行政が看過・黙認する農村環境の荒廃(1):
違法な行政行為の波及効果
2005.06.24
古明地 光久
農地法に関する行政の見解は、まさに、行政による犯罪の証であり、恒常的に行われている農地法がらみの違法行為の温床としても機能している。
今回の事件を通じ、農地や農村環境を荒廃させてきた責任は、行政側にあることが明確に確認できた。山梨の行政による 独善的な法解釈は、違法行為者たちを勇気づけ、便宜を与え、違法行為を継続させ、農村を見るも無残な姿に変貌させてきた。
以下に示す画像は、山梨市牧丘町の狭い範囲内での荒廃した農村風景である。これらの風景には、複数の重大な法律違反が含まれる。しかし、山梨県の行政は、これらに対して、「法律違反である!」と、決め付けることができないのである。何故ならば、今回の事件が示す如く、行政自身が法律を犯し、指導を行う資格を、自ら放棄してしまったからである。
さて、山梨県のような超封建的・閉鎖的「巻き添え社会」においては、行政という権威?を笠にきて、県民を愚弄・圧迫・服従・沈黙させることができるかも知れない。確かにそのとおりである。たとえば、不法投棄が身の回りに起きたとしても、決して通報することはしない。村八分になってしまうからである。また、行政はと言えば、住民よりももっと始末が悪い。何故ならば、行政は、超封建的・閉鎖的「巻き添え社会」の頂点に位置するからである。このように、「住民は何もできない、また行政は住民のためには何もしない」という社会においては、以下の画像に示す農村環境が出現する。
住民も駄目、行政も駄目。では、司法に頼るしか方法は無い。
しかし、もう一つの手段として、インターネットという絶大な影響力を持つメディアがあることに気がついた。
その空間には、農村環境の荒廃を憂い、豊かな自然環境の保全を願い、そして地球環境の大切さに想いをいたす大勢の方々が棲んでいる。そして、何よりも、自分の意思を大切に思い、自分の意思で行動し、自分の意思で人生に挑戦する、勇気ある方々が無限といってよいほどに存在する。
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2005年4月8日
撤去された(2006年4月現在) |
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2005年6月20日
撤去された(2006年4月現在) |
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2005年4月15日 |
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2005年4月15日 |
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2005年4月15日 |
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2005年4月15日 |
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2005年4月15日 |
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2005年6月24日
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殺菌剤・ボルドー液(硫酸銅と生石灰の混合物)の渓流への垂れ流し:強い殺菌作用を示す硫酸銅には、次の障害が指摘されている。化学物質安全性(ハザード)評価シートより抜粋:
(1) ヒトにおいて、眼、皮膚、呼吸器に対して強い刺激性がみられ、慢性影響として鼻中隔潰瘍、貧血、肺、肝臓への影響が報告されている。
(2)
実験動物で肝臓、腎臓、骨髄及び脾臓の造血細胞への影響がみられている。 (3)
変異原性・遺伝毒性は in vitro(試験管内培養) in vivo (生体内)とも陽性である。
(4)
銅は胎盤を通過することが知られており、本物質は実験動物で奇形を誘発する。
(5) 水圏環境生物に対する急性毒性及び慢性毒性は非常に強い。
(6) 化学物質管理促進法の第一種指定化学物質(銅水溶性塩のこと)に指定されており、排出量の管理が必要である。 |
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行政は農地法違反を幇助し環境破壊を推進する:違法な行政行為の根拠
行政は県民を愚弄・抑圧・服従・沈黙させる
身近な危険:農地法の形骸化が招く農地が凶器
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