"From Long and Winding Road?" - Kameji on WWW


児玉ハルの知恵袋

ここはつれづれなるままに記す日記らしきものです。

news引っかかってたこと-2002-9/23-

民主党の代表が選挙によって鳩山氏に決まったらしい。

いや、そのニュースはどうでも良いのだが、鳩山さんの顔をニュースで見るたびに, 感じていた違和感があった。なんというか、小骨が喉に引っかかっているような違和感。どうでも良いことなのだが、この感覚誰かに同意を求めたい、そんな小さなひとりぼっちのあいつ。今日はその違和感の正体を突き止めるべくネットを検索してみた。

その結果、見つかったのがウルトラマンタロウのムルロアのページ(リンクフリーじゃないらしいのでリンクはしてません。検索してちょ)。写真は小さいのだが、妻は「なんとなく分かる」と言ってくれた。このページを不幸にして見てしまった皆さんも、そんな小さな違和感を大事にしてもらいたい。いや、大事にしたからといってあなたの人生に何らかのプラスがあるとは思っちゃいませんが。ではでは。

コミケ準備-2002-8/7-

ええと、そろそろ情報をアップしないとまずいと思いますので、とりあえず近況を兼ねて報告をば。(だれも見てないんじゃないかって気もしますが)

とりあえず、ハム太郎関係での既存いただき済み原稿をまとめてオフセで出します。なぜか自分の原稿はありません。内容がかなり高学年寄り(笑)なので、ちょっとどきどき。仕事が忙しくて入稿日も手が離せず、妻に印刷屋に原稿持っていってもらったのは内緒です。「恥ずかしかったんだからあ」とは妻の弁。もちろんその後食事をおごって機嫌をとりましたが。あ、これを作者さんに知られたらちょっとまずいかも。ま、いいか。←深く考えない性格。

で、とりあえず何も自分の原稿がないのも何なんで、薄いけどコピー誌を作ろうと思ってます。なぜかヒカルの碁ネタ。金が取れるかは不明です。というか全ヒカ碁ファンを敵に回しそうな内容なんで、無料あるいはそれに近い価格でゲリラ的に配布しちゃおうと思っています。

さあ、本番まであと1日ちょい!がんばれワシ!。

妻はアニメより面白い!-2002-7/28-

結婚という環境変化は生来の私の怠けぐせに拍車を掛けたようで、夏コミ準備しなくてはならない時期だというのに、一向に原稿が進みません。それどころかずっとこのページの更新すらサボっている状態が続いているありさま(笑)。

私はどっちかというと、のりで原稿を進めるタイプなのです。こう言ってしまうと反感を買うのでしょうが、結婚してからと言うもの、アニメより妻との生活という現実のほうが面白くて、アニメにはまっている暇がないというのが本音だったりするんですね。そりゃ七人のナナは面白いですよ。良く出来ていると思います。丁寧に作られているし、3人組なんて大好きですし、後半の展開には涙しました。ただ、現実の生活、妻の生活パターンは下手なアニメなんかよりずっと意外性があり、ドラマチックだったり、きちんと落ちがついていたりするんで、すごく楽しいです。

冷静に第三者から見たらやっぱりのろけているんでしょうね。けど自分の興味がこんなに他人に向かうこともここしばらくなかったことです。いい人にめぐり会えたなあ。ありがとう神様。

けどエネルギー充填120%は止めたほうがいいと思うぞ。

警察のご厄介-2002-3/29-

新潟から車(91年もの鈴木ナナアルト)を持ってきました。 引越しを機会に、近所で安く駐車場を借りて機動力をアップしようという腹です。

それがですね、お役所の手続きがまた大変だったのでちょっと聞いてくださいよ奥さん。

やっぱりこういうことは一日仕事になるだろうと予測し、まず会社を一日休みました。警察署へ免許の住所変更、そして引き続き車庫証明へ突入。ところが用紙に記入して提出しようとしたところ、窓口のお姉さん(笑)いわく、「軽自動車は場所が違うの」とのこと。

で、引越したばかりで道も良くわからないのですが、なんとかロードマップでルートを探索して着いたところは会社の隣(笑)。 そこはまるでおとぎの国のお城みたいな外観の素敵な真新しい建物でした。やっぱり血税で作ってるのかしら。権力者ってこうやって権勢を誇示しないとだめよね。閑話休題。

そこではあちこちの窓口をたらい回しにされて、書類書いてはんこをもらい、じゃあプレートの付け替えねってことでまず自分の車からナンバープレートをはずしました。関係ないけど軽自動車ってプレートのねじに封印がないのね。自分でやってみるまで気づかなかったけど。
そして別の窓口に行き、さっきはんこをもらった書類を提出。そこの窓口のおっちゃんはそれを見るなり「あ、所有者違うんではんこがないと変更はできないよ」とのたまった。はぁ?

