やSMAPのCDを聞いております。
結局、数万円の出費が、5千円強の出費で済みました。
肝心のアンプの説明ですが、ジャンク点で買ってきたスピーカの能率が88dB/Wとかなり低いので、最初からシングルアンプはあきらめました。オーソドックスなところで6BQ5ppにしようかとも考えましたが、手持ちに6BX7があったのと、双3極管なのでプッシュプルがコンパクトに組める点から採用しました。前段は、6DJ8による、1段+PK分割としました。多少ゲイン不足が懸念されましたが、CDプレーヤの出力(2V)でスイングできればOKとあまり気にせずに作りました。

有り合わせのコンポ(スピーカとCDプレーヤはジャンク)

回路図 特性(工事中)


その他のアンプ

UX245シングルステレオパワーアンプ

売却済み


PX25シングルステレオパワーアンプ


WE300Bシングルステレオパワーアンプ


VT25A(10Y)プッシュプル ステレオパワーアンプ


46プッシュプル ステレオパワーアンプ

売却済み


自作測定器

(1)ミリバル

オーディオ測定には、絶対必要なミリバルです。随分昔に作った作った物ですが今でも現役で働いています。
オールトランジスタ式です。

(2)オーディオ周波数発信器と歪率測定器

これもオーディオ測定にはなくてはならないものです。発信器は、NF回路ブロック製の低歪率発振モジュールを用いています。歪率測定部は、100Hz、1KHz、10KHzの3周波数での、THD(全高調波歪み)が測定できます。基本周波数を除去するノッチ式ですのでやむを得ないところです。第2高調波歪、第3高調波歪が測定できると良いのですが。最近はパソコンでFFTが簡単に実現できるのでそちらに任せた方が良いと感じています。

(3)真空管テスター

プレート電圧、スクリーングリッド電圧、コントロールグリッド電圧、ヒータ(フィラメント)電圧が任意に設定でき、任意の動作点でのGmが直読できます。もちろん各電極の電圧、電流もメータで読めるようになっています。これらの信号は、外部のADコンバータに接続できるようになっておりパソコンでAD変換ボードでデジタル化して読み込めるようにしています。従って各電極の電圧、電流の微少変化から、真空管の3定数(μ、rp、Gm)を演算で求められるようになっています(ソフトは簡単なBASICで組んでいます)。手持ちの真空管はこのテスタで全て測定しています。アンプを自作するときには、使いたい球の動作点付近の特性を求めるのに使っています。7ピンMT管、9ピンMT管、UX、UY、UZ、UT、UF、US、12ピンコンパクトロンに対応しています。各ピンへの信号アサインは、バナナプラグでできます(昔の電話交換機みたいです)。

回路図(工事中)


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