旧車検証を良く見ると、使用者と所有者の二つの欄があり、使用者は確かに私なんですが、所有者欄には、この自動車を購入した店の名が入っているんですよ。所有者が私でないので、住所変更等の手続きにはその店の同意がいるという話なのでした。

そうか、私が買ったのは、いわゆる東日本最大の規模と宣伝しまくる近くの中古車屋からでした。10年前のことだからすっかり忘れていましたが、ニコニコ現金払いしたにも関わらず、こいつはまだあの中古車屋さんのものだったなんて、なんか裏切られた気分です。例えて言えば結婚したつもりでいたけど実は彼女は別の人と結婚してたとか、そういう感じ。

まあそんな感じで、負け犬気分でとぼとぼとナンバープレートを着けなおしてその日は帰りました。全く一日が無駄になったぜ。

昨日はそのリベンジでした。年度末でちょっとでも年休を消化したいと言うのもありまして、なんとか会社を休み、今度は細心の注意を払って書類記入し、結果は?…見事上手く行きました。この日のために書類はすでに実家に送って、自動車会社のはんこを記入してもらい送り返してもらっていたんですね。おかげで今回は滞りなく終わったのですが、やっぱりこういう警察関連の施設はどこまでも無愛想ですね。いえ、無愛想どころか、まるで「人を見たら泥棒と思え」ってなまなざしにさえ見えてきます。今回も待ち合わせているときに、別の人を呼ぶときに「○○さん再交付!」とだけ言い放ってたり、「○○さんおりますか?」って思いっきり敬語間違ってたり、「…だからさあ、」とか言ってたり。いい歳したおっさん連中なんですが、もう基本的な社会常識からなってません。とどめは壁の張り紙「職権打刻のお知らせ」。まず私のような素人には「職権ってなに?打刻って???」ってな感じですが、その説明が「軽自動車の職権打刻は管轄の○○県陸運支局又は○○自動車検査登録事務所で行うこととなります」としか書いてなくて、連絡先の地図も電話番号もなにも書いてないんですね。一体誰に向けた告知なんでしょう?

先日区役所による用事が合ったんですが、そこの対応がまるで天国に思えるほどのうすら寒い施設でした。まさに仏作って魂入れずって感じ。どっぺん。

人と個性-2002-3/5-

新潟で生まれ育った。

外の世界を知らなかった私は、四方を田んぼに囲まれた小学校に毎日通いつづけた。小学校なんて大抵そんなものだろうが、田舎の小学生はもっと不幸だ。なにせ、道草なんて本当に草を食うくらいしかない。登下校の際に、寄り道する本屋や駄菓子屋さえないのだ。ただ景色だけはすばらしかった。毎日、退校時間になりましたという放送を聞きながら、学校から帰る一本道の左側には、雄大な角田山(といっても標高は低い)に沈む夕日が俺を見守っていた。

冬の新潟は、全くの雪に覆われた。根雪という言葉を知っているだろうか?冬になると雪で地面が覆われ、春になるまで地肌を見ることがないという意味だ。見渡す限りの田んぼは一面雪に覆われ、うなる吹雪と垂れ込める灰色の雲が広がる冬。雪が積もる前に父兄によって道路の目印に立てられた竹ざおを頼りに地吹雪の中を小学生は学校へ通いつづけた。

それだけに春の訪れは田舎の小学生にとって、何よりの楽しみだった。地上の汚れをすっかり隠してくれる雪の白さもよいが、やはり暖かい日の日差しの方がずっと嬉しいものだ。ぐちゃぐちゃのぬかるみでさえ、来るべき春への前奏曲に思えた。

今はそんなに雪が積もらないらしい。「らしい」というのは、私がここしばらく新潟を離れているからだ。ただ確かに私が小学生のときに毎年お目にかかっていた根雪は、だんだん目に付かなくなって行った。中学生の頃から「暖冬」なる言葉がニュースに頻繁に聞かれるようになり、根雪なんてのは完全に思い出の中の一ページになってしまった。

…たまにはこんな風に感傷に浸ったっていいだろう?

藪歯医者-2002-1/23-

先日歯医者の友達と、横浜でデンタルショーを見にに行ってきました。その数日後、仕事中に飴をなめてたら、奥歯の古い詰め物がぽろっと取れてしまいました。

急遽職場の近くで歯医者を探したのですが、とにかく空いてるところでいいやと思って探したら、駅前のぼろいビルに古めかしい歯医者が入ってて、とりあえず入ってみたところ、すぐ診察できるということで診てもらいました。

ところがこの医者、どうもあまり上手じゃないのが素人にも感じられまして、ちょっといやな体験をしてしまう羽目になりました。

まず、医者と看護婦のチームワークが悪い!。看護婦が用意した器具に先生が「ちがう」と言ってたり(これって結構不安になりませんか?)、虫歯部分を削る前に麻酔をしたのですが、なんと手先が狂って下唇をちくっとやりやがったり。医者は何ともなかったように軽く「ごめん」と言うだけ。そりゃあんたは痛くないだろうがなあ(怒)。 歯の型を取るのも一回失敗するし(これは私がちょっと動いたのがまずかったのか?けどその日は鼻が詰まっていて、仰向けな姿勢で喉の奥にはつばがたまってくるし、生理的なものもあったと思います。こういうのって医者はわからないのかなあ?)。

ようやく昨日、詰め物が出来たので詰めてもらったのですが、はみ出たセメント部分をなかなか取り除けなくて大変な思いをしました。セメントを金属の板のようなものでこそげ落すのですが、これが歯の隙間に入らないらしくて、思いきり力ずくで入れようとするので、板の端が唇や歯茎に当たって痛いわ、あごはずっと大きくあけっぱなして疲れるわ、10分くらい格闘してたと思いますが、こちらは何せまな板の鯉状態。30分や一時間にも感じられたのは言うまでもありません。

はああ、2度と来るかあんな歯医者!プンプン。

Guitar Spirit-2002-1/14-

行ってきました。念願の来日公演。お台場メディアージュ内の、Tribute to Love Generationという、ちょっと聞いただけでは何かのアルバムのタイトルと聞き間違えるような会場で行われた、大英帝国の誇るギタリスト、Steve Hackettのコンサートです。

いやもう、このギタリストは、私KAMEJIの尊敬するアーティストの一人でして、以前は96年の来日公演を見たことがあるのですが、そのときは一緒に来ていたメンバーにばかりスポットライトが当たったような気がして(偏見?)、ちょっとSteve単体としてはあまり実力を日本の観客に見せ付けられなかったのですが、今回は違います。来日メンバーを見たのですが、弟のジョンハケット(フルート)とキーボードの三人のみ。こりゃもう念願のアコースティックLiveというメンバーじゃないですか。嫌がおうにも期待は高まりますね。

期待にたがわずコンサートはすごいものでした。ちょっと奮発してテーブル席ボックスを取ったので、ゆったりと聞きほれることが出来て、その上音響もいいし、最高に浸りきりました。相変わらずのSteveのギターを通して表現する果てしなき音楽世界に会場が染まってしまいました。彼の音楽世界というのは、表現しにくいのですが、なんというか、初期GENESIS時代の窮鼠猫を噛む攻撃性と、ソロ以降の冬に雪が積もって冷え込んだ朝の肌を刺す空気の感覚、どこまでも透明な純粋で綺麗な世界と感じているのですが、そういった音楽の世界を余すところ無く表現できるテクニックは、歳を取っても衰えること無く、むしろ表現の世界をどんどん拡大していっているという稀有なアーティストなのです。

また彼のテクニックはクラシックをベースにしていたりするので幅が広く、飽きさせることはありません。弟のフルートのジョンハケットとの息もぴったり。あっという間の2時間半でした。

と言うわけで、コンサートレポートを一つ描いてみました。あくまで冗談ですので誤解なさらぬ様に

涙が勇気に変わるとき-2002-1/5-

今年は幸先のいいニュースから始めることが出来ます。なんと、水色時代のDVDが発売されると言うのです。冬コミでやぶうち先生のサークルがペーパーを配っていたそうですから、ほぼまちがいない事実なのでしょう。

ああ水色時代、私は原作を知らずにアニメから入ったのですが、これほどのた打ち回るアニメも(あずきちゃんの他には)ありませんでした。木曜日、会社から帰ってきてビデオを再生するのですが、再生途中で耐えきれずに停止ボタンを何度押下したことか。とにかくそれほど精神的に「来る」ので、一気に見れないアニメでした。なに?あんたの脳味噌が中学生並だからだろうって?ふん、そのとーりかもね(開き直り)。

とにかく、主人公達の感情がストレートに見ているものに突き刺さってくるのです。中学生当時のクラスでの人間関係図のあらゆるサンプルが凝縮されていると言ってもいいでしょう。

そんな名作なのに、今まで映像ソフトが一切出まわっていなかったのです。あれほど多くの作品が放映直後あるいは放映中にソフト発売されるアニメ業界において、不思議ですが事実なのです。いままでこの作品のファンはさまざまな活動を行いましたが、資本主義の厚い壁「採算」にはなかなか風穴をあけられませんでした。どんな経緯があったかは知りませんが、ファンなら、食費を削ってでも買わねばなりません。ああ、3月が待ち遠しい!

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